千早茜のレビュー一覧

  • マリエ

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    【印象に残ったフレーズ】
    "でも、結婚の頂上って...夫婦二人で目指す目標ってなんでしょう"
    "こんな風にひらけていて、わかりやすいものではないかもしれませんね。ただ、どんなに苦しい道を選んでしまったとしても、道中の楽しさを見つけられる相手だったらいいと思いました"

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    2026年04月07日
  • 桜の首飾り

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    桜を見た時、美しいと同時に何かハッとさせられる感覚がある。
    そんな感覚を味わえる桜の美しさと影を描いた作品。

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    2026年04月07日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    ネタバレ

    スイーツに埋もれたくなる一冊。

    祖父の西洋菓子店を手伝う主人公と周囲の人たちの物語。才能アリ(だと思う)の登場人物たちが人生の壁に遭遇し頑張る。才能があっても努力は必要。お気に入りはネイリストのミナちゃん。若い子が可愛いをがんばっているのが微笑ましいし超絶羨ましい。

    食べたくなったのはやっぱりシュークリーム。ふわふわ生地、マールブランシュのシュークリームが好きです。

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    2026年04月03日
  • 眠れない夜のために

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    やっぱり千早さんの本は文章がとても綺麗…。
    10個の夜に関するお話だったけれど、わたしは「しじまの園」「夜の王」「繍しい夜」が特に好き。
    優しく、でもどこか寂しい言葉になんか心が揺さぶられる。

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    2026年04月02日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    ウメ、モテるね。理由は分かるよ。芯が強い女性だ。ラストスパートは、ウメの純粋さが分かった。私もウメみたいな妻になりたいと思いました。

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    2026年03月31日
  • マリエ

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    ネタバレ

    2026.03.31
    香水が軸にある物語だからか、匂いの濃淡が美しいお話だと思った。

    離婚届を出すところから始まる序盤は元旦那のコリアンダーがベースの香りがねっとりとまとわりつくような、くぐもった窮屈な匂いで満たされていて。

    一人暮らしにワクワクし、家具を揃えて、ハーブティーを入れて、朝日を感じながらまったりと1人時間を過ごす離婚後はキリッとした凛としたマリエの香りで爽やかに香りが立っていて。

    由井くんと恋仲になり夢中になった中盤は、マリエの香りと、由井くんの体温の高い湿った心地よい暑さが入り混じって、でもお互い邪魔することなく調和していて潤った濃密な香りが部屋に充満していて。

    でも最

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    2026年03月31日
  • あとかた

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    各短編の主人公が身近な人で構成されていて、身近な人でも違った考えを持ちつつ、それぞれの恋愛観についての話が展開されていて、面白かった。
    私は、水草くんが素敵と思った。

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    2026年03月29日
  • 男ともだち

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    この作品、素直に好き。
    ストーリーもだけれど、ハセオの強烈過ぎるキャラクターによるものが大きい。
    彼の、どこまでも底が見えない分からない不思議さと、でも世界の終わりまで追いたくなる見ていたくなる魅力に惹かれた。最後まで2人は寝なかった。寝るだろうと思ったけれど、寝なかった。なぜなのか、それは愛なのだ。
    神名の人生丸ごと愛しているから、彼は手を出さないし出そうとも思わない。本人以上に彼女のことを知っているから、男ともだちの一線を越えないのだろう。
    紫色の手帳のプレゼントがすべてを物語っている気がした。
    もう少しハセオ側の背景を知りたい気もしたが、やっぱりそこは謎に包まれているからこそ、なのだろう

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    2026年03月29日
  • グリフィスの傷

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    ネタバレ

    傷をテーマにした短編集
    いじめによる心の傷
    動物、レイプによる傷
    リスカによる傷
    刺青、整形による傷

    様々な傷があるが、美しい女性が本当の自分になるために、あえて一般的に醜くなるような整形を受けるという話は興味深かった
    確かに美の価値観は人それぞれ違う
    この主人公は美しいが故にあらゆる男性から舐めるようにみられることを嫌い、自分の顔が嫌でたまらなかった
    そして行った整形は刺青と同じようなものだと言う
    確かにそうなのかもしれない

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    2026年03月27日
  • グリフィスの傷

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    ネタバレ

    色んな傷があって、もちろん外傷的なものも、心理的なものもあって、その傷に対する思いも人それぞれにあって、考えさせられるものがありました。でも、題材は重い感じがするのに千早さんが書くとなんでか洗練された美しい言葉になって、ストンと落ちる感じがして、読むのがキツくなったり、気持ちが落ちたりするようなこともなく、ただ綺麗な話しを読んだ感じになりました。
    物語の中で「傷つけられた本人は忘れている。傷つけた方は覚えていて、見る度にその体に残る傷跡を探してしまう。どんなに薄くなっても、後悔の味はそのたびに蘇ってくるのだろう。」っていう文章があって、私がよく目にしたり聞くのは逆で、だいたい傷つけた方が忘れて

