感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年11月02日
初めて千早茜さんの本を手に取りました。
タイトルとカバーの絵に惹かれたということと、息子の名前と同じ漢字だったから気になってしまった(笑)
結果、めちゃくちゃよかった。
とても好きな感じで読んでいて嬉しくなりました。
ちょっと共感できる部分とか、普段気づかない無意識の部分を言葉にしてもらえたところが...続きを読む沢山ありました。
美味しくなったり、気持ち悪くなったり、人は食べ物に振り回されているなーと楽しく可笑しく読ませていただきました。
続編のわるい食べものと小説も早く読みたい。
千早茜さんにハマる予感。
Posted by ブクログ 2023年06月13日
わるい食べ物と題して、食を通しながら
わるい◯◯◯な話を、笑い、涙ありで共感する話もあれば、真面目な、大きく頷く、良い◯◯◯の話もたくさん散りばめられている。
ある章では、すべらない話の小籔千豊の話を彷彿させ、真面目な語り口から始まったと思えば、それがフリとなって落とされ爆笑し、思わず、松本人志のよ...続きを読むうに腹を抱えながら笑い「わっるいなー」と突っ込んでいた。
千早茜さんの嗅覚の表現に魅力され、本書を手に取ったが、「小川 朔」のルーツが感じとれて面白かった。
Posted by ブクログ 2023年05月31日
あたり!
食エッセイは好きだから良く読むが、期待値が高いせいか、読んだそばから忘れてしまう。
これは、知らない作家さんだからということもあり、期待値低めで読み始めたせいもあるけど、
ズバズバはまった。
食のことを率直に買いているし、食そのものの話にとどまらず、
ストーリーやメッセージがちゃんと伝わっ...続きを読むてきて、腑に落ちる。
言葉使いのセンスとか、食や諸々に対する感覚が好き。
いいエッセイを読むと、感覚が似てる似てると思って気持ちがいいと感じるけれど、
本当は、普段自分がふんわり考えていること、感じているみたいなことを
作家さんがより深く、より鮮やかに、より面白く書いてくれるから気持ちが良いのだ。
と、このエッセイを読みながら、腹落ちた。
Posted by ブクログ 2023年03月19日
初めての千早さん作品、初めての食エッセイ。
食に対しての感性にところどころ共感できて楽しく読めた。
ケーキは2個でも苦しい私からすると1日10個以上食べられるという作者にびっくり!
T嬢やO部長など素敵な方たちとの関係性を大切にされてるのもいいなと思った。
Posted by ブクログ 2023年02月09日
食べ物に関するエッセイ
美食家ではなく、ただ好きなものを
1番美味しい方法で食べたいという
千早さんの食へのこだわりが伝わる。
低糖質とかグルテンフリーとか
健康的な食事が好まれる現代だけど、
たまには好きなものを思いっきり食べるのも
いいよねって思わせてくれる作品。
Posted by ブクログ 2022年11月30日
ずっと読みたかったエッセイ本。食べることに対して貪欲でかつ食べるもの/ことに対しての表現が素晴らしかった。特に果物の表現ととらやの羊羹の話が好き。
続編もあるので早く読みたい!
