祈り作品一覧
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-牧場を経営するドリーの前に現れたのは〈知性〉の名を持つ美しきシーク、ルシュディーだった。彼と同じものを見つめ一緒に生活するなかで、彼の優しさに触れ、次第に心惹かれていくドリー。しかし、彼女には恋をしてはいけないある秘密があって──!? ※本作品は過去に宙出版から刊行された作品の新装版です。本編に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
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-リシィ島には蘇生の力で私腹を肥やしている聖女がいるという。聖女が自国を脅かす存在であると認識したイデリア国のランベルト王子は、聖女殺害のためリシィ島へ赴くのだが……。そこには、華奢で肌の白い女性が塔の最上階に閉じ込められていた。彼女の名はクラリーチェ。どう見ても蘇生の力で金儲けをしているようには見えない。堅物で正義感の強いランベルトはクラリーチェをそのままイデリア国へ連れて帰ることに。やがて側近から、聖女の力を奪うためにはクラリーチェを女にすること、つまり処女を散らすことが必要だと知らされたランベルト。冷酷になりきれない自分に気付きつつも、彼女を抱くと決めたランベルトはクラリーチェの部屋へ行くのだが……!?
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4.5「私の初めての相手になってほしいの」ルーシーは兄の友人のプリンス・ダミアンに悩みを打ち明けた。子供の頃から病弱で恋もキスも知らない私…でも病を克服した今、人並みに恋をしてみたい。プレイボーイのプリンスだけど優しい彼なら、きっと恋の手ほどきをしてくれるはずだわ。一方、ダミアンは困惑していた。無邪気で愛らしいとは言え彼女は友人の妹。頼みを聞くわけにはいかない。ところがまねごとのデートでした軽いキスに、思いがけない情熱が湧きあがって…!?
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-苦い恋に区切りをつけて、シドニーは高校教師に復帰し新しい生活を始めようとしていた。その矢先に、許されぬ想いに苦しんだ相手、ケンドル神父が家に突然訪ねてきた。神父は司祭のガウン姿ではなくスーツに身を包み、神父ではなくジャロッドと名前で呼ぶようシドニーに言う。いったいどういうこと? 私はあなたを男性として愛していいの? いいえ、一度だけ交わした熱いキスに振りまわされてはいけない。彼は神のしもべ、結婚することの許されない身なのだから――。
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4.4
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-グレイシーはまだ見ぬ父をさがしにローマへ来たが、手がかり一つつかめなかった。絶望しかけたとき、トレビの泉で理想的な父娘に出会った。少女をいつくしむ魅力的な男性、ルカ。私もこんなふうに愛されたかった……。彼に問われるがまま、グレイシーは事情を打ち明けた。すると、住み込みで娘の家庭教師になってくれたら、きみの父親さがしを手伝おうと、ルカが申し出た。願ってもない話に、グレイシーは飛びつく。ルカの胸に秘められた深い苦悩にも気づかずに。
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4.0生き別れの父を捜して単身ローマにやって来たグレイシー。所持金も尽き、諦めかけた彼女に協力を申し出たのは、イタリア映画のように完璧にスーツを着こなした男性ルカだった。協力の条件は、幼い娘の家庭教師になること。イタリア男性を好きになると不幸になるという母の教訓を肝に命じながら、彼の屋敷に滞在するグレイシー。それでも紳士的なルカのやさしさに惹かれ始めた彼女はあることに気づく。幸せそのものに見えたこの家には何か悲しい秘密があることに……。
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-【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「私たちの結婚は終わったのよ! 放して!」身をよじるリオーナを有無を言わさず抱き上げる、カフィーヤを身につけたたくましい男性は――夫のシーク・ハッサンだ。跡継ぎが産めない体だから結婚は続けられないと、シークの妻の座から身をひこうとしているのに、だめだわ、彼に触れられるどうしようもなく惹かれてしまう…。王宮は私たちのことをきっと認めない。いったいどうすればいいの…!?(<恋する男たちⅠ>「シークの祈り」)修道女見習いの甘酸っぱいロマンス「パリで見つけた恋」も同時収録。
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3.5アラブのプリンス、シーク・ハッサンの苦悩は深かった。6年前に結婚したイギリス人の妻リオーナは、跡継ぎができないのを気に病んだ末、実家に帰ってしまった。さらに、それを知った隣国のシークが、自分の娘を後釜に据えようとリオーナの誘拐を企てているという。そんな折、妻が別の男にエスコートされスペインにいると聞き、ハッサンの怒りは爆発した。妻を守るのは夫の特権ではないか!彼は部下にリオーナを襲わせ、豪華ヨットに連れ込んだ――誰よりも先に、妻を誘拐するために。
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3.5アマベルは小さな宿をたった一人で切り盛りしている。突然の嵐に心細い思いをしていたある晩、オリヴァーという医師が部屋を求めてやってきた。彼は気さくな温かい人柄で、アナベルに安心感を与えてくれた。これまで孤独に耐えながら生きてきたけれど、こんな人が友人だったらどんなにいいだろう。アマベルは生まれて初めて、男性に憧れを抱いた。一方、宿をあとにしたオリヴァーは、どこかはかなげなアマベルのことが気になってしかたなかった。なにか理由をつけて、もう一度あそこへ行ってみようか……。
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4.5詐欺容疑で拘束された父親を救うため砂漠の国を訪れたエスメラルダ。ところが美しい国王ザイードに王宮へとつれ去られ、残酷な命令を下される。「僕の許しなく宮殿から出てはならない…父の身を案じるのなら」どうしてこんなことになってしまったの? 戸惑うエスメラルダだが、拘置所の父が病に倒れたとき、思わず彼に懇願しまった。あなたの欲しいものはすべてあげるから父を助けて、と。ザイードの魅力に抗えず純潔を捧げ、世継ぎを身ごもることになるとも知らずに。
