学術・語学作品一覧

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  • 答えはあなたの中にある
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【発売前から大反響!即重版!!読者様からの声も続々】 読むたびに元気と自信を持たせてもらえます。 大切な人へもプレゼントしたいです。 (H・Y,32歳) 装丁もキレイで、いきなり開いたページから いま自分に必要なメッセージを受け取る気持ちで 読んでいます。 (T・M,35歳) MACOさんの本がとても好きで、すべて読んでいますが、 この本が一番好きです。 (O・N,27歳) 写真もキレイで眺めているだけで心癒されますし、 お守りのようにすぐに手にとれるところに置いています。 (H・N,37歳) 読みやすく、ひとつひとつのメッセージが心にしみました。 (Y・T,34歳) オフィシャルブログ月間90万PVアクセス超! 18万人の人生を変えた カリスマ引き寄せ実践法アドバイザーから大切なあなたへ――。 魂に響く、愛に満ちた珠玉のメッセージ! 心の奥深い願いに、100%宇宙が答える。 読むだけで幸せの扉がひらく、今ここが最高の場所になる。 日々、私たちが行うことはシンプルです。 ただ、人生を自分の思いどおりに「こうする」と決めるだけ。 その後、湧いてきた感情を行動に移すだけ。 この行動が何のメリットになるのだろうなどと考える必要はないのです。 ただ決めて、起きてきた心の感覚に従って素直に行動していけば、 あなたの欲しい現実に必ずつながります。(「はじめに」より)
  • 「答えを急がない」ほうがうまくいく あいまいな世界でよりよい判断をするための社会心理学
    3.8
    ◆人間には「答えを急ぎたい」という衝動がある ◆そんな衝動とどう付き合っていけばいいのか? ◆社会心理学の観点から「よりよい判断」をするための術を紹介 「あいまいさに耐える力」持っていますか? 人間はあいまいな状況が苦手です。「次に何が起こるか」を予測できない状態に、不安や場合によっては命の危険を感じるからです。しかし私たちの日常には、「情報過多」「どっちつかず」「初めての経験」など、あいまいで不確実なシーンが数多く訪れます。すると人間は答えを急いで、あいまいな状況から抜け出して不快を回避しようとしますが、それが「よりよい判断」につながるとは限りません。 では、どうすればあいまいな状況でも冷静に判断し、 よりよい未来に近づくことができるのでしょうか?   本書は、この疑問に答えていきます。 各章では、日常に活かせる社会心理学の知識や考え方に加えて、研究の舞台裏やユニークな実験結果など学術的な背景もわかりやすく紹介。知的好奇心も満たされる内容となっています。知識を深めながら、自分の考え方や行動を見直すきっかけになる1冊です。 【こんな人におすすめ】 ・不確実な時代に必要な柔軟な判断力を身につけたい人 ・人間関係や情報に振り回されがちな人 ・学問の世界やその舞台裏に興味がある人
  • 古代アメリカ文明 マヤ・アステカ・ナスカ・インカの実像
    3.7
    マヤのピラミッド、ナスカの地上絵、マチュピチュの祭祀、湖上都市テノチティトラン。最新知見から実像を描き、文明の見方を覆す!
  • 古代出雲への旅 幕末の旅日記から原風景を読む
    -
    神々の集う国・出雲。いまでもそこかしこに神社が見られる。これらのなかには『出雲国風土記』の時代に起源を求められるものも多く、古代史を封じ込めたタイムカプセルとも言える。幕末期、この風土記社を丹念に巡り、旅日記を残した男がいた。その男・和四郎は時に酔い伏し、時に神の娘と出会いながら、美保関から出雲大社まで足を伸ばす。新発見の日記を手に、私たちも古代史への旅に出よう。
  • 古代インドの思想 ――自然・文明・宗教
    3.8
    最大の民主主義国家であり、多様な民族・言語・宗教の坩堝であるインドをまとめる価値観とは何か。緻密な哲学思想や洗練された文学理論など、高度に発達した「知の体系」は、いかに生まれたか。厳しくも豊かな自然環境がインド人に与えた影響とは。外の世界から多くを受け入れながら矛盾なく深化・発展させることで、独自の文化や思想を生み出し、世界中に波及させてきた。ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教……。すべてを包み込むモザイク国家「インド」の源流を古代世界に探る。
  • 古代インドの神秘思想-初期ウパニシャッドの世界-
    5.0
    大宇宙と小宇宙の対応の思想は、最高実在ブラフマンと個体の本質アートマンの一致の自覚へと深化される。生の根源を洞察する古代インドの叡知、神秘思想の本質を、初期ウパニシャッドをもとに解明した最良のインド思想入門。
  • 古代英雄七人の謎
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    古代史の謎に挑戦し続ける著者が、聖徳太子、推古女帝、天武天皇、蝦夷の長アテルイなどの古代英雄七人を取り上げ、その知られざる素顔と隠蔽された事実に迫る。

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  • 古代エジプト解剖図鑑
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    なぜピラミッドは形を変えたのか!? スフィンクスはカフラーに似せてつくられた!? 謎の美女・ネフェルティティの役割とは!? 庶民は何を食べ、何を娯楽としていた!? 壁画の見かたにはルールがあった!? いつの時代でも人々を魅了してやまない、 神秘と謎に満ちた古代エジプトの秘密を、詳細なイラストで徹底解剖! ■序章:古代エジプト3000年の歴史 ■1章:古代エジプトの主な歴代ファラオたち ■2章:古代エジプトの埋葬施設 ■3章:ミイラと古代エジプトの死生観、神々 ■4章:古代エジプトの神殿を徹底分析 ■5章:古代エジプトの暮らし

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  • 古代エジプト動物誌
    4.0
    「あの世の闇」すら光り照らす猫の目を敬い、蛇の脱皮する姿に「復活」を想起し、糞玉を押す黄金虫に太陽を運ぶ神を想う……。ナイルの恵みで農業国として繁栄したエジプト中王国ー新王国時代。時に神と崇め、時に恐れ敵対した動物たちとエジプト人との関係や、動物ミイラの作り方、当時の社会や宗教観まで活写した、異色歴史書! 内容一部紹介 ◎古代エジプト人と猫の暮らし◎ *夢に大きな猫が出たら吉兆。大豊作になる。 *猫女神バステトは出産の神。新婚夫婦は欲しい子供の数だけ、護符に猫の絵を描く。 *火事になったら火を消すよりも猫を助けよ。 *飼い猫が死んだら家族全員、眉を剃って喪に服す…等 序 文  第一章 猫 世界最古の家猫図/オシリス神話/女神バステト/猫の聖地ベニ・ハッサン/パケト信仰/猫のミイラと棺/闇を退治する目/ネフルよ、ネフルよ/ブバスチスの「猫王」/バステトの祭り/猫の墓/エジプト人の愛猫心 第二章 犬 アヌビス信仰/西方の者/絵画と彫像/『二人の兄弟の物語』/エジプト犬のミイラ 第三章 蛇 二つのエジプト/『難破船水夫の物語』/悪蛇アポピス/翼ある蛇 第四章 ライオン 大スフィンクス/王たちとライオン/ライオン狩り 第五章 黄金虫 スカラベと太陽神/『死者の書』の図像/記念スカラベと印章スカラベ/護符スカラベ 第六章 鰐 ナイルの暴れん坊/ソベク神殿/オシリスを救う神 第七章 ハゲワシ 白い女神ネクベト/王冠飾りと棺の飾り/ハヤブサとトキ 第八章 牛 雄牛の神/雌牛の神 第九章 驢馬、馬、駱駝 砂漠と不毛の神/夷狄のもたらしたもの/洗浄の主役/奉仕のみの動物 学術文庫版解説・・・・・・・ 河合 望(金沢大学古代文明・文化資源学研究所所長 金沢大学新学術創成研究機構教) 古代エジプト略年表  本書は『古代エジプト動物記』(文藝春 1984年刊)を改題したものです。 現在では差別的とされる表現が含まれていますが、本書が執筆された時代環境を考え、また著者が故人であることから、そのままにしてあります。差別の助長を意図するものではありません。
  • 古代エジプトの女王 王座で新しい役割を果たした6人の物語
    -
    古代エジプトという巨大な帝国の王座に座った女性は数えるほどしかいない。 メルネイト、セベクネフェルウ、ハトシェプスト、ネフェルトイティ、タウセレト、クレオパトラの6人はなぜ女性の王となりえたのか。 どのような生涯を送り、どのような統治を期待され、何を目指していたのか。 6人の生涯をつぶさに追いながら、およそ3000年にもおよぶ古代王朝それぞれの時代で果たした役割を読みといていく。 これまであまり語られてこなかった女王も、伝説に彩られた有名な女王も、改めて史料を検討し、その歩みを生き生きと描き出す。
  • 古代エジプト文化とヒエログリフ [新装普及版]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ヒエログリフの基本から応用まで。神殿等のカラー写真には目を奪われる。古代エジプトの日常、ミイラ作り、死後の世界、占星術等。近藤二郎先生監修。

