千早茜のレビュー一覧

  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    「透明な夜の香り」が面白かったのでこちらも読んでみた。こちらも本からも色々な香りが漂ってきそうな感覚になった。源さん、娘さんに会えてよかったね。新城の過去も知りたいと思った。

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    2026年08月11日
  • 男ともだち

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    人に求めているものについて考えた
    自分を奮い立たせたり、支えてもらったり、
    傷つけたり、色々な役割を求めてる
    自分の中や周りの環境に閉じこもっているより
    手放して前に進むのは清々しい感じがした
    なんだかあたたかいようなきもちが残った

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    2026年08月11日
  • 燻る骨の香り

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    感想
    京都のいけずな感じが出て嫌な感じだな。

    伝統を継ぐことも重圧で大変なんだな。匂いという切り口でここまでストーリーを作れるのもすごいな。


    あらすじ
    真奈は、二十代だが妹の丹穂を亡くし、代々続く瑞雲堂を継いだ。幼くして母親を亡くし、いつも父妹の才能に嫉妬していた。妹を亡くして、右往左往している頃に、一度だけ会ったことがある小川朔に再会する。

    新城は香る骨を探して瑞雲堂にやってくる。真奈は叔母から求められた香を収めることができずに悩んでいた。丹穂は調合票を残さずに逝った。香の調合を調香師の朔に頼む。朔は見事に香を作るが、龍涎香という手に入らない原料を使っていたことがわかる。

    母親の姉

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    2026年08月10日
  • 男ともだち

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    積読の1冊だったけど、映画化されるというので本棚で存在感をアピールしてきてた……
    なんとなく読みたい気分になって読んでみたけど、相変わらず千早さんは読みやすいなぁ。そして情景が思い浮かびやすいから合間合間で読んでもその度にすぐ集中できちゃう。

    ハセオは成田さんのイメージと合わないから映画がどんな仕上がりになってるのか気になる。けど、神名は松岡さんっぽい!ピッタリだなと納得。イラストレーターっぽい格好する姿も、赤いヒールを履く姿も想像しやすい。

    ハセオと神名、二人の関係は単純に羨ましい。
    現実にも似た関係の男女はいるけど、わたしがよく見聞きするのは“実は体の関係もある二人”。貞操観念が低いタ

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    2026年08月10日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    銀山の人たちは実際にこうだったんだろうな、当時はこうだったんだろうな、と思わされる。

    全般的に暗い雰囲気で進む。

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    2026年08月10日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    著者の2人が交互に書くという形式がまず面白かった!大輔と似た部分があるように感じたので気をつけようと思った。

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    2026年08月09日
  • さんかく

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    奇妙な形の三角関係と、食べ物を通して浮かび上がる、それぞれの心。理不尽な日常の中でも、人を想う気持ちや優しさが静かに胸に沁みてくる。読み終えたあと、誰かと食卓を囲みたくなるような一冊です。

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    2026年08月09日
  • 燻る骨の香り

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    香りのシリーズの3作目。小川朔がサロンを開くまでの前日談。
    妹の死によって、京都の香を扱う老舗の嘘に満ちた一族の姿があらわになっていく。小川朔の嘘を明らかにする嗅覚がここでも冴え渡る。そこに登場する怪しげな小川の友人の存在もあって、作品がミステリーの雰囲気を醸し出していてとても面白かった。

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    2026年08月09日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    お菓子が人に与える影響を人間関係や、作り手の性質に照らし合わせて表現しているところが興味深かったです。日本にはあまりないフランス菓子などがたくさん出てきて、どのお菓子も目で楽しんで舌で味わってみたくなります。

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    2026年08月08日
  • 桜の首飾り

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    美しさと儚さをあわせ持つ桜をモチーフに著者らしい丁寧な描写を堪能できる美しい作品だった。初花が印象的

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    2026年08月07日
  • グリフィスの傷

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    傷に関わる短編集。
    傷は痛みの象徴であると感じた。
    加害者がいる傷にしろ、加害者がいない傷にしろ、傷を負わない人生など、存在しないのであり、傷とともに生きていくことが、人生そのものである、と感じた。
    傷を、疎むのではなく、自分そのものとして、受け入れていく、それが大切。

