千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
好きなモノを好きなだけ食べようとしたら
死ぬほど満腹になってしまう話。
和食の良さは、凝った小鉢に尽きる。
毎日の食事は塩おにぎりが良い。
ただ誰かのために作るなら
相手が好む味付けにする高村さん。
付き合うなら料理が得意な相手がよい。
毎日、家に帰ると美味いものが食える。
つまりは賄いが好きなのだという伊東くん。
没頭できる喜びは何にも代えがたい。
家は巣穴が良い。
なのに、それは普通ではないといわれる華さん。
3人がそれぞれ、何かを満たせる相手がいながらも
特別なパートナーも見つけないといけない気がしている
スレ違いや曖昧なやり取りに
モヤモヤしつつも
登場する料理に何故かお腹がすいてくる。
読み終わりもなんとなくモワッとしてるけれども
3人とも「知らないものが、まだあった」と視野が
広がることで力を取り戻す。そんなサンカクカンケイな感じ。
視野が狭い自分にはなかなかできない恋愛だろうな。
共感するなら華さんか。
伊東くんの無邪気な傲慢さも捨てがたいな。
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Posted by ブクログ
いつもSNSに美味しそうな食卓を載せている千早氏。
彩り豊かなメニューはもちろん、器やテーブルウェアのコーディネートも美しく、文字通り、垂涎の的。
そんな千早氏だが、
このエッセイ「わる食べ」シリーズでは食べることへの凄まじい想いが書かれていて可笑しみがある。
わしわしと食べたり、
食欲の牙の剥くまま食べまくったり、
もりもり食べたり、
むしゃむしゃ食べたり。
映える見た目だけじゃなく、真剣に食に挑み、食と向き合う姿に好感。
食への強烈なこだわりというか、もはや流儀と言えるかも。
そして食べものの話なのに、時として人生観がチラリと見えて来るのもおもしろい。
お気に入りは
・包んで包んで兵馬俑
・恋と「サッポロ一番」
・中華街の粉仕事
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Posted by ブクログ
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将来、結婚、友だち。そして若さーー。
失うのが怖くて
このままじゃ窒息しちゃう
女を恐怖から解放する6つの物語
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息苦しさや焦りや不安。
すべてが溶けていくわけではないけど。
ふとした仕草や言動が、
無意識の出来事が、
あとで大きく影響することがあったり。
個人的には「桃のプライド」が好きです。
どこかで読んだことあるような話なんですが、
それを千早さんが書くと違ったものになるというか。
ブラックユーモアが含まれてる作品もあったり、
バラエティ豊かだけど世界は繋がっていて、
あっちで誰かが笑ってる時に、
あそこで誰かが泣いてるんだなって。
恋愛ものはあんまり読まないんですが、
千早さんは別腹です!笑 -
Posted by ブクログ
Xでフォローしてる好きな雑貨屋の店主の過去の呟きで見て気になっていた短編集。電子書籍にて購入。読み終わって他の方の感想見てからどの話にも人形と青いリボンが出てくることを知った。意識してもう一回読みたい。話の中ではモンデンキントが一番好きだった。親しくしていたらクラスメイトに関係を茶化されて噂だけ大きくなって結果一緒にいられなくなる…って学生の間で普通によくありそうで想像しやすかったから感情移入して苦しくなった。この短編集の中でこの話だけ現実的で異質だった気がする。他の話はおとぎ話や昔話っぽい。他印象に残ったのは、食事と共に過去の記憶が紐解かれていく話のスヴニール。罪人達が文字を知り心の光と闇が増幅される話のモノクローム。自己の残虐性を隠して幼馴染と接する話のマンダリン。どの話も美しいけど儚さと残酷さを感じた。