千早茜のレビュー一覧

  • 透明な夜の香り

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    香りがテーマの小説は初めてだったのでわくわくで読んだ
    続編もあるとのことで楽しみ
    なんとなく好きな感じでもっと恋愛メインの物語も読んでみたい

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    2026年06月05日
  • マリエ

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    幸も不幸も、本人が決めること
    っていう強いメッセージを感じた一冊。

    世間の目だけでいうと
    結婚はめでたい、幸せ
    離婚はかわいそう、不幸
    みたいなイメージがあるけど

    ほんとうにそうなのか??

    幸せになるために離婚を決める人もいるし
    結婚する目的が全然幸せそうじゃない人だっている

    他人は人の判断に幸不幸判断すべきじゃないし
    人それぞれなんだよ

    ってことだと思う

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    2026年06月04日
  • 神様の暇つぶし

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    初めましての千早さん作品。☆はギリ4にいかないくらいで。
    最初はちょっとくどい。入りにくいなぁと思うけど、過去の回想に入ると、藤子がしっかり全さんにハマっていくのを見ずにはいられなくなる。
    特に若い時の恋愛って考えてするものじゃないというか、相手のことがよぎってしまう時点で既に恋は始まってる。
    雰囲気としては島本さんに近いけど、島本さんよりくどくて重くてねちっこい感じかなぁ。

    里見がすごくいいキャラだった。身近にいたら仲よくなりにくいのかもしれないけど、みんなこのキャラは好きになる。

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    2026年06月04日
  • 燻る骨の香り

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    天才調香師・小川朔の登場するシリーズ3作目にして最終作。本書では朔がまだ何者でもなかった頃に起きた奇妙な事件を扱っている。主人公は京都の香老舗の娘、真奈。彼女の妹の死をきっかけに、一族の暗部が明かされていく。
    ミステリー仕立ての作品だが深みが足りない。香りについての薀蓄や洞察はくどいほどだが、要はそれだけしかない。人物もステレオタイプな造形ばかりで薄っぺらな印象だった。肝心の朔については相変わらずホームズも驚くほどの名探偵ぶりだったが、どこか胡散臭いと思ってしまった。

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    2026年06月03日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    「忘れているのならいい。
    けれども、隠せば隠すほどにおう。
    隠すというのは執着だから。執着は濃くただよう」

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    2026年06月03日
  • 桜の首飾り

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    桜をモチーフにした掌編7作。桜の季節に合わせて読みたいと思っていながら、散り際に駆け込んで読み終わった。結果、散り際の桜と、この作品の世界観が割とあっていて、いい読書になったとニンマリしている。切り口の違う7作は恋の話ばかりではないが、どこか、人を想う話が多いような印象。桜と一口にいっても実際は咲頃も色も散り具合もさまざまなんだ。桜ほどいろんな思いを寄せられる花もないなと思いながら、今年もなんとか桜を見ることが叶ってよかった。そんな物語の外のことを思ってみる。

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    2026年06月02日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    「ねえ、ハセオにとっての愛情ってなに?」
    「あ?」とふり返る。黒い瞳と目が合う。
    「そうやな」 「見ててやることかな」

    肉体関係がないけど誰よりも近い男女のはなし
    他の作家の作品でも交際相手より仲がいい男女はいたけど、神名とハセオの2人は彼らよりなんか会話や雰囲気、行動が付き合っていてもおかしくない、、けど実際には一切ないという絶妙な距離感がすごいと思った。


    最後までどっかでこの関係は変わるかな、もし変わったらどこにでもいるただ距離が近い、付き合う直前のカップルみたいで陳腐だなあと思っていたので、最終的に全く変わらなかったのも嬉しかった。

    作中では基本的に弱った神名をハセオが慰めたり

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    2026年06月01日
  • 燻る骨の香り

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    こちらも私が好きなシリーズである、「香り」シリーズの最新作ということで手に取りました。最終巻ということは頭に入っていたのですが前日譚ということを知らずに読み進めており、本作の最後で知りました。確かに朔さんの考え方に若々しさがあったり、過去に触れる時に違和感を感じてたので、振り返ると納得でした。

    今回の作品は「お香」の家元に、ふとした経緯から朔さんが訪ねることからストーリーが始まります。お香について天才的なセンスのあった妹の死と、その家に伝わる伝説の香りという、ミステリー感溢れる設定は個人的には好みでした。過去作と比べると、朔さんは香りの再現の役割に徹することが多く、朔さんのオリジナル香水から

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    2026年05月31日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    不思議な空気感、静けさを感じる作品。
    怒りの香りとはなんだろうと思った。負の感情は不快な香りであり、草花や果物の香りを生命感のある香りなのだろうかと、勝手な想像をひろげた。香りについての想像をわかせるのも面白い作品だと思った。

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    2026年05月31日
  • 神様の暇つぶし

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    普段は手に取らないタイプの本ではあったが貸してくれたので拝読。父を亡くした二十歳の娘と父との古い友人だった写真家の邂逅。夏、荒削りで不器用な生命力、情熱と冷徹の狭間の審美、神様。
    夏の強烈な日差しの中、羽黒山の参道で桃をかぶりつく描写が秀逸。

