千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルと装丁に惹かれて購入
あと、千早さんの食に関する文章は個人的にすき
新井さんを知らなかったので楽しく読めるかは少し不安だったように思う
冒頭の「はじめに」にて新井さんが「こんな連載をするなんて、どれほどベタベタの仲良しなんだと思われるかもしれないが、食事をしている時は、大してお互い話を聞いていない。私も相当だが、彼女の聞いてなさっぷりには、時空が歪んだかと思えるほどだ。私がいることを忘れているような目をすることもある。そして困ったことに、我々が会えば、ほとんど何かを食べている。なかなか会話ができない。」とあって、食に対する姿勢や胃の大きさ、好みの食べ物が一緒なだけでふたりが仲いい訳では無いのか、と読み始めたけれど読んでいて充分に仲が良かったから途中あれれ?となった
そもそも仲が良くなければ一緒にご飯することもないし、会話ができないくらいお互いがお互いに食に夢中なだけの話で、そんなふたりがますます好きになった
文庫版あとがきにて千早さんが最後の最後に「お互い気づいているけれど言葉にしないことを、あえて書こうと思う。」と前置きをして書かれた言葉に少しショックではあった
(とはいえ私もそれまでに少し予感はしていた)
でも言葉にされると私の好きなふたりの関係が変わるわけでなくても、なんだか少し寂しかった
でも変わらないものってあんまりない
全てにおいて少しずつ変わっていくし仕方のないことである
変わる前のふたりを知れたのはそれはそれでとても良かったし、変わっていてもそんなふたりが好きだと思った
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Posted by ブクログ
ネタバレ「正しい」とは…法的に。倫理的に。つまるところは、多数派?だから、時々乱暴なのか…
“頭の片隅では意識しているのに、はっきりとは言葉にしないもの。偏見や差別、女性の年齢や容姿、経済状況、家庭の事情、セックス。安易に触れてしまうとヤバいもの。……ヤバいものは遠巻きに眺めている分には愉しい”
女たちと男たちは、正しくあろうとしたり、正しくないことを求めたり。最後は自分にも他人にも、自分だけの思う正しさを基準にするしかなくて。
6つの物語をおさめた短編集。
千早茜さんの描く女性たちは、みな生々しくて少し怖い。でも、そういう感覚が、多かれ少なかれわかってしまうせいかもしれない。
この中では、「幸福な離婚」が一番好きだな。
「海辺の先生」で、田舎町から自力で離れた美優が、後々白衣フェチになっちゃったの?やっぱり先生に対して、そんな気もあったの?と少し…なんとなく、がっくり。 -
Posted by ブクログ
いやーーーいいですね。
男女の関係を超えて寝る必要がない存在。
確かな関係性を残す事ができなくても、魂を共有してそれは永遠に繋がっているという関係性、数は少なくても本当にあると思う。そう信じたいとも思っている。
私自身神名の生き方と近く、今は自分のことで精一杯で、そこに向かって頑張っている私が好きな男性もいるのかな。だとすると彰人どのようにいつか終わりが来てしまうのか。
あとは一線を超えてしまうと消えてしまう信頼関係もあるとのことだったが、超えたからより深まる絆もあるわけで超えなかったらもっと深くなったかもしれない関係値もあったり、難しいなあ、、
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Posted by ブクログ
千早茜さんのエッセイを初めて読みましたが、香りシリーズに通じるような(タイトルも偏愛だし)こだわりの強さを感じます。前半の白は餅、後半の黒はチョコレートへの偏愛が語られます。
店舗名や地域の食品名も結構でてくるので、色々食べたくなることは不可避。虎屋の栗の叙述は、私も明日にでもデパートに行きたくなりました。
あと、娘がチョコレート好きなので(というか、洋菓子系はチョコレートじゃないとあまり食べないくらい)"誘蛾灯"は我が家の定番ワードになりそうです。
読めれば小学生でも大丈夫。基本は中学生くらいから。美味しいものを探して食べることが好きで、普段あまり本を読まない方におすすめします。一つのエピソードは3ページくらいにまとまってるし、オールカラーの挿し絵入り装丁がとても綺麗です(その分高いですが)。そういう人へのプレゼントにも向いてます。分量は少ないですが、食べ物を表現する文は流石の一言。何度読み返しても味わえる品質保証です。