千早茜のレビュー一覧

  • あやかし草子

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     人と妖の、不気味ながらも切ない交流を描く短編六作。言葉が平易なので読みやすく、さらさらと入りこんで堪能出来る一冊です。作品それぞれ、人も妖もきちんと個性が描き分けられているのが良いですね。個人的には「ムジナ和尚」と「天つ姫」がお気に入り。後者はイケメンならぬイケ天狗が男前で素敵でした(笑)

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    2015年03月03日
  • あやかし草子

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    妖しい世界を堪能できた。派手さはないが、それゆえに現実離れした世界が身近に感じられた気がする。文章もまさに妖艶。

    あやかしの舞台で人を描き、人と人がよく描かれていた。
    個人的にはむじな和尚が好き。

    たまにはこういう本もいいな。

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    2015年01月23日
  • あやかし草子

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    切なくも美しい短編集。題材は古典から取っているものの、心理描写が瑞々しく、秀逸。特に前半の3話が気に入った。

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    2015年01月09日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

    購入済み

    童話の良さ

    童話を見事に現代のお話にアレンジされてました。童話をもう一度読みたくなりました

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    2014年07月23日
  • 男ともだち

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    村山由佳の解説一行目で声出して笑ってしまった。
    初めのうちは、長谷雄が成田凌なの解釈一致していたけど、読み進めていうちにこれはオダギリジョーだ!と個人的には思う。映画楽しみ〜

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    2026年07月05日
  • 神様の暇つぶし

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    3.5


    表現が生々しく、若干の気持ち悪さを感じた。
    その気持ち悪さが、人間が抱えるどうしようもない業や、剥き出しの生命力そのものなのかも。

    体温や重みのある描写が、心に食い込んできた。
    好きなタイプの小説ではないけれど、ズーンと深く残る。

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    2026年07月05日
  • 燻る骨の香り

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    ネタバレ

    どこかダークな雰囲気をまとっているこのシリーズ。普段はあまり好んで手に取るようなジャンルではないけれど、香りに興味を惹かれて読み始めた。購入した当日に読み終わって、次の日に次巻を買いに行くという流れで、3日で読破してしまった.....。
    終わるのが名残惜しい。

    小川朔さんという、なんとも読めない人に最後まで興味津々だった。どこか人間らしいところを見たくて、可能性は低いと思っていながらも、一香さんや丹穂さんとの関係を期待していた。

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    2026年07月04日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    読みはじめてしばらくは、
    登場人物に嫌悪感しか出てこず笑
    リタイアしてしまいそうでしたが、
    気がつけば、ハセオのことがとっても気になる存在になってました!

    こういう一目おける人からの特別感、
    彼女ではないけど、ある意味、彼女よりも近い関係性にキュンとさせられました。

    これから先、カンナは新しい彼と真っ当に生きていって欲しい。

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    2026年07月03日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服オタクとしては、洋服の歴史を深掘りするテーマそのものはとても面白かった。

    シャネルがコルセットから女性を解放し、女性の社会進出にも寄与したという話は知っていたが、それ以前の歴史については断片的な知識しかなかった。そのため、コルセットには「男性が女性を支配していた時代の象徴」という悪いイメージの方が強かった。
    一方で、そうした時代背景があったからこそ生まれた、美しい衣服や文化が数多くあるのだと知ることができた。現代の価値観だけでは測れない歴史の積み重ねを感じさせられる。

    その反面、物語としてはやや淡々としていて、千早さんの他の作品と比べると盛り上がりに欠ける印象もあった。主人公たちの過去へ

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    2026年07月03日
  • 正しい女たち

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    一話目「温室の友情」に登場する四人の女性から派生した短編が主で、どれもどことなく不気味な雰囲気が漂っていて良い。

    セクシュアルな小説が苦手なので、そういった点でちょっと入り込めなかったのだけど、千早茜さんの人間の不完全さを肯定するでも否定するでもない、一歩引いた淡々とした語り口が好き。

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    2026年07月03日
  • 眠れない夜のために

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    様々な生き物が、それぞれ違う場所で眠れない夜を過ごすショートストーリー。千早さんの文章は、色や匂いがものすごく鮮明に伝わる。今回の話は夜の静寂が伝わって、読んでいる方が少し眠たくなった。(つまらないとかそういう意味じゃなくて)
    今、生まれて間もない赤ちゃんと夜を一緒に過ごしているが、夜通し寝ることがない。泣き声で起こされて、泣いている赤ちゃんを抱いている夜は孤独を感じる。でも、この孤独もいつか愛おしくなる日がくるんだと信じて、毎日の夜を超える。これも私の眠れない夜の話。街の明かり、静寂の中、それぞれ眠らない人のストーリーがあるのかな、と思ったりした。

