千早茜のレビュー一覧

  • 眠れない夜のために

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    ぼんやり読むのにちょうどいい(良い意味で)
    呼吸するみたいに読めちゃう。
    千早さんの心地良い時間と空間を楽しめました。

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    2025年06月07日
  • 男ともだち

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    これはなかなか感想書くのも難しい感じ。
    関係性って本当にそれぞれだから、世間一般で名前がつけられたものだけが全てじゃない。この作品の登場人物は倫理観に欠けているけどどこか魅力的にみえる人たちばかり。

    お互い納得のうえ成り立ってる関係ならいいと思うけど人から叩かれるのは承知のうえで自己責任で。そして異性の友達は成立するか否か問題がまた。

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    2026年01月08日
  • 眠れない夜のために

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    大好きな短編集。千早茜さんのお話は本当に私の心を読んでるんじゃないかと思わせるお話が多く、私自身の本かと思わせる作品ばかりでした。
    イラストもとても細かく表現してあり、とても読みやすいです。
    個人的に「水のいきもの」が好きでした。
    是非ちょっとした時間に読みたい時に。

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    2025年06月03日
  • あとかた

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    なんだろう、言葉にできないなにかが心に残ってる。
    生きることってなんとなくつらい、でも少し希望を感じられるというか。それでも人生は続いていくんだな、と。

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    2025年05月30日
  • グリフィスの傷

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    じんじんと重くしみ込んでくるような痛みの傷をめぐる短編集。傷を抱えて生きていく、なんて言うのは簡単だけど、悲しみ、怒り、憎しみ、愛おしさなど、傷に伴う感情によっては胸を抉られるような向き合い方を選ぶ場合もある。なかなかしんどい気持ちになる一冊だった…

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    2025年05月29日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    千早茜さん、なかなか読む機会がなく、積読されていた中の一冊。
    洋食や洋菓子店を舞台にした作品を最近読んでいたので、世界観は楽しませてもらいました。
    千早さんはドロドロしているイメージがあったのですか、意外にもスラスラと、共感できる登場人物もいて読みやすかったです。

    でもでも6編の短編がさまざまな登場人物の視点になり、あの時、相手はこう思っていたんかい!
    みたいな描き方は面白い!その分、主人公亜樹やその恋人祐介への感情移入が前半少なく淡々と進みます。

    青山美智子さんのさすが!っていう連作短編技に近藤史恵さんの料理愛と、微妙な人間関係の描写でモヤモヤするのを掛け合わせた読後感。
    それでも、シェ

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    2025年05月28日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    ネタバレ

    洋服補修士の仕事内容が、ただ直すだけではなく当時の姿を再現することにあるというのが興味深かった。服の歴史や美術品としての説明がところどころに出てきて、千早茜さんらしい五感に訴えてくるような表現力のおかげでこの美術館が本当にあって行けたらいいのに、と思った。
    晶さんの台詞の多くに納得感があって、特に「あなたの身体に触れていいのはあなたが選んだものだけ」という台詞がとても好き。

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    2025年05月25日
  • わるい食べもの

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    読めば読むほどどんどん面白くなっていくエッセイでした。食事は誰でもするものだけれど、食べ方や何を選ぶかで個性がすごく出ると改めて感じました。ついつい早食いしてしまい、空腹を満たすことを第一目的にして味わう暇なく食事を終わらせてしまうため、食べ物を味わうようになりたいです。

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    2025年05月23日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    ファンタジーに、恋愛に、家族に、ゾッとするお話まで、「料理をつくる人」という1つのテーマで、こんなにもいろんな雰囲気の物語ができるとは。どれも前向きな結末があるなかで、千早茜さんの「白い食卓」だけは冷たく恐ろしいようなお話だったのでどうしても印象に残った。深緑野分さんの「メインディッシュを悪魔に」もキャラクターを想像しながら楽しく読めた。

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    2025年05月22日
  • からまる

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    生きる目的を見出せない公務員の男、自堕落な生活に悩む女子大生、そして、クラスで孤立する少年……。注目の島清恋愛文学賞作家が“いま"を生きる7人の男女を描いた、7つの連作集。それぞれのお話の主人公たちが「からまって」次の話へとつながっていく…。千早さんの書く文章はなんだかキラキラしてる。いつ読んでも元気がもらえるので大好きです。

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    2025年05月20日
  • さんかく

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    料理の描写が秀逸すぎる 千早茜さんは食べ物のことを書かせたら天下一品だと思う。
    ここまで美意識を貫いている方はいないのではなかろうか。
    高村さん、正和、華の、微妙な三角関係ともいえない関係性に季節の美味しいものが奥行きをもたらす。
    執着しない潔さが気持ち良い作品だった。

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    2025年12月18日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    アンソロジーって、作風掴むまで疲れること多いけど、
    どれも面白かったし、
    読みやすかった。
    料理を作ってくれる人に感謝。、

