千早茜のレビュー一覧

  • 神様の暇つぶし

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    決して綺麗ではない関係で、途中、生々しい表現に気持ち悪いと思ってしまうことも何度かあって、でもこれこそ文中の「自分たちの恋愛だけが正しくて、あとは汚くて、気持ちが悪い」を見事に言い得た感情だなと思ったりしました。自分の中の黒くて汚い感情が出てくるような、それでもって共感したくなるような言葉もいくつかあり、個人的には好きです。

    てか、綺麗な関係ってそもそも何なん自分って書き終えて思いました。

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    2026年03月02日
  • マリエ

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    好きすぎて、感想を書けませんでした。

    この本を読んだきっかけで、千早さんの行きつけの香水屋さんで香水を買いに行きました。

    千早さんは香りの描写が素敵。

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    2026年03月01日
  • マリエ

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    今まで読んだ千早さんの作品のなかでいちばん好きだった。ひとりひとりの人間に、共感できる部分もできない部分もあり、共感はできなくても理解はできたり、、、
    30代の女性の人生を覗き見できて楽しかった。自分はどんな30代になるのだろう。
    にしても、千早さんの作品は、五感を刺激されるものばかりで楽しい読書をさせてくれる。お腹すいたな。

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    2026年03月01日
  • グリフィスの傷

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    ヤンジュさんのレビューを読んで面白そうと思ったので読んでみた。

    傷には、軽重はあれ、必ずそれが出来るに至ったストーリーがある。自分の身体にも無数の傷がある。それは無数のストーリーがあるということ。まさにヒストリーだ。そして、傷は身体だけでなく心にも。つけたりつけられたり。それらのストーリーをヒストリーにしていくことが「生きる」ことなのかも知れない。そんなことを考えさせられた。

    十の短編から成っているが、個人的に一番良かったのは「慈雨」。自分の不注意で子どもに傷をつけてしまった経験が、親なら誰でもあるのではないかな。それを悔やんでいる人ならきっと心にしみる話だと思う。(傷つけた相手が兄弟や友

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    2026年03月01日
  • 神様の暇つぶし

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    死期が近づいたら味覚が変わるとか、世界が違って見えるとか、言うけどさ、それって死にたくないくらい大切なものがある奴だけなんだろうな


    たったひとつの嘘もなかった。
    そこには神様がいた。
    全さんが見つけた神様が、重く、烈しく、醜いまま、息づいていた。
    光と影を呑み込んで生きる、ひとりの女のすべてがそこにあった。


    ただあの写真が語るんです。フジコという命の塊みたいな女に、どんなに廣瀬全が魅入られ、嫉妬し、執着したか。残りの少ない命だったからこそ、先生はあなたに惹かれたんです。

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    2026年02月28日
  • 神様の暇つぶし

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    たまたまふらっと入った本屋で目に入って購入。

    年上に恋を何回もしたことがあって、だから藤子に共感できる部分がたくさんあって。

    本を読んで心がこんなにも揺さぶられるのは初めてです。


    出会えてよかった一冊。

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    2026年02月26日
  • 赤い月の香り

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    前作と変わらず香りや情景の表現が素敵で、すっと物語の世界に入り込める。
    私は一香ちゃん推しなので、今作はメインではなくて残念だけど、朝倉くんという視点から洋館での出来事が進んでいくのはまた新鮮な感じでよかった。
    そして今作は内容が少し重めで心がぎゅっとなる場面が多かった。
    シリーズ最新作が近々出るようでとても楽しみ。

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    2026年02月26日
  • 透明な夜の香り

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    紺色の声って言葉、頭の中で浮かぶこの"小川朔"という人物像にいちばん調和する表現だなと思った。

    それと登場人物がみんな魅力的だった。
    働き者で京番茶が好きな源さん、粗野だけど朔のために自分がやれることは何か常に考え行動してる新城、うわべだけの共感はせず自分の中で物事を受け止める一香、鋭すぎる嗅覚に反しぼんやりとして灰色がかった目と紺色の声を持つ小川朔。

    朔と一香の、耽美でしたたか、どこかスパイスのような危うさを帯びた関係性が、友情とも恋愛とも言い切れないからこそこの作品の世界観にとてもよく馴染んでいて好き。

    永遠はとても甘美な響きだけど、人は忘れるから生きていけるみた

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    2026年02月28日
  • 赤い月の香り

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    続編なのを知らなくてこちらから読んだ。が、前作を読んでいなくてもすごく良かった。これも映像が浮かぶんだよな。映像が浮かぶ=面白い小説ってわけでもないと思うんだけど、浮かぶ映像が綺麗で澄んでる。自分の中の洋館の香りは、造られたウッディじゃなくて、本物の森林の香りに少しシトラス混ぜたような香り。それが香る気がする。すぐ隣に現実があるんだけど、異世界みたいで、本を開いて少し読むだけで涼しいところにちょっとお邪魔できるので好きです。