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    2026年07月01日
  • グリフィスの傷

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    大好きな千早茜さんの新刊、早速読みました。どれも色の違う「傷」をテーマにした短編集だけど、漂うのは完璧じゃない人間の狡さや醜さ、そして愛情。切ないほどに生々しい。いくつも好きな短編があって、やっぱり千早さんが好きなのだなぁと思いながら読んだ。

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    2026年07月01日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    なんともいえない気持ちが残る、、、
    終始タバコとおじさん臭がプンプンしていたけれど
    好きになったらそれすらも癖になるのかなあ。
    でもやっぱり気持ち悪いなと思ってしまう。
    亡くなった父親が知ったらどう思うだろう。

    人生で1回くらいあんな恋愛してみたいような、
    でも絶対したくないような。
    ずっとうっすら気持ち悪いと思いながら読んでいたけれど、自分が藤子だったら結局惹かれてしまうのかもなと思う。
    初めての恋があれだと確実にその後拗らせるだろうなと思った。
    他の作品も読んでみたくなった。

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    2026年06月30日
  • 神様の暇つぶし

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    20歳で父を亡くした主人公が、父より年上の写真家と出会い、強く惹かれていく恋愛小説。年齢差や価値観の違いに戸惑いながらも、恋にのめり込んでいく姿が丁寧に描かれている。一方で、自由奔放な写真家は突然主人公の前から姿を消し、その結末には切なさが残った。私には現実離れした恋愛にも感じられたが、人との出会いによって人生観が大きく揺さぶられる様子や、喪失を通して主人公が少しずつ成長していく姿が印象に残る作品だった。

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    2026年06月29日
  • 燻る骨の香り

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    小川朔の香りシリーズ第3弾。完結編とのことだが、時系列的には前2作の前日譚、あの洋館に至る前の物語である。

    今作の舞台は、ハーブに囲まれた洋館ではなく、京都の香老舗である瑞雲堂。ここでの仕事は調香ではなく調合だ。香の世界で扱われるのは海外から輸入される香木(木とは限らないが)加熱して作られる香りは強く残りやすい。

    匂いが見えてしまう調合師丹穂とその姉真奈。亡くなった丹穂の依頼を受けた朔が京を訪れる。ハーブより強くて濃い香りに包まれた瑞雲堂。香の老舗は薄暗く澱み、深く沈んでいる。

    嗅覚に関して同様の能力を有する丹穂と朔。誰とも共有できなかったはずの匂いの感覚を持つ他者の存在に、喜びのような

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    2026年06月29日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    うーん、微妙。

    物語としては面白かったけど、この本を通して何を伝えたいのかが分からなかった。

    ただ、透明な夜の香りを読んでいないからなのかもしれない。
    読んだらまた何かが変わるのかも。

    ただ、読んでいて、ずっとなにか匂いが自分の周りにあった気がする。
    それはなんか面白い感覚だった。

    透明な夜の香りも読んでみようかな。

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    2026年06月26日
  • 男ともだち

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    登場人物全員が余さずクズ
    神名もハセオも、愛人たちも、周りにはいないけどきっとどこかにはいて、こういう歪なコミュニケーションがされてるところもあるんだろうなと思った。
    ほんっとにクズだ!と思って読んでいると、神名は自分の仕事に執念はちゃんと持ってるし、ハセオもハセオなりの信念があって神名に関わってるところが分かってよりムカムカする。
    こんな人間にも信念はあるのか
    雰囲気に浸りたい時に読み返す予定

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    2026年06月25日
  • 正しい女たち

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    ネタバレ

    6編のうちの3編は連作。自分と世間一般の間の正しさに違いがあるだろうし、正しさの中で苦しむ人もいるだろう。
    お気に入りは「幸福な離婚」。離婚を前提にしてから、心地良い日々を過ごす夫婦。こんなにしっくり行ってるのに別れるなんてと思いながら、夫婦の難しさを考えた。

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    2026年06月25日
  • マリエ

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    離婚をして引っ越しをして、誰かに、とか、誰かとではないなく過ごし方を通じて、また自分の暮らしを作っていく。

    それでも変わらない部分はあるし、そううまくはいかない。でも、恋愛や人との繋がりを通じて、変わらない自分や変わっていく自分をまた少しずつ知りながら生きていく。

    千早さんの書く、お料理をはじめとする丁寧な暮らしで心が整っていく描写が好きだなと改めて。金原ひとみさんとの対談も良かったです。

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    2026年06月25日
  • グリフィスの傷

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    傷に纏わる10編の短編集。ほっこりするものもあれば、傷に纏わっているのもあり、心苦しくなる話もあった。"傷痕を消しても、記憶は消せない"と書かれていたように、どんな傷も消えることはないので、後悔のないように自分らしく生きていこうと思える作品だった。

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    2026年06月24日