千早茜のレビュー一覧

  • ひきなみ

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    何回か言ったことのある島の景色は本当に美しいがゆえに切ない物語。

    (海)おなじ「ひきなみ」を見ていても、真以は道として、葉は虹として見ていたことが、それぞれの生き方の違いを感じた。だからこそわかり合えることもある。両親の都合で祖父母の住む島で暮らす事になった葉。島の中ではあることで島の人たちからは忌み嫌われ祖父と暮らす真以。閉鎖的な島で2人は浮いてしまう。そこで二人は共鳴するが。ある脱獄犯の出現で大痔動になる。
    (陸)大人になった葉と真以は再会する。
    葉は女で高学歴だということでバワハラの標的とされる。読んでいてこの部長はただだ自分の領域を超えてくる葉におびえてるだけなのだ。こんな上司いる(

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    2026年07月26日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    「透明な夜の香り」の続編。前作に続いて少し登場する若宮一香の存在や本作の主人公である朝倉満の過去などによって小川朔の心情にわずかなゆらぎが出ているのが個人的見どころ。

    むせるような湿度の描写と鮮やかだけど朧げな風景が目の裏に浮かぶ。どうしても赤い月はゼルダのそれをイメージしてしまった笑

    地の文における登場人物の呼称が、小川朔だけフルネームで呼び捨てなのは主人公にとって畏怖のようなものを感じているからなのかなーと勝手に想像している。

    次はいよいよ香り3部作の完結となる新巻を読む。

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    2026年07月25日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    シリーズ物なんだけど 透明な夜の香りとは
    また違って ドロっとしてるというか深いところに
    足がはまっている感じというか
    この先のサクが見てみたい

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    2026年07月25日
  • 燻る骨の香り

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    4.0
    おもしろかった!
    香りシリーズ最終巻にして前日譚
    前作の連絡形式と違って丸っと1話、読むとミステリーって感じだったかな
    香りは記憶を支配する
    嘘に塗れた家で、なんとか生きながらもがいている主人公
    伽羅の香りに、最後はもはや取り憑かれたようだと、呪いのようだとも思った
    改めて前作2つが読み返したくなりました!

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    2026年07月24日
  • 透明な夜の香り

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    フォローさんの感想をみて読んでみよう
    って思って読み始めた
    なに これおもしろいじゃん!
    次作も読む!

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    2026年07月23日
  • 神様の暇つぶし

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    いつか去るなら思い出を作らせないで。
    奥さんの「ひどい男」という言葉に同意する。
    けど、そういった中で精神的に成熟されていくものもあるので、一概に悪いとは言えないのよなぁ。

    私もあなたの物語が見たかったなぁ。
    あなたはその時なにを想い、どう考えていたのか、ただ知りたい。

    ◾️ここぞという時の自分の道は自分で決めた方がいい。右に道がなきゃ、道を作ってでも進んだ方がいい。でなきゃ、後悔することになる。

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    2026年07月24日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    人生の数だけ価値観はある
    神名もハセオも生きていく中で色々なことがあり、それが今の二人を形作っている
    登場人物は一般的には屑と言われる人になると思うけど、一側面だけを見て評価するのではなく、その人がどんな経験や考えをしているのかを見ていくのが大事だなと思う
    二人ともきっと傷つくことがあって、自分や周りを守りながら生きていく方法が今だったんだろうから

    神名とハセオの関係は理解し難い、一種滑稽なものに見える(人もいる)と思うが、2人だけにしかわからない関係性は尊さもある

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    2026年07月22日
  • 正しい女たち

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    女だから書ける生々しさ。正しさと逸脱というテーマだけでなく,人間関係もオーバラップする巧妙な連作。千早茜は初めて読んだけど良かった。

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    2026年07月21日
  • 燻る骨の香り

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    待望の新作!=勝手に続編と思って読み始めたけど、前日譚でした。
    朔がまだ企業勤めのころ(会社は関係ない)

    舞台は京都。
    老舗とか家督とか才能とか、しがらみとか…。
    めんどくさい…と思いながらも、香りの記憶を想像すると泣けてくるのは何でだろう。

    全く別の話として読んでいくものだけど、匂いで嘘さえ見抜けてしまう朔や丹穂の生きづらさと共に、真奈も苦しいだろうと…。

    最後に一香や源さんが登場したのは嬉しかった。

    また前二作読み直そう

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    2026年07月21日
  • 桜の首飾り

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    ネタバレ

    夏に読んだ桜の短編を集めた本。
    最初は日常風景を切り取るだけの話かなと進まなかったけど、途中から日常の中に溶け込むファンタジーがとても良いとはまって、一気読みした!
    愛を確かめるための浮気とか、桜の木のゴーストとか、一見すると既視感があるように思われるテーマも千早さんの小説ではすごく視覚化されて鮮やかに目の前に広がるし、本当にいる人のような気がして、フィクションに現実味を帯びさせる手法がとても映画ぽくて、最近作品が映画化されたと聞いて納得した。

