千早茜のレビュー一覧

  • マリエ

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    なんか、ゆるく、刺さった。
    刺さるという言葉と、ゆるくという表現が同居することはなかなかないと思う。

    人間として共に歩むことを一度は決意した相手を失うことって、やっぱり、気にしてないと言いつつも、心のどこかにはひっかかってるんやとおもう。
    自分もそうなんやろうなと自覚せざるをえない。

    そしてたぶんその「ひだ」は、別に打ち消さなくていい。上書きもしなくていい。忌み嫌わなくてもいいし、かと言って大事にしなくてもいい。
    別にそれはそれとして、失敗でもなく、ただの事実。

    大事なのは、その経験と比べることなく、新たな人との出会いを楽しみ、思案し、想いをきちんと伝える努力を怠らないことなんだろうなと思った。

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    2026年09月15日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    久しぶりに本屋さんで本を買った。目が合った。
    本から、文章から、香りを想像する時間が楽しい。内容はそんな軽い感じじゃないのにサクサク進む。
    人の抱える生きづらさはそれぞれだけど、妙に共感してしまう。凄く好きなタイプの作品だった。
    こんな軽い言葉にしたくないけど、"メロい"も感じた。あぁなるほどと。
    登場人物達が幸せでいてほしいと思える作品に出会えたの幸せだと思う。

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    2026年09月14日
  • 透明な夜の香り

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    面白くて一気読み。
    まず香りにこだわりがある自分には、聴覚を軸に登場人物から景色から、謎解きまで、何から何まで香りを纏いながら話が展開していくのがたまらなかった。

    一香の持つ葛藤は想像を超えないものだった。
    朔の抱える孤独も凡人離れしていて、なかなか共感できるものではなかったが、何に惹かれたのだろう。

    朔の静かなる知性の裏に見える狂気的な信念や美学かな。知的な人、理性的な人が異常なまでの熱意を何かにぶつけるギャップに当てられがち。まず、青色の雰囲気を纏った人がドタイプなのに、それに黒を混ぜた紺色なんてもう、オーラだけでやられそう。最後まで読んだ感想はそうだ、朔という人物に惚れ込んでしまった。こういう人は、大抵香りから相手の全てを察しても、そのことを言わずに秘めておくのが定石だと思うのに、トラブルに巻き込まれようとも必ず口に出してしまう破天荒さに読んでいて次の展開が気になって気になって、最後まで惹きつけられた。

    薬草だとか、フルーツの香りだとかに関する言及についても、匂いにはそんな効果があるのだと知識欲もくすぐられた。どこかで読んだのかもしれないが、何となくいい匂いのする小説というのはまさにこの本にピッタリ。

    ドラマ化か映画化しないかな。
    朔に沼りそう。

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    2026年09月14日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    夜逃げの途中で山師に拾われた少女ウメの一生のお話

    女だから生きたいようには生きられない
    銀山に生まれた男たちもまた銀掘りという宿命から逃れられない

    それぞれに与えられた役割の中で生きるしかなく
    銀山に生きる人々は力強いんだけど諦めのようなものも見える

    山は富をもたらす一方で
    人の身体を蝕み命を奪い
    それでも人々をそこから離してはくれない

    そんな銀山を象徴するような しろがねの葉

    うつくしく
    おそろしく
    だからこそ抗いがたいほど惹きつけられる

    ずっとずっと同じようにはいられない
    人も山も

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    2026年09月13日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    男ともだち「ハセオ」の魅力に、もう、まいってしまった。爛れた空気を纏わせながらも、子供のように無邪気で遠慮がなく、よく笑う。そして、神名が弱っているときには寄り添い見守ってくれる。そんな存在、羨ましすぎる。二人は大学の先輩後輩で、ハセオの部屋に入り浸っていたが、男女の関係になったことは一度もないという。優しい恋人とも、所有欲の強い愛人とも、うまくやっているようだった神名が、うまくいかなくなって傷ついた時に助けてくれたのもハセオだった。迷いがあった仕事にも自分の気持ちに正直になり、信念を持って進む神名の強くしなやかな姿が素敵だ。

