哲学・宗教・心理作品一覧

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  • 鳩摩羅什 法華経の来た道
    3.0
    大乗仏教を象徴する経典『法華経』(妙法蓮華経)を漢訳した西域出身の僧侶・鳩摩羅什(くまらじゅう/4~5世紀)の実像と足跡を、21世紀の現代日本を生きる青年・水野幹夫の自己探求をとおして描きだす長編小説。羅什の記述については現存する伝記に基づき、その人生・業績・思想などが忠実に描写され、羅什伝としても読むことができます。立松和平氏の急逝によって未完となった小説を、息子・横松心平氏が引き継いで完結させた意欲作。
  • 賢人と奴隷とバカ
    5.0
    「ニッポンにいるのは、賢人気取りばかりだ」 「ポピュリズム」「反知性主義」「ポスト・トゥルース」 時代を「象徴」する言説に潜む〈大衆への差別的なまなざし〉。 資本主義×知識人が一体となって管理・支配しようとする現況を問い、近代社会の土台に存在する、無名の人びとが蓄積してきた知や技術に光を当てる。 ---------------------- ◆「中立」の立場から差別する過激中道[エキストリーム・センター] ◆ 平等を求める動きへのシニシズム ◆ 格差と対立を無視し、円滑な社会運営を志す「秩序派」 ◆ 愚かな群衆に囲まれていると感じるリベラル知識人のナルシズム 知的ソースをあげて、スマートに切って捨てる態度、利得と犠牲の計算のような知的操作で、割り切ってみせる態度は根本的には、この世界とは別の世界にむかう衝動や想像力にむけられているようにおもわれるのである。 〈支配する知ではなく、解放する知を求めて〉 ──私たちが生き延びるための唯一の方法はデモクラシーを深化させることである。 ---------------------- 【目次】 ◆はじめに……賢人とドレイとバカ 二〇二三年、春 第I部 無知と知、あるいは「大衆の恐怖」について  01.現代日本の「反・反知性主義」?  02.「反知性主義」批判の波動──ホフスタッターとラッシュ  03.ピープルなきところ、ポピュリズムあり──デモクラシーと階級闘争  04.「この民主主義を守ろうという方法によっては この民主主義を守ることはできない」──丸山眞男とデモスの力能  05.一九六八年と「事後の生(afterlives)」──津村喬『横議横行論』によせて  06.「「穏健派」とは、世界で最も穏健じゃない人たちのことだ」──「エキセン現象」をめぐる、なにやらえらそうな人とそうじゃない人の「対話」 第II部 だれがなにに隷従するのか  07.「放射脳」を擁護する  08.「しがみつく者たち」に──水俣・足尾銅山・福島から  09.自発的隷従論を再考する  10.「自由を行使する能力のないものには自由は与えられない」──二〇一八年「京大立て看問題」をどう考えるか  11.「中立的で抑制的」──維新の会と研究者たち  12.「この町がなくなれば居場所はない」──映画『月夜釡合戦』と釡ヶ崎 第III部 この世界の外に──抵抗と逃走  13.「ブラジルで のブレザーなんて着たがるヤツはいない。 殴り倒されるからだ」──二〇二〇年東京オリンピックをめぐる概観  14. 戦術しかない/戦略しかない──二〇一〇年代の路上における二つの趨勢  15.「わたしは逃げながら、武器を探すのです」──ジョージ・ジャクソン、アボリショニズム、そしてフランスにおける「権力批判」の起源について  16.ポリシング、人種資本主義、#BlackLivesMatter  17.パンデミックと〈資本〉とその宿主  18.「世界の終わりは資本主義の勝利とともにはじまった」──文明に生の欲動をもたらすもの  19.すべてのオメラスから歩み去る人びとへ──反平等の時代と外部への想像力 ◆あとがき ----------------------
  • 二宮翁夜話
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二宮尊徳の高弟・福住正兄が、師の膝下で暮らした青年期の七年間に書きとめた論説・教訓を、師の没後、時代も明治に改まり、自身も耳順に達してようやく完成した言行録。報徳の「論語」とも目される対話形式で尊徳の自然観、人生観、歴史観がいきいきと語られる。1884~87年(明治17~20)刊行の正編に、1928年(昭和3)刊行の残編を付す。
  • 報徳記
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二宮尊徳の女婿でもあった門人・富田高慶が、勤・倹・譲を旨とする報徳仕法のありようを、師の生涯に則して物語る。1856年(安政3)尊徳没年に書き上げ、翌年改訂。80年(明治13)に天覧に供され、のち宮内省、農商務省、大日本農会が相ついで刊行し広く読まれた。
  • 柄谷行人『力と交換様式』を読む
    3.3
    絶望的な未来にも〈希望〉は必ずある 1970年代後半から文芸批評家として活躍し、90年代後半からはマルクスやカント、ホッブスの読解から「交換」に着目した理論で社会や歴史を読み解いてきた柄谷行人さん。 その集大成ともいうべき『力と交換様式』では、社会システムをA=贈与と返礼の互酬、B=支配と保護による略取と再分配、C=貨幣と商品による商品交換、D=高次元でのAの回復という4つの交換様式によって捉え、とりわけ資本主義=ネーション=国家を揚棄する、人間の意思を超えた「D」の到来をめぐって思考を深めた。 「Aの回復としてのDは必ず到来する」。 民主主義と資本主義が行き詰まりを見せる混迷の危機の時代、 絶望的な未来に希望はどう宿るのか。その輪郭はどのように素描可能か。 『トランスクリティーク』『世界史の構造』、そして『力と交換様式』を貫く「交換様式」の思考の源泉に迫る。 目次 I: 著者と読み解く『力と交換様式』 ・世界は交換でわかる」   柄谷行人×池上彰 ・『力と交換様式』をめぐって 柄谷行人×國分功一郎×斎藤幸平 ・モース・ホッブズ・マルクス」 II: 「思考の深み」へ (『力と交換様式』を書くまで) ・可能性としてのアソシエーション、交換様式論の射程 ・交換様式と「マルクスその可能性の中心」 ・文学という妖怪 ・仕事の反復性をめぐって 思想家の節目 III: 柄谷行人『力と交換様式』を読む ・『力と交換様式』を読む 大澤真幸、鹿島茂、佐藤優、東畑開人、渡邊英理
  • 日本人無宗教説 ──その歴史から見えるもの
    4.3
    「日本人は無宗教だ」とする言説は明治初期から、しかもreligionの訳語としての「宗教」という言葉が定着する前から存在していた。「日本人は無宗教だから、大切な○○が欠けている」という“欠落説”が主だったのが、1960年代になると「日本人は実は無宗教ではない」「無宗教だと思っていたものは“日本教”のことだった」「自然と共生する独自の宗教伝統があるのだ」との説が拡大。言説分析の手法により、宗教をめぐる日本人のアイデンティティ意識の変遷を解明する、裏側から見た近現代宗教史。 【目次】はじめに 藤原聖子/第一章 無宗教だと文明化に影響?――幕末~明治期 木村悠之介/第二章 無宗教だと国力低下?――大正~昭和初期 坪井俊樹/第三章 無宗教だと残虐に?――終戦直後~1950年代 藤原聖子/第四章 実は無宗教ではない?――1960~70年代 木村悠之介/第五章 「無宗教じゃないなら何?」から「私、宗教には関係ありません」に――1980~90年代 和田理恵/第六章 「無宗教の方が平和」から「無宗教川柳」まで――2000~2020年 稲村めぐみ/おわりに 藤原聖子
  • ウォークインが教える宇宙の真理
    -
    ウォークインが教える目覚めへの指南書、ついに刊行です。 人類の意識進化をサポートする為にウォークインした著者が、 今、ここに、宇宙の真理をあなたにお届けいたします。 今回は、愛溢れる宇宙の真理とウォークインやアセンションなどの現象、 今日から実践していただける波動を上げるためのメソッドなどをご紹介 させていただきます。 あなたは現実という外側の出来事に心を奪われ、人の目ばかり気にして 自分の心を蔑ろにしていませんか? 自分が何の為に生まれてきたのか、その意味を確認してください。 あなたが今最優先することは、「生」という流れの中で 自分自身を最大限に愛することです。 あなたが自分自身を愛すれば、自ずと宇宙という真の故郷へ 還ることが出来るのです。 大切なのはあなたが幸せで、あなたが主人公であること。 宇宙は今もあなたへ無限の愛を贈っています。

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  • 脳疲労ゼロ革命
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 肥満、不眠、うつがなくなる。名医が教える最高の休息法 ※本書は以下の特集から記事を抜粋し、再編集したものです。 数値や肩書・名称などは基本的に雑誌掲載時のものです。 『プレジデント』2022年7月29日号「脳疲労ゼロ革命」 『プレジデント』2022年9月30日号「毎日が楽しくなるやる気革命」 『プレジデント』2022年12月16日号「頭がいい思考バカの思考」 ※紙版と一部内容が異なる場合があります。 【目次抜粋】 手術9000例、激務でも集中力キープ 上皇の執刀医・天野篤が直伝!「高パフォーマンス×低疲労」6つの秘訣 鈴木大拙、鈴木俊隆とマインドフルネス 「脳に静寂をもたらす」2人のスズキと坐禅入門 ●石井清純 肥満・うつ・不眠―体調完全復活! 老若男女がクリニックに殺到! 症状別 通院できない人のための「脳ドクター誌上コンサル」 ●藤野武彦 脳に手抜きをさせて働く、睡眠負債を一気に返す! 早まる老化! ほったらかすと過労死!「慢性的な疲れ」をゼロにする! ●梶本修身 素人が抱く疑問を名医にぶつけてみた 一挙解決! 謎だらけの「自律神経」まるわかりQ&A ●久手堅 司  ▼そもそも自律神経とは?/▼不調が出たら、何科に行くべき?/▼低気圧の日と不調に関係が?/▼乱れやすい性別・性格は? ホリエモン絶賛! 米国エグゼクティブの3人に1人が受けている 話題沸騰! 女と男の「ホルモン治療」効果と費用 ●堀江重郎・高尾美穂 自己効力感が高まる、無力感を打破する 「名経営者」モチベーションの名言集 ●松岡保昌 まずは1時間、1日、1週間―― 忘れていた幸せ実感「スマホをやめる」6つの方法 ●大澤亮太 思い込みを捨てれば、ラクに生きられる 最新心理学によれば、そのストレス、「勘違い」です ●池田まさみ  ▼皮肉なリバウンド効果/▼ラベリング効果/▼ツァイガルニック効果/▼バラ色の回顧/▼一貫性バイアス コラム▼ストレスオフ県・ベスト「茨城県」、ワースト「福島県」それぞれの理由 ●岩中祥史 アンケートで判明! 心が軽くなる! スパっとやめてよかった「人間関係」 ●齊藤 勇 自分が知らない自分と出会う。ふと、アイデアが浮かんでくる 趣味にハマるほど仕事ができる人になる  ▼狩猟/▼ヨット/▼乗馬/▼穴掘り/▼カルチャーセンター あなたのホモ・サピエンスを覚醒させる 1泊2日、へとへと編集部員が「ソロキャンプ」体験記 渋滞知らず、電車で行ける、デトックスの旅 メンタルによく効く、全国「ぬる湯」マップ ●植竹深雪・東 香名子 コラム▼ここまで進化! 入浴剤で体調が180度変わる! ●佐々木仁美 長時間デスクに座りっぱなしでも平気 1日5分! 仕事のパフォーマンスが高まる「自宅トレ」 ●寺田健太郎 記憶力、集中力、継続力を上げるコツがある 最新脳科学が解明! 脳を解放する4つの方法 ●築山 節 原因は2つ。解決法も2つ。 精神科医が教える科学的な「モチベーション減退」の正体 ●精神科医Tomy ケース別対処法①直前にならないと火が付かない/②手をつけても長続きしない/③がんばりすぎて電池が切れた やる気がないのは、むしろチャンス 根性論なし! 脳神経内科医が伝授「すぐやる人」になれるコツ ●田中伸明
  • こころの支援と社会モデル トラウマインフォームドケア・組織変革・共同創造
    4.0
    こころの支援の現場に,何が起こっているのか? 日々揺れ動く社会構造との絶えざる折衝のなかで,支援者と被支援者の関係,支援の現場は今,どうなっているのか?――東京大学発「職域・地域架橋型:価値に基づく支援者育成」プログラム(TICPOC)開幕に始まるこの問いに,多彩な講師陣によるカッティングエッジな講義録+ポリフォニックな対話で応答する思考と熟議のレッスン。 個人の脳やこころの病理を治療しようと試みる「医学モデル」の限界,問題は個人の外部=社会との接面に生じるとする「社会モデル」の視点の浸透,社会構造の変容と精神保健医療福祉システムの再構築――こころの支援をめぐるパラダイムが大きく変動する現在,対人支援をどのように考え実践すべきか? 組織変革を構想するマクロの視点と、臨床場面で工夫を重ねるミクロの視点から,日々変わりゆく状況に応答する。

