千早茜のレビュー一覧

  • わるい食べもの

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    先日、2作目のエッセイ「しつこく わるい食べもの」を読んで、面白かったので、1作目をリクエストして読みました。
    なんとなく、千早茜さんの事を知りたくなったかな。1作目の方が、わかりやすい?共感しやすい?気がしました。

    千早茜さん、ケーキ屋さんで働いたことも、病院の事務で働いたこともあるのですね。面白い。
    もちろん、小学生の頃に、アフリカのザンビアで過ごしている経験は、羨ましいなぁ。確固たる自分を持っているのは、その経験があるからと思います。日本に生まれ育つと、長い物に巻かれる習慣が付いていまうから。私は、巻かれない方らしいですが…。
    北海道出身?は、私と同じなので、親近感が湧きます。ただ、千早茜さんのお婆さんが作ってくれた、かぼちゃ団子は、私は食べたことがないのが残念。

    小説も読んでみよう。

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    2026年09月07日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    ネタバレ

    銀山で働く人たちの話になります。
    特にハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、日本の歴史には大きく知られているわけでもない、銀山に生きる一人の女性の物語です。

    ただそこには女性に生まれた苦悩や絶望感、それを超えた時の幸福感など、当時の環境、様々な感情が混ざった作品でした。一人一人の人生があり、それが歴史なんだなと思う作品でした。

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    2026年09月06日
  • 透明な夜の香り

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    初読み…と思ったら以前違う本を読んでいました。
    前の本も読んだ後に話の内容からシュークリームが食べたくなり、今回もハーブやスパイスを使った料理がしたくなりました。
    香りの描写が上手。

    私自身も匂いに敏感で、調香師に向いてるかも?と思ったことがあったのでとても興味深く読めました。
    シリーズを続けて読みたいと思います。

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    2026年09月06日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    表現が特に良かった作品!
    世界観がすごい綺麗で、美しかったみんな色んな事情を持ってて一人一人香りがあって、あんまり現実で考えにくい調香師の話やけど、香りの説明とかめっちゃ詳しく書いてるし、表現の仕方上手い。香りは永遠に記憶されるらしい..
    香りの話やのに食べ物めっちゃ出てきて美味しそうだった、、
    続編もあるみたいやからそれ早く読みたい。

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    2026年09月05日
  • 眠れない夜のために

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    詩的な情景を過不足なく書いており、個人的に普段は「情景描写など要らない」と考えているのだが、本書の表現には魅入るものがあった。タイトル通り、「眠れない夜」を過ごす複数人の話を集めた短編集である。眠れない夜がちょっと愛おしくなる1冊。

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    2026年09月04日
  • グリフィスの傷

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    あまり得意ではないタイプの登場人物が出てくる話が多かったけど…
    後半の3作は特に好きだった!

    ・からたちの
    ➡︎場面がほとんど変わらなくて、MVを見ているような感覚。本当にお洒落な文章だなぁ。

    ・慈雨
    ➡︎どうしてこんなにも心がすれ違っていくのか。
    人間には言葉があるのに、伝えなかったり伝わりきらないことが無数にある。不器用で繊細な生き物だなと思う。
    自分にも心当たりがあって、泣いてしまった。この話を読むことで、自分の傷が癒やされる感覚もあった。

    ・あおたん
    ➡︎映画っぽいな〜。
    刺青だったり、暴力的な言葉も出てくるのに、どこか優しい雰囲気が出るのは千早茜さんの魅力だなと感じた。『おっちゃん』が主人公の光になるのが良い。

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    2026年09月04日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    序盤が辛いが最後は救われる話と聞いて借りたが確かに序盤が死ぬほどつらいし境遇が酷すぎる
    正直序盤はペース読むペースが死ぬほど遅かった
    序盤が長すぎると思った
    だけど芳と纏子がお互いを認識し名前を名乗りあってから今まで散らばってたピースが繋ぐ様は美しく
    聞いてた通り最後は纏子が前を向けてあるけてよかった
    そうして芳もある意味あの服飾美術館によって人生救われた人間であり
    2人は恋愛関係になるか分からない。だけどずっと一緒にあの美術館で服の事を語り合っていればいいのにと思えた

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    2026年09月03日
  • 透明な夜の香り

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    古い洋館、ハーブにあふれた園庭。そこで暮らす人並み外れた嗅覚を持つ調香師と、家政婦として働くことになった、暗い秘密を抱える主人公。
    美しく静かな世界観が小川洋子さんの「薬指の標本」に似ていると思い読んでみたが、小川洋子さんのような輪郭のぼやけた世界に溶け込んでいく物語ではなく(私はこれがとても好きなのですが)、登場人物たちの抱えている孤独や人間らしい部分とも向き合い、関係が築かれていく。シンプルだけど丁寧な料理の描写や植物や香りの描写が美しく、千早茜さんの魅力が感じられる作品だった。

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    2026年09月03日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    前作よりさらに好きだと思える、素晴らしい一冊だった。

    小川朔の持つ神秘性が失われていないことに安心しつつ、今回は主人公が男性で人間味のあるタイプだったことがとても新鮮だった。
    同じ世界線なのに新しい風が吹いていて、同時に「好きな世界に帰ってきた」という心地いい安堵感に満たされた。

    正直、少女漫画を思わせるキャラクター小説は好みのジャンルではない。
    けれど、この作品の持つ独特の静かな雰囲気には惹かれてしまう。
    これは絶対に夜、じっくりと読みたい本。

