千早茜のレビュー一覧
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女ともだちがテーマというだけあって
共感も怖さも面白さもあって
感情が良い意味でぐちゃぐちゃになる。
短編だからサクッと読めるし
作家さんによって文体も違うから
一気読みというよりは作品ごとに間を開けて読んだ。
最後の獣の夜が近い女ともだちが見事に描かれてて読みながらもドキドキした。Posted by ブクログ -
洋服補修士として服飾美術館で働くまきこ。
男性だけど女物の服が好きなデパート店員かおる。
ふたりはそれぞれに秘められた、重く苦しい過去を背負っている。
デパート展示を通してそんなふたりが出会い、かおるが服飾美術館にボランティアスタッフとして足繁く通うようになることで、ふたりの物語が進み出す。
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私の心情を代弁してくれているようなセリフにびっくりしました。
『昔はもっとダイレクトに傷ついていた。仕事でも、恋愛でも、友情でも、親子関係でも、日常の中のちょっとした女性蔑視にも。でも、今は傷ついている自分に傷つく歳になった気がする』
まさにそれです!
Posted by ブクログ -
すでにコロナの時代を忘れつつある今、振り返る機会を与えてもらって良かった。本の内容とは関係ないが、家族が揃って毎日夕食がとれた日はもう来ないかと思うと、良い機会だったとも思う。Posted by ブクログ
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女の子のころから感じていた女としての楽しさ、生きにくさ、めんどくささ、近くてうざったく思えるときもある母親との関係性など、さまざまなものを感じて大人になったなと自分の人生を重ね合わせながら読むことができる。
これを読んだ男性陣はどのように感じるのか気になる。笑 きっと恐怖だろう。Posted by ブクログ -
自分の意見を程々に持っている主人公。生涯独身とは異なり離婚してからの独身となり、周りの見え方や知らない世界、知らない価値観に触れて自分を更に知っていく。
他人の正解を私が決めてはならないし、私の正解を周りが決めることも違う。新しいことに触れることで、私も自身と向き合い、私の正解を生きたい。Posted by ブクログ -
香りをテーマとしつつ、その本質は哲学的だった。愛着と執着の違いや、変化に対する戸惑いや葛藤。人間の持つ自己矛盾など、頭に残るフレーズや考えさせる内容が散りばめられていた。
地の文の表現力やセリフ回しが綺麗で、読んでいてスッと入ってきた。Posted by ブクログ -
こうゆうお話好きだ...となった作品です。
蓮沼のキャラ良すぎるな
スケキヨは欲を言うならもう少し掘り下げて欲しかったなという感じです。そしたらもっともっっと素晴らしい作品になったのに!と個人的に思いました。Posted by ブクログ