千早茜のレビュー一覧

  • あとかた

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    留めておきたい衝動について。名前や枠組みではなく、心に踏み込むための、印、あとかた。
    失いたくないに正直であること。

    うまく言葉にできないけど、人といることは単純ではない。

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    2026年05月23日
  • 魚神

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    没入して読んだ。蓮沼という男がまぁ言ってしまうと当て馬なのだけれど、あまりにもツボだった。どうして結ばれない……(結ばれないからいいんでしょうが)。
    読んでるうちに世界観に浸り込んで、情景が目に浮かび音も匂いも体感した気分になる。遊郭という楽園の檻、煌びやかでありながら人の業が渦巻く薄暗さとそこに漂う哀愁がいい。

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    2026年05月23日
  • 透明な夜の香り

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    香りをベースにしたお話だけど、森を抜けた先にある大きな洋館での丁寧な掃除や食事、朔さんがつくる香りもの(スキンケア、洗剤、ハンドクリームとか)との暮らしが素敵。
    丁寧に、自分を大切にしながら生きていきたいなと思った。続編も読みたい。

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    2026年05月23日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    香り立つ、怒りと、加害と、執着と。
    引き込まれ、揺さぶられ、けれど最後は着地できた感覚を持てる物語でした。
    前作ももう一度読みたくなりました。

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    2026年05月23日
  • 男ともだち

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    恋情、愛情、友情、欲情、、人にはいくつの情というものがあるのだろう。
    本来、情の種類には優劣はなくて、全ての情がグラデーションのように交わっているものかも知れない。
    神名とハセオの関係はどうだったのだろう。
    2人とも、自分たちの関係をカテゴライズしようとしない。
    幼少期の神名に無意識のトラウマがあったように、ハセオにもなんらかの傷があったのだろう(ハセオについて多くを語らないところが、さすが千早茜さん!)。
    2人にとって、2人の関係性は安全基地のようなものだったのかも知れない。

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    2026年05月22日
  • 神様の暇つぶし

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    千早茜さんの小説に出てくる男性はどれも魅力的な人ばかりだ。
    そして、どの男性についても多くを語らない。
    彼らが背負ってきた痛みも敢えて説明しない。
    だからなのか、どの男性も謎めいて魅惑的に見えてしまう。

    この小説の主人公・藤子が惹かれる、父親以上に歳が離れた男性・全もたまらなく魅惑的だ。
    彼が川縁で藤子に呟いた言葉、彼女の父親の机に残していった古いLEICAのカメラ。
    彼の言動一つ一つに、全という人物を垣間見る。

    タイトルの「神様の暇つぶし」は、藤子が前に進むために必要な魔法の言葉なのかも知れない。

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    2026年05月22日
  • 透明な夜の香り

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    ずっと読みたかった本。
    読み進めていくうちに、出てくるご飯や植物の香りが実際に香ってくるような気がしてどんどん入っていった。
    一香の過去はとても苦しくて想像したくないけれど。
    昨の苦しみがこれからの生活で少しでも和らげば良いなと願ってしまう。
    少しが雑な新城がきっとこの2人を明るくしてくれているんだろうなと、すごく好きになった。
    きっと彼にも過去があるんだろうな。
    源さんも好きだった。彼が出てくるとちょっと安心する。
    さつきちゃんともずっと仲良く会ってほしい。
    その本を好きになればなるほど、登場人物の幸せを願ってしまう。
    続編もあるみたいだからそれを読むのが楽しみ!
    一香はもう出ないのかな?ま

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    2026年05月21日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    ネタバレ

    「正しい執着」とは何かという問いは答えのない問いのように思えるが、朔の「赦しかな」という答えは、この問いの模範解答のようにも思えた。

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    2026年05月19日
  • マリエ

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    読みやすかった。
    日常の一コマを見ているような描写。ありそうな設定や出会う人たちもスルッと入ってくる。初めての作家さんだったけど、今後も注視していきたい。

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    2026年05月22日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    "透明な夜の香り"の世界に再び浸ることができて幸せな読書体験でした♡
    千早茜さんの紡ぐ言葉は、私が日常生活のなかで感じる様々な事柄を代わりに言語化してくれるように思います。

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    2026年05月16日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    男に狂った女。
    父の死を自分のせいだと思う主人公は父の同級生に恋に落ちる。いや、依存する。純愛なのか、それとも偏愛なのか。私にはどうにも純愛だと思ってしまう。人を好きになることの大変さがひしひしと伝わってくる。言葉での雰囲気の作り方が綺麗でいつまでも読んでいられる。すぐに読み終わってしまったがまた読みたくなる。

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    2026年05月16日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    すごくすきだった〜〜〜
    一気に読みたいけれど終わっちゃうのもなんだか名残惜しくて!続編を今すぐに買おうと心に決めた!

