千早茜のレビュー一覧

  • 正しい女たち

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    この方の作品によくある、短編だけど人物がどこかで繋がってるってシステムで、桐生夏生さんの解説が最後良い仕事をしてくれていた。(イツキ先生はどこで繋がってた?とおもってた)最後の話がやっぱり良くて不気味で、よくこの話をまとめられてるなーと思った。

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    2025年08月03日
  • 男ともだち

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    千早茜さんの「男ともだち」読んだ
    登場人物のキャラクターが毎回良く立ってて凄いなあって思う。食べ物の表現もお上手だから、そういうあるものの言語化が良くできるのが凄い。
    神名の表現者としての苦悩とか、人からの見られ方、どうありたいのかみたいな。あと、ハセオとの関係性はどうしていったらいいのか分からなくなったり、彰人との別れだったり、真司のいる意味だったり、その時々の心情が描かれていて、自分とは全く違う女の人だけど、何だか分かるとこもあり、、。うーん、とにかく感じたこととしては、ハセオとの関係性が羨ましい!男ともだちってずるくて、いいな!笑

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    2025年08月03日
  • ひきなみ

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    千早茜さん「ひきなみ」読んだ。女が女であることは変えられないしそれが理由で差別されてきた辛さ、苦しさが描かれていて切なかった。女っていう括りで見られて、島ならではの気持ち悪い一体感、古さが描くのが上手いなと思った…だからこそ逃げたかった真以、それでも、唯一真以の本質を見てくれてた葉は救いだったんだな思った。(お互いに)葉も、陸の章で真以とはまた別な女である苦しさをセクハラ、パワハラで感じ真以の過去を知るにつれ、真以の本当の気持ちを知ることが出来たんだなと思った。再会できてよかった。てかほんと梶原クソ!長野くん軽率に好きになっちゃう、私だったら「撮っててくれてありがとう!よし、ネットに流そう!」

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    2025年08月03日
  • 赤い月の香り

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    はー、とてもとてもよかった。
    前作の主要な登場人物たちも丸っと出てくるし、その後を知ることができる。
    今作の主人公、満の怒りの香りが怒りが作品中に漂っているおかげで、不穏なんだけど、日常は穏やかで、その対比が鮮やか。
    満の怒りの原因がわかったとき、朔の人間としての優しさとか、成長を感じた気がする。
    一香ちゃんとの絡みもっと見たかったな〜〜究極のツンデレカップルなのでは

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    2025年07月26日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    初めての千早さんの小説。
    スイーツのお話なのに(?)、その元にある人間心理の薄暗いところの描き方が好き。ふわふわスイーツな話ではありません!
    テーマも「片思い」とのことですが、「片重い」です。ほんと。
    特にカラメルとロゼが生々しくて好き。対談も興味深く、もうネイルの話は書かない等千早さんの取材力にも感服した。

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    2025年07月20日
  • 赤い月の香り

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    前作に続き相変わらず惹き付けられる。
    更に続編を期待してしまうそんな1冊。

    「隠せば隠すほどにおう。隠すというのは執着だから。執着は濃くただよう」
    深く刺さる言葉の中に上品で艶やかな言葉が入り交じっているなんて素敵な世界観なのだろう

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    2025年07月18日
  • 男ともだち

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    男女の友情も一線を超えてしまったら壊れるのも一瞬。大事にしたい男友達は寝てはいけないって改めて感じた。
    お互いを失わないためにも世界が終わる日って約束に愛を感じた。素敵でした。
    神名の自分が武器って言葉もすごくかっこいい。

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    2025年07月12日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    食べることが好きな2人のエッセイ。かと思いきや後半は徐々にお互いの人生が進んでいく。食も合わなくなっていき、不穏さが見える。胃が繋がっている、と千早さんは言う。ふたりの文体も違うし、読んでいて楽しい。

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    2025年07月07日
  • 雷と走る

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    父の仕事で海外に移住することになり、番犬である虎をペットにすることに。
    虎の本能、力強さ、主人公との絆……とにかく読後感が凄かった(´Д`)

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    2025年07月06日
  • なみまの わるい食べもの

