千早茜のレビュー一覧

  • なみまの わるい食べもの

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    大好きな千早茜さんのわるたべシリーズ。今回も美味しそうな食べ物にまつわるエッセイを堪能させてもらった。

    わたしが千早茜さんを好きなのは、品があって想像力を掻き立てられる控えめ且つ力強い文章や、美味しそうな食べ物の描写など、作家としての筆力ももちろんなのだけど、彼女と自分の類似点があまりに多くて、気持ちがわかるなーと思う部分が多いからだ。

    繊細で(神経質とも言える)、こだわりが強くて、いつもうっすら体調が悪くて、人と関わることが苦手で内向的で‥。エッセイを読んでいると「わたし以外にもこういう人いたんだ!」と嬉しくなるくらい。

    ひとつ大きく違うのは、わたしは食べることが好きだけど、千早さんの

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    2026年07月03日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千早茜にどハマりしたきっかけの作品。
    女という概念を人にするとウメになるというぐらい、自らの選択で人生を切り開いていくウメがカッコよくてまさにロールモデル、理想の女性像だった。
    しばらく余韻に浸かってて、いつもなら余韻がある時はまた二週目読むけど、二週目読んでしまってこの物語が全部理解できてしまったら勿体無いと思うぐらい面白かった。
    本の内容を忘れた頃にまた読みたい!!!

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    2026年07月03日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    1日で読破
    女と男はいつまでもこうだね、、、、、、
    仕方ないものは仕方ない
    めまぐるしいほどのエネルギーのぶつかりと冷たいほどの自然の理

    最近読んだ本で1番面白かったいっきよみ

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    2026年07月02日
  • 眠れない夜のために

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    ネタバレ

    毎晩、一日一話読み進めました。
    どの作品もいとおしかったです。
    あなたを知りたいって言葉はすごく素敵な愛の言葉だと感じました。

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    2026年06月23日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    まるで私のために書かれたのかというくらい、私には刺さる内容だった。

    私はお洋服が大好きだ。でもそれに気がついたのは、今のアパレル系の会社に入社してから。
    それでも思い返してみると、幼少期からお洋服好きの片鱗は表れていて、確かに今もファッション系の展示には積極的に足を運んでいる。

    本作にはたくさんの有名デザイナーの服や、服装の変遷、素材や修理方法が登場する。私自身も学芸員の資格をもっていることから、展示の方法や収蔵庫の様子がありありと想像できたことと、今まで見てきた展示や図録などの知識が全て繋がった快感のようなものが、この本のページをめくる手を加速させた。

    この本には挿絵も、勿論生地見本も

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    2026年06月26日
  • 雷と走る

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    犬という生きものは、いったいなんなのだろう。
    絶対に裏切らない愛情をくれて、深い信頼関係を築ける存在。
    それでいてあくまでも獣であり野生を宿す生きもの。

    虎と名付けられた大型犬と暮らした主人公まどかは「あれが、あれこそが愛だったと確信している。虎は、私が所有した唯一の愛だった」「大人になったいまでも、虎以上に信じられた存在はいない」と、語る。

    千早茜さんの文章は、自分がその場にいるかのような体験をくれる。
    その文章で描く犬たちの姿が、鮮烈なアフリカの情景の中で生き生きと躍動する。
    犬好きの私にとってはたまらなく魅力的だった。

    物語は子どもの頃のアフリカでの日々と、32歳の現在の日々が交互

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    2026年06月16日
  • グリフィスの傷

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    傷をテーマにした10篇の短編集。どうして傷はこんなにも私たちを惹きつけるの?完璧じゃないものに愛しさや親和性、美しさを感じるのか不思議。その傷に思いを馳せるから?傷の原因や傷ついた時の気持ちや痛みなどの奥まったものを想像したり、知りたいと思うからなのかしら?
    どの話も好きで、ハッとする文章がたくさん出てきてどうしてこんなにも鮮明なんだろうと思っている。好き、好き大好き。
    「この世のすべての」は特に好きなお話。傷つけられたものが弱いだなんて誰かの勝手な思い込みだよね、いつだって世界は生きやすい方が良いんだから。

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    2026年06月14日
  • こりずに わるい食べもの

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    わるたべシリーズ3作目。今回も面白かった~♬
    何故か4作目を先に読んでしまったため、
    あれ、殿は?、東京で一人暮らし始めたの?と疑問に思っていたことが、今回の3作目を読んで納得できた。

    相変わらず食に対しての執着心が凄くて(笑)
    こんなにも手間暇かけて美味しく好きな物を食せることが羨ましかった。(私は面倒くさいが勝ってしまう…笑)

    個人的には雨の日のココアとビスケットの話がお気に入り。私も雨の日の楽しみにココアを作ろうかな〜?と思ったり。笑



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    2026年06月10日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服飾美術館を舞台にしたお話。
    私が10代の頃ロリータファッションにハマっていたこともあり、楽しく読むことができた。破れた洋服を一針ずつ縫うように、纏子の心の傷が少しずつ癒えていくように感じた。好きな服を丁寧に扱うように、この作品もずっと大切にしたいと思う。

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    2026年06月08日
  • マリエ

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    各章のタイトルが好きだった。特にお気に入りは、「雨の蜜月 ポリープ 桃モッツァレラ」

