千早茜のレビュー一覧

  • 赤い月の香り

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    前作を読んですぐに続編を読んだ!一香さんの代わりに小川朔の洋館に出入りすることになったのが、朝倉満という強い怒りの香りがする青年。今回も様々な依頼人がやってくる。満のいう「赤い月」とは何か。強い怒りの感情の下には、何が隠れているのか。香りを通じて人の本質に迫るのがとても面白かった。
    やっぱり匂いと静寂、今回は色も強く感じた。また執着の話が出てきた、正しい執着、なるほど。母子の関係に正しい執着という表現がぴったりで感心した。
    次が最後の続編!早く読みたいような、終わるのが寂しいような。

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    2026年04月25日
  • 透明な夜の香り

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    ここ最近、少し読書がしんどい、、かも?
    って思ってたけど
    自分好みの本と出会えてなかっただけだった。

    この本は、平日の2日で読み終えた。
    本当に面白かったし、やっぱり私は
    この作者さんの紡ぐ言葉とか
    ものの例えかたがとてもすきだ、、。

    しかも、今日、3シリーズ目が発売されて
    しっかり買いに行った。
    出会えてよかった、、
    最初は、パケがあまり好みじゃなかったんだけど
    そんなのどうでもいいぐらいに
    中身だった。

    個人的に私は朔が従兄弟だったら
    良いのになって思った。素敵だ、、、

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    2026年04月24日
  • 透明な夜の香り

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    ★4.0
    読みながらも清潔感のある香りが漂っている気がして背筋が伸びた。日々の生活を過不足ない感じで整えたくなってくる。
    匂いもまた視覚や聴覚で得られるのと同じくらい(もしかしたらそれ以上)の情報を持っていることに気づかされた。そして記憶との結びつきも強い。

    ちなみに私はオイスターソースの香りで夏の到来を感じます。

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    2026年04月23日
  • さんかく

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    とにかくご飯とお酒が美味しそう!
    こちらの作者さんの作品は2作目ですが
    食べ物の描写が沢山あってつい食べたくなってしまいます。
    お話は少し歪な三角関係のようで正直どのキャラクターにも感情移入はあまりしなかったです。
    ただ、それぞれの思考に確かにな〜と考えさせられることは沢山ありとても読みやすくスラスラ読めました!

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    2026年04月23日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜に読むのにとても心地よい。
    半分眠り半分覚醒しているような、不思議な感覚。そういう時にしか出会えない世界が広がる。

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    2026年04月22日
  • 正しい女たち

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    歪な恋愛物語なのにサラサラと読みやすいのは
    さすが千早茜の筆致だ、、

    『海辺の先生』が特に好み。
    最後の一文の
    「万年筆は、インクを入れたきり、ひきだしの奥で眠っている。」
    の締め方が個人的に良すぎて、素晴らしすぎた。(語彙力無)


    「小さな笑いがもれた。どうして、なんて私が訊きたい。どうして両親は別れたのか。
    どうして母はスナックなんてはじめたのか。どうして私はこんな町にいなくてはいけないのか。どうして大人は夜になると酒を飲んで騒ぐのか。テストの問題だけじゃない。
    わからないことはたくさんあった。けれど、私は尋ねることはしなかった。ただ、ぽっかりとした空欄を呑み込んできただけだ。」

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    2026年04月22日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    知人に勧められて読んでみた。
    食べ物の描写が多く、余命宣告を受けている全さんは食べない、若い藤子はたくさん食べるという生と死のコントラストが印象的だった。

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    2026年04月22日
  • 透明な夜の香り

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    赤い夜の香りが文庫化したので再読。
    本なのにハーブの良い香りがする不思議な本。
    食べるものから、使用する化粧水、身につける服まで整った生活を見ていると、だらけた生活をしていては駄目だと背筋が伸びる。

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    2026年04月20日
  • マリエ

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    夫から「恋愛がしたい」と言われ、離婚を切り出されたまりえ。
    マリエという名の新しい香水を纏い、白いシーツのようにまっさらな気持ちで桐原まりえに戻る。
    陽当りのよいワンルームで好きな家具を買い揃え、自分らしい自由な一人暮らしを始める。
    大学時代の先輩たちとの再会や、7歳年下の由井くんとの出会い、結婚相談所での体験を経てまりえがたどり着いた場所は…。

    離婚をテーマにした小説ですが、とても面白かったです。
    伊勢物語が書かれた平安の時代から、女性の生き方、パートナーに望むことは千差万別で、まりえのまわりにも個性に溢れたいろんな女性が登場します。
    「人生は冒険」そんなふうに思えたらきっと楽しいのだなと

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    2026年04月19日
  • グリフィスの傷

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    傷のお話。
    竜舌蘭、林檎のしるし、グリフィスの傷、あおたん、まぶたの光が特によかった。
    人は血を流さないと傷ついていることに気づけないということ、言われてみるとそうだなと思うのに、またすぐに忘れる。
    グリフィスの傷、目に見えない傷。その傷が積み重なって割れたときにやっとことの重大さを知る。

    何が書きたいのかわからなくなっちゃったけど、竜舌蘭とグリフィスの傷は見えない傷が印象的だった。林檎のしるし、あおたん、まぶたの光は単純に好みだった。

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    2026年04月19日
  • マリエ

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    おもしろーい!!