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  • 病いのレジリアンス ナラティヴにおける虚偽主題
    -
    著者は,人間学的精神医学や現象学的精神病理学,ラカン派の精神分析,近年注目されているナラティヴ・アプローチの交点に位置づけられるような領域研究と,自らが築きあげてきた精神療法家としての素地を柱とした臨床経験の精華として本書を書き上げた。 各論稿では,クラウス,ヤンツァーリク,ラカン,エランベルジェ,等,独仏の碩学の理論を止揚し,病いに苦しむ人の自己(身体),他者,世界との関係を明らかにしようと試みる。臨床の現場においては,精神病患者の語りに耳を傾け,患者の痛みと苦悩の内的世界を再構築し,現代における統合失調症・うつ病の病理を問うている。 さらに,本書にはいくつもの鍵概念が提示される。ひとつは、患者の〈虚偽主題 Lugenmotiv〉である。これは、うつ病や統合失調症等の病的体験に出現する「うそをついた」といった発言や自らの偽りの自白を指す。次に,具体的実践的な治療論への展開のために「自己回復力」とも大まかに理解される「レジリアンス」という概念を援用する。さらに,本書のタイトルにもなっている「ナラティヴ(語り)」については,物語(story)には病いを癒す力があり、そこでは、病者は物語の語り手としての能動的存在であり、語りと聴取をとおして、病者と聞き手とのあいだで、深い次元での共感と了解にもとづく紐帯が作り出されると述べる。これら重要概念を解説しながら,著者自身の一貫した臨床研究テーマ「心の病いにとって治療とは何か?」に到達する。それは,物語論(ナラトロジー)の見地から,現象学的精神医学の再生を目論むことにもなるのである。

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  • 【6冊 合本版】シリーズ 地域の古代日本
    -
    ●『東アジアと日本』『陸奥と渡島』『東国と信越』『畿内と近国』『出雲・吉備・伊予』『筑紫と南島』の全6巻。 『東アジアと日本』:現在の文化・宗教事情にも影響する日本史の「青春時代」の足跡をたどる。 『陸奥と渡島』:蝦夷の墳墓はどんな形か。古代のアイヌ文化とは? 豊かな蝦夷の世界を、多方面から解明する。 『東国と信越』:ヤマト王権にとって異国に匹敵する重要地域。斬新な切り口で古代東国地域の実像に迫る。 『畿内と近国』:巨大な前方後円墳が集まる政治・文化の発信地。畿内の多彩な側面を発掘成果や文献史料を駆使して明らかにする。 『出雲・吉備・伊予』:大陸への窓口・九州と近畿とをつなぐ、人や文物、情報が往来する回廊の姿を浮き彫りにする。 『筑紫と南島』:海外の文物がもたらされる最初の場所で日本列島の先進地域。豊かな地域の全貌を明らかにする。
  • アドラー流気にしないヒント
    値引きあり
    3.0
    「人へのイライラ」「自分へのモヤモヤ」「言葉の行き違い」etc……。いつの間にか、なんだか気分が上向きになっていくコツ……………………………………………………【著者より】うまくいかないことがあると、「今日こそは!」と思いたくなりますが、たとえば、「まず、一日の最初と最後をよくする」ようにしたらどうでしょう。実践することを大切にするアドラー流のヒントを活かして、ちょっと自分にやさしくしてみませんか?……………………………………………………もう少し、ゆる~くかまえてみると……◇ 目標は「クリアできそうなこと」が大事◇ 無駄なイライラを消すには◇「ダメ出し」より「ヨイ出し」◇「言いにくい」ときどうする?◇ 怒りの気持ちとうまくつき合うにはすぐにやってみたくなる自分にやさしくなれる方法。

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  • 人生を変える 哲学者の言葉123(きずな出版)
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ここに綴られている言葉たちは全て、歴史の風雪に耐え抜いてきた本物の知恵であり、いわば「言葉の世界遺産」です。それぞれの金言が放つ美しい輝き、独特の深み、心地よい響きを是非ご堪能ください」――「はじめに」より 人間関係、仕事、お金、将来の悩み……私たちは数多くの悩みを抱えて生きています。太古から同じような悩みに人間はぶち当たってきました。そして、必要となり、編み出されていったのが哲学者、思想家、宗教家の考え方と言葉です。彼らの言葉は風雪に耐え抜いてきた名言・金言ばかりであり、時流やトレンドに流されない確固たる力を言葉の端々から感じることができます。なかなかやる気がでない朝、頑張りたい昼の時間、どうしても眠れない夜……ここにある名言は、いつだってあなたのそばに寄り添い、背中を押してくれるものばかり。ぜひ一度手にとって、ぺージをめくってみてくださいね。
  • 癒やされて整う空海さまの教え(きずな出版)
    3.0
    弘法大師・空海さまの御誕生1250年を迎え、1000年の時を超えて、いまを生きる私たちに届いた大切なこと。「弘法大師」という名は、仏の教えを世に広めた業績から、空海に与えられました。仏教の教え、空海さまの教えは、宗教を超えて、私たちの不安や悩み、迷いを晴らし、力を与えてくれます。病気になったり、お金のこと、家族のことで困ったり、人生は厳しいことの連続、と感じるときもあるかもしれませんが、そんなときこそ、空海さまの言葉が心を癒やし、あたためてくださる。それを感じていただける本になりました!
  • 日常性の哲学 知覚する私・理解する私
    -
    日常は哲学的な問いに満ちている――日常的観点からは当然のように思われることでも、哲学の歴史をひもとけば、これをめぐって多くの紛糾した議論がなされてきた。 何の変哲もない代わり映えしない風景。昨日も今日も変わらない出来事の繰り返し。それらを見て聞いて普段通りと感じる〈私〉の繰り返し。私たちの日常は、日々繰り返している物の知覚と出来事の理解から成り立っている。 本書は、このように私たちの日常の秩序を支える純然たる物としての物の知覚と、物の世界での出来事の理解を、哲学史にでてくる概念や専門用語を使わず、日常の言葉で哲学的に省察する。世界の見え方を刷新する画期的論考。 *『知覚する私・理解する私』(勁草書房、1993年)を改題・増補して文庫化。 [主な内容] はしがき 第一章 知覚における対象性成立の論理 第二章 知覚的質と本当に在るもの 第三章 因果的理解と行為 第四章 法則の概念と出来事の始まり 本文の哲学史的背景についての注解 注 あとがき 学術文庫版あとがき
  • シリーズ「あいだで考える」 自分疲れ ココロとカラダのあいだ
    4.1
    難病の実体験に基づいたユニークな文学紹介活動を展開している著者が、「自分自身でいることに疲れを感じる」「自分自身なのになぜかなじめない」といった「違和感」を出発点にして、文学や漫画、映画など多彩なジャンルの作品を取り上げながら、心と体の関係性について考察していく。読者が「私だけの心と体」への理解を深める一助となる一冊。(装画:香山哲)
  • シリーズ「あいだで考える」 SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ
    3.8
    10代の生活にすっかり溶け込んでいるSNSの利用をめぐるさまざまな現象――「ファボ」「黒歴史」「#MeToo運動」など――を哲学の視点から捉え直し、この世界と自分自身への新しい視点を提供する。若い読者に「物事を哲学によって考える」ことの面白さと大切さを実践的に示す一冊。(装画:モノ・ホーミー)
  • 悟りから祈りへ
    -
    本書は、カトリックのシスターであり日本文学研究者でもある鈴木秀子さんと、礼拝行(五体投地)を実践すると共に「坐禅断食」を提唱・指導する禅僧野口法蔵さんによる共著本です。本書のテーマは、宗教・宗派の違いを超えた〈祈り〉のありようを明らかにしようとするものです。宗教遍歴の後、厳しい修行(礼拝行)を実践していた野口さんは、鈴木さんとの出会いにより、「修行とは他者の幸せを願うこと=祈ること」と気づいたと言われます。「他者の幸せを願う」という意味での「祈り」について、鈴木さんと野口さんの論述から浮き彫りにします。対談本でなく、各節を分担執筆しているため、お二人それぞれの論旨をゆっくり追いながら読むことができる一冊です。
  • 〈おたすけモンスター〉シリーズ⑥ たんけん、きみの気持ち 子どもが自分の感情を理解するためのガイド
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 7~11歳のために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズ第6巻、子どもが自分の感情を理解し、コントロールの仕方を学ぶガイド。ガイドしてくれるのは、親しみやすいおたすけモンスター「ポップ」。認知行動療法とマインドフルネスの手法に、楽しいアクティビティを組み合わせた対話型ワークブックです。お子さんが自分の感情に自信を持って向き合い、他人の感情を尊重し、困難に遭遇しても立ち直っていけるようになる一冊。
  • 恋愛の授業 恋は傷つく絶好のチャンス。めざせ10連敗!
    4.0
    「恋愛作法の達人になるのは、ふふ、無理だろうけど、「恋する私」や「失恋した私」をながめる眼鏡くらいは、手に入るかも」(「シラバス(2019前期)」より) 「恋愛学」と学生の間で呼ばれた都立大学の人気授業を書籍化!  恋愛に正解はない――だからそれは自分や他人について考える絶好の機会になる。 オペラ、文学、哲学、映画、ドラマなど多彩な素材から繰り出される問いの数々と、出席者の等身大の声でつくりあげられた異色にして極上の授業の報告。 金曜4限の「ドイツ語圏ドイツ文化論」、学生たちがつけたまたの名を「恋愛学」。2010年頃に始まったこの授業は、「彼(彼女)にも受講してほしい」と口コミで広がり、ついには参加者200名超にも及ぶ人気講義になりました。 《カルメン》や《ドン・ジョヴァンニ》などのオペラ、太宰治の恋文、ヴィトゲンシュタインの哲学、『存在の耐えられない軽さ』にドラマ『あまちゃん』まで、多彩な素材をもとに恋愛について考えます。 授業を彩るもうひとつの重要な要素が授業のリアクションペーパー、通称「紙メール」。「草食化」、「恋愛離れ」というレッテルを貼られがちな20代の等身大の声を導きの糸に、授業は縦横無尽に展開していきます。 恋は、がんばったからといって上手くいくものではありません。相手の気持ちはもちろん、自分の気持ちもコントロールできない。「私は、私という家の主人ですらない」(フロイト)のが人間です。コントロールできない局面でどうふるまうか――。恋愛に正解はありません。だからこそ恋について考えることは、「私」やコミュニケーションについて考えを深める、またとない機会でもあります。 「パルラ・バッソ(低い声で語れ)」、「捨恋」、「オイラー図」、「136問題(「伝えたいことが10あったとする。文字情報で伝わるのは1。声の調子や表情や身ぶりなどで伝わるのは3。残りの6は伝わらない」)」……ユニークで一度聞いたら忘れられない合言葉の数々。思わず自分の恋も語りだしたくなる? 感情揺さぶる〈実況中継〉講義。 【本書の内容】 「あしたの天気は、晴れか曇りか雨です」――反証可能性 モテる男は叫ばない――136問題 「カタログの歌」――ドン・ジョヴァンニの哲学 めざせ10連敗!――ヴィトゲンシュタインの教え 「さあ聞け。男(女)が思ったが、言わなかったことを」 自分の無力に思い上がるな 手紙に書いたキス 恋愛のピリオド奏法 ふりをする――世界は舞台/そして男も女も役者にすぎない? なぜドン・ジョヴァンニはトリスタンになったのか 非接触系の愛――1対(1) 「絶望するな。では、失敬」 ……など。
  • 親と死別した子どもたちへ ネバー・ザ・セイム 悲嘆と向き合い新しい自分になる
    -
    親を亡くした悲しみを抱える子どもたちがその後の人生を歩んでいくためには、その死別体験とどのように向き合えばよいのか。 原著書名の“Never the Same”とは、「〔親の死を経験したあなたは、以前の〕あなたとは違う〔けれども、もうあなたは前に進む準備ができている〕」というニュアンスを意味している。親を亡くした子どもたちは、時間の経過とともにその喪失の悲しみを受け容れて成長していくと言われるが、著者は「子どもは必ずしも親の死を乗り越えてはいない」という。その上で本書では、子どもたちが親の死を無理に受容したり乗り越えたりするのではなく、「親の死の前の〈わたし〉と後の〈わたし〉は同じではない。それでも自ら前に向かって歩みを進めることができる」ように導いていくことを目指している。 アメリカのグリーフケア施設「ダギー・センター」(1982年設立)の責任者を長く務めた著者が、臨床現場での事例を紹介しながら提言する一冊。
  • 現代語訳 はじめて読む法華経28品 深遠な教え、華麗な物語世界へ
    -
    法華経28品すべてを、現代語訳。親しみ溢れるみずみずしい表現で、僧侶や仏教学者が今まで訳しきれなかった経典世界を新鮮に表現している。2002年(平14)に水書坊から出版された同書の復刊企画。作家の記念碑的一冊といえる。
  • 心の不安がスッと消える うつ吸いイラスト帳
    4.4
    ◎「うつのとき、コレがつらい」がイラストで感覚的にわかる!◎心が疲れている人でもストレスなく読めるような工夫が満載!◎精神科医鹿目将至先生の全面監修!Twitterで共感の嵐! コミュ障でうつで無職のなおにゃんさんの「うつとうまく付き合うためのイラストノート」がついに書籍化。誰でも簡単に今すぐできる、セルフケアワークが満載です。

