千早茜のレビュー一覧

  • 桜の首飾り

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    春に読みたくて、寝かせてました。

    桜をモチーフにした短編集。桜大好き!っていうんじゃなくて、桜なんて…みたいな雰囲気が漂う切ない話が多いかな。

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    2026年04月08日
  • こりずに わるい食べもの

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    いつもSNSに美味しそうな食卓を載せている千早氏。
    彩り豊かなメニューはもちろん、器やテーブルウェアのコーディネートも美しく、文字通り、垂涎の的。

    そんな千早氏だが、
    このエッセイ「わる食べ」シリーズでは食べることへの凄まじい想いが書かれていて可笑しみがある。

    わしわしと食べたり、
    食欲の牙の剥くまま食べまくったり、
    もりもり食べたり、
    むしゃむしゃ食べたり。

    映える見た目だけじゃなく、真剣に食に挑み、食と向き合う姿に好感。
    食への強烈なこだわりというか、もはや流儀と言えるかも。
    そして食べものの話なのに、時として人生観がチラリと見えて来るのもおもしろい。

    お気に入りは
    ・包んで包んで

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    2026年04月06日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    重たい。
    ウメは女でも手子だと胸を張ったものの、間歩に入れず銀堀にはなれなかった。菊は男でもウメの覚悟を見て、おなごの恰好で踊れるようになった。
    男たちは死んでいく。生きたいと願った夕鶴は首を吊った。ウメは生きたけれど、間歩へ還ることを望む。
    何かを捨てないと思い通りにはいかない。捨てたから思い通りにいくものでもない。楽しそうにも思えない過去の景色が鮮烈なのはなぜだろう? 何か拠り所があれば、逃れられない業の中でも生きていけるのか?

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    2026年04月01日
  • なみまの わるい食べもの

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    わるたべ4作目。
    食エッセイですが、千早茜さんの人となりを知るのに良いシリーズですね。あと、エックス(旧ツイッター)の投稿で見た文章や写真の背景がわかるのも面白かったです。直木賞を受賞した後の大変さとか、再婚相手の優しさ(おおらかで器が大きそう)とか、新しい家族(猫)が馴染んでいく様子とか。

    この本にも色々な食べものが出てきたけれど、私は千早さんの本を読んだ後はいつも「ちょっといい洋菓子」が食べたくなります。
    クッキー、いや、やっぱりケーキかな。近いうちに買いにいこう(笑)。

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    2026年03月25日
  • 正しい女たち

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    2026/3/24
    女を男女両視点から描いていた。
    場面転換がサラサラしてて、千早さんの作風なんだなって思った。解説を読むとぐっと解像度が増して楽しい。浜辺のやつと、幸福な離婚が好き。期待をしなくなると穏やかさを取り戻して、お互いが凪の間が一番幸福という、あるある皮肉がしょーもなくて好き。

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    2026年03月24日
  • さんかく

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    大人の女性と年下の男の子が共同生活を通して、次のステップに進んでいく物語
    食べ物の描写を読むたびに、私も食べたいなぁと思う場面が幾つもあります
    登場人物の職業に、こんなことしてるんだ!という発見もあり楽しめました
    少しハラハラしながらそれぞれを見守りながら読み終えました

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    2026年03月23日
  • 雷と走る

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    気がつけば、読み進めてしまっていた。
    少女と犬「虎」との出会い、生き物の命を預かることの責任について考えさせられた。
    博人の静かで歩み寄る感じに惚れたのと、まどかの博人に対する思いが間接的に表現されていて2人とも素敵だと思った。

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    2026年03月22日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    ☆3.8
    男女2人で攻守交代しながら男女のそれぞれの視点、考え方が描かれてる
    男目線で書かれてなかったことが、女目線で書かれてあったり、
    口にした内容に隠された気持ちが、別の視点で書かれてたり、
    2人で書く良さ満載の本
    クリープハイプの歌詞みたいな言葉の選び方があるのが好きなポイント!

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    2026年03月18日
  • なみまの わるい食べもの

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    「好きなものを好きに食べる」千早茜さんの食べ物エッセイ。

    ”わるたべ”を読むと「食事は栄養を補給するためだけじゃない」といつも思う。

    食事は自分が自分でいるために必要不可欠であり、幸せと直結しているものである。

    今作は、幸せそうに食べる姿よりも、食事を通じて自己理解を深めていく様子が印象的だった。

    どんな食べ物が食べたいか(食べられるか)というのは、その時の体調や精神状態によって変わる。

    食事を頂くということを、もっと大切にしたいと思った。

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    2026年03月16日
  • ガーデン

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    いつでも自分が判断ばかりして、選択できると思ったら大間違い。

    自己評価なんてただの自己満足だし、評価は他人がすることだと思う。

    自分を変えたい時は、何か願い事をしよう。

    願いごとをすることは、自分を見つめなおす場をつくることなのだから。

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    2026年03月14日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    千早茜さんの作品は初めて読んだけど、五感で読む作品だなと思った。ホイップを泡立てる音とかお菓子が焼き上がる香りとかが文章から漂ってきた。

    スイーツは甘いだけじゃない。酸っぱさとか苦み、深み、、単純そうに見えて複雑なスイーツと恋愛の甘いだけではない側面を描いているのが凄く良かった。スイーツに絡めた心理描写がとてもオシャレ。

    ミナのお話が1番好きだった。自分の軸があって強い女の子大好き~!!
    どのお話も人間味があって重たい話もあったけど、最後は光が見える感じで終わるのが良かった。

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    2026年03月13日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    書き方の形式も、お互いの掛け合いも面白くてところどころふふふって笑みが溢れてしまうエッセイ。食べ物の描写が素敵でそのお店に行ってみたくなる気持ちもももちろん湧くけど、こんな関係性の友人が欲しいな、と羨ましく思う感想が勝つ。

    共通の趣味やすきなことが合う友人はもちろんいるけど、ここまで露骨に自分の感情の機微にも素直でいられる関係って本当に貴重!

