土地作品一覧
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3.0「フォード・ハーロウと結婚しろ」有無を言わせぬ父親の命令に、リーナは言葉を失った。父は、最愛の妻を出産時に亡くしたことを恨み、娘を虐げてきた。今度は隣の牧場主フォードとの土地の取り引きを利用して、いよいよ娘を厄介払いするつもりらしい。でも、フォードは誰もが憧れる、裕福でハンサムな男性。彼みたいな人が、私に関心を持つはずもないのに……。そんなリーナの予想は、しかしあっさりと裏切られた。なぜかフォードは彼女との結婚を望み、リーナを戸惑わせたのだ。
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-「フォード・ハーロウと結婚しろ」有無を言わせぬ父親の命令に、リーナは言葉を失った。父は、最愛の妻を出産時に亡くしたことを恨み、娘を虐げてきた。今度は隣の牧場主フォードに土地を売るのと交換に、いよいよ娘を厄介払いするつもりらしい。でも、フォードは誰もが憧れる、裕福でハンサムな男性。彼みたいな人が、私に関心を持つはずもないのに……。そんなリーナの予想は、しかしあっさりと裏切られた。なぜかフォードは彼女との結婚を望み、リーナを戸惑わせたのだ。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-「フォードと結婚してここから出ていけ」突然の父親からの命令に、リーナは言葉を失った。リーナは幼い頃から1度も父から愛情を感じたことがない。最愛の妻が彼女を産むために命を失ったことを、父は今でも恨んでいるのだ。干ばつに見舞われた大牧場主のフォードは、水源に恵まれた父の土地の買収を申し出た。その条件として、父は彼女をフォードに押しつけようとしているのだ。そんな条件をあのフォードがのむはずがない、しかしそんなリーナの予想は裏切られ…!?
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-「フォードと結婚してここから出ていけ」突然の父親からの命令に、リーナは言葉を失った。リーナは幼い頃から1度も父から愛情を感じたことがない。最愛の妻が彼女を産むために命を失ったことを、父は今でも恨んでいるのだ。干ばつに見舞われた大牧場主のフォードは、水源に恵まれた父の土地の買収を申し出た。その条件として、父は彼女をフォードに押しつけようとしているのだ。そんな条件をあのフォードがのむはずがない、しかしそんなリーナの予想は裏切られ…!?
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4.0邪神フィオールに狙われし土地・エリン。見習い騎士のクールと見習い魔術士のセイはそこでオグマ騎士団に所属し、対の存在として魔物を倒すために日々精進を重ねていた。やがて彼らの力が認められ、初任務を遂行することになったのだが……? 「少年陰陽師」シリーズの著者・結城光流が原作を手がけるケルト・アクション・ファンタジー。
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-秋田県の最恐ご当地怪談集 北秋田市◆祭りで撮れた不可解な写真 秋田市◆飲み屋街に出る白装束の男 男鹿市◆深夜見た都市伝説のアレ 横手市◆トンネルに現れる謎の警官 仙北市◆秋田藩の公的河童目撃録 由利本荘市◆通夜の日のぴんぽんおばけ ……ほか 秋田県に所縁のある鶴乃大助、卯ちり、戦狐が秋田の各地を巡り土地の人々から聞き集めた秋田の怪異奇譚集。 ・家に続く不幸の理由は、敷地内の郷土神を祀る社が荒れたせいなのか…「みよしさん」(由利本荘市) ・大太鼓祭りで撮れた不可解な写真、その行方は…「ポラロイド写真」(北秋田市) ・座敷ワラシのいると言われる部屋に宿泊してみたら…「禍福は糾える縄の如し」(大仙市) ・歓楽街・川又で飲んだ帰りに髷を結ったいで立ちの男と目が合い…「通町橋の男」(秋田市) ――ほか、仙北の河童やナマハゲ、妖狐など、怪奇伝承から妖怪話、曰くある代物云々…奇々怪々な秋田がここにある。
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-生まれながらの巧みな弁舌で、郵便局の養子に収った番匠銀之助は、家付きの姉妹をものにすると、もう次の悪事に想いを走らせる。代議士の姪・路子の征服――この娘を俺の出世に利用しないわけにはいかぬ……。悪事のプランは夜床の中で、塩煎餅を齧りながら思案する。やがて、銀行を舞台に籠抜け詐欺で得た大金で、汽船会社を乗取り、ボロ船で保険金を搾取し……。20歳を過ぎたばかりで、もう一流実業家気取りの彼は、関東大震災すら、自らの色と欲に悪用した。市内の用地略取に始まる軽井沢と箱根の土地買占めである。欺瞞に満ちた銀之助の半生を描く長編悪漢小説、上下2巻。
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3.0ある日、白鷺百合子は自分が乙女ゲーム世界の悪役令嬢であることに気づく。しかも、どうやらこの世界はループし続けているらしい……!? 同じ時を繰り返す原因は、主人公が完全クリアを目指し、何度も何度もゲームをやり直しているからだった。物語のやり直しのたびに、借金を抱えた家が没落し、婚約者に捨てられ、悲惨な末路を辿る百合子。しかし、自分の置かれた状況に気が付いた彼女はループを破り、明るい未来を勝ち取ろうと決意した! 百合子は物語そっちのけで、1億円の借金返済のため土地と株の売買や、新ビジネスに奔走する。だが、女子からの嫉妬で妨害を受けたり、アイディアを盗用されたりと、お金稼ぎは一筋縄ではいかなくて――!?
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4.3「二十数年前に美食家だと誤解されて以来、こんな質問をたびたびされた。“何が台湾の味なのでしょう?”“台湾の特色をそなえた食べものとは何なのですか?”知っているような気がしつつも、どう答えていいのかは分からなかった。私は台湾の食文化を研究し始め、しばしばフィールドワークにも出かけるようになった。」(「日本語版序」より)現代詩と料理のレシピを融合させた異色の詩集『完全強壮レシピ』により名を馳せた詩人は、十数年にわたり台湾じゅうを食べ歩き、庶民に親しんだ食べものを味わいつくした。土地や店ごとにさまざまに異なる“小吃”の数々から透かし見えるのは、貧しく厳しい日々のなかで生活の平穏無事を祈り勤勉に働いた古い時代の人々の姿であり、ふるさとを思って作った食べもので郷愁を慰めた移民たちの記憶であり、台湾の歴史のなかで起こった文化の混淆と変容の痕跡であった。台湾の味わいを、時に甘やかに、時にほろ苦く描き出し、台湾飲食文学の聖経と評された『味道福爾摩莎』より60篇を厳選。
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-本格的な人口減少時代が到来する中、持続的な地域づくりをどのように行うべきか? 新聞等に毎日のように地方創生の文字が踊り、目的も効果もあまり精査された形跡なしに、次々と関連予算が雪崩現象のように決まっていくのを見ると、腰を据えた議論が必要だ。 しかし国の国土形成計画構想をみると、従来型の国土の均衡ある発展論を必ずしも抜け出せていないのが実情だ。 今の都道府県が毎年一つずつ消滅するほどの本格的な人口減少時代が到来する中で、低生産性労働に依存した地域中小産業の新陳代謝を促進し、高付加価値生産性を備えた地域産業への脱皮を図りながら、「まち・ひと・しごと」がホリスティックに連携・融合した息の長い地道で持続的な取り組みにより、域内循環に優れた地域づくりへの道筋をいかにつけることができるか――そのような背景に立って、行政、法律、経済、社会学などの各分野の有識者が、真の地方創生について提言する。
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-村は深い雪で埋もれていた。昔からの風習が根強く残った土地であった。村で一番美しい生娘を蛇神様に生贄として捧げる習わしだった。蛇神様は大きな頭を八つの下半身が支えていた。八つの一物を生贄の生娘が満足させないと村には恐ろしい祟りがあると信じられてきた。庄屋たちの陰謀で『神がかり的に美しい娘』と言われたアズサミコが生贄にされることになった。アズサミコの性を調教するために江戸から仕込み師、沙汰郎が呼ばれた。吉原遊郭で花魁を名器にする神業は評判だ。しかし、その正体は霧を吹く妖刀を携えた『妖魔の狩人』だった。地獄のような修羅の中で華開く、アズサミコと沙汰郎の禁断の恋の行方と二人の運命は!?
