千早茜のレビュー一覧

  • さんかく

    Posted by ブクログ

    料理の描写が秀逸すぎる 千早茜さんは食べ物のことを書かせたら天下一品だと思う。
    ここまで美意識を貫いている方はいないのではなかろうか。
    高村さん、正和、華の、微妙な三角関係ともいえない関係性に季節の美味しいものが奥行きをもたらす。
    執着しない潔さが気持ち良い作品だった。

    0
    2025年12月18日
  • アンソロジー 料理をつくる人

    Posted by ブクログ

    アンソロジーって、作風掴むまで疲れること多いけど、
    どれも面白かったし、
    読みやすかった。
    料理を作ってくれる人に感謝。、

    0
    2025年05月17日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけ

    0
    2025年05月19日
  • 眠りの庭

    Posted by ブクログ

    美術家を惹きつけるファム・ファタル小説は、時として女性本人の人格や意思が抜け落ちたまま描写されたり、欲望の鏡扱いされがちだけれども(最近も、そちらに振り切った作品を読んだなと思い出した)、女性性を持つ人の痛々しいほどの葛藤にもフォーカスして描いていたのが、さすが千早茜さんとなった。

    すっきり解決、と言えるものはひとつも無く、情念、欲望、本質的な孤独に傷付ききった登場人物たちが、暗い夜の庭に取り残されるばかりの物語。
    そう書くと、どうにも救いが無いように思えるけれども(実際そうだけれども)、その暗がりの芳醇さに、ついつい惹き込まれてしまった

    0
    2025年05月15日
  • グリフィスの傷

    Posted by ブクログ

    傷痕の意味 体に残る傷をテーマとした短編集。
    犯罪でつけられたもの、幼少期に親の不注意でついてしまったもの、自分でつけたもの、先天性のもの…。
    さて、私にも傷がある。母にも、姉にも、娘にも。
    生きていて傷がつかない人は、実はそれほど多くはないのではなかろうか。日常は、安穏として見えて案外危険が潜んでいるから。
    全体を通して、不穏なテーマであっても静かで淡々とした美意識に打ちのめされた。

    0
    2025年12月18日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    どんな美味しそうなものに出会えるのだろうと思って手に取った一冊。でもそこに書かれていたのは美味しそうな食べ物についてよりも、「ちはやん」と「新井どん」について。"い"が合うところも、そうではないところも。ふたりの交換エッセイから、お互いの、そして食べ物へのリスペクトが伝わってくる一冊。

    0
    2025年05月05日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    食レポ系のエッセイかな、と思った。
    千早茜、新井美枝香、2人の往復エッセイ。

    ふたりとも、美味しいものには目がなくて、
    食への姿勢が合うらしい。
    ただ何でもいっぱいと言うのではなく、好みに合致したものをかなりたっぷりと!

    新井どん(文中千早さんがそう呼ぶ)は好みの物や事に正直で、思い切りよく、ひと目を気にせず豪胆!
    しかし、繊細であり、配慮も出来て、気を許している人への可愛らしさが、いい味出している。

    ちはやん(文中新井さんがそう呼ぶ)は、自分の事を記録魔と云う。
    人の記録にはルールがある。
    まず決して暴いてはいけない。
    その人が見せてくれる顔、言動を文字にするだけ。
    こういう人だろう予

    0
    2025年05月04日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    カリスマ書店員の新井氏と千早茜氏の食に纏わる往復エッセイ集。この本が面白いのは単にグルメ紹介本でなく、むしろ、同好の士が四つに組んで食べ物に挑む気迫がそこかしこに表れているからと思う。境遇も生活も異なる2人の互いを思いやる気持ちや、それでも「胃」が引き寄せられる関係性がとても気持ち良くて堪能した。餌場が同じ野良猫とは言い得て妙だった。

    0
    2025年05月04日
  • 夜に啼く鳥は

    Posted by ブクログ

    美しいファンタジー、だけど人間臭いお話しでした。


    最初の章を読み始めた時は読みにくくて、なんだこれと思ってしまいました。
    それが2章目からは御先に魅せられ、物語に一気に引き込まれます。

    不老不死を生きることの孤独と切なさを感じました。
    彼らはどう生きるのか。
    御先と四のその先をもっと読みたかったです。


    I saw the bugs in the dark.
    They were so beautiful and occult.

    0
    2025年04月27日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

    Posted by ブクログ

    みんなが良く知る童話をアレンジした作品。ハッピーエンドもあればバッドエンドもあり、絶妙なバランスの短編集。
    千早さんらしさが滲み出ていて、どのお話も良かった。

    「禍々しさやいびつさだって、極めれば充分に人を惹きつけるんだ」
    千早さんの文章は、相変わらず静かで綺麗だなぁ。


    『金の指輪』が素敵!

