千早茜のレビュー一覧

  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    「透明な夜の香り」の続編なのを知らなかった。似た名前の本あるなーと思っていたけどまさか、、調べてから読めばよかった、先に読んでしまった。
    横暴な主人公や新庄さんと対照的に、冷淡な小川朔、緩やかに流れていく時間、落ち着いた空間が描かれているのがなぜか心地よかった。「匂い」を主軸に、登場人物たちが過去を正しく認識し、向き合い、生きていく様子が淡々と、でも不思議とありありと描写されていた。わたしも匂いで過去を思い出すことはよくあるけれど、もしかしたらその時の情景、自分の気持ちまでを正しく思い出すことはできていないのかもな。香りの持つ強さを改めて感じる一冊だった、次は前作を読みたいな

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    2026年08月29日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    今回の主人公は怒りに支配され、暴力を振るってしまう若い男
    普段は普通というか人好きのする感じの若者なので、彼視点のモノローグもわかりやすく、すっと頭に入ってくる

    赦しと救いが散りばめられていて満たされた

    今回は甘い花の香りがするような物語だった
    それでも前主人公の一香が出てくる場面だけ、静かに爽やかなハーブの香りに変わる気がした

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    2026年08月27日
  • あとかた

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    いま隣にいる、何にも考えてなさそうな人でも、悲しく寂しい思いを秘めているのかもしれないな、と思わせてくれるような、全体的に黒く重い連作短編集でした。千早さん作品は何冊も読みましたが、また違ったテイストの現代的な恋愛小説だったと思います。

    ……と言っても、The恋愛ではなくあくまでも「恋と愛を軸にした作品」と表現する方がいいかも。

    (……にしても千早さん、近づいたら吸い込まれてしまうような気怠そうで危うい&メロい男性を描くのがお上手すぎます)

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    2026年08月26日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    新井さん自由で千早さんとタイプ全然違うよね
    2人の対比が面白かった
    私も千早さんみたいに美味しくご飯を食べれる努力ができるようになりたい
    本のお供に紅茶を入れて飲んだ

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    2026年08月25日
  • 女ともだち

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    どのお話も長編で読みたくなるくらい面白かった!それぞれ短編とは思えない満足度と内容の濃さ。初読み作者さんもいたから他のも読んでみたい。

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    2026年08月24日
  • マリエ

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    40代の離婚からの婚活、新しい恋愛、までの1年間の話。
    日常で出会うことと、結婚相談所やアプリで条件を選んで、人を選ぶことの違いや、結婚と恋愛の違いってなんだろう、とかを悩む主人公に共感。
    2人の共通の知覚を共有できることで世界は広がるし、そんな相手とずっと一緒にいたいものだと思った。

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    2026年08月24日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    現代の小説ではなく少し時代もののようで新鮮だった。
    かなりショッキングな描写が多かったが、愛とかエロとかを感じれてとても良かった。
    ただ小説の前半部にあまり面白さを感じられなく、読むスピードが停滞したが、後半まで読み進めると素晴らしい物語だった。
    千早茜さんは若い女の子と年配の男性間の恋愛に魅力を感じる人なのかな
    石見銀山のお話だったので、歴史背景を事前インプットしてから読んだらもっと面白かったかも。ちゃんと勉強してもう一度読みたい作品

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    2026年08月22日
  • マリエ

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    初読みの作家さん
    別れた夫は、絶妙に存在しそうなタイプで面白いし、由井くんがめちゃくちゃ素敵だし、結婚相談所のリアルも面白いし、香りの描写や料理の描写がお洒落で世界観が好きな作品でした。

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    2026年08月21日
  • さんかく

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    千早さんの作品はなぜこんなに面白いのか!3人共不器用だなって思いました。展開が読めないから気になって一気に読んでしまいます。

