千早茜のレビュー一覧

  • ひきなみ

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    主人公の心情の描写が人間の本質をついているなと感じた。誠実な人もいれば、人を差別することで人との関係をつないでいる人達もいる。
    最後はスッキリした。

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    2026年07月26日
  • ひきなみ

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    何回か言ったことのある島の景色は本当に美しいがゆえに切ない物語。

    (海)おなじ「ひきなみ」を見ていても、真以は道として、葉は虹として見ていたことが、それぞれの生き方の違いを感じた。だからこそわかり合えることもある。両親の都合で祖父母の住む島で暮らす事になった葉。島の中ではあることで島の人たちからは忌み嫌われ祖父と暮らす真以。閉鎖的な島で2人は浮いてしまう。そこで二人は共鳴するが。ある脱獄犯の出現で大痔動になる。
    (陸)大人になった葉と真以は再会する。
    葉は女で高学歴だということでバワハラの標的とされる。読んでいてこの部長はただだ自分の領域を超えてくる葉におびえてるだけなのだ。こんな上司いる(

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    2026年07月26日
  • 正しい女たち

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    女だから書ける生々しさ。正しさと逸脱というテーマだけでなく,人間関係もオーバラップする巧妙な連作。千早茜は初めて読んだけど良かった。

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    2026年07月21日
  • 桜の首飾り

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    ネタバレ

    夏に読んだ桜の短編を集めた本。
    最初は日常風景を切り取るだけの話かなと進まなかったけど、途中から日常の中に溶け込むファンタジーがとても良いとはまって、一気読みした!
    愛を確かめるための浮気とか、桜の木のゴーストとか、一見すると既視感があるように思われるテーマも千早さんの小説ではすごく視覚化されて鮮やかに目の前に広がるし、本当にいる人のような気がして、フィクションに現実味を帯びさせる手法がとても映画ぽくて、最近作品が映画化されたと聞いて納得した。

    桜にまつわる広がりが花を愛でる以外のモチーフ、例えば刺青や雪、草木染めなどに発展していくのが面白かった。

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    2026年07月20日
  • ひきなみ

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    離島を舞台にはじまる少女・葉の孤独な日々。やっとわかり合えた真以は脱走犯と共に消えてしまう。島での閉塞感や、大人になってからの女性であることへの理不尽な扱いに息苦しくなる。自分であることの不確かさを突きつけられるような作品でした。再会した真以の真っ直ぐな言葉が胸に響きました。

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    2026年07月19日
  • ひきなみ

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    島という狭いコミュニティにおいての話かと思えば話が進むにつれ男女の話へと発展してゆくのが面白かった。主要人物の真以も葉もどちらも魅力的で、それぞれの抱える心の柔らかいところを描写するのがうますぎて脱帽。序盤の閉塞感から脱獄犯のお兄さん、が出てきた後の怒涛の展開に目が離せなかった。女だからと括られることに嫌気が刺す現代社会も古くからの狭いコミュニティもどちらも気持ち悪いな。考えさせられる反面2人の友情の美しさにありがとう

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    2026年07月18日
  • 眠れない夜のために

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    千早茜さんの『眠れない夜のために』を読んだ。装丁とタイトルから感じられる印象そのままに、眠れない夜にそっと開いて読むことを想定されたような美しく詩的な小編集。寝付けずに朝を迎えた経験は数えるほどしかないけれど、そんな夜に読み始めたらきっと朝まで読んで、頭をかいて家を出ただろうな!

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    2026年07月12日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    すごく刺さる話だった。
    最後、亀の男があいつであるとわかった後をもう少し書いて欲しい気持ちもあったけど、この許し方というか、戦い方が纏子なんだなぁと。

    纏子って良い名前。お父さんとお母さんどっちがつけたんだろう。ぴったりの名前。

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    2026年07月12日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    面白かった!!!
    どちらにもイライラしながら読んでました笑
    大輔は素直に話せばいいのにとイライラ
    福にはさっさと別れればいいじゃんとイライラ
    こういうズルズルとした関係に縁遠い人生だったけどこういうこともあるんだなぁと楽しく読めました
    タイトル通り犬も食わないなぁと思いましたね

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    2026年07月12日
  • ガーデン

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    人間の性格やビジュアルをそれに応じた花の見た目や特性で表現していて見事。「僕なしで夜を過ごした部屋はどことなくよそよそしかった」という一文は植物に女性的な生を与えていてぞくっとした。また主人公は一貫して人間関係に深く踏み込まないようにしていて、人に傷つかないようにしている。自分もそういう一面はあるなと思いつつも、適度に踏み込んでストレスを得る方が成長出来た実感はあるので多肉植物的なのかなとも思った。尾崎世界観さんによる解説も素晴らしい。