Posted by ブクログ 2022年01月28日
千早茜さんの食べ物エッセイ。
千早さんは写真を見る限り、華奢な方なのに、とにかく食べる量がものすごい。
食へのこだわりもはっきりしていてブレない。そしてそれが「美食家」というわけではないところがとてもよい。
言葉の選び方も丁寧で的確で、どの章にも心をぎゅっと掴まれる表現が必ず出てくる。
千早さんの本...続きを読むを読み出したのはごく最近で、エッセイばかり読んでいるので、小説も今後手を出していきたい。
Posted by ブクログ 2021年09月23日
食べるの好きな人にとってはあるあるかも?とにかく食べ物に対してまっすぐ。こだわり強すぎ。それがいい。
果物は自分でむかないと気が済まないの、めちゃくちゃわかるなぁ。
Posted by ブクログ 2021年09月12日
あー、すき。
千早茜さんの食べ物エッセイ。
とにかく貪欲に、本能のままに、でも決して手を抜かず、食べる。
お腹がすいているからといって適当なもので済ませたりはしない。お腹がすいていないのに食事の時間だからと適当なものを胃に入れたりもしない。
一生のうちに食べられるものは限られているから、1回1回の...続きを読む食事を大切に、貪欲に、妥協しない。
そしてとにかくめちゃめちゃ食べる。胃が強すぎる。
朝ごはん、午前おやつ、昼ごはん、昼おやつ、夕ごはん、デザート、飲みながらおやつ、夜食・・・
沢山食べるけどガツガツしない感じがとてもいい。
隣でずっと見ていたい。
*
「果物を狩るけもの」が良かったな。
果物は狩りだ。皮を剥くところから始まる。
カットフルーツや大福の中から出てくる果物は、死んだ果物だ。
あと新潮の社食いいな、行きたいな・・・
「Mind your oun stomach」も良かったなああ。
食べ過ぎようが、偏食しようが、食べて何を思おうが、その人の勝手だ。
*
そして夫である「殿」がめちゃめちゃリアリストで面白い。
担当T嬢もいいなあ。
Posted by ブクログ 2021年08月10日
面白かったです。かなり健啖家なのは存じていましたが、暴食が渦巻いてて楽しかったです。
千早さんの思考回路も面白くて、かなり偏屈だなぁと思うところもありますが真っ直ぐで好きです。全てに真正面から対峙してる気がする。
朝ごはん、午前おやつ、昼ごはん、昼おやつ、夕おやつ、夕ごはん、デザート、飲みながらおや...続きを読むつ、夜食…素敵。お茶も美味しそう。冷たいものにお腹が負けるのだけは親近感を覚えます。
出てくる小説や音楽、映画も、それ好き!というものが多くてなんだか嬉しかったです。「お菓子と娘」はわたしもCoccoさんのを聴きます。
出てくる人たちとの関わりも好きです。担当T嬢さんも殿さんも面白い。新井見枝香さんや村山由佳さんっぽい人も出てくる。良いなぁ。
シリーズ読みます。たくさん食べる方は生命力が強そうで見ていて気持ちが良いです。
Posted by ブクログ 2021年04月30日
偏屈で愛が強くて周りが見えない潔さが素敵。食べものの思い出って必ずしもいいものばかりではない。
胃ではなく心を満たすための「茶」の時間の重要性には激しく共感。アフリカでの幼少期のお話が印象的。
Posted by ブクログ 2021年04月29日
食に対する貪欲さが素敵!
スナック菓子食べ過ぎて口が切れる→わかるー!
美味しいものを食べている時に、もっと美味しいものがあると言う人→じゃあそっち行けば?
食べて美味しいか不味いかは、私が決める事。
Posted by ブクログ 2024年02月29日
再読。
前回感想を書いたところが年月が経ち、結婚し家庭をもって、「胃があう」人との暮らしの楽しさを知った。
でもたまに1人、ふらりと自由を謳歌する時間も大切に。2人以上の食事があるからこそ、自由な食事の時間はさらに輝く。
--------------------------------------...続きを読む-----
独身で一人暮らしの社会人。
これまでの人生の中で、今がもっとも自由だな、と感じる。
その理由は、なるほど、食の自由を謳歌しているからだとこの本を読んでしみじみと実感した。
私も生粋の食いしん坊である。
本の中に、物事がうまく進まない時に暴飲暴食に奔るエピソードがあったが、強く共感した。
食いしん坊にとって、食は生活そのものであり、褒美でもあり、戒めでもあると思う。
できるだけ好きな時に好きなものを食べたいから、そこそこ身体に気をつける。食べることを我慢するよりは、運動する方がマシだと感じる。これを食べたいから、頑張ろう、と気を引き締めてさせてくれる。
ちなみに、私は物事がうまく進まないときはとりあえず辛いものを食べます。(できれば、蒙古タンメン中本のラーメン。)
学生の頃に戻りたい、と言う人がよくいるけれど、あまりそうは思わないのはこういうことなんだろう。私は、好きな時に好きなように好きなものを食べたいです。そのためにも毎日きちんと働こうと思える。
ただ不思議なことは、食事を共有できる人がいると何故だかもっと美味しく、幸せに感じるということだ。
一人の方が自由であるはずなのに、とっても不思議。
自由のそのもう一歩先の「美味しい」は、きっとこれから見つかるんだろうな。
あとひとこと言いたいのは、「溶けない氷」のかき氷の話。本当に美味しいかき氷って、水の風味を楽しむことができると思うんですけど、どうですか?
