千早茜のレビュー一覧

  • なみまの わるい食べもの

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    千早茜さんのエッセイ、4作目だった。
    1作目から読んだ方が良かったやつ。
    直木賞受賞、再婚…と、人生の転機になるような出来事があった時期のエッセイなので面白かったけど、その前から続きで読みたかった。
    私の思っていた千早茜のイメージは繊細な方だったんだけど、食べものに関してはそんなことなかったみたい。
    好きなものを好きに食べる「偏屈食貴族」って、自分に正直な感じがしていいなと思った。

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    2025年07月29日
  • なみまの わるい食べもの

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    直木賞作家の千早茜さんの食べ物にまつわるエッセイ。美味しそうな食べ物が出てきたり、著者のこだわりや暮らしぶりが読めて面白い。
    読んだ今現在、夏でめちゃくちゃ暑い日が続いているから、ウリ科の食べ物の話が響いた。メロンとかスイカとか胡瓜が食べたい…!
    あと日本の湿気の多さには首がもげそうなほど同意。海外から帰国したとき、不思議と身体が重く感じるのは湿気だと改めて感じた。いいなぁ、私もオーストリア行ってみたい。

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    2025年07月29日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服が好きという共通点で繋がった人たちのお話。服は鎧。見せたい自分を作ってるし、守ってくれる。見せたい自分を見せることも、そこから一歩踏み出すことも、人生を輝かせる要素になる。服のディテールを表す文章が美しくて、それも好きポイント。物語そのものも面白いけど、この本を読んでいると服やファッションについての世界観をついつい想像してしまうのが、引き込まれてしまう一因なのかも。

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    2025年07月28日
  • 正しい女たち

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    女のめんどくさい仲間意識とかプライドとかが詰まってた。私だけがこんな汚い思考回路してるわけじゃないんだという安心感も得られた。「温室の友情」にて、ニコイチの相手を自分の支配下におきたい、同じレベルに置いておきたいっていうエゴが書かれていて、思わず共感してしまった。

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    2025年07月28日
  • からまる

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    短編集は入り込めないことが多いのですが、脇役だった登場人物が次の短編では主役になるこの形式は読みやすいです。千早茜さんの表現力の高さで文章に深みもあります。
    1話を経ての7話の話が一番好きでした。みんなが違った不器用さをかかえ、誰かに支えてもらいながらなんとか生きている、そんな風に感じられ自分もなんとかやっていこうと思えます。

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    2025年07月25日
  • しつこく わるい食べもの

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    喫覚の判断は速い。きっと、頭で考えるよりもずっとずっと速く感情を動かす。

    これはあの物語にもでてきたなぁ。と思いながら読み進む。
    あの食べ物は受け付けない。どうも無理だ的なものを恥じずエッセイに書き綴る。たまにでてくる毒舌っぷりさにもはまる。わるたべを千早さんの作品の合間に再読するこれが一番しっくりくる。

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    2025年07月21日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千早茜さんの文庫新刊。
    こちらもずっと読みたかった作品♪‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬›‹‪⸜( *)⸝‬›‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››♪

    家族と生き別れ、山師・喜兵衛に拾われたウメは石見銀山の坑道で働き始める。石見銀山に魅入られた少女の生涯を描く圧巻の長編。

    終始、間歩の暗さ、冷たさが漂っているかのような空気感だった。

    女に産まれたために、望むようには生きられない。
    こういう描写を読む度に、私は恵まれた時代に産まれたんだなぁと思う。
    それも、世の中を変えようと抗った女性たちがいてくれたから。感謝しなくては。

    生きることを諦める者もいる中で、真に望むようには生きられなくても、生き

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    2026年04月27日
  • ガーデン

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    植物の香りや湿度が生々しく、土の中の目に見えない部分や増殖など、強さの中に怖さすら感じる作品でした。
    千早茜さんの別作品もいくつか既読ですが、五感を刺激される「生の物語」という感じが好きな作者さんです。

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    2025年07月19日
  • さんかく

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    料理の部分はかなり素敵な内容 手料理はやっぱり素敵だな。美味しいものが食べたいな、作りたいな、と思う内容だった。
    ただ伊東くんの恋愛はどうなんだろう、と疑問だったわ。出会っちゃったから、そこまで好きじゃないのに頑張って続けようとしたことにかなり疑問。無理に続けるのは恋愛には不必要だと思う。

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    2026年03月14日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    「別れたらいいのに」
    「何が良いのか分からない」

    そんなことを言われると「そうだよね」としか返せないけど、あの時の言い表せない感情がここにある。好きとか嫌いとか、そんな白黒におさまらないグレーな感情が。
    男女の共作だからこそ、価値観のぶつかり方がリアルだった。

    どうでもいいけど「段ボールの切れ端を巻き付けた白い容器」がずっとピンとこなくて、千早さんのターンでやっと分かったんだけど、わたしだけですか?
    これ男性ならすぐにピンとくる表現なのか、それとも大輔独特のものなのか、単にわたしの察しが悪いだけなのか気になる。


    追記
    恋愛の馴れ初めが好きなのに、この物語では書かれていない。最悪の出会い

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    2025年07月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ずっと読んでいたシリーズの『あずかり屋』さんがアンソロジーに入っている!
    と、読み始めました。
    商店街の店についてのアンソロジーなので、作家さんが違うのに統一感があるように思えました。
    まるで連作短編みたい。
    このシリーズ、積読にあと3冊控えているので楽しみに読みます!

