千早茜のレビュー一覧

  • 眠りの庭

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    「人との関係に理解とか必要ないって思ってるんですか?」
    「うーん、無理なこともあるんじゃない?違う場所で育った、違う人間なんだから。それなら、最初から分かり合えるなんてものを望まない方が上手くいくこともあるのかなって思うの。」

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    2023年09月26日
  • こりずに わるい食べもの

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    クスッと笑いながら、わかるわかる!って共感しながら楽しく読めた。酒田が出てきてテンション上がった。1と2も追加で注文しました。

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    2023年09月25日
  • 桜の首飾り

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    千早さんの優しい文章。
    心を落ち着けるのにちょうど良く、すっと入ってくる。
    桜の花ひとつとってもいろんな人のいろんなストーリーがあることを気付かされた。
    自分の桜の思い出は、大学生の新歓、子どもと歩いた桜並木、とかかな?
    桜の季節に読み返したい本。
    来年の春は部屋にも桜の挿し木を飾りたいと思いました。

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    2023年08月25日
  • こりずに わるい食べもの

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    パフェ好きで食べるの大好きな作者。食への思いは似てるけど食の好みはだいぶ違うなと思った。子供の頃の生クリームが苦手なのに貰わなかったらケーキが食べれないかもと美味しくないのに泡立て器についた生クリーム食べてたエピソードに怒り!

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    2023年08月08日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    西洋の童話を身近に感じることが出来た。千早茜さんの生々しい解釈好きです。読み終わった後も心に残る感じ。面白かったです。

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    2023年07月27日
  • こりずに わるい食べもの

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    わるたべ第3弾。舞台は東京へ。京都では行きつけのお店やお菓子の話をたくさんしてくれてましたが、今回は自炊が多めかも。パフェのパーフェクトワールド、私もたまになったりするな〜とか共感多めでした。(パーフェクトワールドとは一心不乱に目の前のご飯に向き合い周りからの干渉を受けない状態

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    2023年06月23日
  • 人形たちの白昼夢

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    千早茜さんの他の作品が好きで、この本を手に取りました。恋愛メインのお話が多い印象でしたが、この作品で少し印象が変わりました。
    綺麗な物語でした。普段は物語は読まないのですが、言葉が美しく、どこか物悲しい雰囲気にページが進みました。ショートストーリーなのに重みがあり、私は好きでした。

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    2023年06月07日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    ネタバレ

    西洋童話をモチーフにした短編集。
    現代の日本が舞台になっているのに不思議と幻想的で禍々しく、まさにダークファンタジーの世界観。毒々しくて耽美で、ゾクゾクした。

    ヘンゼルとグレーテルがモチーフの『迷子のきまり』とシンデレラがモチーフの『金の指輪』がお気に入り。
    『金の指輪』の、なんだよちくしょう!お幸せに!!と言いたくなるような素敵な終わり方、とっても好きだ。

    マッチ売りの少女がモチーフの『凍りついた眼』も男達の歪んだ一方的な欲と、後味の悪い結末のせいで印象に強く残っている。
    思い出しただけでなんだか鼻奥に血の臭いが漂う。気持ち悪いし不愉快なのだけど、怖いもの見たさで惹きつけられるような、そ

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    2023年05月18日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    千早茜さん。よく名前を聞くものの、はじめて読む作家さんでした。
    編集者に選んでもらったテーマ(西洋童話)を、著者の解釈で書いた短編集。

    ヘンゼルとグレーテル
    みにくいアヒルの子
    白雪姫
    シンデレラ
    マッチ売りの少女
    ハーメルンの笛吹き男
    いばら姫

    読みながら、江戸川乱歩の物語みたいだなって思った。
    乱歩みたいな不気味さ、グロテスクさ。そして少し耽美な。
    マッチ売りの少女なんてさ、もともとかわいそうな話なんだけど、それを現代的にされると、目を背けたくなるような話。
    シンデレラのお話だけは、王子の立場からの解釈で、希望がもてるラストだった。

    子どもの時、童話が好きではなかったという著者。本当

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    2023年05月14日
  • からまる

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    7人の男女の群像劇。
    少しずつ登場人物達の事情が絡まり合って、日常が進んでいく。
    主人公が変わるたびに登場人物たちの印象も塗り替えられて、一人の人間を色んな角度から見るような小説だった。

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    2023年05月05日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    ハートフルを想定してたので初っ端2本で疲れてしまった…

    いや、村山由佳、坂井希久子ともにめちゃくちゃ上手なんだよ。予想を裏切ったり、小さな違和感が散りばめられたり。

    千早茜の卵の殻…なりすますまでは小説として面白かったんだけど、自分の身近なところで夫を当てがっててちょっと引いた。卵の殻を潰したい気持ちはピンと来なかったな。


    好きだったのは
    ラインのふたり/嶋津輝
    獣の夜/森絵都

    女ともだち…ほのぼのを連想するワードだと思ってたよ

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    2023年04月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    いちごミルクの飴買った。バリバリ噛んで食べるの好き。一緒。
    誰にも共感できなかったのに最後まで楽しめた!これはこれでアリだったり!!

