千早茜のレビュー一覧

  • 人形たちの白昼夢

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    青いリボンに導かれる短編集
    世界観は様々で、そのどれもがどこか幻想的で耽美
    「マンダリン」や「モンデンキント」か多少現実と地続きに感じるけれど、描かれる感情は舞台問わず生々しいのがさすがだった

    全体的に楽しめたけれど、なんとなく既視感がある題材のように感じたのも本当のところ イノセンス、もののけ姫、耳をすませば…
    とはいえ、そんな読み手の感性の陳腐さなんぞ描写力で蹴散らしてしまえる一冊でもあった

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    2026年05月19日
  • マリエ

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    離婚したアラフォー女性のその後の話。まりえさん、素敵な価値観を持ってて、悩みながらも人生楽しそう。元夫とか先輩はちょっとキモい。

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    2026年05月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    時代ものは初めてで、想像するのが難しい内容だった。
    厳しい時代に、男性たちを支え続けるウメがかっこいい。

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    2026年05月17日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    香りシリーズ第二弾。
    シリーズものはあまり好きじゃない。その多くは期待を裏切るから。
    でもこれは、朔の過去や背景の香りをうっすらと感じることが出来たし、私までこの物語独特の空気感に「ただいま」と言いたくなるような親しみをおぼえた。
    第三弾も、読むことに決めた。

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    2026年05月16日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    調香師小川朔のシリーズ第2弾

    シリーズといっても視点が小川朔ではなく
    新たに登場した人物の視点になっているところが
    面白い

    今回も前回同様、心に傷を持つ主人公が小川朔の作る香りによって次第に立ち直っていく様が興味深い
    と言いつつも前回ほどの面白みを感じなかった
    なんでかなあ
    私自身の感情の揺れが少なくなっているようにも思う
    つまり、、老化かな
    こわいこわい

    シリーズだと、いつ小川朔の心の傷が語られるのだろうかと気になる

    千早茜はちょっと癖があるところが好きな作家で
    次回作も楽しみである

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    2026年05月16日
  • 雷と走る

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    淡々と、現在と過去が流れていく物語。
    犬との強烈な絆、恋人との穏やかな関係。終始主人公の感情が紡がれていく。

    大きな出来事は起こらない日常譚は苦手だが、感情の対比から目が離せず、気付いたら読み終わっていた。

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    2026年05月15日
  • 透明な夜の香り

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    「わかる」と「わかろうとする」は全然違うということをずっと考えてた。

    朔は感覚的に多くのことがわかってしまう。
    人より深く、鋭く、時には知らなくていいことまで見えてしまう。
    その力は便利というより、不穏で少し怖いものと感じた。
    モラルより先に興味や探究心が立つ危うさも含めて、神秘的というよりどこか怪しい。

    一方で一香は、“わかる”人ではなく“気づく”人なのだと思った。
    そしてその気づきは、相手に踏み込みすぎない節度がある。諦念から来る部分もあるのかもしれないけれど、自分の理解を過信しないからこそ、相手に対して「わかったつもり」にならない。

    この、一香の「わかろうとする姿勢」が、朔の孤独を

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    2026年05月15日
  • 透明な夜の香り

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    アニメ化や実写化されそうな作品だった。
    香りをモチーフにした物語だけど、小説ならではだろうか、色で喩えた表現が各所に散りばめられているのが印象的だった。「紺色の深い声」は、実際に音にしたら、どんな声色だろう。
    機会があれば続編も読んでみたい。

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    2026年05月13日
  • 正しい女たち

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    人って面白いなって思う話でした
    短編集でも繋がりがあり、
    それぞれがそれぞれの人生を生き、
    いろんな考えがあって思慮深く、
    読み終わったあとに私自身の物事の捉え方についてついつい考えを巡らせてしまいました

    なかでも"幸福な離婚"がとても好みで
    共感できる部分が多く、結婚をしても
    程よい距離感が大切なんだなと思いました
    面白かったです!

