千早茜のレビュー一覧

  • 眠れない夜のために

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    千早さんの美しい文章と独特の空気感を存分に味わえる一冊。この少し冷んやりでしっとりした空気感が本当に好きです。特に水のいきものと木守柿がよかった。イラストともとても合っていました。
    透明な夜の香りの新作も楽しみです。

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    2026年04月12日
  • マリエ

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    千早茜の本はわりと音がしなくて、静謐な感じがする。あと、後書きでも金原さんも言ってたけれど、粉を練って肉まんとか餃子を作るシーンが美味しそう。

    第1話 桐原まりえは森崎と離婚届を提出。香水屋さんに寄って香水を選ぶ。マリエと名づけられた薔薇のものを選ぶ。私の幸も不幸も私が決める。

    第2話 中学の時の友達ササキユキコちゃんが亡くなったらしい。尊先輩は離婚した。

    第3話 新年の朝は快晴だった。お雑煮を自分のためだけに作る。クリスマスには離婚祝いで尊先輩と婚活中の観月台先輩と飲んだ。

    第4話 森崎のお母さんから手紙が来た。離婚後3ヶ月。なんとなく放置していたが、地震が来たので読んだ。観月台先輩

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    2026年04月11日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    少女ウメの波瀾万丈な人生。カリスマ山師の喜兵衛に拾われ育てられ成長していくも、女の体になると穢れと言われ間歩に入れてもらえない。その後のウメの人生に、女性の強かさを感じた。

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    2026年04月10日
  • 眠れない夜のために

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    それぞれ眠れない夜の短編集。

    眠れない日って何をしても何故か眠れない。
    身体は疲れて寝たいのにのに頭は起きて自分がバラバラになるみたいで少し嫌い。
    そんな日の眠れない日のお供が出来て嬉しい。

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    2026年04月04日
  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日
  • 雷と走る

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    現実にありそうな感情や関係性が淡々と描かれていて、劇的な展開はないのに読後に思考が止まらなくなる。
    明確な答えを提示しないまま、人が抱える衝動や選択の曖昧さを突きつけてくるようで、気づけばじわじわと考え続けてしまう余韻が残った。

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    2026年04月01日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    おいしいものやお店を紹介しあう食エッセイかと思いきや、いい意味で裏切られた! これは「食」という窓を通じて、新井三枝香・千早茜というふたりの人間に向き合うという、ずっと胆力のいる作業だった。読むことを通して、食や生に対する自分自身の向き合い方をも問われることになる。ドキッとしつつも、ユーモアあふれる唯一無二のふたりの関係性や、それぞれのかっこいい生き方に憧れて、自分の背筋も伸びるような読書体験になった。

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    2026年03月30日
  • グリフィスの傷

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    やっぱり千早さん好きだなぁ
    すべて傷にまつわる話の短編集で、静かなのに何故か色を感じる。
    千早茜ワールド。

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    2026年03月28日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千早茜がこんな重厚な物語を紡ぐとは思わなかった。
    石見銀山で生きた女、ウメ。
    時代小説ではあるが、銀山での人間模様の根底は現在と大差ないのかもしれない。
    とことん女として生きたウメの強さに引き込まれた。

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    2026年03月26日
  • ひきなみ

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    葉がその島で会ったのは同年の真以だった。
    親友だと思っていた。
    その真以が、島に逃げてきた逃亡犯と一緒に島から逃げ出す。

    それから20年が経って、葉はウェブ上で見つけた真以に会いに行く。

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    2026年03月20日
  • ガーデン

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    千早さんの本はいつも読むと安心をくれる。
    満月の夜に爽やかな風に吹かれているような気分になる。

    登場人物の羽野に自分を重ねた。人との距離感が冷たく、羽野は植物を愛する。私は、人との関係が煩わしく本を愛する。本はいつも静かにしているが、開けばいつでも同じように口をひらいてくれる。
    植物と本。ものは違えど、静かにいつもそこにいてくれる彼らを愛することにそこまで差はないのではないかと思う。

    羽野が語った昔の使用人と2人だけの夜が居心地が良かったという話に心から共感した。お互い干渉しすぎず、頼りすぎず、でも空間は共有する。そんな居心地の良い関係を望むのは贅沢なのか?

