千早茜のレビュー一覧

  • 正しい女たち

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    「女」をいろんな視点から書かれていて、個人的に好きだった。誰しも人には見えていない一面があることを忘れたくない。

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    2026年01月01日
  • さんかく

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    女性二人が逞しい。伊東くんのはなへの色んな気持ちは理解できるが、はなの気持ちは理解し難い部分があった。

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    2026年01月01日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    終始、執念を感じた。様々な執念。
    山に多くの間歩(坑道)を掘って、銀を掘ろうとする男たち。
    新たな鉱脈を探そうと躍起になる男たち。
    一方、物語の主人公のウメの執念も凄まじいもので。
    ウメは女の子らしく生きることに疑念を抱き、男たちと一緒になって間歩のなかで銀堀をした。
    しかしそんなウメも初潮を迎え、間歩が穢れるといわれ、間歩から追い出されてしまった。
    ウメは必死に食い下がったが、不運な出来事も重なって村に下りることになった。

    また、この物語にあった執念はもうひとつ。
    愛という執念だった。

    ウメを傷つけた者を殺す男(あえてぼかします)から始まり、ウメに婚約を求める者、何より愛する男を守りたい

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    2025年12月31日
  • 赤い月の香り

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    こんなに最終章に満足できる物語はそう多くない。
    かなり時間をかけてゆっくり読んだこともあって、世界感から出たり入ったりしたのに最後の章は一気読みだった。
    前作の「透明な夜の香り」もそうだったけど、ずっとこの世界を見ていたいと思うような作品。
    ひとりの夜を満喫できる日にまた読みたい。

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    2025年12月31日
  • 私の身体を生きる

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    面白かった。
    言葉にできなかった違和感が処理されていくようなエッセイたち
    女性として生きるって、嫌なこと理不尽なことあるけど、悪くないよなあと思えました

    痴漢や性被害みたいなことだけでなく
    日常的なコミュニケーションの中で感じる不快さとか違和感とか、そういうのある〜わかる〜みたいなのたくさんあったな
    これは男の人が読んだらどう思うんやろう?

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    2025年12月29日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    息抜き読書にと思って手に取った1冊。スラスラ読めてぴったり。客観的に見ても何故好きなのか、わからない。むしろ別れた方が幸せになれるだろう。他人からも勿論そう言われる。でも簡単に切り捨てられない…恋愛あるあるなハナシ。

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    2025年12月29日
  • 桜の首飾り

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    ネタバレ

    まず、驚いたのがこの美しい表紙は蜷川実花さんが担当してたということ!とっても素敵でした。
    話は桜にまつわるショートストーリーで、キャラクターがそれぞれ魅力的だった。大きく変わる訳では無いけど、過去と向き合って自分ってこう思ってたんだを見つける物語だった。
    最初の「春の狐憑き」が一番好きだった。狐に憑かれてホントの自分をさらけだして、最後には笑いあって夜の桜を見ながらお花見を企てる。
    微笑ましいラストで良かった。
    ホッコリしました。

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    2025年12月24日
  • ガーデン

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    千早茜さん、良いなぁ。
    甘美な冷たさとでも言うような、生々しいのにどこかひんやりとした質感。プラトニックなのに官能的。この相反するような表現がとても好きです。
    人間としてというより、生き物としての本能をチリチリと炙り出されるような読み味でした。

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    2025年12月23日
  • 雷と走る

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    とても読みやすく1時間ほどで読めた
    犬を治安の悪い国で飼うことはペットではなくガード犬として飼うこと いわゆる飼い主の命を守ること そんなこともまだわからない幼少期の女の子が真摯に犬と向き合った物語 けして裏切ったわけではないのだが今も尚、命の重さ責任を感じているのが辛い

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    2025年12月21日
  • グリフィスの傷

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    その人の身体にある傷って確かにその人の人生のストーリーがあるよなって。
    良いストーリーか悪いストーリーかは分からないけども。
    この世のすべてのって物語があるのですが、これが一番背筋が凍りつきました。