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    2026年08月20日
  • 正しい女たち

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    正しく生きるとは______
    現在の自分自身の生活を見つめ直すきっかけになった
    そして、自分なりの正しさを堅めて、それを貫いて行きたいと強く感じた。
    都会で楽しそうに遊んでいるキラキラした友人も、自分の中の正義や正しさ、間違いなどの判断ができる芯を持ち続けていることにも気づいた。だからずっと尊敬できる、魅力的な友人なのだと。
    今年は整理の年と言われている。
    今まで本との出会いについて語る人を多く見てきたが、私は妙に納得いかなかった。出会いってなに?かっこつけてるだけちゃうんか、と。しかし、今回は本当に今、出会うことができてよかったと思える作品だった。本との出会いの素晴らしさに気づくことができて、とても良い時間だった。

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    2026年08月20日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    許すということについて考えさせられる。知らないという幸せ、知る義務。昔数学の先生に言われた、「現状維持とは衰退と同じことだよ」という言葉を思い出した。

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    2026年08月20日
  • マリエ

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    『神様の暇つぶし』の時に思ったことが確信に変わった。

    千早さんは、私が好きな男性のタイプを知り尽くしてる。
    ちょっと恥ずかしいくらいに、登場する男性に沼ってしまう。

    どんな顔してるのかなとか、どんな声かなとか、
    ずっと、考えちゃう。

    ふー怖い怖い。

    千早さんと恋バナしながら呑みたい気持ちでいっぱいです。(?)

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    2026年08月16日
  • 眠れない夜のために

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    書店で装丁に惹かれて購入しました!
    どの短編も挿絵が素敵で、挿絵見たさに読み進めた部分も少しありました笑
    透明な夜の香りなどもそうですが、千早さん作品は夜に読みたいなと思うものが多く、今回の短編も毎晩少しずつ読み進めました。
    最後の1作が特に印象に残りました。いつか、一人暮らしをしてその部屋を去るときにこんな気持ちになるのかなと少し想像しました。

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    2026年08月16日
  • しつこく わるい食べもの

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    前作より著者の頑固爺みを強く感じる。

    「おいしいでしょ?」と言われるのが嫌というの(『おいしい呪い』)も「そんなに?!」と驚き、読んでいるうちにその頑なさに笑えてきた。私はいろんな部分が雑なので機嫌が悪くて癇に障ったとしても「ウゼー」で済ませてしまうだろう。

    コロナ禍の記録は遥か昔遠い日の出来事のようで、だからこそこうやって残しておいてもらえて良かったなと思う。自分も同じ時期に日本で生活していたはずで似たようなことを経験したはずなのに、幸運なことに後遺症もなくコロナ禍前とほぼ同じ生活ができている私は禍中の大変さをほとんど忘れてしまった。

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    2026年08月14日
  • マリエ

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    最近この著者の作品がとても読み心地がいい

    主人公が自分と近い年齢で、キャリアもあり自立していて感情移入しやすかった
    離婚から新しい恋人との時間など、恋愛が主軸にあるものの甘くなく、社会に帰属していて時代に沿った価値観の女性視点の淡々とした感じがさくさく読めた

    恋愛は必需品ではないが日常を少し元気に、時に煩わしくしてくれるもの、という位置付けが、私にはちょうどよかった

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    2026年08月11日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    銀山の人たちは実際にこうだったんだろうな、当時はこうだったんだろうな、と思わされる。

    全般的に暗い雰囲気で進む。

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    2026年08月10日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    著者の2人が交互に書くという形式がまず面白かった!大輔と似た部分があるように感じたので気をつけようと思った。

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    2026年08月09日
  • さんかく

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    奇妙な形の三角関係と、食べ物を通して浮かび上がる、それぞれの心。理不尽な日常の中でも、人を想う気持ちや優しさが静かに胸に沁みてくる。読み終えたあと、誰かと食卓を囲みたくなるような一冊です。

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    2026年08月09日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    お菓子が人に与える影響を人間関係や、作り手の性質に照らし合わせて表現しているところが興味深かったです。日本にはあまりないフランス菓子などがたくさん出てきて、どのお菓子も目で楽しんで舌で味わってみたくなります。

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    2026年08月08日
  • 桜の首飾り

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    美しさと儚さをあわせ持つ桜をモチーフに著者らしい丁寧な描写を堪能できる美しい作品だった。初花が印象的

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    2026年08月07日