女性として生きることの辛さを描いた物語。
物語は『海』と『陸』の二つの章で構成されており、『海』では島という狭いコミュニティならではの前時代的な考え方に囚われた生きづらさを。『陸』では都会でありながらも会社という小さな世界での生きづらさが描かれています。
葉と真以の関係が、べったりしたものではない、心で繋がりを感じる関係性が良い。
『陸』で描かれている、葉がハラスメントを受ける描写は読んでいて苦しくなりましたが、葉なりの向き合い方を見つけたラストが現実的で良かったです。
情景描写も美しく、千早さんらしさを感じた作品でした。