感情タグBEST3
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面白い。共感できる箇所がいっぱい。
「焼いてから」野菜は焼くと、今までの概念が変わるくらい、味が濃くなって、別物。
パフェも食べたくなるけど、今は冬。寒い。
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千早さんの5感表現は、耳触りの良さも分かりやすさもハッとする感じも全部ある。子供心は同じ景色を2倍豊かにするなあと、しみじみ。
・ささやかな個人の幸せやこだわりを理解し、共有できるかどうか。円満な恋愛も日常もそれなくしては成り立たない。
・食べさせてくれる。食べものを与えてくれる。それはきっと、ここで生きていていいんだよという、根源的な許しなのだと思う。
・「だって、朝ごはんって特別な食事だよ。恋人とか一緒に住んでいる人じゃないと食べないじゃない」
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千早さんのエッセイを読むと、「食べたい」欲が湧きます。
食べ物の描写、味の描写、匂いの描写…
すべてが丁寧でリアルなので、該当のものを食べたくて仕方なくなります!
Twitterで恋人と出てきたので、殿は?と思っていたら。
それでも変わらない千早さんのエッセイ。
楽しめました。
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わる食べシリーズ3冊目。恋人というフレーズが出てくるから旦那さんはどうしたんだろう?と思ってたら離婚してたんだ…。まあそれはともかく、相変わらずの切り口の良い食へのエッセイ。好き嫌いがはっきりしていてガンガン食べていてなんだかこちらも一緒に食べている気になるエッセイ。山形旅行楽しそうだったなー。まだこのエッセイの続きがありますように。
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「透明な夜の香り」シリーズで気になって、千早さんのエッセイを初めて読んでみた。作品での食描写もおしゃれだな〜と思っていたが、やはりご本人の食事もわたしから言わせればおしゃれ!丁寧な暮らしといった感じ。マヨネーズがなくてナンプラーが常備してあるところにそれを強く感じた。食エッセイは西加奈子ばかり読んでいた私。西加奈子が大阪の下町なら千早茜は京都のお上品な感じ。結論どちらも良い食エッセイ。最後の輝く朝ごはんが良い。
「ひとりの食も充分に楽しい。けれど、親しい誰かとの食事は瞬間の光をたたえていて、私はまだその輝きから自由になりきれずにいる。」
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一緒にいる人と食べるペースを合わせるという気を使うことも忘れて一気に食べてしまうほど美味しい感覚素敵。著者がこだわりをもってお家時間を楽しむ様子だけでなく人と違う食の感覚もたのしむ余裕がいい。
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このシリーズやっぱり良いな。今回も楽しかった。食に纏わる千早さんの考えが特に好ましい。
(たまに頑固すぎやしまいか…と思うこともあるが笑)
甘いもの好きだったら生クリームも好きでしょ?等の決めつけは、食の世界だけでなく、いろんな世界で横行している。デニムを持っていない人だっているし、コーヒーが嫌いな人もいる。人に何かを進めるときは気をつけよう。自分が良いと思っていても、人にとっては微妙もしくは苦手なことは結構あるのだから。
そして、意外に千早さんが好き嫌いが多いことに安心した。食べることが好きなら、幅広く色んな食材を食べ、味を知っていなければならないと自分で勝手に決めつけてしまっていた。
自分の好きなものだけ食べていれば良いのだ。きっとその方が、身体にも心にも良いに違いない。
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舞台が京都から東京へ
引っ越したからかおうちでのお話が多めでパフェ愛も相変わらず強め
やっぱり千早さんの言葉選びというか表現?が好き
次は小説読みたい
電気、水道といったライフラインが断たれないなら、自分の心を維持するための美しいお守りを持っておきたい。
誰かにとっての無駄や贅沢でも誰かにとっては生きるよすがで、そういうものが互いに侵害せず混在している世界が当たり前だということを忘れずにいたい
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このシリーズを読むといつもパフェが食べたくなる。
警報音をフィクションとして楽しめるのは平和な国だから。銃や爆弾の音を聞いてもテレビや音声だとすぐに判断してしまうのは本物を知らないから。近くにないから。それって幸せなことだよね、と認識した。文化を楽しむには戦争なく、平和でないとダメだ。
働き方
どこにいてもいいってことは、どこにいても逃げられる。住む場所を選んで、楽しむことができるのは何より幸福なのかも。
パンの好み、食べ方に共感した。東京はパン屋さんが多くていいな。レストランでのパンの配分は迷いがち。いっぱい食べたいけど、お腹のキャパとは要相談。
パフェを最後まで綺麗に食べきる方法、私も知りたい。
「食べさせてくれる。食べものを与えてくれる。それはきっと、ここで生きていていいんだよという、根源的な許しなのだと思う。」
食事って補給であり、気が抜けている場面だから、本能的に用心する場面でもあると思う。食事が安心してできて、それを共有できるのは心を許している、認めているってことでもあるよなぁ。
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読んでいると本当におなかが空いてくる一冊。比喩ではなく本当におかかが空いてくる。装画が相変わらず素敵。
■めんつゆはデニム:なんのこっちゃと思ったら、メジャーなものってことなのね。
■焼いてから:焼いたアスパラはうまい。ヨダレポイント
■パーフェクトワールド:自分と目の前のパフェだけの世界。
■海老の頭:カリカリとした歯応え、とかこういう単純な描写でヨダレ。
■ブラックランチボックス:家の中で手作り弁当ですか。洗わなかった弁当箱の悲劇。
■ロシアンルーレットで食欲爆発:ロシアンルーレットとは予防接種。食べる口実が欲しいだけ?
