千早茜のレビュー一覧

  • あとかた

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    実体のない愛を形に遺そうと互いに傷付け合った__
    ひとつ話を読み終える度、息継ぎをするかのように空気を吸い込みたくなる。人を愛することで、孤独や失望の渦に飲まれる息苦しさがあった。
    連鎖短編集なので、登場人物たちが交錯していくのも面白かった!

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    2025年06月17日
  • からまる

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    ネタバレ

    7つのショートストーリー
    7話目を読み終わって1話目を軽く読み返しました!

    最初は性や男女の話しとか?思ってたんですけど
    おじいちゃんが出てきてから切なくなってしまってこのジャンルは涙脆くてダメ笑

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    2025年06月14日
  • わるい食べもの

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    食に関するエッセイなんだけど、食を通して千早茜という人物がわりと赤裸々に見えてくるような気がする一冊だった(本当に分かるわけではないからあくまで気がするに留まる)。

    子ども時代からそんなこと考えながら生きてきたの?というエピソード満載で、微笑ましいものより変わった感じ多めだったけど、トットちゃんにかなり共感したという言葉を見て「あぁ、やっぱり変わってるんだな」と腹落ちした。

    たまに私もそれ分かる!っていう持論が登場すると私がその部分は変人(失礼)なのか、広く共感されるものなのかもはや判断がつかない。

    面白いから次も読むと思う。

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    2025年06月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    恋愛小説を読みたい気分だけど、純愛とか感動系じゃないんだよなぁ…ってなった時、積読されたこちらをふと思い出してなんとなーく読み始めた。
    ぴったりだった(笑)
    特別夢中になる場面があるわけでもないのに、最後までしっかり読めて、誰もがどこかで共感できる所があるような。
    たぶん、すでに長く付き合ってる人が居るとか、同棲中だとか、あと夫婦とかね、そういう人達に響くと思うなぁ。

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    2025年06月09日
  • あとかた

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    なんだろう、言葉にできないなにかが心に残ってる。
    生きることってなんとなくつらい、でも少し希望を感じられるというか。それでも人生は続いていくんだな、と。

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    2025年05月30日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    洋服補修士の仕事内容が、ただ直すだけではなく当時の姿を再現することにあるというのが興味深かった。服の歴史や美術品としての説明がところどころに出てきて、千早茜さんらしい五感に訴えてくるような表現力のおかげでこの美術館が本当にあって行けたらいいのに、と思った。
    晶さんの台詞の多くに納得感があって、特に「あなたの身体に触れていいのはあなたが選んだものだけ」という台詞がとても好き。

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    2025年05月25日
  • わるい食べもの

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    読めば読むほどどんどん面白くなっていくエッセイでした。食事は誰でもするものだけれど、食べ方や何を選ぶかで個性がすごく出ると改めて感じました。ついつい早食いしてしまい、空腹を満たすことを第一目的にして味わう暇なく食事を終わらせてしまうため、食べ物を味わうようになりたいです。

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    2025年05月23日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    ファンタジーに、恋愛に、家族に、ゾッとするお話まで、「料理をつくる人」という1つのテーマで、こんなにもいろんな雰囲気の物語ができるとは。どれも前向きな結末があるなかで、千早茜さんの「白い食卓」だけは冷たく恐ろしいようなお話だったのでどうしても印象に残った。深緑野分さんの「メインディッシュを悪魔に」もキャラクターを想像しながら楽しく読めた。

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    2025年05月22日
  • からまる

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    生きる目的を見出せない公務員の男、自堕落な生活に悩む女子大生、そして、クラスで孤立する少年……。注目の島清恋愛文学賞作家が“いま"を生きる7人の男女を描いた、7つの連作集。それぞれのお話の主人公たちが「からまって」次の話へとつながっていく…。千早さんの書く文章はなんだかキラキラしてる。いつ読んでも元気がもらえるので大好きです。

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    2025年05月20日
  • さんかく

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    料理の描写が秀逸すぎる 千早茜さんは食べ物のことを書かせたら天下一品だと思う。
    ここまで美意識を貫いている方はいないのではなかろうか。
    高村さん、正和、華の、微妙な三角関係ともいえない関係性に季節の美味しいものが奥行きをもたらす。
    執着しない潔さが気持ち良い作品だった。

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    2025年12月18日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    アンソロジーって、作風掴むまで疲れること多いけど、
    どれも面白かったし、
    読みやすかった。
    料理を作ってくれる人に感謝。、

