千早茜のレビュー一覧

  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    恋人へ素直になれない2人の物語。
    大輔のもやもやした感情のところが言語化されているのを見ると,中学時代に親に反抗していた時の自分を思い出した。
    もうぶっきらぼうになったら歯止めが効かないみたいな。どうしようもなく続いてしまう、ふてぶてしさとか不器用さを、あの頃は言語化できなかった。ただただ、世界と自分を憎んでいた日。
    恋愛の話ではあるけど、登場人物の心情を細かく、丁寧に捉えた見応えある文章でした。
    ストーリーというよりかは、言葉に注目して読むべき。

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    2025年12月10日
  • さんかく

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    表紙から想像していた内容と違って、良い意味で裏切られた!
    美味しい食べ物はたくさん出てくるけど、悲しい優しい話ではなく、変で複雑な関係の話だった。
    伊東くん、ひどい男だと思う。年上の一人暮らしのちょっと神経質な女性に近づいて、他意なくご飯食べたいとか言って、家に転がり込んで…。せめて彼女がいることは説明しろよ。彼女にも女性と同居するって言えよ。
    しかも同居してる間も、食べてばかりでほとんど貢献してない。思わせぶりな、わけわからん男。
    もういっそ、高村さんと華さんが付き合えばいいのにとすら思った。

    バインセオ食べに行きたい!

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    2025年12月08日
  • わるい食べもの

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    読んでるだけでおなかいっぱい!笑
    『わるたべ』最新刊から読んでしまったが、そこで『大人になった』と書かれていたようにこの当時の千早さんの食いしん坊さがすさまじい。
    おもしろいなぁ。夢中になって読んでしまい、そして無性に甘いものが欲しくなった午前1時。

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    2025年12月07日
  • 神様の暇つぶし

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    両者の命と命が烈しくぶつかりあう刹那に、奇跡的に見える生々しくてぎらついた景色!
    私の知っているどの恋愛とも全く似ていない苛烈さ、恋愛小説と銘打たれたものを読んでこんなに胸がひりついたことはない。
    痛々しいほどの烈しさ、藤子の命が強く輝く様が神々しく美しい。どんなに人生を諦めていたとしても彼女を前にすると、どうしても生への執着、憧憬が生まれてしまう。舞台が盛夏なのも良い。
    音や匂い、質感まで分かるみたいな小説だった。

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    2025年12月07日
  • 雷と走る

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    好きだ。
    この本、好きだ。
    犬が好きだからか…読みやすい文読書だからか、感情が入り込みやすくて、私は異国にいたよ

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    2025年12月06日
  • 男ともだち

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    私もハセオ欲しいぃぃいぃ\( ˆoˆ )/
    ほんの少しのアクシデントで男女の仲になりそうな2人、どうなっちゃうのーーって気になりながらドギマギしながらあっという間読み終わった。
    恋人になってしまったらいつか終わりがくるけど、友達なら終わりを考えることなくずっとその絆が続く。なによりも大事な存在ってお互いに思いあってる2人の絆羨ましい。

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    2025年12月04日
  • 赤い月の香り

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    透明な夜の香りの続編ということで期待して読みました!が……
    個人的には今回の主人公?の朝倉くんがあまり好きになれなかった……。
    話の内容はすごく面白かったし、一香ちゃんが出て来てくれたことも嬉しかったんだけど、朝倉くんが……。
    辛い過去があるのも分かるんだけど、わたし怖い男の人が苦手で…それでかな…。
    母親がテーマなところもあったからそこも重たかった…。

    そして今回も前回と同様、朔さんと一香ちゃん、早くくっつけ〜と念じながら読んでましたが、あの2人はあの距離感がいいんですね…( ᵕ ᵕ̩̩ )

    朝倉くんが苦手というだけで本自体はとても良かったです。

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    2025年12月02日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    神名は新進のイラストレーター。
    仕事も増え、彼氏とも同棲し、愛人だっている。
    昔から男と寝るのは厭わない。
    そんな神名を見守る男ともだちハセオ。
    このハセオがいい。
    風俗好きだし、女はやるもんだと思っているが、神名だけには手を出さない。
    そんなハセオと、危なっかしいが好きな仕事に邁進する神名の成長の物語。

    「やっと思いだした。好きなことを好きにできるようになるために生きているのだ。うまくいかない時でもそのイメージを失ってはいけなかった。私の武器は、私だけだ。」

    私の武器は、私だけだ。
    そうだ、その通り。
    私も数年後には還暦だが、まだまだやれる。

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    2025年12月01日
  • 眠れない夜のために

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    誰にとっても平等にやってくる夜が苦しみなのか、前を向くために必要な時間なのかは人それぞれだな〜と

    一夜のクッキー缶、君の声が聴きたい四夜のあめ、涙が出てくる程美しい九夜の寝息が好きです

    私は眠れない夜は、私に寄り添ってくれる本を読む!