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3.5設計事務所でインテリアデザイナーとして働く日下千歳は29歳。何をやるにも、どこに行くにも、一人のほうが気楽だと感じる、いわゆるソロ活女子。今は仕事が楽しいこともあり、恋愛に対しても消極的だ。しかし、リフレッシュ目的に出かけた一人旅行の最中、見知らぬ土地の解放感からか、千歳は行きずりの男性・影雪と一夜を共にしてしまう。その夜は盛り上がったものの、翌朝、後悔に襲われた千歳は、影雪一人を残し、そそくさとその場を後にする。それから数日後、旅先でのハプニングなど忘れた千歳は、いつものように無謀な営業を試みていた。営業先は大手商社である成瀬商事。度々足を運んでいるが、いつも玉砕している相手だ。今回もまた契約には至らず、肩を落として帰ろうとした千歳の前に現れたのは、影雪だった。なんと影雪は、成瀬商事の社長だったのだ。あの夜のこともあり影雪とは二度と関わりたくない千歳だったが、影雪はそうは思っていないようで……。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 食品の保存容器として知られるジップロック(R)。 今、それだけに限らず、さまざまなシーンで、ユニークな活用をする人が 増えてきています。 このムックでは、サンフランシスコやポートランド、ニューオーリンズ、 ハワイ、ニューヨーク、そしてここ日本で暮らすおしゃれジップロック(R)ファン 30人それぞれの個性的な使いかたを、土地のカルチャーやその人のライフスタイル とともにビジュアルで紹介。 子育て中のファミリー、ペットと暮らすデザイナー、旅の多いフォトグラファー など、それぞれの立場で工夫された使いかたは、見るだけでも楽しいページと なっています。 このほか、インテリアスタイリストの中田由美さんが提案する、自宅リビング、 クローゼット、ワークスペースなどの5つのシーン別活用法や、春からの新生活に 役立つちょっと便利な使いかた、意外と知らなかった事実など、 ジップロック(R)の新しい魅力が発見できる一冊です。
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3.0一世紀前、武者小路実篤を中心として「新しき村」が創設された。戦争や暴動など国内外が騒然とする時代にあって、「人類共生」の夢を掲げた農村共同体は、土地の移転、人間関係による内紛、実篤の離村と死没など幾度も危機にさらされながらも、着実な発展を遂げていく。平成以降、高齢化と収入減のため存続が危ぶまれるなか、世界的にも類例のないユートピア実践の軌跡をたどるとともに、その現代的意義を問い直す。 ※新潮新書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
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3.8「守護」と「運」がみるみる上がる! 「直感力」が育っていく! あなただけを見守っている神様に背中を押されてみませんか? 誰よりもあなたのことを知っている神様だから、縁結び、就職・合格祈願には最強。 一章 神様からのファーストコンタクトを受け取る 二章 生まれた土地の神縁をたどって、神様の居場所をみつける 三章 確実に神様と心が通じる正式な作法 四章 神様ネットワークをお借りして、スゴイ神様を紹介してもらう 五章 守護の神様が多い人の習慣、少ない人の習慣 真壁辰郎 産土神社鑑定士。1959年。京都府生まれ。 京都の伏見稲荷大社のすぐ目の前の家で生まれ、境内の神域全体を遊び場とした幼少期を過ごす。 あるとき、一冊の本をきっかけに出会った「産土神様」に導かれ、霊的な力を磨いていったことで、何度となく神秘的な体験にめぐり合った。 また、自分自身の産土神様との絆を深めていったことで、開運力・守護力が強化。 以来三十年、産土神さまに導かれるようにして、天職の産土神社鑑定士になる。二〇一九年現在、産土神社鑑定歴は十六年、総鑑定人数は五千人を超える。 結界を張り、神事を立てて依頼人の産土神様と繋がりながら、緻密に探していく産土神社鑑定では、大変な集中力とエネルギーが常に要求される厳しい世界。慢心すれば鈍り、日々の精進で磨かれていくと言われている鑑定力は、日に日にあがっていっている。 依頼人のなかには、産土神様との出会いで人生を一変させるほどの大開運をした人も数知れず。 毎日のように依頼が舞い込む産土神社鑑定のほか、開運のための面談カウンセリングや、受験校・職場の鎮守神社鑑定など、神様との絆を深め、人生を切り開いていく方法を多くの人に伝える活動をしている。 ブログ「幸せを呼び込む神社」:https://ameblo.jp/ubusuna-jinja/
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-1巻220円 (税込)土地の所有者にとって、頭の痛い時代がやってきた。2015年から相続税が増税されるうえに、路線価も上昇傾向にあるからだ。土地の相続税評価額を引き下げ、収益を生み出す方法がカギを握る。本書は、週刊エコノミスト2014年7月29日号の特集「あなたの土地の相続増税」を電子書籍化した。 主な内容は以下のとおり ・「売るしかないのか」 あきらめ漂う郊外地主 ・2015年から相続税がかかる主要駅マップ 【首都圏】【関西圏】【名古屋圏】【福岡圏】 ・どっちが有利? 相続財産を持つなら 現金vs土地 ・どっちが有利? 収益物件の名義 個人vs法人 ・ここがポイント! アパート経営の損得 土地代を加味した利回り計算を ・ここがポイント! 本当に魅力的?「家賃保証」の落とし穴 ・使わなきゃ損!小規模宅地の特例 ・郊外よりも都心が有利 特例適用の立地に配慮 ・活用をアドバイス この土地どうする 【狭小地】【不整形地】【底地】【共有地】【低収益不動産】 ・固定資産税の「取られすぎ」 納税者が見抜けない理由 ・固定資産税の“悲劇” 相次ぐ長期の過大徴収 ・2015年から相続税がかかる主要駅一覧
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1.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アニメファンの間では物語の舞台やそのモデルとなった土地のことを『聖地』と呼び、そこに来訪することを『聖地巡礼』と呼びます。本書は最新アニメ、過去の名作アニメを含めた150作品を取り上げ、日本全国の数ある聖地をピックアップ。住所情報とともに詳細マップを掲載し、それぞれの聖地を詳しく解説しました。また、中二病の人たちが好きそうな 土地や地域『中二的聖地』も厳選して地域ごとに掲載。『聖地』を愛する人たちに向けたアニメ好き必携のトラベルガイドブック決定版です! 目次●北海道・東北エリア『Kanon』『最終兵器彼女』『君に届け』『ラブひな』『かんなぎ』『レベルE』…etc ●東京エリア『ラブライブ!』『シュタインズ・ゲート』『うみねこのなく頃に』『はたらく魔王さま』『時をかける少女』『化物語』『THE IDOLM@STER』『デュラララ!!』『CLANNAD』…etc ●関東エリア『ガールズ&パンツァー』『つり球』『ゆるゆり♪♪』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 『おおきく振りかぶって』『らき☆すた』『日常』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『ペルソナ4』『魔法少女まどか☆マギカ』『未来日記』『新世紀エヴァンゲリオン』…etc ●中部エリア『電波女と青春男』『僕は友達が少ない』『氷菓』 『ひぐらしのなく頃に』『中二病でも恋がしたい!』『咲―Saki―』『サマーウォーズ』…etc ●近畿エリア 『有頂天家族』『たまこまーけっと』『薄桜鬼』『けいおん!』『Fate/stay night』『涼宮ハルヒの憂鬱』…etc ●中国・四国・九州エリア『琴浦さん』『Free!』『たまゆら』『千と千尋の神隠し』『瀬戸の花嫁』『奥さまは魔法少女』『海がきこえる』『ゆゆ式』『風立ちぬ』『夏目友人帳』『はいたい七葉』 『あそびにいくヨ!』『ストラトス・フォー』…etc ●中二的聖地摩周湖、恐山、松島、府中空軍基地跡、奥多摩ロープウェイ首都圏外郭放水路、上八幡美山鍾乳洞、黒部ダム、生駒山上遊園地、河内の風穴、友ヶ島、鳥取砂丘阿蘇山、屋久島、軍艦島、野首教会…etc
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3.72001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年『脊梁山脈』で大佛次郎賞を受賞。1年年『『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞を受賞。 あらゆる賞を総なめにしてきた名手が描く美しい本! 戦後、浮浪児だった男が主人公。画家の養子となり、装幀家になる。多くの女性と出会い、別れ……。名手が紡ぐ「一人の男」 「死んだ伯父さんが言ってた。汚いものばかり見ていると目も汚れる。そんなときこそ、美しいものを探せって」神木が画家に出会ったときのその言葉が、彼の運命を変えた。 神木は忘れなかった。女性を愛し、芸術を愛しながら、浮浪児の孤独だけは忘れずにいたので、ときおり、自家中毒を起こした。 神木(こうのぎ)は、戦後、浮浪児から、画家だった養父に拾われ、「養子となった。芸大在学中、養父が死去。 全くの一人になった男が辿った道筋とは。出版社の装幀部に勤めていたが、その後、川崎にバーを経営。魅力的な女性と出会い、別れる。名手が書き下ろす一人の男の人生。 「変に優しいのよね。けっこう優しく裏切る」 彼は優しい男のまま別れようとしていた。人の人生までねじ曲げるような乱暴は好まなくなっていた。 女は気を失うような刺激に飢えていたのだと思った。今の女には安堵の色が見えていた。 「私が男の人に真実を期待しすぎるのかしら、それとも男の人が私に真実を期待しないのかしら」ニューカレドニア生まれのマリエは神木の経営するバーに咲いた花だったが、とことん男を見る目がなかった。男に裏切られてきた女が見出したのは。 逗子に住む富豪夫人・漆原市子の画集装幀を依頼される。 「描いている間の自由を愉しみ、どうにか平常心を保ってきたのです。私の絵は窮屈な現実との闘いであり、逃避でもあります。ここが私の全世界」 「動機はなんであれ、突き進むのが芸術です」 戦争孤児で浮浪児だった神木は、軌跡的な出会いで、画家の養父に拾われた。浮浪児だった時、清潔な下着や靴下、自分たちを案じてくれる人の目、親の抱擁と言った温かいものに飢えていた神木は、美しいものにもそれに代わる力があるのに気づいて癒やされた。 終わりを感じる体と精神になって人生を見失い、もう一度性根を据えてなにかに懸けてみようと考えたとき、神木には美しい本をつくることしかできそうになかった。 「パリだけがフランスでないように、東京だけが日本でもない、人はその人に向いている土地というのがあるのかもしれない。そこに行き着くためにいろいろやって生きてきたような気さえする」 神木は美しい本を求め続ける。 「十年後に見ても美しいものが本物だろう、ここからが私の闘いで、愉しみなが身を削ることにもなる」
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5.0「あの世界の終わりの日、俺が死ななかったのは…」 ――衝突した隕石が引き金となり、人類のほとんどが死滅した地球。終わってしまったはずの世界で、ディエゴとミゲルは旅をしている。あの日、多くの命が失われる中、それでも人は細々と生き残った。文明が破壊された世界で身を寄せ合いながら…。訪れた土地で出会う人々と交流を重ねながら、生きる意味を探す二人の旅の行く末は…?
