怨霊になった天皇

怨霊になった天皇

748円 (税込)

3pt

天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!

125代に亘る世界最古の王室・天皇家。御簾(みす)の奥で平穏に続いてきたかに思える皇室だが、実は権力闘争や謀略など、壮絶なドラマが絶えなかった。暗殺、呪殺、憤死などで「怨霊」になったと信じられた天皇が何人もいる。歴代天皇はこれら「怨霊になった天皇」が日本国に祟らぬよう祀り、荒魂を鎮めて「神」にし、その絶大な霊力を現世に活かそうと考えてきた。ここには、天皇は民の安寧を祈り、民は皇室の弥栄を願うという他国には見られない王室と国民の近しい関係、つまり日本の国柄が見てとれる。
明治天皇の玄孫である著者が、崇徳天皇を中心に独特の視点から「天皇家の怨霊史」をひもとく。
あなたはご存じだろうか、崇徳天皇の800年式祭に昭和天皇が勅使を送られていたことを。そう、これは現在にまで続く天皇と怨霊の裏の歴史である。
発刊時、話題を呼んだ同書、待望の文庫版を電子化!
天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!

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怨霊になった天皇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年02月05日

    崇徳院を中心に怨霊について知りたいと思って購入。色々なことを知ることができたし、内容も面白かったので大満足。

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    Posted by ブクログ 2012年05月24日

    ちょうど大河ドラマも保元の乱間近となり崇徳天皇の事を知りたくなったので読んでみました。主に崇徳天皇について書かれていますが仲哀天皇から孝明天皇まで書かれており、また孝明天皇が幕末の動乱期に崇徳天皇を祀っていたことには驚きました。崇徳天皇の跡を辿って四国に行ってみたくなりました。

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    Posted by ブクログ 2011年12月14日

     憤死をした人は怨霊となって祟る。それは天皇であっても同じ。祟りを避けて鎮魂の為の神社を造営したり都を移したりしていますので国史を読み解くうえで不可欠のファクターです。最強の怨霊といわれる崇徳天皇の700回忌、800回忌のエピソードは興味深いものです。

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    Posted by ブクログ 2015年06月02日

    竹田さんて、テレビのバラエティとかにもよく出てるし、スキャンダル的なものもあったし、何となく先入観で「たいしたことないヤツ」って思っていたのだけど、すみませんでした。私が間違ってました。

    大変おもしろく、興味深く読ませていただきました。
    あらためて、研究者なんだなぁと思いました。

    日本史史上、「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月18日

    いやぁ、斬新。天皇にとって怨霊は怨霊だが、怨霊にとって天皇は怨霊。大自然を神とする日本人の原点。勉強にもとってもなりました

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    Posted by ブクログ 2021年06月13日

    「怨霊は生者がつくるもの」
    竹田さんの本は初めて読んだけど、テレビのイメージと違って(笑)落ち着いた本だった。私に歴史の知識が浅くて、当たり前に語られる歴史の話がわからなかったりして、Wikipedia片手に読まざるを得なかった。この本を入り口に、歴史について勉強したいと思う。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年08月28日

    竹田さんの本は初めて読んだ。非常に面白かった。高田崇さんのミステリーでたびたび取り上げられている『怨霊』。歴代天皇を軸に通史として整理されている。
    竹田さんはメディアへの露出のイメージが先行していて、これまでは読まず嫌いだった。今後は他の本も読んでみようと思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年03月30日

    恨みを持って憤死した人物が怨霊になる。
    いかにして死者が怨霊となり、生者がいかにして陥れた人物を恐れたのか、そのメカニズムを論理的に解き明かしていて、大変興味深かった。
    何より、日本最強の怨霊と恐れられる崇徳天皇が、もうその怒りを鎮めており、日本の泰平の一役を担う立場になっていると結んでいるのが、美...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月21日

    職場の上司と日本三大怨霊の話をしてからこの手の本にアンテナが立ってます。。
    本書は明治天皇の玄孫にあたる竹田氏の著書で、三大怨霊の話ではなく、怨霊と化した天皇家の方々のその原因や経緯、呪いの全容と同時に、海外との比較や呪いの先にある許しの力について語られた本でした。
    怨霊から日本の歴史を追う作業はと...続きを読む

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