千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「わかる」と「わかろうとする」は全然違うということをずっと考えてた。
朔は感覚的に多くのことがわかってしまう。
人より深く、鋭く、時には知らなくていいことまで見えてしまう。
その力は便利というより、不穏で少し怖いものと感じた。
モラルより先に興味や探究心が立つ危うさも含めて、神秘的というよりどこか怪しい。
一方で一香は、“わかる”人ではなく“気づく”人なのだと思った。
そしてその気づきは、相手に踏み込みすぎない節度がある。諦念から来る部分もあるのかもしれないけれど、自分の理解を過信しないからこそ、相手に対して「わかったつもり」にならない。
この、一香の「わかろうとする姿勢」が、朔の孤独を