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    2025年11月30日
  • 赤い月の香り

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    おすすめポイント
    ・前作「透明な夜の香り」の続編が読みたい人
    ・透明感のある、上質かつ読みやすい文章に浸りたい人
    ・源さんの過去とか、朔の過去を知りたい人

    残念ポイント
    ・朔は短髪ブロンドなのが私は受け入れられないんだな〜!無機質で儚げ、涼やかで透明な雰囲気を保つ人だったら、線の細い長髪がテンプレじゃないのかなー。
    ・前作みたいな朔の強さが見たい人には物足りないかも!今作は朔ではなく満が主役なので、朔推しの人には、「うーん」かも。
    ・バイの姉さんの登場シーンが寒い。突如深夜アニメのテンションになる、切り替えが突然すぎて寒い。静謐な雰囲気を一貫して欲しかったな。不意打ちでオタク臭を醸し出す行為

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    2025年11月29日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    島根県石見銀山を舞台とした。ウメの成長物語。貧しい村を抜け出し山師・喜兵衛に拾われる。しかし女という、差別や性の対象と見られる。しかし男達は銀山への弊害で若くして死して行く。そんな中、ウメもその渦に飲み込まれるが‥男は間歩と同じく女の肚の中(手のひらの上)の様。喜兵衛、隼人、龍の傍にはウメが!そんな大河ドラマを是非一読

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    2025年11月22日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    面白かった!
    産まれた性別が女性か、男性かで人生が大きく変わる時代で、それぞれの生き様の描かれ方が印象的だった。

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    2025年11月21日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    直木賞と書いていたので気になりながらも手が出づらかったです。読んだらスラスラ読めて面白い話でした。短編集でいろんな視点で恋愛を見れて、お菓子の描写も丁寧でよかった!

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    2025年11月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    もう何冊目読んだかわからない千早さんの作品。
    今回は時代物だったので、苦手な私は最初は少し読み進めるのに時間がかかりましたが、ウメが喜兵衛に出会ってからは、その世界観に入り込めどんどん読み進められました。
    癖の強い登場人物ばかりですが、その人の色々な面を知ると魅力的になり、なのに一人また一人と亡くなってしまうのが悲しかった。
    銀の山が無ければ、こんなことにならなかったけれど、銀の山があったからこそ、彼らは出逢えた…

    今まで読んだ千早さん作品とは全く違う作品でしたが、この作品で直木賞を受賞したことに納得しました。

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    2025年11月17日
  • 眠れない夜のために

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    夜の読書タイム、静かなピアノの曲やあたたかなお茶と一緒に読むのにピッタリでした。
    "第九夜 寝息"が好き。
    夜の底の黄金、なんて素敵な表現なんだ。
    眠れない夜、隣にいる君を起こさないように、まんじりともせず睡魔の訪いを待ったこと。救急車の音で目が覚めて寝返りをうったら、向かい合わせになった君はサイレンも構わず熟睡していたこと。
    そんなことを思い出したりしますね。

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    2025年11月16日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    喜兵衛という山師が行き倒れていたウメを拾い育でた、ウメの凄まじい生き様を体験する事が出来ました。圧巻です。

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    2025年11月16日
  • なみまの わるい食べもの

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    わるたべシリーズを読むのはなんとこれが初めて。色んなタイミングもあって最新から読んでしまったけれど楽しめた。
    スイカの咀嚼音が『しょむしょむ』なの好き。
    丁寧にかつ貪欲にたべものを追い求める姿がカッコいい。なんだか少し高級な美味しいものが食べたくなる

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    2025年11月16日
  • 赤い月の香り

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    p.27 言った。「猪だってでるしね」
    「ここはまだ敷地内ですか」
    「そうだね。凍死されると迷惑だから迎えにきた。下の住宅街をでなければ見失わないよ。
    よほどの豪雨でない限り」
    「それも、匂いで、ですか」
    返事はなかった。薄く微笑んだ気配が伝わってくる。明らかに人の常識を超えたことなのに、なぜだか納得している自分がいた。
    なぜ逃げたんだろう、と思う。この人はすべてを見透かしているのに。
    ひどい言葉を浴びせられたことは無数にある。でも、この人の言葉が一番遠慮がない。なのに、攻撃されている感じはない。
    俺はきっと、俺から、逃げたい。
    「方向音痴みたいだけど、覚えてね。ここは果園の外れ。育てている

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    2025年11月24日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    小学生の時に読んだ、『モチモチの木』を思い出した。
    どこか懐かしい感じがする。
    最初の方は一気に読み進め、
    最後の方はストーリー展開が早すぎて
    少々疲れてしまいました。

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    2025年11月14日