千早茜のレビュー一覧

  • 人形たちの白昼夢

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    千早茜さんの他の作品が好きで、この本を手に取りました。恋愛メインのお話が多い印象でしたが、この作品で少し印象が変わりました。
    綺麗な物語でした。普段は物語は読まないのですが、言葉が美しく、どこか物悲しい雰囲気にページが進みました。ショートストーリーなのに重みがあり、私は好きでした。

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    2023年06月07日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    ネタバレ

    西洋童話をモチーフにした短編集。
    現代の日本が舞台になっているのに不思議と幻想的で禍々しく、まさにダークファンタジーの世界観。毒々しくて耽美で、ゾクゾクした。

    ヘンゼルとグレーテルがモチーフの『迷子のきまり』とシンデレラがモチーフの『金の指輪』がお気に入り。
    『金の指輪』の、なんだよちくしょう!お幸せに!!と言いたくなるような素敵な終わり方、とっても好きだ。

    マッチ売りの少女がモチーフの『凍りついた眼』も男達の歪んだ一方的な欲と、後味の悪い結末のせいで印象に強く残っている。
    思い出しただけでなんだか鼻奥に血の臭いが漂う。気持ち悪いし不愉快なのだけど、怖いもの見たさで惹きつけられるような、そ

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    2023年05月18日
  • からまる

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    7人の男女の群像劇。
    少しずつ登場人物達の事情が絡まり合って、日常が進んでいく。
    主人公が変わるたびに登場人物たちの印象も塗り替えられて、一人の人間を色んな角度から見るような小説だった。

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    2023年05月05日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    いちごミルクの飴買った。バリバリ噛んで食べるの好き。一緒。
    誰にも共感できなかったのに最後まで楽しめた!これはこれでアリだったり!!

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    2025年06月12日
  • 人形たちの白昼夢

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    美しいという感想を見て読みました。
    たしかに美しい、そしてもの悲しかったです。
    初めて千早茜さんの作品を拝読しましたが言葉が綺麗ですね。
    かなしい宝石が奏でる別の世界の物語、という感じでした。かなしいのが苦手なので挫折してしまいました。

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    2023年03月27日
  • あやかし草子

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    人と人でない妖や狐狸の類が今よりもずっと当たり前に存在している時の話。かぐや姫モチーフぽいのとかありましたね。よくおとぎ話にある白蛇も。どれもお互い好きあって、でもそれぞれの棲む世界は違うみたいに本気で交わらない登場人物が多いですな。
    化かされつつ、己の世界は見誤りはしない芯がある。おとぎ話のようですが、堕ちていかない安心感のある話でした。

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    2023年02月09日
  • 森の家

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    血の繋がりもあやふやな形の同居で、”普通”の形でないことにさみしさがあったようですが、寄り集まればそれもまた1つの家族の形を見ることができるものでした。

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    2023年02月06日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    ネタバレ

    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
    けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる

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    2023年01月15日
  • からまる

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    連作短編集。いろんな人が他人と関係していくのに悩んだり恋したりしている。他人に対して関係を続けたいなら対話ですね。

    「まいまい」の公務員と女医さんのカップルの話が好きでした。天窓に流れる雨が、深い海の底にいるような表現が綺麗でした。

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    2022年12月19日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    奪い、奪われ甘い蜜の匂いの毒に侵されて行く

    略奪愛をテーマに5人の女性作家さんが紡ぐ芳しいアンソロジー

    花房観音さんだけ初読み作家さんでしたが一番惹かれる物語だった

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    2022年11月30日
  • 眠りの庭

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    ゾクゾクするのに、自分まで蔦に絡みつかれたように目がそらせなくなる。
    千早さんの、この不穏でゾクゾクする感じ、好きなんだなぁ。

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    2022年11月15日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    花房さんの「それからのこと」は『花びらめくり』で既読だったけど、流石と言ったところで他からは飛び抜けた熱量を感じた。 彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」は、読んでて心の一部がちくちくした。 花房さん以外で気に入ったのは、窪美澄さんの「朧月夜のスーヴェニア」かな。孫に介護されながら、かつての恋を回想する真智子さん…"愛し愛された記憶はいつまでも残るの"と。

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    2022年10月22日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    ネタバレ

    かわいいごっこが好きだった。
    人間ないものねだりで、何を手に入れても結局その喜びや幸せに慣れてしまう。大切なものをいつまでも新鮮に喜べたらいいのにって思う。
    ・いまだに時々、またかわいいかわいいのごっこ遊びにひたりたくなってしまう。馬鹿になって、侮られたい。お前を受け入れてやる、と傲慢に許され、思考を止めたい。

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    2022年10月20日
  • 夜に啼く鳥は

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    おとぎ話のような物語。不老不死で性別を持たない御先。蟲と呼ばれる何かをその身に抱え、150年の生を揺蕩う。蟲が持つ記憶を永遠に見せられ、蟲が持つ治癒能力を使い、一族の長として生きながらえてきた御先の前に同じ蟲を宿す四と出会う。崇め讃えられ、腫れ物に触るように扱われる御先。気が狂っても不思議ではないが、正気を保っていられたのは雅親がいたからか。四との出会いは偶然なのか必然なのか。不老不死は決していいものではないなと健闘はずれなことを思ってみる。

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    2022年09月05日
  • 眠りの庭

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    ひと言で表せば、気味の悪い話だった。
    「アカイツタ」と「イヌガン」に2作から成る短編集かと思っていたら、2作が複雑に絡み合って、人の心の奥にある複雑な感情も絡み合っていて、作品全体に「アカイツタ」をまとっているような雰囲気。
    産休の代理教師として、敬虔なカトリック系の女子高の美術教師として着任した萩原は、ツタの絡まる校舎の中に謎の少女の影を見かける。
    そして、美術室には萩原が見かけたと思われる少女の肖像画が置かれていた。
    現在の美術部員に聞くと、その作品を書いた生徒は入水自殺を図ったと言う。
    返す宛のなくなった肖像画に陶酔していく萩原。
    そんな時、卒業生である小波が現れ、その絵を引き取りたいと

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    2022年05月22日
  • 人形たちの白昼夢

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    12のショートストーリー。
    現実と幻想の狭間。
    その入口には、青いリボンが覗いている。
    気付いた人だけが入る事を許される12の世界。
    「モンデンキント」が切なすぎました。

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    2022年05月22日
  • 桜の首飾り

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    ネタバレ

    7編、桜がモチーフでありながら、趣きが様々で面白い。
    文章もとても綺麗で、それぞれに桜のイメージが湧いた。色彩豊かというよりもモノクロのシーンに時々、色がつくような感じだった。

    好きなのは『エリクシール』『背中』

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    2022年04月20日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    略奪愛をテーマにした小説集。
    女性作家たちの描く偏愛にドキドキする。

    どうしてこんなにも、欲しいのだろう。
    そして、どうしてこんなにも、求められたいのだろう。

    「それからのこと」花房観音
    なんだかリアルでよかった。設定はリアルじゃなかったけど。奪われたい、求められたい。

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    2022年03月22日