千早茜のレビュー一覧

  • わるい食べもの

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    食について 千早茜さんの、小説のようにも感じる食に関するエッセイ。
    一つ一つが好きだ。
    丁寧な文章やちょっとした言い回しがとても素敵。
    そして突然口が悪くなるところも好き。
    凄い方だよな、と毎回思います。

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    2025年12月18日
  • しつこく わるい食べもの

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    千早茜さんの食エッセイ第2弾。今作も作者の偏屈ぶりが炸裂しててとても面白かった!トンカツの脂身がこわい、炊飯器の保温モードを信用してない、パフェが一番エロい…などなど、印象に残る回がたくさん。
    今作の1番の特徴はコロナ禍の日々の記録が含まれているところだ。2020年の3月4月ごろ、街から人が消え、買い占めが起きたり外食ができなくなったりしたころを思い出す。あの頃、外食に行けないのが本当に辛かったことを、自分もすでに忘れかけていたことにも驚いた。「慣れは怖い」と、千早さんがエッセイの中でもおっしゃっていた通りだと思う。

    シリーズ第3弾も絶対に読もうと思った!

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    2024年08月09日
  • 男ともだち

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    本当に微細な心情の物語 この微妙な心境が存在することを知ってて、かつ相手の心境も1つの解釈として分かって、この題材を取り上げて書けていることが素晴らしいと思う。
    めちゃめちゃ微細だし、繊細な心情だと思う。
    ハセオを憧れの対象として読む読み方もあるだろうけど、神名からしたらそうでもないんだよね。いや、ほんとに微妙な心情なんだよ、異性の友だちでかつここまで寄り添えていると。だからやっぱり、これを題材にして書けるのがスゴい。

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    2026年03月14日
  • 女ともだち

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    女性作家8人が描く「女友達」とは。
    1人目の村山由佳からやられた。大好物ですよ…。
    いいな、こわいな、めんどくさいな…が全部楽しめる。
    阿川佐和子作中の「女がともだちを作るときの条件」が真理だと思う

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    2024年08月06日
  • 私の身体を生きる

    購入済み

    読むのに気力のいる本だった

    息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
    SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。

    男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
    でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
    でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
    そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない

    #タメになる

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    2024年08月04日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    ネタバレ

    6編からなる短編集
    どれも少し闇があるお話で、なんともゾワゾワする読後感。

    『迷子のきまり』
    死ねないから生きるしかありませんから。
    『カドミウム.レッド』
    あるがままでいいじゃないですか。
    そんなに頑張らないでニコニコしていたらいいのですよ。

    ちょっと恐ろしいお話の中にも、心に泊まる言葉があってよかった。
    私は『カドミウム.レッド』が好きだった。

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    2024年07月13日
  • しつこく わるい食べもの

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    普段はあまり読まないエッセイですが、食がテーマで読みやすい。

    千早さんの食への執念がコミカルに書かれていて、ニヤニヤしながら読めました。

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    2024年06月25日
  • 魚神

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    ネタバレ

     すべての出来事が白亜の知らないところで起こっているのがなんとなく恐ろしくまた悲しくもある。二人はお互いを心から大切に思っているからこそ嫌われたくないと感じ踏み込めなくなっている。そのもどかしさにこちらがなんだか落ち着かなくなる。最後は白亜が自暴自棄のようになり遊郭に火をつけ、その後スケキヨに買われる。二人が無事あえてよかったと素直に思えない。もし、もっと早い段階で会えていたら、お互いが恐れず歩み寄っていたらとつい考えてしまう。

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    2024年06月19日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    七編の短編集。サクッと読める短さだけど、心の中は全然スッキリしない。それが最高!
    ネグレクト、苛め、嫉妬など、どれもずっしり重たい内容。

    私のお気に入りはふたつ。
    「鵺の森 みにくいあひるの子」
    苛めは、いつでも誰でも標的になり得る。自分は標的にされたくないと思う気持ち、焦り。プールの場面とか、すごいリアルに想像できた。

    「金の指輪 シンデレラ」
    千早茜さんの、「透明な夜の香り」を思い出した。洋館や草花が連想させるのかなァ。風景を思い描きながら読んだ、気持ち良いお話。

    風景とか、においとか、なんでこんなに伝わりやすく書けるんだろう。

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    2024年06月17日
  • しつこく わるい食べもの

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    献立を考えるのが面倒くさくなって、特に食べたいものもなくて、憂鬱な気持ちだったけれど、千早さんのエッセイを読んでいたら、なんだか元気が出てきた。
    自分の料理に飽きてきていたんだなと分かった。