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4.3「あの世界の終わりの日、俺が死ななかったのは…」 ――衝突した隕石が引き金となり、人類のほとんどが死滅した地球。終わってしまったはずの世界で、ディエゴとミゲルは旅をしている。あの日、多くの命が失われる中、それでも人は細々と生き残った。文明が破壊された世界で身を寄せ合いながら…。訪れた土地で出会う人々と交流を重ねながら、生きる意味を探す二人の旅の行く末は…?
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-イスラム教徒は豚肉を食べません。それは熱い国において特に豚肉が傷みやすいことに基づいて、宗教的なタブーがつくられているからだと言われています。世界中の宗教で、あるいは土地でこのような食物に関するタブーはあります。ところが中国ではどんな野生動物も食べます。それは宗教が禁じられているからです。しかも野生動物の市場は8兆円もあると言われています。本書は人気経済評論家の渡邉哲也氏とトルコ出身のエコノミスト・エミン・ユルマズ氏が中国から新型コロナウイルスが発生し、世界中に感染拡大した原因から、これからの世界はどうなるのか? を熱く語り、そのなかで、日本が新しい世界をリードしていく大きな存在になる過程を、激論する内容です。世界は、中国は、日本はどうなるのか? 株価はどう動くのか? アフターコロナ後の経済社会を生きていくうえで、必須の情報が満載です。
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-壮大な「ヨクナパトーファ物語(サーガ)」のなかの代表作の一つ。主人公トマス・サトペンは、旧い南部のひとつの典型である。「土地と黒人と立派な家」を手に入れようと奮闘し、それを見事に実現したが、最初の妻に混っていた黒人の血の故に、サトペン家の一族は滅亡の道を辿る。その悲劇、宿命は、とりもなおさず南部の悲劇、宿命であり、しかも南部という風土の魔力と複雑さを反映して、底知れぬ怖ろしさをもたたえている。
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-※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は不動産取引(購入、売却)、建築、資金計画、マンション生活など 不動産(家と土地)にまつわるトラブル、落とし穴、盲点となる部分にスポットを当てつつ、 正しい不動産の知識や制度を学ぶことを目的としています。 図解やイラストを見ながら事例を把握し、やさしく不動産を学べるように工夫しています。 1.トラブル事例をもとに、当事者の会話形式を取り入れ、リアルに演出。 2.専門知識・専門用語は、イラストと実例を多用し、わかりやすく説明。 不動産にかかわる仕事に就きたい方や就いて間もない方、不動産の売買をこれからしたい方、 不動産の資格をとりたい方にご一読をお勧めします。 特に、次の8つのテーマについて、不動産トラブルに巻き込まれないための防止策、 巻き込まれてしまった場合の対処法を実例を用いて、わかりやすく解説しています。 1.法令上の制限 2.土地と境界 3.敷地と道路 4.家(マイホーム) 5.ライフライン 6.マンション 7.お金(マネー) 8.売買契約
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 〈私とあなたの関係〉という身近なミクロ世界で起った醜聞を通し近代エジプトの社会システムを考察。 【目次より】 凡例 プロローグ なぜこの本が書かれたのか 村との出会い 「醜聞」論文の執筆 村との再会 この本はどのように書かれているか 第一部 アブー・スィネータ村 一 村へ 二 村の概観 三 地域社会のなかでの村 第二部 文書「アブー・スィネータ村の醜聞」 一 「醜聞」文書解題 二 訴訟三題 第三部 伝承「アブー・スィネータ村の醜聞」 一 「聞き取り調査」解説 二 聞き取り調査結果 第四部 「醜聞」にみるアブー・スィネータ村 一 村社会の住民構成 二 村社会の人間関係 三 村社会と村長(ウムダ) 第五部 アブー・スィネータ村の一五〇年 一 「醜聞」文書と伝承 二 村の政治 継続と変化 三 村は共同体? 宗教意識からみた村社会 エピローグ 「醜聞」にみる村社会の「日常性」 「出来事」としての「醜聞」 村の日常生活と「醜聞」 アワンタにみる村社会の人間関係 社会化される人間関係 あとがき 注 文献解題 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 加藤 博 1948年生まれ。 中東史学者。一橋大学名誉教授。一橋大学商学部卒業、同大大学院経済学研究科修士課程修了。カイロ大学留学。一橋大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。経済学博士。専門は、中東社会経済史、イスラム社会論。 著書に、『私的土地所有権とエジプト社会』『文明としてのイスラム』『アブー・スィネター村の醜聞』『イスラーム世界の危機と改革』『イスラム世界の常識と非常識』『イスラム世界論』『イスラム世界の経済史』『「イスラムvs.西欧」の近代』『ナイル 地域をつむぐ川』『イスラム経済論 イスラムの経済倫理』『ムハンマド・アリー 近代エジプトを築いた開明的君主』 など、 訳書に、Cl.カーエン『比較社会経済史 イスラム・ビザンツ・西ヨーロッパ』(共訳)アリー・バラカート『近代エジプトにおける農民反乱 近代エジプト社会史研究入門』(共訳)などがある。
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4.0あんたは俺の玩具 素敵なお仕置きをしてあげる 夜だけの逆転主従関係! 生意気な見習いパティシエ×実は臆病な菓子界の女王 〈あらすじ〉「あんたのこと、手に入れるって決めた」。 豪華客船『ディアマント』のチーフ・パティシエール、三嶋怜衣28歳。 その美貌と実力から“女王”と呼ばれているが、本当は人見知りで性格もまじめ。 パティシエ見習いのハルが問題ばかり起こすことに悩んでいた。 そんななか、怜衣の恥ずかしい秘密をハルに知られてしまい、「昼は上司と部下」、「夜は奴隷とご主人様」の逆転主従関係がはじまる。 著者について 栗谷あずみ Azumi Kuritani 広島県出身、神奈川県在住。 近著に『氷帝陛下の情熱寵愛』(プランタン出版/ティアラ文庫)など。蜜夢文庫では、本作が二冊目の刊行となります。 普段は同人誌を作り全国各地の創作文芸のイベントに出ています。打ち上げで創作仲間さんとその土地のごはんやお酒をいただくのが至福の時。温泉があれば最高。 【 Twitter : @azumi_kuritani 】 北沢きょう Kyo Kitazawa 8月6日生まれ0型 ◆Twitter…kitazawa_k ※雑談ばかりですがお仕事情報などもこちらで発信しています
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の菓子図鑑シリーズ、第7弾は「アメリカ菓子」! 自然と歴史と人々の暮らしによって育まれた、郷土色豊かでおいしく楽しい115品のアメリカ菓子のレシピとその物語。 広大で自然豊かな国土から生み出される豊かな食材に加え、時代ごとに各地域に住んできた人々の影響を大きく受けて発展してきたアメリカの菓子文化。ヨーロッパ人の到達前から各地域に住んできた人々によって作られてきた伝統的な菓子、入植してきた移民によってもたらされた世界各国の郷土菓子、また南北戦争以前の南部の奴隷制度によるアフリカ由来の菓子。これらがときに混じり合い、またそれぞれの形を保ったまま、現代のアメリカ菓子の礎となってきました。 本書では、そんなアメリカ菓子の特徴や作り方(レシピ)を、菓子文化研究家として多数のアメリカの食に関する著書を持つ原 亜樹子さんが解説。アメリカ合衆国を6つの地域に分類し、さらに細かく50の州に分け、各州の郷土菓子や名物菓子を、その背景となる歴史や食文化を踏まえて紹介します。 アメリカで最も愛されるクッキーで、日本でもアメリカ菓子の代表の1つとして知られる「チョコレートチップクッキー」は、マサチューセッツ州の宿屋で偶然誕生したのがはじまり。サワーチェリーの産地として知られるミシガン州の「サワーチェリーパイ」、ニューヨーク州ニューヨークシティ名物「ニューヨークチーズケーキ」など日本でもお馴染みの菓子のほか、日本の辻占煎餅に由来するカリフォルニア州の「フォーチュンクッキー」、メイン州産のジャガイモが主役のユニークなチョコレート菓子「ニーダム」、ハワイ州のルアウ(宴)に欠かせないココナッツプディング、ハウピアをフィリングにした「チョコレートハウピアパイ」など、日本ではまだ知られていない多くの魅力的な菓子が掲載されています。文化や歴史、時代背景がそのネーミングに反映されている点も、アメリカ菓子の面白さです。 どれも、長く各地域で愛され、家庭で作られてきたものばかり。それらを、日本で再現しやすいようにレシピには工夫をしています。 実用的かつ、見ても読んでも楽しめ、アメリカ菓子への愛着が深まる1冊です。