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  • 古代エジプト文明 世界史の源流
    4.0
    ◆2025年「ラムセス大王展」開催!◆ ◇ラメセス二世がなぜ最強のファラオなのか・最高によくわかる!◇ ―すべての道はナイル河谷へ通ず― アフリカ最奥から到来した人々が築いた文明は、オリエントや古代ギリシアなど周辺世界に決定的影響をもたらしながら三千年の栄華を誇った。 古王国時代からローマ帝国時代まで強大なファラオたちを核にして展開した歴史は、まさしく西洋世界の源流となったのである。 古代エジプト研究をリードする著者が、古代エジプト文明を西洋世界の源流のひとつとして捉え、最新の研究成果をふんだんに盛り込みながら、教科書では描かれきれない新たな歴史像を描き出す! ◯異民族「ヒクソス」の実像&彼らとラメセス大王が戦った「最古の戦争」カデシュの戦いとは? ◯一神教の「起源」はモーセか、アクエンアテンか? ◯エジプト王国最後の象徴クレオパトラの実像は? ◯謎の民族「海の民」の正体とは? ◯「エジプトの神々」と「来世信仰」は世界にどのように広がったか? 【本書の内容】 プロローグ 序章 古代エジプト文明の誕生 第1章 ミノア文明と古代エジプト文明 第2章 異民族ヒクソスの時代 第3章 アクエンアテン王の宗教改革と多神教世界 第4章 アマルナ時代とアマルナ文書 第5章 ラメセス二世vs. ヒッタイト 第6章 ラメセス三世と「海の民」 第7章 アレクサンドロス大王とアレクサンドリア 第8章 女王クレオパトラ七世のエジプト 第9章 古代ローマ帝国と皇帝たちのエジプト文化 終章 古代エジプト文明は世界史の中へ 補章 「タニスの遺宝」が語るエジプト文化の変容 注 図版出典 参考文献 古代エジプト文明年表 索引 【本書より】 たとえ我々に馴染みのある教科書の中の記述はわずかであったとしても、世界史の中において、古代エジプトの果たした役割は、決して少なくはない。世界史の主人公がエジプトであった時期は確かに存在した。(中略)古代ギリシア世界も、強靱で巨大な古代ローマ世界も、あるいはビザンツ帝国もフランク王国でさえも、古代エジプトという強固な礎なくしては、世界史に名を残すことはなかったであろう。本書を読破した後、あなたは古代エジプトとはすでに失われてしまった過去の文明ではないことに気づくはずである。古代エジプト文明の血脈は、人々の記憶の中へと潜り込その後も世界史の中で脈々と流れ続けているのである。 *本書の原本は、2012年に講談社選書メチエより刊行されました。
  • 古代エジプト文明 世界史の源流
    4.5
    世界史の中で古代エジプト文明が果たした役割とは何か。ミノア、ヒクソス、アッシリア、ペルシア、ギリシア、ローマ……西洋世界の源流のひとつとしてエジプトを捉えたとき、まったく新たな歴史像が立ち上がる。最新の研究成果をふんだんに盛り込み、「外」とのインタラクションという視点の下にその興亡を描き直す、画期的試み! (講談社選書メチエ)
  • 古代オリエント全史 エジプト、メソポタミアからペルシアまで4000年の興亡
    3.8
    西はナイル河、北は黒海、東はインダス河、南はアラビア海に囲まれた地域がオリエントである。この地には人類初の文明が誕生し、諸民族が行き来し、数多の王国が栄え滅びていった。シュメルやバビロンを擁したメソポタミア、象形文字や太陽神信仰など独自の文明が発達したエジプト、鉄器を生んだアナトリア、これらに興った国々が激突したシリア、そして東の大国ペルシア……。4000年に及ぶ時代を巨細に解説する。
  • 古代オリエントの神々 文明の興亡と宗教の起源
    4.0
    ティグリス・ユーフラテス河の間に広がるメソポタミアの平野、ナイルの恵みに育まれたエジプト。ここで人類は古代文明を築き、数多くの神をつくり出した。エジプトの豊饒神オシリス、天候を司るバアル、冥界神ギルガメシュ、都市バビロニアを守るマルドゥク、アジアからヨーロッパまで遠征したキュベレ女神、死後に復活するドゥムジ神――さまざまな文明が興り、消えゆくなか、人がいかに神々とともに生きたかを描く。
  • 古代オリエントの宗教
    3.9
    パレスティナ発の「聖書ストーリー」は、メソポタミア平原を越え、イラン高原へ。東方へ膨張をつづける聖書ストーリーに対し、諸民族はいかに向き合ったか。最大の土着宗教ゾロアスター教、「真のキリスト教」を自称したマニ教、イスラームのグノーシス=イスマーイール派――。13世紀に「異教の魔神たち」が封じ込められるまで、宗教的想像力がもっとも奔騰した1000年を描きだす、東方の精神史。
  • 古代から現代まで 争いの変遷が劇的にわかる 日本の合戦年表
    4.5
    1巻1,699円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 白村江の戦いから第二次世界大戦まで! 日本史を語る上で欠かせない合戦や争乱を時系列に徹底解説。その争いの背景・原因・経過・特徴などを、地図や図表、年表を豊富に使うことで分かりやすくまとめます。
  • 古代から現代まで 城の変遷が劇的にわかる 日本の城年表
    -
    1巻1,699円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「基本年表」と「深掘り年表」で城のルーツや進化、変遷がひと目でわかる『古代から現代まで時代の流れが劇的にわかる 日本史年表』続編。緻密で臨場感ある鳥瞰イラストと図版資料を多数掲載します。
  • 古代から現代までを読み解く 通信の日本史
    -
    1巻1,320円 (税込)
    情報通信技術(ICT)は飛躍的に進化しており、これからどのように進化し、どのような革命を起こすことになるのかということは、わたしたちの想像をはるかに超えたものになるでしょう。現在の情報通信革命はまだまだ初歩的なもので、真の革命はこれから起こるはずです。序章であえて日本文明という用語を使いましたが、もっとも成熟した文明を持つ日本から未来の真の情報通信革命が起こることを、わたしは確信しています。 ――本書「おわりに」より
  • 古代から中世へ(歴史学叢書) ピレンヌ学説とその検討
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代はいかにして中世になったのか? イスラムの興隆とヨーロッパ世界の誕生を結びつけたピレンヌ学説、それをめぐる主な論争を収める。 【目次より】 一 マホメットとシャルルマーニュ   アンリ・ピレンヌ 二 経済的対照 メーロヴィンガ王朝とカーロリンガ王朝   アンリ・ピレンヌ 三 ピレンヌ死後二五年   ブライス・ライアン 四 ピレンヌとマホメット   ダニエル・デネト 五 マホメットとシャルルマーニュ 経済的問題   モリス・ロンバール 六 マホメット、シャルルマーニュ、及びリューリック   スチューレ・ボーリン 解題 あとがき 地図 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 ピレンヌ,アンリ 1862~1935年。ベルギーのヴェルヴィエ生まれの歴史家。 リエージュ大学でヨーロッパ中世史を専攻。ライプチヒ大学、ベルリン大学に留学。1886年にベルギー・ガン大学教授となる。全ヨーロッパ的視野で、中世の都市および商工業のあり方に重点をおく社会経済史を中心に研究。著書に『ヨーロッパ世界の誕生』など。
  • 古代からの視点
    -
    1巻1,300円 (税込)
    古代から現代を照射する! 現代から古代へとさかのぼるそのはざまに身をおいて、いまのわれらに問うべきものは何か――日本古代学の第一人者が、悠久の時間の中にたゆたいつつ綴る異色のエッセイ集。
  • 古代からの伝言 水漬くかばね
    3.0
    聖徳太子の理念は、中大兄皇子らによる「大化改新」事業に引き継がれた。東アジアにいかに生き残るか? 朝鮮半島の友邦・百済救援のため、運命の「白村江の戦い」へと突入していく。 ※単行本『古代からの伝言 日出づる国篇』(二〇〇〇年九月、小社刊)「第二部 水漬くかばね」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 悠久の大和
    4.0
    越の国から継体天皇が迎えられ皇統断絶は回避される。しかし、朝鮮半島では保護下にあった任那が滅亡、国内でも筑紫の磐井が背き、物部氏が鎮圧する。大伴金村にかわって蘇我氏が台頭、折から仏教が伝来する。 ※単行本『古代からの伝言 悠久の大和篇』(二〇〇一年八月、小社刊)「第四部 悠久の大和」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 わが国家成る
    3.0
    天武天皇は、聖徳太子の中央集権路線、大化改新の志を受け継ぎ、方針を推し進める藤原不比等のもと、律令国家が完成。万葉人に「におうがごとく」と謳われた平城京建都が敢行される。シリーズ完結。 ※単行本『古代からの伝言 壬申の乱篇』(二〇〇四年五月、小社刊)「第八部 わが国家成る」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 民族の雄飛
    3.0
    東アジアの覇権をかけて激突する強国・高句麗と古代日本。「好太王碑」が伝える戦いの全貌を明らかにし、巨大古墳で有名な応神・仁徳天皇の時代を描く。正史「日本書紀」の世界を再現する人気シリーズ! ※単行本『古代からの伝言 悠久の大和篇』(二〇〇一年八月、小社刊)「第三部 民族の雄飛」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 日出づる国
    3.0
    「日出づる国の天子、書を日没する国の天子に致す」。高句麗侵略を狙う超大国・隋に堂々とわたりあった聖徳太子の東アジア戦略を中心に、崇峻天皇暗殺から推古女帝の死までを描く。 ※単行本『古代からの伝言 日出づる国篇』(二〇〇〇年九月、小社刊)「第一部 日出づる国」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代からの伝言 壬申の乱
    3.5
    大化改新を断行した天智天皇の死後、大友皇子を担ぐ近江朝は、吉野に隠棲した大皇弟・大海人皇子を亡き者にしようと動き出す。危機、激戦、奇策、そして圧勝へ。古代日本を方向づけた最大にして最後の内乱! ※単行本『古代からの伝言 壬申の乱篇』(二〇〇四年五月、小社刊)「第七部 壬申の乱」を分冊し、文庫化したものが底本です。
  • 古代キリスト教思想家の世界 教父学序説
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 オリゲネス、エウセビオス、アウグスティヌスなどの古代キリスト教思想家を、聖書・伝承・哲学・異端・神学・司牧との関わりのうちに概観し、信仰と愛に生きたその姿を描く。 【目次より】 序言 目次 序言 ペテロ・ネメシェギ 序章 第一章 教父とは 第二章 教父と聖書 第三章 教父と伝承 第四章 教父と哲学 第五章 教父と異端 第六章 教父と神学 第七章 教父と司牧 第八章 教父・信仰の人 索引・地図 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小高 毅 1942年生まれ。神学者。アウグスティニアヌム教父研究所(ローマ)で学ぶ。上智大学大学院神学部博士課程修了。神学博士。聖アントニオ神学院教授(組織神学・教父学)。 著書に、『古代キリスト教思想家の世界 教父学序説』『オリゲネス 『ヨハネによる福音注解』研究』『オリゲネス』 『よくわかるカトリック その信仰と魅力』『父の肖像 古代教会の信仰の証し人』『クレド〈わたしは信じます〉 キリスト教の信仰告白』『霊性神学入門』など、 訳書に、オリゲネス『諸原理について』オリゲネス『雅歌注解・講話』オリゲネス『ヨハネによる福音注解』オリゲネス『祈りについて・殉教の勧め』オリゲネス『ヘラクレイデスとの対話』オリゲネス『ローマの信徒への手紙注解』アタナシオス『聖霊論』 などがある。
  • 古代技術
    3.0
    古代ギリシアを中心とした技術史であり、当時の科学技術水準の高さを豊富な実例で伝える。著者ヘルマン・ディールスは、『ソクラテス以前哲学者断片集』の編纂者としても知られる古典文献学の権威。取り上げる技術は、戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、時計、化学技術まで幅広く、登場人物もアルキメデス、ホメロス、ヘロン、ウィトルウィウス、デモクリトスなど縦横無尽だ。史料や文学作品を駆使し、精緻な文献学的知識と古物再現への情熱をもって行われた、臨場感あふれる古代技術講義。図版多数。
  • 古代ギリシア人の24時間 よみがえる栄光のアテネ
    5.0
    トゥキュディデスやアリストファネスら実在の人物と、奴隷、ガレー船船長、スパルタのスパイなどが交錯し、1時間ごと24人の目を通して、約2500年前のギリシアのリアルな日常が甦る!
  • 古代ギリシア人の歴史
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 だれでも知ってる古代ギリシア! 今も見つかる新事実! 本書は現代日本最先端の古代ギリシア史です! ヨーロッパ文化の基盤古代ギリシアの始まりは、いったいいつ頃なのか…ギリシア語とは?…ミケーネ文明,ポリスの誕生…スパルタ続けてアテナイ,そして,あのペルシア戦争…アテナイに始まる民主政…,さらには,ホメロスの叙事詩,歴史学・哲学の誕生,悲劇・喜劇の競演…が綴られてゆく 《著者紹介》 桜井万里子 (さくらい まりこ) 1943年東京に生まれる 国際基督教大学(ICU)教養学部卒業,東京教育大学文学部西洋史学科卒業,東京大学大学院人文科学研究科西洋史学修士課程修了。東京学芸大学教育学部教授,東京大学大学院人文社会系研究科教授を歴任,現在東京大学名誉教授。博士(文学) 主著,論文 『古代ギリシアの女たち アテナイの現実と夢』中公新書,1992 (中公文庫,2010),『古代ギリシア社会史研究』岩波書店,1996 (岩波オンデマンドブックス, 2014),『ソクラテスの隣人たち アテナイにおける市民と非市民』山川出版社,1997,『ヘロドトスとトゥキュディデス 歴史学の始まり』山川出版社,2006 (講談社学術文庫,2023) “A New Reading in POxy XIII 1606 (Lysias, Against Hippotherses)”, ZPE 109 (1995), 177-180, “The Thesmophoria and marital institutions in democratic Athens”, I. Polinskaya and A. Matthaiou (eds.), Μικρός ιερομνήμων μελέτες εις μνήμην Michael H. Jameson, Athens, 2008, 41-51, 「ペロポネソス戦争後のアリストファネス」『ペディラヴィウム ヘブライズムとヘレニズム研究』79(2024)6-25
  • 古代ギリシア哲学講義 ――生きるヒントを求めて
    -
    ソクラテスは言う――「いちばん大切なのは、単に生きることではなく、よく生きることだ」。では「よく生きる」とはどのようなことか。「単に生きること」だけでも容易ではない状況を、人はいかに生きるべきなのか。本書はそうした根源的な問いについて、『ソクラテスの弁明』『オイディプス王』『国家』をはじめとする古代ギリシアの哲学、文学の名作を手引きに、深く掘り下げて考える。2400年のはるかな時を超えて現代の我々に生きるヒントを示してくれる古代の叡智の数々を、ギリシア哲学研究の碩学が縦横に論じ、わかりやすく読み解いて伝える連続講義。
  • 古代ギリシアにおける自由と社会
    値引きあり
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前著『古代ギリシアにおける自由と正義』の続編をなし、二著合せて著者の持つ雄大な古代ギリシア史像を提示する。前著が古代ギリシア研究の中心的テーマ、古典期アテナイ民主政の解明に焦点をおいたのに対し、本書はその背景である古代ギリシア世界の源泉ともいうべき「ホメロス社会」やアルカイック期に遡り、寡頭政的ポリス類型を発展させたスパルタをも考察する。制度や構造のみでなく意識・思想の面からも全体的・立体的に捉えた一大成果。 【目次より】 凡例 まえがき 第I部 「ホメロス社会」における個人主義と自由 第一章 トロイ遠征軍の構成 ヘタイロス関係の歴史的意義 補章一 個人主義と自由の起源 第一章への補足 その一 補章二 オデュッセウスとテルシテス 第一章への補足 その二 補章三 「ホメロス社会」と重装歩兵 第一章への補足 その三 第II部 スパルタと寡頭政 第二章 大レトラの成立 第三章 スパルタの「ホモイオイ」 第四章 寡頭政の歴史的意義 第III部 ソロン 第五章 ソロンの思想の発展 第六章 ソロンの「スタシス法」 第七章 ソロンとオイコス中心思想の超克 ポリスとオイコスとの間で 補章四 近年のソロン研究について 『ムーサイヘの祈り』と『エウノミア』を中心として 第IV部 ポリス的生の諸基底 第八章 閑暇の歴史的意義 補章五 ブリオ、ルセルによるゲノス批判 補章六 徳・自由・正義 第V部 史学思想についての若干の考察 第九章 ブルクハルトとギリシア史 補章七 書評:Werner Kaegi, Jacob Burckhardt. Eine Biographie. Bd. 1-VII, Basel/Stuttgart, 1947-1982 補章八 書評:下村寅太郎著『ブルクハルトの世界』 付論 司馬遷とトゥキュディデス 第十章 方法と比較 その一 西洋学の国際化ということ 国際雑誌への寄稿の要件 その二 比較史の可能性 あとがき 引用文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 仲手川 良雄 1929年生まれ。西洋史・思想史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。 専門は古代ギリシア史・西洋思想史。 著書に、『ブルクハルト史学と現代』『歴史のなかの自由 ホメロスとホッブズのあいだ』『古代ギリシアにおける自由と正義』『テミストクレス 古代ギリシア天才政治家の発想と行動』『古代ギリシアにおける自由と社会』『ヨーロッパ的自由の歴史』(編著) 訳書に、ロマーノ・グァルディーニ『近代の終末 方向づけへの試み』などがある。
  • 古代ギリシアにおける自由と正義 思想・心性のあり方から国制・政治の構造へ
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 思想・心性のあり方から国制・政治の構造へ ポリス的意識と思想の実態に迫り、国制や政治構造を形成する要因を解明。 【目次より】 略記号表 まえがき 第I部 自由 第一章 イセーゴリアとパレーシア 発言の平等と言論の自由 第二章 ヘロドトスにおける〈イセーゴリア〉 第三章 ソロンの政治思想における自由 第四章 アテナイ民主政と自由 補章一 「自由」の語源の考察 付論 自由の語源について 補章二 イセーゴリアの意義 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』一・―二について 第II部 ソロン 第五章 ソロンとメガラの民主政 第六章 ソロンの僭主政観 第七章 ソロンの「政治詩」の展開 第八章 ソロンの詩「エウノミア」とポリス思想 第III部 正義 第九章 アリステイデスの正義 第一〇章 アテナイ帝国と正義 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』の場合 第一一章 五世紀後期におけるポリス間正義 補章三 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』の成立年代 第五節 結論 第IV部 アテナイ民主政の比較考察 第一二章 〈アレオパゴス会議の指導〉とエフィアルテス改革 クレイステネス国制の性格づけのために 第一三章 ギリシア世界におけるアテナイ民主政 補章四 最近の諸ポリス研究 研究ノート あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 仲手川 良雄 1929年生まれ。西洋史・思想史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。 専門は古代ギリシア史・西洋思想史。 著書に、『ブルクハルト史学と現代』『歴史のなかの自由 ホメロスとホッブズのあいだ』『古代ギリシアにおける自由と正義』『テミストクレス 古代ギリシア天才政治家の発想と行動』『古代ギリシアにおける自由と社会』『ヨーロッパ的自由の歴史』(編著) 訳書に、ロマーノ・グァルディーニ『近代の終末 方向づけへの試み』などがある。
  • 古代ギリシアのいとなみ 都市国家の経済と暮らし
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代ギリシア都市(ポリス)の経済と暮らしを鮮やかに解き明かす一冊――フランス発、世界3ヵ国で翻訳された必読のガイドが日本上陸! 導 入 第一章 ギリシア諸都市と経済 第二章 農業の世界 第三章 手工業と関連事業 第四章 交易 結 論 訳者解説 日本語版読者のための読書案内 《著者紹介》 レオポル・ミジョット(Léopold Migeotte) ギリシア碑文学の碩学ルイ・ロベールに師事し,1978年,リヨン第2大学で博士号を取得。1997年までラヴァル大学(カナダ,ケベック)で古代史教授を務めたのち,現在,同大学名誉教授。カナダ芸術・文学・人文科学アカデミー会員(2001年),カナダ古典学協会名誉会長(2007年)なども歴任。2011年,カナダ古典学協会特別功労賞受賞。古代ギリシアの経済,財政を中心として数多くの研究を精力的に発表してきた。著書には本書の原著のほか,L'emprunt public dans les cités grecques : recueil de documents et analyse critique, Québec-Paris, 1984, Les souscriptions publiques dans les cités grecques, Québec-Genève, 1992, Les finances des cités grecques aux périodes classique et hellénistique, Paris, 2014などがある 《訳者紹介》 佐藤 昇(さとう のぼる) 1973年生まれ。文学博士(2006年,東京大学)。現在,神戸大学人文学研究科教授。主著に『民主政アテナイの賄賂言説』(山川出版社,2008年),ロビン・オズボン『ギリシアの古代:歴史はどのように創られるか』(翻訳,刀水書房,2011年),ヒュー・ボーデン『アレクサンドロス大王』(翻訳,刀水書房,2019年),A. Markantonatos, et al. eds. Witnesses and Evidence in Ancient Greek Literature, Berlin 2022(共著)などがある
  • 古代ギリシアの精神
    3.0
    ソクラテス・プラトン以前の「ギリシアの古層」とは? オイディプスの悲劇の本当の読み方とは? 社交を尊び、戦場で神を感得し、悲劇的世界観を物語に読み込む。そんな古代ギリシア人たちの精神を、ヘロドトスやトゥキュディデス、ギリシア悲劇や叙事詩などのテクストから喚び起こし、ギリシアの古層にある思考に光を当て、さらには現代の哲学的問題へと思考を深める。(講談社選書メチエ)
  • 古代ギリシアの民主政
    -
    1巻1,100円 (税込)
    およそ二五〇〇年前,古代ギリシアに生まれた民主政.順ぐりに支配し,支配されるという人類史にかつてない政体は,いかにして考え出され,実施されたのか.公共性を,一人ひとりが平等にあずかり,分かちあうことを基本にして古代の民主政を積み重ねた人びとの歴史的経験は,いまを生きる私たちの世界とつながっている.

