千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな「わるたべ」シリーズの第三弾!
本当に千早さんの書くエッセイが大好き。
こんなにも食べものをおいしそうに描ける作家をまだ知らない。これは彼女の食への愛ゆえだと思う。
千早さんのエッセイの魅力はそれだけではない。
彼女の日常生活がありのまま描かれているのだが、こだわりが滲み出ていたり、ゆったりとお茶や食を楽しむ様子にとても癒される。
お昼ご飯を食べることもままならないような忙しない日々を過ごしているが、千早さんのエッセイを読むと、たまにはお茶を飲みながらゆっくり食後のデザートを楽しむように、自分を大切にする時間をとりたいなと思ってしまう。
食べることは生きることだと思う。
だからこそ、食を大事にする千早さんの姿勢が素敵だと思うし、ひたむきに食に向き合う彼女のエッセイがとても魅力的なんだろうなと感じる。
千早さんのエッセイを読むと、いろんなものが食べたくなる。
次の週末は、何を食べようかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直途中までの感想は「気持ち悪い」だった。最後まで読んでその感想を少し恥じたけれど、これは私の価値観の問題なのでもうどうしようもないんだと思う。
読んでいて「なんて例えがうまいんだ」と思わされる描写がいくつもあるのが楽しかった。いちばん好きなのは思い出を傷に例えるところ。思い出さずに綺麗に濾してしまえばいいものを、綺麗な思い出にしないように、「かさぶたを剥がす」ように思い返す。
どうしても「気持ち悪い」という感想は消せなかったけれど、綺麗じゃない恋愛も美しいのかも。いや、そもそも「恋愛」という単語で括るのは失礼かも?
人への想いって執着なんだな。愛も憎しみも。感情を読まされている感覚で、ページを捲る手を止められなかった。 -
購入済み
香りと色彩
作者が文中に「色彩」に関する形容詞を多用していたのが印象に残った。テーマはたしかに「香り」なのだが、この色彩表現の多様は一体なんだろうか? ずいぶんと意識してつけたと思われるヒロインの「一香」という名前もそれなりに効果的である。しかし、ヒロインの実家のトラブルの話がどうもピンとこなかった。