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3.9進学のため金沢から京都へ引っ越してきた、双子の兄妹の直史とまどか。見知らぬ土地で暮らし始めたふたりはある日、あやかしと人間との間を取り持つ神・ククリ姫と出会う。彼女の願いは、かつて文豪・泉鏡花がしたように、あやかしを語り命を与える「語り手」に直史がなることだった。そのお礼は、葛菓子にタイの棒寿司、故郷の味の治部煮などなど、おいしい海山の幸。かくして、あやかしを語り、あやかしと食卓を囲む、二人の不思議でおいしい新生活が始まることになり……。悠久の古都・京都で語られる、異類交遊ファンタジー。
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4.0二年前に両親を亡くし、祖母と二人で暮らす高校一年生・五木麻里(いつき・まり)には、妖(あやかし)が見える。しかしそれを周りに打ち明けると変人扱いされ、それを妖に知られると襲われる。彼女は自分の身を守るため、それをだれにも言わず秘密にしていた。 麻里はある日の学校からの帰り道、妖に襲われる。彼女の悲鳴を聞いて駆けつけてきたのは、たまたま通りかかった麻里のクラスメイト、朝霧晴(あさぎり・はる)。彼はある理由から、麻里の友人たちの間で噂になっている男子だった。麻里は、野犬に襲われただけだとごまかし、晴も詳しくは追及しない。晴もまた、だれにも言えないある秘密を抱えていた。 互いに「人には言えない秘密がある」ということを共有した二人は、クラス企画の肝試しで出会った土地神、人の恨みを吸い取って大きくなる蛇などの妖が引き起こす出来事を巡り、交流を重ね、惹かれ合っていく。 秘密を抱えた二人の、青春恋愛妖譚。第5回カクヨムWeb小説コンテスト「朝読小説賞」受賞作!
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-山越え、海越え焚火を囲み喰いに喰ったりあの味この味。 タヌキ汁はなぜうまいのか? 猪肉はなぜ牡丹というのか? タケノコの地獄焼きとは何か? 古くからおなじみの食材をめぐっておなじみの焚火集団が大研究、大満足、大激論!! ご存じ椎名隊長率いる“あやしい探検隊”その料理長リンさん(林政明)とともに北は北海道から南は沖縄まで土地土地の食材、焚火料理を求めて東奔西走南船北馬。リンさんの料理実践記、喰えばわかった座談会と、面白くてためになるとはこの本のことだ。 【ご注意】※この作品はレイアウトの関係でお使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品はカラー写真が含まれます。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひどい砂嵐だった。観光客は砂漠の大きな穴にはまり、炎天下、水も食糧も尽きてしまう。そんな極限状況下の人間の本性を暴く「蟻地獄」……。遅筆の漫画家が一計を案じた。郊外に安い土地を買い、せめてのんびりくらしたい、と。だが、現実は彼の夢を許さない。逼迫した漫画家、その小さな挫折を描く「枯野の宿」……。貸本時代の作品を中心に17編収録。懐かしさ溢れるつげ漫画集第三弾!
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ハワイについては観光、ショッピングに限らず、植物、動物、自然、歴史、ことば、音楽など、全てを知り尽くしている著者が、いままでのガイドブックでは紹介されていなかったハワイの魅力的な散歩コースを公開する。 誰でも知っているワイキキ周辺の見所から、ダイヤモンドヘッド、ハワイ島のマウナ・ケア、マウナ・ロア登頂。そして神殿であるヘイアウから、パワースポットまで、ミステリアスな場所を次々とご案内。ハワイが持つ土地の力と、太古から続く悠久の歴史を充分に感じられる、ハワイ旅行、中級・上級・マニア向けの一冊。
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-呪詛(じゅそ)や霊力がうごめく土地建物の闇に包まれた秘密を解き明かす『HONKOWA』で大人気の“先生”シリーズ第6巻。若き日の先生が訪れた邸宅で、見かけた女性の秘密とは……!? 表題作「守護者」を含めた全7作を収録。
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3.5地政学だけで国際政治や安全保障を語るなかれ。 近年、国際政治を読み解くツールとして地政学が脚光を浴びてきた。土地という、変更の効かない要素を軸にした地政学は、たしかに百年単位の国家戦略を考えるうえで、重要な視点である。 しかし、地政学だけで現実の国際政治を予測し、対応することは可能なのだろうか。 とくに戦争は、地政学的、言い換えれば客観的な要素だけで起きるのではない。 独裁国家であるなら独裁者の信念(もしくは誤信)、民主国家であるならば大衆の気分によって、戦闘の火蓋が切られることが多いのは、歴史が証明している。 朝鮮戦争では、南進してもアメリカは参戦してこないという金日成の誤信から始まった。外国の例を持ち出さなくても、大東亜戦争は、客観的には敗戦必至の戦争であったにもかかわらず、国民の強い声に押されて始められた。 よって、安全保障は客観性だけでなく、指導者や国民の感情といった主観的な要素が、もっとも大きなファクターになるのである。 北朝鮮が、国際情勢を無視してミサイル実験を繰り返すのも、金正恩の主観に分け入らなければ理解することはできない。そして、大方の予想(これも客観的予測)を裏切って当選したトランプ米大統領の主観も、今後の世界の安全保障を大きく左右する。 元自衛官にして安全保障の論客である筆者が長年温めてきた戦略論の決定版! 【目次】 第1章 「見捨てられた人々」の逆襲が始まった 第2章 アメリカ合衆国が最大の懸念となった 第3章 第二次朝鮮戦争が始まる 第4章 米中戦争の可能性が「非常に高い」理由 第5章 だから戦争はなくならない
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3.5「テキサスに行け。そこにおまえの求めるものがある」祖父フェリックス・レイエスの謎めいた言葉に従い、ルーカスはしぶしぶ旅立ち、驚愕の事実を知る。祖父は孫と友人の娘アリッサとの結婚を画策していたのだ。独身生活を楽しむ彼にその意思はなく、怒りばかりがこみ上げる。それはアリッサも同じだった。突然現れた傲慢な男の妻になるなど問題外だ。だが、土地の所有権の半分はすでにレイエス家のもので、結婚を拒めば、愛する我が家を手放す羽目になる。二人は打開策を求め、祖父のいるアンダルシアに旅立った。
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-「テキサスに行け。そこにおまえの求めるものがある」祖父フェリックス・レイエスの謎めいた言葉に従うまま旅立ったルーカスは、そこで驚愕の事実を知る。祖父は孫と友人の娘アリッサとの結婚を画策していたのだ。独身生活を楽しむ彼にその意思はなく、アリッサも結婚を望んでいなかった。突然現れた、ハンサムだけど傲慢な男の妻になんて、問題外だわ! だが、土地の所有権の半分はすでにレイエス家のもので、結婚を拒めば、愛する我が家を手放すことになり…。
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-「テキサスに行け。そこにおまえの求めるものがある」祖父フェリックス・レイエスの謎めいた言葉に従うまま旅立ったルーカスは、そこで驚愕の事実を知る。祖父は孫と友人の娘アリッサとの結婚を画策していたのだ。独身生活を楽しむ彼にその意思はなく、アリッサも結婚を望んでいなかった。突然現れた、ハンサムだけど傲慢な男の妻になんて、問題外だわ! だが、土地の所有権の半分はすでにレイエス家のもので、結婚を拒めば、愛する我が家を手放すことになり…。
