千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不穏。ただならぬ雰囲気に目が離せない。好きではないジャンルなのに、その世界に留まっていたいと思ってしまった。「好き」という二文字に込められる妖しく切ない想い。きっとこの物語のことは忘れないだろう。
あらすじ(背表紙より)
女子校の臨時教員・萩原は美術準備室で見つけた少女の絵に惹かれる。それは彼の恩師の娘・小波がモデルだった。やがて萩原は、小波と父親の秘密を知ってしまう…。(「アカイツタ」)大手家電メーカーに勤める耀は、年上の澪と同棲していた。その言動に不安を抱いた耀が彼女を尾行すると、そこには意外な人物がいた…。(「イヌガン」)過去を背負った女と、囚われる男たち。2つの物語が繋がるとき、隠され -
購入済み
感覚的な作品
とても読後感の良い作品でした。絵画をみてるようなそんな気分になれる、読んでいるといろんな風景が想像できます。で読み終わったら好きな人に会いに行きたくなる(笑)そんな気持ちにさせてくれる本です。オススメ!
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Posted by ブクログ
なんか…深い。
「執着」。確かに真奈のその言葉が1番しっくりくる。
「愛」でもなく、「嫉妬」でもなく、「執着」。
その言葉にわたしも、色々と考えてしまうことがあるが、それは「執着」なのかもしれない、とも思った。
ともあれ、朔さんと新城さんの過去が読めて幸せすぎた…!そこからの一香ちゃん…!!
もうウハウハでしたよね。
友人?んん?友人かな?と、にゆにゆしながら読んでいました。
で、ここからは単なる雑談ですが、この本を入手するのは大変でした。
わたしの住んでいる場所は地方なので発売日よりも2〜3日ほど遅れて店頭に並びます。
この本は発売日が金曜だったので、土日は入荷しないと言われ…水曜日あたり -
Posted by ブクログ
引きこもりだった少女、一香が調香師である小川朔の館でアルバイトをする、香りと記憶にまつわる物語。
前半は朔に香りを作ってもらうことを懇願する顧客が多種に渡ることが描写されている。嘘なく秘密を共有することを条件に朔は要求された香りを作る。後半は一香の過去と、朔の過去が明らかになり、その関係性が終わるまでを描いている。
恐らく、朔はネグレクトされた過去を持ち「変わらないもの」を求めるようになったのだと思う。無償の愛みたいな。
そして「変わらないもの」とは人の秘密。だから仕事と引き換えに秘密を人と共有する。
朔はそれ故に相棒の新城という存在を大事だと思っているし、「人の香りが変わってしまうこと」