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    2025年12月21日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    十七世紀から現代までの西洋の服を
    一万点以上収集している服飾美術館が舞台。
    洋服補修師という職業があることを
    この本で初めて知った。
    クローゼットのような空間に保管されている
    傷んだ服たちを、補修士と呼ばれる人達が
    当時の姿に戻すために働いている。
    千早さんの洋服たちの表現がとても美しく、
    服飾の専門学校に少しの間通った事がある
    自分としては、出てくる服たちが魅力的すぎて
    読んでいるだけでワクワクしてしまった。
    好きを極めた、プロフェッショナルな人達が
    羨ましい。
    服飾美術館で補修師として働いている
    男性恐怖症のトラウマを抱えている纏子(まきこ)、
    女性服が好きというだけで好奇な目で見られ、傷

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    2025年12月20日
  • 赤い月の香り

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    透明な夜の香りの続編。
    前回同様に描写が丁寧で場面や景色が想像しやすくて読み心地が良かった。
    菜園や香りに興味があるので持ってこい。
    今回の登場人物は過去に拭えない苦しみを背負っているけど最後には伏線が回収されるので救いがあると思わせてくれました。

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    2025年12月17日
  • 眠れない夜のために

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    深い夜と夢を想わせる、美しい装丁に一目ぼれ。 寝る前に一話ずつ読み進めるのにちょうどいい、夜をテーマにした短編集。

    人気イラストレーター・西淑さんの挿絵がひっそりと美しく、物語の奥へと誘ってくれる。

    なんなら、読まなくてもいい。 ただ寝る前にページを開くだけで、心がほどけていく。 ずっと枕元に置いておきたい一冊。

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    2025年12月17日
  • わるい食べもの

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    牛乳やコーヒーが苦手
    甘いモノ大好き

    ひたすら暴食し、B級グルメにひた走る

    欲望のままに食べまくる姿は
    圧倒的で笑いさえ出てくる

    気楽に読めるエッセー集

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    2025年12月16日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日常の何気ない瞬間や物の表現があたたかく、感触や視覚としてふわっと感じるのが凄く良かったです。展開はあまりにも出来すぎているように感じましたが、纏子の前の向き方がとても彼女らしく力強かったのが心に残りました。最後の千早先生と筒井さんの対談も素晴らしく、時間との向き合い方についてのお話が好きです。

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    2025年12月16日
  • 夜に啼く鳥は

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    千早茜さんの物語はいつも愛の話で、描かれている話の空気や匂いを感じるような気がするから好きです。
    今回も美しさとやるせなさが混在する愛の話でした。「かみさま」が1番好きでした!

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    2025年12月15日
  • あとかた

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    現代の男女の心のぽっかりあいた穴をこれほど切なく、痛々しく、綺麗な言葉に書かれているなんて。
    結婚って何なんだろう、何が遺るんだろう、ああ、夫婦が同じ形に収まろうとすれば無理が生じる。でも何かを求めてしまって。その矛盾したような感情を男の目線、女の目線で描かれていてヒシヒシと皮膚を刺しました。
    だからみんな他で穴埋めをしようとするのか、とか。
    人って結局何を抱えてるかなんて他人には分からないし、もし結婚前にこれを読んでいたら踏みとどまったかもしれないです。

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    2025年12月13日
  • さんかく

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    登場する二人の女性、どちらの気持ちにも強く共感した。

    年下の男性からの関心で、どこか満たされない部分を埋めようとする30代後半の”自営業”デザイナー。彼が求めているものは理解しているのに、そのために自分を変えることはできない20代後半の大学院生。

    恋愛しているときの感情って、複雑で、モヤモヤしていて、ある意味いちばん人間らしいと思う。だからこそ、私は恋愛を少し怖いと感じてしまうのかもしれない。

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    2025年12月13日
  • 眠れない夜のために

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    夜にぴったりの物語。

    真っ暗な寒い夜、あたたかい飲み物を片手にゆっくり読みました。

    第九夜が一番のお気に入りです。
    こんなふうにそばにいてくれる人がいたらいいな、と涙がほろりとこぼれました。

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    2025年12月11日
  • 正しい女たち

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    基盤となる【温室の友情】から細い糸で
    繋がれた短編集だった。

    それぞれの作品がとても違う読み応えで
    面白いが、繋がりが見えた後には
    また少し様子が違って読めそう。
    一度再読したら違う視点が発見出来そう。

    個人的には【幸福な離婚】が好きだった。
    死を目の前にした人には大抵の人は
    優しく仏のように接する。
    ここで描かれる離婚は生の消滅と
    近しい感覚なのだろう。

    離婚という決定的な終わりを目の前に
    したから過ごせた時間なのだろう。

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    2025年12月11日