千早茜のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    個人的にはむっちゃ面白かったが、娘を持つ父親としてはマジ複雑。危険すぎるやん、満員電車に乗せられないし、共学にも入れられない。とかやってると箱に入れすぎて社会に出て路頭に迷う。
    特に若い女性は希少性が高いし、あらゆる年齢層の男性から性的視線を向けられるキモさ、精神的苦痛は想像してもキツイ。
    しかも性被害に遭えば一生悩まされるし、キモい男性、痴漢は一定程度発生して避けようがないとしたら、。地獄に落ちないようにだけはしっかりと自衛せなあかんよな。

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    2026年03月31日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    おいしいものやお店を紹介しあう食エッセイかと思いきや、いい意味で裏切られた! これは「食」という窓を通じて、新井三枝香・千早茜というふたりの人間に向き合うという、ずっと胆力のいる作業だった。読むことを通して、食や生に対する自分自身の向き合い方をも問われることになる。ドキッとしつつも、ユーモアあふれる唯一無二のふたりの関係性や、それぞれのかっこいい生き方に憧れて、自分の背筋も伸びるような読書体験になった。

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    2026年03月30日
  • グリフィスの傷

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    やっぱり千早さん好きだなぁ
    すべて傷にまつわる話の短編集で、静かなのに何故か色を感じる。
    千早茜ワールド。

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    2026年03月28日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千早茜がこんな重厚な物語を紡ぐとは思わなかった。
    石見銀山で生きた女、ウメ。
    時代小説ではあるが、銀山での人間模様の根底は現在と大差ないのかもしれない。
    とことん女として生きたウメの強さに引き込まれた。

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    2026年03月26日
  • ひきなみ

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    葉がその島で会ったのは同年の真以だった。
    親友だと思っていた。
    その真以が、島に逃げてきた逃亡犯と一緒に島から逃げ出す。

    それから20年が経って、葉はウェブ上で見つけた真以に会いに行く。

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    2026年03月20日
  • ガーデン

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    千早さんの本はいつも読むと安心をくれる。
    満月の夜に爽やかな風に吹かれているような気分になる。

    登場人物の羽野に自分を重ねた。人との距離感が冷たく、羽野は植物を愛する。私は、人との関係が煩わしく本を愛する。本はいつも静かにしているが、開けばいつでも同じように口をひらいてくれる。
    植物と本。ものは違えど、静かにいつもそこにいてくれる彼らを愛することにそこまで差はないのではないかと思う。

    羽野が語った昔の使用人と2人だけの夜が居心地が良かったという話に心から共感した。お互い干渉しすぎず、頼りすぎず、でも空間は共有する。そんな居心地の良い関係を望むのは贅沢なのか?

    私は交際をしても、冷たいとか

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    2026年03月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    2026年2冊目!一度読んでみようと思って数ヶ月、積本になってたが、読み終わって、はやく読んでおけばと思うほどの本でした。関ヶ原前後の石見銀山での話だか、情景描写が上手く、情景が直ぐ頭の中で描けるし、主人公の少女ウメの心の葛藤で物語に引き込まれます。
    千早茜さんの作品は初めてですが、別の作品も読んでみようと思った。

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    2026年03月17日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    戦国時代末期の石見銀山で生きるウメの苦悩に満ちた生涯。
    銀山で働く銀掘りの男たちの過酷な生き様。

    400年以上も前の石見銀山の生活や山の風景が生き生きと描き出され、目の前に広がるように見える描写が本当に素晴らしいなと思いました。

    生活のために、銀を掘り、命と引き換えに生きた人々、支えた家族。
    運命に抗えない重苦しい哀しさが読んでいてつらかったです。
    今は世界遺産となった石見銀山。
    そこには数えきれないくらいの病と哀しみがあったことを知りました。

    いつか石見銀山に行きたいです。

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    2026年03月18日
  • 雷と走る

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    ネタバレ

    虎との生活、現在の生活の描写が現実的で好きだった。
    虎は獣で自分の思うようには動かない。博人は他人でどうしても自分の全てを理解することはできない。他の人と動物とどう関わっていくか選択して生きている。

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    2026年03月12日
  • なみまの わるい食べもの

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    このシリーズは本当にあっという間に読み終わってしまう。
    待ち会がまたあったり、私の住んでいる地元の石見銀山が登場したり。数年でバタバタと環境が変わっていくけど、やっぱり食が千早さんを支えているのかなと。
    読み終わってしまったー、、

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    2026年03月11日
  • ひきなみ

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    第1部 葉は祖父母の住む島に預けられた。7月までの間という。父の具合が悪いそうだからだが、葉には父の機嫌が悪いだけにしか見えない。お母さんはお父さんだけが大事で、私を見てくれないと葉は思っている。

    島で真衣と仲良くなった。といっても、真衣はふとどこかに行ってしまう。真衣の家も父母がいない。真衣は別荘の管理人の祖父を手伝っている。けど自分のことは語らない。

    夏休みになっても母は迎えに来ない。初潮を迎えた日、葉は真衣と本土に渡る。

    クリスマスに母は来たけど帰っていき、中学は島にはなかったので高速船で通うことになった。

    第2部 父は若い女に走り、母と葉は捨てられた。祖父母の姓になっている。広

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    2026年03月04日
  • こりずに わるい食べもの

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    今回も最高だった。
    選考会までの待ち会という存在を初めて知れた。
    千早さんが年齢を重ねていくにつれ食べものとの向き合い方や胃や身体との付き合い方も変わっていくのが読んでいて面白かった。
    第4弾買ってこなきゃ。

