千早茜のレビュー一覧

  • 神様の暇つぶし

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    とても心に響いた。
    全さんは父親を亡くした藤子を心配して近づいたと思う(最初から作品にすることは考えてなかったと思う)けど、恋愛を超えた愛でこれからも一緒にいたいと思ってしまったから身を引いたのかな。
    藤子にとって全さんはすごく魅力的(余裕もあって)だと思う。父親がいなくなった藤子の日常に入り込んで慰めの言葉があったわけじゃないけど励ましてくれて。女性として求めてくれて。急にいなくなって、作品のために利用されたと思った時は辛かったと思う。
    都合のいい解釈かもしれないけど、純愛だったんだと思う。(全さんは藤子を娘に重ねてたかも)

    傷ついたことがある人の優しさ。

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    2026年08月15日
  • 男ともだち

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    小説系が読みたくて友だちからおすすめされて読んでみた。今年映画化決定している。
    出てくる主人公の2人の人生、していることは私には経験したことないことでたぶん否定する側にいると思う。どちらかと言うと私は彰人側だと思う。神名とハセオは不倫も浮気もする、でもそれを偉そうに、棚に上げたりするわけではなく悪いことをしていると自覚しながらしている。でもその2人が発する言葉はすごく芯があって自分を生きている感じがして、かっこいいと思ってしまった。自分の直感を信じてやりたいことをやるハセオ、直感では動かないし考えて落ち込むこともあるけど、自分の意志を持っていて思いついた考えを疑わず実行する神名、似てないように

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    2026年08月12日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    今年よんだ恋愛小説の中で1番面白かった。
    誰もが一度は経験したことがあるだろう夏の恋愛を描いていた。
    歳がどれだけ離れていても、とびっきりかっこよくなくても惹かれてしまう人は惹かれてしまう。どれだけ時が経っても薄れない。そんな恋愛だった。
    文書の一つ一つが全さんに向けられた切ない言葉だった。主人のフジがどれだけ全さんに惹かれたか、痛いほど伝わってきた。
    恋愛の一連の流れを綺麗に書かれていた。
    ほんとに過去の恋愛を思い返す切ない恋愛小説。
    今年20歳になった私にはすごく共感して刺さりまくった。

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    2026年08月11日
  • 男ともだち

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    大きな事件が起きるわけではないのに展開が気になって一気に読んでしまった。
    ハセオみたいな男友達が欲しい人生だったけど、こんな尊い関係性は現実にはないでしょ、、とどこか俯瞰してる私はやっぱり男女の友情は成立しない派。
    2人くっつくのかなぁと思いきや(そんな展開を少し期待しながら読んでしまった)最後まで性愛には至らず、でも余韻が心地よい終わり方だった。

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    2026年08月11日
  • 神様の暇つぶし

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    千早茜作品で一番好きです。
    生々しさもありつつ、でもその魅力にどぶどぶと沈んでいってしまう。黒くて深くて…でも温かい。沼みたいな作品。
    作中に出てくる食べ物が凄く美味しそうなのも注目ポイントです。

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    2026年08月10日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    新しく洋館で働き始めた青年のどこか不穏な気配や、暗い影を背負う朔さんのミステリアスな佇まい。今回は「加害」も1つのテーマになっていて少し胸が苦しいところもあったけれど作品に流れるそんな仄暗さを、新庄さんや源さん、一香さんたちの存在が優しく和らげてくれてホッとした。読んでいて登場人物たちを象るような香りがふわっと漂ってくる感覚になるのは本当に凄いなと思う

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    2026年08月10日
  • 神様の暇つぶし

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    大学生の女の子と50代写真家男性の
    性別も年齢も生命力も性格も、なにもかも正反対な2人の
    恋愛のお話。

    儚くて儚くて、、辛いけど続きが気になって一気に読んだ!
    全さんみたいな、荒々しいけど優しくて、ふとどっか行っちゃいそうで、掴めなくて、
    っていう男の人が魅力的にみえる気持ち私もめっちゃわかる!!
    自分に興味がなくならないように必死に色々考えたり努力したりしながら、のめり込んじゃうし、自分の世界が恋愛でうまっちゃう経験、したことある人もいるんじゃなかろうか。。
    だから私は主人公の女の子の気持ちにめちゃくちゃ共感してハマってしまった本。

    大人からの視点と、若い子からの視点と
    盛り込まれていて

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    2026年08月09日
  • 男ともだち

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    神名とハセオの関係性は唯一無二のもの。ハセオは他の女の人にはクズっぷりを遺憾なく発揮するけど神名に対しては誠実そのもの。同棲相手がいながら不倫をする神名もなかなかのクズっぷり。そんな2人がお互いに対してだけは不思議なくらい誠実だった。ハセオは恋人ではなく気のおけない男友達だからこそ、神名も心置きなく甘えられたんだと思う。こんなふうに異性のソウルメイトがいるって羨ましい。

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    2026年08月09日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    面白くてすらすら読めた。食べ物をじっくり味わうのが良いなと思った。外食に行こうにも、「服装が…予算が…」と考えてしまう私。これではいけない、もっと食を楽しまなければ、と思わせられた。

    印象的なフレーズ
    「そばにいることを「許されている」のだと忘れないようにする。人が人といるのは当たり前ではない。」

    ふたりの仲はとても良いように見えたけど、一定のラインをきちんと意識しているからかなと思った。同時に、そう自分を戒めるくらい好きで一緒にいたいんだなーと感じた。素敵な表現。

