千早茜のレビュー一覧

  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    作家陣も表紙も、10代向け直球。中堅作家が並んで、平均点以上は約束されている。知らない作家を発見する喜びはなかったけれど、どの作品もお話を読む楽しさを提示してくれ、安定感があった。

    奇しくも「いじめ」がからんでくるものが8本中3〜4本あり、いじめにあってる子が本を読んで本の世界に救いを見いだすという図式が、かなり一般的なようである(本といじめって親和性高いんだなあ…)。

    神永学で軽やかに入り、一番よかったのが千早茜、そして藤谷治の問題提起で終わる。小ぶりながらよくまとまったアンソロジーだった。

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    2015年12月14日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    千早茜さんのチンドン屋が一番好きでした。下町のベランメイ調は素敵と思いながら、現実に聞いたことはありません。(聞いたら、なんと返したらよいかわからなくてモジモジしそう…。)

    偏屈で頑固者だけど、情にあつい親方の独り語りのテンポの良さや相手の若くて真面目な泥棒さん?もじんわり心あたためてくれました。

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    2015年06月06日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    2015/3/23
    猫弁の大山淳子さんの話が入ってたので。
    でも時々こういうアンソロジー読むのは知らない作家を知れてよい。
    全体的にあたたかくて好み。ちょっと泣いた。
    全員の読んでみようかな。
    でもほっこりの縛りがなかったらどうだろう。
    とりあえず最初の大島真寿美さんはメモ。
    あと金平糖を買って本当に角が24個か数えなきゃ。

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    2015年03月23日
  • あやかし草子

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     人と妖の、不気味ながらも切ない交流を描く短編六作。言葉が平易なので読みやすく、さらさらと入りこんで堪能出来る一冊です。作品それぞれ、人も妖もきちんと個性が描き分けられているのが良いですね。個人的には「ムジナ和尚」と「天つ姫」がお気に入り。後者はイケメンならぬイケ天狗が男前で素敵でした(笑)

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    2015年03月03日
  • 桜の首飾り

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    この物語の流れる時間はとてもゆっくり.急いではいけない,そう語りかけてくる.そして丁寧に読み進める行為はとても心地いい.いつまでも読んでいたい.日常のふとした出会い,幻想的であり現実的,そして希望であったり哀愁であったり,いろんな色を醸し出す作品でした.
    以下あらすじ(巻末より)
    烈しくも切ない、桜と人生をめぐる7つの物語
    あたたかい桜、冷たく微笑む桜、烈しく乱れ散る桜……
    桜の季節に、人と人の心が繋がる一瞬を鮮やかに切り取った、感動の短編集。ステージママを嫌う子役の女の子(「初花」)、謎多き愛人をめぐる二人の男(「花荒れ」)、 見知らぬ女性から「青い桜の刺青の標本を探して」と頼まれる大学資料

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    2015年02月04日
  • あやかし草子

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    妖しい世界を堪能できた。派手さはないが、それゆえに現実離れした世界が身近に感じられた気がする。文章もまさに妖艶。

    あやかしの舞台で人を描き、人と人がよく描かれていた。
    個人的にはむじな和尚が好き。

    たまにはこういう本もいいな。

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    2015年01月23日
  • あやかし草子

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    切なくも美しい短編集。題材は古典から取っているものの、心理描写が瑞々しく、秀逸。特に前半の3話が気に入った。

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    2015年01月09日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

    購入済み

    童話の良さ

    童話を見事に現代のお話にアレンジされてました。童話をもう一度読みたくなりました

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    2014年07月23日
  • 燻る骨の香り

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    ネタバレ

    京都の香りの老舗の長女が主人公。
    妹はなんでも臭いがわかり、嘘も見抜けるし体調も見抜ける小川朔と同じ鼻を持つ。

    そんな長女が転落死。自殺か事故は不明。火葬すると良い匂いがして遺骨を隠した長女。社長の父親は引きこもり、社長代理で頑張る。

    新庄と小川朔が来て色々暴く。

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    2026年05月02日
  • なみまの わるい食べもの

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    直木賞を取った辺りの事情、姪御さんとのディズニーランド、ドーナツへの思いなど食べることを軸にいろいろ楽しいエッセイ。

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    2026年04月28日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    世界中でありとあらゆるものが命を削り採掘され我々は生きていけるがそれによる争いが絶えず永遠に平和は訪れない。

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    2026年04月28日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服については詳しくないけれど、読み始めたらスラスラと読むことができた。

    服に纏わる話を取り入れながら登場人物の過去や関係性の変化も描かれるため、若干のご都合展開がありはしたけれど、人から与えられた傷もまた、人によって癒されるという希望を感じられて爽やかな読後を迎えられた。