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    2025年05月17日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    十八世紀のコルセットやレース
    バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、約一万点が眠る服飾美術館。
    ここの洋服補修士の纏子(まきこ)は、幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。
    一方、デパート店員の芳も、男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。
    デパートでの展示を機に会った纏子と芳。
    でも2人を繋ぐ糸は遠い記憶の中にあって…….。
    洋服と、心の痛みに寄り添う物語。
    ☆☆裏表紙より☆☆

    千早茜の世界。
    幻想的でちょっとだけ秘密の閉じられた場所。
    そんな魅惑的な世界に、どっぷり浸れる小説。
    「透明な夜の香り」の世界観も魅力的だった。

    千早茜ファンには、たまらない一冊。

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    2025年05月17日
  • 女ともだち

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    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけ

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    2025年05月19日
  • 眠りの庭

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    美術家を惹きつけるファム・ファタル小説は、時として女性本人の人格や意思が抜け落ちたまま描写されたり、欲望の鏡扱いされがちだけれども(最近も、そちらに振り切った作品を読んだなと思い出した)、女性性を持つ人の痛々しいほどの葛藤にもフォーカスして描いていたのが、さすが千早茜さんとなった。

    すっきり解決、と言えるものはひとつも無く、情念、欲望、本質的な孤独に傷付ききった登場人物たちが、暗い夜の庭に取り残されるばかりの物語。
    そう書くと、どうにも救いが無いように思えるけれども(実際そうだけれども)、その暗がりの芳醇さに、ついつい惹き込まれてしまった

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    2025年05月15日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    この二人のかけあいなら面白いだろうなって読んだらホント面白かった 大輔には自分もイライラ、でも大輔の気持ちはふーんそうなのか初めて知ったという感じ
    終わり方もあれでよかったと思う

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    2025年05月08日
  • グリフィスの傷

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    傷痕の意味 体に残る傷をテーマとした短編集。
    犯罪でつけられたもの、幼少期に親の不注意でついてしまったもの、自分でつけたもの、先天性のもの…。
    さて、私にも傷がある。母にも、姉にも、娘にも。
    生きていて傷がつかない人は、実はそれほど多くはないのではなかろうか。日常は、安穏として見えて案外危険が潜んでいるから。
    全体を通して、不穏なテーマであっても静かで淡々とした美意識に打ちのめされた。

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    2025年12月18日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    どんな美味しそうなものに出会えるのだろうと思って手に取った一冊。でもそこに書かれていたのは美味しそうな食べ物についてよりも、「ちはやん」と「新井どん」について。"い"が合うところも、そうではないところも。ふたりの交換エッセイから、お互いの、そして食べ物へのリスペクトが伝わってくる一冊。

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    2025年05月05日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    食レポ系のエッセイかな、と思った。
    千早茜、新井美枝香、2人の往復エッセイ。

    ふたりとも、美味しいものには目がなくて、
    食への姿勢が合うらしい。
    ただ何でもいっぱいと言うのではなく、好みに合致したものをかなりたっぷりと!

    新井どん(文中千早さんがそう呼ぶ)は好みの物や事に正直で、思い切りよく、ひと目を気にせず豪胆!
    しかし、繊細であり、配慮も出来て、気を許している人への可愛らしさが、いい味出している。

    ちはやん(文中新井さんがそう呼ぶ)は、自分の事を記録魔と云う。
    人の記録にはルールがある。
    まず決して暴いてはいけない。
    その人が見せてくれる顔、言動を文字にするだけ。
    こういう人だろう予

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    2025年05月04日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    カリスマ書店員の新井氏と千早茜氏の食に纏わる往復エッセイ集。この本が面白いのは単にグルメ紹介本でなく、むしろ、同好の士が四つに組んで食べ物に挑む気迫がそこかしこに表れているからと思う。境遇も生活も異なる2人の互いを思いやる気持ちや、それでも「胃」が引き寄せられる関係性がとても気持ち良くて堪能した。餌場が同じ野良猫とは言い得て妙だった。

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    2025年05月04日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    男女で価値観が違うことが分かりやすく表現されてて興味深かった。交互に、先手後手が変わっていってて、飽きなかった。ちょっとした気持ちの表し方とか、自分では思いつかないような表現の仕方してて面白かった。

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    2025年04月29日