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-「君の手はひとを救う手。俺の手はひとを殺す手」乙女の祈りは唯ひとつ……苦しむ彼にまことの愛とさいわいを■滅ぼされた祖国より命からがら逃れてきたリーリエは、中立国アルモニアの難民キャンプで看護師見習いに採用された。広がる大戦の中、アルモニアは傭兵稼業と国籍を問わない医療活動で混乱の時代を渡っている。家族すべてを失ったリーリエは、途中で脱落した級友たちのことに心を痛めながらも、長閑な景観と新しい生活にひとときの癒しを感じていた。そこに一人の青年が亡命してくる。重傷だ。リーリエは傷口を手当てしようとしたが、彼はたどたどしい彼女の看護を素っ気なく振り払い、自分で手早く処置を済ませてしまう。「あまり自分にかまわない方がいい」とミステリアスに呟く青年。シャワーを使い、支給品の衣服に着替えた彼は、誰もがハッと目を奪われるほどの美貌を持っていた。しなやかな筋肉と身のこなし。鋭い感覚。そう……彼は「元・軍人」……しかも征服戦争を引き起こしたケラスィア帝国の【英雄】と称えられるリーベルト少佐であった――
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-世界中、どこのカトリック教会に行っても聖堂の壁に「十字架の道行」が並んでいます。それは14~15枚のレリーフや絵で、ゲッセマネの園でのイエスの祈りからはじまって、十字架刑で亡くなり、葬られ、復活するという、イエスの人生の最後の3日間の出来事が、場面ごとに描かれています。人々は、その絵の前を移動しながら祈ります。本書は、日本人の感性からキリスト教を極めていった奥村一郎神父が祈った3種類の十字架の道行と受難の復活の黙想を納めたものです。祈りは、一般向き、思索的・神学的なもの、聖書をもとにしたもので、持ち歩きに便利なポケットサイズで、イエスの心を親しく感じて祈ることができます。
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-聖パウロ女子修道会初代総長シスター・テクラ・メルロの伝記。20世紀初頭、ヨーロッパでも女性の社会進出は少なかった。まして、マス・メディアを使っての宣教に乗り出す女性は。イタリアの寒村カスタニートに生まれたひ弱な娘は、創立されたばかりの聖パウロ修道会の創立者ヤコブ・アルベリオーネ神父の指導のもとに立ち上がる。彼女は、知恵、祈り、宣教への情熱、愛、毅然とした生活で、神のみ旨に対する温順さに卓越し、絶え間なく神に向かって上昇しつづけた人であった。現在、彼女の信仰を受け継ぐ会員は、世界50か国に散在し活躍している。
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-声なき「こえ」が恋を詠う――唯一人、あなた様に、愛されたい……と■決して「愛」を口に出してはならない……それが【加護】を発動させるために架せられた残酷なる巫女への戒め。銀灰の髪を持つ「惑わしの森の巫女」白蓮は、勝ち目のない戦に臨む黒燿と出会い、互いに一目で惹かれ合った。天下人の甥として重圧で潰れそうな日々を過ごす中、それでも生きようと藻掻く黒燿の美しさに打たれた巫女は、ひとつの決意を胸に秘める。我が身の純潔と引き換えに生還の加護を与えようと。しかし、幾度も夜を重ねるたび、黒燿も彼女に愛されたいと乞い願い、恋の言葉をねだり始める。最期の時が来る前に、せめて、白蓮からひとことだけでもと――愛するがゆえに「言えない」「聞きたい」狂おしいほどの二人の「祈り」は……
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-世界最大級を誇り、日本の希望の象徴であった戦艦大和は沈んだ。その最期を見届け、奇蹟的な生を得た著者が、艦と運命を共にした三千余名と「大和」の鎮魂の為に書き記した二つの生と死の軌跡。死を覚悟した彼らの悲痛な祈りに、いま我々は耳を傾けねばならない。「臼淵大尉の場合」「祖国と敵国の間」の2作を収載。下巻「戦艦大和ノ最期」。
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-宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』と、サン・テグジュペリの『星の王子さま』は、どちらも、ほとんどすべての日本人が知っている、名高いファンタジー(幻想文学)です。ところが、その二つの作品の、だれも知らなかった新しい読み方と意味を、この本が発見しました。『銀河鉄道の夜』については、いくつかの資料のユニークな解読をとおして、主人公・カムパネルラのモデルが、作者の死んだ妹・トシであることを発見しました。併(あわ)せて、その、ファンタジーを、賢治が制作した理由と経緯(いきさつ)が明らかになりました。ジョバンニ、カムパネルラという名前の由来など、注目すべき発見も、数多く紹介されています。『星の王子さま』については、フランスで刊行された辞書類を使って、原書を吟味した結果、邦訳(半世紀にわたって愛読されてきた、内藤濯(ないとうあろう)先生の訳)だけでは、けっして、知ることのできない、作者の真の思想や、作品を一貫する信念などについて、少なくとも二十ケ所、新しい、重大な発見がありました。そこで、ファンタジー『星の王子さま』は、作者の幼時が、幻影となって出現して自らの半生を語り、未来の世界の平安を祈りながら書いた遺書、という推測が可能になっています。それらの発見をとおして、二つのファンタジーの姿が、すっかり新しくなったので、作者たちは、この本の中で初めて、それぞれの、心の全体を打ち明けて、語り合っています。本書では、さらに、「まえがき」と「あとがき」で、人の生命と文化と宗教とが、ファンタジーの中で、一つに融合することを、具体的な例を挙げて論じています。両作品の、詳しい説明付きの「あらすじ」も、楽しい読み物となっています。二人の天才が、自由奔放に論じ合い、相互の思考を確認し合っている、この本の議論に、ぜひ、参加して、心を爽快にし、生きるための活力を獲得してください。
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3.3エンリコが交通事故で意識不明ですって?ジャンナは真夜中の電話を受けると、すぐさま病院に駆けつけた。十五歳のころから愛し続けてきた彼は、スーパーモデルと婚約してしまったけれど、この思いは変わらない。ジャンナは病院に泊まり込み、不眠不休で付き添った。必死の祈りが通じたのか、エンリコは五日目に意識を取り戻した。ほとんど見舞いに訪れない婚約者の代わりに、ジャンナは心をこめて看病を続けたが、彼の一言に衝撃を受ける。「ぼくの婚約者が見舞いに来る邪魔をしないでくれ」
