千早茜のレビュー一覧

  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    「別れたらいいのに」
    「何が良いのか分からない」

    そんなことを言われると「そうだよね」としか返せないけど、あの時の言い表せない感情がここにある。好きとか嫌いとか、そんな白黒におさまらないグレーな感情が。
    男女の共作だからこそ、価値観のぶつかり方がリアルだった。

    どうでもいいけど「段ボールの切れ端を巻き付けた白い容器」がずっとピンとこなくて、千早さんのターンでやっと分かったんだけど、わたしだけですか?
    これ男性ならすぐにピンとくる表現なのか、それとも大輔独特のものなのか、単にわたしの察しが悪いだけなのか気になる。


    追記
    恋愛の馴れ初めが好きなのに、この物語では書かれていない。最悪の出会い

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    2025年07月13日
  • なみまの わるい食べもの

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    あー食べたいなーと夏バテの体で読んだ
    最近手に取る本が北澤さんめいているのもときめく。
    あー渋谷の東急の前を毎日通ってたなー料理雑貨屋さんでなんか探させられたな
    ぶわっと記憶の蘇る食のお話だった

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    2025年07月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ずっと読んでいたシリーズの『あずかり屋』さんがアンソロジーに入っている!
    と、読み始めました。
    商店街の店についてのアンソロジーなので、作家さんが違うのに統一感があるように思えました。
    まるで連作短編みたい。
    このシリーズ、積読にあと3冊控えているので楽しみに読みます!

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    2025年07月11日
  • しつこく わるい食べもの

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    助かった。
    気持ちを立て直してくれてありがとう。

    自分を喜ばせることはもちろん、自分の生活をある程度律することも、自己肯定感らしきもののためには大事だと気づかせてもらった。

    よぼよぼ梅旅、やんなった、旨み爆弾が好き。
    絶食ぴぇんろーいつかやってみよう!

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    2025年07月13日
  • しつこく わるい食べもの

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    「わるい食べ物」に続き食への並々ならぬこだわりを持つ千早茜さんの食エッセイ第二弾。
    自炊への熱意も、時々やになっちゃうところも共感できてしまう。
    後半はコロナ禍の食環境の変化、それに伴う心境の移ろいを克明に記録。薄れゆくあのころの混沌と不安を思い起こす事ができた。

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    2025年07月06日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    単純なスイーツの甘さだけではなくて、ほろ苦さとか深みの部分をストーリーに詰め込んだような印象を受けた。
    皆んながハッピーエンドになるわけではないけれど、落ち込んでも前に進む姿勢が読者をポジティブにさせてくれてよかった。
    千早さんの文章は視覚嗅覚が刺激されるお話が多い気がする。なんだか近所のケーキ屋さんに行きたくなった。

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    2025年07月06日
  • しつこく わるい食べもの

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    千早茜さんの食理論のようなものが書かれており楽しめた。小説の方もですが、食事シーンで繊細な表現をするので、毎回とても惹き込まれます。
    作者の感性はどのようなものだろう。

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    2025年07月03日
  • ガーデン

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    放っておいてほしいけど全く繋がりがないのも嫌。
    すごくわかるなあ、
    植物の生々しさがリアルに伝わってきた

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    2025年07月03日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    胸踊る小説。ディディールまでこだわり抜かれたお洋服とても好きなので、服を愛する人達が服への愛をこれでもかとぶつけていて素敵でした

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    2025年07月03日
  • 眠れない夜のために

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    それぞれの眠れない夜、どの物語も、心をザワザワさせる何とも言えない悲しさや、気持ちが伝わってきました
    私にも、漠然とした不安で、眠れない夜があります
    こんな風に文章に表すことができたなら、少しは、人とも、繋がれるのかなぁ…

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    2025年07月01日
  • なみまの わるい食べもの

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    「肉のお花畑」すきだったし、笑った。
    トンカツを黒ひげ危機一髪に例えてる千早さんがかわいいし、
    「私とあなたが違う人間であるのと同様に、私のおいしさとあなたのおいしさは違う」と言い切る千早さんの清々しさがすきだ。
    姪っ子ちゃんに振り回されてる千早さんを想像したらニヤニヤしてしまった!