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3.0ウェインライト賞、スタンフォード・ドルマン紀行文学賞、ナショナル・アウトドア・ブック・アワード(自然史部門)受賞作。ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「今年の注目書籍100」、およびガーディアン紙が選ぶ「21世紀ベスト・ブック100」に選出。 英国の丘陵の下に広がる恐ろしくも美しい洞窟、鉱山の地下深くのダークマター観測所、カルスト地形の地下を流れる川、大戦の傷が残るスロベニアの山地、氷河が解けつつあるグリーンランドの青い氷穴、北欧の島の地下に作られた核廃棄物の墓――英国の優れたネイチャーライターが様々な土地の地下と、そこに関わる人々の思いをたどる。数々の賞を受賞したアウトドア文学の傑作
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-六七質によるオリジナルのカラー漫画集ANDAERΦ(アンデロ)。 ANDAERΦの舞台は超構造体の建築物が連なり、多様な階層の人々が暮らす濃密な都市。 そこはワウルという謎の球体の原理で形作られている。 その最上層部に住んでいた少年トキは、ある日、うっかりと下層の土地へと落ちてしまう。 彼は見知らぬ光景のなかをさまよいながら、ワウルにまつわる研究者や大金持ちのお嬢様、誘拐犯など様々な人と出会っていく。 主人公トキのめぐるさまざまな土地を、圧巻の風景描写で綴りながら、個性豊かな人間たちをユーモアも交えつつ描く物語。 ゲームやアニメの世界観設定や小説のイラストで活躍する六七質が、2010年から8年間にわたって描き続けたカラー漫画形式のオリジナル物語がついに刊行。 ▼著者プロフィール 六七質(むなしち) 町並み、工場、廃屋、巨大建築物などをモチーフにするイラストレーター。「幽落町おばけ駄菓子屋」シリーズ、「幻想古書店」シリーズ、そして江戸川乱歩の小説など、挿絵作品は多数。また、「テイルズオブゼスティリア」「テイルズオブベルセリア」についてはコンセプトデザインで参加。「デジモンワールドRe:Digitize」の背景デザイン、「遙かなる時空の中で 6」の世界観デザイン、「ガラスの花と壊す世界」の世界コンセプトデザイン、「Princess Principal」コンセプトアートなど、アニメやゲームでのデザインも多く手掛けている。分業制の絵本「えんとつ町のプペル」ではメインイラストレーターを務めた。
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4.0「いまや何百という単位で世界中に建築作品がつくられ、直島やヴェネチアなどで作品めぐりができるスケールにまで広がって、〈安藤忠雄〉なるものは世界的な出来事として理解されている。アンドー・ウォール、アンドー・キューブといった語も昨今の建築語彙として定着しつつあるようだ。日本以上に海外ではひとりの建築家の枠をこえ、ひとつの文化現象として理解されはじめている。しかし安藤忠雄をほんとうに理解するためには、その人に刷りこまれた信条や生き方、美学や土地に対する見方を十分に知らなければならない。メディアの上で生産され消費されている建築家像とは異なったレベルで安藤忠雄の実像に迫りたい。これが本書を執筆する動機であり、そのために各地をまわり、建築家本人からも詳しい話をうかがった」生い立ちから現在までを同時代的背景とともにたどりつつ、住宅、商業施設、教会・寺院、学校・図書館、ミュージアム・劇場ほか種々の建築作品と環境・文化プロジェクトを精緻に読みとく。世界の「アンドー」の全体像に迫る建築史家渾身の書き下ろし。本格評伝にして作品論の決定版。
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-旅が好きな方、アートが好きな方に。ページをめくるたびに関東各地を巡っている気分になれる、素敵なビジュアルガイドブックができました。著者は、俳優・画家の榎木孝明さん。旅と絵を好み、世界を旅して風景を描き続けている榎木さんが、東京、関東各地のおすすめの場所、絵や写真に収めたい美しい名所、日本らしさを感じられる風情のある土地などを紹介。海外の方にも楽しんでいただける日本語、英語併記です。自然、そして地球を大切に考えている榎木さんの穏やかな目線に、みなさまにも、それぞれの土地や風景の美しさを再発見していただけると思います。
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-【天下人の地形利用術】 江戸の町を知るには、家康が入る以前の江戸を知らなければならない――。 徳川家康が入部するまでの江戸は、武蔵野の辺境の地であったという説がまことしやかに伝わるが、ほんとうに江戸は辺鄙な寒村であったのであろうか。そもそも、そのような未開の荒野であった江戸を、どうして家康は選んだのか。 とかく、従来の研究家が語る江戸の町は、家康が江戸入りしてからの話ばかりで、家康以前の話は、太田道灌が築城したといわれる江戸城が紹介されるくらいである。 じつは、道灌から家康までは100年ほどの空白期間があり、その空白の一世紀、江戸を支配していた人びとがいた。 五代にわたり、戦国乱世の関東を牛耳った北条氏。かれらの存在を抜きにして江戸の発展を語ることはできない。 北条氏は道灌築城後の江戸城を改築し、江戸の地形を巧みに利用して町づくりを進めていた。つまり、近世江戸の原型を築いたのは北条氏だったのである。 家康が入った江戸の町は、未開の地などではなく、天下人となる家康が拠点と定めるに足る魅力十分な土地であった。 家康は北条氏が造った江戸の町をベースにし、日比谷入江を埋め立て、神田山を開削し、河川の流路変更など大胆な町づくりを推し進めていく。 そして、幕府を開いてからおよそ100年後、江戸はパリやロンドンに肩を並べる100万人の大都会に発展する。 本書は都内の発掘事業に長年来たずさわり、関東の歴史を研究してきた著者の目を通して、江戸が世界有数の大都市になっていく秘密を解明してもらう。 地図・写真も豊富に掲載。図からも江戸の歴史がわかる一冊! 〈本書の内容〉 ■第一章 「江戸・東京の下町」の形成 〈一〉東京低地の形成〈二〉江戸前島をめぐる原風景 コラム1 家康が江戸に入ったのはいつ? ■第二章 近世城郭「江戸城」と城下の整備 〈一〉家康の江戸入部と城造り〈二〉関ヶ原以後の天下普請〈三〉大坂夏の陣以後の造営〈四〉灰燼に帰した家康・秀忠・家光の江戸 コラム2 家康の江戸入りは秀吉が勧めた? ■第三章 江戸前島と江戸湊 〈一〉平川の付け替えと日比谷入江〈二〉江戸前島の景観変遷〈三〉五街道の起点となった江戸〈四〉江戸湊の整備 コラム3 家康より先に江戸を整備していた北条氏 ■第四章 利根川東遷事業と江戸の河川改修 〈一〉隅田川の付け替え〈二〉東遷以前の河川と治水〈三〉関東内陸部と太平洋を結ぶ利根川東遷事業〈四〉太日川から江戸川へ〈五〉小名木川・新川の整備 コラム4 天海は江戸を魔術で守ろうとしたのか? 〈著者プロフィール〉 谷口榮(たにぐち・さかえ) 昭和36年(1961)、東京都葛飾区生まれ。国士舘大学文学部卒業後、主に東京東部(東京下町)や旧葛飾郡域をフィールドとして通史的に人々の暮らしや文化、環境の変遷を追及。立正大学・明治大学・國學院大學・和洋女子大学非常勤講師のほか、NHK教育テレビ高校日本史講座を担当。また、NHK「ブラタモリ」荒川・柴又編にも出演。現在は葛飾区産業観光部の学芸員として勤務している。おもな著作として『吾妻鏡事典』(東京堂出版)、共著に『海の日本史 江戸湾』(洋泉社)などがある。最近刊は『千ベロの聖地「立石」物語』(新泉社)。
