千早茜のレビュー一覧

  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    誰もが知る童話をここまで現代に落とし込めるのはさすがとしか言いようがない!一番最初の「迷子の決まり(ヘンゼルとグレーテル)」は、まさかのヒューマンホラーでゾッとしてしまった。親に見捨てられた2人の子供が欲に釣られて…というあらすじがここまでしっかり怖くなるとは。
    ただ、元々連載だった事もあり、後半にかけて全体的にベタっとしたホラーに飽きてしまったので⭐︎3。

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    2026年06月11日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜に焦点を当てた短編集。

    毎話が画集のように、怖さと美しさを兼ね備えた情景が浮かび上がるような作風だった。
    千早茜さんの「香り」シリーズが大好きで楽しみに読んだのだが、今回はあまり刺さらなかった。
    どの話も内容が少し薄く感じてしまい、物足りなさが残った。
    ただ、読みやすく、文章がとても綺麗なので、大人の絵本のような感覚で眺める分にはとても良い作品だと思う。

    夜更けに一編ずつ読むのに向いている、静かで幻想的な短編集。

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    2026年06月11日
  • マリエ

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    40歳を目前に夫から離婚を切り出されたまりえのお話。

    夫の離婚理由もよくわからなかったし、自分勝手に別れたのにその後も連絡を取ってくるあたりがなんか嫌だった‥。
    結局寂しかったのか、、?
    何がしたかったのかわからなかった‥。
    そしてまりえも、年下の彼氏ができたのになあなあと婚活もするというよく分からない行動‥。
    誰に対しても誠実ではないように見え、ずっとモヤモヤしてしまった‥。

    由井くんもなんだかハッキリしない人だったな‥。
    でもこうゆう子に沼る人が多いんだろうな。

    結局みんな何がしたかったのだろう‥。

    とても読みやすかったのだけれど、あまり理解できなかったのが悔しい‥。


    2026

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    2026年06月11日
  • 男ともだち

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    日本の男女共に屑を図鑑にしたような話
    ここまでいくと清々しい

    全く関係ないとこから引用

    「サーカス小屋の中には星空があるのって。テントの破れ目が夜空の星のように見える。その偽物の星に必死で手を伸ばす。届かない星に夢を見て、観客に夢を見せる。」

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    2026年06月09日
  • ガーデン

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    ネタバレ

    羽野みたいな自分の世界で生きている人はいると思うし、本人が人と深い関わり合いを望んでいなければそれでいいと思ってしまう。
    そんな人を好きになったら辛いとは思うが、人の本質はそう変わらないし、他者に容易く変えられるものではない。ミカミちゃんみたいなしっかりものは深入りする前に去って行くよなぁ 
    理沙子さんの魅力がイマイチ感じられず、ラスト部分は共感できずにモヤモヤ

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    2026年06月09日
  • 眠れない夜のために

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    10の短編うち「木守柿」が好みかな。
    大人の絵本って感じだけど、ちょっと不穏だったり、みをつまされる話もあり

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    2026年06月07日
  • 眠れない夜のために

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    「眠れない夜は」で始まる10のお話。
    千早茜さんの描く、ちょっと不思議で美しい夜の世界に引き込まれます。

    お気に入りだったのは『空洞』と『夜の王』の2編。
    「夜の王は一目散に小さな姫の騎士に戻るぜ」
    かわいい(^^)

    ただ、読後感が爽やかなものばかりではなく千早茜さん作品らしい仄暗さを含むお話も多かったので、もしタイトル通りに眠れない夜に読むのだとしたら、自分はもっと甘くて優しいだけのものがいいかもなぁとも思いました。

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    2026年06月06日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    【略奪愛】とは何か、という哲学を考えさせられるとは思わなかった…
    略奪愛とひとことで言ってもたくさんあるんだなぁ。

    「それからのこと」だけは微妙だった。この微妙という感覚の正体について考えてみたのだが、他の話に比べて割とありきたりな略奪愛ものだったからだろう。

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    2026年06月06日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    窪美澄さんの「朧月夜のスーヴェニア」がとても好き。空襲警報が鳴り爆弾の落ちる音を背景にいつ体が焼けてもおかしくない状況で、本能に近い性欲で繋がる男と女。しつこくないのに匂い立つような性の表現が最高。
    彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」も、女の男の下でかわいがられたい欲を現実的に描かれている。セックスのシーンでもいやらしさやエロさが強調されるのじゃなく、気持ちよさや感情主体でかわいく描かれてるのがよかった。

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    2026年06月06日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    香りを想像する読書って少ないから新鮮な気持ちになる。自分の好きな香りとか落ち着く香りを思い浮かべたり、自分の体臭ってあんまりないと思ってたけどどんな匂いなんだろうって考えながら読んだ。
    香りって改めて大事だよな。大切な人が落ち着くような香りを纏っていきたいな。