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    2026年08月04日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    洋服補修士のお話。過去に傷を抱える登場人物達は少しずつ前を向いていく。好きなものに真っ直ぐな姿勢が良い。服と対話しながらするお仕事、いいなぁ。

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    2026年08月03日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    物語の構成と決着の付け方が綺麗で、心地よかった。
    正しい執着のかたちは作品中のそれとして、朔と一香のやりとりはお互い執着から解き放たているのか。
    祈りに近いのか、緩やかな信仰と庇護みたいなものにも感じてきた。
    一作目と同様に流れる空気感と情景描写が美しい作品。

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    2026年08月02日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズ完結作。二十代の小川朔を描いたとあるが、京都の香老舗の一族の物語が主体だった印象。最終作ともあって前作よりも強い香りを感じる内容。その強すぎる香りに翻弄される人々の嘘や欲望が渦巻いていて、本音が見え隠れする京都らしさも感じ取れて読み応えがあった。

    後半のりんご飴の欠片が血に見えたくだりが前作のオマージュになっててよかった。

    受け取り方によっては、最後の真奈から小川朔への言葉にはまるで沈香木のように、密やかに蓄積された強い欲望の香りが滲み出ていて、少しゾッとした。

    あと憶測ですが、単行本のスピンをタイトルに合わせて白色にしているところに作り手のこだわりが感じられた。

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    2026年08月02日
  • 男ともだち

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    人との関係は変化していくもので
    怖いけど、嫌だけど、変化は避けられなくて
    自分だけではどうにもできないから

    だから、大切にされていた、愛を注がれたという事実を抱きしめて、生きていきたい
    愛されていた、特別な存在だった、人生が交差する時間が確かにがあったことが、わたしにとっての温もり

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    2026年08月02日
  • こりずに わるい食べもの

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    わるたべ東京編。一人暮らし?から始まったのだがなるほど殿とはお別れされたんですね。
    時には1人で食に向き合い、時には誰かと食を楽しみ、千早さんらしく楽しんでいるのが今作も良かった。わるたべを読むと必ずパフェ食べたくなるので今度どこかに食べに行こう。

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    2026年08月02日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2人の著者がそれぞれの視点で書いた短編で進んでいく小説で、福側の視点では大輔が嫌な男のように写っていることも、大輔側の視点では大輔なりに気を遣ったり、照れ隠ししたりするための行動であることが分かったりした。実際の恋人においてもこの小説のように相手のことを分かったつもりで分かってないんだろうなと思った。

    お互いが別れようと考えている中で、1人になると相手のことが、理由もなく側にいてほしいことに気づき、それぞれが相手に渡すでもない手紙を書いてしまう最後の短編が印象的だった。

    尾崎世界観さんの小説を初めて読んだが、詩的な文章を書く人なんだなと思った。

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    2026年08月02日
  • こりずに わるい食べもの

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    前のご主人(殿)と離婚して東京に引っ越してからの作品。京都から東京に来て、それぞれの食、お気に入りだったもの。いろいろと読んでいて楽しかった。食への意欲がすごくて、毎回読んでいて自分も食欲が刺激される。

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    2026年08月01日
  • 正しい女たち

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    短編集というのか、繋がっているのが面白かった。(笑えるとかの面白いではない)
    女だから共感するところも多かった。
    男女に分けられるのは今の時代よくないかもだけど、私は女として生まれてよかったし最高に楽しいです。

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    2026年07月29日
  • あやかし草子

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    鬼、ムジナ、天狗、龍、幽霊、座敷童…人ならざるものと、人との交わりを描いた6つの短編集

    舞台になるのは電気もなく、夜が今よりもずっと闇に包まれていた頃のこと。

    そこに潜む、彼らの視点にたったとき人は欲深く卑しいものに見えるのかもしれない。でもそれはきっと、“心”があるからこそ。感情の揺れ動きがあるから、信じることも愛することもできるんだ。

    千早さんにかかるとあやかしまでも幻想的で美しくなってしまう。切なさと優しさが融合したこういうテイストのおはなし、すきだなぁ。

    『天つ姫』のおはなしが特に好きだった。

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    2026年07月26日