千早茜のレビュー一覧
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ネタバレ作者読み3作品めだけどやっぱり、言葉選びが本当に良い、素敵。あと、キャラクターも。
物語の中で関連しあった人達の作品集だったけど、最後まで黒崎が謎だったなあ。詳しく語らない方が美しいんだろうけど、過去や考え方、その時思ってたこと、知りたかったなあ全部の物語は違う人達の話だったけど、人がなにか遺したい、と思う気持ちっていうのがメインにあったのかな?子供だって、妻だって所詮他人って考え方、薄情でもあるし気楽な考え方だなと思った。
「ゆびわ」の話、最後は本当のさようならってことなのかな、明美が泣きじゃくってた描写すごく切なくて良かった -
Posted by ブクログ
ネタバレわる食べシリーズ第一弾に引き続き、とてもおもしろい。
千早さんの食へのこだわりは変わらずだが、本作の後半はコロナ禍に綴られたエッセイなので当時の記憶が蘇ってくる。
大胆で強烈な文章が多いので忘れてしまうけれど、基本的に千早さんは繊細な方なんだろうなと思う。
ストレスでお腹を下すし、気持ちが揺らぐとお茶で落ち着けようとする。
そんな千早さんにとって、コロナ禍で世界がぐちゃぐちゃになったあの時期は、気持ちがざわざわすることも多かっただろう。
そんな様子がよくわかるような内容になっていた。
とはいえ、千早さんのインパクトある文章は前作同様健在で、笑っちゃう箇所が本当にたくさんあった。
食に貪欲だったり、自分の性質に素直な千早さんが大好きだし、そんな彼女が書くエッセイはとても魅力的だ。
忙しない毎日の中で、ちょっとお茶でも淹れながら大切に読みたい本の一つである。
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Posted by ブクログ
ネタバレ色々な男女(7人)の人生が複雑に絡み合う話。
一見関係がなさそうに思えても、そことそこの人間関つむがってたんだー、ってなって面白い。
あと、ひとつの出来事に対して凄く深く追求するというか、感受性がとても豊かな作家さんだな、と思った。
「一人でいることに慣れすぎかと、自分以外のことが全て値切になってくる。他人に合わせなくてはいけないことに守立ちさえ覚えるようになる。そこに自己嫌悪があるかないかだろう。」
「わかるはずがないんだ」。私にちには。自分がどういるかも、自分が何であるかも。」
「優しくでさるのは何も関心がないから。」
「人生って計画通りじゃないのよ。思がけないことで決わってしまうの。だから自分がこうあるべきってあんまり決めつけない方がいいわ。」 -
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人形と青いリボンが登場する12のストーリー。
どれも静かで仄暗い雰囲気を纏っていて、ダークファンタジーのようにも感じる。
以下、印象的だったお話。
・「スヴニール」※
・「ビースト」
美しい文体で語られる神秘的な物語。
立派な家ほどの大きさがある山の獣"マムウ"。"ヌカラ"と呼ばれる山に生きる一族(といっても一人しかいない)だけが、生きるために"マムウ"の命を奪ってもよいとされる。"マムウ"もそのことを承知している。
「少女は知ります」の一文が持つ意味が重たい。
・「ワンフォーミー・ワンフォーユー」※
ティーポット目線から語られる"あなた"と過ごした日々。
・「モンデンキント」
※の2つはどことなく『西の魔女が死んだ』を思い出した。読み終えると心が解毒されたような感覚になった。 -
Posted by ブクログ
やっぱり、千早茜さんの作品、大好き。
千早さんの見てる世界って色とか光とかの情景がくっきりハッキリしていて、読んでいて清々しいし、自分が今見てる現実も千早さんの様な感受性で見てみたいと思う。
そして、今回もキャラクターの一人ひとりが魅力的だった。
短編集だけど全ての人物がどこかで繋がっていて、それぞれの視点から、同じ時間軸を過ごしているのが分かるから面白い。
華奈子が特に魅力的で素敵な女性だった。水の中に咲いている花っていう表現がぴったりな人なんて素敵すぎる。
他人と距離があるって言う表現も兼ねてるみたいだけど、第三者から見て近づき難い高嶺の花のような魅力があるんだろうなと思う。田村との関わりが良すぎて尊い…。
高嶺の花も、田村や兄のような心と心でぶつかり合える人が必要なんだなって思った。
武生の話も良かった。
田村視点から見るとちょっとイライラしたけど、他人と深く関わることを恐れてた武生が唯一もっと関わりたいと思った時のあのもどかしさ、応援したくなった。葛月さんの方も、最初はただの充電相手(場所)と思ってただけだったのに武生との未来を望んだせいで嫉妬して自分の本当の気持ちを知ってしまったっていう心情の変化がすごく良かった。
あと、恵さん(あししげくの蒼真のお母さんの話)のところでもあったように魅力的な年上男性の表現が上手すぎる!!(神様の暇つぶしでもそうだった)その後のネタばらし?もギャップがあって良い!
予期せぬ妊娠ではあったけど行きずりでと言うよりか、「あんたとあの人が傍にいるから」って文があるように、篠田さんのことも愛しているんだって分かるのが良かった。