千早茜のレビュー一覧

  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    前半は出来事がふわっと香っては消えていく感じ。おかげで読んでいてしんどさは感じないけれど、香りと同じように記憶には残る。
    後半からは一気に引き込まれて、自分にとって当時の記憶を呼び戻すための香りにはどんなものがあるか、考えずにはいられなかった。

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    2026年06月04日
  • 燻る骨の香り

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    千早茜の香りシリーズ、3部に渡る最終作。
    読み終えてしまった...っという寂しさと余韻と
    上手く言語化出来ない安堵感。
    "僕に近付くのは暴かれたいという欲望を抱えている人だけだよ"
    序盤から小川朔に射抜かれた。
    私も暴かれたい暴いてほしい、私自身も無意識な部分まで全て、そう強く思うほどに。
    1、2部作とは違う視点からのストーリーで
    ミステリー要素が強めに感じて新鮮だったのと
    死、嘘、執着、真相...酷く悲しく寂しくもあった。
    どれだけの孤独と騒音を抱えながら生きてきて、それは現在進行形で
    3部全てを読み終えても尚、小川朔が生きている世界は想像でしか知り得ないなぁっと...。

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    2026年06月06日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    気に入った服を長く着続けたかったらどうする?
    乱暴に扱うかい。

    靴だって服だって、自分の身体に馴染むまで
    手入れをしながら大切に使うだろう。

    人との関係だって同じさ、
    丁寧に扱えば長持ちする関係を築ける。
    まずは相手をよく見ることだよ

    『クローゼット』 / 千早茜

    ---

    十八世紀のコルセットやレース、
    バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、
    約一万点が眠る服飾美術館。

    ここの洋服補修士の纏子は、
    幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。

    一方、デパート店員の芳も、
    男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。

    デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。
    でも二人

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    2026年06月03日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    神様の暇つぶし依頼、千早茜さん著者2冊目。香りシリーズがあるというのを教えてもらい、早速購読。文字でしか表現されていないが、とても良い香りに包まれた源さんの作るお庭を拝見したくなった。匂いが記憶に残り続けるのはかなりしんどい。忘れたくない匂いはもちろんあるが、あまり嗅ぎたくない臭いは割とこの世にある。人の嘘まで嗅ぎ分けられる能力は、便利なようで、知らなくていいことまで知ってしまうので、生きづらいな。一香ちゃんが人の痛みを考えられる人で、でもそれは自分の体験した後悔からきているもので。好きなタイプの良き主人公だった。朔さんも源さんも、最後に呼び戻しにきてくれる新城も、登場人物全てが優しさに包ま

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    2026年06月03日
  • 眠れない夜のために

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    ネタバレ

    絶対好きな作家さんってわかってるから、読んでしまうのがもったいなくて香りシリーズを積読してる千早茜さん。

    眠れない夜は、から始まる10の短編と綺麗な挿絵、ひとつの芸術品のようでこれは購入して手元に置いておきたい。

    「水のいきもの」「夜の王」「寝息」が特に好きだった!
    人間が寝てる間の犬、脱走はしてほしくないけどこうだったらかわいいな!

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    2026年06月03日
  • 燻る骨の香り

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    サロンを開く前、前日譚
    朔と新城が一緒に仕事をするきっかけともいえる

    京都の老舗香道が抱える嘘と膿と闇をさらけ出す。類まれなる能力を持つ者への嫉妬、自分から離れてしまうのではないかという執着。姉妹兄弟といえどもさまざまなものが絡み合う。

    類まれなる才能(嗅覚)を持つ者が抱える苦しみ。
    このシリーズには、香りを通して、執着や欲望とは何かというテーマがあると思う

    朔も新城も20代後半ぐらいで、若くて青い。特に朔には鋭く脆さを感じた。

    そして現在、朔にとって、一香が変わらない存在になっているのがとても嬉しかった

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    2026年06月02日
  • 透明な夜の香り

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    赤い月の香りを先に読んだんだけど、やっぱり1作目のこっちのほうが良かった。また読みたい。登場人物に魅力がある

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    2026年06月02日
  • 燻る骨の香り

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    おなじみの小川朔と新城が香りのサロンを開く前の話になっていて、ある家に隠された秘密を「香り」を通じて暴いていくのですが、全作通じて暴かれる秘密は本当に切なくて毎回心にジーンとくる。
    まだ小川朔と新城もコンビになる前なのに、今作の中盤から新城が小川朔を気遣う言葉や態度があったりして、ここから名コンビになっていくのかあ。とファンながらその辺も楽しめました。
    千早茜さんの流れるような美しい筆致も本当に魅力的で、3作とも本当に大好きな作品です。

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    2026年06月03日
  • 燻る骨の香り

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    「香り」三部作の完結編。

    天才調香師・小川朔が、サロンを開く前の二十代の頃を描いた前日譚にしてシリーズの最終作である。

    京都の香老舗・瑞雲堂の社長の娘・丹穂が亡くなり、荼毘に付す際にあたりを満たしたのは、最高級の伽羅の薫りだった…

    始まりから香を感じるようで、なんとも秘密めいた雰囲気が漂う。
    何かが始まる予感が否応にも膨らんできて、期待度が増す。

    葬儀から父は部屋からでなくなり、代理で社長業をする丹穂の姉・真奈の前に現れたのは、「伽羅の骨」を探しているという態度のでかい新城と生前の丹穂との約束を果たしに来たという小川朔だった。

    探偵である新城と嘘の臭いを嗅ぎ分けることができる小川朔に

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    2026年06月01日
  • 神様の暇つぶし

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    全さんに会いたくなる。気づいたら引き返せなくなってるあの感じ、経験したことあるようなないような。ずるい大人だよね。

