千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新刊を読むためにシリーズを把握するために再読
朔の習性や生きづらさが、より伝わってきた。今の一香と朔の距離感や香りだからこそだろうか。
朔が子供の頃に受けた嘘と変化。嘘をつかれた「母親」という存在自体がどんなものなのか知りたいという気持ち。
人助けにも静かな暴力にも思える行動が、『執着とは何か』につながる気がした。
前作の『静』に『動』が加わったように思えるけれど、ひっそりとした夜のような空気が漂っていた。
この巻の発売当時は、1巻のあらすじが曖昧なまま読んで、何だか不透明だった部分もあった(ような)けど、今回続けて読んだことでクリアになり、受け止め方も変わった。朔の微かな変化や一香の -
Posted by ブクログ
ネタバレディズニーランドから出て京葉線に乗って一般のお客さん達に紛れた瞬間、頭のカチューシャを外した時のような
空が白み始めて、明け方まで飲んでいて永遠に続くような気になっていたとろんとした夜の闇が幻想だったと気がつく時のような
終わるはずがないと思っていた(思いたかった)とっぷりと浸かっていた夢から覚めた時のような気持ちになる小説。
ハセオと神名が男女の関係になっていたらきっとそういう月並みな恋愛小説だったのだろうと思いつつ、でも最後に結ばれた先のエンドも読みたかったと思いつつ、だけどこの小説の終わり方が一番のハッピーエンドだったのだろうと結局思いつつ…
色々なタラレバを想像。
男女の関係 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作から比べるとあのお屋敷での香りを感じるシーンが減ったように思う。食べ物のシーンも減ったし。それは主人公の性別や視点や境遇の違いがあるせいかもしれないけれど、ちょっと残念だった。
今回は主人公の怒りや感情の昂りが全面に匂い立つ。
これはこれで香りの物語。
主人公と後に友人となる持田が良い。あんな友達ほしい。
それから今回は新城が出張って来ていてそれも楽しかった。
このメンバーのまま次作に続いて欲しいと思うけれど、どうなんだろう。
あとはそう、小川朔の屋敷を去ったはずの一香に対する所業。敢えて所業とするけど…それマーキングやね…! -
Posted by ブクログ
千早さんの文章は濃厚な匂いが立ち込める
感覚を言葉にするのは凄い技術だなと改めて思う
島で隔離された空間も、
いつの時代なのかわからない(温暖化?!)設定も合わさって、神話のようでもあり、夜のスノードームのようなグロさもあった。妖しく甘い温度。
最後のシーン
死を感じて生を形どるように、
深海へ行きスケキヨを待たないといけない夜があるという事だと解釈し、心を重くした。
余韻が残る。
ところで私は蓮沼推し!
悲しき役所だけど、熱っぽさが見える人だからこそ無機質さが際立ち怖い。頭撫でるのがメロいです。ハナちゃんのことはわかるし、らしいけど許さないからな -
Posted by ブクログ
恋愛がしたいから、という理由で夫に離婚をきり出された40歳の女性の話
主人公は自分のことについて考えて迷って答えのようなものを探してる
人生も恋愛も「こーかな、あーかな」と考えて、答えらしきものを自分で見つける、もしくは気づいていくしかないのだなと思った
相手から何を望まれているのか
相手に何を望むのか、
そして私は何をどうするのかと考えると、
はっきりさせるのは難しい
特に生活がからんでいくと
人との繋がりやありかたに正解がないから
「私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない」と
言い切れる主人公は良い経験を積んで熟成してるように見えた