■包んで包んで兵馬俑:白く並んだ餃子を兵馬俑と表現するセンスが食いしん坊作家さん。
■ケーキの故郷:アメリカのドテッとした甘過ぎケーキは存在感ある。
■狐色のどんぶり:ごんぎつねに鰻でてきた?「京極かねよ」のきんし丼。ふるふるの玉子焼きに柔らかな鰻。ヨダレというかメシテロ。
■夢の食事:たしかに夢に味覚はない。なぜだろう。
■夜の江戸のピクニック:味噌田楽、ごぼう胡麻あえ、ビール。ヨダレポイント
■山形編:取材旅行うらやましい。
■ぬぐい菓子:皿に残ったおいしそうなソースをパンでぬぐいたい気持ち。
■腹以外を満たす食:果物の皮を他人に剥いてもらいたい気持ち。
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私はあんまり食にこだわりが無いので「そうなんだぁ」と、他ジャンルの話を聞くオタクみたいな感想しか出てこないのが申し訳ない。
食へのこだわりを真似はできないけど、身体を作る物に貪欲なのっていいなぁと思った。
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千早茜さんの食べ物エッセイ
とにかく千早さんはよく食べる。食べることが大好きだし、作ることも好きみたいだし、妥協せず、作るときも食べるときも丁寧という印象。だから読んでいて気持ちが良い。
この中に、「いい女」について少し触れている箇所があるけれど、"いい女"の作家先輩方はたくさん恋をしてきていて、恋より食優先な千早さんは彼女たちのようにはなれない、と書いているけれど、私から見ると千早さんも常に恋人がいて、とてもうらやましい限りなのだが…上には上が、そして下には下がいるものなのだ…。
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果実食の話が特に興味深かった。甘い物ばっかで飽きてしまうのかと思いきや、そんな事よりももっと現実的な理由で中断する事になるというのは、試した事がない私には全く想定できなかった。
あと、お弁当の匂いの話は、私も密かに同じ事を心の奥底で思っていたけど気づかぬふりをしたまま生きてきてしまったなと、はっとした。
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生クリームはみんな大好きと思われているところや、めんつゆはデニムだと思われているところに激しく同意。食の好みや系統が少数派でかつ、おばあさんみたいと言われる私には、わるたべは共感だらけのエッセイである。今回も美味しそうな食べものがたくさん出てきたので機会があったら行ってみたいと思う。どちゃっとケーキ、食べてみたい…。
特に残ったフレーズ
p148「食べさせてくれる。食べものを与えてくれる。それはきっと、ここで生きていていいんだよという、根源的な許しなのだと思う。」
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パフェ好きで食べるの大好きな作者。食への思いは似てるけど食の好みはだいぶ違うなと思った。子供の頃の生クリームが苦手なのに貰わなかったらケーキが食べれないかもと美味しくないのに泡立て器についた生クリーム食べてたエピソードに怒り!
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わるたべ第3弾。舞台は東京へ。京都では行きつけのお店やお菓子の話をたくさんしてくれてましたが、今回は自炊が多めかも。パフェのパーフェクトワールド、私もたまになったりするな〜とか共感多めでした。(パーフェクトワールドとは一心不乱に目の前のご飯に向き合い周りからの干渉を受けない状態
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わるたべシリーズ3作目。
この作品にもコロナ禍の影響が・・・。それでも自分なりのこだわりを貫く千早さん、偏屈に筋が通っていて良いなと思いました。これからもマイペースでいて欲しい。
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飯テロみたび!
『わるい食べもの』『しつこく わるい食べもの』に続くシリーズ第三弾。
多彩な味わいの30話収録。
人生の半分を暮らした住み慣れた京都を離れ、東京で三年間の一人暮らしをする事を決意した千早さん。
引っ越す前に京都の店の食べ納めをしっかりとするあたりはさすがの一言。
食いしん坊の一番の敵であるコロナ禍を憎々しく思いながらも食への飽くなき欲望は健在。
コロナワクチン接種後の療養食用にと好物を買い溜めし、ひたすら食べまくる姿はアフリカ育ちの千早さんならではの野性味が溢れてる。
取り敢えず今は頭の中がパフェ一色。