千早茜のレビュー一覧

  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    石見銀山で生きたウメの物語。直木賞受賞作。
    分厚いわけではないのに、すごく重厚で、その時代、その場所にいるような没入感。
    大河ドラマになりそうな濃密な人生(ウメはフィクションだけど)。
    読み終えた後も余韻が残ります…

    先に『マリエ』を読んだけど、雰囲気?テイスト?作風?が全然違ってびっくり。

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    2026年04月29日
  • 桜の首飾り

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    桜が散った後に読んでしまった。
    咲いている時に読みたかったなと思った。

    青い桜の刺青の話と、最後の祖母の話が好きだった。
    なんだか一貫して桜のことを別れの代名詞のようにかいている章が多くて印象的だった。

    あまりにも近くにあって、毎年当たり前に咲くけど、色んな人が色んなことを桜と共に体験しているんだなと思った。

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    2026年04月27日
  • グリフィスの傷

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    傷にまつわる短編集。竜舌蘭、グリフィスの傷、慈雨、あおたん、まぶたの光、が良かった。
    目に見えない傷があるのに、目に見える形になるまで他人は傷に気付かない。無意識に傷付けているとすら気付かない。関心がないものは目に入らない。自分も無意識に人を傷付けているかもしれない。せめて他人に関心を持って生きたい。

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    2026年04月27日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千草茜さんは「透明な夜の香り」を先日読んだばかりで、こんな時代小説も書いているのは驚きだった。でもどちらもほの暗さとか匂い立つような描写が共通しているのかなと思った。関ヶ原の合戦前後の時代らしいが、物語に登場する男女たち皆情が深くてなんだか韓国ドラマの時代物を観ているように入り込めた。

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    2026年04月25日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    男女2人、それぞれ視点で物語が描かれている。
    お互いの心情が知れて面白い。

    千早茜の書いた物語は読みやすいなと思った。

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    2026年04月25日
  • さんかく

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    食事を日々大切に
    目の前の人ととる食事を大切にしようと思うお話だった
    京都の風景が思い浮かび
    美味しそうな上品なご飯が並ぶ
    高村さんの作るご飯はどれも下ごしらえがしっかりしていて美味しそうで
    身体と気持ちと生活を大切にした
    そんな暮らしに憧れる
    自分も自分と周りの人を大切に出来るご飯を作りたいと思う一冊だった
    要所要所で出てくる挿絵も良い

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    2026年04月25日
  • さんかく

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    とにかくご飯とお酒が美味しそう!
    こちらの作者さんの作品は2作目ですが
    食べ物の描写が沢山あってつい食べたくなってしまいます。
    お話は少し歪な三角関係のようで正直どのキャラクターにも感情移入はあまりしなかったです。
    ただ、それぞれの思考に確かにな〜と考えさせられることは沢山ありとても読みやすくスラスラ読めました!

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    2026年04月23日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜に読むのにとても心地よい。
    半分眠り半分覚醒しているような、不思議な感覚。そういう時にしか出会えない世界が広がる。

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    2026年04月22日
  • 正しい女たち

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    歪な恋愛物語なのにサラサラと読みやすいのは
    さすが千早茜の筆致だ、、

    『海辺の先生』が特に好み。
    最後の一文の
    「万年筆は、インクを入れたきり、ひきだしの奥で眠っている。」
    の締め方が個人的に良すぎて、素晴らしすぎた。(語彙力無)


    「小さな笑いがもれた。どうして、なんて私が訊きたい。どうして両親は別れたのか。
    どうして母はスナックなんてはじめたのか。どうして私はこんな町にいなくてはいけないのか。どうして大人は夜になると酒を飲んで騒ぐのか。テストの問題だけじゃない。
    わからないことはたくさんあった。けれど、私は尋ねることはしなかった。ただ、ぽっかりとした空欄を呑み込んできただけだ。」

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    2026年04月22日
  • マリエ

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    夫から「恋愛がしたい」と言われ、離婚を切り出されたまりえ。
    マリエという名の新しい香水を纏い、白いシーツのようにまっさらな気持ちで桐原まりえに戻る。
    陽当りのよいワンルームで好きな家具を買い揃え、自分らしい自由な一人暮らしを始める。
    大学時代の先輩たちとの再会や、7歳年下の由井くんとの出会い、結婚相談所での体験を経てまりえがたどり着いた場所は…。

    離婚をテーマにした小説ですが、とても面白かったです。
    伊勢物語が書かれた平安の時代から、女性の生き方、パートナーに望むことは千差万別で、まりえのまわりにも個性に溢れたいろんな女性が登場します。
    「人生は冒険」そんなふうに思えたらきっと楽しいのだなと