    桜にまつわる広がりが花を愛でる以外のモチーフ、例えば刺青や雪、草木染めなどに発展していくのが面白かった。

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    2026年07月20日
  • ひきなみ

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    離島を舞台にはじまる少女・葉の孤独な日々。やっとわかり合えた真以は脱走犯と共に消えてしまう。島での閉塞感や、大人になってからの女性であることへの理不尽な扱いに息苦しくなる。自分であることの不確かさを突きつけられるような作品でした。再会した真以の真っ直ぐな言葉が胸に響きました。

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    2026年07月19日
  • ひきなみ

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    島という狭いコミュニティにおいての話かと思えば話が進むにつれ男女の話へと発展してゆくのが面白かった。主要人物の真以も葉もどちらも魅力的で、それぞれの抱える心の柔らかいところを描写するのがうますぎて脱帽。序盤の閉塞感から脱獄犯のお兄さん、が出てきた後の怒涛の展開に目が離せなかった。女だからと括られることに嫌気が刺す現代社会も古くからの狭いコミュニティもどちらも気持ち悪いな。考えさせられる反面2人の友情の美しさにありがとう

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    2026年07月18日
  • 男ともだち

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    出てくる人、出てくる人が清々しい位のクズばかり。こんな世界はほんとにあるのか!?と思うが実際あるんだと思う。
    性愛では語りきれない異性、男と女だけの存在じゃない。だけれど、私が私として文字通り裸で向き合える人。その人がいるから、私は立っていられる、そういう存在はなにも男と女の関係ではくくれない。「おとこともだち」そう表現するしか無いのかもしれない一方でその関係の深さ、強さは字面だけでは語ることが出来ない。

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    2026年07月16日
  • 眠れない夜のために

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    千早茜さんの『眠れない夜のために』を読んだ。装丁とタイトルから感じられる印象そのままに、眠れない夜にそっと開いて読むことを想定されたような美しく詩的な小編集。寝付けずに朝を迎えた経験は数えるほどしかないけれど、そんな夜に読み始めたらきっと朝まで読んで、頭をかいて家を出ただろうな!

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    2026年07月12日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    すごく刺さる話だった。
    最後、亀の男があいつであるとわかった後をもう少し書いて欲しい気持ちもあったけど、この許し方というか、戦い方が纏子なんだなぁと。

    纏子って良い名前。お父さんとお母さんどっちがつけたんだろう。ぴったりの名前。

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    2026年07月12日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    面白かった!!!
    どちらにもイライラしながら読んでました笑
    大輔は素直に話せばいいのにとイライラ
    福にはさっさと別れればいいじゃんとイライラ
    こういうズルズルとした関係に縁遠い人生だったけどこういうこともあるんだなぁと楽しく読めました
    タイトル通り犬も食わないなぁと思いましたね

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    2026年07月12日
  • ガーデン

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    人間の性格やビジュアルをそれに応じた花の見た目や特性で表現していて見事。「僕なしで夜を過ごした部屋はどことなくよそよそしかった」という一文は植物に女性的な生を与えていてぞくっとした。また主人公は一貫して人間関係に深く踏み込まないようにしていて、人に傷つかないようにしている。自分もそういう一面はあるなと思いつつも、適度に踏み込んでストレスを得る方が成長出来た実感はあるので多肉植物的なのかなとも思った。尾崎世界観さんによる解説も素晴らしい。

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    2026年07月12日
  • マリエ

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    4.0
    恋愛も結婚も人間関係も、人によって捉え方や目指すものが違うのに、画一的な正解ルートがあるように思ってしまうのはなんでなんだろうなあ

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    2026年07月12日
  • 男ともだち

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    クズっぷりがいいなーと思える作品だった
    私にも男ともだちはいるけどこの作品の男ともだちとは違う
    1文だけどうしても理解できないところがあった
    私がこういう大人の恋愛をしてないから?
    だれかに教えて欲しい

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    2026年07月10日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    料理を作る人に焦点を当てた6つの物語。おいしそうな料理も、作る人あってこそ。どんな思いが込められて料理は作られるのか、という視点に触れられる新鮮さがあった。

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    2026年07月09日