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    2026年09月13日
  • 透明な夜の香り

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    天才調香師、朔の話。以前、既読の「香水」(作者は失念)と似ているかな?と思ったが、肌ざわりは全く異なる。朔の抱える闇と、一香の交錯が揺蕩う。次作「赤い月〜」も楽しみ。

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    2026年09月13日
  • 男ともだち

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    自分は欠落している人間なので
    かなり神名に共感してしまった
    こういう本を求めていたので、出逢えて嬉しい
    「白衣の下の縮れ毛はひどく淫靡だ」
    これ5回音読しました

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    2026年09月12日
  • 透明な夜の香り

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    「香り」シリーズ第一弾。

    単行本で読んだものを、文庫版で再読。

    視覚で入れた文字情報が、自分の記憶と相まって香りとなって感じられる1冊。
    この作品は、きっとこれから何度も読み返すことになるだろう。

    小川洋子さんの解説がまた良い!
    「文字の奥から香りが立ち上ってくる」の一文からグッと惹きつけられる。
    千早茜さんや小川さんのように美しく言葉を使えるようになりたいものです。

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    2026年09月12日
  • 燻る骨の香り

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    ┏━━━ 感想 ━━━┓

    相変わらずの世界観がとても不思議な感じで、とても面白いです。

    嘘が臭いでわかってしまう小川朔。
    そんな人間は生きていくのが辛いと思いますが、その辛い感じがとても伝わってくるのも、この作品のすごいところ…

    ほんと、この作品を読むと、香りというか、匂いに意識が向かうことを感じます。

    今作では竜涎香(りゅうぜんこう)という香りが登場しますが、とても興味を惹かれて、無印で竜涎香ミストを予約しました。どんな匂いなんだろうか…楽しみです。


    ┏━━━ あらすじ ━━━┓

    終始、主人公の真奈を中心として、物語は進んでいきます。なぜめいたものをフワフワと漂わせながら…

    ここは嘘の巣だって…

    という言葉が後半に出てきますが、
    今回はミステリーのような謎めいた展開が続いていきます。

    小川朔と同じように嗅覚に優れた丹穂という女性が登場しますが、その子の死を巡って、小川朔と、新城が、謎解き探偵のように、物語を展開させていきます。


    ┏━━ 主な登場人物 ━━┓

    @瑞雲堂 ずいうんどう、香原料の会社
    真奈 父の代わりに瑞雲堂を運営

    丹穂 にお、妹、開発担当、亡くなっている
    亨  とおる、父、社長、婿、憔悴
    紗衣 母、交通事故で亡くなっている
    小南 こみなみ、秘書、定時で帰る
    浦田 経理部長
    矢萩 ベテラン、丹穂は嫌い、調合師
    雅樹 従兄、靖子息子
    千鶴 80歳近い、お手伝いさん
    琴美 紗衣の妹、若々しい
    靖子 おばさん、矢萩とつながり
    梅きよ 舞妓、妊娠
    叔父 紗衣弟、工場長

    小川朔
    新城

    源
    一香

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    2026年09月11日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズ第三弾にして最終巻!!

    若き日の小川朔もすごかった、、、
    亡くなりし丹穂の骨が最高級伽羅の香り。
    亡くなり妹や消沈の父の代わりに頑張る真奈。
    京香老舗にまとわる嘘や秘密。
    真奈と丹穂の亡き母の秘密。

    シリーズ第三弾も良かったです!