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  • 地形の思想史
    3.0
    「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。もう一つの「歴史」が眼前に! なぜ、上皇(皇太子時代)一家はある「岬」を訪ね続けたのか? なぜ、「峠」で天皇制と革命思想は対峙したのか? なぜ、富士の「麓」でオウムは終末を望んだのか? なぜ、皇室の負の歴史は「島」に閉ざされたのか?  なぜ、記紀神話は「湾」でいまも信仰を得るのか? なぜ、陸軍と米軍は「台」を拠点にし続けたのか?  なぜ、「半島」で戦前と戦後は地続きとなるのか? 7つの「地形」から日本を読み解く。 「空間」こそ、日本の思想を生んでいた――。 日本の一部にしか当てはまらないはずの知識を、私たちは国民全体の「常識」にしてしまっていないだろうか?  人間の思想は、都市部の人工的な空間だけで生み出されるわけではない。地形が思想を生み出したり、地形によって思想が規定されたりすることもあるのだ。 七つのテーマと共に、独特な地形と、伝説を含めてそこに滞在ないし生活する人々の間にきわめて強い関係がみられる場所を実際に歩く。 すると、死角に沈んだ日本の「思想史」が見えてくる。 風土をめぐり、不可視にされた「歴史」を浮き彫りにする原思想史学の境地! 【目次】 まえがき 第一景 「岬」とファミリー  上   下 第二景 「峠」と革命 上   下 第三景 「島」と隔離 上   下 第四景 「麓」と宗教 上   下 第五景 「湾」と伝説 上    下 第六景 「台」と軍隊 上    下 第七景 「半島」と政治 上    下  あとがき  新書版あとがき  主要参考文献一覧 ※本書は2019年12月に小社より刊行された単行本を加筆修正のうえ、新書化したものです。
  • リヴァイアサン(上)
    -
    人間世界における自然状態は、絶対的に自由な状態であるがゆえに各人の各人に対する戦いが絶えない。これをいかに脱し、平和と安全を確立するか──。感覚器官の分析から始まる人間把握を経て、人々が自らの権利を、一人の人間あるいは合議体に譲渡し、政治的共同体を設立していく理路が解明される。イングランドの内乱を背景に、哲学と宗教論の全域にまで考察を行った書『リヴァイアサン』は、近代政治哲学を大きく切り拓くこととなった。この一大古典を17世紀という時代の特性を踏まえた明晰な新訳で届ける。上巻には「第一部 人間について」「第二部 政治的共同体について」までを収める。全2巻。
  • 働くひとの生涯発達心理学 Vol.3――M-GTAによるキャリア研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人生を通して私たちの心が「働くこと」とどのように向き合い、発達するのかを、M-GTAから体系的に究明する。『働くひとの生涯発達心理学』第3弾!
  • 統合失調症の兄 家族の誰かが統合失調症に罹ってしまったら…30分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 統合失調症の家族との向き合い方がわからない。 気をつかって接することに疲れてしまった。 統合失調症って良くなるのか。 家族の誰かが統合失調症に罹ってしまったら、大半の人は不安と混乱に陥いるだろう。 そして、一般的な病でないことから深い孤独と絶望を感じるようになる。 この本は、統合失調症の兄を持った筆者が、ありのまま感じたことを記すものである。 兄は11歳の時に統合失調症と診断された。はじめは登校拒否に始まり、徐々に家族への暴力が激しくなっていった。 しかし、わたしが成長するにつれて兄は次第に落ち着きを見せ始め、わたしに心を開くようになった。 統合失調症患者としての苦悩をはじめて知り、兄の辛さを痛感した。 もちろん、辛いのは本人だけではない。常に同じ時間を過ごす家族にとっても、精神的または身体的な苦痛は相当なものだ。 今思えば、周りのサポートがなければ、わたしの家庭は崩壊していた。 本書は、統合失調症の家族とともに歩んだ17年間の記録である。 この本を読むことで、同じような家庭がいることを把握でき、状況による対処法の参考になるだろう。 現在、統合失調症の家族がいる家庭に、何らかの役に立てれば幸いである。 【目次】 本書の使い方 1部 統合失調症とは 2部 統合失調症の兄 3部 統合失調症の兄による具体的な事例 4部 統合失調症の兄が暴れたときの対処法 5部 家族で取り組んだこと 6部 弟からみた統合失調症の兄 7部 統合失調症の家族がいる家庭が前向きに生きていくために 8部 2006年1月23日 【著者紹介】 カナルメガネ 1985年東京都生まれ。幼少期より統合失調症の兄がいる家庭で育つ。自分の店を持つために、イタリアンレストランやカフェ、バーなどで働く。 現在はパニック障害を患いながらもライティング業に邁進。企業案件や自身のブログ更新に精をだす。 趣味はストリートダンスとギター、語学学習。好きな食べ物はペペロンチーノと納豆ご飯。スペイン語圏に興味があるため、独学でスペイン語を学ぶ。
  • 大人の心理テスト
    値引きあり
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かんたんな設問に答えるだけ、答えを選ぶだけで心の奥底に潜む〝深層心理〟や、気になる相手のホンネがわかるビジュアルな心理テストの決定版! さらにその深層心理から見えてくるのは……自分でも気づいていない、あなたの隠された一面と、露わになるもう一人の自分……。ロングセラーとなった『大人の心理テスト』がパワーアップして帰って来る!
  • ひろさちやの「空海」を読む
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    「自分自身がすでに仏であるといかに気づくか」を模索した空海。空海思想の神髄を「私達は赤ん坊の仏」「仏を真似よう」など、著者独特の言葉で紹介しつつ、その教えを日常生活に生かすコツを解説した実践的空海入門書。
  • ひろさちやの「最澄」を読む
    3.5
    すべての人を「仏の子」と見る理想主義者・最澄が目指したのは、在家を中心とする仏教だった。その生涯を辿りながら、幽谷の比叡山で確立された『法華経』に基づく教えを新たな視点で読み解いた、最澄入門の決定版。
  • ひろさちやの「親鸞」を読む
    -
    ひろさちや氏の「祖師を読む」シリーズ2作目。親鸞の奥深い思想を、「称えられないお念仏」など著者独特のことばで紹介するとともに、その教えをいかにして生活にいかしていくかを解説した“実践的親鸞入門”です。
  • ひろさちやの「道元」を読む
    -
    “厳格な修行”や“難解な思想”で知られる曹洞宗の開祖・道元。その教えを、現代のわたしたちの日常生活にいかにして活かすかをやさしく解説した、「道元という生き方」入門書。
  • ひろさちやの「日蓮」を読む
    -
    『法華経』をよりどころにして、すべての人々を救おうとした日蓮聖人。迫害にもひるまないその頑強な精神を、慈愛に満ちたやさしさへと転換させたものとは…? 聖人の生涯をたどりつつ、その思想の真髄に迫る。
  • ひろさちやの「法然」を読む
    -
    法然上人(1133-1212)の生涯と思想を紹介しながら、その生き方や考え方が現代に生きる私たちにどのような示唆を与えてくれるのかを解明する。「いかにして仏教を人生に活かすか」を長年探究してきた著者の思索の集大成。
  • わたしの「南無阿弥陀仏」
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    お題目とともに、日本人になじみの深い「なむあみだぶつ」のお念仏を「なんだってありがたい」という視点でとらえ、それを日常生活の中で実践していくためのコツを紹介する“お念仏的生き方”入門書。
  • わたしの「南無妙法蓮華経」
    5.0
    法華経を日常生活で気軽に実践するための方法を、独特のユーモアを用いて語る実践入門書。 人間関係や病気などのさまざまな状況での心の持ち方を「仏さまのモノサシ」と称して紹介する。 また、有名な祖師たちの逸話を引用しながら、南無(帰依)の生き方のヒントを示す。
  • メンタルトレーニング大全
    4.5
    「アスリートは、生まれつき強靭なメンタルを持った特別な人たち」 厳しいトレーニングや代表の座・レギュラーを賭けた熾烈な競争、負けても必ず立ち上がる精神力……でも、現実は違います。 生まれつきメンタルが強い人間なんて、この世にはいないんです。 のべ約35,000人の一般社会人と、のべ約20,000人のアスリートに研修を行ってきた著者が気づいたのは「一般人もトップアスリートも、どちらも同じようにメンタルが弱い」ということ。 アスリートたちも一般人とまったく変わらず、プレッシャーや期待にストレスを感じ、恐れ、落ち込み、悩み、傷ついていました。 一方、メンタルは弱いながらも、その守り方が非常に上手なアスリートたちにも出会いました。 彼ら彼女らは、何をやって、何をやらないのでしょうか。 本書では、メンタルを上手に整え、いつも前向きに進んでいけるコツを紹介します。 特殊なトレーニングや難しいものはありません。 いつもの考え方や周囲との接し方をちょっと変えるだけでも人生は変わり、夢は近づきます。 学生や社会人のみなさんへ、ビジネスや人生がもっとうまくいく「生きるヒント」をお届けします!
  • WORKSIGHT[ワークサイト]19号 Field Note 声を聴くこと・書き留めること
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 複雑化する世界をリサーチし、表象し、対話することの困難を見つめつつ、可能性を探る。人類学者達のノート論(足羽與志子/安渓遊地/大橋香奈/松村圭一郎)、哲学研究者・永井玲衣さんに教わる「人に話を聞く」5つのポイント、音楽家D・トゥープへのインタビューから、声を聞くこと・書き留めることを考えます。
  • ブッダのおしえ 真訳・スッタニパータ
    -
    「いかに生きるのが、この上ない人生なのですか?」生きるとは、老いるとは、そして死とは?問答であきらかにされる人生の真実。答えはすべてブッダの教えの中にあった。 詩を読むように日常語で読む最古の仏典。 こんなにもわかりやすかったブッダのことば。 仏教最古の経典「スッタニパータ」の和訳完全版。 最新研究の翻訳と、解りやすい解説で、初めて知るブッダの言葉の真実! 「いかに生きるのが、この上ない人生なのですか?」 生きるとは、老いるとは、そして死とは? 問答であきらかにされる人生の真実。 答えはすべてブッダの教えの中にあった。
  • 叢書パルマコン・ミクロス03 コンスピリチュアリティ入門 スピリチュアルな人は陰謀論を信じやすいか
    3.8
    「Qアノン」、新型コロナ生物兵器説、自然食、イルミナティ、そして爬虫類系宇宙人による人類の支配。政治的影響力を持つまでに至った陰謀論と、その背景にあるとされるスピリチュアルな世界観。この2つをともに論じることを可能にする注目の視座「コンスピリチュアリティ」を日本で初めて紹介した論集。気鋭のライターから西洋オカルティズム研究の大家まで、多彩な執筆陣が明らかにする陰謀論の最前線。
  • 痛みの心理学 感情として痛みを理解する
    4.0
    人生に痛みはつきものである(No Pain、 No Life.)。これまで、痛みは単純な「感覚」として理解されることが多かった。しかし、現在では喜怒哀楽に並ぶ「感情」としてとらえ直すパラダイムシフトが起きている。本書では、脳科学の進展に伴って蓄積されている痛みに関する最新のエビデンスを紹介するとともに、癒しや鎮痛の問題にも科学的にアプローチし、痛みと共生していくにはどうすべきかについて考えていく。
  • 働くひとの生涯発達心理学 Vol.2――M-GTAによるキャリア研究
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人生を通して私たちの心が「働くこと」とどのように向き合い、発達するのかをM-GTAから体系的に究明する。『働くひとの生涯発達心理学』第2弾!
  • 銀河史(上) プレアデスの繁栄と衰退
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    「ついに完成! 先端技術研究機構上席顧問KENさんの描く壮大な宇宙・銀河の歴史書。人類はどこから来てどこに向かうのか? 地球を飛び出す人類のために必読の歴史書です。」 [推薦]医学博士 池川明(池川クリニック・胎内記憶研究) 大宇宙(メシアA球)創造主の視点から描かれる「天の川銀河」の歴史書、ここに誕生。 上巻は、第二次プレアデス戦争に始まる36万年間を主軸に、まだ地球上にない宇宙技術や、宇宙船で人間が宇宙空間に出るための必須条件、未発見の星系・天体・星人(民族)の情報などが、詳細にわたり記載されている。 「読者の皆様に知っていただきたいことは、宇宙真理と、真実の歴史と、正確な宇宙情報、正確な神界情報、そして正しい科学である。地球の運動寿命はもう決して長くはない。次元アセンションで宇宙に出るとか、ロケットで火星へ脱出するとか、西洋人のような稚拙な考え方は捨てて、正しい科学を発達させ、宇宙船で他星へ移住していただきたいものである。(本文より)」 地球最期を見据えた地球人類への啓蒙とメッセージが満載の書!

