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Posted by ブクログ
人形と青いリボンが登場する12のストーリー。
どれも静かで仄暗い雰囲気を纏っていて、ダークファンタジーのようにも感じる。
以下、印象的だったお話。
・「スヴニール」※
・「ビースト」
美しい文体で語られる神秘的な物語。
立派な家ほどの大きさがある山の獣"マムウ"。"ヌカラ"と呼ばれる山に生きる一族(といっても一人しかいない)だけが、生きるために"マムウ"の命を奪ってもよいとされる。"マムウ"もそのことを承知している。
「少女は知ります」の一文が持つ意味が重たい。
・「ワンフォーミー・ワンフォーユー」※
ティーポット目線から語られる"あなた"と過ごした日々。
・「モンデンキント」
※の2つはどことなく『西の魔女が死んだ』を思い出した。読み終えると心が解毒されたような感覚になった。
Posted by ブクログ
どうしてこの本を手に取ったのかはもう思い出せないのですが(この本が先だったのか、透明な夜の香りが先だったのか)私が「物視点萌え」を拗らせた原因になった本です。
1話数ページの短編集。こことは違う世界かもしれない、不思議で美しく独特な輪郭の短編集。
好きなのは「スヴニール」「ビースト」「ワンフォーミー・ワンフォーユー」、中でも一番刺さったのは「ワンフォーミー・ワンフォーユー」。
冒頭に書いたように、この話は物視点、ティーポットが持ち主の少女と出会ってからのお話です。愛する日常、過ぎていく時間の先にある別れ。恋でもしているような(実際に持ち主を愛しているのでしょうが)ティーポットの焦がれるような祈りが胸に刺さります。きっとこういう感情を萌えというのでしょう。
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