千早茜のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 正しい女たち

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    読みやすい文章でサラッと読めたものの、内容は心がざらつくものが多かった。女性について細かく描写してるのは流石だったものの、良くも悪くもそこまでで終わってしまってるので、もう一歩踏み込んだ話があれば心動かされたかも。

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    2026年02月15日
  • 正しい女たち

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    この作者さんの既刊をボチボチと読んでいく、の7冊目。
    なんとなく話題にしにく、でも誰かと話したいことをテーマに描かれた6つの短編集。
    前の話に出ていた人物が登場したりするが、さり気なさ過ぎて気が付かなかったり…。

    ここで言う「正しさ」は「常識」「ノーマル」「まとも」「建前」「正統」で、「正しくない」はその反対語という感じかな。
    誰にも言わないが心の中で思っている本音や欲望に対して、何が正しくて何が正しくないのか突きつけてくるお話は何気に複雑。

    生々しくて妖めかしくてアブノーマルでちょっぴりホラーな「偽物のセックス」が面白い。
    これだけでなく、『若い女は可愛げがある』とか『女はみんなこの「バ

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    2026年02月16日
  • なみまの わるい食べもの

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    わる食べシリーズ

    転居、再婚、直木賞受賞と怒涛な日々に翻弄されながらも
    「好きな時に好きなものを好きなだけ食べる」
    を貫く。

    姪っ子愛も感じられる楽しい1冊

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    2026年02月15日
  • 赤い月の香り

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    続編から読んでしまった(⊙⊙)

    ・朔がとても魅力的な人だなと思った
    ・美しい世界を描きたいという気持ちは伝わってきた

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    2026年02月14日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

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    2026年02月13日
  • 雷と走る

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    ネタバレ

    異国(アフリカ)に一家で住んでいる時に飼っていた番犬の虎は、犬の中でも獰猛な犬だったが、当時10歳のまどかは不思議と心から愛情をもっていた。その犬を愛しい、そして日本に連れて来られなかった気持ちは分かるが、虎にとってもその方が絶対良かったし、主人公が何故そこまで想うのかが分からない。どんなに思っても、そこは獣、野性味が強い虎の方は、まどかをそこまで愛していたのだろうか、と思ってしまった。

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    2026年02月10日
  • 眠れない夜のために

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    西淑さんの精巧な絵を楽しみながら千早茜の小説を楽しめる素敵な本
    短い物語がたくさん詰まっていて、寝る前の「(明日に支障が出ない程度に)ちょっと読みたい」を満たしてくれる

    全部夜がテーマの小説で、静かで透明なイメージ

    木守柿の話が印象的だった…
    これから私は葉のない木に残った柿を見るたびに、このことを毎回思い出す
    生活に変化を与えてくれる読書ができたの嬉しいな!

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    2026年02月02日
  • ひきなみ

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    千早茜さん。
    気になっていたけれど、今回はじめましてかな?と思っていたら、かなり前に『西洋菓子店プティ・フール』を読んだことがあった。
    なるほど、そういう感じの作風なのね。
    と腑に落ちた。

    女性の生きづらさを重めのエピソードで描いた作品。
    第一部は少女時代。
    心の病気で不安定な父親がいるから(?)島に預けられる。
    完全なる男尊女卑の前時代的な閉鎖空間で、主人公の思いも及ばない理由で追い詰められていた少女と出会う。
    強い彼女に憧れるけど、彼女はイマイチ自分に心を開いていないように感じて不安になる矢先、脱獄犯と一緒にいなくなってしまう。
    第二部は大人になってから。
    女性であることが理由で受ける、

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    2026年02月02日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • 男ともだち

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    ・私は誰を受け入れても同じ味だ。精液と同じで、おいしくもまずくもない。愛していれば違う味なのか、とは思ったりする。
     特別に想う男がいればこんな夜は罪悪感の苦しみくらいは味わえるのかもしれない。
     P.73

    ・誰を責めるでも、恨み言をはくわけでもなく、原爆ドームはその悲惨な姿をひっそりと晒していた
     この慎ましい静けさは何だろう。これこそが、祈りだ。そう思った。本当の祈りとは、このように慎ましくて強く確かに在るものものなのだ。
     P.292

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    2026年01月31日
  • 赤い月の香り

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    前作を読んでいなかったからか、ちゃんと言葉にしようとすると、するっと逃げていく感じの読後感。