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  • 古代ギリシアの歴史
    3.8
    小王国分立から、外敵の侵入による混乱の時代を経て、紀元前8世紀に都市国家・ポリスの成立を見た古代ギリシア。民主主義の原点として、前5世紀に黄金期を迎えるポリスはいかに発展し衰退したか。アルファベットやオリンピア競技、ホメロスの詩、ソクラテス、プラトンの哲学など西洋文明の源流をたずね、古代ギリシアの栄光と落日をたどる名著。
  • 古代ギリシャのリアル
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    赤紫の海・極彩色の神殿の 真実の古代ギリシャへ!! 青い海、青い空、白亜の神殿、ロマンチックな神話といった、私たちが日ごろイメージする古代ギリシャとはちょっと違う、「古代ギリシャのリアル」がわかる一冊。なぜ古代ギリシャ人は血や涙を「緑色」と表現するのか? なぜ古代ギリシャの主神ゼウスはあんなに浮気性なのか? そして「壺絵の落書きにみる同性愛」に至るまで、ネットやツイッターで大人気の著者が詳細かつ面白く解説。
  • 古代研究I 民俗学篇1
    -
    1~6巻809~1,091円 (税込)
    「本論を読み解く上で、これ以上に優れたシリーズは他に存在しない」(安藤礼二) 折口にとって「古代」とは単に歴史の時代区分を示すものではなかった。熊野への旅で光輝く大王崎を眼前にし、その波路の果てに「わが魂のふるさと」を感じたことを「かつては祖々の胸を煽り立てた懐郷心(のすたるじい)の、間歇遺伝(あたいずむ)として、現れたものではなかろうか」と記す。「古代研究」はまさに彼が実感を通して捉えた、古代的要素の探求なのである。全論文を完全収録する決定版! 解説・池田弥三郎/安藤礼二
  • 古代国家の歩み 倭から日本へ
    NEW
    -
    「日本的」世界は、こうして生まれることになった。 大陸の統一帝国出現は、倭と呼ばれる小国を政治変革へと突き動かす。 彼らは緊迫する東アジアを生き抜くべく、律令という先進的統治システムを必死に学び、土着的な氏族制社会の上に接合させた。 「日本的」な国制と文化は、なぜ、いかにして生まれたのかを深く問い、大化の改新からの二五〇年の骨格を鮮やかに描き出す、 不朽の歴史像。 解説:大隅清陽 【本書より】 大宝律令は、当時の日本の社会から隔絶した高度な統治技術をふくんでいた……支配層による統治技術の「先取り」は……早熟的な国家を生みだした……律令国家には、中国的な律令制と、大和王権に由来する氏族制とが重層しており、あえて図式化すれば、律令国家は「律令制」と「氏族制」の二重構造としてとらえることができる…… 【解説より】 本書において吉田は、概説書ならではの試みや冒険も随所でおこなっている。それは主に、日本の古代国家と近代の国民国家や天皇制との関係を問うもので、端的に言えば「日本とは何か」「天皇とは何か」という二つの問いに集約される。 【本書の内容】 はじめに 宮中のクーデター 新しい国制の模索 亡国の危機 内乱の勝者 律令国家の構想 平城京の建設 大仏開眼 天平びとの愛と死 ゆれ動く天皇観 平安京へ 古典的な国制と文化 おわりに 参考文献 解説 「日本」への果敢なる問い(大隅清陽) 年表 索引 *本書の原本は『大系日本の歴史』第3巻として1988年2月に小学館より刊行され、1992年に小学館ライブラ リーに収められました。今回の文庫化にあたり、副題「倭から日本へ」を新たに付しました。
  • 古代豪族 大神氏 ――ヤマト王権と三輪山祭祀
    4.0
    大神(おおみわ)氏はヤマト王権の国家祭祀を担った氏族である。平城京や平安京などの都城が築かれる以前、五世紀後半から六世紀代は三輪山周辺が政治の舞台であった。そうした時代に、大神氏は三輪山の神に対する祭祀を職掌として台頭した。また大神氏の祖先は日本で最初の疫病を鎮めたと伝えられており、その伝承を語り継いで後世まで命脈を保ってきた。その信仰は現在の大神神社にまでつながっている。大神氏の最新研究によって、古代の王権や祭祀のあり方を明らかにする。
  • 古代史悪党列伝 「正史」に封印された謎と真実
    -
    1巻440円 (税込)
    歴史の中で「悪」のレッテルを貼られているものどもは、ただ単に「政争に敗れたものども」にすぎないことがままある。その一方で、これまで「正義の味方」と思われていた英雄が、じっさいには、「本当の悪」だったということもありえるのだ。また、地域や立場の違いによって、人物評ががらっと変わることも十分考えられる。幕末の京都で暴れ回った新撰組がいい例だろう。倒幕派にすれば新撰組は極悪人だが、江戸幕府からみれば、「忠義の人々」である。敗れる側に自ら身を挺した彼らの姿に、「滅びの美学」を嗅ぎ取ることもできる。では、古代史の「ワル」どもの正体はいかなるものだったのだろう。悪徳の天皇と罵られた雄略天皇。天皇家をないがしろにした蘇我入鹿。独身女帝を手玉に取り、皇位を簒奪しようとした道鏡などなど。古代史には個性豊かでふてぶてしい輩がわんさかといる。彼らの正体はいかなるものだったのか。古代史の「ワル」どもの正体を明かしていこう。

