千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
連鎖する殺人とか、
何かを犯さないと何かを清算できないとか、
塗りつぶすことで見えなくする、みたいな。
その人の生きてきた何もかもが、
自らが罪と思っているせいで罪で、
その人がその罪を負い続けなきゃいけないと考えてとても辛いと思った時には、過去にその罪から逃れようとして自分に課した鎖がまとわりついてきて
躓かせて、
自分の罪を再び省みざるおえなくなる状態に振り返って安堵する。
自分のせいじゃなくて、共犯者、傷の舐め合いをした存在が居るから逃れられない。私だけのせいじゃないと思い続ける。
小波は逃げたいけど逃げられない自分に酔っているし、そうならざるを得なくなった自分の状況を自分で哀れん -
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Posted by ブクログ
この物語の流れる時間はとてもゆっくり.急いではいけない,そう語りかけてくる.そして丁寧に読み進める行為はとても心地いい.いつまでも読んでいたい.日常のふとした出会い,幻想的であり現実的,そして希望であったり哀愁であったり,いろんな色を醸し出す作品でした.
以下あらすじ(巻末より)
烈しくも切ない、桜と人生をめぐる7つの物語
あたたかい桜、冷たく微笑む桜、烈しく乱れ散る桜……
桜の季節に、人と人の心が繋がる一瞬を鮮やかに切り取った、感動の短編集。ステージママを嫌う子役の女の子(「初花」)、謎多き愛人をめぐる二人の男(「花荒れ」)、 見知らぬ女性から「青い桜の刺青の標本を探して」と頼まれる大学資料