千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひと言で表せば、気味の悪い話だった。
「アカイツタ」と「イヌガン」に2作から成る短編集かと思っていたら、2作が複雑に絡み合って、人の心の奥にある複雑な感情も絡み合っていて、作品全体に「アカイツタ」をまとっているような雰囲気。
産休の代理教師として、敬虔なカトリック系の女子高の美術教師として着任した萩原は、ツタの絡まる校舎の中に謎の少女の影を見かける。
そして、美術室には萩原が見かけたと思われる少女の肖像画が置かれていた。
現在の美術部員に聞くと、その作品を書いた生徒は入水自殺を図ったと言う。
返す宛のなくなった肖像画に陶酔していく萩原。
そんな時、卒業生である小波が現れ、その絵を引き取りたいと -
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ネタバレ
こういう人いそう
主人公は女性からモテるが、面倒だから相手にしていない。
しかし、そのうちに女性にも相手にされなくなっていることに気づく。
主人公はどのように変わっていくのだろうか。 -
Posted by ブクログ
ガラス玉に閉じ込められたような物語たち。
それぞれの主人公たちがガラス細工のように透明で真っすぐ過ぎるがゆえ、結果、ゆがみを招く。
だから人間は柔軟に生きる術を本能レベルで知っているんだろうか。
相変わらず千早さんの綴る文章や言葉選びは、影を落としつつも美しくゴシック的。印象的な色が鮮やかに記憶に残る作品。
ビースト、モンデンキントが物語としてはわかりやすく印象的。モンデンキントの月の光のくだりが好き。
収録タイトル
コットンパール / プッタネスカ / スヴニール / リューズ / ビースト / モノクローム / アイズ / ワンフォーミー・ワンフォーユー / マンダリン / ロゼット