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  • 古代史おさらい帖 ──考古学・古代学課題ノート
    3.5
    考古学的な知見と、『日本書紀』『古事記』などの文献資料を織り合わせてはじめて、古代の真の姿が浮かび上がる。この考えから「古代学」を提唱する学界の重鎮が、古代の読み解き方を根本から問い直し、「土地」「年代」「人」の見方をめぐって、具体的かつ革新的な方策を提案する。「土地」の見方では変貌する河内と摂津から国生み神話の鍵などを考察。「年代」の見方では銅鏡の「年代」や「暦」を通して、古代人が時間をどう記述したかを探る。「人」の見方では、倭人=「呉の太伯」の後裔伝承の重要性などを提議。未解明の謎の数々や、古の人びとの心に想いを馳せながら、古代史を総ざらいで生きる入門書。
  • 古代史がわかる『万葉集』の読み方
    3.5
    飛鳥時代の7世紀後半から奈良時代の8世紀後半にかけて編まれた最古の和歌集「万葉集」。天皇・皇族、公家、官人や民衆の、そして全国津々浦々の老若男女の詠んだ歌約4500が集められている。次々におこる天皇・皇族をめぐる政治的事件、官人の出世事情、大伴家持や柿本人麻呂ら歴史に名をとどめた人々の実像、文学サロンのようす、宮都の有り様から、古代の人々の恋愛事情、食事や薬、占いの方法、ことわざ・格言の発音等々まで、“喜怒哀楽”が率直に表された万葉集とその歌の背景を通して、さまざまな謎を明らかにしてゆく。受験生には国語や日本史の勉強に役立ち、歴史好きには「古代」という時代を身近に感じることができる一冊。
  • 古代史 キーパーソンたちの意外な「その後」
    -
    聖徳太子といえば、憲法十七条を制定し、仏教興隆に尽力した、日本人なら誰もが知っている有名人だ。しかし、彼の政治活動期間は驚くほど短く、その晩年は謎に包まれている。彼は表舞台から身を引いた15年後に亡くなっているのだが、その死も病死説・心中説・暗殺説とさまざまである。また、太子の死後「大化の改新」で活躍した中臣鎌足も、暗殺説がささやかれているのだ。日本古代史に登場する人々は、その活躍期間は大きく取り上げられているものの、「その後」が記録に残されていることは少ない。わずかに残された史料から彼らの痕跡を探し出し、想像を働かせるところに古代史のおもしろさがある。本書では古代史のキーパーソンたちにスポットをあて、彼らの知られざる「その後」を追ってみた。権力に翻弄された人、自分の信念を貫いた人などの、教科書には載ることのない意外な姿から古代史の魅力を感じれば、もっと歴史が知りたくなることだろう。