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-孤児だったアリアローサは生まれながらに神聖力が高く大神殿で育てられ暮らしていたら、 聖女の頂点に立つ存在――「大聖女」に抜擢されていた。 以来、国のため民のために祈りを捧げて敬虔な神の使徒として生きてきたアリアローサだったが、 神聖力は二十歳でピークを迎えてそれ以降は徐々に力を落としていくため、 今年二十歳になるアリアローサは大聖女の任を解かれて新たなる聖女にその地位を明け渡すことに。 十五年に及ぶ大聖女の任を無事に解かれたアリアローサが望んだのは……自由!! そろそろ自分の人生というものを歩んでみたかったアリアローサは、お側付きに任命された幼馴染の聖騎士ユアンとともに新生活を始めることに。 幼い頃から神殿で暮らしていたアリアローサは、実は世間知らずで、だからこそ一つ一つが初めてで楽しい! 街での暮らしが落ち着いてきたころ、アリアローサには一つのやりたいことが…… 「私、お店をやりたい」 そして、はじめた元大聖女と元聖騎士がはじめたモーニングカフェにはいろんな人がやってきて――
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-魔物が頻出し、外交も絶たれた太陽のない国・ノイモント。王家の姫であり巫女でもあるヘルミーネは、日々祈りを捧げながら虚しさを感じていた。峠を越えた先の大国・グランツィアは、魔法科学でたいそう栄えていると聞き及ぶ。強大化していく魔物の力にノイモント存亡の危機を覚えたヘルミーネは、父王にわが身を差し出してでもグランツィアに助力を請うべきと訴えるのだった。グランツィアの王子・ディートリヒと言えば、天才と名高く、美しいその容姿から『太陽の王子』と呼ばれている。対して『夜』の国、『魔界』の国の王女・ヘルミーネの異名は『呪い姫』。半ば賭けるような気持ちで使者を送ると、グランツィア国から「一年以内にヘルミーネが王子の心を開くことができれば、婚姻を認める」との返答を得て、ヘルミーネは旅立っていった。城に到着してすぐに王子の部屋を訪ねるヘルミーネだったが、ディートリヒの口を突いたのは「俺がお前を認めることは絶対にない」という激しい言葉だった……
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-ドイツ西部のブラバント公爵領では、先代の公爵が、娘エルザと息子ゴットフリートを残して死んでまもなく騒動が。エルザと散歩に出たゴットフリートが森の中で行方不明になる。これは魔法使いオルトルートが彼を白鳥に変えてしまったためである。が、オルトルートの夫で、公爵領を手に入れる野望を抱いていたフリードリヒ伯爵は、これを好機とばかり、エルザを訴える。エルザが弟を殺して領主の地位を手に入れ、秘密の恋人を宮廷に引き入れようとたくらんだのだ、というのである。たまたま来訪したドイツ国王ハインリヒが決闘でその決着をつけることになった。フリードリヒの相手はエルザの祈りに白鳥に曳かれた小舟に乗って現われた騎士「ローエングリン」だった……。
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-2011年3月11日14時46分18.1秒に発生したマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震によって、東北地方を中心に12都道府県で2万2312名の死者・行方不明者を出した東日本大震災。数多くの人々が、愛する人を、ものを、場所を失った、この未曽有の悲劇の渦中で、未来への希望を胸に立ち上がった女たちがいた――…。すべての日本人が忘れてはならない”あの日”への想いを切実に描く、ヒューマン実録ドラマ3編を収録!【収録作品】「明日への祈りを奏でよう」「今でも大好きなお父ちゃんへ」「ギンドロの木のある風景」
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4.0宗教国家であるクトゥルエイフ国の第三王女・ミュリエルと隣国・アインガイム国のハルトヴィヒ国王の婚姻が決まった。先王から王位を簒奪(さんだつ)した過去を持ち、「死神をも斬り捨てる不死身の男」と噂されるほどに豪胆なハルトヴィヒだったが、馬車から降り立ったミュリエルを見て言葉を失った。ミュリエルは、喪服のような黒いドレスに黒い手袋という出で立ちで嫁いできたのだ。呆気にとられるハルトヴィヒと従者に向け、ミュリエルは穏やかに微笑み言う。「本国では『呪われた姫』と言われておりました」 王家の者にはあり得ない黒髪・黒い瞳を持って生まれたミュリエルは生まれながらに呪われているとされ、日がな一日神へ祈りを捧げながら慎ましやかに生きてきたのだった。夫婦として過ごすことでハルトヴィヒにも災いが及ぶことを危惧するミュリエルは、形だけの妻としてハルトヴィヒに接しようとするが、ミュリエルの呪いを意に介さないハルトヴィヒは、ミュリエルの求めを拒否。それどころか、本当の夫婦としてミュリエルに触れることで「呪いは存在しない」と証明しようと提案してきて……。
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1.0侯爵令嬢レイチェルは、愛犬のクウマとともに侯爵領の外れまで散歩に出かけた。王宮が見えるくらいだから、随分と遠くまで来てしまったようだ。ところが天候が急変、空は真っ黒な雲に覆われ、頬にぽつりと雨粒が落ちて、レイチェルはクウマとともに慌てて近くの木へ走った。大きな枝葉のおかげで雨を凌げたものの、傘を持たないレイチェルは、どうか晴れますようにと祈りながら空を見ていた。背後の足音に振り返ってみると、腰に剣を提げ、脇にはポメラニアンを抱えた美丈夫が。雨に濡れた姿にレイチェルは自分のハンカチを差し出す。やがて雨は止み、空には虹が。走り出したクウマを追いかけ、名前も聞けずに別れてしまったその男性をレイチェルは忘れることができない。だが3日後、その男性がハンカチを返すためにレイチェルのもとを訪れる。ヴィンセントと名乗る彼は、それからしばしばレイチェルを訪ねるように。お互いに惹かれ、ヴィンセントはレイチェルに結婚を申し込むのだが、レイチェルは素直にそれを受け入れられない。なぜならレイチェルの父親はバカラで借金を重ね、破産しそうなのだ。釣り合うわけがない。だがヴィンセントは納得せず……
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4.0そなたの躰は、私を気に入ったようだな もう二度と下界には帰さない。そなたはこれからずっと私のそばで暮らすのだ――人智を超えた神と純真な修道士の天界新婚生活v 十六歳になったばかりのユリスは、由緒ある修道院で清らかな暮らしを送る修道士。司祭からの邪な誘いに困り果てたある夜、修道院と深い縁のある神――聖ベルナルドに夜通し祈りを捧げたユリスは、あくる日下された神託により聖ベルナルドに娶られることに。嫁いだ先の天界では、人語を操り二足歩行する犬、ピニャとティトがあれこれと世話を焼いてくれるが、夫となったはずの聖ベルナルドが初夜だというのに不在。自分は本当は望まれていないのでは――早くも下界が恋しいユリスの前にやっと姿を現した聖ベルナルドだが、なぜかユリスは目隠しされ、「尻を叩けば、この身に宿る邪悪な淫気も消え去るだろう」と尻叩きの罰を受けて……!?