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    2025年07月22日
  • 雷と走る

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    ネタバレ

    去年の夏、新刊案内で気になった『雷と走る』(千早茜)。

    狼のような表紙とタイトルで惹かれて読んだその本は、

    主人公が抱える犬に対する罪の意識が色濃く、出産・育児にまで及ぶ話だった。

    この本を読んで思ったのは、子どもの頃に経験した事は大人になっても響き続ける事、 

    そして、それが暗いものだった場合、親は現実逃避のための外出で紛らわすのではなく問題そのものに向き合う行動に出るべきだという事。

    子どもなんて親以上に何やったらいいかわかんないし、中には「自分がやった事のせいで、又はこんな体に生まれたせいで親に苦労をかける」と罪悪感を持つ事なんて稀じゃない。

    無知ゆえに無鉄砲な行動を起こしが

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    2025年06月30日
  • さんかく

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    夕香と正和はなんか恋愛というか、ソウルメイトみたいな感じだったのかなぁ。食べ物を一緒に美味しく食べられる相手は貴重。ソウルメイトと恋愛はちがうかもだけど、男女だとややこしい。正和は華も夕香も手に入れるのは無理なんだろうか、いや無理か。正和と夕香がずっと一緒にいてほしいと1読者としては結末にモヤモヤしてしまった。

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    2025年06月29日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    正反対の性格のふたりが健やかなときもそうではないときも、食べて飲んで旅をしてお湯に浸かって過ごした記憶を互いに綴ったエッセイ。一緒にいれば無二の相棒のようなのにさらりとした手触りの関係は、なるほど「磯野と中島」がしっくりくる。胃が合わなくなったとしても意が合う関係であり続けるおふたりをもっと見ていたい。

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    2025年06月29日
  • さんかく

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    バイト時代の先輩と同じ家に住むことになった若い営業マンは恋人に言わず、誤解を招きギクシャク。三角関係未満の心の揺れが面白かった。

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    2025年06月28日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    1.読んだ理由/きっかけ
    料理や食べ物の小説が好きで気になっていたけど、ずっと「読みたい」に入りっぱなしだった本。

    2.あらすじ
    有名なパティスリーをやめ、おじいちゃんの昔ながらの洋菓子店を手伝う亜樹。おじいちゃんの腕は本物で、色々と教わりながら自分の納得いくメニューを作ろうと模索している。亜樹の視点から始まり、亜樹に恋心を抱く元同僚、洋菓子店の常連である拒食症気味の主婦、元同僚に恋するネイリスト、亜樹の婚約者と色々な人の視点が描かれ、最後にまた亜樹に戻る。

    3.感想
    お菓子の描写が暴力的なくらいおいしそう。ダイエット中の人は読んでは行けないかも。昔ながらの洋菓子(特にシュークリームのクリ

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    2025年06月22日
  • わるい食べもの

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    小説家による初のエッセイ集。食に関する自らの想い出や嗜好、周囲の人達とのエピソードも面白い。

    親の仕事の関係でアフリカに住んでいた頃の話や、インドア派で一人で過ごすことが苦にならないこと、日本の小学校の習慣で「食べたくないものを強制されること」など子供の頃から疑問に感じたことをハッキリ主張する方だったことなども堅苦しくならずに語り、時折クスリと笑わさてくれる。

    食のエッセイというのは読みやすく、面白い。誰しも日々食べることが欠かせないから共感もあるし、同時に嗜好の違いなんかも楽しめる。

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    2025年06月22日
  • ひきなみ

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    ネタバレ

    狭い島で蔓延っている女性差別と、あと主人公が社会人になってから受けるパワハラの描写がややキツいので、苦手な方には注意が必要そうな作品ですが、でもそこを読み切れば、とても良いシスターフッド作品です。
    出来ることならその後の彼女たちをもっと見ていたい……という気持ちにさせられました。
    家族とも恋人ともちょっと違う、葉と真以の二人なりの関係性がとても好きです。

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    2025年06月20日
  • 正しい女たち

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    短編集を読んで、それぞれの女性が自分なりの「正しさ」を持って行動しているところがよかった。自分の信じる道を選べるのは、とても勇気のいること。

    印象に残ったのは「もうすぐ死ぬとわかっていれば優しくできる」という言葉。終わりが見えたとき、人はようやく相手に優しくなれるのか。結婚の終わりを「死」と捉え、それを静かに見送ろうとするミヤとイツキが潔くて好き。

    ーーー

    もうすぐ死ぬとわかっていれば優しくできる。死は別れだ。そうだとしたら、イツキはこの結婚の死を看取ろうとしているのかもしれない。

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    2025年06月18日
  • あとかた

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    実体のない愛を形に遺そうと互いに傷付け合った__
    ひとつ話を読み終える度、息継ぎをするかのように空気を吸い込みたくなる。人を愛することで、孤独や失望の渦に飲まれる息苦しさがあった。
    連鎖短編集なので、登場人物たちが交錯していくのも面白かった!

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    2025年06月17日