【感想・ネタバレ】マリエのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

好きな世界観、セリフ、登場人物
だけど、マリエが婚活する意味が分からなかった。
由井くんに全身で恋愛をしているはずなのに本音を曝け出せないから?結婚をどこかで求めている気持ちがあるからか。

香りはどれほど時を経てもその時の記憶を思い出させますね
ラストで電話をかけた相手は…?
由井くんとは同士に思えたのでハッピーエンドであって欲しい

再読します

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

一気に読んでしまった
描かれている日常がかなり日常に近い現実味のあるお話で友人たちの会話を聞いているような感覚だった

コロナ禍.40歳を目前に離婚した桐原まりえは新たな生き方を模索し始める
離婚って失敗なの?
恋愛と結婚は別なの?
女性が感じる男性との不公平感や見下される感覚、好きだった人の嫌いな仕草とかいらっとするポイントとかの描き方が上手だった

千早さんの文章をもっと読んで見たいと思いました

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

 森崎から切り出された離婚に応じたマリエの気持ちを想像しながら読む。新しい住居を構え、自分の時間を満喫する様子には余裕が感じられ、引きずったりしないものなのだなと思った。しかし、マリエが由井君と過ごしたり婚活したりする中で、自らの恋愛や結婚について改めて考える心の内には、揺れを感じた。それは、寂しいとかさっぱりしたとか相手在りきのものではなく、離婚を一つの経験として捉え、次のステージを見据えている気がした。
 じんわりと心に沁み、エピソードごとに添えられる料理や香水に、味覚や嗅覚も満たされた。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代の女性の生き方は多様化していて、結婚して子どもを育てるのだけがあたりまえではない。好きなように生きていいと寄り添ってくれているように感じた。恋愛なんて興味がないように振る舞うマリエも結局、恋愛がやめられない。気づいたらハマってて夢中になってしまっている。彼のいる生活に慣れてしまって、連絡がないことにもやもやしている姿に共感した。辛くなってやめたくても、好きという感情はなかったことにはできないから時が過ぎるのを待つしかない。恋愛感情なんてなくなればいいのにと苦しい恋愛をしている時は思ってしまう。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大好きな千早さんの、1.2を争う大好きな本となった。

”古い作品に触れたら、感じたことを話すのはいいことです。
友人でも家族でも誰でもいい。
そしたら古いだけの物語にも血が通う”

”彼との食事は鮮やかで生き生きしている”

”私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない。
色や匂いを記憶に刻んで、また季節が巡っても思い出したい。
そして思い出してもらいたい”
これが全て。

[ジャガイモのサラダ]
ジャガイモを耐熱容器に入れレンジで火を通して潰す。
レモン汁とオリーブオイル、少々のマヨネーズで和える。
粗熱が取れたら、ほぐした鮭やたらこで和える。

[ガーダスープ]
トマトと生姜と中華スープの素で簡単にスープを作る。
小麦粉をボールに出し水を加えながら箸で混ぜて
ボソボソした塊を作る。
それを沸騰したスープにほぐし入れ、溶き卵を入れ火を止める。
*溶き卵に少し片栗粉を入れるとふわふわになる。

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2024年04月03日

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主人公が素敵!こんな大人になりたい!普段意識していない所で小さな差別があったなんて気づかなかった。千早さんの小説も今後読んでみようかな

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2024年05月01日

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千早茜さんの本、やっぱり好き。
普通に恋愛結婚してたけど、相手からの求めに応じて離婚するところから話は始まる。

自分はこのまま生活が続くと思っていたのに、離婚話を進めていたある日、彼の匂いに拒否反応が出て、自分の中では終わった人なのだと気づいたところが、頭でわかるよりも早く、体がわかっていたのだろう。

千早さんは「匂い」の要素がよく出てくるなと思う。

好きか嫌いかよくわからないけど、体感として「嫌いじゃない」とか「居心地がいい」とかの印象は大事だなとつくづく感じた。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

結婚について
きゅんきゅんとする場面あり!!
比較するのは違うかもしれないけど個人的に、傲慢と善良よりこの本のが好き

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2024年04月25日

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面白かった!千早さんの文章はスッと心に入ってきて本当に好き、、

まずページを開くと章題が全て3つの言葉で成されていて、新鮮でワクワクした!

