千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こういう専門的な用語や話が出てくると、自分の知らない世界でワクワクする情景が目に浮かぶ。
レースってどうできているのかな?なんて考えたこともなかったので部屋のレースのカーテンを見て「これを手で編むなんて...」と驚くなどした。
知っている方の名前が出ても、化粧品はしっているが服は知らないな...と思う人が多かった。
また、トレンドセミナーは毎回見ているが、派手な服やらオシャレな服など、自分の感覚だけで見ているだけで、構造やらそういうのを触れたことがなかったから、勉強になる部分が多かった。
作中で何回が出てくる、「昔は男女が好んできていたが、今は女性だけの服になった」という表現が、なんだか巡り巡って今になったんだなと思った。
女だけの服、男だけの服。
そんなの決まっていないのに周りがしていないから自分もしない。
視野が狭くなっているんだなと反省する。
最後のシーンは、胸が熱くなった。
ようやく纏子が自分の力で1歩を踏み出そうと決意したところがすごく良かった。
館長たちの絆もとても良かった。
ただ、自分だったら絶対に許せないだろうし、芳と一緒に追いかけて白黒つけてたと思ったから、そこはスッキリしなかった。 -
Posted by ブクログ
千早茜さんといえば、五感の言語化が飛び抜けて上手な作家さんのイメージが強く、食べ物に纏わる小説は言うに及ばず、「クローゼット」では服飾の世界を鮮やかに描写されていたことが印象に残っています。
本書は異常ともいえる嗅覚を持つ天才調香師、小川朔が依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す、という「香り」をテーマにした小説。
さすがの千早作品、さまざまな香りが本から溢れ出してくるような描写が秀逸で、まるで自分の嗅覚まで研ぎ澄まされたような感覚になり、読後は街中の色々入り混じった臭いに思わず顔を顰めてしまいました。
ハーブや季節の花の香りが豊かに感じられ、それだけでも満たされる作品ですが、香りは記憶と直結している、というのは誰しも経験があるところだと思いますし、ストーリーそのものも面白かったです。
香りシリーズの第二弾であることを知らずに読み、あとがきの部分で知りました…第一弾も読んでみます。 -
Posted by ブクログ
千早茜さん久しぶり。なんで購入したのかは思い出せないけど、新刊情報で気になって登録して、有隣堂の文庫カバーが在庫限りというのを知り、文庫を買ったんだと思う。
よく調べず本を買うことが多いので、あるあるだけど、シリーズ2作目らしい。
なぞはいろいろあったけど、主人公についてはほぼ解明されたので、特に気にならなかった。
主人公・満は、女性に対してトラウマがあり、また、馬鹿にされることにも弱く(それは誰でもだけど)、キレやすい。
アルバイト先に現れた調香師・朔に誘われ、朔のもとで働くことに。
茉莉花との関係が一番気になった。すんなりだなぁ。と。お互い。
3部作のようで、単行本ですでに3冊目も出版済み。とりあえず、1年後の文庫化を待ちつつ、1作目を読む。