この1冊で日本の電力問題は決着を見る!
東日本大震災そして原発事故から1年。放射線に汚染された国土は一向に回復の目処が立たない。それどころか汚染は蓄積され、今後百年以上福島第1原発周辺に人は住めないだろう。万が一同様の事故が起きたら、日本は消滅するかもしれない。にもかかわらず、なし崩しに原発再稼働に向けた動きが顕在化している。竹田氏は原発推進派が今も上げるその根拠を徹底検証する。そして原発がいかに日本に合わないか、さらには不必要であるかを明らかにし、原発の10分の1で同出力が得られるガス・コンバインドサイクル発電による代替を提唱する。明治天皇の玄孫である著者が「日本人の感性」や「日本人論」から原発問題の核心に迫った目からウロコの脱原発論。この1冊で日本の電力問題は決着を見る!
Posted by ブクログ 2022年02月13日
保守主義者である竹田先生の反原発のご主張です。原発には「愛」がないと言います。日本人が日本人として基調に持っている、日本人らしい「愛」と相反し対極にあるものとされています。またインフラとしての発電機としてもその存在に合理性のないものだとされて、十分理解できるところです。福一の事故後1年後の著作ですが...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月19日
保守系の竹田恒泰さん脱原発論。
・天然ガスを使用するガスタービン・コンバインドサイクル
・排熱も利用するため、熱効率が通常の火力、原子力の30~35%に対して61%
・建設、廃炉費用が原発の15分の1以下、建設工期10分の1(2~3年)
・核分裂性の高濃度プルトニウム239を得るには原子炉でプル...続きを読む