千早茜のレビュー一覧

  • あとかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者読み3作品めだけどやっぱり、言葉選びが本当に良い、素敵。あと、キャラクターも。
    物語の中で関連しあった人達の作品集だったけど、最後まで黒崎が謎だったなあ。詳しく語らない方が美しいんだろうけど、過去や考え方、その時思ってたこと、知りたかったなあ全部の物語は違う人達の話だったけど、人がなにか遺したい、と思う気持ちっていうのがメインにあったのかな?子供だって、妻だって所詮他人って考え方、薄情でもあるし気楽な考え方だなと思った。
    「ゆびわ」の話、最後は本当のさようならってことなのかな、明美が泣きじゃくってた描写すごく切なくて良かった

    0
    2025年08月03日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    食べることが好きな2人のエッセイ。かと思いきや後半は徐々にお互いの人生が進んでいく。食も合わなくなっていき、不穏さが見える。胃が繋がっている、と千早さんは言う。ふたりの文体も違うし、読んでいて楽しい。

    0
    2025年07月07日
  • 雷と走る

    Posted by ブクログ

    父の仕事で海外に移住することになり、番犬である虎をペットにすることに。
    虎の本能、力強さ、主人公との絆……とにかく読後感が凄かった(´Д`)

    0
    2025年07月06日
  • わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    実は途中で挫折しかけたが、読めば読むほど革製品のように馴染んでいく感覚が心地よかった。こんなに食を愛する人はあまりいないだろうなと思う。

    0
    2025年07月04日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わる食べシリーズ第一弾に引き続き、とてもおもしろい。
    千早さんの食へのこだわりは変わらずだが、本作の後半はコロナ禍に綴られたエッセイなので当時の記憶が蘇ってくる。

    大胆で強烈な文章が多いので忘れてしまうけれど、基本的に千早さんは繊細な方なんだろうなと思う。
    ストレスでお腹を下すし、気持ちが揺らぐとお茶で落ち着けようとする。
    そんな千早さんにとって、コロナ禍で世界がぐちゃぐちゃになったあの時期は、気持ちがざわざわすることも多かっただろう。
    そんな様子がよくわかるような内容になっていた。

    とはいえ、千早さんのインパクトある文章は前作同様健在で、笑っちゃう箇所が本当にたくさんあった。
    食に貪欲だったり、自分の性質に素直な千早さんが大好きだし、そんな彼女が書くエッセイはとても魅力的だ。
    忙しない毎日の中で、ちょっとお茶でも淹れながら大切に読みたい本の一つである。

    0
    2025年06月30日
  • 雷と走る

    Posted by ブクログ

    アフリカと思われる国に引っ越しして
    番犬虎と出会う
    番犬として仕事や幸せそして本能で生きていることのなどが臨場感を感じた

    0
    2025年06月21日
  • 透明な夜の香り

    購入済み

    穏やかな気持ち

    世界線が不思議で逃避行した気持ちになりました。ストレスが溜まった人にとてもオススメです。ジブリみたいな世界観で本当に好きな物語でした。

    #感動する #エモい #癒やされる

    0
    2025年06月20日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    大好きなわるたべシリーズ。
    「パフェはエロい。」が絶品すぎた。パフェに対する愛が…圧倒的。途中からコロナ禍の話となり、話題的に不謹慎ではと、わるたべシリーズを続けるか悩まれたとのこと…続けて下さって良かった!

    0
    2025年06月12日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    言葉を紡ぐ人とそれを売る人の食べ物を通した交流がこんなにも心に響くなんて。読んでいると憧れと羨ましさがないまぜになった気持ちが湧き上がる。そう思っていたから単行本を買っていたのに積読していたんだなぁと思い出した。2人のようにはなれないけれど、食いしん坊な面がある私も食べ物への向きが同じタイプの人が周りにいたら良いなぁと思った。
    言葉の使い方や文章の描かれかたが好みすぎて。

    0
    2025年05月30日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    色々な男女(7人)の人生が複雑に絡み合う話。
    一見関係がなさそうに思えても、そことそこの人間関つむがってたんだー、ってなって面白い。
    あと、ひとつの出来事に対して凄く深く追求するというか、感受性がとても豊かな作家さんだな、と思った。
    「一人でいることに慣れすぎかと、自分以外のことが全て値切になってくる。他人に合わせなくてはいけないことに守立ちさえ覚えるようになる。そこに自己嫌悪があるかないかだろう。」
    「わかるはずがないんだ」。私にちには。自分がどういるかも、自分が何であるかも。」
    「優しくでさるのは何も関心がないから。」
    「人生って計画通りじゃないのよ。思がけないことで決わってしまうの。だから自分がこうあるべきってあんまり決めつけない方がいいわ。」

