【感想・ネタバレ】おとぎのかけら 新釈西洋童話集のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2013年08月25日

馴染み深い西洋の童話を、現代日本で再現した短編集です。

すべてが、見事な翻案。
一見、現代の小説であるようなのに、本当に見事なまでに、元になった童話!です。
中には、闇をたたえた話もあるけれど、元々、童話は、闇の物語でもあるし。

全部好きで、どれが一番なんて、決められませんが・・・。
『カドミウ...続きを読むム・レッド』が、読んでいる時からすごく好みだったのですが、最後の榎本正樹さんの解説を読んで、「あ、そう言えばそうだったー!」という事に気付いてしまうと、一層、深く感じられたり。

あー、でも、どれも本当に好き!

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Posted by ブクログ 2013年08月22日

女の意地悪い視点で描いている。男ではこの、夏の汗をかいた後に入るクーラーの室内みたいな居心地の悪さ、それを周知されるいたたまれなさは描けないと思う。

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童話の良さ

ねむ 2014年07月23日

童話を見事に現代のお話にアレンジされてました。童話をもう一度読みたくなりました

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Posted by ブクログ 2019年03月12日

西洋の童話をモチーフに描かれた短編集です。
面白かったです。
元になったお話は知っていますが、こんなに暗く残酷な闇を感じるお話になるなんて…と思いました。
「凍りついた眼」(マッチ売りの少女)、「アマリリス」(いばら姫)も好きでしたが、一番は「カドミウム・レッド」(白雪姫)です。
「カドミウム・レッ...続きを読むド」は、美とは…を考えてしまいました。主人公の毒と歪みから目が離せません。
「望まないことは叶わない」。肝に命じます。

あとがきで、モチーフになった童話は編集者の方々が選んでいたそうですが、見事なくらい大嫌いな物語が選ばれたと千早さんがおっしゃってて興味深いです。他の童話も読んでみたいです。

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Posted by ブクログ 2016年03月19日

初めましての作家さん。
本当は怖いと言われる西洋童話。
本作は化け物よりも人間が怖いっていう感じのお話し。
ザワザワと皮膚の表面を撫でる冷気のような不気味さが
淡々とした文章の中から滲み出るような感じがたまりませぇ~ん
「金の指輪」と「アマリリス」は(´▽`) ホッとする話だけど、
この感性には痺れ...続きを読むますなぁ~。他の作品も読んでみよう。

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Posted by ブクログ 2015年02月09日

ジャケ買い
中身もダークメルヘンな感じで楽しめた
鵺の話は昔の黒乙一を思い出すようなテイスト
色んな味が1話ごとにあって、飽きることなく読めた

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Posted by ブクログ 2014年08月03日

これもほぼジャケ買いだった。
どれも読後感がいいとは言えないと思うけど、とても面白かった。

子供むけ絵本では童話ってとてもキラキラしたものとして扱われているけど、実際はそうでもないのよな、と改めて実感させられた。

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Posted by ブクログ 2013年09月07日

「本当は怖い~」に代表される様に、童話の多くは教訓、警告といった要素を含んだ作品が非常に多いです。内容も時代を反映した表現、描写をしています。
この作品はそうした警鐘を鳴らす原作からインスピレーションを得て、作品の設定をより恐ろしく、残酷な物語として書き上げています。
原作とは一味違う恐怖をご賞味あ...続きを読むれ。

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Posted by ブクログ 2020年01月22日

雑誌の書評を読んで興味が湧き、読んでみました。

子供の頃イジメのターゲットにしていた「みにくいアヒルの子」である同級生と大人になって再会した・・・とか、「ヘンゼルとグレーテル」は親からDVを受けていた・・・とか、誰もが知る童話をそのモチーフを活かしながら現代日本に置き換えた短編集です。
上手にリメ...続きを読むイクされていて著者の筆力の高さは分かったけれど(子供向け童話前の)原作同様に後味が悪く、読むのが辛い作品が多かったです。
特に「マッチ売りの少女」の読後はサイアクでした。
そんな中、「シンデレラ」は数少ないハッピーエンドでホッとしたし、「白雪姫」はコワイけど登場人物皆のそれぞれの心理を突いてる感じがよかった。

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Posted by ブクログ 2017年06月18日

酷評、に近いレビューもいくつか見たけれど、割と好みの作品だったな。露悪的で、ほの暗く陰鬱。その雰囲気は嫌いじゃない。同じようなコンセプトの「むかしのはなし」(三浦しをん)よりモチーフとなった童話とのリンクがわかりやすくてその点も良かった。

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Posted by ブクログ 2017年06月16日

昔・・・中学生か高校生のとき・・・作者も名前もおぼえてないけど、同じようにグリムだかアンデルセンとかをモチーフにした短編小説を読んだことがあります。
そのころが子どもだったせいもあるんだろうけど、その作品のすごく怖くて。
いま、大人になったせいもあるんだろうけど、この作品はあまり・・・怖くない。
...続きを読むンパクト弱い不気味系。

少し切なさ系、だったら、大人になった今だからこそのいい小説になったかもしれないんだけどなー・・・。(意味不明でゴメン)

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Posted by ブクログ 2017年05月15日

子どものころに誰でも読んだり聞かされたりしたことがあるだろう、グリムやアンデルセン童話をモチーフに、現代の日本を舞台にした物語が7編。著者は泉鏡花文学賞受賞作家で、ホラーともファンタジーとも言いがたい、美しく怪しげで不気味な話ばかりです。

モチーフとなっているのは、『ヘンゼルとグレーテル』、『みに...続きを読むくいアヒルの子』、『白雪姫』、『シンデレラ』、『マッチ売りの少女』、『ハーメルンの笛吹き男』、『いばら姫』。パロディなどではなく、言われなければ西洋童話がモチーフだとはわからないぐらい、オリジナリティあり。ハッピーエンドの話も若干あるものの、ほとんどは死を感じさせるもの。特に『ヘンゼルとグレーテル』が基の『迷子のきまり』と『マッチ売りの少女』が基の『凍りついた目』は、悲惨な目に遭っている子どもが描かれているので、なんとも心が痛みます。

この作家への興味を引くにはじゅうぶんな作品。もっと読んでみたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2014年05月14日

現代日本を舞台にした西洋童話モチーフの短編集。
全体的に、おどろおどろしく、暗く、美しく。
この気持ち悪さと美しさの融合が好き。
『白雪姫』の原作は未読で、どうもディズニー映画のイメージが強いです。だから、うわあ白雪姫という人物ををこんなふうに描いちゃうかぁ~と驚きました(『カドミニウム・レッド』)...続きを読む。他の千早作品のレビューにも書いたけど、千早さんの文章って色が頭の中にはっきりと浮かぶのが本当に凄い。
他に特に印象強かったのは、『金の指輪』と『白梅虫』。

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