千早茜のレビュー一覧

  • 赤い月の香り

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    ネタバレ

    天才調香師は、人の欲望を「香り」に変える――

    特に、一香が度々、登場してくれたことが嬉しい!

    実際に、私も、調香師・小川に、石鹸、シャンプー、化粧水とか。
    全部提供してもらいたいなぁと思った。

    本作は、すべての章のタイトルに「Moon」がついている。
    タイトルのオシャレだなぁと感じた!

    表紙の美しさにいつ見ても、惚れ惚れしてしまう♡

    「香り」シリーズ最終作 『燻る骨の香り』が来月発売ですね!
     
    次作は、調香師・小川の20代の頃を描いた前日譚ということで今から発売が楽しみ。

    最終巻発売に先駆けて、「香り」シリーズ2作を読んでみませんか…?

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    2026年03月22日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    ページを捲る手が止まらなかった一冊でした。
    全さんの、写真家らしい一流の感性に惹き込まれる一方で、最後の別れがあまりにも悲しくて、でもそれが全さんらしくも感じました。

    恋をすると周りが見えなくなる感じや、愛する人が突然いなくなった時に忙しさで気持ちを紛らわせようとする感じもすごくリアルで、思わず「これって本当にあった話なのかな」と思ってしまうほどでした。

    2人の距離感もとてもよくて、読んでいるうちに私まで全さんに沼ってしまいました。
    最後の別れも、全さんなりの優しさだったのかなと思うと苦しくなります。

    全さんが残してくれた写真にも愛が詰まっていて、その記憶はきっと一生消えないんだろうなと

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    2026年03月20日
  • ひきなみ

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    葉がその島で会ったのは同年の真以だった。
    親友だと思っていた。
    その真以が、島に逃げてきた逃亡犯と一緒に島から逃げ出す。

    それから20年が経って、葉はウェブ上で見つけた真以に会いに行く。

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    2026年03月20日
  • 透明な夜の香り

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    香りを題材にした小説。
    読んでいない時も頭の中で続きを想像するほど物語にグッと引き込まれた。
    香りだけでなく、朔のレシピをもとに一香が作る料理や、季節や体調に合わせたお茶がとても魅力的。

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    2026年03月19日
  • マリエ

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    死についての考え方、子どもを持つことへの考え方、マッチングアプリをやってて感じること…
    いろいろな事がまりえと似ていた。
    肯定してくれてるようで嬉しかった。

    そして最初から最後まで、マキさんはかっこよくて素敵な女性だった。
    現実でこんな人と出会って、お話してみたい。

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    2026年03月19日
  • ガーデン

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    千早さんの本はいつも読むと安心をくれる。
    満月の夜に爽やかな風に吹かれているような気分になる。

    登場人物の羽野に自分を重ねた。人との距離感が冷たく、羽野は植物を愛する。私は、人との関係が煩わしく本を愛する。本はいつも静かにしているが、開けばいつでも同じように口をひらいてくれる。
    植物と本。ものは違えど、静かにいつもそこにいてくれる彼らを愛することにそこまで差はないのではないかと思う。

    羽野が語った昔の使用人と2人だけの夜が居心地が良かったという話に心から共感した。お互い干渉しすぎず、頼りすぎず、でも空間は共有する。そんな居心地の良い関係を望むのは贅沢なのか?

    私は交際をしても、冷たいとか

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    2026年03月18日
  • 透明な夜の香り

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    一言で表すと、妖麗。香りが持つ彩の美しさと、儚さと共に記憶に残る強さを描いた作品。記憶に残る匂いは、その人のベースとなる。匂いに敏感な世界はどう見えるのだろう。天才と匂いという感覚的なものを強く映し出して言葉で読んでいる感覚だった。気持ち、香り、記憶。その人にしか秘められない真の心は最後までわからないところがまたそれっぽい。

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    2026年03月17日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    一度読んでみようと思って数ヶ月、積本になってたが、読み終わって、はやく読んでおけばと思うほどの本でした。関ヶ原前後の石見銀山での話だか、情景描写が上手く、情景が直ぐ頭の中で描けるし、主人公の少女ウメの心の葛藤で物語に引き込まれます。
    千早茜さんの作品は初めてですが、別の作品も読んでみようと思った。

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    2026年03月17日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    過酷な炭鉱での労働を背景に描かれる愛の物語。主人公をそれぞれの形で守ろうとする男たちの姿が胸を打つ作品。

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    2026年03月17日
  • 神様の暇つぶし

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    表紙を見てずっと気になってた本。
    ページをめくる手が止まらなくて一気読みしてしまった。物語にのめり込んだからこそ読み終わったあとの喪失感がすごい。

    きっと全さんが優しくておだやかな人だったら、藤子はこんなにも全さんのことを好きにならなかったと思う。何考えてるかわからなくて自分のこと振り回すくせに目を離したらすっと消えてしまいそうな存在だったから恋したんだろうなって。わかるよ〜藤子〜〜

