千早茜のレビュー一覧

  • あとかた

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    現代の男女の心のぽっかりあいた穴をこれほど切なく、痛々しく、綺麗な言葉に書かれているなんて。
    結婚って何なんだろう、何が遺るんだろう、ああ、夫婦が同じ形に収まろうとすれば無理が生じる。でも何かを求めてしまって。その矛盾したような感情を男の目線、女の目線で描かれていてヒシヒシと皮膚を刺しました。
    だからみんな他で穴埋めをしようとするのか、とか。
    人って結局何を抱えてるかなんて他人には分からないし、もし結婚前にこれを読んでいたら踏みとどまったかもしれないです。

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    2025年12月13日
  • さんかく

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    登場する二人の女性、どちらの気持ちにも強く共感した。

    年下の男性からの関心で、どこか満たされない部分を埋めようとする30代後半の”自営業”デザイナー。彼が求めているものは理解しているのに、そのために自分を変えることはできない20代後半の大学院生。

    恋愛しているときの感情って、複雑で、モヤモヤしていて、ある意味いちばん人間らしいと思う。だからこそ、私は恋愛を少し怖いと感じてしまうのかもしれない。

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    2025年12月13日
  • 眠れない夜のために

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    夜にぴったりの物語。

    真っ暗な寒い夜、あたたかい飲み物を片手にゆっくり読みました。

    第九夜が一番のお気に入りです。
    こんなふうにそばにいてくれる人がいたらいいな、と涙がほろりとこぼれました。

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    2025年12月11日
  • 正しい女たち

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    基盤となる【温室の友情】から細い糸で
    繋がれた短編集だった。

    それぞれの作品がとても違う読み応えで
    面白いが、繋がりが見えた後には
    また少し様子が違って読めそう。
    一度再読したら違う視点が発見出来そう。

    個人的には【幸福な離婚】が好きだった。
    死を目の前にした人には大抵の人は
    優しく仏のように接する。
    ここで描かれる離婚は生の消滅と
    近しい感覚なのだろう。

    離婚という決定的な終わりを目の前に
    したから過ごせた時間なのだろう。

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    2025年12月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    恋人へ素直になれない2人の物語。
    大輔のもやもやした感情のところが言語化されているのを見ると,中学時代に親に反抗していた時の自分を思い出した。
    もうぶっきらぼうになったら歯止めが効かないみたいな。どうしようもなく続いてしまう、ふてぶてしさとか不器用さを、あの頃は言語化できなかった。ただただ、世界と自分を憎んでいた日。
    恋愛の話ではあるけど、登場人物の心情を細かく、丁寧に捉えた見応えある文章でした。
    ストーリーというよりかは、言葉に注目して読むべき。

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    2025年12月10日
  • さんかく

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    表紙から想像していた内容と違って、良い意味で裏切られた!
    美味しい食べ物はたくさん出てくるけど、悲しい優しい話ではなく、変で複雑な関係の話だった。
    伊東くん、ひどい男だと思う。年上の一人暮らしのちょっと神経質な女性に近づいて、他意なくご飯食べたいとか言って、家に転がり込んで…。せめて彼女がいることは説明しろよ。彼女にも女性と同居するって言えよ。
    しかも同居してる間も、食べてばかりでほとんど貢献してない。思わせぶりな、わけわからん男。
    もういっそ、高村さんと華さんが付き合えばいいのにとすら思った。

    バインセオ食べに行きたい!

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    2025年12月08日
  • わるい食べもの

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    読んでるだけでおなかいっぱい!笑
    『わるたべ』最新刊から読んでしまったが、そこで『大人になった』と書かれていたようにこの当時の千早さんの食いしん坊さがすさまじい。
    おもしろいなぁ。夢中になって読んでしまい、そして無性に甘いものが欲しくなった午前1時。

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    2025年12月07日
  • 雷と走る

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    好きだ。
    この本、好きだ。
    犬が好きだからか…読みやすい文読書だからか、感情が入り込みやすくて、私は異国にいたよ

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    2025年12月06日
  • 男ともだち

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    私もハセオ欲しいぃぃいぃ\( ˆoˆ )/
    ほんの少しのアクシデントで男女の仲になりそうな2人、どうなっちゃうのーーって気になりながらドギマギしながらあっという間読み終わった。
    恋人になってしまったらいつか終わりがくるけど、友達なら終わりを考えることなくずっとその絆が続く。なによりも大事な存在ってお互いに思いあってる2人の絆羨ましい。

