千早茜のレビュー一覧

  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    どんな美味しそうなものに出会えるのだろうと思って手に取った一冊。でもそこに書かれていたのは美味しそうな食べ物についてよりも、「ちはやん」と「新井どん」について。"い"が合うところも、そうではないところも。ふたりの交換エッセイから互いへの、そして食べ物へのリスペクトが伝わってくる一冊。

    0
    2025年05月05日
  • グリフィスの傷

    Posted by ブクログ

    傷ついた過去を乗り越え、生きた証として傷跡は残るのだと思った。
    無数についた傷がきっかけで突然砕け散ることがあるから、痛みに鈍感になることがいいわけではない。
    傷ついてないふりなんてしなくていいから、痛みにも自分にも素直になれたらいいなと思った。

    0
    2025年05月05日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    食レポ系のエッセイかな、と思った。
    千早茜、新井美枝香、2人の往復エッセイ。

    ふたりとも、美味しいものには目がなくて、
    食への姿勢が合うらしい。
    ただ何でもいっぱいと言うのではなく、好みに合致したものをかなりたっぷりと!

    新井どん(文中千早さんがそう呼ぶ)は好みの物や事に正直で、思い切りよく、ひと目を気にせず豪胆!
    しかし、繊細であり、配慮も出来て、気を許している人への可愛らしさが、いい味出している。

    ちはやん(文中新井さんがそう呼ぶ)は、自分の事を記録魔と云う。
    人の記録にはルールがある。
    まず決して暴いてはいけない。
    その人が見せてくれる顔、言動を文字にするだけ。
    こういう人だろう予

    0
    2025年05月04日
  • グリフィスの傷

    Posted by ブクログ

    いろんな"傷"にまつわる短編集。
    どれも身体の傷にまつわるお話だけど、それと同時に心の傷みたいなもの含まれているよな。身体の傷と心の傷は表裏一体なんだよなぁと思う。人体切断系が本当に苦手なので"指の記憶"はなかなかしんどかった…8作目の"慈雨"が好きでした。泣いた。

    0
    2025年05月04日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    カリスマ書店員の新井氏と千早茜氏の食に纏わる往復エッセイ集。この本が面白いのは単にグルメ紹介本でなく、むしろ、同好の士が四つに組んで食べ物に挑む気迫がそこかしこに表れているからと思う。境遇も生活も異なる2人の互いを思いやる気持ちや、それでも「胃」が引き寄せられる関係性がとても気持ち良くて堪能した。餌場が同じ野良猫とは言い得て妙だった。

    0
    2025年05月04日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    男女で価値観が違うことが分かりやすく表現されてて興味深かった。交互に、先手後手が変わっていってて、飽きなかった。ちょっとした気持ちの表し方とか、自分では思いつかないような表現の仕方してて面白かった。

    0
    2025年04月29日
  • ひきなみ

    Posted by ブクログ

    今はわからないけど、リアルな島のコミュニティの話なのかなと思った
    人間の嫌なこと部分も細かく描写されてて、飲み込まれた
    島にいってみたくなった

    0
    2025年04月29日
  • 夜に啼く鳥は

    Posted by ブクログ

    美しいファンタジー、だけど人間臭いお話しでした。


    最初の章を読み始めた時は読みにくくて、なんだこれと思ってしまいました。
    それが2章目からは御先に魅せられ、物語に一気に引き込まれます。

    不老不死を生きることの孤独と切なさを感じました。
    彼らはどう生きるのか。
    御先と四のその先をもっと読みたかったです。


    I saw the bugs in the dark.
    They were so beautiful and occult.

    0
    2025年04月27日
  • ひきなみ

    Posted by ブクログ

    真衣も葉も別の意味合いで芯のある美しい女性だと思った。
    千早茜さんの文章はきれいで優しく心が落ち着く。
    けど部長のセリフは毎回生々しく、自分も会社勤めの女性なので読んでていらっとしてしまいました笑

    0
    2025年04月27日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大輔と福が付き合うときの詳細が書かれていないのでこの二人がどういうやり取りがあったのか気になった。

    英語だと白か黒の表現になってグレーな表現ができなくなるっていうのがなんかすごく共感した。

    0
    2025年04月26日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

    Posted by ブクログ

    みんなが良く知る童話をアレンジした作品。ハッピーエンドもあればバッドエンドもあり、絶妙なバランスの短編集。
    千早さんらしさが滲み出ていて、どのお話も良かった。

    「禍々しさやいびつさだって、極めれば充分に人を惹きつけるんだ」
    千早さんの文章は、相変わらず静かで綺麗だなぁ。


    『金の指輪』が素敵!

