秋山弘之の作品一覧
「秋山弘之」の「苔の話 小さな植物の知られざる生態」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「秋山弘之」の「苔の話 小さな植物の知られざる生態」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
苔のむうす〜ぅうまぁで♫、は「君が代」の最終文言。苔生す寺院が好きだ。西芳寺は文字通り苔寺、天竜寺の庭園は背後の西山を借景にして、目の前の手入れが行き届いた心を揺り動かす枯山水からの、築地、山々と連続性の妙が見事。
小学生の頃から、家元、試験用紙の裏に余った時間、寝殿造りの絵や回廊庭園の見取り図などを描いていた。大徳寺大仙院の中庭に憧れ、役者か坊主のどちらになろうかと悩んだ。スナゴケと言うスナホリに似た苔に運命を感じ、ピンク・フロイドの壊れた天才シド・バレットの様に庭師なろうかと、外資系を馘首になった後、㈲御屋敷庭園で働いたこともある。
閑話休題、苔の持つ生命力、枯れているように見えて恵みの雨
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
庭の隅や道端にひっそりと息づく苔たちは、見るものに安らぎを与えてくれる。
インテリアとしても人気があり、美しい苔を求めて寺院や庭園を訪れる人も少なくない。
ふだん見慣れた苔だが、その一生はどのようなものなのか?
乾燥や寒暖など厳しい環境を耐え抜く適応能力の秘密とは?
コケ植物の専門家が、知られざる生態をわかりやすく解説。
私たちの生活や文化との深い関わりにふれながら、その魅力を余すところなく伝える。
[ 目次 ]
第1章 コケ学事始め(根を持たず胞子で増える 受精の仕組みと胞子体 ほか)
第2章 おそるべき環境適応能力(極寒の極地から熱帯雨林まで 隔離分布の不思議 ほか)
第3
Posted by ブクログ
知らなくてもいいような知識がごろごろしている、というのが新書のいいところかもしれない。
知らなくてもぜんぜん問題はないけれど、知っているとちょっと世界が違って見える。この本を読み始めてから、何より歩いている時に苔を見つけている自分によく気が付く。気にしてみれば苔は都心でいくらでも見つけることが出来るのだ。
編集者の意図は、インテリア周りで最近苔玉が出て来たり、盆栽の今風アレンジがあったり、と言うところで苔はそれなりに注目されている、ならば苔の話も読まれるだろう、というところにあるんだろう。まあ、そう考えるのもかまわないけれど、新書を選ぶ側からするとブームなんて実はどうでもいい。今まで考えもしな