    結婚が悪いとも離婚が良いとも、
    人それぞれに幸せの価値観違うよね
    ってところが純文と違って息苦しくならない。

    あといつもながら料理が美味しそう!



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    2026年04月18日
  • 透明な夜の香り

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    ふと感じては消えていく香り。
    忘れているつもりでも永遠に海馬に記憶されている香り。
    この小説も、まさに"香り"のようなお話だった。

    それぞれのエピソードはズドンと音が聞こえるような重さや辛さがあるのに、香りのようにさらっと通り過ぎ、いつもと変わらぬ日常へ戻っていく。

    読後はついぽーっとしてしまい、自分自身のずっと忘れたくない大切な香りも、二度と嗅ぎたくない香りも、ぼんやりと思い浮かばせていた。

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    2026年04月18日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    ミステリーかサスペンスを想像して手に取ったら、濃厚な人間ドラマが待っていた。
    「匂いは海馬に直結する」って本当にその通りで、匂いで記憶がぶわっと蘇ることってたくさんある。

    何も聞かずにそばにいてくれた一香のことが特別になって、特別になったからこそ変化することが怖くなった、なんてクソデカ感情以外の何物でもない。
    恋愛感情ではないが大きな愛情に弱いんだよなぁ〜!!

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    2026年04月17日
  • 透明な夜の香り

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    世界観が良い。
    香りものが好きなので、作中の香りを想像しながら読むのが楽しかった。色の例えも沢山出てきて、表現がとても好き。
    心の中には森がある。奥深くに隠すうちに自分も道に迷ってしまう。という言葉に共感。
    朔さんのように匂いだけで人の心や色んな事がわかってしまうと生きづらそうだけど、だからこそ素敵な人達に囲まれているのだと思う。
    続編も読むのが楽しみ!

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    2026年04月17日
  • 神様の暇つぶし

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    主人公はあまりにも若くて青い。自分に正直で良い。自分の利益のために他人の純粋な気持ちに漬け込むのは良くない。

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    2026年04月16日
  • マリエ

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    千早茜さんの作品は、男女のいやらしい?色っぽい感じが爽やかに書かれていて、かえって記憶に残ります。「男ともだち」も好きです。

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    2026年04月16日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    なんか全さんが藤子を振り回しているように見えるけれど、実際には藤子の人生のほんの一部にしかなれなかったのが全さんで、そのことを本人も悔やんでいて作品にしたのだと思う。だからこそタイトルは「神様の暇つぶし」で、結局は藤子にとっての“暇つぶし”程度の存在にしかなれなかった。

    里見死なないで欲しかったナー。。

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    2026年04月16日
  • マリエ

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    なんだが日々思っていたことが言語化されていたような1冊だった。

    婚活アプリやらもそうだが、通販で服を買う時もそうて、これが欲しいと思ったら絞り込むので、店頭で目で見て「これも素敵だな」の機会を損なっているのは頭でわかっていても、効率がいい方を選んでいる。
    今の自分も、自分が思ってもいなかった「これ素敵だな」を日常に求めているのかもしれない。

    由井くんは素敵だが、完全に確信の部分を避けて通っているくせに、人には「わかってよ」を求めるのは、嫌だなと思った。
    でも、まりえは今それが欲しいんだと思う。
    そういうのの気持ちもよくわかった。

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    2026年04月15日
  • 神様の暇つぶし

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    マリエに続く二冊目の千早茜さんの作品
    マリエのマリエさんに比べて藤子ちゃんは若く素直で真っ直ぐで、でも自分とは全然似てないので共感はできないけど彼女幸せになってくれたらいいなと思いました

    タイプとしては違うと思うのですが、藤子ちゃん、山本文緒さんの恋愛中毒の水無月さんに似てるなぁと端々で感じたのですが、同じ感想の方いないですかね

    作品が似てるというのではなくて、恋愛に生活や人生が狂ってしまうほどハマってしまう女性は上手く表現できないけど似たような狂い方をするのかな、と思って読んでいました

    同じタイトルのGO!GO!7188の曲が無性に聴きたくなって読んでる間ずっとリピートしてました

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    2026年04月14日
  • 透明な夜の香り

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    美しい描写から香りだけでなく五感すべてを感じとれるような文章、きれいなものだけでなく、人間の影の部分や生々しさもしっかり読み取れる。体調だけでなく感情や嘘も嗅ぎとってしまう、すごい才能の天才だけどなんて生きづらいことだろう。幸いなのは周りの人たちが良き理解者であること。
    彼等はこれからどうなっていくのだろうか続編があるのなら読んでみたい。

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    2026年04月14日