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-母の葬儀の日、ジョアンが幼い頃別れた父の従兄弟が現れた。母と離婚後、故郷ギリシアに戻ったきり音信不通だった父に、ジョアンが母の死を知らせたのだ。ディミトリ・カストロと名のる黒髪に黒い瞳の謎めいた男性は、最後の祈りを終えて帰途につくジョアンを呼びとめた。聞けば父は病に冒され、余命いくばくもないと言う。ジョアンはディミトリとともに初めてギリシアの地を踏むが、出迎えた父の美しい後妻アンドレアは、何か物言いたげな鋭く光る目でジョアンを見た。
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-現在、世界に誇る日本の民族衣装「着物」は、年々需要も減少しピンチに立たされています。しかも、「着付けが難しくてわからない」「たたみ方もわからない」「手入れが面倒くさい」「そもそもよくわからない」と、まさにナイナイ尽くしです。 一方、毎年、成人式の日に街中で多く見かける華やかな振袖姿のお嬢様達。晴れ晴れとした笑顔を見ると、ついこちらも嬉しくなってきます。以前、全国チェーンの振袖レンタル店で、店長をしていた経験があり、いまだに成人の日は、「成人式は無事に出来ただろうか」と、晴れ着の支度のお手伝いをしていた頃の、祈りにも似た思いがよみがえります。 しかし、この成人式で目にすることの多い「振袖」は、実際には着物の書籍では、ほとんど取り上げられていません。毎年「振袖どうしよう」という声が多く聞かれるにも関わらず、です。 そのため、本書では、従来の書籍でほとんど取り上げられない「振袖」にスポットをあて、最近とくに増えてきている「振袖のレンタル」を中心に、さまざまな観点から取り上げました。また、着物を着た時に、これだけは覚えておいてほしいポイントなども、わかりやすく解説しています。着付けの手順や季節ごとのコーディネートといった、「着付けの解説本」でも、「着こなしの手ほどき本」でもありません。しかし、一人でも多くの女性に、もっと柔軟に着物を楽しんでもらいたいと願う、まったく新しい「着物本」です。 【著者プロフィール】 著者:岡本伸子 着物トータルアドバイザー/いろはに歩の会 代表/日本料理さ蔵 仲居 会社員として20年間、経理事務として勤務するも、不況の波に襲われ解雇通告。求職中に、一生に一度のお祝いに携われる仕事と出会い、全国に展開する振袖レンタル店に途中入社。5ヶ月の研修を経て店長に就任。日々振袖レンタルの業務に向き合う中、全国の支店長を一堂に介して、埼玉の本社で毎月行われる店長会議の最中に、東日本大震災に遭遇。帰宅が不可能となり、本社の社員寮で一夜を明かす。あと数日で卒業式のピークという最悪なタイミング、しかも配送前の袴が保管されている倉庫も被災ということが重なり、文字通り夜を徹してトラックを走らせて袴を救出。「卒業式のために納期厳守」をスローガンに、全社一丸となって卒業式シーズンを乗り切った経験が、その後の行動の指針となる。 和裁の出来る母の影響もあり、子供の頃から着物が身近にある環境で育つ。高校生の頃に初めて作ってもらった、艶やかで淡い色の振袖が、着物好きの原点で、今でも振袖に対する思い入れも強い。 現在は日本料理店で仲居として、新人仲居に対し着付けの指導なども行う。今回、本書の出版を機に、もっと自由に着物文化を楽しむためのコミュニティー、「いろはに歩の会」を設立。京都着物コンサルタント協会認定上級師範。着物トータルアドバイザー。
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3.8激しい衝撃で意識が飛んだ恵令奈が再び目を覚ますと見知らぬ世界にいた。そこはエルラム帝国、氷帝と恐れられている皇帝ジュードが治める異世界だった。どうやら事故が原因で異世界にトリップしてしまったようだ。この国に黒髪、黒い瞳の者はいないらしく、自分の祈りが神に通じ、帝国を繁栄に導く女神が遣わされたのだとわけのわからないことを言う皇帝ジュードに結婚を迫られる恵令奈。女神の純潔を与えられた者が真の皇帝にふさわしいのだと……。「私の意思は?」そう思い立腹する恵令奈にジュードは礼をもって接し、愛を囁く。その愛は外見による女神崇拝からではなくて? ジュードの言動を疑うものの心は揺れて――
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2.0やむにやまれぬ事情から別れたウィルこと、リンガード伯爵が住む屋敷へ、フランセスカは車を走らせていた。半年前から、正体不明の不気味なストーカーにつきまとわれて、怯えを感じた彼女が頼れる先は、元夫のウィルしかなかったのだ。5年ぶりに見る皮肉めいた彼の表情は、相変わらず魅力的で、胸に封印していた恋心をたやすく揺さぶり起こす。だが、恋愛絡みの相談と誤解され、突き放されたうえに、ウィルには既に再婚話まで持ちあがっているという。彼の幸せを祈り、フランセスカは気持ちを押し隠して去るが……。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0地図にあるのにたどり着けない町、夕霧町。ポルターガイスト現象に悩む高校生・墨染幸一は、たまたま夕霧駅に降り立ち、相談屋を営む少女・フミと出会う。彼女の店にはいつもフシギな相談が。フミに振り回され、幸一も依頼者のハッピーエンドのためおかしな町を駆け回る! しかし、やがて幸一は知る。のんきに茶をすする彼女の、あくびに隠れた哀しい祈りを――。とっても愉快でちょっぴり切ない、脱力系お悩み解決ファンタジー!
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-殺された親友の忘れ形見をともなって、日本中を放浪する流しの勝負師壇上重光、またの名を鉄砲のダン。今は亡き二人の親友の仇を討つために、強さを追い求め麻雀道を邁進する。子供の幸せを祈りながら、復讐の果て、勝負の果てにダンを待っているものは一体何か⁉
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-エンリコが交通事故で意識不明ですって?知らせを受けたジャンナは車を飛ばし、すぐに病院へ駆けつけた。ジャンナにとって彼は、15歳から憧れ続けている大切な人。富豪となり美女と婚約してしまった今でも想いは変わらぬままだ。ジャンナはその日から不眠不休でエンリコに付き添い、祈り続けた。その甲斐あってか5日後、奇跡が起きる。彼の意識が戻ったのだ。だが、その口から出た言葉は耳を疑うような冷たいものだった。「僕の婚約者が見舞いに来るから邪魔をしないでくれ」追い打ちをかけるように医師からエンリコの下半身に麻痺が残ると聞かされ、ジャンナの張りつめた心は粉々に砕け散った。■ハーレクイン・ロマンスの人気作家ルーシー・モンローが贈る感動作です。15歳で出会ってから、一途にエンリコだけを想い続けてきたジャンナの切ない心情が胸に迫ります。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見るだけで、「いいことが起こった」と大反響! 待望のベストセラー第2弾。 神社の家系に生まれ、神職の資格をもちながらも、 日本を代表する空間演出家として活躍するFUMITO氏が、 新たに撮り下ろしたミラクル・フォトブック。 前作、多くの読者から 「心が温かくなった」「なぜだか涙があふれた」と大好評でした。 今作では、パワースポット、祈り、精霊、パワーストーン……といった 見えないエネルギーを写し撮っています。 撮影場所は、より多岐にわたり、国内、海外の聖地などでも多数撮影されています。 私たちの心にやさしいエネルギーを届けてくれるかのような、 光り輝く写真が多数収められています。 さらに、「どうしたらこんな写真を撮れるの?」という 読者の疑問に応える「不思議な写真の撮り方」や、 神主だった祖父から教わった「願いが届く祈りのコツ」なども公開。 充実の内容になっています。ぜひご覧ください。 *目次より ◎不思議な日常へようこそ ◎「春夏秋冬」の美しさは、こうしてつくられる ◎人が「祈る」とき、何が起きているのか ◎海の向こうのマジカルな聖地 ◎八百万の神の国・日本の聖地 ◎雲からのメッセージ~クラウドピープル~ ◎不思議な石のエネルギー ◎幸運はいつもあなたの側にある
