作品一覧

  • ここまでわかった自然栽培
    5.0
    1巻2,200円 (税込)
    青森県の農家・木村秋則さんの『奇跡のリンゴ』(2008年)によって一気に知られるようになった自然栽培。肥料と農薬は使わないが、耕起や除草は必要に応じて行なう。著者によれば、放任ではとれない。自然栽培の本質は、「自律的栄養塩供給システムをつくる」こと。すなわち、肥料を与えなくても養分が供給されるようになる管理が必要。カギは土壌微生物。本書では、水田と畑に分けて無施肥でとれるしくみづくり、無農薬でとれるしくみづくりを解説。
  • すごい畑のすごい土 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学
    3.7
    農薬使用を前提に品種改良された日本のリンゴを、農薬も肥料も使わずにつくる方法を見つけた農家・木村秋則。彼の畑には、通常の1.5倍から2倍の微生物が生息するため土は肥え、伸び放題の草にすみ着く多種多様な昆虫類が害虫の大量発生を抑えている。また、リンゴ自体の免疫機能が高く、病気に対する耐性も強い。木村の畑を研究する学者が、「奇跡のリンゴ」を生み出した「自然栽培」の驚異のメカニズムを分かりやすく解説。

ユーザーレビュー

  • すごい畑のすごい土 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすい構成で読みやすかった。
    何より、例えがうますぎて理解するスピードが速く理解が推し進められた。自然栽培での人間の役割はスポーツでいうところの監督という例えが印象的んだった。
    あとから調べてみると、自然栽培と自然農はどちらも無肥料、無農薬、生物の生態をうまく組み合わせる農業という点で共通しているが、前者は土を撹乱することで窒素の循環を促すのに対し、後者は完全に人間が手をつけない手法であることを知った。

    自分は能動的に何かを行うことが好きなので、自然栽培あるいは自然農法で農業をいつかやってみたいと思った。

    0
    2025年11月17日
  • ここまでわかった自然栽培

    Posted by ブクログ

    〈本から〉
    植物の体の中で害を与えずに棲息している菌を内生菌(エンドファイト)という。

    窒素はタンパク質を構成する必須元素であり、不足するとすぐに成長の低下に現れる。

    窒素は土壌鉱物を構成元素ではないため、外部から供給する必要がある。窒素は窒素ガスとして空中に大量に存在するが、窒素ガスを植物は利用することができない。

    病原菌も害虫も作物と同じように、成長のために窒素を必要とするので、窒素をたくさん含む作物に好んで集まるようになる。化学肥料の作物は病害虫被害を拡大し、それを抑えるための農薬の使用が不可欠になった。

    土壌炭素(有機物)の増加は、両方の窒素供給にプラスに働くので、自然栽培畑作

    0
    2022年09月03日
  • すごい畑のすごい土 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学

    購入済み

    勉強になりました

    無農薬、無肥料でどのように成功したのか、わかったような分からないようなもう一度読み直します。

    0
    2013年11月10日
  • すごい畑のすごい土 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学

    Posted by ブクログ

    自然栽培で作られた奇跡のりんごは、単なる奇跡なんかじゃなかった。複雑な生態系、美しい景観、豊かな土壌によって育まれたりんご!
    美味しくないわけがない‼️
    内容が自分にはちょっと難しかったので星4つ。

    0
    2023年04月17日
  • すごい畑のすごい土 無農薬・無肥料・自然栽培の生態学

    Posted by ブクログ

    植物生態学者の視点による、自然農法のメカニズムの解説が大変興味深く、自然農に取り組む上でとても参考になります。

    0
    2014年06月04日

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