マリエさんが離婚して、一人暮らしをはじめて、小麦粉料理を作ったり、自立してひとりの暮らしを楽しんでいるかっこいい姿も良かったけど
意外と新しい若い恋人にどっぷり浸かっていたり、人間っぽいところがとても共感できて好きだった。

読んでいて大きく頷ける文章がたくさんあったけど
子宮を、「他の臓器と変わらないものだとどうしても思えない、私の心のなにと繋がっているのだろう」と表現しているのがとても良かった。
確かに私たちは子宮という臓器に振り回されすぎている、、、

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2024年04月24日

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主人公が私と同世代という設定だからなのか、
恋愛に対する価値観や心情がとても共感出来ました。

そうそう!そうなの!!

そう思うシーンがいくつも。
千早茜さんの描写がとても好きです。


結婚 について考えるきっかけになる良い本だと思います。

私は結婚して良かった。
旦那さんと一緒にいる時の私が好きだし、何より私の精神安定剤。

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2024年04月24日

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私の心情を代弁してくれているようなセリフにびっくりしました。

『昔はもっとダイレクトに傷ついていた。仕事でも、恋愛でも、友情でも、親子関係でも、日常の中のちょっとした女性蔑視にも。でも、今は傷ついている自分に傷つく歳になった気がする』

まさにそれです!

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まりえのお話。
章のタイトルのワードで情景が、すぐに。
そして、なんだか納得してしまう。
空気の色や温度が伝わる。

~結婚をなかったことにできない~
~嗅覚は頭よりずっと多くのことを知っている~
~男は声~
~アクセクシャル アロマンティック~
~好きだけでは難しい~
~不覚にも心臓がはねた~
きゅうっと~
~深い快感に沈んだ~

なんといっても
「私の幸も不幸も、私が決める」

セリフが沁みる。
まりえに会ってみたいくらい。
アタシはマキさんくらいの年齢だけど(おそらく)

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2024年04月21日

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自分の意見を程々に持っている主人公。生涯独身とは異なり離婚してからの独身となり、周りの見え方や知らない世界、知らない価値観に触れて自分を更に知っていく。
他人の正解を私が決めてはならないし、私の正解を周りが決めることも違う。新しいことに触れることで、私も自身と向き合い、私の正解を生きたい。

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2024年04月19日

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アラフォー女主人公が離婚してから約1年間のおはなし。終始たんたんとした日常の出来事だけど、その間の新たな恋愛、婚活、母親との関係、それにそもそも離婚することになったきっかけを思い出したりする部分がすごくリアルでしみじみした。「繋がらないことで繋がってたい」って言う年上マキさんの乙女心わかるー。あと由井くん好き!

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2024年04月09日

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離婚をして1人になった時少し寂しくなる。その時知り合った由井君,  由井君は本当にまりえを愛し最後までとは思っていないような気がする。何かあると逃げて行く.気が利く人は人よりたくさん見える人,見え過ぎる人は人の嫌いなとこまで見えてしんどい,恋は相手も傷つける。そのことを受け止めるほどの男性は今はいない。ただ自分が傷ついた気持ちを今まで有った事を色々相手に話す。少し恩義目らしく、言わないところが良い所なんだけど、人それぞれだから、。

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

元旦那の恋愛したいも そうですが

由井君の自分と付き合ってるのに

なぜ婚活といこだわりも

男って何にも分かっちゃいないな

と思っちゃうわ



時たま

こんなにわかり合えないのに

一生一緒にいるなんて

どんな罰ゲームかと思うのですが

だからこそ 面白いというか

意味があるんですかね

そう思わないとやってらんないわと思いながら読む

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

とても読みやすく、淡々と読み終わりました。
離婚の理由も、婚活の理由も、相手に求める条件も、本当に人それぞれですよね。

結婚しない、子供作らない、ましてや恋愛しない…
いろいろいろいろありますものね。

主人公のように、大手の会社にお勤めで、離婚歴あって、住み良いお部屋に住んでいて…
羨ましいって思う人もたくさんいると思う。
でも、その主人公も、悩みながら生きているんですから。
40歳で、7歳年下の恋人なんて、全然アリですよねー❤️

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2024年03月25日

Posted by ブクログ

いっきに読めました。
最後に選んだ相手でいいの??とは思ったけど千早茜さんの作品ってこんなんだったなと思い出した。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

千早茜さんの食の描写いつも
美味しそうでワクワクする〜。
節タイトルも単語なんだけどおしゃれで素敵!