    一番心に残ったのは、ラストで朔が「正しい執着とは何か」と問われ、「赦しかな」と答えるシーン。
    その言葉に、読んでいる私まで救われ、赦されたような気持ちになった。

    罪悪感、傷、怯え、後悔。人はそれを無理に乗り越えなくてもいい。
    抱えたままで生きていっていいし、向き合うことを休憩したっていいんだと思わせてくれた。

    前作の一香と朔の関係性もすごく好きだったので、次作(完結作)でその関係性がどう変化していくのか、今からとても楽しみ。

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    2026年09月02日
  • あとかた

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    重くて湿度のある世界なのに、不思議と現実より呼吸がしやすかった。
    登場人物たちが繋がっていて、タイトルがそれぞれ残された『あとかた』になっていることに読後気づいた。読み終わっても一言では言い表せないモヤモヤが残るけれど、それ自体がこの本に刻まれたあとかたみたい。

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    2026年09月01日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズの最終作で完結編ということで、期待たっぷりに読んだけど、いや、良かったけど、内容はむしろ一作目よりも前の話でした。
    この話はこれでやっぱりいいなと思ったけど、自分としては香りにかかわりながら、二人の関係の進展するような話を読みたかった。
    でもあのままなんでしょう。エピローグでチラッと出てくるので察しはできる。それで満足すべきなんでしょう。一作目から、徐々に二人の関係が近づいていくのもよかったし、朔の過去や心境が少しずつ和らぐ様子もよかったと思う。また時間があれば一作目から読み直したいかも。

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    2026年08月31日
  • マリエ

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    40歳を目前に夫から「恋愛がしたい」という理由で離婚を告げられた主人公が、離婚をきっかけに恋愛とは、結婚とは、家族とは何かを考えていく。
    自分は離婚を経験していないし性別も違うが、納得する部分が多かった。文体もどこか詩的で雑味がない感じが好み。

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    2026年08月31日
  • なみまの わるい食べもの

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    ごはんが楽しみで、冷蔵庫を管理していることは、生きるうえで強さだと思った。食を通して強くなりたいときに、また読みたくなると思う。

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    2026年09月05日
  • わるい食べもの

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    著者の作品は何冊か読んでいますが、エッセイは初めてです。独特なこだわりがある方かなと以前から思ってましたが、小学生時代をアフリカで過ごした経歴を持っているハードで天邪鬼な人格基盤をお持ちの方のようでした。

    好き嫌いがハッキリとしていて、食に対しての欲望が著者独特の考え方で面白い。アフリカってこんな生活なんだなぁと知らない世界が体験できました。
    和菓子の餡が好きは同感でき、とても身近に感じます。表紙の絵が独特でさらに好奇心を掻き立てられました。

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    2026年08月29日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    「透明な夜の香り」の続編なのを知らなかった。似た名前の本あるなーと思っていたけどまさか、、調べてから読めばよかった、先に読んでしまった。
    横暴な主人公や新庄さんと対照的に、冷淡な小川朔、緩やかに流れていく時間、落ち着いた空間が描かれているのがなぜか心地よかった。「匂い」を主軸に、登場人物たちが過去を正しく認識し、向き合い、生きていく様子が淡々と、でも不思議とありありと描写されていた。わたしも匂いで過去を思い出すことはよくあるけれど、もしかしたらその時の情景、自分の気持ちまでを正しく思い出すことはできていないのかもな。香りの持つ強さを改めて感じる一冊だった、次は前作を読みたいな

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    2026年08月29日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    今回の主人公は怒りに支配され、暴力を振るってしまう若い男
    普段は普通というか人好きのする感じの若者なので、彼視点のモノローグもわかりやすく、すっと頭に入ってくる

    赦しと救いが散りばめられていて満たされた

    今回は甘い花の香りがするような物語だった
    それでも前主人公の一香が出てくる場面だけ、静かに爽やかなハーブの香りに変わる気がした

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    2026年08月27日
  • あとかた

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    いま隣にいる、何にも考えてなさそうな人でも、悲しく寂しい思いを秘めているのかもしれないな、と思わせてくれるような、全体的に黒く重い連作短編集でした。千早さん作品は何冊も読みましたが、また違ったテイストの現代的な恋愛小説だったと思います。

    ……と言っても、The恋愛ではなくあくまでも「恋と愛を軸にした作品」と表現する方がいいかも。

    (……にしても千早さん、近づいたら吸い込まれてしまうような気怠そうで危うい&メロい男性を描くのがお上手すぎます)

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    2026年08月26日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    新井さん自由で千早さんとタイプ全然違うよね
    2人の対比が面白かった
    私も千早さんみたいに美味しくご飯を食べれる努力ができるようになりたい
    本のお供に紅茶を入れて飲んだ

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    2026年08月25日
  • 女ともだち

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    どのお話も長編で読みたくなるくらい面白かった!それぞれ短編とは思えない満足度と内容の濃さ。初読み作者さんもいたから他のも読んでみたい。

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    2026年08月24日
  • マリエ

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    40代の離婚からの婚活、新しい恋愛、までの1年間の話。
    日常で出会うことと、結婚相談所やアプリで条件を選んで、人を選ぶことの違いや、結婚と恋愛の違いってなんだろう、とかを悩む主人公に共感。
    2人の共通の知覚を共有できることで世界は広がるし、そんな相手とずっと一緒にいたいものだと思った。

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    2026年08月24日