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    2026年05月13日
  • しつこく わるい食べもの

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    積読だったけれどまた借りる機会があったので、最初から読み直す。

    1作目に続き面白かったけれど、コロナ禍に突入した時期でもありやや暗めな話が多かった印象。今では緊急事態宣言が出されることも、外食が憚れることもなくなったけれど、また同じようなことが起こるかもしれない。コロナ禍で食に支えられたとあったけれど、思い返すと食べ物は明日はあれを食べたい、いつかあれを食べたいと私を生かしてくれる理由になってくれているものであると実感した。

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    2026年05月12日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服をめぐる、綺麗な話だった。お城みたいなデパートとか、わたしだけのお姫さまみたいなドレスだとか。いつか夢見たお伽話への憧れが蘇ってくる。
    洋服の綻びを治すたびに、心がすこしずつ優しくなっていく。
    素敵だけど、「やっぱりな」って感じが強い。亀の男のところはこんなふうに薄くなってしまうぐらいなら、いらなかった。

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    2026年05月12日
  • ガーデン

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    以前、千早作品に出会った時に読み漁っていたが、今回、久しぶりに読みたくなり再読。
    まーったく覚えてなかったが、植物の生命力、というか、こちらが圧倒されるような「息づかい」の描写は頭のどこかに残っていた。
    わたしの体験だと、北大の植物園?かなぁ。

    主人公みたいなタイプ。モテるんだろうな、とちょっと思った。

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    2026年05月12日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    ネタバレ

    前作(透明な夜の香り)も読み直した

    香水じゃなくて香り

    一香さんとの関係もまだ続いていた

    嗅覚における花の命は、視覚のそれよりずっと短い

    茉莉花(まつりか)

    僕という存在を母親は受け入れられなかったんだよ

    正しい執着 赦しかな
     (前作でも執着と愛着の違いに悩んでいた)

    朝倉満 母親に会いに行っただろうか?

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    2026年05月11日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    肺を病み、死んでゆく銀堀達と残される女達。
    凄く厳しい世界だった。
    龍の「足掻きましょう。無為に思えても。どこにも逃げられはしないんです」という言葉が、凄く心に残った。
    石見銀山に行ってみたくなりました。

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    2026年05月07日
  • マリエ

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    共感あんまりできないなと思いつつ、でも嫌いじゃない作品だった。由井くん、私も好きになってしまいそうだった。
    結婚って難しい、考えることが多すぎる。

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    2026年05月06日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    今まで読んできた恋愛小説のなかで一番嫌いで、一番自分に寄り添うものだった。
    男が男だったし、女が女だった。
    始終キレてたのは私はよくわかんなかった。

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    2026年05月06日
  • マリエ

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    結婚そして相手との距離、若い子との恋愛。なんだか私にはあまり理解できない物語でした。離婚して1人になったらもっと1人の時間を謳歌すれば良いのにとか。だから恋愛も自由だから結婚という縛りがなくなるからこれも謳歌なんですね。

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    2026年05月04日
  • なみまの わるい食べもの

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    直木賞を取った辺りの事情、姪御さんとのディズニーランド、ドーナツへの思いなど食べることを軸にいろいろ楽しいエッセイ。

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    2026年04月28日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    世界中でありとあらゆるものが命を削り採掘され我々は生きていけるがそれによる争いが絶えず永遠に平和は訪れない。

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    2026年04月28日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服については詳しくないけれど、読み始めたらスラスラと読むことができた。

    服に纏わる話を取り入れながら登場人物の過去や関係性の変化も描かれるため、若干のご都合展開がありはしたけれど、人から与えられた傷もまた、人によって癒されるという希望を感じられて爽やかな読後を迎えられた。

    千早さんの作品に出てくる人物は皆どこか弱くて、善にも悪にもなりきれないところが良い。




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    2026年04月27日