年下の男の人とのときめく恋模様と
並行している婚活の難しさ、
疲弊して心にグサグサくる感じが
読んでいて面白かった。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

目次というか、副題がとても楽しい。字面からどんな物語が立ち上ってくるのだろうかと勝手にワクワクしていた。嗅いだことのない香水がこんなにも立体的に作用してスパイスになっていたことにビックリしたし、マリエの心模様とのリンクもとてもよかった。婚活こそ、自分をしっかり持たなくてはいけないものだと痛感。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

読みながらわたしは?と何回も手を止め、でも結論をだす前にまりえのゆくえが気になってまたページをめくる、を繰り返していたら一気読みしてた。すごい本。

以下は昨日読んだ直後に書いたメモ。今日他の人の感想を読み始めたら止まらなくなって、もう1回感想を書きたいので仮感想として一旦残しておく。笑↓

話をしようと思った。の、話をすることが一番難しい。終わり方がわたしはちょっと物足りないように思った。(前向きな終わり方やけど、その先の行動と未来が知りたくなった)
まりえにわたしが似ていそうで、こわい。なんでこわいんやろう?わたしは結婚したいのに・・・という気分になってしまうこわさ?あなたは関係を切っていく人よ、だから好きなのとマキさんに言われてた場面が、そっくりわたしに見えてしまった。

まりえは何が正解やったんやろう、、とも思うけど、それがまりえなんだとも思った。
わたしは?

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

恋愛と結婚に悩む主人公。“マリエ“という香水が出てきて、ちょっと嗅いでみたくなった。千早さんワールドを堪能。

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

揺れ動く女性の心情が良く描かれていると思う。
悪くない。
そうだなあ、
こんなふうに迷いながら生きていくのだろう。
評価が若干低めなのはあまりに恵まれた主人公だからかも。
仕事もでき、それなりに女性としても魅力があり、友達にも恵まれている。
本質的な悩みがもう一つ伝わってこない・・・

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『恋愛がしたい』という理由で離婚がしたいと言われたマリエ。一人で自立して生きていこうと決意をしたが、周りのアドバイスもあり試しに婚カツをしてみる。そんな時、いつも香水を買っている店員の"林"の友達である"由井"と出会う。酔っぱらいの自分を家まで送ってくれたお礼に食事を作ってあげた。おいしい食事に感動した"由井"は、自分に料理を教えてほしいとお願いする。何度か一緒にいるうちに居心地の良さを感じるマリエ。二人は付き合うようになる。だが7つも年下の由井に結婚できるのかという不安から婚活してるのを伝えられないまま、家に届いた婚活の手紙でバレてしまう。傷ついた由井に距離をおかれてしまい、マリエはどんなに大切な存在だったのか気づく。マリエはどう行動するのか❓二人は元に戻れるのか❓

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

 アラフォー離婚でシングルになった女性の、生身の人間としての幸せについて描いたヒューマンドラマ。

 物語は、主人公のまりえの視点で描かれる。
          ◇
 吐く息の白さに目を奪われながら、まりえは朝の空を見上げた。ここ数日の雨が嘘だったみたいに晴れ渡っている。冬の澄んだ空気の清廉さは、今日という日にぴったりだと思った。
 「さて」とつぶやいたまりえは、出かける準備をするためベッドを離れた。

 車が行き交う通りの向こうに猫背で佇む姿を見つけた。森崎だ。まりえは歩道橋の階段を降りながら、2か月ぶりに会う男の顔を見た。
 森崎もまりえに気づいて表情を和らげ、「悪いね、休みを取ってもらって」と詫びる。その殊勝な態度は「ん」としか言わなかった以前とはずいぶん違う。
 珍しく気を遣ってくれているのは、夫側から言い出した離婚の届けを出すために、今から2人で区役所に行くからだった。

まりえは40歳目前で離婚を決意した。夫が言い出してから2年を要した。離婚の理由として夫が挙げた「恋愛がしたいから」に納得できなかったからだ。そんな夫への愛情が冷めた今では、もう未練はない。
 こうしてまりえの結婚生活は7年半で幕を閉じることになったのである。

 気持ちに踏ん切りがついたこともあり、届けを出すときは清々しささえ感じていたし、1人の身軽さは心地よいほどだ。
 ワインバーで知り合った年配女性のマキさんなどは「あんたもこれから恋愛できるわね」と微笑むが、まりえは今のところそんな気になれない。人生の幸せは人に気を遣いながら得られるものではないと痛感したからだ。

