千早茜のレビュー一覧

  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    なんて真っ直ぐで綺麗で人間味のある作品なんだろうね…
    学生の頃のクラスに似ているというか
    当時その世界でしか生きられなくてその人しか見えなくてその世界のすべてだった人を失うこと、どれだけ自分の世界が真っ暗になったことだろうとおもう
    似たような経験を8個上にしていたので気持ちがよくわかる(勿論お相手は生きてますが)
    死後に作品のことを奥様から知るというのも良いし、何より藤子の名前に意味があったことをその後花言葉を調べて気づけたのが大きい 千早茜作品はじめてよんだけどキョーレツぅ、、、

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    2026年09月04日
  • 男ともだち

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    浮気や不倫をしているわけじゃないけど、
    主人公の考え方に大共感してしまった私も
    「人として大切ななにか」が欠落しているんだろうな。

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    2026年09月04日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    再読。前読んだときはこんなに響かなかったのに、なにこれ。

    好きなフレーズ
    "甘さっていうのはな、人を溶かすんだよ。ほっと肩の力を抜けさせる。でも、ただ甘いだけなら馬鹿でもできる。相手の感じ方を想像して、旨みを感じさせる甘さをださなきゃいけない。"

    私もできてない。

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    2026年09月02日
  • 透明な夜の香り

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    私の好みを色々伝えたAIにおすすめされて読んだ本。

    他の人の感想にもあったけど、とにかく「香り」についての描写がすごかった。
    文字を読んでいるだけなのに、本当にその香りがしてくるような感じがして、不思議だった。

    私自身、嗅覚が人より敏感なのか、今まで臭いで苦しい思いをすることが結構あった。
    良い匂いでも嫌な臭いでも、人より強く感じ取ってしまうことがあって、それがしんどいと思うことも多かった。

    だから最初は、どこか朔さんに自分を重ねながら読んでいた。

    でも読み進めていくうちに、朔さんが抱えているものは私が想像していたものとは全然次元が違うんだと分かった。
    自分が今までしんどいと思っていた

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    2026年09月02日
  • 男ともだち

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    線引き大事。男と女の関係を持たないことで、長く続けられる友情がある。

    ◾️私は「ふたり」という関係があまり得意ではないのかもしれない。恋愛における、相対する「ふたり」という圧倒的な逃げ場の無さがどうしようもなく息苦しくなる瞬間がある。

    ◾️自分の内側に渦巻く感情ら衝動をうまくごまかすことのできない私には向いた仕事だと思いたい。

    ◾️「付き合っちゃえばいいのに」「ううん、だってそしたらずっと一緒にいられなくなっちゃうじゃない」

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    2026年09月01日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    とにかく胸がぎゅうっとなり、泣いた。
    読み始めから読み終わりまででだいぶ印象を覆されました。
    夜目がきくというスペックをもった孤児の女の子(ウメ)が男社会で奮闘していくのか?みたいな印象で読み進めていましたが、間歩という闇をベースに、人が人に対して抱える情念みたいなものがいい塩梅で官能的に描かれていて、よくあるそっち方向じゃない話の広がり方にまるで葉脈のようだと感じました。

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    2026年09月01日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズ完結作で、時系列としては一番古い。朔の過去にまつわる話。
    過去2作よりも冒頭から謎が多く、その謎というか嘘がどんどん暴かれていく感じ。ミステリーではないけど、過去2作とは雰囲気が違った。

    文章がとてもきれいで、いろんなものの描写が手に取ってわかるような感じ。文章が好き。

    シリーズでは1作目が好きだな。これもこれで良かったけど!

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    2026年08月31日
  • 燻る骨の香り

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    古くから続く香を扱う家
    香も人も思惑までも匂いとなって燻る

    小川朔は相変わらず冷えた無糖の強炭酸みたいだった
    シリーズ最後ということだけど、もっと読みたかったな

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    2026年08月30日
  • からまる

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    心にじんわりと しみこむ
    7編からなる 物語は
    隣あい からまる
    ラストのお話は 泣いた
    どんなかたちでも
    生きているし
    生きていていい

    それぞれの人物がかかえるもの。

    心理描写が とても繊細で丁寧に
    書かれていて
    その場の空気も伝わるよう
    ぐっと心を掴まれる

    3話の からまる
    このお話が一番好きだった

    そして大原さん。
    素敵な人だ

    何度も読み返すだろう1冊になった

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    2026年08月30日
  • 透明な夜の香り

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    優しいお話。すごくおもしろくて一気読みしてしまった。少し科学的な話については無知だったから、ちょこちょこ用語を調べながら読んでいた。

    洋館での出来事と朔さんの発言からは、「香り」の奥深さを感じさせられる。言葉の意味として、ただ匂いを感じるだけのことではないのだと。
    今まで漠然と感じていた感覚に、名前を与えてくれた気がする。
    「香りは再起動のスイッチ」

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    2026年08月30日
  • 神様の暇つぶし

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    ずっと目を惹かれる文章
    主人公の感情がダイレクトに伝わった
    悪い男だなと思う
    食事シーンを描くのが上手すぎるお腹空く

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    2026年08月29日
  • 燻る骨の香り

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    「執着」と「香り」って実は関係が深いのかもしれない。香りって物体の分子レベルの隙間に吸着するものだから。一回染み付いた香りはなかなか消えないし消えたと思っても朔さんはそれを嗅ぎ取っちゃう。香ってしまうから執着しちゃう。
    若かりし頃の朔さん。一香さんに出会うまでは執着を知らなかったと思われるが10年後の二人は穏やかな関係でいることが伺われてよかった。
    ところで新城のオイルライターのKの文字は何の意味があるのかな?