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3.0そのリフォームは、あなたの生活の質を高めますか? リフォームを始める前に読んでください! ■写真と説明のイラストでわかりやすい 新築に比べると、リフォーム(リノベ)は、自由度が高くありません。 だからこそ、戸建てでも、集合住宅でも素材や業者選びがとても大切です。 現役上場工務店経営者が、 住む人の健康的な暮らしを実現する木質化リフォームのポイントと、 後悔のない業者選びのポイントを徹底解説。 木は高い? 木材の効果は? いい業者/悪い業者かがわかる質問は? など、あらゆる疑問に答えます。 木を使ったリフォームのビフォー・アフター写真を多数掲載するとともに、 さらに読者特典として、木質リフォームの360度VR画像も公開! ■目次 第1章 なぜ、今、リフォームなのか ・リフォームが注目される理由 ・土地付き一戸建ては夢のまた夢? ・ハードの条件は満たされて当たり前 ・住み心地を買えるソフト面のリフォームを ・木造住宅におけるリフォーム ・「寝室」に求められる安心安全と通気 ・「キッチン」は主婦が明るく元気にすごせうように 他 第2章 いいリフォームは「業者」で決まる 第3章 いいリフォームは「素材」で決まる 第4章 いいリフォーム事例編 第5章 私たちの仕事の進め方 ■著者 窪寺 伸浩(くぼでら・のぶひろ) クボデラ株式会社代表取締役社長 昭和36年東京都生まれ。東洋大学文学部卒。 昭和21年創業の老舗木材問屋の三男として生まれ、台湾、中国等からの社寺用材の特殊材の輸入卸を行う。 また、全国の志ある工務店、木材業者、設計士等によってつくられた「幸福(しあわせ)を生む住まいづくり」を提唱し、 実践する環境研究グループ「ホーミースタディグループ」の中核メンバーでもある。 一方で、神棚マイスターとして、神棚の販売を通じてどこの家でも見られなくなってきた神棚の大切さと その存在意義を普及する活動を行い、社寺用材の納入、神棚セットの販売などを行っているほか、 さまざまな企業の朝礼で神棚の祀り方などをアドバイスしている。 東京都神社庁御用達。 東京都神棚神具事業協同組合理事長。 著書に『いい住まいは「間取り」と「素材」で決まる』『なぜ、成功する人は神棚と神社を大切にするのか?』(あさ出版)など。 クボデラは、2017年に東京証券取引所TOKYO PRO Market上場。 マルトミホーム事業部では、自然素材・無垢材にこだわった家づくりを40年にわたって行っている。
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3.0こんなお家が欲しかった!! ミカリン一家のハッピー・エッセイシリーズ。今回は「家づくり」ミカリン一家のこだわりの家づくりを一挙公開!! マンション暮らしから一念発起! 土地探しからモデルハウス巡り、水回りのことや子供部屋の内装まで、ミカリン一家のこだわりの家づくりを一挙公開!描き下ろし&photoもたっぷり収録
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 はじめて家づくりをする人のために、後悔しない、 満足のいく家づくりを実現するためのアイデアとコツを集めました。 すべて信頼できる建築家の経験と 試行錯誤から生まれた本当に役立つアイデアです。 家づくりでは、さまざまな場面で 迷ったり悩んだり不安になったりすることがあります。 その時のすべての人に向けた解決策が できるだけ網羅されているように編集しました。 家づくりの検討段階から竣工まで、 この本をいつも側においてご活用して頂けることを願っています。 Part1プランニング Part2スケジュール Part3お金 Part4土地選び Part5依頼先選び Part6部屋別・プランニングのコツ Part7住まいの設備と機能 Part8内装と設備・パーツの選び方 Part9コストコントロールの方法 Part10入居後の維持とメンテナンス Part11見積もり・契約・保証の話 Part12リフォームの成功マニュアル Part13建築家インタビュー 特別収録「家づくりの用語辞典」「素材・仕上げの用語集」「間取り実例集」
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-※本電子書籍に特別付録『ホームズくんミニエコバッグ』は付属しておりません。 「家を買おうか」と思ったら「家を買Walker」! 創刊5年目を迎えた「家を買Walker」(家を買ウォーカー)シリーズ! 2021-2022年の家づくりに必要な情報を網羅した最新版が登場します! 家を建てる上で誰もが悩むのが間取り 1000万円台、2000万円台、3000万円台、 予算に応じた間取りの実例集! 住みやすさを考えるなら設備にもこだわりたい ビルトイン食洗機や全館空調など最新設備を紹介! マイホーム計画で欠かせないお金の話! 資金計画の建て方から住宅ローン、 ローコスト住宅の仕組みまで、 資金計画の基本をいちからレクチャー こんないい街、知らなきゃソン! 主要都市からちょうどいい近さのおすすめタウンをピックアップ 間取り、設備、お金、土地 家づくりのすべてが詰まった「夢のマイホーム総特集」号! 一生に一度の家づくり、失敗しないために必携の一冊です! ※クーポン・応募券は収録しておりません。 ※一部記事・写真は掲載していない場合があります。
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4.0一軒家まるごとDIY! 自分の手で自分の家を建てる――これこそ「男のロマン」ではないか! フリーカメラマンの阪口克氏は、本屋で偶然、ログハウスの本を手にしたことをきっかけに自分で自分の家を建てるという夢にとりつかれます。まずは妻を説得し、その勢いでさっそく土地探し。埼玉・長瀞で288坪の素晴らしい土地を手に入れたものの、実は阪口氏、大工経験はゼロ。貯金をはたいて買った土地を前に途方にくれるばかり。 しかし、このタイミングで待望の娘が誕生。こうなると途方にくれている暇はありません。阪口氏は自らを奮い立たせ、家の設計、電気水道の設置、材木店での材木購入、材木の加工と手さぐりで進んでいきます。 周囲の人たちの力も借りながら2年をかけてなんとか棟上げまでたどりつきますが、素人の工事がそんなにうまくいくはずもなく、ここからはトラブルの連続。屋根の断熱材が強風で何度もとばされて心が折れそうになったり、配管工事の溝掘りを失敗し、雨中の堀り直しで泥だらけになったり、記録的な大雪に見舞われ、完成前なのに家崩壊の危機を迎えたり……。娘はすくすくと成長していきますが、工事は遅々として進まず。いったいいつになったら家族は新居に入れるのか? 家をセルフでビルドしたい、と思い立ってしまったアラフォー大工素人カメラマンが、6年の歳月を費やし、試行錯誤悪戦苦闘の末、ついにマイホームを自力で完成させるまでを綴りました。汗と笑いと涙の建築記であり、家はどうやって作られるのかを知ることができる実用書であり、ひとりの男が夢をかなえる年月を追体験できるノンフィクションです。
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-10万件以上の地盤改良工事の実績を持つ 「地盤改良のスペシャリスト」が、 “安心して家を建てられる地盤”を徹底解説 --------------------------- 近年、地盤の脆弱さによって引き起こされた住宅の事故が目立ちます。 2021年7月に熱海で発生し、約30名もの方が亡くなった大規模な土石流では、 盛り土のずさんな工事が被害を拡大したことが判明しました。 このような大規模災害ほどではなくとも、床の傾きや雨漏り、外壁のひび割れの発生や、 建物自体の重みで建物が不ぞろいに沈んだり地面の上を滑りだしたりする 不同沈下というトラブルも、地盤改良工事の欠陥に原因があると言われています。 そのため不安定なままの地盤に建つ住宅は、 最悪の場合大きな地震が起これば倒壊してしまい、命を脅かしかねません。 本書の著者は地盤調査・地盤改良工事を専門とする企業を経営し、 過去約20年間で10万件以上の地盤改良工事を行ってきた「地盤改良のスペシャリスト」です。 著者によると、地盤改良工事の欠陥は施工後すぐに判明するものではないため、 なかには前述の住宅事故を引き起こすような手抜き工事をしている業者も実際にいるといいます。 マイホーム完成後に地盤の問題が露呈したとしても、大きな出費を伴うため簡単に建て替えはできません。 そのため施主も業者に任せきりにするのではなく 家を建てる前に土地の安全性について考えることが重要となります。 本書では代表的な地盤トラブルである不同沈下・液状化現象などを防ぐ方法、 地盤調査と地盤改良の費用と工法、施工業者の見極め方などを分かりやすくまとめています。 長く、安心して暮らせる住まいを手に入れるために必要な、地盤の知識を得られる一冊です。
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5.0ステイホーム必読!逃れられぬ恐怖を描く 黒史郎の実話怪談シリーズ最終巻! 「あの家、何かに祟られてるんじゃない?」 住人が絶対に死ぬ、最凶の事故物件 (「相談」より) ホラー作家・黒史郎の人気実話怪談シリーズ最終巻! 置いた物がどろどろと腐る不気味な家の秘密「ものが長くはもたぬ家」、 どこかの保育現場で今も起きている恐怖「一歳児」、 本物のUMA!?夜道に佇む全身緑色の怪物「わたしはKを見た」、 隣室の窓に覗く世にも恐ろしい怪異の正体「三階、三〇四号室」、 群れる鴉、虫の死骸…曰くつきの空き地で行われる謎の工事と異常さを増す光景の秘密とは「なにもない土地」 ――など、家や土地の不条理な恐怖を中心に数多の恐怖譚を収録! 逃げ場のない家の中で、闇の奥から異形が覗く。あなたの家は、大丈夫ですか…