 けれど行きつけのフレグランスショップで、「マリエ」という香水に出会ったことでまりえは……。( 第1章「離婚、新しい香水、白いシーツ」) 全9章。

     * * * * *

 「マリエ」というフレグランス、なかなか妖しい。

マリエ(Malie)は「穏やかな」「静かな」という意味のハワイ語だそうで、破綻した結婚生活の残滓をきれいに拭い去り、心身を癒やしたいまりえにはぴったりです。

 けれど、ショップで店主の林が新しい人生の門出にと勧めてきた「マリエ」のほうは、マリッジブーケをイメージして調香されたフレグランスでした。
 次なる恋、そして結婚へとステップアップするアイテムとしか思えない香りを、まりえは買ってしまいます。
 タイトルが「まりえ」でなく「マリエ」となっているのは、このフレグランスがまりえに大きな影響を及ぼしていくさまを描いているからなのかと思いました。

 さらに林は、まりえに由井という若い男を紹介します。当初は可愛げのある「年下の男の子」らしく振る舞っていた由井は絶妙にまりえとの距離を縮めていき、2人は恋人のような関係になるのですが……。


この年上の女性が好みだという由井も気持ち悪い ( 金銭を引き出そうとしないだけマシかも知れませんが……) し、林の持つ淫靡に傾いた(マトモな倫理観とは思えない)感覚にも嫌悪感が先立ちます。それに翻弄されていくまりえが主人公なので、苦手なストーリー展開の作品でした。
 ただ、「結婚」や「恋愛」についていろいろ考えさせられる作品でもありました。

 恋愛の成就形が「結婚」だと思っていたので、孤独死への恐怖や、家電や建具等の不具合に1人で対処しなければならないことへの不安から「結婚」を望むのは、少し不純な気がします。
 特にまりえは、夫との2年にも及ぶ離婚協議に嫌気が差し、独り身になった解放感を感じていたはずです。なのに結婚志向へと傾いていくのです。
 ただし、まりえの婚活の姿勢はどこか煮えきらない。結婚相談所の紹介相手に対しても、由井に対してもです。 ( 由井の持つ観念は最後まで理解できませんでした。)
 
 ただ由井だけでなく、まりえの友人や先輩たちの結婚観や恋愛観にも首を傾げるようなところが多く感じられたので、それらのベースとなるのは究極の個人主義なのかもと思ったりもしました。 ( 相談所仲間の香織などまさにそんな感じですし、離婚を主導したはずの森崎が未練がましさありありの連絡をまりえに取ってくるのも自分勝手の極致だと思いました。)

 登場人物のなかでは、飲み友だちのマキさんの潔さがもっとも好もしかったです。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

同年代辺りの女性。離婚、恋愛、世間体。自分の思うように生きる事は、男を傷つけるかもしれない。
男女の適切な距離とは?引かれたレールのない時代だからこその、女性の生きることの難しさを突きつける小説

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2024年03月30日

Posted by ブクログ

香りと料理の表現が核になっている。結婚、離婚、恋愛、人間模様を丁寧な言葉で紡ぎあげた作品。淡々と進んでいくけれども香りと料理がつなぐ人間関係が想像の世界を広げていく。
ラストは、いろいろな見方があると思うけれども、良かったと思う。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

えぇ?!そんな終わり方?
千早さん好きだけど
この本はあんまり千早さんっぽくなかったなー。
話もつらつらと、
盛り上がりもさしてなかったよーな。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

星3.5くらい。あるアラフォー女性の離婚から始まる物語。千早茜さんは、料理や味覚や香りなどの要素を、人物の心の動きや物語のうねりにリンクさせて描写するのが抜群に上手だなあ。今回も持ち味を発揮しておられました。終盤で出て来る「知っている関係に置き換えなくていいのよ。どの人との関係も初めてのものなんだから、かたちなんてないの」という台詞がよかったなあ。あとは、モブだと思っていた婚活相手の本田さんが終盤で主人公に対して大きな作用を及ぼしていたのが、なかなかうまいなあと思った!

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

千早茜さんは匂いの文章表現が他の追随を許さない。マリエや由井くんの着けている香水が活字からふと香ってきそうな表現力。

40歳を目前にして、夫から「恋愛がしたい」と離婚を切り出されたマリエ。マリエの淡々としたところや、自己完結しているところが、なんだか読んでいる私でさえやんわり拒絶されているように感じて…

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2024年03月10日

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