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    千早さんの食エッセイ最新刊!今回もめちゃくちゃ面白かった〜
    2023年から2024年にかけて、直木賞を受賞したり再婚したりと千早さんが大波に揺られていた時期のエッセイ。だからタイトルが『なみまの』なんだそう。
    大事な日には必ず体調が悪いこと、絶対に欠かすことがない卵を切らしてしまったこと、渋谷と代々木公園の間に構えた一人暮らしの部屋(羨ましい立地!)、せりの街になる銀座、迎えた小さな家族(猫)、姪っ子をディズニーに連れて行く話、岩手の空飛ぶお団子などなど、どれもクスッとしてしまうエピソードばかり。
    湿気がないオーストリアで体調がすこぶる良かったという話、私も同じような経験があって「やっぱ湿気っ

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    2025年07月06日
  • なみまの わるい食べもの

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    「わるい食べもの」シリーズの前作までに、千早さんはたくさん食べる方だなぁと思っていましたが、今作品で少し変化が!?
    私も食べることが大好きなので、読んでいてとても面白いエッセイです。

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    2025年07月05日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    祝文庫化!2023年の直木賞受賞作品。
    読後、「体内回帰」という曲を思い出した。
    喜兵衛、ヨキ、岩爺、隼人、龍‥‥みんな還っていったんだなぁ‥‥

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    2025年11月09日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    洋菓子の上品さ、繊細さと物語の切なさが相まった物語だった。
    みんな幸せになって欲しいな。
    洋菓子をもっと、繊細に大切に味わって食べたくなった。

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    2025年07月04日
  • わるい食べもの

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    実は途中で挫折しかけたが、読めば読むほど革製品のように馴染んでいく感覚が心地よかった。こんなに食を愛する人はあまりいないだろうなと思う。

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    2025年07月04日
  • 赤い月の香り

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    小川朔の纏う香りを嗅ぎたいと思う。でも、文章から香ってくるような錯覚に陥いる。
    執着=欲、正しい執着は赦し、とても心に落ちた。

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    2025年07月02日
  • しつこく わるい食べもの

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    わる食べシリーズ第一弾に引き続き、とてもおもしろい。
    千早さんの食へのこだわりは変わらずだが、本作の後半はコロナ禍に綴られたエッセイなので当時の記憶が蘇ってくる。

    大胆で強烈な文章が多いので忘れてしまうけれど、基本的に千早さんは繊細な方なんだろうなと思う。
    ストレスでお腹を下すし、気持ちが揺らぐとお茶で落ち着けようとする。
    そんな千早さんにとって、コロナ禍で世界がぐちゃぐちゃになったあの時期は、気持ちがざわざわすることも多かっただろう。
    そんな様子がよくわかるような内容になっていた。

    とはいえ、千早さんのインパクトある文章は前作同様健在で、笑っちゃう箇所が本当にたくさんあった。
    食に貪欲だ

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    2025年06月30日
  • 透明な夜の香り

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    タイトルが、うまい。まるで、匂い立つような。
    人並外れた嗅覚で、人の隠された真実を嗅ぎ当てる、小川朔。
    ただ、暴かれた真実よりも、フラットな性格の朔をめぐる人間模様や、洋館での生活が、骨太なバックボーンとして存在するから、面白い。

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    2025年12月07日
  • 雷と走る

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    アフリカと思われる国に引っ越しして
    番犬虎と出会う
    番犬として仕事や幸せそして本能で生きていることのなどが臨場感を感じた

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    2025年06月21日
  • 私の身体を生きる

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    ここまで赤裸々に書いちゃうの?と驚くような内容もあり。
    だけど今まで言語化できなかった気持ちが表現されている部分もあって、あの時のあの感情ってこう言葉にするんだと感動もした。
    作家さんは流石だなと改めて感じた一冊。

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    2025年06月21日
  • 透明な夜の香り

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    穏やかな気持ち

    世界線が不思議で逃避行した気持ちになりました。ストレスが溜まった人にとてもオススメです。ジブリみたいな世界観で本当に好きな物語でした。

    #エモい #感動する #癒やされる

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    2025年06月20日