千早茜のレビュー一覧
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美しい短編集。得も言われぬ世界観の短い話たち。
記憶の奥底に大切にしていた美しい情景が、それぞれの世界を形作っている。
安部公房や村田沙耶香、小山田浩子、多和田葉子など、ディストピア小説は、特に海外で高い評価を得ることが多いが、この作家も今後注目されるんじゃないか。Posted by ブクログ -
初読みの作家さん。ずっと気になっていたけれどやっと手を出すことだ出来てよかった~!タイトルの通り洋服に関わる人々が服だけでなく心の傷みとも向き合っていくお話だった。読みやすく、かといってつまらなくない。言葉選びも繊細で五感で読んでいるかのような感覚だった。レースの手触り、金木犀の香りやドレスの鮮やか...続きを読むPosted by ブクログ
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献身愛とは違うがどうしようもなく必要で必要とされるような相手がいて最後は幸せになれてよかった。
身体より心の繋がりでそれを超える繋がりなんて
ある人の方が少ない。二人は不幸せに生きながら別の意味で幸せなのかも。Posted by ブクログ -
たったひと夏の間でも、一生記憶に残ることもある。
人生の中で少しでも多く記憶を残したいなら、ただ流されるままに生きていくのではなくて、多少辛くても自分の意志だけで選択することも必要なんだと思う。
写真に残したいと思うくらいの時間を
そういう時間を過ごせる方を選択して生きていきたいと思った。Posted by ブクログ -
女ってなんなんだろう。
考えさせられる作品だった。
もっとドロドロしてるのかと思ってたけど女って美しい、そんな女としての人生を楽しんで美しく生きていきたいなって思った。
最後の解説で色々なところで交わってるところがあると分かったのでいつかまた読み直したい。Posted by ブクログ -
全さんが本当にそばに居たら私も好きになっていたかも。自分を隠す事なく全てを曝け出しても温かい眼差しで受け止めてくれる。そんな大人周りにいる?いるとしたら父親くらい。Posted by ブクログ