    0
    2025年04月26日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早さんの作品は女性の繊細な心の動きを描かれてるのでどんな方なんだろうな?と興味本位でエッセイを手に取ったが。
    良い意味で想像と違う人物像が見え、とても面白かった。シリーズものなのでこれからも是非とも読みたい。

    0
    2025年04月24日
  • グリフィスの傷

    Posted by ブクログ

    傷跡をテーマにした10篇からなる短編小説集!どのお話も良かったけど「慈雨」が予想外に刺さってぽろぽろ泣いてしまった。どのお話にどんなふうに気持ちが動かされるかで、自分の心の傷跡がどこにあるのかがわかるような短編小説集だと思う。千早茜さんの文章、好きすぎてずっと読んでられる。

    0
    2025年04月17日
  • ひきなみ

    Posted by ブクログ

    なんだか広島旅行を思い出すなと思いながら第一部を読んでいたら、本当に広島が出てきてびっくり。なんとなく漂う気配でわかるものなんだな。

    島という狭いコミュニティのなかで、お互いに"異質"だったからこそ引き合った少女2人。葉はこの頃の繊細な感性を内面に抱えたまま大人になり、職場でのハラスメントに苦しみながら、真衣と再会することに。

    時を超えて静かな再会だったが、第二部では真衣とお兄さんとの間にあった出来事や、葉の職場でのその後が描かれていないのがよかった。

    0
    2025年04月14日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    恋愛連作短編集ではあるけれども、どのお話も孤独の匂いが濃く、登場人物それぞれが、自分という個の在り方について真剣に向き合っているのが伝わってくる。
    恋愛を含めた、生き方そのものの話。

    0
    2025年04月13日
  • ひきなみ

    Posted by ブクログ

    文章から場面の絵を想像するのに
    抵抗がぜんぜんなくスルスル読めた。

    人の心の窮屈さを書くのが
    とっても上手なんだろうなって思った。

    女性とは、男性とは、そういうカテゴリーじゃなく。人として、自分らしくっていうのを大切にしようと思えた。

    途中の長崎弁にびっくりした。

    0
    2025年04月12日
  • ガーデン

    Posted by ブクログ

    植物、庭園、夜といった大好きなモチーフにうっとりしながら、他人との距離感や、交じり合い方について考えさせられた

    孤独を守ることは決して悪いことではいけれど、他人と深く関わり合いたいなら、生臭く血の匂いのする池の底へ飛び込んでいかなければいけない時もある
    個人的に、様々な角度から共感できた一冊だった

    0
    2025年04月11日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    食に対して真剣に向き合う二人がただ美味しいものを食べているだけではなく、日常のなかの生活の変化、友達に対する思い等も書かれています。自分はおそらく一般的な会社員なので、普段知ることができない職業の方々の暮らしぶりも垣間見えて、楽しかったです。
    食べ物もとても美味しそうで、絶対に食べに行こうと決めたものがいくつかありましたが、すでにお店がなくなってしまっているところもありました。無念。
    お二人の仲の良さ、お互いを大切に思っているのが伝わってくる一冊でした。

    0
    2025年04月11日
  • クローゼット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    服飾美術館を舞台に補修士の纏子と、服が大好きな芳の二視点で構成。様々な洋服の歴史やエピソードが面白かった。それぞれが生きづらさを抱えているけど、繊細さや真っ直ぐさが武器になる場所があってよかったと思いました。

    0
    2025年04月06日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    単純に仲の良い二人が美味しいものを食べたことを書いたエッセイかと思っていたら、それだけではありませんでした。
    性格、価値観は全く違うけど、同じものを食べたり、一緒に出かけたりしながら、新井さんが先に書いたエッセイを読んで、千早さんも書くスタイルなので、お互いちょっとずつ思ってることが違ってたりして、その違いも面白かったし、やっぱり出てくる食べ物も美味しそうでした。
    やっぱり胃が合うことってすごく大事だなと思います。

    0
    2025年04月06日