    登場人物が掴みきれない感覚のまま、それでも美しい文章に惹かれて一気読みでした。
    朔と一香の関係が気になるので、透明な夜の香りも読んでみようっと。

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    2026年01月30日
  • 男ともだち

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    恋人同士じゃない男女が、一緒の時間を過ごす理由はお互いが楽で気兼ねなく過ごせるから。寂しくなれば、その時いつ連絡しても大丈夫な相手だから。

    主人公と男友達のハセオの2人はとても似たもの同士です。しかし男女とはいえ、それぞれの屑っぷりがすごい。また、それを互いにわかっていながら本気で非難しません。

    ありのままを受け入れてくれて、まともな大人へ軌道調整してくれる、でも男女間の付き合いはなし。一定の距離を保ちつつ友人関係を保っています。

    応援されるのも、することにも疲れる場合ありますよね。だまってこっちが呼ぶまではほっといてくれる、そんな男ともだちが理想かも。

    主人公が、途中から仕事に真摯に

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    2026年01月25日
  • さんかく

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    お互いに素直に気持ちを伝えられないのがすごくもどかしい。でも食欲だけには貪欲で素直なのが人間らしくていい。

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    2026年01月22日
  • こりずに わるい食べもの

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    「わるたべ」シリーズ第3段

    離婚して東京へ住まいを移した筆者
    果物食に挑戦したり
    ケーキやパフェを食べまくったり。

    食は自由だ!を謳歌する姿勢は
    食に興味の薄い私からしたら異次元すぎて
    脅威すら感じる(笑)

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    2026年01月20日
  • ガーデン

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    主人公はとてもジェントルマンなのだろう、と思う。清潔感があり穏やかな雰囲気で下品さがなく、アイロン掛けもうまい。周りの女性からも好感を持たれやすい感じも、たしかによく分かる。ただ、しっかりと一線を引いて深くは交わらないというか、交わってはくれないというのか。
    ラスト…は余韻を残した終わり方で、果たしてどうなるのかしら?といった感じ。

    表紙のお花は、南アフリカ原産のプロテアのよう。となると、あの庭の世界は南アフリカなのかも。花言葉は「自由自在」「華やかな期待」「王者の風格」「甘い恋」。赤い花が理沙子を表しているのかどうか。

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    2026年01月18日
  • 赤い月の香り

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    ネタバレ

    透明な夜の香りがとても良かったのでこちらも読んでみたのだけど、個人的には前作の方が好き。
    一香さんが出てくるたびに一香さん!!と叫びたい衝動に駆られた。二人、いい関係だな。私はこの二人の名前のつけられない関係性に惹かれているのだと思う。
    今回は主人公が男性だったのでいまいち入り込めなかったのが残念。

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    2026年01月18日
  • 赤い月の香り

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    前作の読後に残った香りの余韻が忘れられず本書に。
    そう、もうこの本の香りが記憶されてしまった訳です。
    次回作はあるのでしょうか。
    一香の登場には旧友に会った感覚に(笑)
    朔よ、正直になりなさい(笑)
    源さんも良かったね。
    私にとってもう一つの魅力は洋館と庭。
    浄化というか整いそうというか。

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    2026年01月17日
  • 雷と走る

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    主人公の女性は、10歳の頃には家族でアフリカに住んで居た。一家の広い庭には、一度も首輪をつけられる事もなく庭に放し飼いにされ、野性味に溢れ、ただ家族にだけ従順なガーディアンドックが居た。その中の一匹「虎」が彼女のお気に入りだった。
    恋人と暮らす32歳の今も、帰国時に置いて行く決断をした「虎」の事を思い出しては・・・。
    犬にまつわる千早さんらしい至極まっとうな話。
    決して出来が悪い訳じゃ無いと思うのだけれど、何故か突き刺さってこない。不思議です。どうも、読み手の私の方に問題がありそう。
    千早さん、子供のころアフリカ・ザンビアで過ごされたようで、その経験がもとになっているのでしょうね。

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    2026年01月15日
  • 雷と走る

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    幼い頃に「虎」と名付けた大型犬(ローデシアン・リッジバック)との忘れられない絆と別れを描き、30歳を過ぎてもその記憶に囚われる主人公まどかの姿を通して、犬と人間、そして「所有」や「責任」といったテーマを深く掘り下げる千早茜の物語です。不安定な海外生活の中でまどかを守った虎との日々、そして帰国と共に訪れた無情な別れが、まどかの人生に深く刻み込まれ、成長後もその「唯一の愛」の記憶を抱え続ける姿が描かれます

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    2026年01月14日