千早茜のレビュー一覧

  • 西洋菓子店プティ・フール

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     前から気になっていた作品。

     もっと堅苦しいパティシエのお話かと思っていましたが、意外と読みやすく、適度に先の気になる内容でサクサク読めました。

     皆さんの感想にもあるように、甘いお菓子を一緒に食べたくなる、この季節にぴったりな作品だと思いました。

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    2025年10月02日
  • グリフィスの傷

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    傷跡にまつわる短編集。
    傷はほぼ確実に身体的な痛みを伴うし、傷跡はそれを忘れさせてくれない。
    登場人物たちは、日々の暮らしの中で傷跡にいつまでも翻弄されたり、逆に希望に気づかされたり、その様子がとてもリアルで生々しかった。

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    2025年09月30日
  • 男ともだち

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    3作目の千早 茜作品。突然ですが、男女の間に友情は存在するのだろうか⁉️本書は、千早 茜という作家によって一つの回答が導き出された作品だと思いました❗️

    解説の村山 由佳さんの解説にあるように、登場人物は見事な屑ばかりで、決して共感できる人は一人もいませんでしたが、それぞれの心情はとてもリアルに感じて、結構楽しく読むことができました❗️

    この作品の評価を左右するのは、ハセオという主人公の神名 葵の大学時代からの男ともだちの存在です。もしも自分が神名の彼氏の立場だったなら、ハセオの存在は不倫相手の真司よりもちょっと許せなく妬んでしまうかなぁと思ってしまいます。

    逆に、自分がハセオだったとし

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    2025年09月29日
  • 赤い月の香り

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    「透明な夜の香り」を読んで是非続編を読みたいと望んでいたら、続編を見つけて歓喜!
    もっと一香に登場してほしかったが、朔の過去の話が読めて良かった

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    2025年09月28日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    好きなものと真摯に向き合い、好きを極めている人達が描かれた作品だった。表現がとても美しく、好きなことにのめり込んでいる登場人物達がどこか羨ましいと感じた。
    男性の体を持ちながら女性の服を身につけたい芳と男性が怖くて息苦しさを感じる纏子。どちらも性別という違いに囚われ、悩み、苦しみながら自分と向き合っていた。
    私がのめり込める好きなもの何か?私が今悩んでいる自分の性のあり方はどこにあるのか?自分と向き合う時間をくれた。

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    2025年09月27日
  • 眠れない夜のために

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    “眠れない夜”にまつわる10編のショートストーリー。いい意味で深く考えることも、すごくワクワクでもなく、ちょっとした小話は眠れない長い夜にちょうどいい。本文にはストーリーに沿った絵がたくさん挿し込まれていて、どれも本当に美しい。ストーリーはもちろん面白いですが、絵だけでも買った甲斐がありました。本棚に飾っておきます。

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    2025年09月27日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    甘いものが片手にないと読めないくらい、この本は甘いものとセットで読むことをおすすめしたい。
    このケーキを食べて解決!的な無粋なオチじゃないからすき。
    千早さんの作品は五感がなぜか伝わってくる。
    艶かしい。

    じいちゃん、さすが人生の先輩すぎるんだが、どんな人生送ったんだい。

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    2025年09月24日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    千早さんの表現は五勘が鋭い、
    本当にその通りだなと思った。

    千早さんの小説からは匂いがする。
    その香りと共にお話を楽しめるなんて
    とっても贅沢。

    それから主人公が弱くても芯は強い。
    ただ力のない人ではなく、
    懸命に生きようとする過程で
    足元に何かが引っかかっている
    その強さがとっても素敵だと思いました。

    このお話には私の好きなそんな千早さんが
    たくさん詰まっていました。

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    2025年09月23日
  • なみまの わるい食べもの

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    ひとの食事のこだわりを読むのはなんでこんなに楽しいのだろう。
    牛乳、コーヒー大好きだし、高級グルメに縁がないので共感できる部分はそんなにないけど(ご飯が大好きなくらい。)エピソードごとに、そうなんだ!おいしそう!そういう人もいるのか!と気持ちが変化する。
    岩手の空飛ぶだんごで楽しくなったというエピソードで、ようやく知っているグルメにであえて、楽しい気持ちを思い出してよかった。
    次のわるたべも楽しみ。

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    2025年09月23日
  • なみまの わるい食べもの

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    人生の大きな波間の時期を、時には溺れそうに、時には波に乗って千早茜さんらしく食べることに向き合ったエッセイ

    直木賞とご結婚それから小さな家族を迎えられたこと、おめでとうございます!