    0
    2025年04月30日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/4/11- とても疲れていた出張帰りに書店で手に取った。筆者2人が同じ食体験をそれぞれの視点から書く。描写される食べ物は本当に美味しそうで、口がその気分になってくる。ただ、お気楽エッセイではない。読んでいると、コロナ禍、新井さん、千早さんそれぞれの人生の変化が感じられる。食べるということは結構その人の本質を突いている行為かもしれないと思った。個人的にはたまたま知っている場所が何ヵ所かあったので、今度行く機会があろうものなら、この本のような楽しみ方をしたい。

    0
    2025年04月26日
  • 人形たちの白昼夢

    Posted by ブクログ

    人形と青いリボンが登場する12のストーリー。
    どれも静かで仄暗い雰囲気を纏っていて、ダークファンタジーのようにも感じる。

    以下、印象的だったお話。
    ・「スヴニール」※

    ・「ビースト」
    美しい文体で語られる神秘的な物語。
    立派な家ほどの大きさがある山の獣“マムウ”。“ヌカラ”と呼ばれる山に生きる一族(といっても一人しかいない)だけが、生きるために“マムウ”の命を奪ってもよいとされる。“マムウ”もそのことを承知している。
    「少女は知ります」の一文が持つ意味が重たい。

    ・「ワンフォーミー・ワンフォーユー」※
    ティーポット目線から語られるか“あなた”と過ごした日々。

    ・「モンデンキント」

    ※の2つはどことなく『西の魔女が死んだ』を思い出した。読み終えると心が解毒されたような感覚になった。

    0
    2026年01月08日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    やっぱり、千早茜さんの作品、大好き。
    千早さんの見てる世界って色とか光とかの情景がくっきりハッキリしていて、読んでいて清々しいし、自分が今見てる現実も千早さんの様な感受性で見てみたいと思う。
    そして、今回もキャラクターの一人ひとりが魅力的だった。
    短編集だけど全ての人物がどこかで繋がっていて、それぞれの視点から、同じ時間軸を過ごしているのが分かるから面白い。

    華奈子が特に魅力的で素敵な女性だった。水の中に咲いている花っていう表現がぴったりな人なんて素敵すぎる。
    他人と距離があるって言う表現も兼ねてるみたいだけど、第三者から見て近づき難い高嶺の花のような魅力があるんだろうなと思う。田村との関わりが良すぎて尊い…。
    高嶺の花も、田村や兄のような心と心でぶつかり合える人が必要なんだなって思った。

    武生の話も良かった。
    田村視点から見るとちょっとイライラしたけど、他人と深く関わることを恐れてた武生が唯一もっと関わりたいと思った時のあのもどかしさ、応援したくなった。葛月さんの方も、最初はただの充電相手(場所)と思ってただけだったのに武生との未来を望んだせいで嫉妬して自分の本当の気持ちを知ってしまったっていう心情の変化がすごく良かった。

    あと、恵さん(あししげくの蒼真のお母さんの話)のところでもあったように魅力的な年上男性の表現が上手すぎる!!(神様の暇つぶしでもそうだった)その後のネタばらし?もギャップがあって良い!
    予期せぬ妊娠ではあったけど行きずりでと言うよりか、「あんたとあの人が傍にいるから」って文があるように、篠田さんのことも愛しているんだって分かるのが良かった。

    0
    2025年04月20日
  • 魚神

    Posted by ブクログ

    千早茜さんのデビュー作『魚神』

    とても綺麗な御伽噺でした。
    遊廓という舞台が個人的に好きなのですが、さらに千早茜さんの美しい文章で読めたので至福の時間でした。

    お互いがお互いを恐れているっていうのが悲しい。
    相手に失望されたくないとか、そういう想いだからだろうか。
    白亜スケキヨも、別れた後お互い苦労してるからこそ、尚更お互いを求めるはずなのに...