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-砂嵐の猛威と旱魃、大資本の進出に父祖の土地を追われたオクラホマの小作農ジョード一家は、一片の宣伝ビラの文句に誘われて「緑なす、たわわに果実の実る、職のある」カリフォルニアを目指して長い旅路につく。売れるだけの家財を売り払い、二頭の仔豚を屠って塩漬けとし、中古おんぼろ車を急造トラックに仕立て、一族12人に元説教師をくわえた一行13人は国道66号線をひたすら走る。だが、国道は同じように西へ移住しようとするトラックでいっぱいだった。災厄がつぎつぎと降りかかる。次男トムとおっかあは知恵をしぼり、気力をふりしぼって一家の苦難を支える……カリフォルニアは確かに「緑したたる」場所であった。だが、そこは夢にみた楽園ではなかった。俗語や卑語を駆使し、全体状況をさしはさむテンポのよい構成で、力強くうたいあげた社会小説、家族小説。ピューリッツァー賞を受けた、スタインベックの代表作のこの作品は、20世紀アメリカ文学の金字塔である。
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-侯爵の打算と善意から始まった結婚に、やがて真実の愛と疑念が交錯し……。 大家族の長女として育ったセアラは真面目なしっかり者で通っている。そんな彼女は先祖代々の土地と幼い弟妹たちを守るため、借金のかたに変態的な趣味を持つ悪名高き准男爵に嫁ごうとしていた。一方、そうと知ったエングルメア侯爵ニコラスは一計を案じた。家政を取り仕切る能力に長けたセアラをこの自分がめとれば、安定した家庭を礎に自由に暮らせるし、跡継ぎも手に入るというものだ。薄汚い准男爵との暗い未来から不憫な娘を救ってやろうではないか。気の利いた思いつきに、ニコラスは自尊心をくすぐられた。だが、不遜な侯爵の計画に誤算が生じる――たかが便宜結婚のはずが、無垢な花嫁の口づけに、思いがけず心をかき乱されて……。 ■セアラとの結婚は跡継ぎをもうけるための絶好の機会――ニコラスにとって、花嫁をめとることにそれ以上の意味などないはずだったのに、しだいに彼女の“過去”がちらつき、嫉妬の炎を燃やすことに……。リージェンシーの旗手J・ジャスティスの名作リバイバル。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0零戦、維新の三傑、家康四天王、五街道、六歌仙、利休七哲、八丁堀、旗本八万騎、加賀百万石などなど……。歴史の中にはじつに多くの数字が見受けられる。その数字のみを集めたのが本書である。全体は「社会編」「人物編」「文化・生活編」「戦後編」の四つの章で構成され、それぞれに数字のついた語句とその説明がされている。たとえば「一所懸命」の項には、「中世の武士が、一族郎党が生きていくうえで絶対に他に譲れない土地のことを『一所懸命の地』と呼び、命がけで守ろうとしたことからきている」とし、転じて「一生懸命」となったという説明がある。また「八丁堀」は時代劇でお馴染みの名前であるが、その項には「江戸の京橋川と隅田川を結ぶ堀割で長さが八丁だったことから名がつき、その地に町奉行所の与力、同心の組屋敷が置かれて彼らの通称となった」とある。数字から日本の歴史を見ることを楽しみながら、知らずしらずに知識が増えていく一冊といえる。
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3.4さまざまな働き方から見えてくる、わたしが活躍する場所 家賃が高い、物価も高い、空気が悪い…… そんな都会で暮らしていると、田舎暮らしが頭によぎります。 しかし、すぐに「田舎には就職先がない」と気づき、思いを断ち切ってしまいませんか? しかし、いまの居場所を「ここしかない」と考えることは、ときに人をとても苦しくさせてしまいます。 多様な生き方を知る手引きとして、本書を読んでいただきたいです。 視界が開けることは間違いありません。 本書は23人の移住者たち(Iターン)が働くことについて本音を語ります。 登場する移住者たちは、年齢も、移住を決めた理由も土地も、状況もさまざま。 お金も組織もバックアップもなく、身ひとつでナリワイ仕事を作った事例を紹介。 ただこの本は、移住の成功事例を集めたものではありません。 移住者たちの肉声が、あなたの背中を押すかもしれませんし、思いとどまらせるかもしれません。 田舎暮らしに興味がある人はもちろん、ない人も、いま一度自分の「働き方」「生きる場所」を見つめ直すきっかけに、と願っております。 誰だって、就職・転職サイトでは見つからない働き方ができる、そんな生きるヒントにあふれた1冊です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1642ー1649年に絶対王政を打倒すべく起こったのが、清教徒(ピューリタン)革命である。その当時の政治的主張は、国王派、議会派、中立派、盟約派、カトリック同盟など、さまざまな主張が入り乱れていた。本書では、革命に思想的バックボーンを与えた思想を明らかにする。 【目次より】 目次 はしがき 凡例 序説 ピューリタン革命の経済的背景 I 反独占運動の発展 [1] 王室独占の解体 [2] 自由貿易論の展開 [3] ギルド民主化運動 II 農業・土地問題 [1] 土地所有関係の変革 [2] 囲込みと農業改良思想 第一章 左翼民主主意義の成立 ジョン・リルバーンとレヴェラー運動 I 分析の視角 II リルバーンの思想的発展とその背景 III レヴェラー運動の展開とリルバーン IV 『人民協約』の成立 V 『人民協約』の発展 VI レヴェラー運動の性格 第二章 社会主義ユートウピアの構想 ジェラード・ウィンスタンリとディガー運動 I 研究史的展望 II ウィンスタンリの神学的歴史・社会観の成立 III ディガー運動の実践へ IV ユートウピアの構想とその特質 第三章 革命的無政府主義の先駆 第五王国思想の発展 I 問題の所在 II 「第五王国」思想の展開 III 第五王国派の成立 IV ジョン・ロジャーズの社会思想 V プロテクター政権と第五王国派 VI 第五王国派の性格 第四章 不服従運動とその思想 初期クェーカーの社会思想 I 問題の提起 II クェーカー主義の成立 III プロテクター政権とクェーカー運動 IV 「内なる光」と社会批判 V 初期クェーカーの社会思想 第五章 エピローグ 総括と展望 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書ははげしい論争がくりかえされてきたイギリス封建制の起源および性格にかんして、巨大なスケールと緻密な実証を兼ね備えた名著として名高く、二十世紀史学がいまなお乗り越えられない十九世紀古典学説の金字塔である。すなわち、著者は荘園の起源をアングロ・サクソン文明の伝統に求めるゲルマニストの立場に立ちながら、荘園のもつ共同体的性格と近代個人主義との差異をあざやかに描き出している。巨匠の名にふさわしくヴィノグラードフの中世像の全容をあますところなく示している書である。 【目次より】 序文 第一篇 サクソン以前の時代 第一章 ケルトの種族制度 第一節 血族制 第二節 土地保有 第二章 ローマの影響 第一節 ローマ人とブリタニアのケルト人 第二節 土地の私有と課税 第三節 領地 第一篇への註 第二篇 古サクソン時代 第一章 サクソンの征服 第一節 サクソンの定住に関する一般的見解 第二節 身分と階級 第二章 人民の集団 第一節 血族 第二節 聚落 第三章 聚落における分前 第一節 賦課単位としてのハイド 第二節 耕地単位としてのハイド 第四章 開放耕地制 第一節 農耕上の諸制度 第二節 聚落の機構 第五章 保有の歴史 第六章 マナーの起源 第二篇への註 第三篇 封建時代 第一章 ドゥームズデイ調査の諸原理 第二章 所有権と農耕 第三章 社会階級 第三篇への註 ヴィノグラードフの略歴・著作目録 鈴木利章 あとがき 富沢霊岸 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.0ゴヤの絵の情景を劇的な音で描き出したグラナドス、スペインの栄光への想いを歌い上げたロドリーゴ、極限まで美を追求したラヴェル、印象主義と象徴主義の拮抗する時代を彩ったドビュッシー……。スペインとフランスには、天才的な音楽家が数多く存在する。ピレネー山脈を越えた異文化の交流が、彼らの才能を何倍にも増幅させ、百花繚乱の魅力に富んだ音楽が生まれた。本書はそうしたクラシックの名曲の数々を、作曲家や作品ゆかりの土地など多種多様な痕跡にふれながら紹介する。天才はスペインから生まれる。芸術家はフランスで磨かれる。生涯の友となる音楽に耳を傾ける幸せ、五感を刺激される喜びに満ちた音楽案内。