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    2026年08月29日
  • 透明な夜の香り

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    とても良かった。

    朔さんは多くを語らないし、語らなくても匂いで分かってしまう。
    静謐でハーブの香りがする洋館。
    読んでるだけだけど、空気が透き通ってる感じがする。
    それと対比する俗世の臭いときたら。
    そのギャップもまたこの本の面白みだなと。

    前に小川洋子さんの『薬指の標本』をよんだけど、
    あれが不思議で不穏な感じだったのに対して、
    こちらも不思議な気配を纏っているけど不気味ではない。
    終わり方も良かったなと。

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    2026年08月29日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    本屋さんで目に留まり手に取った1冊。

    千早茜さんの作品を毎回読んでいて感じるのが、『惹きこまれた』です。

    解説の村山由佳さんが冒頭で『登場人物はもののみごとに屑』とど直球に言っていて笑ってしまったがまさにそう。

    その中でも主人公の神名は多くの人から見たら目も当てられないと感じる1人だと思います。

    ただこの神名が物語を通して変化していく様子から目が離せませんでした。

    その要因であるハセオとの関係性がまさにタイトルである『男ともだち』になるわけですが、純粋にこの2人の関係性は素敵だなと感じました。

    特に神名がハセオに対して、『あなたにとっての愛情表現は何』と聞いた際に、ハセオが『見てて

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    2026年08月29日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    おじいちゃんと孫娘が主に経営している、昭和のおもかげを残す商店街にある西洋菓子店が舞台の短編集。甘くて美味しそうなお菓子は出てくるが、それに絡めた人間関係や恋愛模様が結構ドロドロしていた笑 ネイリストや弁護士の仕事の様子も丁寧に書かれ、社会科見学できない意味で勉強になった。

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    2026年08月29日
  • 正しい女たち

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    仲良い女同士が抱えてる汚い感情みたいなの大好き
    ここまで熾烈じゃないけど正直あるよねこういうグロさ
    各々の視点が見られるのがいい、特にモデル?の子愛おし 千早さん桃好きなんですね、私も桃大好き

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    2026年08月28日
  • わるい食べもの

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    「私の食生活、つまらなくない?」って落ち込むくらい面白かった。食べ物ってこんなふうに表現できるんだ。びっくりした。
    1番驚いたのは、「果物を狩るけもの」に出てくる文章。果物について書かれていることを忘れるくらい、甘美な表現だった。うっかりスーパーで果物を見る目が変わってしまいそう。果物は、剥くのがめんどくさくてあまり食べないけど、久々に味わいたいなと思った。
    何かを考えたり、感じたりした時に、もっとぴったりな言葉で表現したいといつも思う。この本を読んで、その気持ちに拍車がかかった。言葉の引き出しをもっと増やしたい。色んな体験を残したい。

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    2026年08月27日
  • 透明な夜の香り

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    久しぶりに小説に触れたい、夜孤独な時間を共にしてくれる本が読みたかった。
    香りが好きで、そんな香りに敏感な調香師の物語というところで惹かれてしまった。

    短編のような形で、ストーリーが分かれているので読みやすい。そして展開も想像つかず止まらなかった。

    不思議な世界だけれど、登場人物の欲求は現実離れしていないから面白い。五感で様々な感情に名前をつけてしまう千早先生の技術に感動。美しい。

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    2026年08月27日
  • あとかた

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    どの人物も愛したり愛されたりすることが下手くそで、でもそれを切実に必要としていると感じた。差し込む光のようにふいに希望が見つかるのがあたたかくて美しかった。
    千早茜さんの作品を読むのはこれが初めてだったが、他の作品も読んでみたくなった。

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    2026年08月26日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    話題になっていて気になって読んだ。最初はよく分からない、なんだか暗い恋愛の話なのかと思っていたけど、読み進めるうちに、心がほっこりした。とても好きだった。最初は全さんが神様で、二人の恋愛は、全さんにとってはただの暇つぶしにすぎなかったという話だと思った。しかし違った。全さんは藤子が想像していた以上に藤子にのめり込んでいて、病気を患っていて余命がある自分のことを呪い、自ら離れるという選択をした。藤子こそが神様で、全さんが今後のことを考えてただ虚しい気持ちになっていたという全く逆の捉え方だと分かった。気持ちがほっこりする、読んで良かったと思える小説だった。

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    2026年08月25日