透明な夜の香り

透明な夜の香り

作者名 :
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作品内容

香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文芸単行本
ページ数
256ページ
電子版発売日
2020年04月27日
紙の本の発売
2020年04月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

透明な夜の香り のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    素敵な世界だった。紺色の声、を持つ調香師の静かな館で、傷ついた心を引きずりながら働く主人公。嘘の臭いをもかぎ分ける、謎多き調香師。粗野で柄は悪いけど憎めない彼の相棒。秘密のガーデンを手入れするお爺さんとの交流。特筆すべきは、毎エピソードに出てくるハーブたっぷりの手作りの食事のメニュー…(どれもとって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    何という静寂。音と色のない世界に、微かに様々な香草や植物の香りが漂う空気。生活感がない様でいて、とても生々しい感情も存在する不思議な調香師の物語。今年読んだ中で1番かも。素敵すぎて、今度はじっくり再読しよう。読んでいるだけで、香草が薫る。

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    Posted by ブクログ 2020年07月18日

    深海の底を静かにたゆたうような読後感.兄の死から心の奥に記憶を閉じ込めたような一香が紺色の声の調香師小川朔の屋敷で家政婦のような仕事をすることになり,庭師源さんなどと接して少しずつ自分が解放されていく.朔の鋭すぎる嗅覚は便利なのか不便なのか,ここまでいくと弊害の方が際立って気の毒になる.とにかく,一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月13日

    素敵な物語に出会ったとき、たいていは読書好きな友人の顔を思い浮かべては、これはこの子に薦めたいな、とか、あの子とこの物語について語りたいなとおもう。

    でも、時に、誰とも共有したくない、自分だけのものにしてしまいたくなる物語に出会うことがある。

    これは、まさにそういう独占欲を駆り立てられる物語だっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月09日

    読み終えて、また最初からもう一度読みたくなる内容でした。
    この本の世界から、出たくないような感覚…。

    色彩と香りの表現がすばらしく、五感で想像しながら読み進められる一冊でした。

    装丁のように、終始ダークな印象なのですが、心の奥底をくすぐられながらも、終始続きが読みたくなる浸透感。

    続編、希望で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月08日

    美しい文章。

    非日常的で幻想的、美しさを経由して、やがて日常へ戻るという体験ができる。

    あぁ、いい本だ、と思う。

    この物語に登場する人たちはみな、過剰ななにかを持っている。

    或いはこれを才能と言ったり、障害と言ったりもするだろう。

    過剰といえば、ことばの美しさだ。

    物語自体も素敵だが、ひ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月29日

    ただ美しいんじゃなくてちょっと癖があってぞくっとするけど、読んでいてとっても心地良いお話
    本の中の言葉から香りとか色がわかるような感覚がしたのが面白かった
    香りと心のつながりにこんなに深みがあるとは、、と読後の幸福感がすごい
    とても魅力的な本だった

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    Posted by ブクログ 2020年06月23日

    久しぶりの本の世界にどっぷり満足感。
    読後感が意外に爽やかで、著者の今までの作品とは趣が違う。

    臭覚は犬並みではないけれど、匂い、臭いは記憶と連動している。ふと感じるにおいに、心が動かされることがあることを実感する。

    マスクの生活で、臭覚という記憶がなくなるのも、新しい様式なのだろうが、なんだか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月17日

    読んでいてシンプルな気持ちになる本だった。
    本の題名そのままの清らかさがありました。
    読んでいて、香りとか色とか、目に浮かぶものが綺麗でした。
    雨の日の夜とかにさらっと読める感じの一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2020年09月23日

    初出 2018〜19年「小説すばる」

    嗅覚が鋭いと確かに生きにくいかも知れない。
    嘘をついた緊張による体臭の変化もわかると大変だろう。

    そんな調香師の小川朔がいる森をぬけた先の洋館に、書店員をやめて引きこもっていた若宮一香は家政婦兼事務員として雇われ、体臭を整えることを求められて一香は健康を回復...続きを読む

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