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    2026年03月13日
  • 正しい女たち

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    将来、結婚、友だち。そして若さーー。

    失うのが怖くて
    このままじゃ窒息しちゃう

    女を恐怖から解放する6つの物語
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    息苦しさや焦りや不安。
    すべてが溶けていくわけではないけど。

    ふとした仕草や言動が、
    無意識の出来事が、
    あとで大きく影響することがあったり。

    個人的には「桃のプライド」が好きです。
    どこかで読んだことあるような話なんですが、
    それを千早さんが書くと違ったものになるというか。

    ブラックユーモアが含まれてる作品もあったり、
    バラエティ豊か

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    2026年03月08日
  • 女ともだち

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    読書の幅を広げるアンソロジー
    女性作家8人8作品収録されている
    読み始めると表題のタイトルから発展するドラマは、あぁこうなるのかと遅れて思い至る
    この辺りは読者の性差で大まかに分かれるのではなかろうか
    物語的には男女関係がメインとなる
    好きな話は、阿川佐和子さんの『ブータンの歌』、森絵都さんの『獣の夜』でした
    本の構成が、どろどろ→人生→奔放という感じだったので、読後感は悪く無かった

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    2026年03月08日
  • あとかた

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    連作短編集。
    淡々としているようで内側ではグツグツとした熱さを持ったような話。

    変わらないもの、終わらないこと、
    欲しくなって探したくなる時あるよね、分かる。
    自分だって日々変化していくのに矛盾しているなと思うけど。

    自分の中にそんなものを見つけて、
    置いておけたら最強だよな。

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    2026年03月07日
  • 人形たちの白昼夢

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    Xでフォローしてる好きな雑貨屋の店主の過去の呟きで見て気になっていた短編集。電子書籍にて購入。読み終わって他の方の感想見てからどの話にも人形と青いリボンが出てくることを知った。意識してもう一回読みたい。話の中ではモンデンキントが一番好きだった。親しくしていたらクラスメイトに関係を茶化されて噂だけ大きくなって結果一緒にいられなくなる…って学生の間で普通によくありそうで想像しやすかったから感情移入して苦しくなった。この短編集の中でこの話だけ現実的で異質だった気がする。他の話はおとぎ話や昔話っぽい。他印象に残ったのは、食事と共に過去の記憶が紐解かれていく話のスヴニール。罪人達が文字を知り心の光と闇が

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    2026年03月06日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    山の描写がいい。

    本当に山んなか走り回ってる気になる。
    走り回ったりなんかはできないのに。
    ウメになりきる。
    本当気持ちよくって、なのに、こうもどかしい。
    ウメの気持ちが痛いほどよくわかる。

    そんなことが一番で、あとはー
    面白いんだけんどもな。
    ↑ウメになる

    あらすじでは、
    生きることの苦悩と官能を描く直木賞。
    と、なってるでな。

    ま、そだわな。

    ウメの一生が走馬灯のように駆け巡る一冊でごんす。

    なんだかな。
    なんだろ、ウメ。無駄にモテる。笑

    あとはーなんだろ。んーなんだろー

    解説が北方謙三で大興奮!
    すごいよなぁープロが解説したらこんな紹介になんだなぁーって、思って読んだが、

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    2026年03月05日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    得をしない小説。まさにそう。

    あ〜そんな時もあったな、とか人の恋愛はイライラする、とかあのヒステリックになられて逆に冷める感じ、とか

    食を楽しめない人とはその部分において一生わかりえないのだろうな

    セブンルールという番組が大好きだったんだけどあのVTRにあのスタジオの自由気ままなタレントたちの空気感が絶妙だった
    そこでちゃんと人として知った尾崎世界観を見たくなって手に取った一冊

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    2026年03月04日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    同じ人物が主役になったり助演になったりする連作短編。群像劇というには登場人物が固まってて読書体験が少ない人でもわかりやすい。

    お菓子という見た目がかわいくて、みんなが大好きな物を共通点としながら、それを囲む自分と相手(他人)は違う人なんだよ、ということが共通したテーマになっていた気がする。

    そしてそれは、誰かと共に生きている人なら共感する人が多いのではないかと思う。

    いろんな人物が出てくるが、スイーツ巡りを一緒にしているパティシエ志望の男友達のことが好きなネイリストのミナの話が一番好きでした。

    ミナには仕事も恋も頑張って欲しいと思うし、女性ばかりの職場で、聞かれてもわからない絶妙なあだ

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    2026年03月04日
  • さんかく

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    3人の食と生活と恋愛のお話。

    高村さんと暮らす伊東くんは
    居心地が良かったんだろうな、
    食が合うのって大切。
    恋愛では無く寂しいを埋めるとも
    違うような距離感で面白い。

    誰かと食べる、1人で食べる、外で食べる
    家で作って食べる。
    毎日何年も繰り返しているとその一回を
    深く考えることって無い。

    これから少しの期間ご飯の時に
    こんな事思いながら食べるのかな。

    バインセオー

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    2026年03月04日