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3.7【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 幸福度ランキング上位国を悩ませるものは? 高福祉国家、幸福度ランキングの上位国、高い学力と安い学費、北欧デザイン……。 良いイメージで語られることの多い北欧諸国ですが、どの国も悩みを抱えています。 ロシアのウクライナ侵攻後、フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟申請したことは記憶に新しいですが、悩みはそれだけではありません。 ソ連(現ロシア)から一方的な要求を突き付けられたことをきっかけに、ソ連と二度も戦い敗北したフィンランドは、つねにソ連(およびその後身・ロシア)との関係に苦心してきました。 スウェーデンは、高福祉を実現したために国民の労働意欲が低下。経済成長率が低くなる時期を経験しています。 ノルウェーは、ノーベル平和賞が発表・授与されるホスト国。中国の平和活動家に平和賞が授与されると、中国から経済制裁を受けて大変困った事態に陥ります。 北欧諸国はイギリス、ドイツ、フランスといった国々に比べれば、寒冷の土地にあり、人口も多くありません。 それらの国々が、どのような知恵や政策で困難を乗り越えてきたのか。 学ぶべきことが多い北欧諸国の素顔を池上彰が徹底解説します! 東京都立小石川中等教育学校での白熱授業を書籍化しました! (底本 2023年7月発売作品)
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-異国の地での演説中、褐色肌の王子様は震えていた。慣れない土地で群集に囲まれ怯えているわけでもなく、南国から急に寒い国に来たからでもなく、快楽に溺れていたから、だった。様子がおかしいことに気がついた、側近のロメインは王子を抱きかかえ部屋に戻るなり王子の羽織っていたコートを引き剥がすと、その高級な毛皮の下には、王子の生まれたままの姿があった
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3.8居酒屋めぐりの第一人者・太田和彦氏が集大成として書いた新書(『日本の居酒屋──その県民性』)を、増補して文庫化。居酒屋をめぐって47都道府県を踏破した著者が、居酒屋を通して県民性やその土地の魅力にせまる。
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3.6あなたは「意識高い系」? それとも「リア充」? カフェでMacを広げ、自己啓発セミナーへ熱心に通い、休日はバーベキューやパーティー。 そんな自分の姿をSNSにアップする……。こうした「意識高い系」の人々はなぜ生まれるのか。 「意識高い系」が放つ特有の「実力なき自己顕示欲」は、何に由来するのか、どのような経緯で構築されたのか。 「意識高い系」を「地方上洛組」と「在地下克上組」との二種類に分類し、その輪郭をあぶりだす。 また、ともすると混同されがちな「リア充」と「意識高い系」だが、「土地」と「スクールカースト」をキーワードに、両者が似て非なる存在であることを論じる。 「大学デビュー」に賭けて、故郷の北海道から関西へ進学し、入学式の前に髪を金色に染めた著者は、「意識高い系」とは私にとって他者ではなく、同族の問題--と、本書の中で綴っている。 そんな著者が、データを援用しながら彼らの生態を徹底的に掘り下げた。そして見えてくる現代社会の抱える問題とは。 〈目次〉 ◆はじめに――意識高い系の研究「土地」「スクールカースト」「リア充」 ◆第一章 リア充は意識高い系の裏側に隠れている ◆第二章 「意識高い系」の心理大義と欲望 ◆第三章列伝 1.青木大和、小4偽装サイト事件 2.靖国コスプレイヤーと愛国女子 3.ノマドワーカー 4.キラキラ女子「ばびろんまつこ」 ◆おわりに――意識高い系を超克するために
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4.0ASD(自閉スペクトラム症)と ADHD(注意欠如・多動症)とを 併発した文学研究者が 世界を旅するとどうなるのか? コミュ障、フロー体験、脳内BGM、キマイラ現象、依存症、発達性協調運動症…… ゆく先々の土地で、“ゆらめく身体”と世界文学が溶け合い、 前人未到のワンダーランドが立ち上がる異色の「当事者紀行」本。 ・ウィーンの夜道を“反復”徘徊し、月面世界と接続する ・グラナダの“フロー体験”とヴァージニア・ウルフの『波』 ・美しきソニアと村上春樹をめぐるマインドワンダリング ・カサブランカ――“砂塵の水中世界”とムーミン谷…etc. 圧倒的に美しく、知的興奮に満ちたハイパートラベル当事者研究! 「脳の多様性」(ニューロダイバーシティ) の時代における、発達障害の新しい可能性がここに。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 豊富な海の幸が揃う伊豆でこそ味わえる、絶品「漁港めし」を厳選してご紹介!熱海はもちろん、稲取や下田、松崎など伊豆各所の「本当にウマい店」を集めました!さらに海鮮以外のグルメ情報やおみやげ情報、観光スポットのデータも収録!これ1冊で伊豆を隅々まで味わいつくせます!東伊豆からは金目鯛特集をはじめ、新鮮な海の幸をこぼれそうなほど盛った海鮮丼に、伊豆に伝わる漁師飯「うずわ」などをピックアップ。南伊豆からは豪勢な伊勢海老料理や下田で味わえる海鮮中華のほか、市場になかなか出ない高級サザエのお店を紹介。西伊豆からは駿河湾から揚がるタカアシガニや深海魚、そして土肥名物のキビナゴ寿しなど、この土地ならではの料理を厳選。そして観光地として名高い熱海ではリーズナブルに味わえる名店の定食や、朝獲れたての魚がいただける港町ならではのお店をセレクト。伊豆のグルメを楽しみたい人必携の1冊です!
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-【あらすじ】 香村雪枝が七つの時、書記官だった父が、巡回先の飛騨の山間の村から、美しい二十くらいの女の彫像を持ち帰った。 重ねた両手が、ふッくりしていて、肩が揺れると、ころりん、ころりんとそれは実に、何とも微妙な音がして幽かに鳴った。 その像が目にも心にも身体にも焼き付いて離れなかった雪枝は、後に彫刻家となる。 あの土地には私の師匠がいる、是非とも訪ねたい―と、信者が善光寺、身延山へ巡礼をするほど切実に願っていたが、いざ、実際、という時、信仰が鈍って、遊びの旅行になった。 婚礼をしたばかりの夫婦連れとして来たのである。 それが祟ったのか、夕暮れ時、仮小屋のようなみすぼらしい小店を覗いて、来世の契りの有無を賭けるための賽子を買い求めた時、隣に袖を並べている新婦の姿が、ずッと離れて遥かな向こうへ… そして、城跡の天守に棲む怪しいものから、女を返して欲しければ、その身代わりとなる美しい像を刻んで差し出せ―との要求を突き付けられたのであった。
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4.0出雲には何かが眠っている。それは古代史に興味を持つものの胸に必ず去来する感慨であろう。謎が満ちあふれる、出雲大社をはじめとする諸社や出雲神話。日本書紀・古事記において出雲が占める重い役割。そして、5~6世紀に制度化された「国造家」が、出雲にだけ残され、いまだに存在しているという事実……。さらに、一箇所から350本以上の銅剣が見つかった出雲の荒神谷遺跡の発掘や、様々な土地の文化の流入が読み取れる奈良の纒向遺跡の発掘など、近年の考古学の発掘の成果も、出雲が強大な勢力であり、ヤマト朝廷の成立にあたっても大きな役割を担ったことを実証しはじめている。そして、状況証拠が指し示すとおり、実は「蘇我氏」「物部氏」こそが、出雲に由来する正統なる氏族だったとすれば……。ヤマト建国の謎も邪馬台国の謎も解き明かす「最後の鍵」がついに開かれる! 大胆な仮説で古代日本の真相に迫る、歴史ロマンに満ちた一冊。
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