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-「アイデアが最近出ない」、「もっと集中力をつけたいな」、あるいは「どうしたら豊かな想像力で商品開発できるのだろうか」そんな疑問を持つ人もいるだろう。 人生で成功するには、よく運・鈍・根だという。しかし、100%運を良くする法というのはないようだ。もしあるなら、神仏は不要だろうし、第一、初詣でに行くような人はいないだろう。しかし、人は常に「もっと運を良くしたい」と、祈り、頼るのである。 あるいは、根気のない人が、一夜にしてコツコツと実行するタイプに変身もできない。 人生で確実に成功するには、頭脳開発していくことだと、松本幸夫氏は確信している。中でも、発想力の豊かな人は、今後サバイバルのできる人だといえよう。 そこで本書では、努力すればしただけの効果の出る、具体的な発想力の強化法について述べていく。ただし、発想するには集中力も欠かせない。又、集中して発想していくだけではロマンがない。大きな、人生を賭けるに値する夢をかなえていくような想像する力も必要だ。 発想力、集中力、想像力を柱にして、読むだけでもユニークで、豊かな発想の持ち主になれる方法を紹介していく。「これが同じ自分か」という、新鮮な驚きをあなたが抱かれるものだと確信している。 本書では、発想力の土台ともいうべき、基本的な考え方を述べていく。 発想というと、ただ量を出すことばかりに重きを置きがちだ。しかし、発想には三本の柱がある。また、どんな場所、いつ、状況はといった発想の出やすいTPOや、ストレスは一概に悪いものではなくて、適度なストレスは好ましいのだといったことも含めて、話を進めてみたい。まず、いかにして多くのアイデアを出すことができるか、発想のアウトプット方法について述べていく。発想力というのは、アウトプットしたものを選びとっていく力も含まれる。それは判断力であり、直観の要素もあるものだ。さらに、実行していかなくては、どんなにすばらしいアイデアを出しても価値は限りなくゼロに近付く。世の中には、グズグス病とでもいえる位に、物事を先延ばしにするような癖の人がいる。発想力を活用していくには、それはマイナスにしか働かない。いかにして即断即決、即実行の力を養っていくかについても述べていく。 また、発想のためには「集中力」や「想像力」も欠かせない。 本書を読み進めることで、あなたの発想力について抱いていたイメージは、ガラリと変わると信じている。
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-今度こそ本当の恋だ、って思うのに結局体だけの関係に…私の王子様はどこに!? 阿倍野なつめ、28歳。夢は素敵なお嫁さん☆ という普通のフリーター。 いつも「この人との恋は本物!」と思って付き合ってみては、なぜか体だけの関係になってフラれてしまう。私は真剣なのに、一体どうして…!!? こうなったら神頼みとばかりにお賽銭の5円を入れて30分間祈りに祈り続けてみると…なんと恋愛成就の神「愛之麻呂」が現れた。 神様はなつめに、今までの恋愛をはじめからやり直すチャンスをやろうと言って―!? ※本作品は『年下オトコノコとやりなおす恋愛セラピー』シリーズ全3巻を収録しています。
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-「こども」のときにも「大人」になったときにも、病気になったときにも、認知症になった時にも、死んだあとでも、一番大事なものは何でしょうか それこそが、「真理」というものであり、神の愛というものであり、清い心であり、復活といういうものである、とイエス様は、言われました。そういう「真理」というイエス様の「お祈り」と、キリストの神の愛。今日にも、あなたが、神の子になる、キリストの「約束」を紹介してみます。
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4.2東京裁判パール判事は戦後日本をどう見たか。 東京裁判でただ一人、被告全員無罪の判決を下したインドのパール判事。彼は米軍の占領が解かれた直後の1952年に再来日し、広島をはじめ各地で講演と慰霊を行い、敗戦で傷ついた日本人を勇気づけ、大反響を巻き起こした。この時の講演録と博士の論文、そして田中正明氏の同行記をまとめた『平和の宣言』が昭和28年4月に刊行され大好評を博した。いまパール博士の思想解釈を巡って論争が起こっているが、博士の思想・信条を知る上で貴重なこの本を復刊する。巣鴨プリズンの戦犯を慰問し、講演先で会った遺児を抱きしめ、祈りを捧げる博士の姿は感動的である。平和主義者であったパール博士は東京裁判、そして戦後日本をどう見たか。
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-日本女性の十六人に一人が発症する病、乳がん。近未来、倍増するとも言われている乳がん。 女性は様々な不安に襲われる。乳がん検診の大切さは分かっているけれど、「先生が怖い」、「病院が怖い」、「乳がんが怖い」、そんな気持ちで足がすくんでしまう。でも乳がんは早期発見が大事。そして一生守ってくれる主治医を見つけるのが大事です。 乳がん摘出から9年経ったメルヘン作家に訪れた過酷な再発、数箇所遠隔転移。その過酷とも言える試練に、愛溢れる主治医との対話の中から見出した光。二人の対話の中から、あなたの心の拠り所、選択の手がかりを見つけることができます。 「乳がんは、もう怖れることはありません。」 正しい知識とアンジーの選択と愛を重ね合わせ、乳がんを怖れない、乳がんから全女性を守る「心で克服する乳がんのバイブル」として束ねました。 もしかして・・・と気付いてから誰もがぶつかる数々の心の揺れ、暗闇と長い絶望の中から見出した希望とたくさんの愛。乳がんだけでなく、すべての病や人生の壁に立ち向かうすべての人へ「生きる力」、「愛」と「笑顔」を届けます。 34にまとめた患者実体験と対話に添えた柔らかなメルヘンたちが、音・色・薫りをまといながら、あなたの心の扉をひらく最高のギフトとなるでしょう。 愛と光に満ちたこの本が、多くの方の笑顔の素となるよう病室の中から祈りながら愛を込めて贈ります。 〔主な目次〕 第一章 迷っていい ・受け容れられない現実と受けられる幸運 ・してはならない掟とした方がいいこと ・ホルモン治療とこんにゃく理論 ・主治医の見つけ方とはぐくみ方 第二章 流れに身を任せよう ・治療開始と心の在り方 ・愛する人が患者になったあなたへ ・仲間たちからのお誘いとサポータ 第三章 手放してみよう ・己の限界 ・頑張る自分 ・ネガティブ概念 第四章 実践編 治療+良いとこ取り ・良質の睡眠〔美肌と美心の素〕 〔著者〕 ソフィア☆かなこ(そふぃあ かなこ) メルヘン作家。愛のヒーラー。セラピスト。 「心を読むメルヘン」の「こころ ひなたぼっこ」第2集「こころ コロコロ」を出版。詠み聴きCD付き。 紀伊國屋書店各店舗や病院、イベント等で、「詠み聴き」を積極的に活動。Facebook、Blog、メルマガ、Twitter、HPなどからメルヘンを随時発信。生命ある限り、子どもたちへ笑顔を増やしていく活動を笑顔で邁進中。 高橋保正(たかはし やすまさ) 私立開成高校出身。筑波大学医学専門学群卒業。外科医として日々、がん患者の治療を担当する一方、診療時間外には女性に笑顔とエールを贈る乳がん検診伝道師として活躍。 メインブログ“諦めない女性のための乳がん検診応援ブログ”は140万アクセスを記録し、人気ブログランキング1位となる。ライフワークである乳がん検診推進活動“ももいろリボンプロジェクト”では女性起業家とともにセミナーを開催し輝く女性を応援、1年間に延べ300人を動員している。石心会川崎幸病院外科勤務。