    悲しいお話しでした。
    悲しく、美しいお話でした。

    蓮沼個人的に好きですよ...。
    蓼原も、いつ裏切るかと思ってたんですが、ずっと白亜とスケキヨを見守ってくれて良かった...涙

    0
    2025年04月16日
  • 桜の首飾り

    Posted by ブクログ

    桜を介して揺れ動く心を描いた7つの短編集。

    千早さんの作品は心にすっと染み込んできて、
    心地よく読み進めてるつもりでいながら胸がざわざわする。
    自分と同じ状況の登場人物はほとんどいないのに、今自分が欲しかった言葉を不意に言われ、ドキッとさせられる。
    そんな心地よさと怖さを描ける作家さんだからこそ、雄大さと儚さを併せ持つ桜と相性が良いのだと思う。

    心情とリンクする桜の色んな姿を満喫できたのも、
    千早さんの繊細な季節の描写に没頭できたのもとても良かった。

    0
    2025年04月06日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうでお腹が空いたし、食事にもっと集中して食を大切にしようと思った。

    私は好きな作家のひとりに千早茜を挙げるが、好きな所のひとつに「食べ物の描写が異様に上手い」というのがある。どの作品でも読むとお腹が空いたり、作中に出てきたものを自分も食べたくなる。きっと美味しいものをたくさんご存知なのだろうと思っていたが、食に対する意識が私と全然違った。目の前にあるものを五感でまるっと体験し、それらをメモすることで経験値として蓄積している。彼女の文章には普段の積み重ねが遺憾無く発揮されているのだろう。

    そんな『ちはやん』の胃の合う相棒『新井どん』こと新井見枝香という人のことを私はこの本で初めて知ったのだが、なかなかその辺にはいないユニークな方だと思う。文章も結構アクロバティックというか、「見事な着地」と思わず拍手したくなるような意外な発想は面白くて思わず笑ってしまう所が多々あった。

    食に対して似た意識を持つ二人が一緒に食べながら全然違うことを考えているのが判明したり、二人の関係性が楽しい。こんな関係性の友人が私もほしいと少し羨ましくもある。挿絵はおふたりそれぞれのハイライト部分を一つの絵にうまく落とし込んでいてまた笑ってしまう。

    これを読んでどうしても気になって初めて湯圓を食べたのは良い思い出。次は家で中国茶を楽しもうと思っている。

    0
    2025年04月07日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西洋童話をベースにして、しっかりとジャパニーズホラー(?)な感じに仕上げられてる…!
    もう、全体的にくらーーーーい感じではあるし、しんどいけど、後引く感じではないかな…と。
    濃紺な世界が広がってます

    0
    2025年03月22日
  • クローゼット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    装丁も可愛くて読む前から好みな予感はしてたけど予想的中!どんどん引き込まれて何も突っかかってくるものがなかった。もちろん知らないファッション用語が出てきて調べたりはしたけれど、ストーリーも登場人物たちの心理描写もすんなり入ってきた。

    そして舞台のモデルとなったという京都服飾文化研究財団への興味が沸々と。当該財団の筒井さんと千早さんの対談の中での筒井さんの印象的だったセリフ“美しい創作物が人の正気を保つ”。

    先般六本木の森美術館で行われたルイーズ・ブルジョワ展の中でも“芸術は正気を保証する”というフレーズが出てきたのが重なった。

    0
    2026年10月29日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    「パフェが一番エロい。」は今後の食生活に関わってきそうで、個人的に度肝を抜かれたというか、衝撃を受けた。今度食べに行くか、パフェ。

    0
    2025年02月23日
  • わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早茜さんの食にまつわるエッセイ。
    1つ、1つのエピソードに喜怒哀楽があり
    かつ千早さんの暴食具合に「すごい…」と驚かされる
    読んでいてページを捲るのが久しぶり楽しかった
    作品。

    個人的に好きなエピソードを挙げると
    ・白い悪魔:千早さんは牛乳が苦手らしい。
    ご飯と牛乳を一緒に食べ飲みするのが合わないとのこと。
    私も海近くに生まれたのにひじきが大大大嫌いだからすごくこの内容にとても共感した。

    ・食いだおれ金沢
    えがらまんじゅうやハントンライス。
    知らない金沢の食べ物が知れてワクワクしたし。
    著者の食い意地と胃袋が無限の可能性を秘めてて
    羨ましい。

    ・怒りの入院食:お粥って絶対味付けないと確かに
    米よりおいしくないよね。
    自分も退院後のマクドナルドのハンバーガー
    貪るように食べてたわーと色々思い出した。


    「食は瞬間だ。戻らないと知っているからこそ輝く。」
    と千早さんは語る。
    食べるという行為は死ぬまで続くから、自分にとっては、楽しんで色々な食べ物を食べていきたいなと
    感じた。そして同じ食の価値観を持つ人と一緒に
    食事が楽しめたらより最高だろうな。

    0
    2025年02月21日