Posted by ブクログ 2024年01月24日
「殻を割り、白身と黄身をかき混ぜて、熱を加えて凝固させてしまえば、卵の中に宿ったなにかは死ぬと思っていた。」
千早茜さんの食に関するエッセイ集。
千早さんのTwitterの投稿はいつも美味しそうでお腹の空く写真がたくさん上げられているので、食べるのが好きな私はよく見ていました。
食べることが好きな...続きを読むことは知っていましたが、想像以上のこだわりっぷり笑笑
幼い頃から食に対して様々な感情を抱いていたのだなと感心しました。
Posted by ブクログ 2023年08月15日
エッセイ。
著者はとにかくよく食べる。しかも1日の大半、食べて過ごしている。羨ましき生活だ。ただ、暴食をする日がたまにあるとのことで、その日は気持ちが悪くなるまでパンを食べたりしており、健康にはよろしくないと思う。
しゃらくせえ!という著者の声が聞こえる気がする。誰に何と言われようとも好きなものを食...続きを読むべるのが彼女の愉しみなのだから。
スナック菓子を食べ続けていると口が切れるなんて初耳で驚いた。
今は健康志向が強まり、スローフードやらファスティングやらよく分からない横文字のものが賛美されるようになった。
私は夕飯だけ食べる生活(仕事に行く日のみ)を2年以上続けているが、食に興味がない訳ではないし、むしろ美味しいものは大好きだ。断食や美味しくなさそうな食事(例:ハンバーグと同じような味のする健康的な食材で作った料理等)に興味はない。
筆者も同じようなスタンスでちょっと嬉しい。申し訳ないが、「意識高い系」は食でも人の性格にしても鼻につく。
心に残ったのは、「味覚において現実は物語を超えられないことが多々ある」という文。誰もが経験したことではないだろうか。食べ物の美味しさは、本来の味+どこで誰と食べているのかで決まるんだろうな。宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」で目玉焼きが滅茶苦茶美味しそうだったのは、あの食べるときの効果音だったり、洞窟の中という非日常的な空間に居たからだったりなのかもしれない。散々、語り尽くされているような気もするが、素直にそう感じたので感想に残しておく。
Posted by ブクログ 2023年07月07日
初読みの作家さん
YouTubeで紹介されていて気になっていた本
思い話したからちょっと笑える小話まで色々なお話が収録されていてちょこっとずつ読むのも良さそう
子どもの頃苦手だったものが大人になるにつれて食べられるようになるという話で、「新しい味覚を得た代わりに、自分だけの隠れ家のような小さな世...続きを読む界を失ったのではないか」って書いてあってなるほど、ってなった
食についてのエッセイだから普段あまり本読まない人にも読みやすくておすすめ
Posted by ブクログ 2023年03月21日
以前3巻を読んで面白かった筆者の食エッセイ、通称「わる食べ」の1巻目。3巻から読んだから筆者の人間関係とかがよく分かっていなかったけど、1巻では結婚していて3巻では離婚して恋人がいるって感じみたい。筆者が大好きなチョコレート、嗜好品について書かれた章の「(嗜好品は)なくてもいい、けれど、なければ人生...続きを読むの輝きは減る。嗜好品は魂のための食べものなのだ。」の部分が好き。嗜好品は生きていく為に必要ないといえばないものだけどあると幸せになれる物なんだから妥協しちゃ駄目だな!と食に対して熱くなれた。出てきたお店や食べ物はしっかりメモに残したから私も筆者と同じ物食べたい、あと食い倒れの旅行したい!和菓子、滅多に食べたいと思わないのに筆者の書き方が上手すぎてとらやのういろうが食べたくなった。あとイルカが茄子っぽいってのはすごく共感した。
Posted by ブクログ 2023年01月21日
初めてこの作者の著作を読みました
食に関する感性に、わかる!そうそう!と思うことが多く、一気に読み進めました 続編もすぐに読みたいです 直木賞受賞作も!