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-プロレタリア作家・平林たい子の代表作。 高校時代から社会主義運動に興味を持っていた著者は、運動の仲間と中国東北部などを転々とする。その途上で女児を産むが、母子ともに栄養失調だったため、子どもは間もなく死亡――。金持ちが優遇され、そうでない者は薬すらもらえないという現実を記した出世作「施療室にて」に、重い腹膜炎で入院中の左翼活動家が、思想犯として逃亡していた夫の無事を祈りつつ、それよりも切実に自らの生還を願う第1回女流文学者賞受賞作品「こういう女」をカップリング。 さらに「一人ゆく」「私は生きる」「鬼子母神」「人生実験」など、戦争直後に書かれた佳作7篇を併録。
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-三浦光世が愛媛・松山と北海道・函館で行なった2回の講演をまとめた講演録。<祈り>と<妻・綾子>がテーマとなっている。 三浦光世が2004年11月に愛媛・松山で行なった講演と、1988年6月に北海道・函館で行った2回の講演をまとめた講演録。 2部構成となっており、第1部は「愛と光と生きること」で<『塩狩峠』が生まれたきっかけ><綾子の歩みを振り返って><本当の愛を知るために>などで構成され、第2部は「祈ることを教えてください」で<「赦し」について><妻綾子との出会い><「絶えず祈りなさい」>などで構成されている。数多くの講演会から選ばれた珠玉の2編である。
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4.7ヤマト「宅急便の父」が胸に秘めていた思い。 2005年6月に亡くなったヤマト運輸元社長・小倉昌男。 「宅急便」の生みの親であり、ビジネス界不朽のロングセラー『小倉昌男 経営学』の著者として知られる名経営者は、現役引退後、私財46億円を投じて「ヤマト福祉財団」を創設、障害者福祉に晩年を捧げた。しかし、なぜ多額の私財を投じたのか、その理由は何も語られていなかった。取材を進めると、小倉は現役時代から「ある問題」で葛藤を抱え、それが福祉事業に乗り出した背景にあったことがわかってきた――。 著者は丹念な取材で、これまで全く描かれてこなかった伝説の経営者の人物像に迫った。驚きのラストまで、息をつかせない展開。 ※本書は過去に単行本版として配信された『小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~』の文庫版です。
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3.8「100回泣くこと」作者の新たなる代表作! 小学生のアキオ、大介、麻里は、夏の学童キャンプで、夜、ホタルを見るため、宿を抜け出し、川に向かう。ようやく川にたどり着いた3人は、偶然ラジオから流れる謎の深夜放送を耳にする。その後、中学で野球部に入ったアキオは、一学年先輩の放送部員・里崎さんを好きになるが、告白できないまま、時間が経過する。高校生になったアキオは、夏休みに、かつてのキャンプ場を訪れ、再び謎のラジオ番組を聞き、あることに気づく。そして、さらなる時間が流れ、アキオたちは大人になった。物語は、大きく動き始める――。
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3.8すべては、行き場のない愛と死からはじまった……。北方の小さな町の旅宿<白羊亭>にひきとられひっそりと暮らす少女、ポーシア。彼女はじつは、おのれの過去を知らず、愛する者を失い、たったひとりこの世に放り出された<灰かぶり(ドルー)>――秘薬<薔薇の灰>のこどもたち――だった。正体が露見すれば不死の怪物として忌まれる身に、謎の追っ手がつぎつぎ忍びよる……。新・伝奇ロマネスク! ※イラスト・あとがきは収録されていません。
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4.0滅びつつある大陸。荒涼たる砂漠を旅するひとりの若者がいた。頭巾からのぞくその顔は女とみまごう美貌。人を魅了してやまぬ紫と緑の瞳はどこか遠くを見つめていた。華奢なその身の裡に大いなる力を秘めた青年アウル・トバティーエ。何処へ、何をめざすのか、孤独な旅を続ける彼は、月の光の導きのまま、ひとりの男装の美少女と出会った……。「月刊ドラゴンマガジン」で絶賛を受けた『風の大陸』。その主人公三人、ティーエ、ラクシ、ボイス、それぞれの秘められた悲しい過去と三人の出会いを描き、壮麗なるロマンの開幕を告げる特別書き下ろし長編、待望の登場。
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2.3――お父様、お母様、今日も一日が終わったようです。私はいつか太陽の光を見ることができるでしょうか……。どうか見守っていてください。 地下の一室で、両親から遺された唯一の品、真っ赤な宝石のペンダントを握り祈りを捧げる少女の名は、フローラ。 四歳の時、優しい母が突然亡くなり、そして父の後妻となったリアーナ。幸せな日が続くと思ったが、このリアーナによって、フローラの運命は大きく変わり始める…。 ヴィント国の美しき王レティウスに嫉妬した大国オールストールの醜い暴君ノウデットは、バケモノと言われる女を妃にするように命じた。 バケモノと恐れられ、虐げられてきた女性をしむけるレティウス。しかしそのバケモノの正体は、誰よりも美しい心を持つ女神のような女性、フローラだった。 なぜバケモノと言われるようになったのか―。醜いといわれるフローラにレティウスは―。 小説家になろうで大人気のヤマトミライが描く、じれったくて切ない、純愛結婚物語!!『美しき王はバケモノ王妃を愛す』
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4.5公爵令嬢のノアール・アルマンは唐突に理解した。前世は男運がない女子高生で、乙女ゲーム『バラ色の祈り』に登場する悪役令嬢に転生していたことを。そして待ち受けるのは現婚約者でありながらヒロインと恋に落ちていくアルジェント・ブルム王太子殿下による婚約破棄&投獄の運命…! 「浮気する男なんてこちらも願い下げだ」 殿下に嫌われようと冷たくあしらうノアールだけど――!? 恋愛トラウマ持ち悪役令嬢×ドS殿下の浮気回避ラブコメ開幕♪ ※ネクストFから過去に発行されていた同名作品と同様の内容です。重複購入にご注意ください。
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3.9天皇は神にもなるが、怨霊にもなる! 125代に亘る世界最古の王室・天皇家。御簾(みす)の奥で平穏に続いてきたかに思える皇室だが、実は権力闘争や謀略など、壮絶なドラマが絶えなかった。暗殺、呪殺、憤死などで「怨霊」になったと信じられた天皇が何人もいる。歴代天皇はこれら「怨霊になった天皇」が日本国に祟らぬよう祀り、荒魂を鎮めて「神」にし、その絶大な霊力を現世に活かそうと考えてきた。ここには、天皇は民の安寧を祈り、民は皇室の弥栄を願うという他国には見られない王室と国民の近しい関係、つまり日本の国柄が見てとれる。 明治天皇の玄孫である著者が、崇徳天皇を中心に独特の視点から「天皇家の怨霊史」をひもとく。 あなたはご存じだろうか、崇徳天皇の800年式祭に昭和天皇が勅使を送られていたことを。そう、これは現在にまで続く天皇と怨霊の裏の歴史である。 発刊時、話題を呼んだ同書、待望の文庫版を電子化! 天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!