    結婚についても、恋愛についても、
    関係性についてだって、目の前の相手と自分では捉え方が違うのかもしれない、と思った。

    その人の世界はその人にしか捉えられないし、不倫や結婚、離婚と名前がついているけど、その中身は千差万別で当たり前で。

    千早茜さんの小説は、感情やその時の気配が流れ込んでくるような感覚がある。だから、物語を受け取りながら、自分の内側に深く潜るような感じになる。とても好き。

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    2026年06月07日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    気に入った服を長く着続けたかったらどうする?
    乱暴に扱うかい。

    靴だって服だって、自分の身体に馴染むまで
    手入れをしながら大切に使うだろう。

    人との関係だって同じさ、
    丁寧に扱えば長持ちする関係を築ける。
    まずは相手をよく見ることだよ

    『クローゼット』 / 千早茜

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    十八世紀のコルセットやレース、
    バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、
    約一万点が眠る服飾美術館。

    ここの洋服補修士の纏子は、
    幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。

    一方、デパート店員の芳も、
    男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。

    デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。
    でも二人

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    2026年06月03日
  • 眠れない夜のために

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    ネタバレ

    絶対好きな作家さんってわかってるから、読んでしまうのがもったいなくて香りシリーズを積読してる千早茜さん。

    眠れない夜は、から始まる10の短編と綺麗な挿絵、ひとつの芸術品のようでこれは購入して手元に置いておきたい。

    「水のいきもの」「夜の王」「寝息」が特に好きだった!
    人間が寝てる間の犬、脱走はしてほしくないけどこうだったらかわいいな!

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    2026年06月03日
  • 人形たちの白昼夢

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    儚くて幻想的で、でもどこか暗いところもあってだからこそ純粋な心がより透き通って見えるようなお話たちでした。
    特に『プッタネスカ』『スヴニール』『ビースト』『アイズ』『ワンフォーミー・ワンフォーユー』の5つの話が好きです。
    ワンフォーミーワンフォーユーの「あなたのその手で、その指で、わたしを粉々に砕いて欲しかった。」がすごく印象的でした。茶器にも心があって、持ち主を愛したために持ち主の死と一緒になりたいと願う言葉が千早茜さんらしいと個人的には感じました。

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    2026年05月30日
  • こりずに わるい食べもの

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    20代の読書沼の主…推し作家は間違いなく千早茜さん✨

    このエッセイを読んでやっぱり私の推し♡と思ってしまった(⑉• •⑉)❤︎

    食に対する情熱
    食に対する言葉選び
    食に対する価値観

    私の五感をびしびし刺激してくれるし、共感できる点が多いんですよねぇ~♡

    この作品もエッセイごとのタイトルが秀逸✨
    『祖先返り』『ぬぐい菓子』
    むっちゃ好きです

    『西洋菓子店プティ・フール』もまた読もうっと♡

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    2026年05月28日
  • あとかた

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    留めておきたい衝動について。名前や枠組みではなく、心に踏み込むための、印、あとかた。
    失いたくないに正直であること。

    うまく言葉にできないけど、人といることは単純ではない。

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    2026年05月23日
  • 魚神

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    ネタバレ

    没入して読んだ。蓮沼という男がまぁ言ってしまうと当て馬なのだけれど、あまりにもツボだった。どうして結ばれない……(結ばれないからいいんでしょうが)。
    読んでるうちに世界観に浸り込んで、情景が目に浮かび音も匂いも体感した気分になる。遊郭という楽園の檻、煌びやかでありながら人の業が渦巻く薄暗さとそこに漂う哀愁がいい。

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    2026年05月23日
  • マリエ

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    読みやすかった。
    日常の一コマを見ているような描写。ありそうな設定や出会う人たちもスルッと入ってくる。初めての作家さんだったけど、今後も注視していきたい。

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    2026年05月22日
  • わるい食べもの

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    一文目から凄く面白くてページをめくる手が止まらなかった。食の好みは歳を重ねるにつれ変わっていくとあって、自分も自分の好みの味の変化を楽しみたいなと思った。

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    2026年05月16日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    冒頭から細かい描写が美しく小説の世界へ誘ってくれた。
    服が好きで吸い寄せらる様に集まってきた登場人物たちの美術館での物語は、読んでいてワクワクさせられた。
    そして2人の主人公それぞれの心の傷が2人が出会うことで、周りを巻き込みながら少しずつ癒されていくところがいいなぁと。
    お守りみたいな言葉がいくつもあり、また再読したい。
    オススメ
    ・手仕事が好きな方
    ・服が好きな方
    ・少し心に傷がある方

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    2026年05月12日
  • グリフィスの傷

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    今まで読んだ本の中で、これはすごく余韻が残る作品だった。
    どの冒頭の描写も独特な雰囲気から展開される10の傷をテーマにした短編からなる。
    その中で特に印象に残ったのが、あおたんと指の記憶で、他の話があるから、特にこの2つの物語が際だっていた話だった。
    あおたんは、不幸な生い立ちから容姿を捨てて、亡くなったおっちゃんを心の支えに健気に生きていく主人公の生き様が凄く心に刺さった。
    もう一つ、指の記憶は、この話が一番生々しく心理的に嫌な描写があるが、主人公ではないが、嫌われ者の千田さんの生き様が心情的に心に残った作品だった。
    ぜひ他の人にも読んでほしいと思った1作です。

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    2026年05月08日