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  • 古代史「空白の百五十年間」の謎を解く 卑弥呼(天照大神)から神武・崇神・応神へ
    -
    戦後76年、世の中は激変し、経済・社会・文化などあらゆる分野で著しい進歩を遂げてきた。ライバルかつパートナーとなりうる考古学界においては、自然科学的年代決定法が次々に開発されるなど、日進月歩を見せている。一方、古代史学界は『古事記』『日本書紀』研究を放棄する流れにミスリードされ、進歩とはいまだ遠いところにいる。そんな現状を憂虞する著者が、邪馬台国畿内説をベースに、紀記をはじめ史料を丹念に読み込み、修飾・変形された部分を取り除いた核を取り出すことで、「卑弥呼の正体」「日向三代」「欠史八代」などの日本古代史の謎に大胆に迫っていく。長年のライフワークの集大成となる一冊である。
  • 古代史講義【海外交流篇】
    3.3
    邪馬台国、倭の五王の時代から平安時代の鴻臚館交易にいたるまでの時代を追って、日本列島と中国の隋・唐や高句麗・百済・新羅・加耶など半島諸国、さらに渤海といった東アジアとの多面的な海外交流の実情を解説。諸地域との間に起きた政治的事件や文化交流をテーマとした十五講で最新の研究状況を紹介しながら、時代背景としての列島古代の国際的環境の実像を明らかにする。東アジア的視野から海外交流・国際関係をとらえ直し、グローバルな歴史像を展開する新しい古代史。
  • 古代史講義【宮都篇】
    3.7
    日本古代の宮室・都城の発掘調査は昨今急速に進み、研究も活況を呈している。そこで、古代の代表的宮都を、飛鳥の宮々・難波宮・大津宮から藤原京・平城京・恭仁京・紫香楽宮・平安京、さらには大宰府、平泉に至るまで十五講にわたって紹介。最新の調査成果と、深まりゆく研究を紹介しつつ、宮都の実像を叙述するだけでなく、各時代の社会的背景となる古代都市のあり方をも明らかにする。一般読者に向けて先端研究を解説し、旧来の古代史イメージを刷新するシリーズ第三弾。
  • 古代史講義【氏族篇】
    3.8
    古代日本をつくった氏族は、いつ歴史の舞台に登場し、その後どのように歩んだのか。大伴氏、物部氏、蘇我氏、阿倍氏から、藤原氏、橘氏、佐伯氏、紀氏、東漢氏、西文氏、菅原氏、源氏、平氏、そして奥州藤原氏に至るまで――各時期に活躍した代表的氏族を取り上げるとともに、通時的な歴史の展開をも見通したい。単に各氏族の事典的な解説にとどまらず、最新の研究状況を紹介しながら、時代背景としての古代社会の姿を明らかにしていく。ハンディながら古代史像を刷新する一書。
  • 古代史講義【戦乱篇】
    3.9
    古代においては、さまざまな戦乱が繰り広げられていた。その中でもとくに時代を大きく動かした面のある十五の戦い・政争を時代順に取り上げ、通時的に歴史展開を見通す。単純に戦乱の経緯を叙述するだけではなく、最新の研究状況を紹介しつつ、時代背景となる古代社会のありさまを明らかにする。古代史の最新の研究成果を一般読者にわかりやすく伝え、かつて教科書で書かれていたために広まってきた誤解などを正す、実証史家たちによる大好評の「古代史講義」シリーズ第2弾。
  • 古代史 9つの謎を掘り起こす
    3.5
    1巻520円 (税込)
    古代史ファンに、古代史のどのようなところに面白さを感じるのか、理由を尋ねてみると、異口同音に「ミステリアスなところ」という答えが返ってくる。たしかに、邪馬台国がどこにあったのか、未だに結論をみない古代史は、近現代史のように疑いようのない資料が豊富にあるわけではないので、遺跡や資料をつなぎ合わせ、イメージを膨らませて楽しめるという魅力に満ちている。それは、まさに推理小説の謎解きと同じ感覚なのだろう。本書の著者である関裕二氏は、古代史を独学した人物。象牙の塔の権威に縛られなかった分、古代史の謎に迫る発想はユニークこのうえない。本書は、その関氏が、古代史のなかでも特に厚いベールに覆われた9つの謎を取り上げ、独自の視点で謎解きをした、いわば「短編ミステリー集」といったものだ。古代史ファンはもちろん、古代史に初めて接する人には、古代史の全体像をつかむうえで、絶好の入門書として楽しめるに違いない。

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  • 古代史 50の秘密
    3.0
    なぜ、中国は倭国を重要視したのか。『古事記』が書かれたのはなんのため? 古代版政権交代・大化の改新の真相は。天照大神は本当に女神なのか。「任那日本府」は存在しなかった? 古代日本の戦略と外交、『日本書紀』などの文書に隠された謎、氏族間の政争、斉明・持統など次々と女帝が誕生した理由。気鋭の歴史作家が埋もれた歴史の真相を鮮やかに解き明かす。
  • 古代史サイエンス DNAとAIから縄文人、邪馬台国、日本書紀、万世一系の謎に迫る
    -
    1巻1,650円 (税込)
    最新のゲノム、AI解析により古代史研究に革命が起こる! 古代史は文献資料が限られるため、ゲノム解析などの最新バイオサイエンス、ハイテクノロジーが活躍し、近年ではその結果を参考に縄文人や弥生人の非常に精巧な復顔像が作られ話題になるなど、理系の学問に近づいています。 本書では、縄文、弥生、邪馬台国、日本書紀、万世一系などの古代史について、最新の研究結果を紹介し、従来の定説を検証します。 併せて、ゲノム解析にAIを活用した著者の英語論文を巻末に収録しました。 【目次】 まえがき 序章 はじめに 第一章 縄文人のサイエンス 第二章 弥生人のサイエンス 第三章 邪馬台国のサイエンス 第四章 日本書紀のサイエンス 終章 万世一系のサイエンス 補足説明 より詳しく知りたい人のために あとがき 特別編 『邪馬台国は隠された』の感想と私の考察 主な参考文献 論文(プレプリント)紹介 【著者】 金澤 正由樹 金澤 正由樹(かなざわ まさゆき) 1960年代関東地方生まれ。ABOセンター研究員。 社会人になってから、井沢元彦氏の著作に出会い、日本史に興味を持つ。 以後、国内と海外の情報を収集し、ゲノム解析や天文学などの知識を生かして、独自の視点で古代史を研究。コンピューターサイエンス専攻。 数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー。
  • 古代史サイエンス2 DNAと最新英語論文で日本建国、邪馬台国滅亡、巨大古墳、渡来人の謎に迫る
    -
    1巻1,650円 (税込)
    安本美典氏推薦!待望の続編!巻頭32ページカラー! 渡来人はいなかった! DNAと最新ハイテクが明かす衝撃の事実! 朝鮮半島古代人は縄文人だった! 半島最古の土器は実は縄文土器! ソウル大教授の致命的なミスを発見! 邪馬台国の首都は九州に2つあった! 卑弥呼は2人いた! 大和朝廷は邪馬台国の正統な後継国家! 前著『古代史サイエンス』から2年が経過し、その間に数多くの研究成果が公開されています。そこで、内容を補完し、情報をアップデートするため、第2弾を世に送り出すことにしました。今回は、最新英語論文をフルに読み込み、神武東征、日本建国、卑弥呼、邪馬台国、巨大古墳、渡来人について、新たな視点から従来の定説を検証します。 併せて、ゲノム解析にAIを活用した著者の英語論文も収録しました。 【目次】 まえがき 序章 はじめに 第一章 縄文人と渡来人のサイエンス 【コラム】平和的でスピリチュアルな縄文人 第二章 弥生人と稲作伝来のサイエンス 【ミニ知識】弥生人のDNA 第三章 邪馬台国と卑弥呼のサイエンス 【コラム】邪馬壹国は邪馬台国なのか 第四章 日本建国のサイエンス 【コラム】現在も生きている日本神話 第五章 巨大古墳建造のサイエンス 【コラム】朝鮮半島南部に前方後円墳がある理由 あとがき 補足説明 主な参考文献 英語論文紹介 【著者】 金澤正由樹 金澤 正由樹(かなざわ まさゆき) 1960年代関東地方生まれ。ABOセンター研究員。 社会人になってから、井沢元彦氏の著作に出会い、日本史に興味を持つ。 以後、国内と海外の情報を収集し、ゲノム解析や天文学などの知識を生かして、独自の視点で古代史を研究。コンピューターサイエンス専攻。 数学教員免許、英検1級、TOEIC900点のホルダー。
  • 古代史再検証 大化の改新
    -
    1巻1,650円 (税込)
    「大化の改新の真相がわかれば古代史の謎解きはほぼ終わる」 ――そう言い切る著者は通説に異を唱え、数々の問題作を世に問うてきた。 では、通説、そして数ある諸説はどういうもので、どこに慧眼や見落としがあるのか。 「日本書紀は嘘をついた」と言い切る根拠とは? 人気歴史作家が日本史最大の謎を再検証する!

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  • 古代史再検証2 白村江の戦い
    -
    1巻1,430円 (税込)
    日本は滅亡の危機を二度味わっている。 六六三年の白村江の戦い、そして昭和の戦争。どちらも勝ち目のない戦いだった。 後者はマスコミの扇動と世論の高揚に支えられた戦争突入だったが、前者は誰も望まない戦争であった。それでもヤマト政権は、無謀な戦争に突入していった。なぜか? 日本古代史最大の戦争に隠された大いなる謎を解き明かす!

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  • 古代史最大の謎(ミステリー) 応神天皇と継体天皇
    -
    「空白の四世紀」の実像が判明しつつある!  ヤマト王権が統一に向かう古墳時代。応神天皇(15代)の五世孫とされる継体天皇(26代)が、なぜ皇位継承したのか? 二人と縁が深い「古志国」とは? 古代史の謎に迫る歴史ルポルタージュ! * 〇神と名前を交換した応神 〇「古志の大王」だった継体 〇敦賀での応神の謎の行動 〇古墳からみた継体王権 〇淀川水系は地政学上の要衝 〇馬のネットワークの重要性 プロローグ 古代史はワンダーランド 第一章 神功皇后はなぜ敦賀から出航したのか 第二章 応神天皇とその時代 第三章 継体天皇のミステリー 第四章 継体天皇の時代 第五章 継体天皇「以後」 エピローグ 歴史の本質を見る眼
  • 「古代史」謎解きのヒント
    -
    「古代史研究」が独学できるユニークな歴史入門書!――古代史が謎の宝庫なのは、邪馬台国論争を見ても分かるように、定説となるものがわずかなため、誰もが自分なりの古代史像を構築できるからかもしれない。この本は、古代史を解く鍵や参考文献の選び方など、著者が歴史作家として歩んできた中で見いだしたことをまとめている。歴史好きな中高年が定年後の道標にしたくなるユニークな入門書である。 ※本作品は文芸社より刊行された『謎解き古代史独学のススメ』(2002年)を文庫収録にあたり改題しました。
  • 古代史の異説と懐疑
    -
    1巻3,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 異論や疑義との闘いなくして、学問の進歩はない。屹立・対峙する第一線の学者の回答。
  • 古代史のいぶき 日本文化の源流を探る
    -
    1巻1,300円 (税込)
    まわりを海で囲まれている日本列島は、文字どおりの島国である。この島国における歴史と文化の展開は、もとより日本列島内部における内なるものの醸成とそれをになった歴史の主体を抜きに考察することはできない――邪馬壹国問題の一視点から最近の発掘成果に学んでの小論、神道と神話のはざまに横たわる問題を論究した原稿、古代にはじまり近代にいたる日朝関係史にそくした各論などをおさめた一冊。
  • 古代史の定説を疑う
    -
    2000年代から考古学的な発掘調査は飛躍的な発展を遂げている。新たな発掘成果は、古代史の何をどこまで明らかにしているのか。本書は、従来の説に一石を投じる近年のさまざまな発掘成果をもとに、古代史を時代別に整理・検証する内容です。最新研究から歴史の真実に迫る一冊。
  • 古代史のテクノロジー 日本の基礎はこうしてつくられた
    3.7
    縄文時代に建てられたという、三内丸山遺跡の通称「縄文タワー」。縄文人は人力だけでどうやってこの15メートルの塔を建てたのか? 技術者である著者が精緻にそのプロセスを解説する。また、塔の目的は「狼煙台」であり、宗教上の施設ではなく、ヒスイの交易のために建てられた塔だと説く。さらに、近世まで奈良に「奈良湖」があったことを突き止め、奈良湖と大阪湾に通じる水路である「河内・大和大運河」など、重要な交通手段である水上交通に着目し古代日本の実像に迫る。「古代人は治水を考えなかった」という専門家ならではの仮説も提唱。 ●秀でていた丹後と出雲のハイテク技術 ●造船には高度の木工技術が必要であった ●六世紀、大和川では帆船が走っていた ●技術者集団としての渡来商人の実像 ●岡山・津寺遺跡の築港技術が19世紀オランダの技術に酷似 ●出雲大社はもともと「水飲み場」だった ●難波津――港ができるような地盤ではない
  • 古代史の謎は「鉄」で解ける 前方後円墳や「倭国大乱」の実像
    4.3
    船をつくるための鉄斧や武器となる刀の材料になるなど、鉄は古来きわめて重要な資源であった。紀元前から倭人は鉄を朝鮮半島から輸入していたが、1~2世紀に『後漢書』などが伝える「倭国大乱」が起こる。著者はこれを、高句麗の南下によって起こった「鉄の爆発」を伴う社会変革だと考える。それ以降、日本に遊牧民の文化である「光る塚」がつくられ、「鉄の集落」が全国で形成された。そして、都市国家連合である「倭」は朝鮮半島の海上権益を巡り、四世紀末から高句麗と戦うことになる。騎馬民族高句麗は非常に強く倭は軍事的に敗北するも、伽耶国の鉄工業が河内に導入され、ヤマトの工業力は高められた。一方、前方後円墳が大量に築造されるが、あの不思議な形は鉄の交易に関わる秀逸なアイデアの賜であった――。船と港の専門家が、鉄の交易に着目し日本の原像を探る。ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』著者、竹村公太郎氏も推薦!