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    2026年03月04日
  • グリフィスの傷

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    ヤンジュさんのレビューを読んで面白そうと思ったので読んでみた。

    傷には、軽重はあれ、必ずそれが出来るに至ったストーリーがある。自分の身体にも無数の傷がある。それは無数のストーリーがあるということ。まさにヒストリーだ。そして、傷は身体だけでなく心にも。つけたりつけられたり。それらのストーリーをヒストリーにしていくことが「生きる」ことなのかも知れない。そんなことを考えさせられた。

    十の短編から成っているが、個人的に一番良かったのは「慈雨」。自分の不注意で子どもに傷をつけてしまった経験が、親なら誰でもあるのではないかな。それを悔やんでいる人ならきっと心にしみる話だと思う。(傷つけた相手が兄弟や友

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    2026年03月01日
  • なみまの わるい食べもの

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    好きなものを好きなように食べている千早さん。食べ物に貪欲でとにかく自分の好きなものを大事にされている。千早さんのこのわるたべシリーズを読んでいるといかに自分が適当に食事をし、情熱も持たずにながら食いをして無駄なカロリー摂取をしているんだと感じる。いかんいかん。もっと食べ物に貪欲にならねば。

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    2026年02月20日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    でも、そんななくてもいいものにあたしは今まで生かされてきた。それがあたしを強くしてくれた。あたしにはあただけの世界があって、そのおかげで今こうして立っている。?自分を卑下しても、自分が好きになったものを否定しちゃダメだ。っていうミナのセリフだいすき

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    2026年02月11日
  • グリフィスの傷

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    傷を題材とした短編集。
    傷と言っても様々な傷の形があり、そしてストーリーがあるということを改めて感じた。
    グリフィスの傷、からたちの、慈雨の3つが特に印象深かった。
    その中でも本のタイトルにもなっているグリフィスの傷。
    目に見えない傷のことをグリフィスの傷ということを初めて知った。
    "その見えない傷が、いつの日かよみがえってあなたを壊してしまわないよう、わたしはずっと祈り続けます。"っという一文が
    涙が溢れてしまいそうになるくらい心に触れて、刺さった。

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    2026年02月07日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    洋菓子をテーマにした甘いだけの作品かと思っていましたが、良い意味で裏切られました。
    甘美で少しほろ苦く、時々どきっとするほど官能的な大人のための連作短編集です。男女問わず、スイーツ好きな大人の方にぜひおすすめしたい一冊でした。

    特に印象深かったのが、作中で語られる「クリームの科学」についての表現です。クリームは、二つ以上の脂肪球がぶつかり、溶け合い、繋がってこそ、ツノが立つような理想的な形になる。けれど、混ぜすぎると崩壊してしまう。
    夫婦関係はもちろん、様々な人間関係に当てはまる深い比喩だと感じました。お互いを知ろうとしなければ一緒にはいられない。でも他人だから、完全に一緒にはなれないし、そ

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    2026年02月08日
  • ひきなみ

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    ネタバレ

    またまたまたまた、千早茜さん。
    父親が精神を病んでいるため、瀬戸内海の小さな島に住む祖父母に預けられることになった葉。古い慣習や厳しい祖父になじめなかった葉は、毅然として島の人たちになじもうとしない、真以に憧れ、仲良くなる。でも真以は自分に心を開いているように見えない。でもだんだんと距離が近づき、二人だけの秘密も共有するようになる。
    せっかく近づけたと思ったのに、ある日、真以は何も言わずに島から逃げ出してしまう。真以を連れて行ったのは大人の男(逃亡犯)で、マスコミの格好の餌食となる。責任を感じ、葉は傷つく。

    後半は大人になった葉の物語。大手企業で総合職として働く葉は、傷を抱えたまま一生懸命に

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    2026年02月01日
  • なみまの わるい食べもの

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    もしかして、千早さんってすごく面白い人なのでは…???
    と思ったわるたべ4作目。

    今までのわるたべや、新井さんとの『胃が合うふたり』を読んで一方的に抱いていた千早さんのイメージは、繊細、冷静沈着、計画的、夜型、芸術家気質、あと神経質(すみません、でもご本人もそう書かれてるので)。そんなイメージの千早さんが新しいご家族に翻弄され、段々と朝型健康サザエさんみたいになっていくのが本作。元々そういう窓があり、ご家族に開かれていく過程が描かれているのではなかろうか。だってディズニーランド・シーへ姪っ子家族と行って、「茜さんがいちばん楽しんでいた」って言われてるくらいだもの。きっとめちゃくちゃ面白い人な

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    2026年01月29日
  • グリフィスの傷

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    ネタバレ

    見えない傷と見える傷がある
    見えない傷は他人からは知られずずっとぐじゅぐじゅに膿んでたりする
    見える傷は関わった大切に思ってくれる人がいつまでも忘れられない原因になる
    案外本人は気にしてないこともあって
    ただその人にも気にしてほしくないから隠す場合もある
    見えない傷を無視されたくなくて見えるようにした
    見える傷ができてやっと傷ついていたことに気づかれた
    傷、をテーマにしてこんなに物語が広がるものなのかって驚いた

    「私が描きたいのは生き延びたあかしだから。死体の傷口というのはひらいたままだ。血が乾き、腐敗し、蛆がわくことはあっても、ふさがることはない。傷痕になることはないんだ。だから、これらは

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    2026年01月21日