Posted by ブクログ 2022年10月08日
千早さんの食に対する意気込みだとか感性だとかが本当に面白い。コーヒー飲めない話は私も飲めないので共感の嵐だった。もっとこの方の食に対するエッセイが読みたい。
Posted by ブクログ 2022年09月26日
直前に、群ようこさんのゆるい生活やぬるい生活を読んでいたので、食に対する姿勢があまりにも真逆で爆笑。
食べ物へのこだわりが強く、嫌いな食べ物は明確だし、好きな食べ物や食べたいものは何としてでも食べる貪欲さ。挿絵の狐が思いのままに食べ物を食べているのも良い。
あ〜美味しいものを程よく食べて健康に生きた...続きを読むいな〜
Posted by ブクログ 2022年09月17日
食べものに関する著者の連載エッセイ集。
表紙の絵に魅かれて手に取りました。
かなり食いしん坊な方のようですね。色気とかキラキラ女子っぽさはあまり感じられず、ひたすら食い気に満ちているところがいいです。
読んでいてウンウンと頷いた点は、
・酔ったら蕎麦が食べたくなる旦那さん
・酔ったら歩きたくなる
・...続きを読む懐かしいと美味しいは完全に一致しない
・グラディエーターはパンを投げる映画と知った
・軽いスナック菓子を食べているとパンなど重い炭水化物が欲しくなる
Posted by ブクログ 2022年05月31日
フォローしてる方のおすすめで読んだ、エッセイ集。膝を打って笑い転げたり、ウンウンと頷いたり、共感が沢山つまった一冊。食を愛する人と飲みながら語り合いたい。
Posted by ブクログ 2021年12月26日
読んだ後、カロリーとか健康とか気にせず自分も好きなものをたらふく食べよう!と思った本。
食べものに関する笑っちゃうエピソードがいっぱい出てくる。
印象に残ったのは“エーデルワイス”と“怒りの入院食”
Posted by ブクログ 2021年08月02日
驚きました。そして、嬉しくなりました。
私も、虎屋のヨーカン、小袋のナッツ、ドライフルーツ、グミ、アメ、持ち歩きます。
子供が小さい時は、子供の為に。
今は、自分の為に。病院の待ち合い室で何度も助けてもらいました。グミのパッケージはカラフルで元気がもらえました。
本の内容と違うけど、体の為の食事...続きを読むと心の為の食べ物ってあると思う。
Posted by ブクログ 2024年03月17日
クネドリーキなる料理を食べてみたいと思ったが、家には強力粉がない。このためだけに買ってもそのあと持て余すに決まっている。どうしたものか。でももちもち気になる。
両手に焼き鳥を持って食べながら歩く女子中学生を想像したらウケる。
Posted by ブクログ 2024年02月04日
すっぴん茜
ってな事で、千早茜の『わるい食べもの』
千早茜さんの食を通してのエッセイと言うより、千早茜の取り扱い説明書的な本じゃね
より千早さんの事が知れるし、これ読んだ後に千早さんの本読むとまた格別に面白味が増すじゃろなぁ
千早さんの思考回路好きじゃなぁ
ちょっと西加奈子さんのエッセイの『...続きを読むまにまに』にも近い感じがあるね
海原雄山やハンニバル・レクター博士を敬愛してるとか
あと、赤坂憲雄さんの『性食考』を読まなくてはと思うね
わしの『わるい食べもの』の定義はしょうも無い、下らん人と食べる事じゃね。
美味しい料理も、美味しい日本酒も不味くなって仕方が無い
2021年44冊目
Posted by ブクログ 2023年02月19日
「食」に纏わるエッセイが41編収録されています。
幼少期をアフリカで過ごした千早 茜さん。
アフリカ時代に経験した食べ物から、酔いの後に口にしたくなる物、学校給食時代の想い出、冷蔵庫に欠かせない物、他多数、様々な視点から描かれたエッセイは中々興味深い物があった。
私はゲテモノ以外ならなんでもO...続きを読むKな食いしん坊なので、好物の「とらや」の羊羹が出て来たり、大好きなチョコレートの話では生唾ゴックン!生まれてから一度も口にした事がない物もまだまだたくさんあった。
美味しそうなアレやコレ!死ぬまでになんとか味わってみたい物だ。
Posted by ブクログ 2022年09月07日
短編集だけど読むのに時間がかかった。
エッセイだけど小説みたいな気づきがたくさんのお話。
食べることによる経験とか、欲望を満たすとか、思い出作りとか、なんかそういう色々詰め込まれてて面白かった。
食べたいものを食べる、千草さんの食に対する向き合い方がめっちゃ好き
ダイエットとか健康とかじゃない、
食...続きを読むべることはエネルギー、食べないと生きられない、
本能のままに食べたいものを食べる
私もそんな生活したいなぁ