千早茜のレビュー一覧
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元書店員の一香は、古い洋館での家事手伝いのアルバイトを始める。そこでは調香師の小川朔が、幼馴染の探偵・新城と共に客の望む「香り」を作っていた。
一香は、人並み外れた嗅覚を持つ朔が、それゆえに深い孤独を抱えていることに気づき……。
人並み外れた嗅覚を持つ調香師のもとで、家事手伝いとして働くことになった女性を描く小説。
静謐で繊細で、親愛とも恋愛とも欲望とも依存ともつかない朔と一香の甘く怪しく静かな関係が密やかで美しい。
変わらないものの大切さと、変わっていくものにも変わらず寄り添い続けてくれることの愛しさを同時に教えてくれる素敵な本です。
主人公の友達のさつきちゃんの、いつも笑って見守って -
Posted by ブクログ
1人の快適さも寂しさもどちらもわかるけれど、私もいつか何でもない日常を共に楽しめて、心から一緒にいたいと思える大切な人と巡り会えたらなと思いました
歳を重ねて再読したら、読み味が変わる1冊だろうな
名前のついた関係でも、名前のない関係でも、自分にとって安心できる人、一緒にいたい人といて得られる幸せを摂取して生きていきたい
あと、マキさんの「あんたが自由で自立しているから相手を尊重できたのよ。それは誇っていいこと。」って言葉、優しさに溢れて好き。
高校の時の古文の先生の「こうやってね、感じたことを話すのはいいことです。友人でも、家族でも、誰でもいい。そうしたら古いだけの物語にも血が通う。」 -
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いろんなテイストの香りがする物語。
朗読・メディア化するなら、絶対に津田健次郎様を出して下さい!!笑
洋館に住む、天才的に嗅覚を持つ調香師の家政婦兼事務員として働く女性を中心となる物語。
登場人物たちは心に何かを抱える人ばかり。
調香師が作る香りによって、それぞれ選択をしていきます。
いろんなテイストの香りを感じられる一冊です。
温かみ、妖しさ、清涼感、危うさ…
恋愛物なんじゃないの?と敬遠していた自分を叩きたい(笑)
ミステリーのような、恋愛のような、人間物語のような。
登場するハーブや植物から想像できる香りから、「危険な匂いがする…」的な香りまで感じられる読書体験が楽しかったです。
調 -
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・離婚、新しい香水、白いシーツ
・孤独死、工具箱、ホットワイン
・雨の蜜月、ポリープ、桃モッツァレラ
・ひとり寝、奇遇、緑のリフト
・お揚げ丼、コロナ発症、金木犀
各話のタイトルが秀逸過ぎて、読む前から期待が高まる。
読んだあとも期待通りの余韻。好きだなあ。
「でも今は傷ついている自分に傷つく歳になった気がする。
初めて知る痛みは減り、いろいろなことがぼんやりした。その淡さに安心している。小さな満足で充分に満たされ、自分自身が呑み込まれそうな欲望からは反射的に身をひく。生活が一番大事で、自分だけの巣を守りたい。だから、いちいち傷ついていられない。
歳の差ってこういうことか、と思った。」
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ネタバレ「男ともだち」を読み終えすぐに
「神様の暇つぶし」を読んだ。
本を開き冒頭を読んだ瞬間
物語に吸い込まれた。
時間は記憶を濾過していく。
思い出とは薄れるものではなく、濾されていくもの。
やがて、純度の高い記憶だけが網の上でキラキラとした結晶になって残る。
洗い抜かれたそれは日を追うごとに輝きを増し、
尖ったかけらは胸に突き刺さる。
綺麗な男女が紡ぐ物語も素敵だけど、
本当の恋愛って色んな匂いがして、
嫉妬とか執着とか生々しいもの。
この本にはそれがぎゅっと詰まってる。
全さんは神様から最期のイタズラに
恋愛を与えられたのかな。
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ネタバレ情景描写の日本語が美しくも儚く
どんどん読んでしまった
読みながら耽美な甘い香りが届くかの如く
全ての考察を読者に任せる小説で、
甘いお伽話だった、、
白亜とスケキヨという兄妹愛なのか、
本当は血の繋がらない2人の恋愛物語なのか
前半は近親相姦めいた描写もある
蓮沼の理性、頭のキレの良さ、人情、が垣間見える場面がありその度格好良い男だと思った
ただ蓮沼は近親相姦を受けていたという境遇
白亜と似た境遇としたのは何故だったのか
白亜が蓮沼に想いを寄せるきっかけのためだったのか
白亜の蓮沼への思いは恋心だったと思いたい
スケキヨは雷魚の、白亜はかつての伝説の娼婦の生まれ変わりであることが随 -
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離婚って、
幸せになるための
選択なんじゃない?
恋愛がしたいと、夫は言った。
降って湧いた
離婚という言葉は
まりえの日常を、
大きく
変えた。
直木賞作家が紡ぐ、結婚と幸福をめぐる物語
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千早茜さんの作品は「ひきなみ」がとても好きで、
(と言ってもそれしか読んだことない)
他も読みたいと思い書店で手に取るんですが、
裏のあらすじ読んで、
恋愛だぁ〜と戻す日々でした。苦笑
今回は本当にたまたま、
新刊で手に取って、
主人公が40歳目前で離婚を経験する -
Posted by ブクログ
全話面白かった!
周りにこういう女の子居たなぁって
どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!
特に刺さったのは
「こっちを向いて」というお話。
仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。
でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO
最後の「獣の夜」は、臨場