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    2025年09月22日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    西洋童話を現代風にした短編集。
    モチーフは、ヘンゼルとグレーテル、みにくいアヒルの子、白雪姫、シンデレラ、マッチ売りの少女、ハーメルンの笛吹き男、いばら姫。

    この目次をパッと目にした時、可愛いお話ばかり!と思うかもしれないが、千早先生にかかるととてもダークでゾッとするお話に変わってしまう。
    でもちゃんと元の童話は生きていて、答え合わせしながら「これはあの部分か!」と謎解きしていける楽しさがあった。

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    2025年09月20日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    一癖も二癖もある作品だった。お伽話のようにキラキラした世界ではなく、どちらかというと仄暗い性質をもつ作品たちだが、魅了されたのか一気に読み進めた。

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    2025年09月20日
  • なみまの わるい食べもの

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    相変わらず食へのこだわりがすごい!
    こだわりというか、もはや執念?執着?

    千早さん、本の中であまり恋人とか夫の話しないなと思っていたけど、第4弾にして恋愛の話が出てきて意外だった
    仕事で成功して、好きな人がいて猫がいて、美味しいものを食べる、これが現代人の理想の生活なのでは?

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    2025年09月17日
  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • 魚神

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    千早さんが描く男性はなんでこんなに魅力的なんだろう。
    名前を呼ぶ、ただそれだけで分かり合えるほどの繋がりがとにかく尊い。
    いつの時代の、どの国かもわからない世界だけれど情景を表す描写が繊細で美しくて、引き込まれずにはいられなかった。

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    2025年09月13日
  • なみまの わるい食べもの

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    人生の中で訪れる、記憶も定かでないほど多忙な時
    「なみま」で溺れそうになりながらの必死な日々を綴ったエッセイ
    作者にとっては、直木賞を受賞し、結婚もしたばかりの頃

    その時の体調やら思いやらによって変化して行く心の動きに忠実に生きたい
    でもなかなか、そうも行かず、あれっと立ち止まる

    直木賞受賞、結婚、人生の中ではかなりのウェイトを占める出来事が、一気に押し寄せすごく嬉しい事ではあるけれど、並大抵ではなかったらしい

    時々読み返したくなるだろう一冊
    楽しませてもらった

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    2025年09月11日
  • ひきなみ

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    真以が私の身近にもいた。
    疾風の如く、その時、助ける動きに全力をかける
    あと先じゃないだ
    作家さんや編集者が本のタイトルを決める時
    どうしているだろう。
    このタイトルと内容はとてもよかった。

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    2025年09月10日
  • 私の身体を生きる

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    赤裸々に語られる身体についてのエッセイ。
    それぞれに身体の事情を抱えて生きているのだなあ。女性の場合は嫌な目に遭う機会も多くて。

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    2025年09月05日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    プロットも秀逸だけど、構成もスゴい。ハイブランドやアンティークドレスに興味がなくても、全く問題なくのめり込んで感動できます。

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    2025年09月04日
  • なみまの わるい食べもの

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    千早さんの食への愛が満載だった。
    どれだけ自分と食が色濃く関わり合ってるか、
    当たり前ができない忙しい時にこそ実感してるのがリアル。
    世界に忙殺されるとなにが当たり前だったかもわからなくなっちゃいそうで、ちょっと怖くなった。

    好きなものを食べて幸せだなぁって思える瞬間がかけがえないなあって改めて思った。

    千早さんがしろがねの葉の聖地めぐりをしてる時の
    潮風に誘われて海に駆け出しちゃう感じとか、
    そこに在るを感じる瞬間とか、食以外にもふわっと五感を引き寄せられる感じ、とても好きだったな。

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    2025年09月05日