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    2026年07月12日
  • マリエ

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    4.0
    恋愛も結婚も人間関係も、人によって捉え方や目指すものが違うのに、画一的な正解ルートがあるように思ってしまうのはなんでなんだろうなあ

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    2026年07月12日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    料理を作る人に焦点を当てた6つの物語。おいしそうな料理も、作る人あってこそ。どんな思いが込められて料理は作られるのか、という視点に触れられる新鮮さがあった。

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    2026年07月09日
  • 桜の首飾り

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    特に「春の狐憑き」「花荒れ」が印象に残っている。
    "目先の善悪に囚われてはいけません。すぐに出る答えなど大した価値はないのですよ" 本当にそう思う。掴み所のない尾崎さん、素敵だ。若林が勤める丘の上の美術館は他の話でも出てくるのだけれど、短編集でそういう小さな繋がりがあると嬉しい。
    豆大福と苺パフェの描写があまりにも美味しそうで、釣られて甘味が欲しくなってしまう。琥珀糖を綺麗だと喜ぶゆきちゃん、憎めないなぁとわたしも思う。大島と深山が交わす会話のテンポ感や雰囲気もまた良い。咲いている花だけでなく、"水溜りの花筏"も乙なものと思える人で在りたい。
    桜を通して

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    2026年07月09日
  • さんかく

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    食べ物の描写が美味しかった!
    特に「ひつじとパクチー」絶対に美味いだろww

    ストーリーは微妙な三角関係
    女性2人は素敵だが煮えきれない男性にちょっとイラッとした

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    2026年07月05日
  • ひきなみ

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    ネタバレ

    女の子2人の友情物語
    思春期特有のざらっとしててどろっとした関係がもうなんだな尊いだった。2人がしあわせでよかった。

    逃亡した男の人もふわふわとしててほわっとしててかなり心を掴まれて、この作者さんは弱いところにふわっと入ってくるような繊細な男性を書くのが上手すぎませんか〜〜〜としみじみ
    もうすこしだけ逃亡している間の2人の生活の中身とかなにがあったかとか知りたかったな、番外編でないかな?

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    2026年07月05日
  • 桜の首飾り

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    千早先生の作品は、現実とフィクションの境界が曖昧で、幻想的で綺麗で読んだ後少し哀しい気持ちになる。
    この作品は、桜をテーマにした7つの短編集で、どれも主人公の性別年齢が異なり、内容もファンタジー的なものから、現実のドロドロしたものまである。しかし、どのお話も主人公が何かしらに悩んでおり、桜や周りの人々を通して癒されていくまでの過程が描かれている。
    自分が個人的に好きだと思ったのは、6つめの
    『背中』だった。

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    2026年07月04日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    ネタバレ 購入済み

    七人の作家が書く、明日町こんぺいとう商店街の七つの店舗の物語。大山淳子さんの「あずかりやさん」は、、先に読んで知っていたけど、ここから生まれた物語だったんだ。へぇ〜

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    2026年07月04日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    不器用な「ダメ男」大輔の視点を尾崎世界観さんが、神経質気味な女性福の視点を千早茜さんが描いた、共作小説。

    同じ日常を共有している二人の、まったく違う人生。

    わたしは福に「分かる!」と頷きながら読んだが、大輔の不器用さを理解するにつれて「男って‥」と、謎の涙が出た。

    主語が大きくなってしまうけど、この独特の不器用さって、多くの男性が持っているものだと思う。それをうまく表現することができる人もいれば、ものすごく苦手な人もいて、わたしはこれまでそのものすごく苦手な人に出会うことが多かった気がする。決して何も考えていないわけじゃなくて、ちゃんと考えているのに、思いやっているのに、それを表せない。

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    2026年07月01日
  • ひきなみ

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    家庭の事情で島に住む祖父母と暮らすことになった女の子葉が、同じ歳の真以と心を通わす。

    千早茜さんの筆によって、行ったこともない瀬戸内の島の風景が浮かぶ。匂いもする。

    情景描写を単調に終わらせない、心情と情景を絡めた描写がリアルに浮かび上がる。

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    2026年07月01日
  • 正しい女たち

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    正しさが必ずしも善なのか、
    そんなことを考える。

    正しさは誰のためのものなのか。

    どれと選べないくらい、どの短編も好き。

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    2026年06月29日