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    2026年06月01日
  • 神様の暇つぶし

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    めちゃくちゃ今の自分に響いた。
    主人公にとても共感した
    ただ触れていたいだけ、触れられたいだけ
    浮かれられるほど幸せ
    たとえ騙されていたとしても
    夏ってほんと罪だよな〜〜〜

    誰かと関わると、もう出会う前の自分には戻れなくなってしまう。
    みんな自分の恋愛だけが綺麗なんだよ。
    時間は記憶を濾過していく。
    思い出とは薄れるものではなく、濾されてしまうもの。

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    2026年06月01日
  • 透明な夜の香り

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    3作目新刊を読み始めても、話の内容があやふやすぎて、読み直したくなり再読しました。

    朔がどのような闇をかかえていきていたのか、新城との関わり、一香との関係。

    嗅覚が鋭すぎて、匂いからあらゆる情報を、嘘や秘密もを聞き(嗅ぎ)取る朔。
    そして、匂いは永遠に記憶となり遺るため、変化を嫌がる。
    膨大な雑音に囲まれて朔が抱える心の内は誰にもはかりえることはできないだろう。

    一度目は一香目線で読んでいたのだろうか。今回は第三者を通じて描かれる朔の様子が色濃く伝わってきてよかった。

    朔の研究所への依頼人が持ち込む出来事に巻き込まれながら、一香と朔が出会うことで起こる反応や変化。そして戸惑い。
    ある意

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    2026年06月01日
  • 燻る骨の香り

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    これで香りシリーズが完結か…名残惜しい。こんなにも匂いたつような小説は類を見ない。
    3作目の舞台は京都。謎解きの要素があって、ミステリアスだった。柊屋、俵屋、炭屋のいずれかで香を焚きしめながら読みたい一冊。
    読み終わるのがなごり惜しすぎて、ページをゆっくりめくりながら読んだ。

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    2026年05月31日
  • 透明な夜の香り

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    香りは記憶と紐づいていることを実感した一冊。
    読み終わった後に、自然と香りに敏感になっている自分がいる。
    香水のトップノート・ミドルノート・ラストノートのように、章によって香りがうつり変わってゆくのが文章から伝わって秀逸。
    小川朔がとにかくメロい。香りから物事の背景を読み取れるほど、嗅覚と感性が敏感であるが故に、どうしようもなく人を惹きつける魅力があるのだろう。
    個人的には、村上春樹からエロ要素を差し引いたようなとにかく美しい文体が好き。普段ほとんど小説読まないが、これは一気読みした。

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    2026年05月31日
  • 燻る骨の香り

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    ネタバレ

    シリーズ完結ということで寂しさが残る。
    本当に素敵な作品。お香の老舗のお話なので、聞いたことがないような単語がどんどん出てくる笑
    千早さんの作品は余韻がとても素敵で、最後の数ページが特に心掴まれる。
    小川朔、会ってみたいな。

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    2026年05月31日
  • 男ともだち

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    登場人物が全員魅力的で、読後感がよかった。
    タイトル通りの内容だったが、よい意味で思っていた内容では、なかった。

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    2026年05月31日
  • 男ともだち

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    なんなんだ、この作品は、、、

    千早茜さんの人の表現が尋常じゃないほど
    繊細で、本当に友達の話を聞いているような
    そんな感覚にいっつも陥るが、
    この本は千早茜さんの小説で上位にくるほど
    好きすぎた、、どタイプだった。

    まずは、主人公と同い年であることや
    同棲経験、、はああ、思い出して泣けることも
    あった。
    私には、ハセオに近い男ともだちがいて
    本当に救われたなぁ、って思い出した。

    私は、ハセオと男女の関係っていう
    そういうのではなく、パートナーになりたいと
    思ってしまった。
    あと、フラッと寄れる自分のことを理解
    してくれているバーも欲しい。
    なんて素敵なんだ、、、

    もちろん、浮気も不倫も

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    2026年05月30日
  • 燻る骨の香り

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    『赤い月の香り』を読み終えたあと、続きがとても気になって、文庫本が出版されるまで待てないと思い、珍しく新書で購入しました

    読む前は、何故これで完結なのだろうって思っていたけれども、読後は見事に結んでいるなぁーと納得の完結編でした❗️

    読んでいて、誰にでも感情を強く揺さぶる記憶を呼び覚ます匂いというのを持っているのではないかなぁと思いました

    舞台が京都というのも少し神秘的な感じで良かったと思います❗️多くの人は恐らく『透明な夜の香り』が好きだと思っていますが、個人的には『燻る骨の香り』>『赤い月の香り』>『透明な夜の香り』で本書がシリーズ中では一番好きです❗️

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    2026年05月30日
  • 人形たちの白昼夢

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    儚くて幻想的で、でもどこか暗いところもあってだからこそ純粋な心がより透き通って見えるようなお話たちでした。
    特に『プッタネスカ』『スヴニール』『ビースト』『アイズ』『ワンフォーミー・ワンフォーユー』の5つの話が好きです。
    ワンフォーミーワンフォーユーの「あなたのその手で、その指で、わたしを粉々に砕いて欲しかった。」がすごく印象的でした。茶器にも心があって、持ち主を愛したために持ち主の死と一緒になりたいと願う言葉が千早茜さんらしいと個人的には感じました。

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    2026年05月30日
  • 透明な夜の香り

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    読みながら香りを感じるような作品でした。
    読みやすく、スラスラ読めました!一香と朔の関係性はもちろん、取り巻く人物たちとの空気感もとても良かったです。とても好きな作品です!
    続編も読みたいと思い思います!

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    2026年05月29日