千早茜のレビュー一覧
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ネタバレわる食べシリーズ第一弾に引き続き、とてもおもしろい。
千早さんの食へのこだわりは変わらずだが、本作の後半はコロナ禍に綴られたエッセイなので当時の記憶が蘇ってくる。
大胆で強烈な文章が多いので忘れてしまうけれど、基本的に千早さんは繊細な方なんだろうなと思う。
ストレスでお腹を下すし、気持ちが揺らぐとお茶で落ち着けようとする。
そんな千早さんにとって、コロナ禍で世界がぐちゃぐちゃになったあの時期は、気持ちがざわざわすることも多かっただろう。
そんな様子がよくわかるような内容になっていた。
とはいえ、千早さんのインパクトある文章は前作同様健在で、笑っちゃう箇所が本当にたくさんあった。
食に貪欲だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ色々な男女(7人)の人生が複雑に絡み合う話。
一見関係がなさそうに思えても、そことそこの人間関つむがってたんだー、ってなって面白い。
あと、ひとつの出来事に対して凄く深く追求するというか、感受性がとても豊かな作家さんだな、と思った。
「一人でいることに慣れすぎかと、自分以外のことが全て値切になってくる。他人に合わせなくてはいけないことに守立ちさえ覚えるようになる。そこに自己嫌悪があるかないかだろう。」
「わかるはずがないんだ」。私にちには。自分がどういるかも、自分が何であるかも。」
「優しくでさるのは何も関心がないから。」
「人生って計画通りじゃないのよ。思がけないことで決わってしまうの。だか -
Posted by ブクログ
やっぱり、千早茜さんの作品、大好き。
千早さんの見てる世界って色とか光とかの情景がくっきりハッキリしていて、読んでいて清々しいし、自分が今見てる現実も千早さんの様な感受性で見てみたいと思う。
そして、今回もキャラクターの一人ひとりが魅力的だった。
短編集だけど全ての人物がどこかで繋がっていて、それぞれの視点から、同じ時間軸を過ごしているのが分かるから面白い。
華奈子が特に魅力的で素敵な女性だった。水の中に咲いている花っていう表現がぴったりな人なんて素敵すぎる。
他人と距離があるって言う表現も兼ねてるみたいだけど、第三者から見て近づき難い高嶺の花のような魅力があるんだろうなと思う。田村との関わ -
Posted by ブクログ
出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうでお腹が空いたし、食事にもっと集中して食を大切にしようと思った。
私は好きな作家のひとりに千早茜を挙げるが、好きな所のひとつに「食べ物の描写が異様に上手い」というのがある。どの作品でも読むとお腹が空いたり、作中に出てきたものを自分も食べたくなる。きっと美味しいものをたくさんご存知なのだろうと思っていたが、食に対する意識が私と全然違った。目の前にあるものを五感でまるっと体験し、それらをメモすることで経験値として蓄積している。彼女の文章には普段の積み重ねが遺憾無く発揮されているのだろう。
そんな『ちはやん』の胃の合う相棒『新井どん』こと新井見枝香という人の -
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夢のような感じがした。私もクローゼットの中で小さい頃遊んでいた記憶があって、服も好きで刺繍とかレースとか美しくてすき。
そんな話は置いといて、お話としては幼い頃に受けた事によって男性が苦手な纏子、男性ではあるが女性服を着ることを好む芳。
お互い辛い過去を持ちつつ、芳はデパートのカフェ店員、纏子は補修士という全く違う職業の関わりのなかった2人がデパートの展示、美術館を通して関わりを持つ。そしてお互いに1歩踏み出せるようになっていく。本当になんか最後の展開が結構急だったけどなんとかなってよかった。
ちょこちょこあんまり服の専門用語に得意ではなくて調べたりもしたから少し読みずらかったけど、私は結構す -
Posted by ブクログ
千早茜さんの食にまつわるエッセイ。
1つ、1つのエピソードに喜怒哀楽があり
かつ千早さんの暴食具合に「すごい…」と驚かされる
読んでいてページを捲るのが久しぶり楽しかった
作品。
個人的に好きなエピソードを挙げると
・白い悪魔:千早さんは牛乳が苦手らしい。
ご飯と牛乳を一緒に食べ飲みするのが合わないとのこと。
私も海近くに生まれたのにひじきが大大大嫌いだからすごくこの内容にとても共感した。
・食いだおれ金沢
えがらまんじゅうやハントンライス。
知らない金沢の食べ物が知れてワクワクしたし。
著者の食い意地と胃袋が無限の可能性を秘めてて
羨ましい。
・怒りの入院食:お粥って絶対味付けないと確