千早茜のレビュー一覧

  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜の日常が繊細に描かれ、あたかも自分がいま物語の空間に没入している感覚に陥る。そして、タイトルの付け方が凄く好き、タイトルからは想像できないようなお話なのに、内容を読んでみるとこのタイトルが相応しいなと納得する感覚。一夜読み終わるとじんわり温かい気持ちになる。特に、第三夜の水のいきものと第九夜の寝息は心が温かくなり好きな話だった。

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    2026年05月21日
  • グリフィスの傷

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    傷にまつわる短編集です。1編が20ページほどで、かなり短めの物語です。そのなかでも、千早茜さんの表現力が光っていました。人の深いところまで描いていてしんどくなったり、逆に救われたり。

    どの短編が好きというのは特にありませんでしたが、余韻が残る短編集でした。

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    2026年05月20日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    不器用で破茶滅茶な2人の言動が、
    時にもどかしく、時に爽快でした!

    も〜!っと何度も言いたくなるような、
    続きが気になってわーっと読んでしまう作品です。

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    2026年05月19日
  • ガーデン

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    千早さんの作品はどれも美しく
    読んでいると風が吹き
    その情景の匂いがする気がする

    作品の感想を残したいけれど
    まだ自分の語彙力ではしっくりとくる言葉を当てはめることができないのが悔しい

    いま言えることは
    羽野さんの考え方は美しくも切ないなということ
    緑の一部になりたいなということ

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    2026年05月19日
  • マリエ

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    主人公のまりえはそれほど好かれるタイプには見えない。
    40歳近くにもなって、自身の行動にも確信の持てなさというか、ずっと漂っている感が伴う。

    見る自分。見られる自分。
    認める自分。認められる自分。

    “好かれること”が何だ、と思う。

    男性には男性の、社会に押し付けられた役割というものもある。
    社会が男性の顔をしているから、女性に与えられた“役割”が、どうしてもお仕着せのように感じられてしまうのだろう。
    でも、そこに敏感になりすぎるのも、いいことだけではないのだろうな。

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    2026年05月18日
  • 魚神

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    千早さんの文章は濃厚な匂いが立ち込める
    感覚を言葉にするのは凄い技術だなと改めて思う

    島で隔離された空間も、
    いつの時代なのかわからない(温暖化?!)設定も合わさって、神話のようでもあり、夜のスノードームのようなグロさもあった。妖しく甘い温度。

    最後のシーン
    死を感じて生を形どるように、
    深海へ行きスケキヨを待たないといけない夜があるという事だと解釈し、心を重くした。
    余韻が残る。

    ところで私は蓮沼推し!
    悲しき役所だけど、熱っぽさが見える人だからこそ無機質さが際立ち怖い。頭撫でるのがメロいです。ハナちゃんのことはわかるし、らしいけど許さないからな

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    2026年05月17日
  • マリエ

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    恋愛がしたいから、という理由で夫に離婚をきり出された40歳の女性の話

    主人公は自分のことについて考えて迷って答えのようなものを探してる

    人生も恋愛も「こーかな、あーかな」と考えて、答えらしきものを自分で見つける、もしくは気づいていくしかないのだなと思った

    相手から何を望まれているのか
    相手に何を望むのか、
    そして私は何をどうするのかと考えると、
    はっきりさせるのは難しい
    特に生活がからんでいくと

    人との繋がりやありかたに正解がないから
    「私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない」と
    言い切れる主人公は良い経験を積んで熟成してるように見えた

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    2026年05月15日
  • ひきなみ

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     引き続き千早さん作品。
     感情が繊細に表現されていて、続きが気になる展開。子ども時代のどこか不安定な心情もよみがえり、懐かしい気持ちにもなりました。

     最後に真衣の背景について明かされ、真衣の行動や言動について腑に落ちました。

     欲を言えば、桐島部長がしっかりと裁かれる所まで読みたかったです。

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    2026年05月15日
  • からまる

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    短編集に出てくる主人公以外の人が、次の作品に出てくるので、どれが次の主人公なのかを考えながら読んで面白かった。

    それぞれの人生を第三者から見ているような話で、他から見たらそう感じなくても、本人にはかなり引きずっているはなしがあった。
    人の心の傷は、当事者以外には分からなくて、それが傷になって目に見えたらいいのになとぼんやり思った。

    あくまでも個人の意見だが、田村のような人間は好きじゃないけど、なんだか幸せになって欲しい。

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    2026年05月13日
  • あとかた

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    6つの短編小説で構成されていて、独立した物語というより、全てが一本の糸で繋がっているような本になっている。
    捉えどころなかった登場人物が、後の短編小説のなかで徐々に輪郭をもっていく。

