千早茜のレビュー一覧

  • しつこく わるい食べもの

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    食のエッセイなのに、何度も感情がこみ上げてきて涙が出そうになった。
    千早さんの小説とはまた違った、食や日常に対するまっすぐな想いに心打たれた。
    何度も読み返したい作品です。「わるい食べもの」シリーズを読むのは初めてだがこの第二弾を最初に読んでしまったので、他シリーズも読むたいです。

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    2025年08月12日
  • なみまの わるい食べもの

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    わるたべ最新巻。
    直木賞受賞、再婚、小さな家族との同居と変化の多い巻。そしてコロナが徐々に開けて旅行の話も増えてくる。人によって拘りや好き嫌いがあるのは当然。この巻も楽しく読みました。
    お桃さま、冷蔵庫の卵、姫と騎士修行(あのカタカナを理解できるの、すごい笑)、初めての、が特に好き。

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    2025年08月11日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家、芸術家たちの生と性、身体をテーマにしたエッセイ集
    自分も漠然と感じてた「女性であること」への違和感、敵対心、恐怖、いろんな言い尽くせない気持ちをそれぞれの人が言語化してくれるよう
    現代日本で高らかに女性讃歌を謳うのは難しいことを痛感する
    それでも次代はと願いたい

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    2025年08月10日
  • 赤い月の香り

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    ネタバレ

    めっ
    ちゃ
    よかったです。

    絶対にハードカバーで綺麗な状態の本を本屋で購入したくて
    何件もまわってやっと購入することが出来ました。

    源さんってこんなに可愛いんですね!
    朔さんも男相手だから?前作よりちょっと強くなってていい感じでした笑

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    2025年08月04日
  • ガーデン

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    植物の様子が頭に浮かぶ描写。やっぱり千早さんの作品は引き込まれる。

    羽野は周囲から一線を引いて、気付かされる。

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    2025年08月04日
  • あとかた

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    ネタバレ

    作者読み3作品めだけどやっぱり、言葉選びが本当に良い、素敵。あと、キャラクターも。
    物語の中で関連しあった人達の作品集だったけど、最後まで黒崎が謎だったなあ。詳しく語らない方が美しいんだろうけど、過去や考え方、その時思ってたこと、知りたかったなあ全部の物語は違う人達の話だったけど、人がなにか遺したい、と思う気持ちっていうのがメインにあったのかな?子供だって、妻だって所詮他人って考え方、薄情でもあるし気楽な考え方だなと思った。
    「ゆびわ」の話、最後は本当のさようならってことなのかな、明美が泣きじゃくってた描写すごく切なくて良かった

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    2025年08月03日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    ネタバレ

    千早茜さんの「西洋菓子プティ・フール」読んだ
    やっぱ言葉の表現が素敵〜千早さんのお菓子の味とか見た目の表現が素晴らしすぎて、読む度に今すぐにでも近くのケーキ屋さんにケーキを買いに行こうとしてた。お菓子の話の他にも恋愛も絡んできてて、スミ、祐介、ミナの一方通行なな恋心、愛が切ない部分もあった。(あと過食嘔吐の人もか、、)面白かったー、ナミとすみたかくんは結ばれるのだろーか。すみたかくんはパリへ行って、すっぱり亜樹を諦められるだろーか。色々気になる所はあるけどそれぞれ、前に進んで歩いててかっこよかった。でもお菓子の表現は最高だったけど書かれたのが2014年って言うのもあって、服とかネイルのセンスみ

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    2025年08月03日
  • 正しい女たち

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    ネタバレ

    この方の作品によくある、短編だけど人物がどこかで繋がってるってシステムで、桐生夏生さんの解説が最後良い仕事をしてくれていた。(イツキ先生はどこで繋がってた?とおもってた)最後の話がやっぱり良くて不気味で、よくこの話をまとめられてるなーと思った。

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    2025年08月03日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    千早茜さんの「男ともだち」読んだ
    登場人物のキャラクターが毎回良く立ってて凄いなあって思う。食べ物の表現もお上手だから、そういうあるものの言語化が良くできるのが凄い。
    神名の表現者としての苦悩とか、人からの見られ方、どうありたいのかみたいな。あと、ハセオとの関係性はどうしていったらいいのか分からなくなったり、彰人との別れだったり、真司のいる意味だったり、その時々の心情が描かれていて、自分とは全く違う女の人だけど、何だか分かるとこもあり、、。うーん、とにかく感じたこととしては、ハセオとの関係性が羨ましい!男ともだちってずるくて、いいな!笑

