【感想・ネタバレ】マリエのレビュー

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Posted by ブクログ

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現代の女性の生き方は多様化していて、結婚して子どもを育てるのだけがあたりまえではない。好きなように生きていいと寄り添ってくれているように感じた。恋愛なんて興味がないように振る舞うマリエも結局、恋愛がやめられない。気づいたらハマってて夢中になってしまっている。彼のいる生活に慣れてしまって、連絡がないことにもやもやしている姿に共感した。辛くなってやめたくても、好きという感情はなかったことにはできないから時が過ぎるのを待つしかない。恋愛感情なんてなくなればいいのにと苦しい恋愛をしている時は思ってしまう。

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2024年04月14日

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ネタバレ

大好きな千早さんの、1.2を争う大好きな本となった。

”古い作品に触れたら、感じたことを話すのはいいことです。
友人でも家族でも誰でもいい。
そしたら古いだけの物語にも血が通う”

”彼との食事は鮮やかで生き生きしている”

”私がパートナーに望むのは世界を共有することなのかもしれない。
色や匂いを記憶に刻んで、また季節が巡っても思い出したい。
そして思い出してもらいたい”
これが全て。

[ジャガイモのサラダ]
ジャガイモを耐熱容器に入れレンジで火を通して潰す。
レモン汁とオリーブオイル、少々のマヨネーズで和える。
粗熱が取れたら、ほぐした鮭やたらこで和える。

[ガーダスープ]
トマトと生姜と中華スープの素で簡単にスープを作る。
小麦粉をボールに出し水を加えながら箸で混ぜて
ボソボソした塊を作る。
それを沸騰したスープにほぐし入れ、溶き卵を入れ火を止める。
*溶き卵に少し片栗粉を入れるとふわふわになる。

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
「離婚って失敗なの?」「恋愛と結婚って別物?」
新直木賞作家が描く、おとなの女性の結婚と幸福をめぐる物語。

桐原まりえは40歳を手前に離婚した。夫の森崎に「恋愛がしたい」と切り出され、2年近い話し合いの時期を経て、7年半の結婚生活に終止符を打ったのだ。理由にはいまも納得がいかないまりえだったが、自分はもう誰にも属していない、そう思うと心は軽やかだった。離婚届を提出する朝、寂しさよりも、手放して一人になることの清々しさをこそ感じたのだ。
「あんたもこれから恋愛できるわね」、行きつけのワインバーでよく遭う年かさのかっこいいマキさんはそう言うが、まりえにはその気はない。駆け引きも探り合いも億劫だし、今のからだを見せる羞恥が性欲を上回る。なにより、すべて自分の自由にできる生活が一番大事でそれを危うくする欲望に呑み込まれたくはないのだ。でも、なにか不安で、なにか取りこぼしている気がする……。
ひょんなことで懐いてきた由井君が粉料理を教わりに訪ねてくるのを好ましくは思うが、物事の受け止め方に7つの歳の差を感じるばかりだ。そんな折、些細なきっかけと少しの興味から、まりえは結婚相談所に登録をした。そこで見聞きする世界は、思いもよらないものだった。マリッジコンサルタントに、紹介された男たちに、婚活仲間に、切実な「現実」や結婚に対する価値観を次々と突きつけられ、まりえは考え続ける。自分が人生に求める幸せとは何なのか。
若い頃のように無邪気に恋愛に飛び込んでいけなくなった眼にだからこそ捉えられる、おとなの女の幸せをめぐる長篇。


「あなたが自由で自立しているから相手を尊重できたのよ。」

【個人的な感想】
まだ私には読むのが早かったかな?
30後半、40代になってから再読したい。
でも、由井くんがかっこよかった...!

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まりえのお話。
章のタイトルのワードで情景が、すぐに。
そして、なんだか納得してしまう。
空気の色や温度が伝わる。

~結婚をなかったことにできない~
~嗅覚は頭よりずっと多くのことを知っている~
~男は声~
~アクセクシャル アロマンティック~
~好きだけでは難しい~
~不覚にも心臓がはねた~
きゅうっと~
~深い快感に沈んだ~

なんといっても
「私の幸も不幸も、私が決める」

セリフが沁みる。
まりえに会ってみたいくらい。
アタシはマキさんくらいの年齢だけど(おそらく)

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

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『恋愛がしたい』という理由で離婚がしたいと言われたマリエ。一人で自立して生きていこうと決意をしたが、周りのアドバイスもあり試しに婚カツをしてみる。そんな時、いつも香水を買っている店員の"林"の友達である"由井"と出会う。酔っぱらいの自分を家まで送ってくれたお礼に食事を作ってあげた。おいしい食事に感動した"由井"は、自分に料理を教えてほしいとお願いする。何度か一緒にいるうちに居心地の良さを感じるマリエ。二人は付き合うようになる。だが7つも年下の由井に結婚できるのかという不安から婚活してるのを伝えられないまま、家に届いた婚活の手紙でバレてしまう。傷ついた由井に距離をおかれてしまい、マリエはどんなに大切な存在だったのか気づく。マリエはどう行動するのか❓二人は元に戻れるのか❓

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2024年04月22日

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