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  • 脳の働きに障害を持つ人の理解と支援 高次脳機能障害の実際と心理学の役割
    -
    日本心理学会の公開シンポジウム「高次脳機能障害の実際と心理学の役割」の講演者が中心となってまとめた一冊。高次脳機能障害と臨床神経心理学についての基礎的な事項をまとめた第Ⅰ部と、より応用的・実際的な事項をまとめた第Ⅱ部から構成されている。高次脳機能障害についての理解を深めることができる本書は、心理学の立場から何ができるのか、あるいは心理学に何が求められているのかを考えていくうえで必読の書である。
  • 批評理論を学ぶ人のために
    3.0
    感想から解釈へ、感動から批評へ飛躍するために。脱構築批評からフェミニズム批評、システム理論、そしてエコクリティシズムまで。 20 世紀から現代までの理論を幅広く学び、具体的な作品分析をとおして批評のプロセスも体感できる入門書。
  • アディクション・サイコロジー 依存・嗜癖問題からみた人間の本質
    5.0
    アルコールや薬物の依存・嗜癖の問題は多様化・蔓延化しており、ギャンブルやゲームなど、薬物によらない嗜癖の問題も顕在化するにつれて、心理職の関与も大きくなった。加えて、急速な高齢化の進行や職域でのストレス増大など、メンタルヘルスの危機は高まり、依存・嗜癖問題の拡大が懸念される。従来のように違法薬物の使用を規制し、規範意識を高めるだけではこうした問題には対応できず、問題の背景にある「人間の姿」を理解することがますます重要になった。  本書は、個別の検査法や治療・介入技法の解説には重点を置かず、人間の了解的な理解を試みる心理学の原点に立ち返って、依存・嗜癖(アディクション)問題とどのように向き合うかを考える。実験心理学、神経科学、薬理学を専門とする著者が、アディクションへのひとつの試論を、軽妙な語り口で臨床・支援の現場に投げかける力作。
  • ウェブ調査の基礎 実例で考える設計と管理
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    著者らが設計・実施した調査や実験に基づいた、公募型ウェブ調査の方法論的基礎研究の専門書。公募型ウェブ調査の有効利用の可能性を探るべく、回答形式間の比較、中間選択、ストレートライニング、不注意回答、回答デバイス間の比較、回答時間、分析におけるパラデータの活用など、サーベイの実務家・研究者の調査利用に関わる事項を科学的に検証し、解説する。公募型ウェブ調査の有効利用と、更なる体系化へ向けた礎となる一書。
  • 心理支援者のためのLGBTQ+ハンドブック 気づき・知識・スキルを得るために
    -
    本書は、LGBTQ+のクライエントに対応できる専門家になるためのテキストである。クライエントが安心して相談できるカウンセリングの場を提供できるよう、支援に必要な知識やスキルをのみならず、クライエントへの関わり方を大きく左右する、自身の価値観やものの見方、バイアスに気づくためのワークなども紹介する。 多様な性に肯定的で敏感な心理支援者となるための必携の書。
  • ハンナ・アーレント、三つの逃亡
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ユダヤ人として戦争の世紀に生まれ落ち、現実に向かって“なぜ?”と問いつづける少女ハンナ。『全体主義の起原』『活動的生』を著した不世出の政治哲学者の生涯を繊細に、大胆に、描ききる名作グラフィックノベル。〈これから語られるのは、ハンナ・アーレントという人物の生涯についての物語である。別の時代の、失われた世界の、失われた国に生まれ落ちた亡命哲学者。その名前を聞いたことがある人もいるかもしれない。最後に残る(そして最初からある)疑問。なぜこの人物は、おそらく20世紀の最も偉大な哲学者は、哲学を捨てたのだろうか?それにもかかわらず、なぜ彼女の思考は、人類が前に進むための生きた道筋を示してくれるのだろうか?〉
  • 哲学がわかる 哲学の方法
    4.3
    哲学はいつも,おそらく誰もが一度は考えたことがあるような問いから出発する.しかしその問いはまだ種にすぎない.種が豊かな実りの時を迎えるにはどのように考え続ければよいのか.常識から出発する,思考実験する,論理的思考を育む,哲学史との関係を捉える……,その方法,巧みなやり方を探りながら,哲学とは一体何をすることなのか,また哲学者は何を目指しているのかを,明快に描く.

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  • ラディカル・アクセプタンス ネガティブな感情から抜け出す「受け入れる技術」で人生が変わる
    -
    あるがままの自分すべてを受け止めよう。といっても簡単なことではない。「自分はダメな人間だ」と誰しも思ったことがあるだろう。ただそれにとらわれていては見えるものも見えなくなってしまう可能性がある。「思い込み」は怖い。それを取り去るには積極的な心と頭のトレーニングが必要であり、本書ではそのトレーニング方法を提示する。ありのままにすべての物事を受け入れられた瞬間あなたにとって真の自由が開かれるだろう。

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  • ロックの正体
    4.0
    ロックとはなんだったのか? 進化心理学、認知科学、神経科学、人類学、霊長類学、自然主義哲学、二重過程理論、処刑理論、生物学的市場仮説、お婆ちゃん仮説 etc. ――最新のサイエンスと歴史知識を駆使してロック文化を多角的に考察する。情熱的に語られがちなロックを、冷静に、理性的に、縁側で渋茶をすするお爺さんのように語る、前代未聞のポップカルチャーの哲学。好評連載「ロックの正体」(晶文社スクラップブック)を完全書籍化。 目次 1 おもむろに、老人がロックを語り始める 2 森のゴリラのダンスパーティ 3 なぜ歌うのか? なぜ踊るのか? なぜ戦うのか? 4 奴隷と自己家畜化のロックンロール 5 協力と競走の協奏曲 6 ロックンロールがロックに変化して実存主義と出会う 7 良かれと思ってHighway to Hell 8 メインストリートの文学者 9 ドラッグ・フロイト・ロックンロール 10 熱く語れ!……その結果 11 暗い時代の小春日和 12 メイド・イン・ジャパン 13 発表します。資本主義の正体について 14 ミスマッチにより青年は荒野を目指す 15 文明化と道徳化のロックンロール 最終楽章 CODA ロックの正体 Bonus track あるいは参考文献という名のブックガイド
  • トラウマ・リカバリー・グループ 実践のための手引き
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    対人暴力によるトラウマで被る主要な痛手は,被害者と社会との関係が崩壊し,被害者が孤立させられることにある。 トラウマ・リカバリー・グループ(TRG)は,複雑性PTSD概念の提唱者として知られるジュディス・L・ハーマンが示す治療モデルのなかでも,被害者が対人的つながりを取り戻すための重要な回復過程に位置づけられる目標指向的・相互支援的なグループ療法である。 本書は,TRGを導くための手引書であり,ハーマンたちの理論と実践の成果も示す,複雑性トラウマ支援のための包括的マニュアルと言える。

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  • 保護犬と暮らしてわかった死ぬまで幸せな人生の歩み方10分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量11,000文字以上 12,000文字未満(10分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 私はいま、毎日とても充実した生活を送ることができているけれど、それはあらゆる場面での満足度が高いからです。 満足度が高い理由は簡単で犬が私の周りにいるからです。 え?それだけ?と思った方もいるでしょう。 でも私は、人の幸せは周りと比較しない自己満足に浸り続けることだと思っています。 本や映画でもよく聞くフレーズの「人が死ぬときにどれだけ満足感を得られた人生だったか、幸せな人生だったか」は、幸せの基準を自分で決めて生き抜くことができたかどうかにかかっているのではないでしょうか。 たしかに、現代は何かと世知辛い世の中かもしれません。 たとえば子育てにおいて、毎日イライラしながら日々時間に追われていたり、趣味やスポーツにお洒落など、アクティブだった十代や二十代とは違って体や時間が不自由だったりと、幸福感を忘れてしまった方が少なくないと思います。 私もそんな人間の一人でした。 いじめや病気を経験して絶望しかない時期。 でも保護犬と暮らすようになったことをキッカケに毎日が幸せな人生に変わったのです。 もちろん、あなたが幸せになるために保護犬と暮らす必要はありません。 あなたなりのキッカケをつかみ、幸せな人生を歩んでいただくことが私の願いです。 ただ、あなたが昔の私のように今、人間関係のストレスやお金の不安、自己肯定感が低いなど、生きづらさを感じているのなら、私がこれまで歩んできた道のりをお伝えすることで、少しでも前向きな気持ちになれるのではないかと思って本書を執筆いたしました。 犬(ワンちゃん)が好きな方は元より、保護犬がどんなものか知りたい方や人生に悩んでいる方はぜひ保護犬を通じて犬の気持ちや幸せな人生を実感していただければ幸いです。 【著者紹介】 岩田葉子(イワタヨウコ) 1967年11月6日長崎県生まれ。 大学病院の職員として働く傍ら、埼玉県東松山市で占い師(ヒーリングサロンマノア代表)としても活動中。 産業カウンセラーの資格を持ち心理学に精通。 心の内側から湧き起こる熱い言葉で不安や悩みを抱える人々に元気を与えるのが得意。

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  • 「美しく生きる人」一日24時間の時間割
    値引きあり
    4.0
    人生がうまくいく人は、ほかの人より、ほんの少し、一日を丁寧に生きている!・いつもうまくいく女性は「朝」を大切にする・「ひとりの時間」――ここで甘やかさない、手を抜かない・仕事は「気持ちよく」締めくくる・ベッドの中で「考えごと」はしない・「ほめ上手」は、なぜエレガントに映るのか……etc.すべて、ちょっとした心がけ。でも効果バツグン!   本書に書いてあることは、心から楽しみながら続けていけることばかり。背筋をピンと伸ばして歩く。身の回りの清潔に保つ。一日の終わりには自分を愛おしむ。そんな一瞬、一瞬の積み重ねが、“あなただけの輝き”をつくります。ベストセラー『一週間で女(じぶん)を磨く本』の著者が贈る、いつもの毎日がキラキラと輝きだす生き方の「時間割」