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    2026年06月06日
  • 神様の暇つぶし

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    2026/10

    初・千早茜さん。
    文体はかなり好みでしたが、内容が…かなり生々しい。

    主人公が20歳越えてるのでいいけど、未成年だったら発狂していた。
    父性不足で育った子は、年上を好むイメージ。

    里見の「みんな自分の恋愛だけが綺麗なんだよ」という言葉は胸に沁みた。他人からどう見られても自分の恋愛とは、尊くて美しいものだよね。

    「手に入ってから失うのと、手に入らないまま想い続けるのはどちらが辛いだろうか」
    圧倒的に前者がつらい。後者なら、空想に逃げたり手に入らない空白を想うことで自分の人生の意味を見つけられる。失うこととは質が違うと思う。


    物語のラストで、彼に「変えられた」と信じたい

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    2026年06月05日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    前作もだが、今作も表紙の色味通りのイメージ。
    あと、前より温度高めで、朔が人に近づいたように思う。
    洋館の香りがどんなものか、やっぱり気になる。

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    2026年06月05日
  • マリエ

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    幸も不幸も、本人が決めること
    っていう強いメッセージを感じた一冊。

    世間の目だけでいうと
    結婚はめでたい、幸せ
    離婚はかわいそう、不幸
    みたいなイメージがあるけど

    ほんとうにそうなのか??

    幸せになるために離婚を決める人もいるし
    結婚する目的が全然幸せそうじゃない人だっている

    他人は人の判断に幸不幸判断すべきじゃないし
    人それぞれなんだよ

    ってことだと思う

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    2026年06月04日
  • 神様の暇つぶし

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    初めましての千早さん作品。☆はギリ4にいかないくらいで。
    最初はちょっとくどい。入りにくいなぁと思うけど、過去の回想に入ると、藤子がしっかり全さんにハマっていくのを見ずにはいられなくなる。
    特に若い時の恋愛って考えてするものじゃないというか、相手のことがよぎってしまう時点で既に恋は始まってる。
    雰囲気としては島本さんに近いけど、島本さんよりくどくて重くてねちっこい感じかなぁ。

    里見がすごくいいキャラだった。身近にいたら仲よくなりにくいのかもしれないけど、みんなこのキャラは好きになる。

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    2026年06月04日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    「忘れているのならいい。
    けれども、隠せば隠すほどにおう。
    隠すというのは執着だから。執着は濃くただよう」

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    2026年06月03日
  • 桜の首飾り

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    桜をモチーフにした掌編7作。桜の季節に合わせて読みたいと思っていながら、散り際に駆け込んで読み終わった。結果、散り際の桜と、この作品の世界観が割とあっていて、いい読書になったとニンマリしている。切り口の違う7作は恋の話ばかりではないが、どこか、人を想う話が多いような印象。桜と一口にいっても実際は咲頃も色も散り具合もさまざまなんだ。桜ほどいろんな思いを寄せられる花もないなと思いながら、今年もなんとか桜を見ることが叶ってよかった。そんな物語の外のことを思ってみる。

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    2026年06月02日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    「ねえ、ハセオにとっての愛情ってなに?」
    「あ?」とふり返る。黒い瞳と目が合う。
    「そうやな」 「見ててやることかな」

    肉体関係がないけど誰よりも近い男女のはなし
    他の作家の作品でも交際相手より仲がいい男女はいたけど、神名とハセオの2人は彼らよりなんか会話や雰囲気、行動が付き合っていてもおかしくない、、けど実際には一切ないという絶妙な距離感がすごいと思った。


    最後までどっかでこの関係は変わるかな、もし変わったらどこにでもいるただ距離が近い、付き合う直前のカップルみたいで陳腐だなあと思っていたので、最終的に全く変わらなかったのも嬉しかった。

    作中では基本的に弱った神名をハセオが慰めたり

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    2026年06月01日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    不思議な空気感、静けさを感じる作品。
    怒りの香りとはなんだろうと思った。負の感情は不快な香りであり、草花や果物の香りを生命感のある香りなのだろうかと、勝手な想像をひろげた。香りについての想像をわかせるのも面白い作品だと思った。

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    2026年05月31日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    グリム童話やアンデルセン童話などのモチーフが、千早茜さんの手に掛かると、こんなにも美しくも恐ろしい物語りになるのですね。
    幽霊もゾンビも熊もサメも怖いけれど、一番怖いのはやはり生きた人間だー、と改めて思う。

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    2026年05月29日
  • マリエ

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    30代になってからもう一度読み返したい。
    25歳未婚の自分から言える感想があまりない、、、、ひとまず由井くんがすごくよかったのと、金原さん好きそうなキャラと思ってたらやっぱり好きだったので嬉しくなりました。

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    2026年05月29日