    千早さんの作品に出てくる人物は皆どこか弱くて、善にも悪にもなりきれないところが良い。




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    2026年04月27日
  • 神様の暇つぶし

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    うわぁ…すごい本を読んでしまった、、、
    読んでいる間、自分は夏の中にいた。
    「生」が容赦なく本能で動かされている感じ。
    なんかあまりにも信じられないくらい生々しくて、理性なんてなくて、何の涙か分からないけど泣けてきた…
    千早さんの本は初めて読んだけど、他の著書もこんなに読みやすくて本の世界に引き摺り込まれる感じなんだろうか…
    すごかった…クラクラした…この感覚を表現できる語彙力ほしい…

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    2026年04月26日
  • 赤い月の香り

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    半日もかからず、読み切ってしまった。

    執着、か、、、
    なんかなんて感想を言って良いか分からないけど
    やっぱり、私もあのパン屋さん
    行ってみたい。
    源さんの作った野菜をもりもり食べたい。
    朔と一緒に茉莉花のお酒を飲みたい
    とかって、なんか食欲が沸き立てられたのは
    きっと私だけなのでしょうね、、笑


    今から、最新作を拝読させていただきます。

    あ、今回の最後がインタビューだったけれど
    本当に面白かった。
    はあああ、作者さんがとても好みだ。
    私も、好きな人と付き合う前には
    香水を作りに行くことにします笑

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    2026年04月25日
  • 透明な夜の香り

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    紺色の声。読み進めていくほどに、どんな声なのか解像度が高くなっていくような気がした。

    香りも、情景も、色も、そのへんの自分の日常にもあるような感覚で思い浮かべることができた。おしゃれな表現や聞き慣れない言い回しもあるけれど、でもスッと頭の中に広がるイメージ。もし本に香りがついていたら、きっともっと楽しい小説だろうなあ。でもそれができない良さも、できないからこそ伝わるものも言葉の力なのかもしれない。


    「どんな匂いなのか、どうしても上手く言葉では説明できない。いつの間にか、言葉が届かない場所に、連れて行かれている。」
    だから、香りは永遠に残るんだなあと。小川洋子さん、素敵な解説でした。

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    2026年04月25日
  • 神様の暇つぶし

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    男ってずるい。

    天涯孤独の藤子が出会ったのは、父親と同じ歳の全だった。
    女に飽きれば簡単に捨てるような人間。そう分かっていたのに、触れた瞬間、救われた気がした。
    でもその救いは、長くは続かない。
    彼は何も背負わずに消えて、
    藤子だけが、その時間に取り残される。

    忘れられないということは、静かに残り続ける痛みである。それでも二人にとって、互いは“神様”だったのだと思う。満たしてくれるのに、決して隣にはいない存在。

    神様は、きっと残酷だ。
    救うのではなく、神様は所詮一緒になれない。

    あの夏が美しかったのかどうか、今でも少しわからない。

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    2026年04月23日
  • 正しい女たち

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    小寺さんがおすすめしてたので、読んでみた。さくっと読み終わったがそんなにはまらず。幸福な離婚は唯一心に残った。夫を大事にしようと思えた。

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    2026年04月23日
  • 透明な夜の香り

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    花にも香りにも縁のない生活をしているので、作中に出てくるものがわからない部分も多く理解するのが少し大変だった。
    私からしたらどこもかしこもお洒落で…
    現実味のない世界観がどこまでも広がっていて、夜の闇にも似たような気がした。
    そんな世界でも痛みや苦しみは鮮明で、それを和らげてくれる自然の鮮やかさや香りに自分自身も酔いしれて癒されてみたいなと思った。
    「深い紺色の声」はどんな声なのか?
    どんな香りよりも気になってしまった。
    キラキラとした輝きも、夜の静寂も詰め込まれていた作品だった。

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    2026年04月22日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    石見銀山を舞台にした女性視点の物語。

    男性を支える女性、という単純な話ではなく、真の強い主人公の女性としての葛藤や、幼少期から大人になるまでの成長が緻密に書かれていて圧倒されました。

    多くの犠牲を伴って隆盛と衰退を経た石見銀山。行ったことがないので、いつか必ず行ってみたい。

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    2026年04月22日
  • 透明な夜の香り

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    香りで思い出す情景や、人や、季節があるなと
    しみじみと感じた

    人の記憶は香りでもよみがえるなんて
    すごくドラマチックな気がして

    久しぶりに香水探しでもしてみようかなと
    おもったりした^ ^

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    2026年04月21日