千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
千早さんの文章は濃厚な匂いが立ち込める。
感覚を言葉にするのは凄い技術だなと改めて思う。
島で隔離された空間も、
いつの時代なのかわからない(温暖化?!)設定も合わさって、神話のようでもあり、夜のスノードームのようなグロさもあった。妖しく甘い温度。
最後のシーン
死を感じて生を形どるように、
深海へ行きスケキヨを待たないといけない夜があるという事だと解釈し、心を重くした。
余韻が残る。
ところで私は蓮沼推し!
悲しき役所だけど、熱っぽさが見える人だからこそ無機質さが際立ち怖い。頭撫でるのがメロいです。ハナちゃんのことはわかるし、らしいけど許さないからな -
Posted by ブクログ
新井見枝香さんがかつて三省堂書店のカリスマ書店員時代、個人文学賞の先駆け的な「新井賞」を主催し、第1回受賞作(2014)が千早茜さんの『男ともだち』でした。当時三省堂書店で平積みされ、思わず購入したのが私の千早さんと新井さんとの出会いでした。
新井見枝香とは何者?と『本屋の新井』を読み、「新井賞」を追いかけてたら、え?ストリップ劇場の踊り子としてデビュー! 千早さんが直木賞を受賞した2023年に「新井賞」終了発表…。そんなこんなで、本書はずっと気になっていました。
はは〜ん、なるほど「胃が合う」とはそういうことでしたか。美味いものを食べるのを邪魔されたくないのは井之頭五郎、胃袋のキャパはギャル曽根に合い通じるかな? でも五郎さんはパフェのハシゴはしないよなぁ…。
胃が合うのに2人の個性は対照的です。セオリーなしで自由奔放な新井さん、緻密で記録魔の千早さん。Wエッセイ集の通り、対談形式ではなく、全編同じ食体験から新井さん・千早さんの順に書かれ、視点や表現の違いが興味深いです。
性格と行動のギャップあれど、胃の相性がいい…ここが本書の一番の魅力でしょう。食への執着や追求だけでなく、仕事や生き方への姿勢の真摯さも表れていて、楽しく読めました。新井どん&ちはやんは最強コンビ! ごちそうさまでした、満腹です。