千早茜のレビュー一覧

  • 透明な夜の香り

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    香りはずっと記憶されるという言葉が印象的。

    香りは、過去を呼び起こすものだと感じた。
    泣き崩れたり、人格を変えてしまったりという経験はないが、実際に、疎遠になった人の香りを思い出して元気かなと考えてしまう事はある。

    過去を思い出す事で優しくなれたり、前向きになれる力もあるのではないかと思った。

    この本を読んで、
    香りというものがより好きになった。

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    2026年05月26日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    「男ともだち」は寂しいという理由だけで会えるような関係性ではないというところがすごく刺さりました。恋愛を抜きにしてまだ一緒にいたいという思いはあってもそれを口にしてしまうことで男女の意味になってしまうというのも本当にそうだと感じました。

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    2026年04月26日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千草茜さんは「透明な夜の香り」を先日読んだばかりで、こんな時代小説も書いているのは驚きだった。でもどちらもほの暗さとか匂い立つような描写が共通しているのかなと思った。関ヶ原の合戦前後の時代らしいが、物語に登場する男女たち皆情が深くてなんだか韓国ドラマの時代物を観ているように入り込めた。

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    2026年04月25日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    男女2人、それぞれ視点で物語が描かれている。
    お互いの心情が知れて面白い。

    千早茜の書いた物語は読みやすいなと思った。

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    2026年04月25日
  • さんかく

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    食事を日々大切に
    目の前の人ととる食事を大切にしようと思うお話だった
    京都の風景が思い浮かび
    美味しそうな上品なご飯が並ぶ
    高村さんの作るご飯はどれも下ごしらえがしっかりしていて美味しそうで
    身体と気持ちと生活を大切にした
    そんな暮らしに憧れる
    自分も自分と周りの人を大切に出来るご飯を作りたいと思う一冊だった
    要所要所で出てくる挿絵も良い

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    2026年04月25日
  • 神様の暇つぶし

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    男ってずるい。

    天涯孤独の藤子が出会ったのは、父親と同じ歳の全だった。
    女に飽きれば簡単に捨てるような人間。そう分かっていたのに、触れた瞬間、救われた気がした。
    でもその救いは、長くは続かない。
    彼は何も背負わずに消えて、
    藤子だけが、その時間に取り残される。

    忘れられないということは、静かに残り続ける痛みである。それでも二人にとって、互いは“神様”だったのだと思う。満たしてくれるのに、決して隣にはいない存在。

    神様は、きっと残酷だ。
    救うのではなく、神様は所詮一緒になれない。

    あの夏が美しかったのかどうか、今でも少しわからない。

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    2026年04月23日
  • さんかく

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    とにかくご飯とお酒が美味しそう!
    こちらの作者さんの作品は2作目ですが
    食べ物の描写が沢山あってつい食べたくなってしまいます。
    お話は少し歪な三角関係のようで正直どのキャラクターにも感情移入はあまりしなかったです。
    ただ、それぞれの思考に確かにな〜と考えさせられることは沢山ありとても読みやすくスラスラ読めました!

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    2026年04月23日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜に読むのにとても心地よい。
    半分眠り半分覚醒しているような、不思議な感覚。そういう時にしか出会えない世界が広がる。

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    2026年04月22日
  • 正しい女たち

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    歪な恋愛物語なのにサラサラと読みやすいのは
    さすが千早茜の筆致だ、、

    『海辺の先生』が特に好み。
    最後の一文の
    「万年筆は、インクを入れたきり、ひきだしの奥で眠っている。」
    の締め方が個人的に良すぎて、素晴らしすぎた。(語彙力無)


    「小さな笑いがもれた。どうして、なんて私が訊きたい。どうして両親は別れたのか。
    どうして母はスナックなんてはじめたのか。どうして私はこんな町にいなくてはいけないのか。どうして大人は夜になると酒を飲んで騒ぐのか。テストの問題だけじゃない。
    わからないことはたくさんあった。けれど、私は尋ねることはしなかった。ただ、ぽっかりとした空欄を呑み込んできただけだ。」

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    2026年04月22日
  • マリエ

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    夫から「恋愛がしたい」と言われ、離婚を切り出されたまりえ。
    マリエという名の新しい香水を纏い、白いシーツのようにまっさらな気持ちで桐原まりえに戻る。
    陽当りのよいワンルームで好きな家具を買い揃え、自分らしい自由な一人暮らしを始める。
    大学時代の先輩たちとの再会や、7歳年下の由井くんとの出会い、結婚相談所での体験を経てまりえがたどり着いた場所は…。

    離婚をテーマにした小説ですが、とても面白かったです。
    伊勢物語が書かれた平安の時代から、女性の生き方、パートナーに望むことは千差万別で、まりえのまわりにも個性に溢れたいろんな女性が登場します。
    「人生は冒険」そんなふうに思えたらきっと楽しいのだなと

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    2026年04月19日
  • グリフィスの傷

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    傷のお話。
    竜舌蘭、林檎のしるし、グリフィスの傷、あおたん、まぶたの光が特によかった。
    人は血を流さないと傷ついていることに気づけないということ、言われてみるとそうだなと思うのに、またすぐに忘れる。
    グリフィスの傷、目に見えない傷。その傷が積み重なって割れたときにやっとことの重大さを知る。

    何が書きたいのかわからなくなっちゃったけど、竜舌蘭とグリフィスの傷は見えない傷が印象的だった。林檎のしるし、あおたん、まぶたの光は単純に好みだった。

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    2026年04月19日
  • マリエ

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    おもしろーい!!