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  • 古代史の謎100問100答 未解決のあの疑問、あの人物の正体が次々と明らかに!
    -
    1巻520円 (税込)
    他の時代の歴史と比べ、古代史には「知っているようで知らないこと」が多いのではないだろうか?例えば、「日本人はどこからきたの?」「結局、邪馬台国ってどこにあったの?」「天孫降臨って本当にあった話?」「聖徳太子はいなかったって、本当?」「大化改新って何のために行われたの?」「なぜ平城京から平安京に遷都されたの?」といった問いに、あなたはちゃんと答えられるだろうか?本書は、これらの謎を「100問100答」という形でコンパクトにまとめたもの。また、古代史の謎と密接に結びついている「神社・神道」「昔話」の謎も収録。「神社にお参りすると、本当にご利益があるの?」「なぜお参りするときには手を叩くの?」「桃太郎や金太郎、かぐや姫……すべてモデルがいたって本当?」「浦島太郎は実在の人物だったの?」など、興味深い話題が続々登場。これだけ知っていればあなたも古代史通!.

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  • 古代史の謎を攻略する 古代・飛鳥時代篇
    3.0
    1~2巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「歴史的事実」は、はたして真実か。その実相に挑む。
  • 古代史は知的冒険
    3.0
    1巻1,699円 (税込)
    著者の古代史は、大胆な推理、緻密な分析、ユニークな視点が身上で、多くのファンに親しまれている。本書は、より細かな視点から、古代史の興味尽きない話題を通覧する、古代史エッセイである。内容は、◎まずは甘樫丘に登ってみよう。なぜ誰もが蘇我氏の地・飛鳥を懐かしんだのか。『古事記』を読んでも古代史の謎は解けない。酒池肉林を繰り広げた武烈天皇。君知るや纏向遺跡。聖徳太子などいなかった? 表裏一体だった神と鬼。持統天皇が天照大神になった? 神を通じて税も集められた。縄文時代を見直そう。古代史の謎の要は継体天皇。謎がないと信じられている時代に謎がある……など、従来の著者のファンはもちろん、著者の作品を初めて読む人にもわかりやすく楽しめる内容になっている。「意外な歴史の扉」に通じる一冊。

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  • 古代史はどうして謎めくのか
    3.0
    これまで『日本書紀』は、編纂を命じた天武天皇にとって都合のいい歴史書とされてきた。だが、この思い込みが、古代史の謎をさらに深くしてしまったのではなかろうか。実は、この書が天武天皇没後の政権にとって都合のいい歴史書だったと考えることで、古代史のさまざまな謎が解けてくる。
  • 「古代史」封印された謎を解く あまりに意外な「あの人物・あの事件」の真相とは?
    3.0
    1巻520円 (税込)
    「古代史についての記述にあいまいな点が多いのは、何者かによって歴史が意図的にゆがめられているからだ」……こうした視点を元に、古代史の真相に迫るのが本書である。キーワードは「蘇我と藤原」「天智と天武」。このキーワードを元に歴史を読み直してみると、驚くほどすべてのつじつまが合うことに気付くだろう。いまだに解決を見ない邪馬台国論争と卑弥呼の謎、そして近年注目を集めている「聖徳太子虚構説」、作り話だと思われている建国神話、大化の改新、壬申の乱、そして平安京遷都まで、すべての糸が一本につながる興奮を、ぜひ味わってほしい。また、「天皇家とは何か?」「神道とは何か?」といった、日本人のルーツにかかわる問題についても鋭い考察を加えている。本書を読めば、教科書に載っている歴史がいかに一面的なものだったかがよくわかる。

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  • 古代史 不都合な真実
    -
    『日本書紀』が封印した歴史の「真実」が明らかに!! 古代史は謎だらけだといわれる。なぜか――。その理由はじつははっきりしている。壮大に仕掛けられた古代史の「罠」=『日本書紀』に誰もがとらわれているからである。正史とされる『日本書紀』は八世紀に実権を握った藤原氏が編纂を手がけたため、藤原氏に都合よく書かれた歴史書だ。そのために、多くの疑問、矛盾、齟齬が『日本書紀』には散見される。本書ではこの罠を解くカギとして、12 の古代文書を用意した。それらの文書と『日本書紀』を比較していくと……。古代史研究の異端児・関裕二が総力をもって披露する「集大成」としての本書に読者は一読驚嘆することだろう。
  • 古代資本主義(名著翻訳叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代ローマにおいて、「資本主義」は存在したのか? 古代ローマの経済の諸相(農業、工業、商業、貨幣など)を詳細に検討する。 【目次より】 序言 序論 経済史の研究 その時代区分 ビュッヒャー、ロートベルトゥスおよびその他の国民経済学者の理論体系 歴史家モムゼン、マルクヴァルト、ゴルトシュミット、フリートレンダー エドゥアルト・マイヤー 近代資本主義 第一章 富の発端 最古のローマにおける貨幣と交換 家の「自給自足」体制 商業の微弱な形成 高利貸付け・拘束行為 第二章 動産 富の源泉としての征服と戦利品 新人 ローマの奢侈に関する誇大な諸見解  商人と徴税請負い人・共和制末期の実業家たち アッティクス 高利貸付け、建築・土地およびその他の諸投機 第三章 大土地所有 ラティフンディウム 公有地 軍事植民市  自由農民層への影響と軍団の兵員補充 ラティフンディアの分布と規模 人口密度  第四章 小土地所有 小土地所有存続の例証 ラティフンディウムの弱点 第五章 商品生産 家内経済と都市経済 奴隷を欠く家内生産と、奴隷を使役する家内生産・必要物の備わった家 ラティフンディウムの産業的性格 自由手工業 奴隷労働 解放奴隷 分業 手工業者と消費者との関係 組合 古代産業における資本および大経営欠如の主因 大都市における富の配置 小工業の絶対的優越 第六章 農業生産 資本と農業 古代農業における資本制的生産諸条件の欠如 ローマにおける海外穀物の輸入と貧民給養 ローマおよびその近郊の、爾余のイタリアからの経済的分離 古代農業の弱点 ラティフンディアにおける粗放経営 ブドウ栽培 畜産業 第七章 資本主義 資本主義の定義 古代における産業資本の欠如 労働の、資本にたいする絶対的優越 大土地所有と小土地所有との関係 資本家的小作人 資本と畜産業 古代における農業資本主義の欠如 富の形成と蓄積・征服と諸属州の搾取 高利貸資本および商業資本としての富の使用 資本制に先行する時期に関しての、マルクスの見解 ローマ経済における資本の役割 ローマの財産査定 資本蓄積にたいする諸障碍 古代の貨幣観 第八章 経済制度 古代イタリアの家内および都市経済・都市農村間の交換関係 貨幣・信用および銀行組織 現物租税 第九章 経済的破綻 帝政下の奢侈と浪費 貨幣恐慌とこれにたいする防衛措置 生活水準の全般的低下 貨幣欠乏と鋳貨品位の改悪 現物経済への復帰 租税 コローナートゥス制 小手工業者階級 土地所有・小土地所有者 第十章 古代の経済 古代一般に普遍的な経済、および近代の経済にたいする、特殊ローマ的経済。 原註 あとがき 地図 サルヴィオリ,ヨゼフ 1857-1928年。イタリアの法学者、歴史学者。
  • 「古代史」ミステリーツアー
    3.0
    これまでの縄文人観を根底から覆した三内丸山遺跡、邪馬台国論争の重大なカギとなる吉野ヶ里遺跡と箸墓古墳、ヤマト王権の隆盛を物語る纏向遺跡……。宮都跡、神社寺院、古墳、神話の伝承地、出土した土偶や青銅器――。17の「謎」をテーマにした旅から、古代日本のミステリアスな魅力と全貌が浮かび上がる!
  • 古代下野への誘い 見たい知りたい●古代の素顔
    -
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 都と陸奥国を結ぶ東山道が通り、蝦夷征討の前線基地として重要な位置を占めていた古代の下野国。古代史研究の第一人者が、平易な文章とカラー写真・図版を多用し、分かりやすく古代の栃木の「素顔」を解説。
  • 古代史を解く九つの謎
    3.0
    古代史が多くの人々を魅了してやまない理由――それは、発掘による新たな発見がさらなる謎を呼び、その正体がまた謎を呼ぶからである。本書は、ロマン溢れる古代に思いを馳せてやまなかった古代史小説の第一人者・黒岩重吾が、ダイナミックな古代日本の謎に、大胆に迫ったものである。「銅鐸発見が物語る“出雲神話”のルーツとは」「大和王権はいかに成立したのか」「“任那日本府”は実在したのか」「鉄剣から浮かびあがる英雄ヤマトタケルの真の姿とは」「大化改新が起こった本当の理由とは」……など、三世紀から七世紀にかけて残存する、古代史のなかでも最もミステリアスとされる九つの謎を、精緻な推理と奔放なイマジネーションで解明していく。独自の歴史観をもつ著者ならではの仮説は、我々の想像を超えた、まさに古代史の常識を一変させるものであり、古代史ファンならずとも読んでおきたい一冊である。『謎が謎を呼ぶ古代を解く』を改題。
  • 誇大自己症候群
    4.0
    「普通の子」が、些細なことから突発的に凶悪な事件を起こす。彼らはなぜ、世間を震撼させる犯罪者になったのか?従来の精神医学ではとらえきれない病理を、「誇大自己症候群」という切り口から探る。そこに共通するのは、幼児的な万能感やヒーロー願望、現実感に乏しいファンタジー傾向、他者への共感性の欠如や自己正当化などである。そしてそれらは、とりもなおさず、現代の大人たち、ひいては社会全体に見られる心的傾向なのだ。本書では、この病理を徹底分析、自己の呪縛が肥大化した現代を検証しつつ、その超克を見据えた画期的論考。
  • 誇大自己症候群 あなたを脅かす暴君の正体
    5.0
    「普通の子」がなぜ些細なことから突発的な事件を起こすのか? 彼らの特徴である幼児的万能感やヒーロー願望、自己正当化など、従来の精神医学ではとらえきれない病理を「誇大自己症候群」と呼ぶ。事件現場から職場、家庭まで、現代に蔓延する病理を実例をもとに徹底分析。
  • 古代女性天皇の社会 令和の皇位に向けて
    -
    1巻1,144円 (税込)
    推古天皇から称徳天皇まで、女性天皇にまつわる秘密を史実から紐解き分析した歴史研究書。 古来、天皇位は、夫婦で相続するものであり、女性の地位も権利も非常に高かった。日本では 江戸時代、明治時代に中国男系直系相続の影響で家の跡継ぎは、男性との考えが根深い。 本書では、夫婦による相続と女帝について夫婦相続のルールの詳細と、継体天皇から 光仁天皇まで、この相続のもと、どのように次々と女性天皇が誕生したのか、 また、どのように次々と女性天皇が誕生したのかなどを分析し紹介している。