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  • 察しない男説明しない女
    値引きあり
    3.8
    ★★シリーズ100万部突破のベストセラー★★ 「どうしてわかってくれないの!?」「言ってくれなきゃわかんないよ! 」 わかり合えない男女のすれ違いを解消する《魔法のフレーズ37》 鈍感で察しが悪くて、理屈っぽくて、上下関係が大好きで、なめられたくないのが、男。 よく気がまわり、感情的で、感覚的で、言わなくてもわかってほしいのが、女。 「男と女は異星人」と言ってもいいほど、違います。 異星人ですから、話す言葉も当然違います。 「同じ人間なんだからわかるはず」「日本人同士だから伝わるはず」。 この思い込みが、男女のコミュニケーションのすれ違いを生むのです。 本書では、男女の違いとその理由を解き明かしつつ、 そんな“異星人”とどうコミュニケーションしていくべきかを、「基礎編」「恋愛・セックス編」「結婚・家庭編」「仕事・職場編」の4つの場面に分け解説します。 37のそれぞれのシーンには、「ひとくち男女語会話」として、“異星人”にも通じる魔法のフレーズが掲載されています。 職場で、家庭で、恋愛で、異性とのコミュニケーションが明日から変わる!“使える”1冊です。 ※本書は2014年に弊社より刊行された『察しない男 説明しない女』を再編集したものです。 ▼男と女はこんなに違う 男は結果を重視する/女は過程を重視する 男はナンバーワンになりたい/女はオンリーワンになりたい 男は日常が好き/女は記念日が好き 男は「初めての男」になりたい/女は「最後の女」になりたい 男は使えないものを集める/女は使えそうなものを捨てられない 男はほめてほしい/女はわかってほしい ▼こんな人におすすめです □恋人に対して「なんでそんなこと言うの! ?」と思うことが多い □夫婦の会話が少なくなってきた □職場の女性社員の扱いがわからない □女子会や男同士の飲み会などの同性が集まる場が苦手 <あなたのコミュニケーションは、男タイプ? 女タイプ? チェックリスト付き> 本書でいう「男」「女」は、性別的なものではありません。 コミュニケーション上のカテゴリとして、「男性的な感じ方・考え方・話し方・伝え方」をする人を「男」、「女性的な感じ方・考え方・話し方・伝え方」をする人を「女」、と分類しています。 コミュニケーションのパターンを2つに分けたうえで、その象徴として「男」「女」を使っているということです。 ですから、性別的には女性だけど考え方やコミュニケーションは男性的、という人もいるでしょう。 そんな人は、女友達との集団行動やおしゃべりが苦手だったり、男友達といるほうが居心地がよかったりしたのではないでしょうか。 あなたのコミュニケーションタイプは、「男」でしょうか? 「女」でしょうか? 本書のチェックリストで、ぜひ確認してみてください。 ▼購入者限定!ダウンロード特典コラムつき 著者執筆の「男と女にまつわるコラム」をご用意しました。 ぜひダウンロードして、お楽しみください。
  • 実践 心と体のアドラー心理学 この時代を生き抜くために
    -
    アドラー心理学を学びカウンセリングを行ってきた著者がこの時代を生き抜くための処方箋を語る いまでは広く知られるようになったアドラー心理学をブームになる前から専門に学び、病院勤務を経て山梨県でカウンセリング専門機関を開設した著者が、カウンセリングの現場で日常生活に役立つアドラーの考え方を紹介する。 「大切なのは何を持つかではなく、持っているものをどう使うかだ」といったアドラーの言葉を随所で紹介する。コロナ禍に連載された内容も多く、マスクやズーム、自粛という昨今もカウンセラーの目から考察している。 【目次】 〈アドラーでメンタルヘルスをめざす〉 ワーク・エンゲイジメント 自分を肯定してくれるものに触れる ネガティブなのも悪くない 劣等感の補償が人生を形成する 非障害性自閉症スペクトラム スピリチュアルの役割 幸福感の4つの因子 発達障害グレーゾーンの人たち ものごとが続かない時 〈最近の産業メンタルヘルス分野のトピック〉 ワーカホリズム ポジティブ感情 関係性の調和 キャリア・スタイル・インタビュー 自己一致した人生が幸せに導く ゲートキーパー養成研修 自殺に追い込まれる人の心理 「死にたい」と打ち明けられたら ストレスコーピング 〈コロナ禍のメンタルヘルス〉 ひきこもりのススメ 医療機関職員 ZООМ疲れ ステイホームの弊害 スマホ・ゲーム依存 新型ストレス社会 感染対策 マスクライフを終わらせたい ストレスマネジメント 免疫力にヨーガ 〈世代別のアドラー心理学〉 青年期 成人期 中年期 老年期 【著者】 深沢孝之 シニア・アドラーカウンセラー。児童相談所、精神病院等勤務を経て現在、心理臨床オフィス・ルーエ代表。山梨県立大学・人間総合科学大学非常講師。スクールカウンセラー等。著書に「『ブレない自分』のつくり方」(監修、PHP研究所)、「アドラー臨床心理学入門」(共著、アルテ)など。 1965年生まれ。早稲田大学、人間総合科学大学大学院修了。公認心理師。臨床心理士。臨床発達心理士。
  • 自信をつける習慣 よけいな迷いが消えていく58のヒント
    4.0
    消えない「焦り」、 変わらない「行動」、 まとまらない「考え」… 心配事のほとんどは起こらない。 今すぐ使えて、前に進む勇気がわき出す、 そんな心理学の研究成果を集めました! ▼自分に自信が持てない人へ 「何をやってもうまくいかない」 「実績なんてひとつもないし…」 そんなふうに考えて、なかなか行動できない人が少なくありません。 一方で、何の根拠もないのに不思議と自信を持って行動をしている人もいます。 どうしたらそのような「行動力」や「思い込み力」が手に入るのでしょうか。 それにはちょっとしたコツがありました。 本書では、自信を持った人になるための意識を変える方法、 さらには自信がある人が自然にやっている行動習慣を 58個のヒントにまとめています。 ▼高望みはしない。でも、堂々と生きていく! 本書は、概念的な話にとどまらず、具体的な行動を変える ヒントが満載なところに大きな特長があります。 ・「私はダメだ」なんて、ひとくくりに考えない ・人と比べないためのコツ といったついついやってしまいがちな「考え方のクセ」を変えるヒントや、 ・ときには品のない言葉を使ってみる ・井の中の蛙(かわず)として生きていく といった一見おどろくような提言もあったりして、とてもユニークです。 本書の内容は、世界中の心理学の研究成果をもとにしており、 著者の経験的な話で終わらない点にも安心感があります。 ▼気楽に、肩の力を抜きながら読んでみよう 自信を持てなければ、恋愛も、勉強も、人生もうまくいきません。 逆にいうと、自分に自信を持てるようになれば、たいていのことはうまくいくもの。 やがて、人生も大きく変わっていきます。 本書がそのきっかけとなる1冊になることを信じています。 ■目次 第1章 「考え方のクセ」を変えてみる 第2章 「ちょっとの行動」を変えてみる 第3章 「モノの見方」を変えてみる 第4章 「生活習慣」を変えてみる 第5章 ゆるぎない自信を手に入れる 第6章 さらに自信を強化する ■著者略歴 心理学者。立正大学客員教授。有限会社アンギルド代表。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。 社会心理学の知見をベースにした心理学の応用に力を注いでおり、とりわけ「自分の望む人生を手に入れる」ための実践的なアドバイスに定評がある。 『世界最先端の研究が教える新事実 心理学BEST100』(総合法令出版)、『人も自分も操れる! 暗示大全』(すばる舎)、『図解 身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本』『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』『気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント』(以上、明日香出版社)など、著書多数。
  • 宗教のきほん なぜ「救い」を求めるのか
    3.3
    日本の宗教研究の第一人者が、宗教という営みの“核心”を明らかにする! アンデルセンや宮沢賢治の物語をはじめ、文学や芸術における「救い」というテーマは、昔も今も人の心を打つ。この「救い」の教えは、キリスト教、仏教、イスラームなど世界中の宗教において教義の中心となってきた(そのような宗教を「救済宗教」と言う)。なぜ、宗教では「救い」が重要とされ、普遍的な教えとなってきたのか。 一方で、先進国、特に日本では、宗教への信頼が揺らいでいる。しかし、そんな現代社会においても、従来とは形を変えながら求められる“宗教性”があるのではないか。 宗教の起源から現在にまで通じるこのような問いに、救済宗教と文明の歴史をたどることで理解と考えを深め、宗教という営みそのものの核心に迫る。 【内容】 第1章 信仰を求めない「救い」――文芸が表現する救済宗教的なもの 第2章 「救い」に導かれた人類社会――歴史のなかの救済宗教 第3章 なぜ「救い」なのか――文明史に救済宗教を位置づける 第4章 「救い」のゆくえ――「救済宗教以後」を問う
  • 公共哲学入門 自由と複数性のある社会のために
    -
    わかりあえない他者と生きる思考法 多様性よりも「複数性」を、そして何よりも人間の「平等な自由」を実現するために――。カントに始まり、功利主義、ロールズ、リバタリアニズムなど定番の要点をしっかり押さえたうえで、デモクラシーの価値を根底から問い直す。「今だけ・自分だけ」の発想を乗り越えて、政治的意思の違いを互いに解消することなく、共に生きていく視点を身につける「新しい教科書」! *電子書籍版には収録していない資料写真がございます。あらかじめご了承ください。
  • 自閉スペクトラム症のある子への性と関係性の教育
    -
    通常学級に在籍する知的な遅れのない自閉スペクトラム症のある子どもを対象に、対人関係の支援をベースに「性と関係性(異性・同性)」の指導の方法や集団ワークの進め方を紹介。従来のいわゆる性教育とは一線を画した実践書。
  • リアリティ+(プラス) 上 バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦
    4.0
    この世界は本物か? 現代の代表的哲学者によるテクノロジーと「心の哲学」探求の最先端 私たちがいるこの世界は本物なのだろうか? それが「確か」だとなぜわかるのか? テクノロジーが急速な発展を遂げるなか、古くて新しい哲学的難問があらためて問い直されている―― 現実(リアリティ)とは何か、どのようにしてそれを知ることができるのか。「シミュレーション仮説」「可能世界」「水槽の中の脳」など、さまざまな思考実験を通じ、見えてくるものとは。 現代哲学の第一人者チャーマーズが、哲学とテクノロジーを大胆に融合させ、新しい現実(リアリティ)、新しい世界観を提示する。 【内容】 序章 テクノフィロソフィーの冒険 第1部 バーチャル世界に関する重要な問い  第1章 これは実在するのか?  第2章 シミュレーション説とは何か? 第2部 知識を疑う  第3章 私たちに知識はあるのか?  第4章 外部世界は本当にあるのか?  第5章 私たちはシミュレーションの中にいるのだろうか? 第3部 リアリティの定義  第6章 リアリティとは何か?  第7章 神はひとつ上の階層にいるハッカーなのか?  第8章 宇宙は情報でできているのか?  第9章 シミュレーションがビットからイット説をつくったのか? 第4部 VRテクノロジーがつくる現実世界  第10章 VRヘッドセットは現実をつくり出すのか?  第11章 VR機器は錯覚を生む機械なのか?  第12章 ARは真の実在なのか?  第13章 ディープフェイクにだまされないためには
  • いじめ予防スキルアップガイド
    -
    いじめの予防・早期対応について、理論や実証研究に裏付けされた知識とスキルが効率的に学べる。教材つきで校内研修にも使いやすい。
  • シュッツの社会科学認識論――社会の探究が生まれるところ――
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 社会科学が知を生み出すことはいかにして可能か。シュッツの社会理論を手がかりに、学問の前提を問い直す。ベルクソン、フッサール、ウェーバーの3人を知的源泉とするシュッツ。「生」と「認識」の関係を問う彼の問題意識を、現代に継承する。
  • 「国家語」という思想――多言語主義か言語法の暴力か
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オーストリア帝国、ソ連・旧ソ連地域で確立してきた多言語主義の思想を「国家語」という観点から考察し、日本語にたどりついてきた経緯を意義を考察する思想史のこころみ。「国家語」を考えることで多文化主義・多言語主義、言語政策、言語権、言語法の権力・暴力に眼をむける。
  • 禅の心で大切な人を見送る~残された人が「よく生きる」ための心の整え方~
    -
    誰もが避けることができない「死」。家族、パートナー、友人など、「大切な人」を失ってしまったとき、その深い悲しみや喪失感を、どうやって受け止めることができるのか? そしてその死を通して、いかにして「よりよい人生」を歩み、自らの死に備えることができるのか? 「見送り」、いずれは「見送られる」人生を深く洞察した、「禅の知恵」が心にそっと寄り添ってくれる一冊。
  • ゲンロン14
    -
     東浩紀が編集長を務める批評誌『ゲンロン』が年2回刊行に頻度を上げ、手に取りやすいパッケージになります。リニューアル第1号となる今号は、荒俣宏さん、鹿島茂さん、東の3名と、浦沢直樹さん、さやわかさん、東の3名による座談会2本を掲載するほか、小説家の櫻木みわさんによる書き下ろしのエッセイ、『中国における技術への問い』で注目を集めるユク・ホイの新連載など、幅広い記事を収録。  これまで同様、人文知に関心のある読者層はもちろん、より幅広い方々へ楽しんでいただける内容になっています。