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    2025年12月04日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    神名は新進のイラストレーター。
    仕事も増え、彼氏とも同棲し、愛人だっている。
    昔から男と寝るのは厭わない。
    そんな神名を見守る男ともだちハセオ。
    このハセオがいい。
    風俗好きだし、女はやるもんだと思っているが、神名だけには手を出さない。
    そんなハセオと、危なっかしいが好きな仕事に邁進する神名の成長の物語。

    「やっと思いだした。好きなことを好きにできるようになるために生きているのだ。うまくいかない時でもそのイメージを失ってはいけなかった。私の武器は、私だけだ。」

    私の武器は、私だけだ。
    そうだ、その通り。
    私も数年後には還暦だが、まだまだやれる。

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    2025年12月01日
  • 眠れない夜のために

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    誰にとっても平等にやってくる夜が苦しみなのか、前を向くために必要な時間なのかは人それぞれだな〜と

    一夜のクッキー缶、君の声が聴きたい四夜のあめ、涙が出てくる程美しい九夜の寝息が好きです

    私は眠れない夜は、私に寄り添ってくれる本を読む!

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    2025年11月30日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    島根県石見銀山を舞台とした。ウメの成長物語。貧しい村を抜け出し山師・喜兵衛に拾われる。しかし女という、差別や性の対象と見られる。しかし男達は銀山への弊害で若くして死して行く。そんな中、ウメもその渦に飲み込まれるが‥男は間歩と同じく女の肚の中(手のひらの上)の様。喜兵衛、隼人、龍の傍にはウメが!そんな大河ドラマを是非一読

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    2025年11月22日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    面白かった!
    産まれた性別が女性か、男性かで人生が大きく変わる時代で、それぞれの生き様の描かれ方が印象的だった。

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    2025年11月21日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    直木賞と書いていたので気になりながらも手が出づらかったです。読んだらスラスラ読めて面白い話でした。短編集でいろんな視点で恋愛を見れて、お菓子の描写も丁寧でよかった!

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    2025年11月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    もう何冊目読んだかわからない千早さんの作品。
    今回は時代物だったので、苦手な私は最初は少し読み進めるのに時間がかかりましたが、ウメが喜兵衛に出会ってからは、その世界観に入り込めどんどん読み進められました。
    癖の強い登場人物ばかりですが、その人の色々な面を知ると魅力的になり、なのに一人また一人と亡くなってしまうのが悲しかった。
    銀の山が無ければ、こんなことにならなかったけれど、銀の山があったからこそ、彼らは出逢えた…

    今まで読んだ千早さん作品とは全く違う作品でしたが、この作品で直木賞を受賞したことに納得しました。

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    2025年11月17日
  • 眠れない夜のために

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    夜の読書タイム、静かなピアノの曲やあたたかなお茶と一緒に読むのにピッタリでした。
    "第九夜 寝息"が好き。
    夜の底の黄金、なんて素敵な表現なんだ。
    眠れない夜、隣にいる君を起こさないように、まんじりともせず睡魔の訪いを待ったこと。救急車の音で目が覚めて寝返りをうったら、向かい合わせになった君はサイレンも構わず熟睡していたこと。
    そんなことを思い出したりしますね。

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    2025年11月16日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    喜兵衛という山師が行き倒れていたウメを拾い育でた、ウメの凄まじい生き様を体験する事が出来ました。圧巻です。

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    2025年11月16日
  • なみまの わるい食べもの

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    わるたべシリーズを読むのはなんとこれが初めて。色んなタイミングもあって最新から読んでしまったけれど楽しめた。
    スイカの咀嚼音が『しょむしょむ』なの好き。
    丁寧にかつ貪欲にたべものを追い求める姿がカッコいい。なんだか少し高級な美味しいものが食べたくなる

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    2025年11月16日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    小学生の時に読んだ、『モチモチの木』を思い出した。
    どこか懐かしい感じがする。
    最初の方は一気に読み進め、
    最後の方はストーリー展開が早すぎて
    少々疲れてしまいました。

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    2025年11月14日