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    2026年04月19日
  • グリフィスの傷

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    傷のお話。
    竜舌蘭、林檎のしるし、グリフィスの傷、あおたん、まぶたの光が特によかった。
    人は血を流さないと傷ついていることに気づけないということ、言われてみるとそうだなと思うのに、またすぐに忘れる。
    グリフィスの傷、目に見えない傷。その傷が積み重なって割れたときにやっとことの重大さを知る。

    何が書きたいのかわからなくなっちゃったけど、竜舌蘭とグリフィスの傷は見えない傷が印象的だった。林檎のしるし、あおたん、まぶたの光は単純に好みだった。

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    2026年04月19日
  • マリエ

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    おもしろーい!!

    結婚が悪いとも離婚が良いとも、
    人それぞれに幸せの価値観違うよね
    ってところが純文と違って息苦しくならない。

    あといつもながら料理が美味しそう!



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    2026年04月18日
  • マリエ

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    千早茜さんの作品は、男女のいやらしい?色っぽい感じが爽やかに書かれていて、かえって記憶に残ります。「男ともだち」も好きです。

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    2026年04月16日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜は・・・で始まる十の短編集

    千早茜さんらしい、静かで繊細で神秘的な描写が印象的だった。夜の闇にある静かな孤独が描かれているのに心が落ち着く不思議な物語。
    西淑さんによる色彩をおさえた挿絵もピッタリで、丁寧で独特な雰囲気の美しいイラストにも魅せられた。

    どのお話も、短い夜は必ず明けるから、孤独でも、
    一人じゃないと教えてくれるような余韻に包まれる。
    数ページしかない短編なのに、こんなに味わい深い余韻があるなんて凄い。

    日中にも読んだが、やはり夜に読む方がスーッと頭に入ってくる気がした。ゆっくりと丁寧に、一話ずつ、静かな夜に読むのがオススメ。

    第一夜 空洞
    第二夜 森をさまよう

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    2026年04月12日
  • ガーデン

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    誰もが自分だけの庭を持っている。見える部分と見えない部分があって、誰にも知られないし、理解しえない。それは綺麗に整えられているのに、土の下では獰猛な生き物のようになってる。人と植物は似ていて違う。

    周りになにも求めてはいけない
    私には求めない練習の言語化(小説バージョン)に思えた。
    人と植物の対比と暗喩が秀逸だった。
    後半から刺さるセリフが止まらなかった

    千早茜さんの小説の人間関係って距離感が心地いい。今回の主人公は人と距離を保ちすぎてるけど。

    タナハシにとても共感。
    大体出てくる男性みんなメロいんだよね
    羽野は好きになってはいけないメロい沼男

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    2026年04月12日
  • 人形たちの白昼夢

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    読みにくい部分もあったけど綺麗だった
    宝石の国みたいな

    ビースト
    アイズ
    ワンフォーミー・ワンフォーユー
    モンデンキント

    また読む

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    2026年04月10日
  • あとかた

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    短編小説でありながら全てのお話が身近な者同士として繋がっていて
    長編小説のような1つの物語のようにも感じた。
    そんな中でも人物や視点が変わるだけで
    同じ空間での出来事、お話なのに
    まるで別世界のようにも感じた。
    一番最後のお話のみに出てくる水草くん、好きだなぁ。

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    2026年04月09日
  • 桜の首飾り

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    桜を見た時、美しいと同時に何かハッとさせられる感覚がある。
    そんな感覚を味わえる桜の美しさと影を描いた作品。

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    2026年04月07日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    ネタバレ

    スイーツに埋もれたくなる一冊。

    祖父の西洋菓子店を手伝う主人公と周囲の人たちの物語。才能アリ(だと思う)の登場人物たちが人生の壁に遭遇し頑張る。才能があっても努力は必要。お気に入りはネイリストのミナちゃん。若い子が可愛いをがんばっているのが微笑ましいし超絶羨ましい。

    食べたくなったのはやっぱりシュークリーム。ふわふわ生地、マールブランシュのシュークリームが好きです。

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    2026年04月03日
  • 眠れない夜のために

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    やっぱり千早さんの本は文章がとても綺麗…。
    10個の夜に関するお話だったけれど、わたしは「しじまの園」「夜の王」「繍しい夜」が特に好き。
    優しく、でもどこか寂しい言葉になんか心が揺さぶられる。

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    2026年04月02日