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  • 目的への抵抗―シリーズ哲学講話―(新潮新書)
    4.1
    自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。
  • 自己正当化という病
    4.1
    社会にはびこる病、その原因と処方箋 うまくいかないことがあるたびに「私は悪くない」と主張し、他人や環境のせいにする。 やがて、周囲から白い目で見られるようになり、自分を取り巻く状況が次第に悪化していく……。 このような「自己正当化という病」が蔓延している。 精神科医として長年臨床に携わってきた著者が「自分が悪いとは思わない人」の思考回路と精神構造を分析。 豊富な具体例を紹介しながら、根底に潜む強い自己愛、彼らを生み出してしまった社会的な背景を解剖する。 この「病」の深刻さに読者の方が一刻も早く気づき、わが身を守れるように――。
  • 悟りと葬式 ──弔いはなぜ仏教になったか
    4.7
    出家者の悟りのための宗教として機能していた仏教が在家者の葬式のための宗教としても機能するようになったのはなぜか。布施、葬式、戒名、慰霊、追善、起塔それぞれの始まりを求め、アジア各地の仏教を探っていく。悟りを開いた出家者の霊力に対し、在家者が抱懐する聖者崇拝。布施をくれる在家者の要望に応え、出家者が受容する土着習俗。仏教学、民族学、文化人類学の成果をもとに、アジア各地に共通の背景を解明し、弔いが仏教となっていく過程を俯瞰する。
  • 寅さんとイエス【改訂新版】
    -
    現代聖書学については「二十世紀で最も進んでいる学問は原子物理学と聖書学であるといわれるほど発達した」(山本七平)とされる。イエスの実像に迫るには、マルコ・マタイ・ルカ・ヨハネの四つの正典福音書が典拠となる。その分析から導き出されたのは、イエスの風貌とユーモアが、寅さんの世界に類似しているとの意外な発見であった。読者が一気に読破できるように、大きな反響を呼んだロングセラーの表現や論理をより明確化。寅さんとイエスの風貌がより生き生きと見えてくる、待望の改訂新版。
  • 100ページで人を動かす!心理戦
    3.0
    自分自身の心理状態や、他人の気持ちに対する理解を深めるための王道であり、近道は「心理学」を学ぶこと。人をこちらの思う方向に誘導し、心理戦に勝ち抜くためにも、心理学の知識は欠かせません。本書は、100ページあまりというコンパクトな紙数の中に、行動経済学、社会心理学、心理的安全性など盛り沢山な内容を詰めこみました。人間関係がいよいよ難しくなる昨今、ほんの2時間ほど、本書をひもとくだけで、こんがらがった人間関係がシンプルに、どうにもならないと思っていた悩みが突然軽くなるはずです。おとなの教養&実践テクニックを網羅した心理戦の新しい教科書!
  • 働くことがイヤな人のための本
    -
    仕事に生き甲斐を見いだせないで悶々としている20代、30代、40代、50代の人たちを登場させながら、仕事とは何か、生きるとは何かといった本質に迫っていく。 仕事に疑問を感じた時、立ち止まって考えたい時、本書を手に取ってほしい。哲学者だからこそ語れる核心が散りばめられている。
  • 「おのずから」と「みずから」 ──日本思想の基層
    3.5
    日本語において「おのずから」と「みずから」は、ともに「自(ずか)ら」とあらわす。成ることと為すこと、物と自己、自然と自由を意味するが、截然と分けられず、両者には交差・共和・相克する「あわい」がある。そこに見られる日本人の基本的発想とは何であり、それはまたどのような思想文化を育んできたのか。本書は、思想・宗教・文学・芸能の諸領域を広く深く行き来しながら、日本人の自然と自己との相関的認識、超越と倫理との関わり、そして無常観と死生観を根源から問いなおす。倫理学者・日本思想史家である著者の代表作。
  • 菊理姫と聖徳太子[超]降臨!
    -
    シリウス女神連合の裏統括リーダー 菊理姫(ククリヒメ)遂に顕現 聖徳太子と合一して、 争い絶えない地球を締めくくる! 「新世界の雛型に成る」その腹くくりを 日本人に迫る緊急チャネルメッセージ―― 「近未来、世界情勢と日本」最新情報付き 未知なる縄文未来文明を日本から始めるために 超暗号「和を以てムスビ括る=元一つ」が開示され、 アセンション最終奥儀が明らかに! シリウス女神連合5大エネルギーの大元締め菊理姫 従属から対等外交へ多様な文化国家像を描いた聖徳太子 高次元ツインソウルからイエスとマグダラのマリア、 空海と眞名井御前、一休/良寛と森女まで、 神仏、女神性に篤いシリウス金星巨大霊エネルギーが 総出で地球・日本へ緊急降臨。 二極分離から統合中庸のエネルギーへ 「意識超転換の法」を実践ワーク交え伝授します。 *シリウス女神連合5大エネルギーとは、 AイシスB瀬織津姫Cマグダラのマリア DシイラE磐長姫と木花咲耶姫 ・現生人類で、3億6500年前、ベータ星から 最初に地球にやって来た魂を持つ者達が 次元上昇の大事な鍵 ・白山信仰のシラヤマヒメ(シイラ)と ククリヒメは別々のエネルギー体 ・イザナギとイザナミの喧嘩を仲裁した 菊理姫は対極を結ぶ叡智そのもの ・マグダラが受けたイシスの性的秘儀、 宇宙神と繋がる至福のご神事とは? ・今の時代にこそ生きる憲法十七条、 絶望の渦中で聖徳太子が願った理想世界 ・聖徳太子が夢殿で行っていた 「救世観音の瞑想」秘法を初公開 ・空海と眞名井御前が実践した 真言宗の最重要経典「理諏経」が説く エクスタシーはフリーエネルギー ・宇宙と響き合い霊的太陽を浴びる 空海の超絶なる六大ワーク ・一休は荒魂奇魂、良寛は和魂幸魂で 二人は生まれ変わり分け御霊 ・一休から日本人へ、忖度予定調和を 超えた本物の母性調和が必要な時 ……etc. 天変地異、水食料危機、 エゴまみれ金融経済、仕組まれた戦争…… そのまま続けば、地球はあと10年も持たない 強制リセット/大浄化の祓いに―― プロローグ シリウス女神連合を裏統括するボス 菊理姫が遂に地球の括りに動き出した! 本書を書くにあたって イエス・キリスト、聖徳太子、空海、一休、良寛…… 次元を超越して繋いできた《後悔と使命》魂のバトン 第一章 イエスとマグダラのマリア 宇宙ツインソウルが説く女性性解放と人類救済 第二章 聖徳太子が今、すべてを語りだす 日本人を覚醒させる太子の志と願い、挫折と後悔 第三章 空海と眞名井御前 二人が体現した師弟愛、男女愛、宇宙愛の教え 第四章 一休と森女、良寛と貞心尼 二組みのツインソウルが教える二極化時代のサバイバル法 第五章 菊理姫と聖徳太子からのアセンションメッセージ 大峠を越えるための最終奥儀が今ここに