    〈メモ〉
    ●イメージ通りの人生はどこかで見たような景色を見続けるようなもので、きっとつまらない気がする。

    イメージ通りの人間や人生だって同じだ。
    飽きて倦んで灰色になった世界に予想もつかない驚きが色をつける。鮮やかな色かもしれないし、濁った色かもしれない。けれど、「イメージと違う」その色は新しい色には違いないのだ。


    「料理を作る」ことはパートナーの「愛情」とイコールではない。

    その恩恵を男性だ

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    2024年06月11日
  • しつこく わるい食べもの

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     前作を読まずに今作から読みました。
     作者の食に対する熱量の高さがすごいと思いましたが、逆に自分がいかに食に無頓着であるかが分かりました。

     こんなに美味しい物を理解し、味わえる人生なんて、とても楽しいだろうなと思いました。私ももっと美味しい物を探求してみたくなりました。

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    2024年05月30日
  • しつこく わるい食べもの

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    「好き」と「嫌い」がはっきりしてる人やなぁと思った
    「おいしい呪い」の回、私の場合は「おいしいでしょう」と言われたくないのではなく、同じタイミングで食べて私より先に「おいしい」とか「うーん」とか味の感想を言われたくない
    おいしいかどうかは私が一番に判断したいし、先入観を植え付けないでほしいと思ってる

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    2024年05月28日
  • こりずに わるい食べもの

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    食へのこだわりが薄いから、食に対してこんなに熱い思いがあるのが羨ましい。
    食べ物に対しての気持ちの話も好きだけど、食周辺の人間関係の話も好きだった。

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    2024年05月20日
  • こりずに わるい食べもの

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    「透明な夜の香り」シリーズで気になって、千早さんのエッセイを初めて読んでみた。作品での食描写もおしゃれだな〜と思っていたが、やはりご本人の食事もわたしから言わせればおしゃれ!丁寧な暮らしといった感じ。マヨネーズがなくてナンプラーが常備してあるところにそれを強く感じた。食エッセイは西加奈子ばかり読んでいた私。西加奈子が大阪の下町なら千早茜は京都のお上品な感じ。結論どちらも良い食エッセイ。最後の輝く朝ごはんが良い。
    「ひとりの食も充分に楽しい。けれど、親しい誰かとの食事は瞬間の光をたたえていて、私はまだその輝きから自由になりきれずにいる。」

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    2024年05月14日
  • こりずに わるい食べもの

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    このシリーズ好き。山形とか関西から縁が薄い土地の話が出てくるのも東京編になったからと思うと、さみしくない

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    2024年05月11日
  • あとかた

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    主人公(視点)が変わりつつ、全ての短編の登場人物に繋がりがある連作の短編集でした。私はこのタイプの作品が好きみたい。初めの章に出てくる男性が全編通してのキーパーソンなんだけど、その男性の視点の章が無いのがすごく良い。想像を掻き立てられます。詳しい説明がない分、ミステリアスで結局1番印象的な登場人物なのかも。「ほむら」が1番好きかなー。

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    2024年04月29日
  • 人形たちの白昼夢

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    静かな雰囲気の短編集。

    欲深い砂漠の民がヌカラとマムウが住む雪山を壊す「ビースト」が特に印象的だった。

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    2024年04月27日
  • 女ともだち

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    女ともだちがテーマというだけあって
    共感も怖さも面白さもあって
    感情が良い意味でぐちゃぐちゃになる。

    短編だからサクッと読めるし
    作家さんによって文体も違うから
    一気読みというよりは作品ごとに間を開けて読んだ。

    最後の獣の夜が近い女ともだちが見事に描かれてて読みながらもドキドキした。

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    2024年04月27日
  • しつこく わるい食べもの

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    すでにコロナの時代を忘れつつある今、振り返る機会を与えてもらって良かった。本の内容とは関係ないが、家族が揃って毎日夕食がとれた日はもう来ないかと思うと、良い機会だったとも思う。

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    2024年04月22日
  • 女ともだち

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    女の子のころから感じていた女としての楽しさ、生きにくさ、めんどくささ、近くてうざったく思えるときもある母親との関係性など、さまざまなものを感じて大人になったなと自分の人生を重ね合わせながら読むことができる。
    これを読んだ男性陣はどのように感じるのか気になる。笑 きっと恐怖だろう。

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    2024年04月21日