    結婚が悪いとも離婚が良いとも、
    人それぞれに幸せの価値観違うよね
    ってところが純文と違って息苦しくならない。

    あといつもながら料理が美味しそう!



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    2026年04月18日
  • マリエ

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    千早茜さんの作品は、男女のいやらしい?色っぽい感じが爽やかに書かれていて、かえって記憶に残ります。「男ともだち」も好きです。

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    2026年04月16日
  • マリエ

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    なんだが日々思っていたことが言語化されていたような1冊だった。

    婚活アプリやらもそうだが、通販で服を買う時もそうて、これが欲しいと思ったら絞り込むので、店頭で目で見て「これも素敵だな」の機会を損なっているのは頭でわかっていても、効率がいい方を選んでいる。
    今の自分も、自分が思ってもいなかった「これ素敵だな」を日常に求めているのかもしれない。

    由井くんは素敵だが、完全に確信の部分を避けて通っているくせに、人には「わかってよ」を求めるのは、嫌だなと思った。
    でも、まりえは今それが欲しいんだと思う。
    そういうのの気持ちもよくわかった。

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    2026年04月15日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜は・・・で始まる十の短編集

    千早茜さんらしい、静かで繊細で神秘的な描写が印象的だった。夜の闇にある静かな孤独が描かれているのに心が落ち着く不思議な物語。
    西淑さんによる色彩をおさえた挿絵もピッタリで、丁寧で独特な雰囲気の美しいイラストにも魅せられた。

    どのお話も、短い夜は必ず明けるから、孤独でも、
    一人じゃないと教えてくれるような余韻に包まれる。
    数ページしかない短編なのに、こんなに味わい深い余韻があるなんて凄い。

    日中にも読んだが、やはり夜に読む方がスーッと頭に入ってくる気がした。ゆっくりと丁寧に、一話ずつ、静かな夜に読むのがオススメ。

    第一夜 空洞
    第二夜 森をさまよう

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    2026年04月12日
  • マリエ

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    この作品も、「透明な夜の香り」と同じように香りを感じる作品です。
    読んでいて香水を始めとして、食べ物や各季節の香りも香ってくるようでした。
    森崎と離婚後、由井と付き合いながらも結婚相談所で罪悪感を感じながらも何となく婚活するまりえ。
    そんな中相談所を退会するか悩むまりえに、年下の香織が言った言葉はすごく印象的でした。

    同性としてまりえの気持ちはすごく共感できるが故に、自分から離婚を切り出したのに離婚後も何かと連絡してくる森崎も、まりえが一人で生活し始めた中、突然現れてまりえの生活に入り込んできておいて、肝心なことは何も言わず自分の都合だけ優先する由井も、私は好きになれませんでした。

    離婚や

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    2026年04月12日
  • マリエ

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    離婚はおろか結婚の経験もないから、
    結婚=幸せ、離婚=不幸せという偏ったイメージを持ってたけど、離婚する事でも幸せになれるんだなって読み終わってかなり印象が変わった

    千早茜さんの本を手にしたのは2冊目だけど、
    心情が細やかに表現されてて一瞬でこの世界に入り込める気がして好きな作家さんの1人になりました

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    2026年04月12日
  • ガーデン

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    誰もが自分だけの庭を持っている。見える部分と見えない部分があって、誰にも知られないし、理解しえない。それは綺麗に整えられているのに、土の下では獰猛な生き物のようになってる。人と植物は似ていて違う。

    周りになにも求めてはいけない
    私には求めない練習の言語化(小説バージョン)に思えた。
    人と植物の対比と暗喩が秀逸だった。
    後半から刺さるセリフが止まらなかった

    千早茜さんの小説の人間関係って距離感が心地いい。今回の主人公は人と距離を保ちすぎてるけど。

    タナハシにとても共感。
    大体出てくる男性みんなメロいんだよね
    羽野は好きになってはいけないメロい沼男

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    2026年04月12日
  • 人形たちの白昼夢

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    読みにくい部分もあったけど綺麗だった
    宝石の国みたいな

    ビースト
    アイズ
    ワンフォーミー・ワンフォーユー
    モンデンキント

    また読む

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    2026年04月10日
  • あとかた

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    短編小説でありながら全てのお話が身近な者同士として繋がっていて
    長編小説のような1つの物語のようにも感じた。
    そんな中でも人物や視点が変わるだけで
    同じ空間での出来事、お話なのに
    まるで別世界のようにも感じた。
    一番最後のお話のみに出てくる水草くん、好きだなぁ。

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    2026年04月09日