千早茜のレビュー一覧
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/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
いや〜、面白かったです。
女から目を引き剥がす、、など、引き込まれる描写や、表現が多く、ほんと、女たちの世界に引き摺り込まれるような感じでした。
連作短編集ですが、じっくり、読んで、想像力をフルに発揮しないと、繋がりがわからない感じでした。
欲とか、性とか、そんなものを、とても近くに感じて、ドロっとした、重くて、深いものに触れたような読後感でした。ほんと、なかなかに面白かったです。
/_/ あらすじ _/_/_/_/_/
温室の友情で登場する女性たちの人生と、そこに関係する人たちの生き方を描いています。
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Posted by ブクログ
出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうでお腹が空いたし、食事にもっと集中して食を大切にしようと思った。
私は好きな作家のひとりに千早茜を挙げるが、好きな所のひとつに「食べ物の描写が異様に上手い」というのがある。どの作品でも読むとお腹が空いたり、作中に出てきたものを自分も食べたくなる。きっと美味しいものをたくさんご存知なのだろうと思っていたが、食に対する意識が私と全然違った。目の前にあるものを五感でまるっと体験し、それらをメモすることで経験値として蓄積している。彼女の文章には普段の積み重ねが遺憾無く発揮されているのだろう。
そんな『ちはやん』の胃の合う相棒『新井どん』こと新井見枝香という人の -
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ネタバレそのタイトル通り3人の人物の目線でそれぞれ物語が進んでいく。
章ごとに主人公が代わるので、3人のそれぞれのキャラクターや考えていることがより深く読者に伝わりやすくなっていた。
例えば伊東くんが主人公の章でも高村さんのその時考えていることが容易に想像出来るような構造だ。
三角関係の話かと思いきや安易に想像するような三角関係ではなく、この後どうなるのだろうと読み進む手が止まらなかった。
どこかほっこりとするようなそんな物語だった。
重ねてこの本を読んでいると食事シーンや繊細な食べ物の描写が多く、酷くお腹が空いてしまった。
空腹時に読むのは注意な本。 -
Posted by ブクログ
夢のような感じがした。私もクローゼットの中で小さい頃遊んでいた記憶があって、服も好きで刺繍とかレースとか美しくてすき。
そんな話は置いといて、お話としては幼い頃に受けた事によって男性が苦手な纏子、男性ではあるが女性服を着ることを好む芳。
お互い辛い過去を持ちつつ、芳はデパートのカフェ店員、纏子は補修士という全く違う職業の関わりのなかった2人がデパートの展示、美術館を通して関わりを持つ。そしてお互いに1歩踏み出せるようになっていく。本当になんか最後の展開が結構急だったけどなんとかなってよかった。
ちょこちょこあんまり服の専門用語に得意ではなくて調べたりもしたから少し読みずらかったけど、私は結構す -
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やっぱり千早茜ワールド好きだなぁ。
そしてこの人は絶対に長編がいい。
というか好き。
ときどき間に短編集を挟むと わたし この人の何がそんなにいいと思ったんだろ?とわからなくなる作品にもたびたび当たるけど 長編はほぼどれも好きだなぁ。
短編の方がフォトジェニックというか 幻想的というか 上手くいえないけど 何か更なるフィルターが強くかかるような。そこがたぶんわたしはなかなか馴染めないのだろうなぁ。
千早茜を初めて読んだ時 わたしが今までずーっと心で感じながら 上手く言語化できなかったモノが 言語化されてる〜 同じようなこと感じてた人がいたんだ〜 と感激したことを この人の本を読むたびに思い出す -
Posted by ブクログ
千早茜さんの食にまつわるエッセイ。
1つ、1つのエピソードに喜怒哀楽があり
かつ千早さんの暴食具合に「すごい…」と驚かされる
読んでいてページを捲るのが久しぶり楽しかった
作品。
個人的に好きなエピソードを挙げると
・白い悪魔:千早さんは牛乳が苦手らしい。
ご飯と牛乳を一緒に食べ飲みするのが合わないとのこと。
私も海近くに生まれたのにひじきが大大大嫌いだからすごくこの内容にとても共感した。
・食いだおれ金沢
えがらまんじゅうやハントンライス。
知らない金沢の食べ物が知れてワクワクしたし。
著者の食い意地と胃袋が無限の可能性を秘めてて
羨ましい。
・怒りの入院食:お粥って絶対味付けないと確 -
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⬛︎良い意味で裏切られた珠玉のエッセイ
2人の名前も知らずに、表紙とタイトルに惹かれて購入。予想外のエッセイにとても良い意味で裏切られました。ご飯屋さんをめぐるほっこり食エッセイかと思いきや、ちがうちがう。
ウマは合うけど真反対な性格の2人が綴る価値観や人生観が面白くて、するすると引き込まれていきました。
私は千早さん寄りの…変化は求めず、コツコツと一つのことに向き合う性格ですが、新井さんは本当に真反対で、欲望のままにやりたいことをして生きる姿がとても眩しく見えました。
あまりの新井さんの自由さに「なんなんだこの人は!?」「千早さんはなぜついていけるんだ!?」なんて最初は思いました。しか