千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
終始、執念を感じた。様々な執念。
山に多くの間歩(坑道)を掘って、銀を掘ろうとする男たち。
新たな鉱脈を探そうと躍起になる男たち。
一方、物語の主人公のウメの執念も凄まじいもので。
ウメは女の子らしく生きることに疑念を抱き、男たちと一緒になって間歩のなかで銀堀をした。
しかしそんなウメも初潮を迎え、間歩が穢れるといわれ、間歩から追い出されてしまった。
ウメは必死に食い下がったが、不運な出来事も重なって村に下りることになった。
また、この物語にあった執念はもうひとつ。
愛という執念だった。
ウメを傷つけた者を殺す男(あえてぼかします)から始まり、ウメに婚約を求める者、何より愛する男を守りたい -
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Posted by ブクログ
十七世紀から現代までの西洋の服を
一万点以上収集している服飾美術館が舞台。
洋服補修師という職業があることを
この本で初めて知った。
クローゼットのような空間に保管されている
傷んだ服たちを、補修士と呼ばれる人達が
当時の姿に戻すために働いている。
千早さんの洋服たちの表現がとても美しく、
服飾の専門学校に少しの間通った事がある
自分としては、出てくる服たちが魅力的すぎて
読んでいるだけでワクワクしてしまった。
好きを極めた、プロフェッショナルな人達が
羨ましい。
服飾美術館で補修師として働いている
男性恐怖症のトラウマを抱えている纏子(まきこ)、
女性服が好きというだけで好奇な目で見られ、傷