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    2025年08月03日
  • ひきなみ

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    ネタバレ

    千早茜さん「ひきなみ」読んだ。女が女であることは変えられないしそれが理由で差別されてきた辛さ、苦しさが描かれていて切なかった。女っていう括りで見られて、島ならではの気持ち悪い一体感、古さが描くのが上手いなと思った…だからこそ逃げたかった真以、それでも、唯一真以の本質を見てくれてた葉は救いだったんだな思った。(お互いに)葉も、陸の章で真以とはまた別な女である苦しさをセクハラ、パワハラで感じ真以の過去を知るにつれ、真以の本当の気持ちを知ることが出来たんだなと思った。再会できてよかった。てかほんと梶原クソ!長野くん軽率に好きになっちゃう、私だったら「撮っててくれてありがとう!よし、ネットに流そう!」

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    2025年08月03日
  • 赤い月の香り

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    はー、とてもとてもよかった。
    前作の主要な登場人物たちも丸っと出てくるし、その後を知ることができる。
    今作の主人公、満の怒りの香りが怒りが作品中に漂っているおかげで、不穏なんだけど、日常は穏やかで、その対比が鮮やか。
    満の怒りの原因がわかったとき、朔の人間としての優しさとか、成長を感じた気がする。
    一香ちゃんとの絡みもっと見たかったな〜〜究極のツンデレカップルなのでは

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    2025年07月26日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    ネタバレ

    初めての千早さんの小説。
    スイーツのお話なのに(?)、その元にある人間心理の薄暗いところの描き方が好き。ふわふわスイーツな話ではありません!
    テーマも「片思い」とのことですが、「片重い」です。ほんと。
    特にカラメルとロゼが生々しくて好き。対談も興味深く、もうネイルの話は書かない等千早さんの取材力にも感服した。

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    2025年07月20日
  • 男ともだち

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    男女の友情も一線を超えてしまったら壊れるのも一瞬。大事にしたい男友達は寝てはいけないって改めて感じた。
    お互いを失わないためにも世界が終わる日って約束に愛を感じた。素敵でした。
    神名の自分が武器って言葉もすごくかっこいい。

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    2025年07月12日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    食べることが好きな2人のエッセイ。かと思いきや後半は徐々にお互いの人生が進んでいく。食も合わなくなっていき、不穏さが見える。胃が繋がっている、と千早さんは言う。ふたりの文体も違うし、読んでいて楽しい。

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    2025年07月07日
  • 雷と走る

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    父の仕事で海外に移住することになり、番犬である虎をペットにすることに。
    虎の本能、力強さ、主人公との絆……とにかく読後感が凄かった(´Д`)

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    2025年07月06日
  • なみまの わるい食べもの

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    千早さんの食エッセイ最新刊!今回もめちゃくちゃ面白かった〜
    2023年から2024年にかけて、直木賞を受賞したり再婚したりと千早さんが大波に揺られていた時期のエッセイ。だからタイトルが『なみまの』なんだそう。
    大事な日には必ず体調が悪いこと、絶対に欠かすことがない卵を切らしてしまったこと、渋谷と代々木公園の間に構えた一人暮らしの部屋(羨ましい立地!)、せりの街になる銀座、迎えた小さな家族(猫)、姪っ子をディズニーに連れて行く話、岩手の空飛ぶお団子などなど、どれもクスッとしてしまうエピソードばかり。
    湿気がないオーストリアで体調がすこぶる良かったという話、私も同じような経験があって「やっぱ湿気っ

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    2025年07月06日
  • なみまの わるい食べもの

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    「わるい食べもの」シリーズの前作までに、千早さんはたくさん食べる方だなぁと思っていましたが、今作品で少し変化が!?
    私も食べることが大好きなので、読んでいてとても面白いエッセイです。

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    2025年07月05日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    ネタバレ

    祝文庫化!2023年の直木賞受賞作品。
    読後、「体内回帰」という曲を思い出した。
    喜兵衛、ヨキ、岩爺、隼人、龍‥‥みんな還っていったんだなぁ‥‥

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    2025年11月09日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    洋菓子の上品さ、繊細さと物語の切なさが相まった物語だった。
    みんな幸せになって欲しいな。
    洋菓子をもっと、繊細に大切に味わって食べたくなった。

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    2025年07月04日
  • わるい食べもの

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    実は途中で挫折しかけたが、読めば読むほど革製品のように馴染んでいく感覚が心地よかった。こんなに食を愛する人はあまりいないだろうなと思う。

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    2025年07月04日