千早茜のレビュー一覧

  • グリフィスの傷

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    その人の身体にある傷って確かにその人の人生のストーリーがあるよなって。
    良いストーリーか悪いストーリーかは分からないけども。
    この世のすべてのって物語があるのですが、これが一番背筋が凍りつきました。

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    2025年12月21日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    十七世紀から現代までの西洋の服を
    一万点以上収集している服飾美術館が舞台。
    洋服補修師という職業があることを
    この本で初めて知った。
    クローゼットのような空間に保管されている
    傷んだ服たちを、補修士と呼ばれる人達が
    当時の姿に戻すために働いている。
    千早さんの洋服たちの表現がとても美しく、
    服飾の専門学校に少しの間通った事がある
    自分としては、出てくる服たちが魅力的すぎて
    読んでいるだけでワクワクしてしまった。
    好きを極めた、プロフェッショナルな人達が
    羨ましい。
    服飾美術館で補修師として働いている
    男性恐怖症のトラウマを抱えている纏子(まきこ)、
    女性服が好きというだけで好奇な目で見られ、傷

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    2025年12月20日
  • 眠れない夜のために

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    深い夜と夢を想わせる、美しい装丁に一目ぼれ。 寝る前に一話ずつ読み進めるのにちょうどいい、夜をテーマにした短編集。

    人気イラストレーター・西淑さんの挿絵がひっそりと美しく、物語の奥へと誘ってくれる。

    なんなら、読まなくてもいい。 ただ寝る前にページを開くだけで、心がほどけていく。 ずっと枕元に置いておきたい一冊。

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    2025年12月17日
  • わるい食べもの

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    牛乳やコーヒーが苦手
    甘いモノ大好き

    ひたすら暴食し、B級グルメにひた走る

    欲望のままに食べまくる姿は
    圧倒的で笑いさえ出てくる

    気楽に読めるエッセー集

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    2025年12月16日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日常の何気ない瞬間や物の表現があたたかく、感触や視覚としてふわっと感じるのが凄く良かったです。展開はあまりにも出来すぎているように感じましたが、纏子の前の向き方がとても彼女らしく力強かったのが心に残りました。最後の千早先生と筒井さんの対談も素晴らしく、時間との向き合い方についてのお話が好きです。

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    2025年12月16日
  • 夜に啼く鳥は

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    千早茜さんの物語はいつも愛の話で、描かれている話の空気や匂いを感じるような気がするから好きです。
    今回も美しさとやるせなさが混在する愛の話でした。「かみさま」が1番好きでした!

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    2025年12月15日
  • あとかた

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    現代の男女の心のぽっかりあいた穴をこれほど切なく、痛々しく、綺麗な言葉に書かれているなんて。
    結婚って何なんだろう、何が遺るんだろう、ああ、夫婦が同じ形に収まろうとすれば無理が生じる。でも何かを求めてしまって。その矛盾したような感情を男の目線、女の目線で描かれていてヒシヒシと皮膚を刺しました。
    だからみんな他で穴埋めをしようとするのか、とか。
    人って結局何を抱えてるかなんて他人には分からないし、もし結婚前にこれを読んでいたら踏みとどまったかもしれないです。

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    2025年12月13日
  • さんかく

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    登場する二人の女性、どちらの気持ちにも強く共感した。

    年下の男性からの関心で、どこか満たされない部分を埋めようとする30代後半の”自営業”デザイナー。彼が求めているものは理解しているのに、そのために自分を変えることはできない20代後半の大学院生。

    恋愛しているときの感情って、複雑で、モヤモヤしていて、ある意味いちばん人間らしいと思う。だからこそ、私は恋愛を少し怖いと感じてしまうのかもしれない。

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    2025年12月13日
  • 眠れない夜のために

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    夜にぴったりの物語。

    真っ暗な寒い夜、あたたかい飲み物を片手にゆっくり読みました。

    第九夜が一番のお気に入りです。
    こんなふうにそばにいてくれる人がいたらいいな、と涙がほろりとこぼれました。

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    2025年12月11日
  • 正しい女たち

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    基盤となる【温室の友情】から細い糸で
    繋がれた短編集だった。

    それぞれの作品がとても違う読み応えで
    面白いが、繋がりが見えた後には
    また少し様子が違って読めそう。
    一度再読したら違う視点が発見出来そう。

