千早茜のレビュー一覧
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子どもの頃からずっと大型犬と暮らしてきて、犬のいない生活が考えられない。
だからこそ、千早茜さんの『雷と走る』への共感が凄すぎて、どうしようもなく、わかる……。
犬と共に育ったことがある人ならわかると思う。
存在があるのが当たり前で自分の一部のようでありながら、コントロールの利かない別の意思を持っているあの感覚がありありと描かれていて、本当に惹きつけられた。
犬と自分の間にあるあの濃密な信頼関係。
子犬を守っていたつもりが、いつの間にか自分よりも強くなって守られている感覚。
他の人が怖がるような生き物だと知っていても、自分に犬が牙を剥くわけがないと無条件に信じられるあの感覚。
この唯一無 -
Posted by ブクログ
お茶をこよなく愛する記録魔の作家・千早茜。季節を問わずかき氷を食べまくるストリッパーの元書店員・新井見枝香。「胃が合う」2人が集えば、とびきりの美味探求が始まる。
千早茜さんと新井見枝香さんの往復エッセイ。
おいしいものを好きに食べ、自由に生きる2人の姿が軽やかで素敵です。
私も美味しいものが大好きなので、ここ行ってみたかった店だ! とかこれ食べたことある! とかもちょいちょい出てくるのが楽しい。
でも、「銀座パフェめぐり編」だけは羨ましすぎて嫉妬しました(笑)私も銀座でパフェを5杯はしごできる強靭な胃とそんなハードな行程に付き合ってくれる友達が欲しい……!!
食べ物のことだけでなく、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『薫る骨の香り』に向けて再読。
脆くて儚く、どこか冷たい空気がすうっと漂ってくるようなこの世界観がやっぱり好き。再びこの物語の中に戻ってこられたことが嬉しくて、読みながら幸せな気持ちになった。
千早茜さんの作品には、彼女にしか出せない独特の空気感がある。洋館の雰囲気や美味しそうな料理、光や香りの描写が本当に美しく、読んでいるだけで五感が刺激されるような読書体験ができる。情景が鮮やかに浮かび上がり、自然と物語の世界に引き込まれていった。
復習のために手に取ったものの、思っていた以上に内容を覚えていて少し驚いた。それだけ印象深い作品だったのだと思う。久しぶりにこの世界観に浸ることができて満足 -
Posted by ブクログ
大好きなシリーズの新刊ということで楽しみにしていたけれど、過去を描いた物語だと知り、少しだけ残念な気持ちに。
序盤はなかなかページをめくる手が進まなかったものの、小川朔が登場してから一気に物語に引き込まれた。改めて、自分は小川朔のいる世界が好きなのだと思う。彼がいるだけで物語の空気が変わり、同じ世界でありながら違う様相を見せる。
今回は「香り」そのものが主役だったという印象。香りの持つ奥深さや魅力が丁寧に描かれており、香道や調香についての知識も得ることができた。特に以前から興味のあった香道の世界は興味深く、その文化や考え方に触れられたのも得した気分。
シリーズファンとしては、やはり小川朔 -
Posted by ブクログ
えと、再読。映画化されると聴き、もう一度読んでみた。しかし千早茜さん、男女の甘くて不穏な空気感がうますぎる。どうしたって女子は自分の男ともだちを思いながら読むよね。 ハセオと神名みたくもないけど、女子同士では話せないことなんかなぜか話せちゃう。2人で飲みに行ったり、お互いの家に泊まったりする男ともだち。ずっと独身のままなら年取ったら一緒に住んじゃおうなんてね。この関係解ってくれる人は少ない気がする。。。 ま、ときおり嫉妬しあったりしてしまいましたが。
一線を越えてても越えなくてもきっとハセオと神名の関係は続くんじゃまいかな。、京都が舞台で三島監督も好きなので映画でどんな風に描かれるのか楽しみ。