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4.0僕は誰とも違わない。どこにでもいる、ただの男だ。いつか幸せに巡り合えることを祈りながら、バカみたいな失敗や挫折を繰り返しながら手探りで人生を歩いてきた。叶わなかった初恋、ヴォーカリストを志し味わった絶望、相棒との別れと喉のポリープ、EXILEの絆、そして美しい未来へ――秘めてきた思いのすべてを愛おしく綴った、感動の半生記!
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4.6その生涯を、神への信仰と貧者の救済に捧げたマザー・テレサ。宗教、民族、社会的地位を超えて差し伸べられた手には、どんな思いが込められていたのだろうか? 本書は、マザーが様々な活動の中で、共働者やシスターに語った言葉やエピソードを編んだ語録集。生前親交があり、自らもシスターである渡辺和子氏が、マザーの気持ちに忠実に、わかりやすく翻訳している。「愛は、この世で最も偉大な贈り物なのです」「救われるためには、神さまを愛すること。そして何よりもまず祈ること」「親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切に無関係に奇跡を行うことより、好きです」「死を迎える時に、愛されたと感じながらこの世を去ることができるためなら、何でもしたいと思っています」など、神との深い一致を実践する中で語られた思いの数々と、その魂の軌跡をたどり、愛の真理を説く。世界中が悼んだ逝去から3年。改めて、本当の豊かさとは何かを考えさせられる一書。
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4.0「わたしは、いつくしみを喜び犠牲を喜ばない」「自分の貧しさを知るものは幸いである」「敵を愛し、あなたがたを迫害するもののために祈りなさい」……聖書の言葉は、裏切りも偽りもなく、心の糧となる温かさと、真に強く生きるための示唆に満ちている。 本書は、その深い親交を支えに多くの人を導いてきたシスターであり、教育者でもある著者が、自らと聖書のかかわりにふれながら神の心をやさしく解釈し、想いを綴るエッセイ集です。 孤独感、怒り、悲しみ……それらは決して無駄なものではありません。人間は、そんなマイナス要素からさえプラスの要素を掴むことができるのです。だから、「傷」を持つ他人も自分自身もあるがまま受け入れる、そんな日常の小さなやさしさを大切にしてください。神さまはきっと、つじつまをあわせてくださいます--キリスト、聖母マリア、洗礼者ヨハネなど聖書の話を織り交ぜながら、愛の大切さ・心の豊かさを説く珠玉の人生論。 【渡辺和子 先行配信作品(2012/12/10より1ヵ月間)】
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-世界遺産から黙殺された島の「祈りの記録」。 250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てようとしたのが、2018年に日本で22番目の世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。 ところが、PRのために長崎県が作ったパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンが暮らす島」の存在がこっそり消されていた。 その島の名は「生月島(いきつきしま)」。 今も島に残る信仰の姿は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈り、西洋画と全く違う筆致の「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画……取材を進める中で、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜ――。 第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 文庫版解説・島田裕巳氏(宗教学者) ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 裏モノJAPAN 体験ベースの欲望追求エンタテイメントマガジン ★特集 心臓バクバクすべて体験。生きて帰れるか? ●情報けものみち ・摘発されてもオカシクない過激フーゾク店で遊びまくれ ・【マンガ】出会い系の達人が隣に越してきた 今宵もお世話になります ・チンコとマンコを持つ男 ・「レイプ酒」の恐るべき酔わせっぷり お堅い女も警戒心なくパクパク ・日本国民の虚飾をはぐ! 世直しシリーズ ・電マってそんなに効くのか? AVでは皆さんイキまくりヨガりまくりですが ・【マンガ】こういうお客はとっととヌイてあげてください 大阪マッサージ店オーナーのリンパ講習 ●シリーズ ・「月9」運命の出会いで女をオトす ・ブルーシャトー ⇒ 「コイツ、GReeeeNのメンバーなんだ」 誰も素顔を知らない人気グループの低温パートを騙ってヤリ放題 ⇒ 「七尾の狐が取り憑いています」 整体院で仮病を使いインチキ霊媒師をこらしめた ⇒ 若者にしか聞こえぬモスコキート音で ヤンキー外の悪ガキどもを片っ端から蹴散らしてやる! ⇒ くしゃみしてくれるよう祈りましょう。 ボタンシャツが引き起こす 着衣巨乳臨界点のお楽しみ ⇒ 刑務所にいながら小遣い稼ぎ。グルメ雑誌の食品業者に 髪の毛のクレームをつけ続ける男 ⇒ 松っちゃんと同じプレイがしたいな。浜田の「もう五反田には~」 発言のおかげで、楽に稼がせてもらいました ・読者様の御声 ・今月のプレゼント ・しんさくヤルノート★キャバ嬢、清水さんの部屋に上がり込み・・ ・インテリやくざ文さん★博奕打ち外伝 ・閑古鳥の鳴く店★客が来てから電源を入れる遊園地 ・フーゾク噂の真相★黒人フーゾク嬢とのプレイはどんなものなのか? ・だから奴らはパクられた★日本一のソープ街・吉原最大手はなぜ警視庁の摘発を受けたのか? ・この世のひみつ★ETC渋滞をかわす ・平成勝負図鑑★ユニクラ― ・お買い物リターンズ★虫よけベルト ・幽霊物件に住む。豊島マンション205号室 ・白馬の王子サマ★好きだから書けないんです ・定期購読&バックナンバー 編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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-徐々に腐っていく肉体を動かし、自分を殺した相手に迫ってゆく! ハイチ駐在の商社マン伊吹は、突然何者かに殺される。彼を慕う女秘書フェリシアは、実は現地で脈々と伝わる原始信仰ヴードゥーの神官であった。現世とあの世の架け橋をなすが、血の儀式を行なう秘教ヴードゥー。彼女ら信者達の秘儀により伊吹はゾンビとして甦る。そして彼は事件の裏に隠された真実を知った時、怒りが爆発した。壮絶な復讐劇が始まり、舞台は日本へ…。ゾンビの狂気と執念が犯人を追いつめる。ホラー・サスペンスの傑作。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 水子地蔵の繁盛、不倫が原因の家庭崩壊、核家族化が進み老人が軽視される風潮など、こどもをつつむ環境は厳しい。その中で子育てに取り組む若い母は、いかにわが子を愛し真の幸福を得る努力をしたらよいのだろうか? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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4.2「イイコト、しただろう? ふたりで何度も」高級会員制クラブ、BLUE MOONでマネージャーとして勤める柚木和孝には、雨の日になると必ず思い出してしまう男がいた。久遠彰允だ。久遠は17歳の家出少年だった和孝を拾い、男の味を教えたのだ。だが、久遠がヤクザであることを知ったとき、和孝は久遠のもとから逃げ出した……。そんな和孝の前に、より魅力的になった久遠が現れて!?
