千早茜のレビュー一覧

  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    川瀬七緒の「革命テーラー(テーラー伊三郎改題)」と服飾に関する部分に共通点あり。
    8年前単行本出た時に読んでいるのに1ミリも思い出さなかった事に驚く。忘却力すごいことになってきた!

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    2026年06月28日
  • わるい食べもの

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    あんまりエッセイは好きじゃないから読まないけどクスッと笑ってしまうくらい面白かった。

    食べものに関する千早さんの話が独特の視点で面白い。理解できない部分の方が多い、すごく繊細というか独特の感性考えなんだと思った。
    食のこだわりって人それぞれだなと改めて感じた。美味しい食べ物があれば、そうでないものがあるって普通なんだけどそこに焦点当ててるのが面白い。シンプルに人としても面白みがあるのだろうと思って続編も、他の小説も読み進めたい。

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    2026年06月26日
  • ひきなみ

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    瀬戸内海の島で二人の少女、家庭の事情で東京から祖父母のもとへ送られてきた葉ヨウと、別荘の管理人をする祖父とともに島に住む真以マイ、が出会ったところから始まる物語。

    第一部、閉鎖的な島での平坦な暮らしに挟まる非日常的な出来事と、その中で描かれる、島で唯一のよすがである真以に対する葉の心情の揺れ、一定のところで心を閉ざす真以の心根のありようがとても面白く、ぐんぐんと惹き込まれた。
    大人も子どもも性別で線引きされ、とりわけ女性に対する蔑視抑圧が罷り通る島の風土を下敷きにして進む物語は、それぞれの理由で島の異物とならざるを得なかった二人の心の通じ合いの繊細な描写がとても魅力的。

    成人した葉が働く、

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    2026年06月25日
  • マリエ

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    日常で感じる違和感みたいなものをゆるゆるとピックアップしているような話だった。
    離婚に対するイメージはポジティブな方に変わった気がする。
    1人でのびのびと生きていきそうなまりえさんもまた、自分の物差しで恋愛がしたかったのではないかと思った。
    由井君との出会いは出来すぎだし、いくつになってもしんどいものでもあるのだなと感じたけど、それでも恋っていいなと思える内容だった。
    作家の金原さんとの対談も面白かった。小説の書き方とか作家さんの視点の違いなど、新鮮で楽しかった。

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    2026年06月24日
  • 夜に啼く鳥は

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    不思議さ、異質さが生々しいから読んでいて違和感がない。浮世離れしているけど、人と同じような葛藤も抱えている。御崎や四みたいな存在が本当にいるかも、と思えるような絶妙な匙加減が見事だと思う。

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    2026年06月23日
  • わるい食べもの

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    千早茜さんの食にまつわるエッセイ
    千早さんの小説で食事の描写が光っていて印象に残っていたので食がテーマのエッセイは良いものだろうと期待値高く思っていたら案の定だった。
    1作目の「モンバサのウニ」で掴みは抜群、情景がイメージしやすいだけに非常に面白かった。
    そこからは勢いに乗ってぐんぐん読み進め、クセの強さやこだわりになるほどと思いつつ楽しく読んだアトラクションのような本だった。
    バレンタインでは他地方のオンラインで限定を買えるというのは新たな知見。来年試してみたい

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    2026年06月23日
  • マリエ

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    とても好きな本。
    香りと空気を色濃く感じ
    この本を大切にしたい感覚を覚えた。
    香水と小麦粉料理に興味が湧く。

    自分が無さそうで
    それなりにどうにでもできてしまう主人公は
    とても現代っぽく感じる。

    登場人物は意外と多いが
    結局その中の誰にも主人公はよりかからないのが
    周りの人が留まらない理由なんだろう。

    他の千早さんの本も読み漁りたい。

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    2026年06月21日
  • 雷と走る

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    子どもの頃からずっと大型犬と暮らしてきて、犬のいない生活が考えられない。
    だからこそ、千早茜さんの『雷と走る』への共感が凄すぎて、どうしようもなく、わかる……。
    ​犬と共に育ったことがある人ならわかると思う。
    存在があるのが当たり前で自分の一部のようでありながら、コントロールの利かない別の意思を持っているあの感覚がありありと描かれていて、本当に惹きつけられた。
    ​犬と自分の間にあるあの濃密な信頼関係。
    子犬を守っていたつもりが、いつの間にか自分よりも強くなって守られている感覚。
    他の人が怖がるような生き物だと知っていても、自分に犬が牙を剥くわけがないと無条件に信じられるあの感覚。
    ​この唯一無

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    2026年06月19日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    気になるお店ももちろんあったけど、2人の距離感空気感が印象的だった。好きだ。千早さんの直木賞受賞のときについて別のエッセイで読んだことがあったが、こちらでも登場して、おにぎり握ってたなとか思い出して嬉しい気持ちにもなった。

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    2026年06月18日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    お茶をこよなく愛する記録魔の作家・千早茜。季節を問わずかき氷を食べまくるストリッパーの元書店員・新井見枝香。「胃が合う」2人が集えば、とびきりの美味探求が始まる。


    千早茜さんと新井見枝香さんの往復エッセイ。
    おいしいものを好きに食べ、自由に生きる2人の姿が軽やかで素敵です。

    私も美味しいものが大好きなので、ここ行ってみたかった店だ! とかこれ食べたことある! とかもちょいちょい出てくるのが楽しい。
    でも、「銀座パフェめぐり編」だけは羨ましすぎて嫉妬しました(笑)私も銀座でパフェを5杯はしごできる強靭な胃とそんなハードな行程に付き合ってくれる友達が欲しい……!!