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  • 古代スラヴ語の世界史
    4.3
    1巻2,574円 (税込)
    古代スラヴ語とは、西暦9世紀の後半から11世紀末にかけて、当時のスラヴ人が文章語として用いた言葉。自分たちの言葉を教会の典礼言語として整えるためにグラゴール文字が作られ、そしてキリル文字へと変わっていった過程をたどります。さらに、スラヴの言語は、歴史と共にどのように変化していったのか。なぜ、キリル文字を使う言語とラテン文字を使う言語に分かれているのか。言葉と文字の変遷から東欧の基礎的な成り立ちが見えてきます。
  • 古代世界の超技術〈改訂新版〉 あっと驚く「巨石文明」の智慧
    値引きあり
    4.0
    現代のハイテクを知り尽くす半導体研究者が、自ら体験・実験して読み解く大好評の「技術史ミステリー」最新刊!
  • 古代中国王朝史の誕生 ――歴史はどう記述されてきたか
    4.0
    現代にも通じる歴史書と評価される司馬遷『史記』だが、執筆には、それより前に記録され、 伝えられたものの蓄積がある。 当然のことながら、 文字がなくてはならないし、 竹簡などの記録メディアが必要。さらに、それがいつの出来事かを記述するためには、 国王の治世や暦等を根拠にした年号もあるほうがいい。 正史は権力者の歴史認識と思想を汲むため編者は命懸けだが、すでに古代中国においても過去の事象からいまの問題を見出す態度の萌芽が見られる。 出土史料を繙きながら、『史記』に結実する記録への執念や歴史観の興りをたどる。
  • 古代中國思想の研究(東洋学叢書) 〈孔子傳の形成〉と儒墨集團の思想と行動
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 一部「孔子伝の形成」、第二部「孟子の遊説生活」、第三部「墨家の集団とその思想」、第四部「古代の思想」の四部から成る。著者は伝統的な中国哲学研究の方法を批判し、津田、武内両博士の文献批判を継承発展させ、中国での戦争体験を踏まえて、中国古代思想とその思想家群像を生き生きと復元した。故渡辺教授の生涯にわたる主要な業績を編んだ遺著。 【目次より】 凡例 第一部 孔子伝の形成 自序 第一編 『史記』孔子世家の構成と主題 第二編 孔子説話の思想史的研究 第一章 仕官の説話 一 夾谷の会 二 少正卯 三 去魯 第二章 遍歴の説話 一 天下周遊の構造 二 遭難 三 陳蔡の間 第三章 弟子の説話 一 はしがき 二 孔子の学園 三 個個の弟子説話 四 むすび 第四章 著作の説話 一 春秋著作説話の原形 二 前漢時代における春秋著作説話 三 諸経の編集 第五章 周辺の説話 一 祖先 二 叛臣 三 道家的孔子像の成立 第三編 孔子伝の形成 第二部 孟子の遊説生活 第一章 戦国的儒家の遍歴生活 一 まえがき 二 王道講説者の思想・感情と生活様式 三 王道講説者の行動と話術 四 あとがき 第二章 戦国時代における「客」の生態 「戦国的儒家の生活構造」第三章 第三章 暴君と王道講説者 孟子の遊説生活の一側面 〔附編〕『孟子』解説 第一章 日本における『孟子』 回顧と展望 第二章 孟子 一 生いたち 二 思想 三 遍歴 四 著作 附録 参考文献について 第三部 墨家の集団とその思想 第一編 原典批判 第一章 墨家の兵技巧書について 第二章 『墨子』諸篇の著作年代 一 序言 二 十論二十三篇 三 十論以外の諸篇 四 結言 第二編 墨家の集団とその思想 第一章 墨家の集団とその思想 一 序言 二 墨家行動略史 三 墨家集団の組織と事業 四 墨家思想の展開 五 結言 第二章 墨家の守禦した城邑について 〔附編〕 墨家思想 一 本質 二 歴史的概観 三 墨子と三墨 第四部 古代の思想 一 思想の誕生 二 倫理説の基礎づけ 孔子とその学派 三 博愛平等主義 墨子とその学派 四 仁義の理想 孟子 五 知識についての反省 論理派または名家 六 真実の探求 道家 七 自然哲学の擡頭 陰陽家・『易』など 八 古代哲学の集成 荀子 九 人間支配の実践理論 韓非 十 秦から漢初ヘ 雑家・学庸・『孝経』など あとがき 論著目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 渡辺 卓 1912-1971年。元お茶の水女子大学教授。中国古代思想研究者。
  • 古代中国 説話と真相
    4.3
    殷の紂王の《酒池肉林》、呉王夫差と越王句践の《臥薪嘗胆》、秦の始皇帝の《焚書坑儒》……、『史記』にも記され、広く知られる古代中国の説話は真実か? もちろん、これらは後世の創作である。本書では、信頼できる資料に拠って、これらの虚構を検証すると共に、貴族制が専制君主制に移行した春秋・戦国時代の社会制度、勢力バランス、法治システムを浮彫りにする。初期の王朝から貴族の台頭、そして中国統一へ、説話を検証し、中国古代史をいきいきと再構築してみせる意欲作! 【目次】はじめに/第一章 三皇五帝――禅譲・放伐/第二章 夏の禹王――九州の治水/第三章 殷の紂王――酒池肉林/第四章 周の幽王――笑わない褒姒/第五章 斉の管仲――衣食足りて礼節を知る/第六章 楚の荘王――鼎の軽重を問う/第七章 夫差と句践――臥薪嘗胆/第八章 魯の孔子――由らしむべし、知らしむべからず/第九章 魏の恵王――五十歩百歩/第十章 蘇秦と張儀――合従連衡/第一一章 戦国四君と呂不韋――奇貨居くべし/第一二章 秦の始皇帝――焚書坑儒/終章 古代中国史の研究方法/結び/主要参考文献
  • 古代中国における儒の思想と道の思想
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本と中国の関係には、かなり長い歴史があり、中国の影響を大きく受けてきた。歴史を概観した上で、伝統的思想の基盤とも言える「儒」と「道」の思想を考察することにより、中国の人々の生き方を表現した偉人の思想を解説。

