千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
千早茜の香りシリーズ、3部に渡る最終作。
読み終えてしまった...っという寂しさと余韻と
上手く言語化出来ない安堵感。
"僕に近付くのは暴かれたいという欲望を抱えている人だけだよ"
序盤から小川朔に射抜かれた。
私も暴かれたい暴いてほしい、私自身も無意識な部分まで全て、そう強く思うほどに。
1、2部作とは違う視点からのストーリーで
ミステリー要素が強めに感じて新鮮だったのと
死、嘘、執着、真相...酷く悲しく寂しくもあった。
どれだけの孤独と騒音を抱えながら生きてきて、それは現在進行形で
3部全てを読み終えても尚、小川朔が生きている世界は想像でしか知り得ないなぁっと...。 -
Posted by ブクログ
気に入った服を長く着続けたかったらどうする?
乱暴に扱うかい。
靴だって服だって、自分の身体に馴染むまで
手入れをしながら大切に使うだろう。
人との関係だって同じさ、
丁寧に扱えば長持ちする関係を築ける。
まずは相手をよく見ることだよ
『クローゼット』 / 千早茜
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十八世紀のコルセットやレース、
バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、
約一万点が眠る服飾美術館。
ここの洋服補修士の纏子は、
幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。
一方、デパート店員の芳も、
男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。
デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。
でも二人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ神様の暇つぶし依頼、千早茜さん著者2冊目。香りシリーズがあるというのを教えてもらい、早速購読。文字でしか表現されていないが、とても良い香りに包まれた源さんの作るお庭を拝見したくなった。匂いが記憶に残り続けるのはかなりしんどい。忘れたくない匂いはもちろんあるが、あまり嗅ぎたくない臭いは割とこの世にある。人の嘘まで嗅ぎ分けられる能力は、便利なようで、知らなくていいことまで知ってしまうので、生きづらいな。一香ちゃんが人の痛みを考えられる人で、でもそれは自分の体験した後悔からきているもので。好きなタイプの良き主人公だった。朔さんも源さんも、最後に呼び戻しにきてくれる新城も、登場人物全てが優しさに包ま
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Posted by ブクログ
「香り」三部作の完結編。
天才調香師・小川朔が、サロンを開く前の二十代の頃を描いた前日譚にしてシリーズの最終作である。
京都の香老舗・瑞雲堂の社長の娘・丹穂が亡くなり、荼毘に付す際にあたりを満たしたのは、最高級の伽羅の薫りだった…
始まりから香を感じるようで、なんとも秘密めいた雰囲気が漂う。
何かが始まる予感が否応にも膨らんできて、期待度が増す。
葬儀から父は部屋からでなくなり、代理で社長業をする丹穂の姉・真奈の前に現れたのは、「伽羅の骨」を探しているという態度のでかい新城と生前の丹穂との約束を果たしに来たという小川朔だった。
探偵である新城と嘘の臭いを嗅ぎ分けることができる小川朔に -
Posted by ブクログ
3作目新刊を読み始めても、話の内容があやふやすぎて、読み直したくなり再読しました。
朔がどのような闇をかかえていきていたのか、新城との関わり、一香との関係。
嗅覚が鋭すぎて、匂いからあらゆる情報を、嘘や秘密もを聞き(嗅ぎ)取る朔。
そして、匂いは永遠に記憶となり遺るため、変化を嫌がる。
膨大な雑音に囲まれて朔が抱える心の内は誰にもはかりえることはできないだろう。
一度目は一香目線で読んでいたのだろうか。今回は第三者を通じて描かれる朔の様子が色濃く伝わってきてよかった。
朔の研究所への依頼人が持ち込む出来事に巻き込まれながら、一香と朔が出会うことで起こる反応や変化。そして戸惑い。
ある意 -
Posted by ブクログ
なんなんだ、この作品は、、、
千早茜さんの人の表現が尋常じゃないほど
繊細で、本当に友達の話を聞いているような
そんな感覚にいっつも陥るが、
この本は千早茜さんの小説で上位にくるほど
好きすぎた、、どタイプだった。
まずは、主人公と同い年であることや
同棲経験、、はああ、思い出して泣けることも
あった。
私には、ハセオに近い男ともだちがいて
本当に救われたなぁ、って思い出した。
私は、ハセオと男女の関係っていう
そういうのではなく、パートナーになりたいと
思ってしまった。
あと、フラッと寄れる自分のことを理解
してくれているバーも欲しい。
なんて素敵なんだ、、、
もちろん、浮気も不倫も -
Posted by ブクログ
『赤い月の香り』を読み終えたあと、続きがとても気になって、文庫本が出版されるまで待てないと思い、珍しく新書で購入しました
読む前は、何故これで完結なのだろうって思っていたけれども、読後は見事に結んでいるなぁーと納得の完結編でした❗️
読んでいて、誰にでも感情を強く揺さぶる記憶を呼び覚ます匂いというのを持っているのではないかなぁと思いました
舞台が京都というのも少し神秘的な感じで良かったと思います❗️多くの人は恐らく『透明な夜の香り』が好きだと思っていますが、個人的には『燻る骨の香り』>『赤い月の香り』>『透明な夜の香り』で本書がシリーズ中では一番好きです❗️