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マザー・テレサ――この名前を一度も耳にしたことのない人はいないだろうが、ではどこまで知っているかと問われたら――。 本書は、マザーとの一度きりの出会いが信仰を生きる力となった聖パウロ修道会の司祭にして編集者である著者が、彼女の歩んだ生涯・珠玉のことば・人柄を示す逸話集の3つの観点からその魅力を余すところなく紹介する、絶好の「マザー入門書」といえよう。 生い立ちの紹介に続いて、マザーの143のことばが、家庭、奉仕、出会い、貧しさ、信仰、祈りなどのテーマに沿って並ぶ。 さらに続く逸話集がまた味わい深く、日常の些細な場面で感謝する彼女の人柄を生き生きと伝えている。 1997年、テレサが87年の生涯を閉じたとき、「神の愛の宣教者会」のメンバーは4,000人を数え、123ヵ国の610施設で活動を行っており、それは今もなお増え続けている。
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3.0「デイジー。本当にすまない。けれどルーラは僕の真実の愛の相手なんだ。」フレディ王子の婚約者として、未来の王を支える存在として努力し続けたデイジー侯爵令嬢。しかしフレディ王子が原因不明の病に倒れてしまい状況が一変!必死に看病し神に祈りを捧げ続けても一向によくならない王子。そこに聖女の力に目覚めた令嬢ルーラが現れて…。聖女の力で目を覚ました王子のルーラを見つめる瞳に込められた情熱に気づいてしまうデイジー。恋に落ちたフレディに婚約破棄されたデイジーはこれまでの自分を後悔し新たな生活に向かって進み出す!!※同タイトルの1~3話を収録した合冊版です。重複購入にご注意ください。
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-誰よりも幸せで愛される姫として育つはずだった主人公は、嫉妬した邪悪な魔女により一生国民の慰め者となる過酷な呪いがかけられる。総国民の慰み者として肉体を蹂躙され続ける主人公。下級国民には、乳祈りの儀と称して豊満な乳房を毎日嬲られ中級国民には高級秘薬の材料として愛液を搾取され続け、上級国民には夜伽の道具として扱われる隣国の騎士は、国全体のその異常な様子を見かね、思わず救い出し連れ去ってしまう。呪いの解き方を巡って試行錯誤する2人は?相手を愛する気持ちと快楽を享受したい欲望に揺れながらいつしか?ありとあらゆるエッチな方法にも手を出していき…。
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-【*三篇のマンガと原作からなる『もうあかんわ日記』特選シリーズです】 <第一弾 どたばた動物編> もくじ ・マンガ 鳩との死闘 ・マンガ 双翼の忘れ形見 ・マンガ お耳たらしとったらええねん ・原作 鳩との死闘 ・原作 双翼の忘れ形見 ・原作 お耳たらしとったらええねん ・あとがきマンガ 作家・岸田奈美の原作を、同著のしおりやハガキなどの販促、noteのヘッダーも手がけたマンガ家・水縞アヤがマンガ化。 ふたりのコラボであの興奮がふたたびよみがえります。 <『もうあかんわ日記』について> 父は他界 弟はダウン症 母は車いすユーザー、からのコロナ禍に生死をさまよう大手術 間におじいちゃんの葬式が挟まって ついには、おばあちゃんに異変が ーー残された長女(作家)にすべてのタスクは託された 次々におそいかかる「もうあかんわ」なラインナップ なのにどうして、こんなに面白い文章が出来上がってしまうのか 読んでる側はいったいなんで、こんなに救われてしまうのか!? 【人生は、一人で抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ】 3月10日から4月15日までの岸田奈美のnoteに書かれた、泣けて笑える祈りの日々 放った言葉を本人の手で見事に体現した、読後、拍手喝采のエッセイです。
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-学内のミステリーサークル「アルゴークラブ」は、赤田留美、羽根木透という二人の死者を出して、その活動に幕を下ろす。その最後の会合は、羽根木の遺稿『紅玉の祈り』の朗読会となった。羽根木の赤田への想いが描かれているようなのだが、じつはそこに、二人の死にまつわる「重要な真実」が記されているのだという。残されたメンバーは遺稿を読みながら、やがて隠されたメッセージに気づくのだが……。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
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-一機一艦、必中の肉弾攻撃。レイテ湾の米艦隊めがけ史上初の体当りを敢行――。世界を震撼させた神風特別攻撃隊の第一陣であった。祖国の明日を信じ、流星に似た光芒を放って突入する情況を、つぶさに活写する「特攻発動!」。他に太平洋の空に海に、決然と死についた若人たちの真情と祈りを万感の想いをこめて描く特攻戦記四篇。
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-戦後60年の節目に怒濤の400枚で問う。上下に分けて配信。 『戦争論』『台湾論』から5年。構想、執筆1年。戦後60年の節目に、大幅書き下ろし、怒濤の400枚で問う問題作。これはゴーマニストから日本人への新しい挑戦状だ! 第1部…沖縄を考える(米軍ヘリ墜落と基地問題)、第2部…琉球王朝とは何か?(海の王国の物語)、第3部…沖縄戦後史(これが封印された祖国復帰の歴史だ)、最終章(歴史とクニガラ)。真夏の紫外線の中、恐る恐る沖縄に降り立ったゴーマニストは、沖縄の基地、現状を目の当たりにし、やがてその深層に潜む沖縄のアイデンティティと歴史へ足を踏み入れていく。沖縄の戦後史を救ったある政治家の一生、最後に降り立った「神の島」で捧げた祈り…これまでの対立軸に凝り固まったイデオロギーではとうてい立ち向かうことのできない思想的挑戦! しょくん!受けて立てるか!?(2005年7月発表作品) フィックス型EPUB146MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
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