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    2026年09月10日
  • しろとくろの偏愛

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    チョコ目的で買ったようなものでしたが
    案外、付箋が貼られたのは餅でした!笑
    千早さんは本当に美味しそうに書いてくれる
    いつか食べたい、美味しい餅、チョコ

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    2026年09月09日
  • ガーデン

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    好きな作品だった。様々な女と、植物が自身の全てのような男。発展途上国で暮らしていた記憶をぽつぽつと語るシーンがあり、どの場面でもこの人にそういうことがあったのかと新鮮味が広がる。
    「さみしくないですか」「さびしくないよ」の会話が記憶によく残った。小説として表記を揃えるのではなく、主人公の一種の我の強さをよく表している。
    終わり方も独特だ。植物と同様に生長していってしまう女性たち、今まで子供のように見えていたのに気付いたら自分の知らないもののような恐ろしさを覚える場面。どの女性も魅力があり、雰囲気からして魅力的に見える。その点、性の薄そうな主人公との対比であったり、かと思えば寝た経験があったりと絶妙なアンバランスを感じる。羽野のガーデンはめちゃくちゃにされることはないかもしれないけど、羽野の手でまた変わることがあるんだろう。美しかったです。

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    2026年09月09日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    江戸時代末期の話ですが
    石見銀山で銀掘として働く男たちや
    こどもを産み育てる女たち
    女郎屋で生きる女たち
    の姿が 動きや匂いをもって
    描かれ、時代にタイムスリップして
    傍観しているような
    気持ちになりました。

    ウメが喜兵衛を思う気持ちは
    名前はなくても
    生涯を通じて 道筋であり光であり
    師範であり続けました。

    父親のように 伴侶のように
    慕う 大きな憧れのような
    喜兵衛という存在

    ウメを思い守りぬくと誓って
    銀掘として生き銀掘として
    逝った 隼人

    どちらもが、 ウメのため、その先の人生のために
    選んだ決意に胸が締め付けられました。
    人を愛するってそういうことなんですよね。


    ウメは 匂いや暗闇、音に 目、耳、鼻が効き
    上橋菜穂子さんの香君のアイシャの様な能力があるなと思いました。

    石見銀山にはこんな歴史があり、悲しみが
    雪のよう溶けたりぬかるんだり凍ったりまた積み重なったりしてきた人たちの
    生きていたた街がある

    ということを知れて良かったです。



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    2026年09月09日
  • 透明な夜の香り

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    読書好きな人が口を揃えて面白いと絶賛していた恋愛小説で前々から気になっていたのをやっと読むことができた。

    物語の主人公、元書店員の一香は、並外れた嗅覚を生かしてオーダーメイドで「香り」を作る調香師の朔の元で古い洋館の家政婦として働くことになる。
    そこで働くためにはたくさんの変わった条件があった。身につけるボディソープや化粧水などの日用品は、全て朔が調合した品ではなくては駄目であり、仕事中にはシンプルな無地のワンピースを着ることも義務付けられている。そして、彼の元で働くためには「嘘」をついてはいけない。
    一香は自分の兄が孤独の悲しみから自ら命を絶ってしまったという暗い過去を持っており、彼女はそんな兄の姿を、天才ゆえに誰にも理解されない辛さを抱える朔に重ね、徐々に惹かれていく。
    本作では2人の関係性の変化や、館の人たちとの関わりを通して成長する一香自身の姿などを、鼻腔を刺激する丁寧な香りの描写を交えながら楽しむことができる。

    まず始めに、魅力的な舞台設定で読者を物語の世界観に引き込むのがとても上手いなと思った。町外れに佇む「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家みたいな洋館、不思議な雰囲気を纏う天才調香師とその幼馴染の探偵のコンビ、秘密を抱え、香りを求める客人たち。今から一体何が始まるんだ…!というお菓子の箱を開けるようなワクワク感を物語の序盤で味わうことができる。その後ももちろんページを捲る手は止まらない。1日だけで一冊の小説を読み切ったのは久しぶりだった。
    自分自身の記憶の中に刻まれた変わらない香りを求めて館を訪れる客人たちと同じように、朔もまた「永遠に変わらないもの」を求めており、「変化」を強く恐れている。彼が浮世離れした館で密かに店を開き、新城や源さんなど、必要最低限の人との関わりしか持たなかったのもそれが理由なのだろうかと思った。
    そして物語のラストで朔は、一香がいつか自分から離れていってしまう「変化」に怯え、記憶の引き出しを無理やり開けることで彼女を暗い過去から解放し、突き放してしまう。このまま2人は疎遠となってしまうのだろうかとハラハラとした思いで読み進めると、一香は家政婦としてではなく友人として洋館を訪れてもいいかと朔に尋ね、関係が「変化」してもそばにいると彼に優しく告げる。一香の言葉を受け止めた朔は「また新しい薔薇が咲いたよ」と自分のずっと変わらない生活の中でも存在していた小さな「変化」である庭の花々の開花を彼女に伝え、物語は幕を閉じる。なんて綺麗で心がすっと軽くなるラストシーンなのだろうと思った。この物語は重い過去に囚われ、「永遠に変わらないもの」を強く求めた朔が、「変化」は恐ろしいものではなく、時に温かい希望も運んで来てくれるものだと気づく、心の成長を描いたものでもあるのだと感じた。