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  • 古代中國の神々(東洋学叢書) 古代傳説の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代伝説の研究 従来の学説を的確に要約、独自の創見を打出して古代の神々の起源的性格を体系的・総合的に解明した画期的業績。 【目次より】 再版への序言 序論 第一章 顧頡剛氏の古史研究 第二章 楊寛氏の古史研究 本論 第一部 夏・殷・周の始祖傳説 導論 第一章 夏の始祖傳説 鯀・禹の偉説 第二章 上甲微と殷王朝の先公系譜 第三章 殷の始祖傳説 〓微と繁鳥 第四章 周の始祖傳説 后稷について 第二部 五帝とその他の神々に関する傳説 導論 第一章 黄帝の傳説 第二章 〓〓と乾荒・昌意・清陽・夷鼓 〓姓族の神々の系譜について 第三章 蓐收・伯夷・玄冥・玄武 〓姓族の神々の系譜について 第四章 帝〓の傳説 第五章 堯・丹朱・驩兜・傲・長琴について 中國古代における太陽神たち 第六章 羲和の始原的性格 古代中國における「太陽の御者」傳説 第七章 神農・炎帝・句芒 第八章 帝舜の傳説 第九章 大〓と伏犠 綜論 附録 一 鄒衍の大九州説と崑崙傳説 二 崑崙傳説と永劫回蹄 三 『穆天子傳』成立の背景 坐忘と昇天 四 令尹子文の出生傳説 穀・於菟考 後記 掲載誌一覧 英文梗概 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 御手洗 勝 元広島大学教授。
  • 古代中国の虚像と実像
    3.3
    教科書ではわからない古代中国の実像とは? 夏王朝と二里頭文化を同一視してはならない! 春秋時代、覇者は何人いたのか。焚書坑儒の真実とは? 新石器時代から赤壁の戦いに至る古代中国の虚像を剥ぐ。(講談社現代新書)
  • 古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで
    4.2
    始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献史料と出土資料をフル活用し、服装・食卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ……。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通じる古代人の姿を知れば、歴史がもっと愉しくなる。
  • 古代朝鮮
    3.5
    檀君神話、広開土王陵碑、任那日本府、白村江の戦いと唐との戦争――。中国・日本との軋轢と協調を背景に統一への歩を進めた古代の朝鮮。旧石器時代から統一新羅の滅亡までの朝鮮半島の政治・社会・文化とはどのようなものだったのか。『三国史記』『三国遺事』をはじめとする文献類の精査によって、その実像を鮮やかに復元した古代朝鮮史研究の傑作。(講談社学術文庫)
  • 古代朝鮮神話の実像
    -
    韓流ドラマや映画によって、最近注目が集まる「古代朝鮮神話」。古代朝鮮神話が記載されている書物は、13世紀(日本なら室町時代)より以前に遡る事はできないという事実も含めて、実際の古代朝鮮神話の実像を、あくまでも中立的立場で体系的に解説する一冊。
  • 古代哲学史
    -
    本書は、20世紀の日本を代表する哲学者・田中美知太郎(1902-85年)による生前最後の単行本です。 古代ギリシア哲学の専門家として、数々の著作や翻訳を送り出すとともに、日本西洋古典学会の設立に携わるなど、日本の哲学界の大きな礎を築いた著者が最後に残したのは、「古代哲学史」という単刀直入なタイトルを冠した1冊でした。全三部から成る本書の第I部では、万物の始源は「水」だと説いたタレス(前585年頃)に始まり、アナクシマンドロス、アナクシメネス、ヘラクレイトス、エンペドクレス、アナクサゴラスなどを経て、ソクラテス、プラトン、アリストテレスに至る哲学史の流れを大づかみにしてみせる「西洋古代哲学史」が収録されています。文庫版で100頁にも満たない分量で要点を的確に押さえた思想史を描く力量は、まさに出色です。 第II部では、古代哲学をより深く知りたいと願う読者のために碩学がアドバイスをする、という趣きを帯びています。残された哲学者たちの著作に触れる時に注意すべきこと、そして参考書や研究書を含めた読書案内まで、実践的な哲学ガイドとして役立つことでしょう。 そして、第III部には、著者が何度も改訂を繰り返してきたヘラクレイトスの残された断片の日本語訳が収録されています。ここに読むことのできる言葉は、時に謎めき、時に不思議な魅力を放つ、古来、多くの人たちを惹きつけてきたものです。 著者がその最期に読者に向けて贈った本書には、長年月にわたる研鑽の果実が惜しみなく凝縮されています。近年は政治論や文明論などに光をあてられることの多い偉大な学者の神髄に触れられる絶好の1冊です。学術文庫版には、田中美知太郎に思い入れを抱いてきた國分功一郎氏の解説を収録し、文字どおりの決定版となります。 [本書の内容]  I 西洋古代哲学史 古代アトム論の成立  II 古代哲学 一 古代哲学 二  III ヘラクレイトスの言葉 あとがき 解 題(國分功一郎)
  • 古代哲学への招待
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宇宙の真理を数学的手法で求めたパルメニデス、対象化されざる「自己」の真理を求めたソクラテス。哲学の始源に見いだされる二つの道は、時に離れ、時にもつれあい、西洋哲学の流れを紡いでいった。それはいまもアクチュアルな問いを発し続ける…。歴史の霧のなかから、人間の思想のドラマが立ち現れる。独自の観点からの西洋古典古代哲学入門。
  • 古代日韓交渉史断片考
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 法制史家が、古代における、日本と朝鮮半島の国との交渉を巡る記録を読み、その意図や経緯、結果を探る。 【目次】 小序 第一 天日槍考 第二 蘇那曷叱知考 第三 神功皇后征韓年代考 第四 木満致考 第五 延烏細烏考 第六 八俣遠呂智考 第七 倭人考 緒言 (一)倭女王国成立前後 (二)奴国と狗奴国 (三)狗邪韓国 (四)邪馬台 (五)卑奴母離 第八 古代日韓航路考 緒言 (一)神代 (甲)南方航路 (乙)出雲航路 (二)倭人新羅侵入航路 補遺 引用書 索引 附図 1 朝鮮疆域誌上ノ巻首新羅図 2 大韓地誌百六十四、五間平安南道 3 大東輿地図慶州附近地図 附録 日本古代歴世年代考 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 古代日中関係史 倭の五王から遣唐使以降まで
    4.0
    607年、日本は隋の煬帝に「日出ずる処の天子」で名高い書状を送る。以後、対等の関係を築き、中国を大国とみなすことはなかった――。こうした通説は事実なのか。日本はアジア情勢を横目に、いかなる手段・方針・目的をもって中国と交渉したのか。本書は、倭の五王の時代から、5回の遣隋使、15回の遣唐使、さらには派遣後まで、500年間に及ぶ日中間の交渉の軌跡を実証的に、「常識」に疑問を呈しながら描く。
  • 古代日本への探険
    3.0
    1巻1,400円 (税込)
    物部氏の正体、藤ノ木古墳の被葬者、古代出雲の実像、継体大王の謎、聖徳太子の謎、藤原鎌足の謎、葛城氏の興隆と衰亡、古代統一国家の形成……いまだに解明されない古代史の8つの謎に、練達の作家が大胆に迫る。
  • 古代日本語文法
    3.7
    従来の品詞別、助動詞・助詞別の記述によらず、現代語文法の枠組みで古代日本語文法(古典文法)を解説した画期的文法書。五十音図をはじめとする基礎から、動詞、形容詞、述語の構造、時間表現、そして敬語まで、本書には、平安期を主とする古典文を読み解くための知識が網羅されている。また、文章読解にあたっては、文中における語の配列規則などを扱う構文論と、語形変化や語の構成を考察する形態論、この二つの視点を持つことが重要だと説く。広く日本語文法や日本古典文学に関心を寄せる人々に推奨したい一冊。
  • 古代日本の歩き方 その謎を解明する!
    -
    1巻1,540円 (税込)
    日本人の誕生から、治承・寿永の乱(源平の合戦)まで、日本古代史上の「舞台裏」に光をあて、その謎を追ったロングセラーの決定版。古代史最大の内乱「壬申の乱」の激闘の裏側で何があったのか。平将門は本当に反逆者だったのか。源氏の時代がはじまるきっかけとなった壇ノ浦の最終決戦の謎とは……。映像も音声も残っていない1000年以上前の日本の実像を浮きぼりにする古代史ファン待望の書。
  • 古代日本の宮都を歩く
    4.0
    よく知られるように平城京・平安京以外にも、古代には数多くの宮都があった。王権の所在地であり国家統治の中枢だった王宮は、やがて「百官の府」と称され、京域に貴族官人や庶民が集住し都市文化が萌芽。それは遷都と造都を繰り返す中でもたらされた。半世紀以上にわたり、古代の宮都を訪ね歩いてきた著者が、過去の景観と現在を比較し、文献史料を再検討することによって、宮都の知られざる事実を掘り起こす。通説にとらわれずに史実を明らかにしてきた碩学による宮都案内。
  • 古代日本の実像をひもとく出雲の謎大全
    3.0
    1巻990円 (税込)
    “神々の国”出雲で、その時何が起きたのか。『古事記』『日本書紀』『風土記』などの文献、「出雲大社」をはじめとする神社、神事、「神庭荒神谷」「加茂岩倉」など様々な遺跡……。あらゆる角度から、ヴェールに包まれた出雲の謎に迫り、新たな古代日本像を立ち上げた決定版!
  • 古代日本の謎を解く
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古事記・日本書紀などの古伝承は作り話ではない! 古来より伝えられた伝承が、慎重に吟味されて記録されたものである。 多くの研究者が、根拠も示さずに古伝承を無視するのは大きな誤りであり、古代史が歪曲される元凶である。 本書は、記紀などの古伝承を尊重し、考古学などの関連分野の成果とともに検討することにより、古代の歴史の新しい流れを描き出したもの。古伝承を作り話とする専門家たちの大きな壁に挑戦する意欲作である。
  • 古代日本、ユダヤ人渡来伝説
    3.7
    1巻520円 (税込)
    あなたは、二千七百年前に消えたイスラエルの「失われた十部族」は極東まで行き、日本人になったという伝説をご存知だろうか。すでにある調査によれば、アフガニスタンやパキスタン、カシミール、中国、ミャンマーなどに十部族の末裔が現在も住んでいることが明らかになったという。そして、日本にも「失われた十部族」とのつながりが見つかっているのだ。日本・ユダヤ比較文化研究家として、日本各地のユダヤゆかりの地を歩き、研究を続けている著者は、その証拠をあげる。たとえば、広隆寺の「十善戒」と「十戒」の共通性や「トラの巻」と「トラー(モーセ五書)」の類似性を紹介。また、日本の相撲とヤコブの相撲伝説、日本の神輿とユダヤの神輿、山伏がほら貝を吹く姿はユダヤ教徒が角笛を吹く姿にそっくりだという。日本には、ユダヤ人が渡来したと思われる史跡や言い伝えなどが数多く残されている。本書はそれらを写真と資料で読み解く。
  • 古代農民忍羽を訪ねて 奈良時代東国人の暮らしと社会
    3.0
    「フーテンの寅さん」で有名な葛飾の柴又は、奈良時代は下総国葛飾郡大嶋郷嶋俣里に属した。 正倉院に残っている養老五年(721)の戸籍によれば、この地は孔王部忍羽(あなほべのおしは)とその一族が住んでいた。 都から遠く離れた東国の地で忍羽を始めとする庶民の大地に根付いた暮らしと社会はいかなるものだったのか。 探求心に後押しされた著者は時間を越えて忍羽の元を訪れる。 そこには自然の中で実直に生きる人びとがいた。 目次 第1章 孔王部忍羽の古里(古代葛飾の世界;大嶋郷戸籍の世界;大嶋郷逍遙) 第2章 子供の頃の記憶—遊びと労働(忍羽生まれる—お産の周辺;遊ぶ少年忍羽;村から国へ) 第3章 忍羽、生きていく(揺れる青春を走る;忍羽、結婚の祝い;日々の暮らし ほか) 終章 忍羽、信仰世界に入る

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