    繊細で優しくてあたたかい調香師と繊細で優しくてあたたかい主人公のおはなし、香りの表現がさまざまでいい香りに包まれてるような不思議な感覚
    無理せずにそのままでいきてても大丈夫だよ、毎日丁寧に自分のために生きるのってたいせつだよって言ってもらえるような、そんな救われたような気持ちになったりもして
    朔さん、すきだな〜〜〜〜

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    2026年05月16日
  • わるい食べもの

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    一文目から凄く面白くてページをめくる手が止まらなかった。食の好みは歳を重ねるにつれ変わっていくとあって、自分も自分の好みの味の変化を楽しみたいなと思った。

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    2026年05月16日
  • 燻る骨の香り

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    前作と連続して読んだら小説の世界に入り込めました。
    読んでいると香りが伝わってくる、と過去作はよく紹介されている気がしますが、今回遂にそんな気持ちになりました。

    メインキャラクターの朔に近付く人は暴かれたい人だと、作中で本人が言っていました。
    秘密が暴かれるときの昂りや、自身の色々な感情や気持ちが入り混じったとき、それを分解して整理して何なのか理解したい心は、たしかに誰しも持ち合わせているのかなと。
    嘘と秘密の違いはなんなのか考えさせられました。

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    2026年05月15日
  • 透明な夜の香り

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    とても好き。朔さんに恋をしました。
    あの人は、心を温めてくれる人だなぁと、、
    この本を読んで、私はなんとなく静かな世界が好きなんだなと思った。静かで、あたたかな世界。

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    2026年05月15日
  • 燻る骨の香り

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    時々、思う。

    記憶に名前をつけられないから
    人は匂いで覚えるのかもしれないと。

    嗅覚の記憶は永遠だから。

    『燻る骨の香り』 / 千早茜

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    熱を帯びた薫りは、絡みついて、重く残る――

    京都・瑞雲堂に生まれた真奈。
    天才的な香の才を持つ妹・丹穂が遺したのは、
    火葬場に満ちた“伽羅”の香りという謎。

    やがて現れる二人の来訪者――
    「伽羅の骨」を求める男・新城と、
    丹穂との約束を果たしに来た若き調香師・朔。

    香りに導かれる、シリーズ3部作最後の前日譚。

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    『透明な夜の香り』を読んで千早先生にどハマり。
    小説もエッセイも片っ端から読み漁った。

    『赤い月の香り』が発売され

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    2026年05月13日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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     読みやすくて、1日で読み終わりました。
    静かな朔と賑やかな周囲の人々。そして依頼者。満はその環境にどんどん馴染んでいき、最後は…。

     この作品を読むと自然に触れたくなり、身体に良い物を食べたくなります。また続編があるので、楽しみにしています。

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    2026年05月13日
  • 透明な夜の香り

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    第6回 渡辺淳一文学賞受賞作品。
    千早茜さんの『香り』3部作のりとつ。

    装丁買いしてよかった。
    この小説にでてくる宮沢賢治さんの注文の多い料理店。
    私はこの奇妙な世界観の話が好きだったんだけど、
    同じタイプならきっとこの小説も好きだと思った。

    匂いは記憶の中で残る
    香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶される

    そうだった。この人は忘れられない人だった。
    人より優れた嗅覚が忘れさせない。

    記憶という色も形もない永遠の瓶の中に彼はひとり閉じ込められている

    香りによって蘇る記憶、忘れられない過去や思い出

    植物から抽出される香り
    ローズやパチュリ、ジャスミン、シダーウッド…
    植物の知識も含

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    2026年05月13日
  • 透明な夜の香り

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    風景だけでなく香りも伝わってくるような美しい文章で独特の世界観に没入できた。「香り」三部作は最近完結したようなので全部読んで見ようと思う。

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    2026年05月12日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    冒頭から細かい描写が美しく小説の世界へ誘ってくれた。
    服が好きで吸い寄せらる様に集まってきた登場人物たちの美術館での物語は、読んでいてワクワクさせられた。
    そして2人の主人公それぞれの心の傷が2人が出会うことで、周りを巻き込みながら少しずつ癒されていくところがいいなぁと。
    お守りみたいな言葉がいくつもあり、また再読したい。
    オススメ
    ・手仕事が好きな方
    ・服が好きな方
    ・少し心に傷がある方

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    2026年05月12日