    私は交際をしても、冷たいとか

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    2026年03月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    2026年2冊目!一度読んでみようと思って数ヶ月、積本になってたが、読み終わって、はやく読んでおけばと思うほどの本でした。関ヶ原前後の石見銀山での話だか、情景描写が上手く、情景が直ぐ頭の中で描けるし、主人公の少女ウメの心の葛藤で物語に引き込まれます。
    千早茜さんの作品は初めてですが、別の作品も読んでみようと思った。

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    2026年03月17日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    過酷な炭鉱での労働を背景に描かれる愛の物語。主人公をそれぞれの形で守ろうとする男たちの姿が胸を打つ作品。

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    2026年03月17日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    戦国時代末期の石見銀山で生きるウメの苦悩に満ちた生涯。
    銀山で働く銀掘りの男たちの過酷な生き様。

    400年以上も前の石見銀山の生活や山の風景が生き生きと描き出され、目の前に広がるように見える描写が本当に素晴らしいなと思いました。

    生活のために、銀を掘り、命と引き換えに生きた人々、支えた家族。
    運命に抗えない重苦しい哀しさが読んでいてつらかったです。
    今は世界遺産となった石見銀山。
    そこには数えきれないくらいの病と哀しみがあったことを知りました。

    いつか石見銀山に行きたいです。

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    2026年03月18日
  • 雷と走る

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    ネタバレ

    虎との生活、現在の生活の描写が現実的で好きだった。
    虎は獣で自分の思うようには動かない。博人は他人でどうしても自分の全てを理解することはできない。他の人と動物とどう関わっていくか選択して生きている。

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    2026年03月12日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    幼い時、銀山の山師にひきとられ、銀を掘る男たちと生きるウメの喜び、怒り、悲しみ、苦しみを描く。
    直木賞も納得の筆力。文章の密度が高い。

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    2026年03月12日
  • なみまの わるい食べもの

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    このシリーズは本当にあっという間に読み終わってしまう。
    待ち会がまたあったり、私の住んでいる地元の石見銀山が登場したり。数年でバタバタと環境が変わっていくけど、やっぱり食が千早さんを支えているのかなと。
    読み終わってしまったー、、

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    2026年03月11日
  • ひきなみ

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    第1部 葉は祖父母の住む島に預けられた。7月までの間という。父の具合が悪いそうだからだが、葉には父の機嫌が悪いだけにしか見えない。お母さんはお父さんだけが大事で、私を見てくれないと葉は思っている。

    島で真衣と仲良くなった。といっても、真衣はふとどこかに行ってしまう。真衣の家も父母がいない。真衣は別荘の管理人の祖父を手伝っている。けど自分のことは語らない。

    夏休みになっても母は迎えに来ない。初潮を迎えた日、葉は真衣と本土に渡る。

    クリスマスに母は来たけど帰っていき、中学は島にはなかったので高速船で通うことになった。

    第2部 父は若い女に走り、母と葉は捨てられた。祖父母の姓になっている。広

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    2026年03月04日
  • こりずに わるい食べもの

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    今回も最高だった。
    選考会までの待ち会という存在を初めて知れた。
    千早さんが年齢を重ねていくにつれ食べものとの向き合い方や胃や身体との付き合い方も変わっていくのが読んでいて面白かった。
    第4弾買ってこなきゃ。

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    2026年03月04日
  • グリフィスの傷

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    ヤンジュさんのレビューを読んで面白そうと思ったので読んでみた。

    傷には、軽重はあれ、必ずそれが出来るに至ったストーリーがある。自分の身体にも無数の傷がある。それは無数のストーリーがあるということ。まさにヒストリーだ。そして、傷は身体だけでなく心にも。つけたりつけられたり。それらのストーリーをヒストリーにしていくことが「生きる」ことなのかも知れない。そんなことを考えさせられた。

    十の短編から成っているが、個人的に一番良かったのは「慈雨」。自分の不注意で子どもに傷をつけてしまった経験が、親なら誰でもあるのではないかな。それを悔やんでいる人ならきっと心にしみる話だと思う。(傷つけた相手が兄弟や友

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    2026年03月01日