    0
    2025年04月26日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早さんの作品は女性の繊細な心の動きを描かれてるのでどんな方なんだろうな?と興味本位でエッセイを手に取ったが。
    良い意味で想像と違う人物像が見え、とても面白かった。シリーズものなのでこれからも是非とも読みたい。

    0
    2025年04月24日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    恋愛連作短編集ではあるけれども、どのお話も孤独の匂いが濃く、登場人物それぞれが、自分という個の在り方について真剣に向き合っているのが伝わってくる。
    恋愛を含めた、生き方そのものの話。

    0
    2025年04月13日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    食に対して真剣に向き合う二人がただ美味しいものを食べているだけではなく、日常のなかの生活の変化、友達に対する思い等も書かれています。自分はおそらく一般的な会社員なので、普段知ることができない職業の方々の暮らしぶりも垣間見えて、楽しかったです。
    食べ物もとても美味しそうで、絶対に食べに行こうと決めたものがいくつかありましたが、すでにお店がなくなってしまっているところもありました。無念。
    お二人の仲の良さ、お互いを大切に思っているのが伝わってくる一冊でした。

    0
    2025年04月11日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    単純に仲の良い二人が美味しいものを食べたことを書いたエッセイかと思っていたら、それだけではありませんでした。
    性格、価値観は全く違うけど、同じものを食べたり、一緒に出かけたりしながら、新井さんが先に書いたエッセイを読んで、千早さんも書くスタイルなので、お互いちょっとずつ思ってることが違ってたりして、その違いも面白かったし、やっぱり出てくる食べ物も美味しそうでした。
    やっぱり胃が合うことってすごく大事だなと思います。

    0
    2025年04月06日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    胃が合うふたりが面白くて、千早さんの食べものエッセイが読んでみたくて、本屋さんで出会ったのがこの本。面白かった、海苔の話とても共感した!第一弾と第三段もあるそうで、楽しみ。読みます。

    0
    2025年03月30日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すごい素敵なエッセイだと思った。
    食べることが好きな2人だけど全然違うようで、お互いにリスペクトを持ち続けているから似てるように感じる。
    人生観の深掘りもよかった。
    これを読んでたら周りの人って自分より自分のことよく見えてるよなって思う。

    0
    2025年03月26日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    人と交流して、自分の存在価値を見出す。その行為がツラい。納得出来ない行動が多々あるが、人に依存する過程でやむなし、と思えてしまった。こういうループに入ると辛すぎる。

    0
    2025年03月18日
  • 桜の首飾り

    Posted by ブクログ

    まなもんが千早茜作品に出逢ったきっかけの本らしく、帯もまなもんが書いていたので読んでみた。

    桜をテーマにした7つの短編集。

    千早茜さんのとんでもなく美しく繊細な文章と、少し不思議で幻想的な物語設定に魅了されました。

    好みは分かれると思うけど、愛萌さんはこういうのが好きなのね…!ということがよくわかった。

    私は人の感情をストレートに表現されたものが好みなので、こういう作品は美術品を観るようで難しかったし読みとけていない部分も多くあると思うが、今回だと
    「春の狐憑き」と「花荒れ」が特に好きでした。

    温かい紅茶とかを片手に、静かな喫茶店でじっくり味わいながら読みたい一冊でした。

    今からの

    0
    2025年03月01日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    かたつむりからはじまり、くらげ、などの海の生物にからめて、だんだん、この人とここのこの人が繋がってたのかとなる絡み合う人間模様が描かれていた。千早茜さんの登場人物たちは、どこかにはいそうな低体温な人間たち、ついつい分かる分かると親近感が湧いてしまう、世間的には「普通では無い」と言われる人達だと思うけれど憎めない人間たち。
    「ゆらゆらと」の田村の男性依存で芯のないに親近感が湧きまくった。華奈子がかっこよくて美しいなと思ったけど華奈子については「うみのはな」で語られ、より清々しくて美しいなと感じた。
    1番印象深いのは「むかで」について。
    「母性本能が強いんだってさ。卵を産んだら毎日舐めてカビやダニ

    0
    2025年02月25日
  • 人形たちの白昼夢

    Posted by ブクログ

    人形を題材に色んな物語が詰まった短編集。
    残酷なものや、不思議なもの、寂しいもの、温かいもの、色んな雰囲気の物語なので、飽きないけど好みが分かれるかも。
    どれも短めなので通勤中にサクッと読めるのが良かった。
    初めて読んだ作家さんだけど、料理の描写が好きだなー!どれも美味しそうに感じる。

    0
    2025年02月22日