    どの人物も、結局のところ孤独のまま生きている人ばかりで、孤独のまま生きることを割り切ってはいるはずなのに、それに相反して何かしらの痕を残そうとする。
    そのままならなさが、人間らしくて美しなと思ってしまった。

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    2026年05月13日
  • 雷と走る

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    千早茜の文体が好きだ。
    熱い、激しい、でも静謐・・。
    猛々しい「虎」の描写、アフリカの乾いた景色、匂い立つような自然の描写・・
    久しぶりに読んだ千早作品。
    彼女の長編が読みたい。
    「しろがねの葉」みたいな重い長編が読みたい。

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    2026年05月13日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    結構好きだった!こういう男脳な男と付き合ったら苦労するだろうけど、また付き合ってみたいなー。大輔の福ちゃん大好きなところ良かった!

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    2026年05月11日
  • 魚神

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    初読みの作家さん。
    この作品がデビュー作なのかのと思うと、千早茜さんはとてつもなく恐ろしい作家さんなのでは。
    読者の味覚、視覚、聴覚、臭覚、触覚全てを過敏にさせる文章表現力の凄まじさ。凄すぎる。

    白亜とスケキヨ、2人ともが美しくも恐ろしく、まるで水面に映った月を掬いとるように、実体のないものを捕まえるような感覚の登場人物だった。
    繰り返し読みたくなる小説。

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    2026年05月10日
  • 眠れない夜のために

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    たまーに眠れない夜があって、考え事をして余計眠れなくなるサイクルがあるから読んでみた

    短編が10話あって読みやすく、挿絵もすごく綺麗だった

    寝る前に1話か2話読んだらすぐ読み終えてしまった

    クッキー缶集めてしまうのすごくわかるな…

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    2026年05月10日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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     新井見枝香さんがかつて三省堂書店のカリスマ書店員時代、個人文学賞の先駆け的な「新井賞」を主催し、第1回受賞作(2014)が千早茜さんの『男ともだち』でした。当時三省堂書店で平積みされ、思わず購入したのが私の千早さんと新井さんとの出会いでした。

     新井見枝香とは何者?と『本屋の新井』を読み、「新井賞」を追いかけてたら、え?ストリップ劇場の踊り子としてデビュー! 千早さんが直木賞を受賞した2023年に「新井賞」終了発表…。そんなこんなで、本書はずっと気になっていました。

     はは〜ん、なるほど「胃が合う」とはそういうことでしたか。美味いものを食べるのを邪魔されたくないのは井之頭五郎、胃袋のキャ

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    2026年05月06日
  • マリエ

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    情景や心理描写が多すぎる文章はくどく感じてしまうが、この作者の文章はとても繊細なのにどこか淡々としていて読みやすい。好きでした。

    まりえさんがマキさんのお話を聞くように、
    私もまりえさんのお話を聞きたい。
    どこまで歳を重ねても弱さや幼さはあるのだ、と垣間見せられたい。

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    2026年05月05日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    描写が素晴らしくて、ウメと共にいるような感覚に何度か襲われた。
    そのせいか少し息苦しさを感じるほど。
    久しぶりにこういう重厚な作品を読んだかもしれない。

    この方の他の作品も読んでみようと思う。

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    2026年05月02日
  • マリエ

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    付き合うとか結婚とか、本当に
    なんなんだろうね。

    最近の恋愛ドラマより現実味のある
    心情の変化がとてもおもしろしい
    なんたって1人の楽さからの
    恋人ができたら自立してたはずなのに
    相手に合わせるような生活になってしまったり。
    はああ、苦しい。すごく分かる
    すきって気持ちって、最強だけど最弱な
    気がする。

    やっぱり、恋人と結婚相手は
    探すベクトルがちがうんだろうなぁって
    最近思うことが多い。
    婚活は就活、、、くるしいなぁ

    離婚ゼクシィ、ってすごいパワーワードで
    2人の会話をまだみていたいと思った。

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    2026年05月02日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    食べ物エッセイかと思いきや
    食を通して人との繋がりを感じる1冊。

    徐々にお互いを理解していくのが面白くてあっという間に読み終えちゃった。
    素敵な関係…!

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    2026年04月30日
  • 正しい女たち

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    短編集だけれど、どこかしらで登場人物が繋がっていたりする。正しさにも様々な価値観があるということに気付かされる小説だった。

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    2026年04月30日