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  • プレステップ神道学<第2版>
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本固有の民族宗教である神道は、教義・教典をもたず、神事や生活上の慣習として受け継がれるなかで、日本文化や日本人の心性に大きな影響を与えてきました。自然の生命力を崇拝し、万物との調和を重んじる神道の思想は、環境保護の視点からも昨今その価値が世界的に再評価されています。  本書は多くの神職を輩出してきた國學院大學の教授陣による、神道への導入書です。高評価を受けた初版から10年を経て全面改訂。神道の概要、歴史が理解できるのはもちろん、初学者に配慮してルビを多用し、難解な用語には解説をつけて親しみやすさを追求しました。
  • ART思行入門
    -
    感動はひとを美しくする。性別や年齢・国籍や言語などを超越した感動。 〈…「?」と疑問ばかりの人生の選択肢の一助に少しでもなれたら幸せだと思い、「ART思行のワークショップ」をスタートしたら、思いもよらず学生を中心に好評で、私の思いと経験を「本」の形にすることができました。毎回テーマを決めて行うワークショップの中から、改めて文章に残しておきたい項目をピックアップしてみました。…この「長く広く深く多様な」チャレンジが皆さまにとっても、「人間らしく生きる」ための一助となることを心から願っております。〉(「おわりに」より) 【目次】 私の始まり5/10(トランジット)/私の関心/ワクチン/視点の違いから来る感情/自分の価値を決められるのは自分だけ/やらないことを決めて良い人とは/毎日造語の日本語は/出来ること出来ないこと。あらためること/愛のカタチ/自分を解放する/空気がうっすら湿ってきましたね。春かしら?/誰の責任なのか/活眼を開くには/相互理解の源/出会いは必然/やりきっている?/がんばっている/事実/わたしの内でバランスをとる/いつだって/選択肢があることで 幸せではない/本物は争わない/天才という偶然の産物を/ゴルフについて/想造の対義語/運でも才能でも/バカは死ななきゃ治らない/海辺のまちには/意識するべきは距離感/退屈で自分を持て余す/meにできること/協力/ジリツ/限られた定義の中で議論しない/富士山になった日/セカイの成り立ち/そして忘れた/躾(しつけ)仕付け/その後/Artist/ダイヤモンドは鉱石であるとともに 【著者】 志美津 民綱 ヒューマンコンサルタント。1974年、東京都生まれ。「感動はひとを美しくする」を活動理念として、年齢や性別や国籍や言語を超越した人と人とのつながりをサポート&プロデュース、多様性と相互理解のアドバイザーを行っている。
  • クィア・スタディーズをひらく 1
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ 創刊。「クィア」という視点で世界を眺めたときに、私たちは何に気がつき、誰と出会うのか。「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み。
  • 真理の語り手:アーレントとウクライナ戦争
    4.0
    全体主義の時代の基底へ 2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、戦争が始まった。 戦争が始まってから、大量の情報が流れてくる。プーチンの思惑やゼレンスキーの戦略、東西の軍事的分析がその中心にある。 戦争を受けて書き下ろされた本書が注目するのは、『全体主義の起源』を書き、ナチスドイツとソ連の体制の〈嘘〉を暴いたハンナ・アーレントである。 というのも、ブチャの虐殺はじめ、多くの「事実」が〈嘘〉によって歪められているからだ。 こうした事態はいまに始まったことではない。むしろ全体主義体制の本性といえるかもしれない。欺瞞や虚偽は心地よい。圧制下の人々は不意打ちしてくる飾りのない真実より、心地よい嘘を好むのだ。 そして、この戦争をアーレントと同じ眼差しで眺めているのがウクライナの映画監督セルゲイ・ロズニツァだ。彼による『バビ・ヤール』が本書の拠り所になっている。キーウ近郊のバビ・ヤールは「銃殺によるホロコースト」が行われた痛ましい場所だ。 心地よい虚偽にいかに抗していくのか? 本書では、アーレント=ロズニツァに寄り添いつつ、「真理の語り手」の意味を考える。
  • あらわれを哲学する――存在から政治まで――
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界は、その根本のところで、<なにかが・なにかに対して・なにかとしてあらわれる>というあり方をしているのではないか。これが私たちの直観である。そしてこの直観は、さらなる哲学的探究へと開かれていく。
  • アカデミア叢書 〈私〉を生きる心理臨床 「水平性をめぐる動き」と「垂直性をめぐる動き」から
    -
    本書で〈私〉とは、自らの持てる可能性を最大限に発揮して生き、主体的に他者と深く関わり合いながら、認識を新たにしていき、常に変化に開かれた主体と考えられている。〈私〉を生きるとはどのようなありかたなのか、またそのプロセスを心理臨床家はいかに支えられるのか。〈私〉と近縁の心理学的概念との比較といった理論的検討に加え、水平性をめぐる動き、垂直性をめぐる動きという観点から事例場面の検討をおこない考察する。
  • 空海さんの言葉 心がフッと軽くなる49の智慧
    -
    勉強で大切なことは何ですか? 道に迷ったとき、どうしましたか? 私って何ですか? 人はなぜ生きているのですか? 死ぬとはどういうことですか? 生活の悩みから人生の根源的な問いまで、迷える私たちに答えをくれる空海さんの言葉を紹介! 難解なイメージを一新する「超訳」で、日々を気分よく過ごすためのヒントを紹介します。日本一親しみやすい「生活密着型」空海名言集。
  • 死ぬまで穏やかに過ごすこころの習慣
    -
    ■仏教の教えと、人生経験から編み出された42の智慧 本書は「心の習慣」を正して、 穏やかな気持ちで生きる方法を解説した本です。 誰もがすぐにでも生活に取り入れられる 「42の心の習慣」をまとめました。 著者の荒了寛さんは 天台宗をハワイに広めた天台宗ハワイ開教総長(大僧正)。 1973年にハワイおよびアメリカ本土での布教活動を始めたものの 檀家・信徒の少ない天台宗のハワイ開教は困難を極め たいへんな苦労をされました。 ■そんななかで、宗派を超えた活動が重要と考え、 日本文化の紹介と普及に取り組み、日本語学校、美術院を創設。 自らも独自の技法で仏画を描き 仏教伝道を兼ねた作品展を国内外で開催しています。 1986年からワイキキの運河で始めた「ホノルル灯篭流し」は いまではハワイ最大の宗教行事に。 そうした功績が評価され 2011年、宗教家としては異例の外務大臣賞を授与。 現在もハワイの日系社会の重鎮として活躍されています。 本書はそんな荒了寛さんの人生経験と 仏教の教えから生まれた「生きるヒント」をまとめました。 ※本書は2013年1月にフォレスト出版から刊行された 『365日を穏やかに過ごす心の習慣。』を改題・再編集したものです。 ■目次 第1章 人生に迷ったときには 第2章 心の重荷を軽くする 第3章 相手を思いやれば幸せがやってくる 第4章 たいせつにしたいさまざまなこと 第5章 百年先の未来も変わらぬもの
  • 笑日韓論
    4.0
    ■「嫌」「呆」「無」ではない、第三極から見た日韓論 韓国学を専攻し、韓国に16年住み、 日韓の歴史はもとより、 両国の市井の人々の暮らしを熟知している稀有な学者・水野俊平氏が、 親韓・嫌韓ではなく「笑韓」という第三極の立ち位置から世に訴える、 時代の間隙を突いた日韓論。 ・韓国にはトンスルという人糞酒がある ・韓国人のペニスは世界一小さく9センチしかない ・日本女性が着る着物の帯は、男の求めに応じて地面や床に敷き、  性行為に応じるためのものである ・北野武、美空ひばりは在日etc. 日韓間に溢れる俗説にはバカバカしいものが多いが、 結局、日本人は日本に、韓国人は韓国に耳当たりのよい情報を収集するからだろう。 自分の国家観を堅固にするために情報を集め、 集めれば集めるほど相手国への苛立ちや憎しみも肥大させている。 昨今ブームの嫌韓本も一役買っているはずだ。 しかし、本書はそれらと一線を画す 意図的に韓国を、あるいは日本を貶めたり、持ち上げたりする本ではない。 本書では、日韓間にはびこる数多くの言説について徹底検証し、 昨今の日韓関係に関するさまざまな事象をどう見るべきなのか、 そして、個々人が日韓の間にある問題をどう捉え、どう対処すべきなのかを述べていく。 ■目次 ・はじめに「 ・第1部 日韓関係の不都合な現実 ・第2部 徹底検証! ねじ曲げられた真実 ・第3部 日韓問題を語るための作法 ・あとがき
  • 供養には意味がある ~日本人が失いつつある大切なもの~
    -
    「終活」「供養」は人間の「幸福」と深く関わっている。  終活ブームの中で簡素、簡略、小規模化が急速に進む日本の供養。しかし、忘れてはいけない大切なものがある。 日本人はどのように故人を追悼し、供養してきたのか。そこにはどのような意味があるのかを考える。  日本初の終活季刊誌『終活読本ソナエ』(産経新聞出版)掲載の連載などを再構成。
  • 「うまく相談できない自分」にサヨナラする本
    4.0
    本書のワークで、「相談上手」に生まれ変わって「悩み」のない人生を! 人気カウンセラー神戸先生が明かす「悩み」の正体。「悩み」は「上手な相談」で解決します。本書であなたの「悩み」を「見える化」。そして、適切な“相談相手”にしっかりと、“準備”をしてから“相談”すれば、あなたの人生は見違えるはずです。 【目次】 はじめに 第1章 最高の人生はお金でも才能でもなく「相談」から生まれる 第2章 相談までに必要なプロセスを完成させなさい 第3章 突然目の前に現れた悩みにすぐ対応する方法 第4章 ずっと悩んでいる問題を解決する方法 第5章 悩みのない人がやっている最強の生活習慣 おわりに
  • 「おせっかいばぁば」が教える神様を味方につける習慣
    -
    ■人間が生きる世界は、 3%が目に見えるもの、97%は目に見えないものでできている と聞いたことはありますか? たとえば、 「1から100の素数の中で最小の数字が3、最大の数字が97」 「顕在意識3%、潜在意識97%」 「普通の人の脳は3%しか使っていない」 「ヒトDNAの非コード配列の97%は、異星人の遺伝コード」 など、 世の中の原理原則(宇宙の法則)として「3と97の法則」が存在するといわれています。 ■「3と97の法則」は、 私たちのあらゆる言動、考え方にも当てはまり、 それを意識して生きていけば、 あらゆることがうまくいくと主張する人物がいます。 統合療法気功師として「心健導場」を主宰し、 「おせっかいばぁば」として 定期的に開催されている講話も人気を博している、 本書の著者・天明(てんめい)さんです。 天明さんの 「こころ」と「からだ」のカウンセリングで救われた方は、 今まで1万2000人以上。 いわば、【女性版・小林正観さん】です。 そんな天明さんが、 運が良くなる宇宙の法則「3と97の法則」を 使いこなすコツをまとめたのが本書です。 「呼吸法」から「人間関係」 「日常の過ごし方」「健康」まで、 運が良くなる法則を使いこなすために、 やったほうがいいことを 愛とやさしさに包まれた筆致でお伝えします。
  • 世界の神様 解剖図鑑
    3.0
    日本、ギリシャ、北欧、インド神話をはじめ、 世界各地で活躍する神様を大解剖! 神様を主人公に、世界の成り立ちを解明しようとした 古代人の叡智を読み解いていきます。 本書は、主に日本神話の神々を手がかりに、 世界の神々を役割や能力・容姿など さまざまな切り口から解剖したものです。 各神話の舞台も比較しており、 より深く神話の世界を理解できるようになります。 ■章構成 序章:スッキリ分かる神話の基本 なぜ人は神話を求めるのだろう。そして離れた地域に似た神話があるのはなぜだろう。 そんなギモンにお答えします。 1章:自然の神 古代人は、今以上に自然の恵みに頼る部分が多く、自然を注意深く観察する必要がありました。 そうした自然とのかかわり、そして自然への祈りの思いは神話の内容とも関係してきます。 太陽や月などが神話でどのように語られたか? そこから古代の人々の世界観が見えてきます。 2章:はじまりの神 神話の重要な役割の一つが「はじまり」を語ること。たとえば人間のはじまりも神話で語られています。 なかでも神が人間をつくるときの素材に注目してみると、その文化がもつ環境や人間観も見えてきます。 「はじまりの神」たちが教えてくれることは意外に多いのです。 3章:恵みの神 神が与える恵みはモノだけではありません。得意分野が医療だという神であれば、 病に苦しむ人々から熱心な祈りが捧げられました。神々が神話の中で発揮する多様な恵みの力は、 人々のさまざまな願いともかかわるのでしょう。 4章:動物・怪物・異形の神 鳥は飛ぶことができ、犬は嗅覚が優れる――。動物はそれぞれ人間がかなわない能力があります。 そんな人間にとって役立つ力をもった動物は、神話の中でも神となって登場します。 一方で怪物となり登場する動物も。そこから古代の人の意外な動物観、自然観が発見できるかも。