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    2026年03月17日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    戦国時代末期の石見銀山で生きるウメの苦悩に満ちた生涯。
    銀山で働く銀掘りの男たちの過酷な生き様。

    400年以上も前の石見銀山の生活や山の風景が生き生きと描き出され、目の前に広がるように見える描写が本当に素晴らしいなと思いました。

    生活のために、銀を掘り、命と引き換えに生きた人々、支えた家族。
    運命に抗えない重苦しい哀しさが読んでいてつらかったです。
    今は世界遺産となった石見銀山。
    そこには数えきれないくらいの病と哀しみがあったことを知りました。

    いつか石見銀山に行きたいです。

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    2026年03月18日
  • マリエ

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    ネタバレ

    すごく面白かったー
    最近の本で久々に一気読みしたかも。
    離婚って悲しいことじゃなくてポジティブで一つの選択肢でしかないんだなって
    由井君はイケメンなんだろうな〜、まりえとくっつけばいいなぁ〜と、お節介を思ってしまいました。

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    2026年03月16日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    言葉遣いが綺麗で繊細で達者。

    全さんが悪い人だと思っていたけれど、読み続けてみると愛のあるものだった。

    愛とは?

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    2026年03月15日
  • 神様の暇つぶし

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    父親を亡くした20歳の藤子の前に、突然現れた父親より年上の男、全(ぜん)。

    あの人を知らなかった日々にはもう戻れない


    あ〜めっちゃ好きだった〜
    20歳と50代後半の男女の恋愛小説。

    なんだか江國さんの小説っぽい雰囲気だった。
    生々しくて、おもだるいのに、美しい。
    全体的に静かなのに 鮮明で激しい 、、なんとも言えない独特な雰囲気に 惹き付けられた。

    結末は予想がついてたけど、ぽかんと穴があいた様な喪失感が大きかった。
    時は流れても藤子はこの夏の出来事をずっと忘れられずに生きて行くのだろうな。

    個人的には里見くんが大好きだったんだけどな。
    私もこういう人間でありたいな。

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    2026年03月14日
  • 雷と走る

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    ネタバレ

    虎との生活、現在の生活の描写が現実的で好きだった。
    虎は獣で自分の思うようには動かない。博人は他人でどうしても自分の全てを理解することはできない。他の人と動物とどう関わっていくか選択して生きている。

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    2026年03月12日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    幼い時、銀山の山師にひきとられ、銀を掘る男たちと生きるウメの喜び、怒り、悲しみ、苦しみを描く。
    直木賞も納得の筆力。文章の密度が高い。

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    2026年03月12日
  • なみまの わるい食べもの

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    このシリーズは本当にあっという間に読み終わってしまう。
    待ち会がまたあったり、私の住んでいる地元の石見銀山が登場したり。数年でバタバタと環境が変わっていくけど、やっぱり食が千早さんを支えているのかなと。
    読み終わってしまったー、、

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    2026年03月11日
  • 透明な夜の香り

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    なんて美しい文章を書く人なんだろうと思った。
    千早茜の言葉はただ情景を説明するだけではなく、文字の奥から風景や空気、そして香りまで立ち上ってくるようで、読者の五感に直接触れてくる感覚がある。ここまで「香り」を感じながら読んだ小説は初めてだった。

    夜の空気のように澄んでいて、どこか孤独で、それでいて優しい時間がゆっくりと流れていく。読み進めるほどに、その世界に静かに浸っていくような感覚になった。

    ページを閉じたあとも、物語の余韻とともに、あの静かな夜の空気や香りが残っている気がする。文章の美しさと感覚の豊かさに強く印象を残された一冊だった。

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    2026年03月11日
  • ひきなみ

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    第1部 葉は祖父母の住む島に預けられた。7月までの間という。父の具合が悪いそうだからだが、葉には父の機嫌が悪いだけにしか見えない。お母さんはお父さんだけが大事で、私を見てくれないと葉は思っている。

    島で真衣と仲良くなった。といっても、真衣はふとどこかに行ってしまう。真衣の家も父母がいない。真衣は別荘の管理人の祖父を手伝っている。けど自分のことは語らない。

    夏休みになっても母は迎えに来ない。初潮を迎えた日、葉は真衣と本土に渡る。

    クリスマスに母は来たけど帰っていき、中学は島にはなかったので高速船で通うことになった。

    第2部 父は若い女に走り、母と葉は捨てられた。祖父母の姓になっている。広

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    2026年03月04日
  • こりずに わるい食べもの

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    今回も最高だった。
    選考会までの待ち会という存在を初めて知れた。
    千早さんが年齢を重ねていくにつれ食べものとの向き合い方や胃や身体との付き合い方も変わっていくのが読んでいて面白かった。
    第4弾買ってこなきゃ。

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    2026年03月04日