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    2025年07月11日
  • しつこく わるい食べもの

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    助かった。
    気持ちを立て直してくれてありがとう。

    自分を喜ばせることはもちろん、自分の生活をある程度律することも、自己肯定感らしきもののためには大事だと気づかせてもらった。

    よぼよぼ梅旅、やんなった、旨み爆弾が好き。
    絶食ぴぇんろーいつかやってみよう!

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    2025年07月13日
  • しつこく わるい食べもの

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    「わるい食べ物」に続き食への並々ならぬこだわりを持つ千早茜さんの食エッセイ第二弾。
    自炊への熱意も、時々やになっちゃうところも共感できてしまう。
    後半はコロナ禍の食環境の変化、それに伴う心境の移ろいを克明に記録。薄れゆくあのころの混沌と不安を思い起こす事ができた。

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    2025年07月06日
  • ガーデン

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    放っておいてほしいけど全く繋がりがないのも嫌。
    すごくわかるなあ、
    植物の生々しさがリアルに伝わってきた

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    2025年07月03日
  • 雷と走る

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    ネタバレ

    去年の夏、新刊案内で気になった『雷と走る』(千早茜)。

    狼のような表紙とタイトルで惹かれて読んだその本は、

    主人公が抱える犬に対する罪の意識が色濃く、出産・育児にまで及ぶ話だった。

    この本を読んで思ったのは、子どもの頃に経験した事は大人になっても響き続ける事、 

    そして、それが暗いものだった場合、親は現実逃避のための外出で紛らわすのではなく問題そのものに向き合う行動に出るべきだという事。

    子どもなんて親以上に何やったらいいかわかんないし、中には「自分がやった事のせいで、又はこんな体に生まれたせいで親に苦労をかける」と罪悪感を持つ事なんて稀じゃない。

    無知ゆえに無鉄砲な行動を起こしが

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    2025年06月30日
  • さんかく

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    夕香と正和はなんか恋愛というか、ソウルメイトみたいな感じだったのかなぁ。食べ物を一緒に美味しく食べられる相手は貴重。ソウルメイトと恋愛はちがうかもだけど、男女だとややこしい。正和は華も夕香も手に入れるのは無理なんだろうか、いや無理か。正和と夕香がずっと一緒にいてほしいと1読者としては結末にモヤモヤしてしまった。

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    2025年06月29日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    正反対の性格のふたりが健やかなときもそうではないときも、食べて飲んで旅をしてお湯に浸かって過ごした記憶を互いに綴ったエッセイ。一緒にいれば無二の相棒のようなのにさらりとした手触りの関係は、なるほど「磯野と中島」がしっくりくる。胃が合わなくなったとしても意が合う関係であり続けるおふたりをもっと見ていたい。

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    2025年06月29日
  • さんかく

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    バイト時代の先輩と同じ家に住むことになった若い営業マンは恋人に言わず、誤解を招きギクシャク。三角関係未満の心の揺れが面白かった。

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    2025年06月28日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    1.読んだ理由/きっかけ
    料理や食べ物の小説が好きで気になっていたけど、ずっと「読みたい」に入りっぱなしだった本。

    2.あらすじ
    有名なパティスリーをやめ、おじいちゃんの昔ながらの洋菓子店を手伝う亜樹。おじいちゃんの腕は本物で、色々と教わりながら自分の納得いくメニューを作ろうと模索している。亜樹の視点から始まり、亜樹に恋心を抱く元同僚、洋菓子店の常連である拒食症気味の主婦、元同僚に恋するネイリスト、亜樹の婚約者と色々な人の視点が描かれ、最後にまた亜樹に戻る。

    3.感想
    お菓子の描写が暴力的なくらいおいしそう。ダイエット中の人は読んでは行けないかも。昔ながらの洋菓子(特にシュークリームのクリ

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    2025年06月22日
  • わるい食べもの

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    小説家による初のエッセイ集。食に関する自らの想い出や嗜好、周囲の人達とのエピソードも面白い。

    親の仕事の関係でアフリカに住んでいた頃の話や、インドア派で一人で過ごすことが苦にならないこと、日本の小学校の習慣で「食べたくないものを強制されること」など子供の頃から疑問に感じたことをハッキリ主張する方だったことなども堅苦しくならずに語り、時折クスリと笑わさてくれる。

    食のエッセイというのは読みやすく、面白い。誰しも日々食べることが欠かせないから共感もあるし、同時に嗜好の違いなんかも楽しめる。

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    2025年06月22日