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    2026年02月23日
  • 神様の暇つぶし

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    もう素晴らしくて、最初から最後までここまで集中してのりめ込んだ感覚を久々に味わった。それくらい素敵でした!
    文章が描写が綺麗で、デトックスされていくようでした。ただ、少々生々しいシーンもあり、苦手な方はいるかもなと思いました。
    大人な恋のお話で、キュンとしたりハラハラしたり色々な感情が味わうことができました。

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    2026年02月22日
  • マリエ

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    離婚から始まるお話だけど、その後の出会い、結婚相談所、マッチングアプリ、いろんな恋の要素が出てきて、そしてみんな感じ方が違う。
    なぜか焦る気持ち、条件を見ちゃう気持ち、いくら真面目で真剣でも受け入れられない異性、結婚や子供のタイムリミット、恋愛についてめっちゃ考えさせてくれる。結局恋愛難しいし、幸せな結婚も自分次第だけどやっぱり難しい。

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    2026年02月22日
  • 赤い月の香り

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    前作を読んだ時点で本作は刊行されていたのだけれど、好きな世界観だったこともありこの世界の続きが手元にない状態だとどこか不安で開けずにいた。けれど、次作の燻る骨が刊行するとの情報を見て開くことに。
    この世界に足を踏み入れると、心の奥の奥の方が清涼感に包まれる。清涼感というよりかは冷えているというのか。とにかく、不純物が取り除かれて、余計な熱のないまっさらな状態になるような気がする。
    主人公が男性に変わったこともあり、この冷たさを味わうことはできないのかと思っていたところでのこれ!これだこれ!と心の内で叫んだ。
    そしてやはり小川朔、愛している。変わらない透明感、儚さ、そして芯。軽率に好きになってし

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    2026年02月22日
  • 赤い月の香り

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    千早茜さんの作品は、ストーリー展開を追うためではなく、ただただ文章と表現を楽しむためにある気がする
    何気に、小川朔の指示するレシピや料理、ハーブティーの描写がいちばん好きかも

    前作を再読したくなった

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    2026年02月22日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    実写化されるなら喜兵衛は鈴木亮平だなと思う。
    石見銀山に行きたくなる。
    石見銀山の歴史を学びたくなる。
    今まで興味もなかった場所に思い焦がれるような本に出会えてよかった。

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    2026年02月22日
  • マリエ

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    この人の描く物語に出てくる食べ物は全部美味しそう!ガーダータンめちゃ作りたい。「嫌味や攻撃的な言葉をいう人は満たされていない。」すごく納得。あとがきに「私たちの離婚」と題して、金原ひとみとの対談を収録。これが赤裸々で最高!

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    2026年02月22日
  • 透明な夜の香り

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    本から香りや温度や吹き抜ける風を感じるのは初めてだった
    それくらい、繊細で豊かなお話でした
    朔さんと一香ちゃん出会えてよかったなあ

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    2026年02月21日
  • 神様の暇つぶし

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    千早茜さんの生々しさのある文章。
    全さんと私の2人の空間に十分すぎる温度を感じてむせ返りそうになる。
    時間を置いてまた再読したい。

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    2026年02月21日
  • なみまの わるい食べもの

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    好きなものを好きなように食べている千早さん。食べ物に貪欲でとにかく自分の好きなものを大事にされている。千早さんのこのわるたべシリーズを読んでいるといかに自分が適当に食事をし、情熱も持たずにながら食いをして無駄なカロリー摂取をしているんだと感じる。いかんいかん。もっと食べ物に貪欲にならねば。

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    2026年02月20日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    生、性、精、聖、人生にある数多もの行為の一瞬を残したいという欲望は、結局は死には勝てない。あっという間に読むことができました。

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    2026年02月18日
  • 神様の暇つぶし

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    過去の、もう剥けないくらいに完治した傷跡を、引っ掻きたい衝動にかられる本だった。それくらいには、なにが良くてなにが悪くての、なにがの部分を、忘れてしまった。でも無性に恋しくなった。もういないひととの思い出が。あのとき、目の前のひとに夢中で、朝も昼も夜かもわからなくなる感覚を、酷く懐かしんだ。

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    2026年02月17日