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    2026年03月26日
  • 男ともだち

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    神名の恋人以外の男と寝る姿勢には余り好感を持てなかったけれど、全体を通して好きな作品だった。ハセオがとにかく魅力的に、近くに置いておきたいタイプの男そのもの。女の幻想と言われてしまえばそうかもしれないけれど、どこかにハセオのような男はいると思う。なにか自分に穴が空いてしまった時、男ともだちに頼りたくなってしまうのは女すぎるのかと思っていたけれど、この作品が答えをくれたような気がした

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    2026年03月25日
  • 男ともだち

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    私にはこんな男ともだちいなかったのに、あるいは途中でいなくなってしまったのに、桜を背景にしたハセオの姿が浮かんで、胸がギュッとした。

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    2026年03月24日
  • さんかく

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    おいしい料理がでてきてほっこり。
    しかし、3人のそれぞれの思いは切なくて、人と人との関係は、感情や気持ちもあるのだろうけど
    それだけじゃなく、タイミングもあってほんとちょっとした差で変わってくるんだろうなというのを思った。
    高村さんの私たちは誰かに受け入れられたいっていう気持ちを持て余してたっていう文章が心に刺さった。

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    2026年03月22日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    ネタバレ

    千早茜さんの小説は五感が刺激されそうなくらい登場人物の言動や感情の描写が丁寧で繊細で面白い!

    聞いたことがないスイーツを沢山調べられたから今後事前リサーチして食べてみたいな。

    おじいちゃんがいなくなったときに受けたショックの原因について「近かったのに知らなかったから」というようなことを祐介が言っていたのが印象に残った。
    身近な存在に対してよく知らなくても知った気分になってしまうのって自然なことかもしれないけれど、その人と別れた時に後悔しそうだから、どんなに身近な存在であっても知る努力をしようと思った。

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    2026年03月21日
  • 男ともだち

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    面白かった。タイトル通りの期待通りのストーリーで、ほぼストレスなく読み進めることができました。読後感も悪くない感じでしたね。

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    2026年03月20日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    「登場人物全員、ものの見事に屑ばかりだ」
    村山由佳さんの解説の1行目に大きく頷いた。

    主人公の神名も男友達のハセオも愛人も友人も浮気に対してなんの罪悪感もない、世間的には間違いなく屑ばかり。完全に読む人を選ぶ小説で、面白いのに絶対映像化はされないだろうなと思った。

    神名とハセオには、恋愛に似た感情があったと思う。お互いにとって1番大事な異性で、性的に見れなくもない。でも、友達だから上手くいく関係だから、後半は2人が寝ないようにずっと祈っていた。

    歳をとって、結婚して子供ができて守るものができたら、どうせ今の関係は続かないとしても、体の関係だけは、越えてはいけない一線に思えた。それくらい、

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    2026年03月18日
  • 正しい女たち

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    正しい、って何が正しいんだろう?私の正しいと、あなたの正しいは同じかしら。

    短編集だと思って読んでいたら、最後の解説を読んで「連作短編集」だと気付いた。びっくり。最初に出てくる4人の女友達の話と、環の話がつながっているのは気付いたけれど、他の話もほんのりとつながりがあった。このほんのり感、すごいな。
    6作品の中では、海辺の先生と幸福な離婚が好みかな。

    千早作品特有の、男女の歪んだ愛、歪な愛がよく描かれていていいね。

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    2026年03月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    著者の作品を読むのは2作目。直木賞ということは知らず表紙の美しさと時代に興味があって手に取った。前回は現代の調香師、今回は歴史物。リアルなもののけ姫というか、人が本当に生きている、そして死んでいく、という感じが感じられて一気に読んでしまった。喜兵衛を始めとした主人公を通り過ぎていく登場人物たちの描写も、映画になったらとつい考えてしまう。薦める相手は選んでしまうけれど面白かった。

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    2026年03月17日
  • 魚神

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    不思議な感情を覚える物語だ。
    異性愛とも家族愛とも違う、2人だけが互いに抱く独特な感情が文字を通して伝わってくるようだった。

    結末をハッピーエンドと捉えるか、バッドエンドと捉えるかが極端に別れると思う。
    私は、これからの2人が2人だけの世界で幸せになってくれたらいいなと願う形で読み終えた。


    千早茜さんの作品は【香り】が強い印象だったが、今回はそれだけではない別の【何か】を感じられて、とても印象に残る1作品だった。

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    2026年03月12日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    読みやすい。男女それぞれの視点で書かれている。
    言葉にするのは難しいし、好きだとか、そういうことを言うのは野暮で恥ずかしいかも。言えないよねわかるよ〜!ってなりました。

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    2026年03月11日