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    2025年06月12日
  • しつこく わるい食べもの

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    1,3巻を読んで面白かった筆者の食エッセイ、通称「わる食べ」の2巻目。途中からコロナ禍での話が記されていたんだけど筆者が迷いながら書いていた感じが伝わってきた。在宅ワークのイメージが強くて一見影響がなさそうな小説家にもコロナって影響与えていたんだなと思う一方で、もうこんなに時間が経ったんだとしみじみしてしまった。ヒーローは健康に気遣った食事をしてそうだけど悪役は自分の好きな物を気にせず食べてそうっていう悪役飯の話、人が一心不乱に食べる姿ってエロい…っていうパフェの話が特に印象的だった。不思議と共感しちゃうところが多いし筆者の食のこだわりが強すぎて面白い。後書きに出てきた雑貨屋がおそらく私も行っ

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    2023年04月01日
  • 人形たちの白昼夢

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    美しいという感想を見て読みました。
    たしかに美しい、そしてもの悲しかったです。
    初めて千早茜さんの作品を拝読しましたが言葉が綺麗ですね。
    かなしい宝石が奏でる別の世界の物語、という感じでした。かなしいのが苦手なので挫折してしまいました。

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    2023年03月27日
  • こりずに わるい食べもの

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    わるたべシリーズ3作目。
    この作品にもコロナ禍の影響が・・・。それでも自分なりのこだわりを貫く千早さん、偏屈に筋が通っていて良いなと思いました。これからもマイペースでいて欲しい。

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    2023年03月05日
  • こりずに わるい食べもの

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    飯テロみたび!
    『わるい食べもの』『しつこく わるい食べもの』に続くシリーズ第三弾。
    多彩な味わいの30話収録。

    人生の半分を暮らした住み慣れた京都を離れ、東京で三年間の一人暮らしをする事を決意した千早さん。
    引っ越す前に京都の店の食べ納めをしっかりとするあたりはさすがの一言。

    食いしん坊の一番の敵であるコロナ禍を憎々しく思いながらも食への飽くなき欲望は健在。

    コロナワクチン接種後の療養食用にと好物を買い溜めし、ひたすら食べまくる姿はアフリカ育ちの千早さんならではの野性味が溢れてる。

    取り敢えず今は頭の中がパフェ一色。

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    2023年02月18日
  • あやかし草子

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    人と人でない妖や狐狸の類が今よりもずっと当たり前に存在している時の話。かぐや姫モチーフぽいのとかありましたね。よくおとぎ話にある白蛇も。どれもお互い好きあって、でもそれぞれの棲む世界は違うみたいに本気で交わらない登場人物が多いですな。
    化かされつつ、己の世界は見誤りはしない芯がある。おとぎ話のようですが、堕ちていかない安心感のある話でした。

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    2023年02月09日
  • こりずに わるい食べもの

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    マリービスケットを買いに走りました。
    Oさんが、私には小川洋子さんに思えました
    私の現実逃避する聖なる場所が、小川さんの作品だったので。


    だんだん家族の人数が減って、一人暮らしになるんだろうなぁ~。と漠然と感じていました。少し寂しい気分もありましたが、

    なんの、なんの美味しいものがあれば大丈夫
    みたいよ~。と思わせてくれる本でした。




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    2023年02月07日
  • 森の家

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    血の繋がりもあやふやな形の同居で、”普通”の形でないことにさみしさがあったようですが、寄り集まればそれもまた1つの家族の形を見ることができるものでした。

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    2023年02月06日
  • 女ともだち

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    村山由香・坂井希久子・千早茜・大崎梢・額賀澪・阿川佐和子・島津輝・森絵都
    女性作家8人のアンソロジー

    切ない物語・ほのぼのとした物語・怖ーい物語。
    総体的に、女友達って、こんなに怖いものなのか。

    幸いに、私の「女友達」には、こんな怖ーい女性が居ないので・・・。

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    2023年02月02日