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    2026年08月09日
  • 透明な夜の香り

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    背表紙のあらすじを読んで書店で購入した時に推察した印象とは少し違っていて、深く、穏やかな空気感もありながらミステリアスな空気感もずっと漂っていて1秒も飽きることがありませんでした。そして、香りと書くより薫りと書いた方が似合うような作中の薫り達を全て再現してその薫りに浸りたい。そんなことを思ってしまう小説でした。

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    2026年08月08日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    楽しめた。面白かった。
    読みやすく、情景や香りだけじゃなく、色と音も想像
    させるような文章が印象的だった。
    朔の声を紺色と表現した一香の感性も好き。
    新城の、源さんの声は…と、読みながら勝手に想像した
    りもした。
    天才的な嗅覚の持ち主で、色々な面で”普通”とは違うけ
    ど、一香を遠ざけた理由が”普通”で、なぜだかホッと
    したし嬉しかった。匂いじゃなくても、記憶は様々な
    形で遺る。音だったり、空気だったり、雰囲気だったり、
    感覚だったり。でも、香りを再現できる朔にとっては、
    避けられるのなら避けたい、という気持ちは理解できる。
    それにしても「紅茶の味が違う」って…なんという殺し
    文句!それに対して

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    2026年08月08日
  • 男ともだち

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    面白かった!!この作家さんの作品を読むのは初めてだったけど読みやすかった。
    自分の年齢的にマッチしたタイミングで読めたから、余計に面白かったのかも。
    主人公の友人関係に対する考え方が私と似ていたし、違和感なく読むことができた。
    私も昔は苦手だった人とでも、もしかしたら今なら仲良くできたり分かり合えるのかもしれない、そう思えた。
    『傲慢と善良』が好きな人はこの本も好きだと思う。
    千早さんの他の作品も読んでみたくなった。

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    2026年08月08日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    『その男の周りだけ青い夜の気配がただよっているように見えた』

    この一文だけで前作の感動が蘇った。
    五感に訴える文章と繊細な感情描写が狂おしいほど好きなシリーズだ。

    タイトルにも入っている「月」。
    序盤で月に関する謎めいた描写が連続していることから、月に着目して読み始めた。

    今回の主人公・満はカッとなりやすい性格であること以外情報が少なく、月との関連性も不明で序盤は感情移入が難しかった。

    だが依頼客のエピソードを通してパズルのピースが少しずつ揃い始め、次第に生い立ちとそこに隠された悲劇がうっすらと予見できてくる。

    絵が出来上がった時には、とっつきにくかった彼の行動原理が腑に落ちた。

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    2026年08月09日
  • 男ともだち

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    神名とハセオの気持ちが痛いほどよくわかってしまった。男女ってだけでともだちというにはこうも世間には受け入れられてもらえないし、説明が難しいし理解してもらうのはもっと難しい。
    彼氏、彼女!と言い切れれば関係性はわかるが、男友達!となると?って顔されちゃう。
    ただ、大切で失いたくない。
    女友達では埋められない何かがあるのを私も知っている。

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    2026年08月05日
  • 神様の暇つぶし

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    父親より歳上の男性を好きになり一緒に過ごした夏は白昼夢のようだった。爽やかな夏ではなく、ドロドロでぬかるみのような夏。深く愛した人につけられた心の傷は決して癒えることはなく、読者にも静かに傷を残す。千早さんは人間の黒い感情を描写するのが本当に上手い。読んでいてこちらも苦しくなる。それでも、不思議とまた読みたくなる。

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    2026年08月05日
  • 透明な夜の香り

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    不穏すぎず、冷たすぎない雰囲気が大好きです。
    言葉や香り、食べ物の表現が綺麗で心地よく、リラクゼーションを受けたような感覚。文字から伝わる沈黙や空気感が好み。深い紺色の声という表現が好きでした。

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    2026年08月04日
  • 透明な夜の香り

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    千早茜さんの“香り三部作”の1作目。

    天才的な嗅覚を持つ“調香師”小川朔と、
    過去の出来事が原因で一度社会の回転からはみ出してしまった若宮一香。

    彼らを中心に、どこかミステリーチックに綴られる連作短編のような形式。

    視力がかなり優位、というよりはそれ以外が劣位で“読む”行為がいちばん世界を捉えられる感覚のある自分とは縁遠い世界だけれど、主人公たちを中心に、それをとりまく登場人物たちもみんなが魅力的で、どんどん次のシーンと出会いたくなる。

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    2026年08月04日
  • 透明な夜の香り

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    はじめて千早茜先生の本を手に取りました。
    とても綺麗で透き通ったイメーの文章。そのなかに毒のある小さな棘が所々に。
    ただ綺麗なだけじゃないところにちらり人間らしさが見えて、でも全てが語られないところが魅力的。
    想像以上に好みでした。

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    2026年08月03日
  • 神様の暇つぶし

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    歳の差の恋愛は時々聞いたり目にしたりすることはあるけれど自分にはあまりよく分からなくて、この本を通してその人たちの恋愛を垣間見ることができた感じがする。

    出会いも別れも綺麗に描かれていてとても読みやすい小説。あっという間に読んでしまった。
    一線を超える前の二人の関係とその後の関係は距離感がやっぱり違うんだけど、超える前の二人のむず痒い感じがとても良かったなぁと思った。

    読んでよかった!と思える1冊。

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    2026年08月03日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    初めて読んだ千早茜さんの作品。
    食べ物の表現が素敵で、食べてみたいスイーツが沢山出来た。
    この人の文章が好きで他の作品も読み漁ってしまった。

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    2026年08月02日