    食べ物のことだけでなく、

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    2026年06月17日
  • 正しい女たち

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    ネタバレ

    千早さんの作品は、心を撫でるようで好きだと改めて感じた。短編集でありながら、繋がりを持つ作品たち。面白さが増す作品でした。繋がりに気づいていない点があり、解説を読んで初めて、ハッとした部分もありました。

    人との距離感は難しい。『幸福な離婚』は、「思い直して続けたらいいのに」と思う気持ちと「決めたからいい関係なんだよな」と思う気持ちが交互に現れ、複雑な感情になりましたが、千早さん特有の温かい文が包みこんでくれていたように感じました。

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    2026年06月17日
  • 雷と走る

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    現在の恋人を絡ませながら子供の頃の虎との絆を思い出を話していく様子がとても良いです。
    アフリカの生活事情がわかりガードドッグの大切さと日本との差がわかりました。

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    2026年06月17日
  • なみまの わるい食べもの

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    食べ物の好き嫌いではなく、千早茜という人の感性を味わうエッセイ。読み終える頃には、お菓子屋のサイトを検索している笑。

    * とらやの小形羊羹
    * 「ラ・シャリトワ」
    * オーボンヴュータン のクッキー缶や焼き菓子

    この辺りが気になった

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    2026年06月15日
  • わるい食べもの

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    千早さんのエッセイを初めて読みましたがこんなにかっこいい、潔い考え方の人だったとは!と驚きでした。

    食に対するこだわりについても自分の信念を曲げないまっすぐな方なのだと感じ、憧れに近い感情を持ちながら読み進めました。

    病院で働いていた際のエピソードで怒ることは諦めないことだ。という一文がとても印象的でした。かっこいい。

    このエッセイを読んだあとは自分も好きなものを好きなだけ食べよう!と勇気とエネルギーをもらえる本でした。

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    2026年06月13日
  • 魚神

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    スケキヨと白亜の関係性に島の雷魚
    香りの描写や独特な世界観にグッと引き込まれた
    千早さんの小説は勿論ですが、本のカバーの絵もとても素敵です

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    2026年06月09日
  • 正しい女たち

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    連作短編。一晩で読めた。千早茜さんの文章、無性に読みたくなるときがある。暗いというのとは違うけど沈み込むような、低反発な感じ?
    わかる〜なところもあるし、人間っていろんな顔があるし見る人によってその人の印象変わるもんねー。面とペルソナ、とか思った。世間的な正しさ=本人にとってのそれではないしね。まああんまり難しく考えるのはやめよう。

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    2026年06月09日
  • マリエ

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    私の中でブームの千早さん!千早さんの書く文章は、文字を読んでいるだけなのに匂いや色を感じることができるのが不思議。今回の始まりも、息が白くなるほど寒い冬の晴れた朝。真っ青で澄み渡っているこの日に離婚届を出しに行く2人。この情景がなんだか素敵だと思った。きっとスッキリした気持ちでスタートが切れる、そんな予感のする日。新しい香水、新しいシーツ、離婚してる状況なのになんかいいな、と思ってしまった。笑
    新たなスタートをきったマリエは、様々な人と出会い、新たに恋をする。焦りや辛さも全て飲み込んでしまうマリエが、本当に恋をした相手に対してどんな行動をとるのか…共感の嵐。私が好きだったのは「その人の幸も不幸

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    2026年06月08日
  • 私の身体を生きる

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    こんなに赤裸々に描かれているのか、と思うのは、それもまた性を隠す大人の無意識に引っ張られているのだろうか。作家さんによって「身体」に対する感じ方がこんなにも違うのだなと興味深かった。

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    2026年06月08日
  • 眠れない夜のために

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    深い夜にそっと開きたくなる短編集。

    千早茜らしい、静かでやわらかな言葉が夜の闇に溶け込み、眠れない時間を少しだけ特別なものにしてくれる。物語ごとに添えられた美しい挿絵も印象的で、文章の余韻をさらに深めていた。

    とりわけ心に残ったのは第三夜「水のいきもの」と第四夜「あめ」の話。どちらも日常と幻想の境界をたゆたいながら、人の孤独や願いをすくい上げるような優しさがあった。水や雨というモチーフが持つ透明な寂しさと潤いが、夜に読むからこそより鮮やかに胸に染みる。

    眠れない夜のための物語らしく、読後には心が静まり、少しだけ安らかな気持ちになれる一冊。

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    2026年06月08日
  • 私の身体を生きる

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    性というか性別(性自認や対象)というか、性欲というか性癖とか、性体験とか。

    「性」のことはご法度的で親子、恋人、親友でも避けたりするわけで、孤独な世界だと思ってきたけれど。それが女性作家が17人も語るわけで下品上等、生々しくて面白い。
    面白い、と言ってる事を下品と言う人もいると思いますが、多様性?とあえて言葉にすれば線引きしないでよ、と。

    面白いというのは具体的に変えれば興味深い、が適切か。いやらしい意味でなく、前述のようにご法度な他者の世界に興味があるわたしは、作家がこうもあけすけにエッセイとして実体験や思想を語ってくれてありがたく。
    本として残るので結構なカミングアウトもあったりするわ

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    2026年06月07日