有島武郎 地人論の最果てへ

有島武郎 地人論の最果てへ

968円 (税込)

4pt

5.0

土地や血統の宿命からは決して逃れられないと知りつつも,普遍的な個性や愛を信じようとした有島武郎(一八七八―一九二三).二つの力学が絡み合うなか,『或る女』『カインの末裔』『生れ出づる悩み』などの有島文学は産み落とされた.矛盾に満ちた葛藤の果てに有島が夢見た地平をめざして,その作品と生涯を読み解いていく.

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有島武郎 地人論の最果てへ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年04月18日

    私の読書生活にとって、有島武郎はまったく縁がなかった。読みたいと思ったことがなかった。そんな中でこの本を読もうと思ったのは、ビッグイシューで“在野研究者”としての荒木優太さんのインタビュー記事を読んだからだ。

    それにしても荒木さんはなぜ並みいる作家のなかから「有島武郎」に肩入れするのだろうか?それ...続きを読む

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