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    2025年05月17日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    十八世紀のコルセットやレース
    バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、約一万点が眠る服飾美術館。
    ここの洋服補修士の纏子(まきこ)は、幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。
    一方、デパート店員の芳も、男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。
    デパートでの展示を機に会った纏子と芳。
    でも2人を繋ぐ糸は遠い記憶の中にあって…….。
    洋服と、心の痛みに寄り添う物語。
    ☆☆裏表紙より☆☆

    千早茜の世界。
    幻想的でちょっとだけ秘密の閉じられた場所。
    そんな魅惑的な世界に、どっぷり浸れる小説。
    「透明な夜の香り」の世界観も魅力的だった。

    千早茜ファンには、たまらない一冊。

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    2025年05月17日
  • 女ともだち

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    前半、あまり好みでない作品が続きましたが、後半すごく良かったです!

    おもしろかった3作品

    「こっちを向いて。」
    分かるー‼︎って話でした。大人になってから友達作るのって難しい。こちらと向こうに友達を作ろうという願望が、まさに同じタイミングで存在しないと成立しない。
    自分が今までに経験した感情が言語化されてる感じで気持ちよくて、そして切なかったです。

    「ラインのふたり」
    いたずらして笑ってはいけないのに全身で笑い出したくなる感じ。笑いすぎてお腹痛くて涙出る、みたいな。そういう時の女子同士の連帯感を思い出しました。
    終わり方も良かった。

    「獣の夜」
    一番好きです。ジビエ、全然興味なかったけ

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    2025年05月19日
  • 眠りの庭

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    美術家を惹きつけるファム・ファタル小説は、時として女性本人の人格や意思が抜け落ちたまま描写されたり、欲望の鏡扱いされがちだけれども(最近も、そちらに振り切った作品を読んだなと思い出した)、女性性を持つ人の痛々しいほどの葛藤にもフォーカスして描いていたのが、さすが千早茜さんとなった。

    すっきり解決、と言えるものはひとつも無く、情念、欲望、本質的な孤独に傷付ききった登場人物たちが、暗い夜の庭に取り残されるばかりの物語。
    そう書くと、どうにも救いが無いように思えるけれども(実際そうだけれども)、その暗がりの芳醇さに、ついつい惹き込まれてしまった

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    2025年05月15日
  • グリフィスの傷

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    ネタバレ

    【人は驚くほど、人の痛みに無自覚なのだ】
    傷にまつわる10篇の短編集。見えている傷と見えない傷をめぐる物語ということでさぞ重苦しい内容かと思いきや、意外や意外、優しさや温かさに包まれる作品もあり読後感は心地よい。1つ目の『竜舌蘭』が一番好みで、一度抱えた心の傷は癒えることはなく一生抱えたまま生きていくしかない…でも見えている傷痕が自分をそっと守ってくれる時もあるのだということが描かれていて、読後色んな解釈の余地があってとても良かった。『結露』『林檎のしるし』『指の記憶』『慈雨』『あおたん』も好きだなぁ。

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    2025年05月12日
  • 正しい女たち

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    ネタバレ

    【不倫も、おそらく夫婦も、きっとすべては演技だったのだ】
    6つの物語で構成された連作短編集。千早茜さんが紡ぐ言葉は、いつも私の心に響く。どこか身に覚えがあって、一度は頭の片隅に置いてきたはずのかつての自分自身の記憶が蘇るような感覚に陥るのだ。本作もその1冊。全ての短編の内容が濃密で、読み応え◎だが、特に『幸福な離婚』が好き。その文中で離婚を決め離婚届を提出するまでの期間を「結婚の死を看取る」と表現する作者の感性にも魅了される。「正しさ」の価値観は人それぞれで、時として凶器にもなりうる取扱注意なものだと思う。

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    2025年05月10日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    この二人のかけあいなら面白いだろうなって読んだらホント面白かった 大輔には自分もイライラ、でも大輔の気持ちはふーんそうなのか初めて知ったという感じ
    終わり方もあれでよかったと思う

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    2025年05月08日
  • グリフィスの傷

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    傷痕の意味 体に残る傷をテーマとした短編集。
    犯罪でつけられたもの、幼少期に親の不注意でついてしまったもの、自分でつけたもの、先天性のもの…。
    さて、私にも傷がある。母にも、姉にも、娘にも。
    生きていて傷がつかない人は、実はそれほど多くはないのではなかろうか。日常は、安穏として見えて案外危険が潜んでいるから。
    全体を通して、不穏なテーマであっても静かで淡々とした美意識に打ちのめされた。

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    2025年12月18日
  • グリフィスの傷

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    目に見える傷、見えない傷、単純に、そんな物語の本だろうと思って、読んでみたが、なんだか、もっともっと奥深い部分をえぐられるような、物語だった

    他人を傷つける人、自分を傷つける人、
    どちらも、どこに感情をぶつけていいのか、わからないのだろうと思うが、人の世には、どうしようもないことなのだろうな


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    2025年05月05日