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    2026年09月09日
  • 燻る骨の香り

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    「時々、思う。記憶に名前がつけられないから人は匂いで覚えるのかもしれないと。」

    感覚というものは、誰かと共有することはできない。分かりあうって、なんだろう。わたしが誰かに向けるこの愛情が執着ではないと言えるのだろうか。

    「嘘でも、離れてほしくなかったってことだろ」
    こう言える新城さんの強さと潔さに救われる。

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    2026年09月08日
  • しろとくろの偏愛

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    だいすきな千早さん!
    面白かったー!

    餅、好きじゃないのにすごく食べたくなった。
    思わず検索しながら、「ちょっと遠い…、ここなら…、白玉粉買ってみようかな…」と思ってしまった!

    チョコレートもひと粒で十分派なのに色々挑戦してみたくなった。
    ざくざくチョコレート、オランジェ、トリュフ…
    そして調べてみて「う~ん…高い……、でも食べてみたい…」と検索画面とにらめっこ。

    千早さんの食エッセイは本当に美味しそうで、
    かなり具体的に想像できて、
    食に関心がなくても気になってしまう!!!

    今年のバレンタインは自分のために
    買ったことのないようなチョコレートを買おうかな~!

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    2026年09月06日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    昔ながらのケーキ屋さんを舞台にした連作短編。テーマはほろ苦い初恋なんだと思う。

    危うかったり醜かったり病的だったりするものを、うまくスパイスにしてあっと言わせる構造の短編たち。

    私自身、好きな人にうまく好きと言えないとか、駆け引きとか、察してとかとは無縁なので、「えー!なんで?言えば良くない?」とか「いやいやそれは独りよがりすぎでしょ」とか心の中で思いながら読んだんだし、本来はこういう登場人物たちの出てくる作品は痺れを切らして読むのをやめることが多い。けど、千早作品は、その匙加減が絶妙。まさにスパイスや苦味をギリギリまで利かせてるけど美味しくまとめる亜紀の作る西洋菓子みたい。

    そして何より「普通とは何か?」を問うような「枠から外れたもの」の美しさを鮮やかに描いていて、かなり好きな作品だったです!はい!

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    2026年09月05日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    話が面白く、サクサクと読めた作品!
    朔が一香に対して心を開いていけたかと思ったら突き放してしまい…えぇ?ってなりましたが、最後はまた会えてよかったって思いました!
    朔と一香の今後のストーリーも読みたい!

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    2026年09月05日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    ネタバレ

    読んでいると、図らずとも独特の世界観に引き込まれてしまうような本だった。
    前作では登場しなかった人物が出てきたことで、静かな雰囲気の中に新しいアクセントが加わっていて良かった。
    前作では語られることのなかった登場人物の過去や、人間関係などが新しく描かれていて、よりそれぞれの人物の深淵に触れることができた。
    一香と朔の関係がどう変化していくのかも気になるので、続編も読みたいと思った。

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    2026年09月05日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    再読。前読んだときはこんなに響かなかったのに、なにこれ。

    好きなフレーズ
    "甘さっていうのはな、人を溶かすんだよ。ほっと肩の力を抜けさせる。でも、ただ甘いだけなら馬鹿でもできる。相手の感じ方を想像して、旨みを感じさせる甘さをださなきゃいけない。"

    私もできてない。

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    2026年09月02日