    個人的には【幸福な離婚】が好きだった。
    死を目の前にした人には大抵の人は
    優しく仏のように接する。
    ここで描かれる離婚は生の消滅と
    近しい感覚なのだろう。

    離婚という決定的な終わりを目の前に
    したから過ごせた時間なのだろう。

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    2025年12月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    恋人へ素直になれない2人の物語。
    大輔のもやもやした感情のところが言語化されているのを見ると,中学時代に親に反抗していた時の自分を思い出した。
    もうぶっきらぼうになったら歯止めが効かないみたいな。どうしようもなく続いてしまう、ふてぶてしさとか不器用さを、あの頃は言語化できなかった。ただただ、世界と自分を憎んでいた日。
    恋愛の話ではあるけど、登場人物の心情を細かく、丁寧に捉えた見応えある文章でした。
    ストーリーというよりかは、言葉に注目して読むべき。

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    2025年12月10日
  • さんかく

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    表紙から想像していた内容と違って、良い意味で裏切られた!
    美味しい食べ物はたくさん出てくるけど、悲しい優しい話ではなく、変で複雑な関係の話だった。
    伊東くん、ひどい男だと思う。年上の一人暮らしのちょっと神経質な女性に近づいて、他意なくご飯食べたいとか言って、家に転がり込んで…。せめて彼女がいることは説明しろよ。彼女にも女性と同居するって言えよ。
    しかも同居してる間も、食べてばかりでほとんど貢献してない。思わせぶりな、わけわからん男。
    もういっそ、高村さんと華さんが付き合えばいいのにとすら思った。

    バインセオ食べに行きたい!

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    2025年12月08日
  • わるい食べもの

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    読んでるだけでおなかいっぱい!笑
    『わるたべ』最新刊から読んでしまったが、そこで『大人になった』と書かれていたようにこの当時の千早さんの食いしん坊さがすさまじい。
    おもしろいなぁ。夢中になって読んでしまい、そして無性に甘いものが欲しくなった午前1時。

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    2025年12月07日
  • 雷と走る

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    好きだ。
    この本、好きだ。
    犬が好きだからか…読みやすい文読書だからか、感情が入り込みやすくて、私は異国にいたよ

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    2025年12月06日
  • 男ともだち

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    私もハセオ欲しいぃぃいぃ\( ˆoˆ )/
    ほんの少しのアクシデントで男女の仲になりそうな2人、どうなっちゃうのーーって気になりながらドギマギしながらあっという間読み終わった。
    恋人になってしまったらいつか終わりがくるけど、友達なら終わりを考えることなくずっとその絆が続く。なによりも大事な存在ってお互いに思いあってる2人の絆羨ましい。

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    2025年12月04日
  • 眠れない夜のために

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    誰にとっても平等にやってくる夜が苦しみなのか、前を向くために必要な時間なのかは人それぞれだな〜と

    一夜のクッキー缶、君の声が聴きたい四夜のあめ、涙が出てくる程美しい九夜の寝息が好きです

    私は眠れない夜は、私に寄り添ってくれる本を読む!

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    2025年11月30日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    直木賞と書いていたので気になりながらも手が出づらかったです。読んだらスラスラ読めて面白い話でした。短編集でいろんな視点で恋愛を見れて、お菓子の描写も丁寧でよかった!

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    2025年11月18日
  • 眠れない夜のために

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    夜の読書タイム、静かなピアノの曲やあたたかなお茶と一緒に読むのにピッタリでした。
    "第九夜 寝息"が好き。
    夜の底の黄金、なんて素敵な表現なんだ。
    眠れない夜、隣にいる君を起こさないように、まんじりともせず睡魔の訪いを待ったこと。救急車の音で目が覚めて寝返りをうったら、向かい合わせになった君はサイレンも構わず熟睡していたこと。
    そんなことを思い出したりしますね。

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    2025年11月16日
  • なみまの わるい食べもの

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    わるたべシリーズを読むのはなんとこれが初めて。色んなタイミングもあって最新から読んでしまったけれど楽しめた。
    スイカの咀嚼音が『しょむしょむ』なの好き。
    丁寧にかつ貪欲にたべものを追い求める姿がカッコいい。なんだか少し高級な美味しいものが食べたくなる

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    2025年11月16日