千早茜のレビュー一覧

  • 魚神

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    本土と離れた孤島。そこは遊郭で栄えていた。その島で幼い頃を共に暮らした姉・白亜と弟・スケキヨ。美貌の姉弟。弟が先に売られ、姉も売られる。姉弟間の愛憎が雷魚伝説と共に描かれる。ドロドロしたところもあるが、幻想的でした。

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    2023年11月20日
  • 眠りの庭

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    最後まで読んだら、その続きには希望があるようにみえるけど、最初に戻って読み返してみると、やっぱり絶望しかないのかもしれないと思って怖くなった。
    耀が重なる。

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    2023年11月06日
  • 眠りの庭

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    愛されたら、受け入れるしかない。共犯者にしたかったの、あなたを-。

    『あやかし草子』に続いての千早茜san。

    「つめたい土の中にいる。」から始まる、2つの物語。過去を背負った哀しき女と、彼女に囚われていく男たち。

    1話目「アカイツタ」は、女子校の臨時職員となった萩原、暗い目でこちらを見つめる少女の絵、絵を描いた生徒の謎の死、真壁教授、娘の小波(さなみ)。

    2話目「イヌガン」は、家電メーカーに勤める耀(よう)、同棲する年上の彼女の澪(みお)、少しずつの不安。

    主人公が変わったので完全に違う話かと思っていたら、海が近い、澪の名字・・・?などと気になりつつ、紅い蔦が生い茂る「建物」の前で、

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    2023年10月07日
  • 眠りの庭

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    色の描写がすごい。"色んな色の絵の具がのってるパレット"が、この物語を読み出してすぐ頭に浮かんだイメージ。前に読んだ『透明な夜の香り』も色がいっぱい出てきたけど、香り、嗅覚の話だったからこっちは視覚の話?なんて思った。

    女子校と若い男性教師が出てくるから爽やかな恋愛かもと思う反面、それはないだろうと思ったら、やっぱりドロドロとイヤミスな感じ。私はどっちかというとドロドロ、イヤミスは苦手なんだけど、この作品はすんなりと読めたし、面白かった。終始謎めいてて真相はどうなの?と考えながら読んだ。最後に全部繋がった時、ただ切ない、可哀想としか思えなかった。幸せになってほしいけど、そ

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    2023年09月27日
  • 眠りの庭

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    「人との関係に理解とか必要ないって思ってるんですか?」
    「うーん、無理なこともあるんじゃない?違う場所で育った、違う人間なんだから。それなら、最初から分かり合えるなんてものを望まない方が上手くいくこともあるのかなって思うの。」

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    2023年09月26日
  • こりずに わるい食べもの

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    クスッと笑いながら、わかるわかる!って共感しながら楽しく読めた。酒田が出てきてテンション上がった。1と2も追加で注文しました。

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    2023年09月25日
  • 桜の首飾り

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    千早さんの優しい文章。
    心を落ち着けるのにちょうど良く、すっと入ってくる。
    桜の花ひとつとってもいろんな人のいろんなストーリーがあることを気付かされた。
    自分の桜の思い出は、大学生の新歓、子どもと歩いた桜並木、とかかな?
    桜の季節に読み返したい本。
    来年の春は部屋にも桜の挿し木を飾りたいと思いました。

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    2023年08月25日
  • こりずに わるい食べもの

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    パフェ好きで食べるの大好きな作者。食への思いは似てるけど食の好みはだいぶ違うなと思った。子供の頃の生クリームが苦手なのに貰わなかったらケーキが食べれないかもと美味しくないのに泡立て器についた生クリーム食べてたエピソードに怒り!

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    2023年08月08日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    西洋の童話を身近に感じることが出来た。千早茜さんの生々しい解釈好きです。読み終わった後も心に残る感じ。面白かったです。

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    2023年07月27日
  • こりずに わるい食べもの

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    わるたべ第3弾。舞台は東京へ。京都では行きつけのお店やお菓子の話をたくさんしてくれてましたが、今回は自炊が多めかも。パフェのパーフェクトワールド、私もたまになったりするな〜とか共感多めでした。(パーフェクトワールドとは一心不乱に目の前のご飯に向き合い周りからの干渉を受けない状態

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    2023年06月23日
  • 人形たちの白昼夢

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    千早茜さんの他の作品が好きで、この本を手に取りました。恋愛メインのお話が多い印象でしたが、この作品で少し印象が変わりました。
    綺麗な物語でした。普段は物語は読まないのですが、言葉が美しく、どこか物悲しい雰囲気にページが進みました。ショートストーリーなのに重みがあり、私は好きでした。

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    2023年06月07日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    ネタバレ

    西洋童話をモチーフにした短編集。
    現代の日本が舞台になっているのに不思議と幻想的で禍々しく、まさにダークファンタジーの世界観。毒々しくて耽美で、ゾクゾクした。

    ヘンゼルとグレーテルがモチーフの『迷子のきまり』とシンデレラがモチーフの『金の指輪』がお気に入り。
    『金の指輪』の、なんだよちくしょう!お幸せに!!と言いたくなるような素敵な終わり方、とっても好きだ。

    マッチ売りの少女がモチーフの『凍りついた眼』も男達の歪んだ一方的な欲と、後味の悪い結末のせいで印象に強く残っている。
    思い出しただけでなんだか鼻奥に血の臭いが漂う。気持ち悪いし不愉快なのだけど、怖いもの見たさで惹きつけられるような、そ

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    2023年05月18日
  • からまる

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    7人の男女の群像劇。
    少しずつ登場人物達の事情が絡まり合って、日常が進んでいく。
    主人公が変わるたびに登場人物たちの印象も塗り替えられて、一人の人間を色んな角度から見るような小説だった。

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    2023年05月05日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    いちごミルクの飴買った。バリバリ噛んで食べるの好き。一緒。
    誰にも共感できなかったのに最後まで楽しめた!これはこれでアリだったり!!

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    2025年06月12日
  • 人形たちの白昼夢

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    美しいという感想を見て読みました。
    たしかに美しい、そしてもの悲しかったです。
    初めて千早茜さんの作品を拝読しましたが言葉が綺麗ですね。
    かなしい宝石が奏でる別の世界の物語、という感じでした。かなしいのが苦手なので挫折してしまいました。

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    2023年03月27日
  • あやかし草子

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    人と人でない妖や狐狸の類が今よりもずっと当たり前に存在している時の話。かぐや姫モチーフぽいのとかありましたね。よくおとぎ話にある白蛇も。どれもお互い好きあって、でもそれぞれの棲む世界は違うみたいに本気で交わらない登場人物が多いですな。
    化かされつつ、己の世界は見誤りはしない芯がある。おとぎ話のようですが、堕ちていかない安心感のある話でした。

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    2023年02月09日
  • 森の家

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    血の繋がりもあやふやな形の同居で、”普通”の形でないことにさみしさがあったようですが、寄り集まればそれもまた1つの家族の形を見ることができるものでした。

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    2023年02月06日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    ネタバレ

    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
    けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる

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    2023年01月15日