千早茜のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
千早さんの西洋童話の現代的な新解釈により、童話の内容を身近な出来事として自身の想像の範疇に置き換えることができ、童話の「裏の意味」を考えさせられた。あとがきで、千早さんは「西洋童話にはうまく馴染めなかった」と記されているが、私も小さい頃、童話の世界観に対して心躍らせられながらも若干の恐ろしさを感じていたような記憶があり、なんとなく共感できる部分があった。今振り返ってみると、それは、キラキラしたベールを纏う「教訓性」や「勧善懲悪」への気づきや違和感のような感情だったのかもしれないと思った。本作は、その辺りをうまく掬い取っており、人間のドロドロとした恐ろしさ、醜さ、それらの背景となる社会問題がより
-
Posted by ブクログ
ネタバレまいまい
野良猫みたいな女
葛月。暗闇で光る蝸牛を飼っている。女医。
筒井武生
役所勤めの地方公務員。介護保険料の収納、還付係に配属。
田村
二十代前半。
武生の姉
短大の時に妊娠して学生結婚をした。親と同居して赤ん坊を母親に預けて、産んですぐにばりばり働き出した。
蒼馬
武生の姉の息子。小学五年生。
ゆらゆらと
田村
自分の部屋が嫌い。是が非でもあとしたい男と会う前、華奈子を思い出す。フリーター。
華奈子
芸能人のようなものすごい美人というわけじゃないけど、周りに漂う甘い空気は完璧。
からまる
地方公務員。福祉介護課。係長。筒井の上司。
妻
同じ会社の違う部署の人と浮気 -
Posted by ブクログ
人が何を食べているか知るのが好きだ。とても個人的な事をこっそり覗いてる気がするエッセイ。
著者は食べものに並々ならぬこだわりがあり、その一つ一つを知るのも楽しい。
ただいま食事中、というエッセイで同じ人がいたとは!と感激した。リニューアル前のクウネルという雑誌で私が一番好きだったのがただいま食事中というコーナー。いろんな人の1ヶ月の食事が写真付きで簡単な日記風に載っている。この雑誌が大好きで、バックナンバーは全巻揃えているのも一緒だし、このコーナーは何度も読み返しているのも一緒。雑誌に載るからと飾っているわけでもなく、たんたんと日々の食事が掲載されていて、素敵な生活を送っていそうな人でも忙し -
Posted by ブクログ
【2024年92冊目】
嘘のつけない腹話術師、赤を纏った最下層の気高き女、記憶を食べる私、理の中で生きる少女、破滅を愛する男の子など、ここではないどこかを描いた12の物語。そっと寄り添うような青いリボンが宝石のような世界にあなたを導くことでしょう。
千早茜さんが紡ぐ美しい物語と言葉の数々を余すことなく味わいたいならこの本では、と思うほどの満足度でした。異なる世界で描かれる12の物語は、ページをめくる度にため息の出るような美しさや儚さをもたらしてくれました。
大好きな作家さんなので贔屓めで見てしまうところはあると思うのですが、やはり一文一文が本当に煌めいていて、これぞ千早茜ワールドと唸りまし -
Posted by ブクログ
すっぴん茜
ってな事で、千早茜の『わるい食べもの』
千早茜さんの食を通してのエッセイと言うより、千早茜の取り扱い説明書的な本じゃね
より千早さんの事が知れるし、これ読んだ後に千早さんの本読むとまた格別に面白味が増すじゃろなぁ
千早さんの思考回路好きじゃなぁ
ちょっと西加奈子さんのエッセイの『まにまに』にも近い感じがあるね
海原雄山やハンニバル・レクター博士を敬愛してるとか
あと、赤坂憲雄さんの『性食考』を読まなくてはと思うね
わしの『わるい食べもの』の定義はしょうも無い、下らん人と食べる事じゃね。
美味しい料理も、美味しい日本酒も不味くなって仕方が無い
2021年44冊目