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  • 般若 仏教の智慧の核心
    -
     科学技術者(制御工学専攻)の立場から、仏教を学び実践することの大切さを訴え、仏教の著作も多い森政弘氏。本書は、著者が自ら体得し、体系化した仏教哲学の核心部分のみを「ノート」(覚書、注解)として著すものです。  著者の仏教思想は、光と影、陰と陽、無と有など、“この世のすべては、相反する二つのものがあって一つになっている”という合一の真理を示す「二元性一原論」に集約されます。「二元性一元論」の理論と実践が網羅的に説かれている既刊書籍『仏教新論』の姉妹本として、同書ではポイントを端的に説明しつつ、二元性一原論を支える「智慧」(=般若)の解説に特化した一冊です。  仏教を学ぶうえでの心構えから、科学的見地から仏教を考察する論理的な視点で、仏教が説く智慧の核心に迫ります。 『退歩を学べ』(2011年、6刷)、『仏教新論』(2013年、3刷)と併せて、著者晩年の“仏教哲学三部作”の完結作品。
  • 予言者の研究
    3.0
    政治は腐敗し、外交は失敗、 弱者は迫害され、正義は堕落した。 救いなき国に「予言者」、現わる! 急激な国力膨張、不自然な繁栄の反動で社会が歪み、傾国の途についた紀元前九~八世紀のイスラエル。抗えぬ苦難の日々の中、命を賭して予言者が起ち上がる! 旧約の宗教思想上、特筆すべきエリヤ、アモス、ホセア、イザヤ、ミカ、エレミヤを取り上げ、その生涯や、神・罪観を比較検証。経済・思想的に多難な今こそ手にしたい一冊。 目次 まえがき エリヤの宗教改革 1 序言  2 予言者エリヤの時代的背景  3 対カナン文化の問題  4 アハブ時代の宗教および道徳問題  5 エリヤの宗教改革運動  6 結語  アモスの宗教 1 彼の人物  2 彼の時代  3 神観  4 祭儀の問題  5 罪観 6 審判  ホセアの宗教 1 彼の人物と時代  2 彼の家庭  3 神観  4 罪観  5 審判  6 結語  イザヤの贖罪経験――イザヤ書第六章の研究 1 彼の見た幻  2 神観  3 贖罪  4 召命  5 審判  ミカの宗教思想 1 序言  2 彼の人物と時代  3 彼の神とイスラエルの罪  4 審判と希望  5 結語  エレミヤの召命経験――エレミヤ書第一章の研究 1 序言  2 彼の生い立ち  3 万国の予言者  4 あめんどうの枝  5 煮え立っている鍋  6 結語  神とエレミヤ 「主の僕」の歌 〈付 録1〉旧約聖書の方法論について 〈付 録2〉政治の世界における預言者の論理と倫理 解 題  田島 卓(東北学院大学准教授) *本書の原本は1997年3月、『豫言者の研究』として、新教出版社より刊行されました。 文庫化にあたり、読みやすさに配慮して、豫言を予言と新字に代えるほか、旧字を随時、常用漢字に置き換えています。またルビの追加を行い、明らかな誤植は訂しています
  • ゴルギアス
    -
    プラトン初期対話篇の代表作、練達の訳者による決定版新訳が完成! 本書では、当時を代表するソフィストであるゴルギアス、その弟子ポロス、気鋭の政治家カリクレス、ソクラテスの崇拝者カイレポンの四人を相手にしてソクラテスが対話を展開します。その中心的な主題は「弁論術とは何か」です。 ただ雄弁に語り、聞く人を説得するのが理想的な弁論術ではありません。大した内容もなく、正しい知識を与えることもないのに、相手を論破したり、耳障りのよいことを訴えたりするだけの言葉が今もよく聞かれます。言うまでもなく、そのような言葉を語る人が政治的な意図を隠しているなら、聞く者は気づかぬうちに意図された方向に導かれ、特定の政治的な主張を支持するようにもなるでしょう。古くは「プロパガンダ」と呼ばれ、今日では「フェイクニュース」や「ポルトトゥルース」、「オルタナティブファクト」などと呼ばれる現象には、そのようなからくりが含まれています。 では、正しい弁論術とはどのようなものなのか? ソクラテスは、ゴルギアス、ポロス、カリクレスの順に濃密な対話を交わし、その答えを明らかにしていきます。それは最終的に「正しさ」とは何かを知ることに行き着くでしょう。何が正しいのかを知っている人にしか正しい弁論術は使えない――当たり前に思えますが、その当たり前のことを残念ながら人類はプラトンの時代よりよく理解し、実践していると言えるでしょうか? 価値の基準が崩壊したと言うしかない現代世界の中で、道徳的であること、正しくあることとは何か、という問いは、ますます重要性を増しています。練達の訳者によって蘇ったプラトン渾身の対話篇を手に、今と未来を考えていただけるなら幸いです。 [本書の内容] [プロローグ ゴルギアスとは何者か] [第一幕 ゴルギアス対ソクラテス] [第二幕 ポロス対ソクラテス] [第三幕 カリクレス対ソクラテス] [エピローグ 死後の裁きについて]
  • 非有機的生
    値引きあり
    -
    「非有機的生」とは何か? 言うまでもなく、人間も含めた生物は有機体であり、その本質は「有機性」にある。しかし、人間がすべて有機性によって説明されるのかといえば、決してそんなことはない。 例えば、自然の中には有機性をそなえた生物もいれば、有機性をもたない鉱物もある。しかし、人間が自然の中にあるものを加工し、改変を加えてみずからの有機的生のために利用するとき、それらの対象は総体として非有機的な「自然」として捉えられている。その結果、その「自然」の一部である人間もまた非有機的なものとして捉え返され、政治はそのような対象としての人間を操作し、駆動していくだろう。ここにあるのは「生政治」と呼ばれる問題にほかならない。 このように単純な二項対立としては捉えられない有機性と非有機性は、技術や政治のみならず、思想や文学、芸術など、どこにでも見出される。目次を見れば明らかなように、本書をなす各章で扱われる対象は実に多様である。そこには、西洋/東洋、精神/身体、概念/図像、制作/生成、樹木/リゾーム、自我/魂、戦争(war)/闘争(combat)、権力/力、超越性/内在性、二元論/一元論、物質/理念、実体化/非実体化といった幾多の二項対立が広がっているが、それらはすべて有機的生/非有機的生という二項対立と交錯し、重なり、ずれながら、一つの巨大な問題系を照らし出していく。 これまで身体、知覚、イメージといった問題を中心にして哲学や思想を、歴史や政治を、そして文学や芸術を多彩に、細やかに、そして大胆に論じてきた著者は、みずからの思索の全体を「非有機的生」という言葉を携えて俯瞰し、整理し、編み直してみせる。本書は、長年にわたる執筆活動を経てきた著者の集大成にほかならない。 [本書の内容] 見取り図──なぜ非有機性か 序 章 (非)有機性についての混乱を招きかねない註釈 第I部 総 論 第一章 東洋、生成、図像 第二章 芸術と器官なき身体 第三章 人間あるいはシンギュラリティ 第II部 各 論 第一章 倒錯者のエチカ 第二章 ブランショの革命 第三章 知覚、イメージ、砂漠――仮説的断章 第四章 顔と映画 第五章 映画の彼方、イメージ空間 第六章 時間の〈外〉とタナトス 第七章 反〈生政治学〉的考察 第八章 知覚されえないが、知覚されるしかないもの 終 章 問いの間隙と分岐
  • もういちど読む山川倫理PLUS 人生の風景編
    4.0
    哲学・宗教・文学などから34人の先人たちの思想を紹介しつつ、そのエッセンスを私たちの日常生活の風景と重ねて、人間が生きる多様な風景をスケッチしたもの。たんなる思想の概説ではなく、私たちの生活と重ねて、人生の多彩な風景を描く。34枚のスケッチごとに、映し出される人生の風景はさまざまであり、多様な人生観・世界観・倫理観に触れながら、生きるヒントをみつける1冊。『もういちど読む山川倫理』の続編。
  • マネー・エネルギー論 エネルギーの使い手となってダイナミックに豊かになる方法
    4.4
    お金はエネルギー。 この仕組みを説き明かす!! この世界のエネルギーは、一定方向に流れている――。 これが、『エネルギー論』で紹介してきた、いちばんの大前提。 エネルギーに、いい・悪いはありません。 本来、誰もが幸福で豊かで至福を味わうエネルギーの流れにいますが、 それが感じられないのは、エネルギーに抵抗しているから。 流れに抵抗しなければ、誰でも幸せな人生を歩めるわけです。 お金も同様です。 「お金がない」という不安の中にいる人は、 お金のエネルギーに抵抗しているから。 お金のエネルギーを使いこなすことができれば、間違いなく、お金の流れは変わります。 これは「魔法」とか「奇跡」などではありません。エネルギーとは、摂理であり仕組みです。 だから、「こうしたら、そうなる」という必然なのです。 本書では、誰もがお金のエネルギーを使いこなせられるように導いています。 まず、エネルギーの仕組みを知り、 お金のエネルギーを使い込なすマインドを養い、 具体的に、「お金の川」の入口と出口を整えるレッスンを紹介。 さらには、「お金の流れ」を読み、豊かさに包まれて生きるための方法も紹介しています。 お金を物質として見るか、エネルギーとして見るか。 その違いを知った人は、本当の豊かさを経験するでしょう。 なぜなら、「お金」そのものにとらわれなくなるからです。 この不思議な体験を、是非、本書から受け取ってください。 【各章の紹介】 第1章 お金は誰もが受け取れるエネルギー     ・ほしいのは「お金」ではなく「豊かさ」だと気づく     ・お金と人が集まる「ひまわり理論」     ・「放ったエネルギー」と「返ってくるエネルギー」は同じ                           ……など 第2章 お金の循環が決定的に違う「貧乏マインド」と「豊穣マインド」     ・正反対の現実を作る「貧乏マインド」と「豊穣マインド」     ・損得勘定を持っていると、大きなエネルギーは生成できない     ・「お金の器」を育てる                           ……など 第3章 「お金の川」からどんどんエネルギーを取り入れよう!     ・お金が入ってくる「入口」は3つしかない     ・罪悪感は、お金の「入口」を狭くする     ・お金の無限ループを生み出す4つの「出口」                           ……など 第4章 お金の「入口」と「出口」を整える方法     ・自己受容は、お金を増やす大前提     ・エネルギーレッスン「入口」     ・エネルギーレッスン「出口」                           ……など 第5章 「マネー・エネルギー」の流れを読んで永遠の豊かさに包まれる     ・経験値が多いほど、お金のエネルギーも大きくなっていく     ・自分という存在に、高値をつける方法     ・スピード感を持って、お金の循環をよくする方程式                           ……など 吉良久美子(きらくみこ) ライフスタイルアーティスト。工場勤務をする月収10万円のフリーターから31歳で起業。自宅サロンを経営する際に、目に見えない世界が現実世界に影響を及ぼしていることに気づき、宇宙の法則や潜在意識などの実験・検証を重ね、独自の「エネルギー論」を確立。苦手意識を克服しないまま年商1億円を達成し、株式会社ZUlaboを設立する。「ありのままの自分でうまくいく」ことを伝えるため、日本各地で、講演、セミナー、セッション、コンサルティング活動を展開。オンラインサロン「Life style universe」には800名超が参加し、遊びと仕事の境目なく自由に生きる女性を多数輩出している。男の子2人のママ。 著書に『エネルギー論』(廣済堂出版)がある。

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  • 「人見知りさん」ですけどこんなに話せます!
    値引きあり
    3.5
    ・「何を話そう…」と考えてしまい会話を楽しめない・初対面の人の前だとぎこちなくなる・自分が話す番になると緊張で頭の中が真っ白に・会話の輪にうまく入れない…そんな「人見知りさん」でも、無理なく、楽しく話せます!…………………「人見知りさん」は、ひとつのステキな個性です。真面目そう、信頼できそう、優しそう……。そんないいところを活かして、会話をもっと弾ませてみませんか?…………………たとえば…◇「どんな話も聞きます」の姿勢が大事◇人と会う前に先に「いい気分」になっておく◇知らないうちに無表情になっていませんか◇相手の話にちゃんとツッコんであげる◇表情、服装、仕草から「話のキッカケ」が生まれる1万人以上と話を弾ませてきたインタビュアーが教える無理なく、楽しく、気がねなく話せるヒント。

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  • 今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える
    3.5
    電子メディアの発達に貧富の差の拡大、戦争によって世界中で分断が起きている現代において、「私」と「あなた」はどう繋がることができるのか。西田幾多郎の哲学から見る今を生き抜くためのヒント。 本書のおもな内容 ●日本初の哲学書『善の研究』が生まれるまで ●人生とは、いつも悲劇的である ●美しい夕日を見た瞬間の感動こそが「純粋経験」 ●愛とは他者の喜びや悲しみに共感すること ●形なきものの形を見て、声なきものの声を聞く ●苦悩の果てに辿りついた境地「歴史的世界」 ●世界は私たちの行為によって作られていく ●「今、ここ」の現実を生き切る 西田の哲学的思索は、世界の真の姿を見極めようとする実在の探究であり、それは一つの根本的立場から世界のすべてを説明しようとする努力であった。それはまた、近代日本における個の自覚――個人としての自己の自覚――の思想という性格をもっていた。その内実は〈自己と世界の関係〉の思想として読むことができる。自己と世界の関係は、特定の時代のなかで具体的な表れ方をとるものであり、人々の分断が進む現代において、私たちの自己と世界との関係を西田哲学から捉え直してみることが本書のテーマとなる。このことはまた、視点を変えてみれば、現代に通じる西田の思想のアクチュアリティ(現実性)を問うことでもある。まさに「今を生きる思想」として西田を読み直すこと、それが本書の課題であるといってもよい。                                       ――――「はじめに」より ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 100ページで教養をイッキ読み! 現代新書の新シリーズ「現代新書100(ハンドレッド)」刊行開始!! 1:それは、どんな思想なのか(概論) 2:なぜ、その思想が生まれたのか(時代背景) 3:なぜ、その思想が今こそ読まれるべきなのか(現在への応用) テーマを上記の3点に絞り、本文100ページ+αでコンパクトにまとめた、 「一気に読める教養新書」です! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  • 無味乾燥の転覆
    -
    想像の世界。 それは、事象、心象、印象の認識よりも内的な、新たな人間世界。 それを現象界に文章として書き起こしたのが本書である。 単純な想像ではない。それは想像したものを絵画として残しておくように、想像したものを文章として残したのだ。転覆を促すのは、私たちの反想像的思考である。 全てそのように構築されているため、読者の方も楽しめるだろう。また、想像に対する方法論も記述されている。 そして、ある言葉が表すものを、文字として表された場合、その文字が表すものを想像して覚えるのだ。画面から感情を取り除く事もしよう。 Wi-Fi、回線の名前を変えよう。それは第六感である。または、第六感はWi-Fi、回線なのか。 ご存知のお通り、これらは皆、「他人の言葉」である。 ――『無味乾燥の転覆』の世界へようこそ。
  • 心理学をつくった実験30
    4.0
    パヴロフの犬、ミルグラムの服従実験、マシュマロテスト、セリグマンの学習性無力感……。心理学の魅力は、精緻に練り上げられた実験手法と、それがあぶり出す人間の知られざる一面にある。「心」とそれにまつわる人間の活動を科学的に解明することをめざした近代心理学は、その当初から実験研究を重視してきた。本書では、そのなかから広く知られ、大きな影響力を持った30の実験をセレクト。それぞれの実験を心理学の流れのなかに位置づけ、その内容と影響を紹介していくことで、心理学という学問の歴史とその広がりを一望する。
  • 主権者を疑う ──統治の主役は誰なのか?
    3.7
    近年の改憲ムーブメントで連呼された「最終的に決めるのは、主権者たる国民の皆様です!」――私たちは改めて主権者としての自覚が求められ、いよいよ最後の出番に呼び出しがかけられている。しかし、主権とは何で、主権者とは誰なのか? 本書は、神の至高性に由来するこの“取り扱い注意”の概念を掘り下げ、新たなトリセツを提示する。ロゴスから意思へ、神から君主そして国民へ、魔術から計算へ、選挙からアルゴリズムへ――中世神学から現代の最新論考までを包含しためくるめく“主権者劇場”がここに開幕!
  • 図解決定版 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本
    3.5
    自己啓発の父・アドラーの思想と影響力を徹底検証。基礎からわかって役に立つ決定版!「劣等感」「ライフスタイル」「共同体感覚」「3つの課題」「一歩踏み出す勇気」の5つのキーワードをもとに、心理学の巨人アルフレッド・アドラーを読み解く!

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