千早茜のレビュー一覧
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主人公の柏木藤子が、背が見上げるほど高く、ガッチリしていて目は一重の三白眼っておよそヒロインにふさわしいとはいえない容姿で逆に引き込まれた。
粗野である意味強引で、昔有名だったカメラマンの全。
時折みせる優しさに惹かれるのもわからなくない。
でも、父親より年上の男性と溺れるようなセックスをし始めた頃から、ちょっとしらけた。
重い病気に罹ってて余命いくばくもないんだなというのは途中からなんとなくわかった。だからこそ、藤子とそんな関係になってはいけなかったんでないかい。
顔の美しい大学の同級生里見(のちにゲイと判明)藤子が唯一気負わず離せた男の子が30代で白血病で亡くなったのは悲しかった。 -
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ネタバレあらすじに惹かれて購入。あと表紙がおしゃれ。
少し想像と違った。
香りをきっかけに謎や悩みを解決するミステリーもの、と思っていたがそうではなく…調香師の朔の行動を主人公一香が傍観しているという感じ。一香が事件解決に役立つということはない。
特に最終章で一香のトラウマを朔が引き出した後、特に何も解決しないというのが個人的によくわからなかった。
解決する気がないのにわざわざ嫌な記憶を引き出したのか?と肩透かしを食らった気分だった。
一香以外の登場人物、例えば幼馴染の探偵である新城も影が薄い。
夜の世界の住人のような風貌、荒事にも強く、何より朔の幼馴染…という設定から朔の過去や今を知るキーパーソ -
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最新刊を読もうとしたら、シリーズ3作目だということがわかったので、1作目から読んでみた。
調香師の朔と、その事務所兼自宅で家政婦をすることになった一香。お互いを大事に想うようになりつつも、なかなか近づかず。「愛情と執着の違いって?」なんていう発言も出てくる。
それにしても、調香師への依頼内容がヤバすぎる。誰かの体臭とか血の匂いとか。そして時には、異常行動にまでエスカレートしてしまう顧客もいて、ちょっと怖かった。
匂いの記憶がテーマにもなってるけど、確かに、ある匂いを嗅いだら過去の想い出がよみがえることがあるよね。ぶわーっと。そのときの気持ちまで思い出させてくれる。良い想い出も、悲しい想い -
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ネタバレへえ〜という感じだった。よかったのは、「男ともだち」という存在に対する価値感としていくつか新たな発見があったこと。
特別でいるため、なにかもっと守りたいものがあるから、とか、そういった感覚については、もしかしたらそうかもなと共感できた一方で、綺麗に収めすぎなようにも感じた。まあでもそれは自分がどこかで疚しいものとして感じているからなのかもしれない。
その話に通ずるが、あまり納得がいかなかった部分として、男ともだちがなんだか格上で大切な感じに描かれているのがなんとなく引っかかった。結末としてもうちょっと捻りがあっても楽しかったのになとは思った。結局格上なんだ。みたいな。
初めからその感じは出てた -
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著者の作品はどこかヴェールに包まれてるような、少し暗い作品が多いイメージだけど、今作の舞台は瀬戸内海。そして周囲から特異な目で見続けながら育った真以と東京から家庭内の不和で一時的に香口島で過ごすことになった葉の友情の物語。
会話も最低限で、それでも二人の間に徐々に信頼関係が築かれていく様子が丁寧に描かれてる。
実際に起きた今治刑務所の脱獄犯の事件をモチーフにして、真以が姿を決してしまったのが、葉の心の痛みがこちらにも伝わって来て、心が痛かった。
そして、第二部の陸。
時は流れ、葉は出版社で毎日上司のパワハラで満身創痍になりながら、働いていた。
葉の心の弱さは相変わらずだと思ったけど、とある企画 -
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透明な夜の香りから始まったシリーズ最終作とは…寂しい。
感情や描写の表現が相変わらずとても繊細で、登場人物も魅力的。
今作では最初からじめっと纏わりつくような重さ、湿度が感じられる。
それは執着なのかと読み進めるうちに気付く。
昔香りの勉強を少ししたことがあって。
樹脂系の香りはフローラルのような華やかさは無いけれど、奥深く重厚感があって持続性がある。そして粘度がとても高い。
本作に登場する伽羅のように。
ずっとそんな香りが漂っているような…不思議な感覚だった。
最後に朔さんと一香さんのやり取りが見れてとても嬉しかった。
また別の作品の中でも、登場人物達に会いたいなぁ。この繊細な世界観はと -
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本作において「男ともだち」は、複数の男性の知人のうち、肉体関係を結ばない唯一の相手。男ともだち、というか、男の都合いい知り合い(肉体関係なし)と感じた。ともだちという単語が似つかわしくないような。
神名まじでずるい。同居人とセフレとハセオがいて、女のともだちもいて、加えて行きつけのバーに露月さんという眼福そな知り合いがいて。(最後羨ましすぎ!)仕事もあってよくメンヘラぶれるな〜ケッと思ったのでした。(この気持ちとは別に後半楽しく読みました。)
自分の余裕のなさが読み方に強く反映されるな〜と実感。
個人的なあるあるなのだけど、この作者の設定がアニメ寄りのフィクション感が強くてときどき恥ずかし