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    2026年05月30日
  • 燻る骨の香り

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    透明な夜の香りが好き過ぎて期待が大きすぎるのか、はたまた読むタイミングなのか、なかなか没入することができず。
    これは一作目から読み直すしかない。

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    2026年05月30日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    グリム童話やアンデルセン童話などのモチーフが、千早茜さんの手に掛かると、こんなにも美しくも恐ろしい物語りになるのですね。
    幽霊もゾンビも熊もサメも怖いけれど、一番怖いのはやはり生きた人間だー、と改めて思う。

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    2026年05月29日
  • マリエ

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    30代になってからもう一度読み返したい。
    25歳未婚の自分から言える感想があまりない、、、、ひとまず由井くんがすごくよかったのと、金原さん好きそうなキャラと思ってたらやっぱり好きだったので嬉しくなりました。

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    2026年05月29日
  • 神様の暇つぶし

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    生命力を感じる、ひと夏の物語。 題名と料理と里見くんが好きです。 ただ、私にはちょっと重かったかもしれません。

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    2026年05月27日
  • 男ともだち

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    体の関係はないけど、男で仲の良い友達。
    自分は男女はそんないい感じで終わらないと思うが、そんな世界もあるのかなと思った。

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    2026年05月27日
  • 眠れない夜のために

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    千早茜さんの短編集。「眠れない夜は——」という書き出しで始まる10の物語。

    一話一話はとても短くて、西淑さんの挿絵が添えられている。小説というより、大人の絵本に近い。

    不思議な空気が漂っていて、しーんとした真っ暗な空間に独りでいるような感覚になる。あ、こういう夜あるな。そう思う話が、必ずひとつある。

    ほっとしたり、切なくなったり、懐かしくなったり。夜という時間が、こんなにも人それぞれなんだと思う。

    焦らなくていいと、思わせてくれる。眠れない夜に、開きたい本。

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    2026年05月24日
  • 神様の暇つぶし

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    父の突然の事故死からほどなく、その父と親交のある有名カメラマンの全さんと出会い、徐々に惹かれていく女子大生の藤子とのお話です。
    藤子はガタイの良さにコンプレックスを持っていて、常に女の子っぽくない振る舞いをあえてすることで心の平穏を保っていたようにみえます。そんな藤子に近づき、そういうところまで仕方ないヤツだなと全てを受け入れるような振る舞いをしていた全さんはとても罪深く思えました。
    その結果、藤子は全さんに恋をし、全さんもそれを受け入れ、濃密な夏を過ごします。
    そして全さんは「死期が近づいたら味覚が変わるとか、世界が違って見えるとか、言うけどさ、それって死にたくないくらい大切なものがある奴だ

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    2026年05月22日
  • ガーデン

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    植物の息づかいを、読者がリアルに感じとることができる文章表現は、さすが千早茜さんというところ。
    登場人物のセリフや思考も、いちいち読者を立ち止まらせ、考えさせる。
    千早さんの頭のなかはどうなっているのだろう。

    人はそれぞれ自分自身の庭を持っていて、常に鍵が掛けられていたり、常にオープンだったり、隙間があったり、きまぐれに誰かを招き入れたり、訪問したりと、全ての庭の形態は異なっている。
    そして、外部の刺激により簡単に崩壊してしまう脆さもある。

    登場人物のなかでタナハシという、主人公・羽野の同期の女性が印象的だった。
    彼女には、本来自分らしい庭があったはず。死にかけていた苔玉がまた息吹を取り戻

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    2026年05月21日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    過去を回想する形で始まるお話。全さんはもうこの世にはいないのだと、そこで分かる。
    籐子と全さん、二人の関係はどのようなものだったのか。籐子とは、全さんとはどんな人だったのか。
    そんなことが読み進めていくうちに明かされていく。

    個人的には、友人だった里見くんまで亡くなっていたことが非常にショッキングだった。その事実が数行でさらりと書かれていたこともだが、籐子がひとりぼっちになってしまった、ということに胸が痛んだ。

    タイトルの神様の暇つぶしとは、一体なんなのだろう。
    籐子にとっての神様は全さんで、全さんにとっての神様は籐子。終盤で、全さんにとっての神様のことが描かれているので、タイトルの神様も

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    2026年05月21日
  • 神様の暇つぶし

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    自分はファザコンなのかもしれない、というのは父親を持たない(あるいは喪った)娘ならば、みな一度は思うことである。藤子が全さんに求めたのは、所詮は父性に過ぎないのかもしれない。しかし、父親を求める気持ちと性愛は共存しうる。食事と写真、2つのテーマを通して描かれる二人のひと夏の情交。藤子はあまりに幼く愚かで、しかし自分の感情に真摯に向き合う。私が大学生だったとき、こうはできなかった。あと関係ないが、6月に説明会に出る姿を見て、昨今の就活早期化を感じた。

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    2026年05月19日