千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりの千早さん
ちょっと暗めの本をぽけーと読みたい時、
仄暗さと、人の欲と、寂しさと、
少しずつ出てくる人が繋がっていく短編集
でもいつの間にその世界にのめり込みながら読み終わった。
「うろこ」の松本と松本の友達啓介がよかったな。
少しずつ欲を抑える人
どこかでそれを晴らす人
抑えて悲しみを抱える人
自分に正直に欲求を満たして生きることなど現実にはなかなかできないから時々千早さんの本を読んで、脳をシャッフルさせたくなるのだろうか。
人が求めるものとはなんなのだろう
肉体的なつながりなのか、気持ちなのか、カタチある何かなのか、
残るとは何か
あとかた 「あったというしるし」 -
Posted by ブクログ
二十代半ばの小川朔と、「瑞雲堂」という老舗(京都では江戸創業は老舗ではないらしいが)のお香屋さんの話。なんとシリーズ最終作とのこと。連作短編ではなく長編で、ミステリ要素があり面白かった。
香道では薫りは「聞く」と表現するようだが、本作においては薫りを「読む」ことができた。描写が巧みだと薫りって読めるんだ。
人が特定の、誰かの、薫りを求めるときの気持ちに潜んでいるのは、なぜかやはり愛情ではなく執着なのだと思う。
ところでこれを書いている本日情報解禁された7月期開始ドラマの主演が寺西拓人で、タイトルが『ラストノート』でした。
——タイトルの「ラストノート」とは、時間ごとに変化していく香水の、最 -
Posted by ブクログ
千早さんの文章は濃厚な匂いが立ち込める
感覚を言葉にするのは凄い技術だなと改めて思う
島で隔離された空間も、
いつの時代なのかわからない(温暖化?!)設定も合わさって、神話のようでもあり、夜のスノードームのようなグロさもあった。妖しく甘い温度。
最後のシーン
死を感じて生を形どるように、
深海へ行きスケキヨを待たないといけない夜があるという事だと解釈し、心を重くした。
余韻が残る。
ところで私は蓮沼推し!
悲しき役所だけど、熱っぽさが見える人だからこそ無機質さが際立ち怖い。頭撫でるのがメロいです。ハナちゃんのことはわかるし、らしいけど許さないからな -
Posted by ブクログ
恋愛がしたいから、という理由で夫に離婚をきり出された40歳の女性の話
主人公は自分のことについて考えて迷って答えのようなものを探してる
人生も恋愛も「こーかな、あーかな」と考えて、答えらしきものを自分で見つける、もしくは気づいていくしかないのだなと思った
相手から何を望まれているのか
相手に何を望むのか、
そして私は何をどうするのかと考えると、
はっきりさせるのは難しい
特に生活がからんでいくと
人との繋がりやありかたに正解がないから
「私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない」と
言い切れる主人公は良い経験を積んで熟成してるように見えた