国内小説作品一覧

  • 逆境 大正警察 事件記録
    4.5
    明治44年(1911年)、警視庁は大改革を行い、日本初の鑑識課を設置。世界でも早期に科学捜査の一つ「指紋捜査」を開始した。それまでの刑事捜査は、江戸時代の「岡っ引き方式」を引き継いで個人による手柄競争が奨励され、検挙率は3割を超えない低さだったのだ。本庁捜査係の虎里武蔵は、「眼力でピストル強盗を逮捕した男」として名を馳せ、板橋署から引き抜かれた優秀な刑事。その武蔵が非番の日に電報で呼び出される。東京府西多摩郡の山村で6歳の少女の死体が見つかったのだ。武蔵は麹町の下宿から青梅町に向かい、山中の遺体遺棄現場に臨場した。現場では円匙(スコップ)が見つかり、早速新たな科学捜査として、指紋が採取される。驚いたことにその指紋は少女の父親のものと一致し、最重要容疑者に浮かび上がる。だが武蔵は、犯行動機に疑問を感じて……。
  • 逆境ハイライト へこたれずに生きています。
    3.0
    1巻726円 (税込)
    商社に就職した朋文は、それなりに順調な人生を歩んでいた。そんな中、直属の上司が横領事件を起こし、濡れ衣を着せられることに。その上、父親が失踪したという連絡も入る。慌てて大学卒業以来一度も帰っていなかった実家――銀座の《元》人気店である老舗和菓子屋に戻ることになり……!?
  • 逆境を食べる男
    -
    1巻880円 (税込)
    ジャーナリストの道へ進み、政治家になることを夢見たある青年の軌跡。 1973年、オイルショックの影響を受けて父の店が廃業し、残されたのは膨大な借金であった。その後一家離散となり、高校2年生にして一人暮らしを余儀なくされた主人公・徹平。彼は、ひとり過酷な人生を歩んでいくこととなった。大学受験をすることもできないまま浪人となり、東大進学を目指すも不合格。2度目の東大受験にも失敗してしまう。進学したのは早稲田大学であった。そこで雄弁会へと入部し、政治家や記者たちと関係を築いていく。そこから人生の転機が訪れる。 いくつもの挫折を乗り越えながら人生を突き進んでいく男のポジティブ・ストーリー。

    試し読み

    フォロー
  • 逆行探偵 烏間壮吾の憂鬱な使命
    3.5
    1~2巻1,980~2,090円 (税込)
    しがない私立探偵・烏間壮吾(からすましょうご)の足元に横たわっているのは、後頭部から血を流した自分自身だった。戸惑う壮吾のもとにやってきた、自分のことを「天使」と言い張るくたびれたサラリーマン風の男性と、「悪魔」と名乗る美しい女性。彼らの役目は、死んだ人間の魂を天国か地獄のどちらかに運ぶことらしいが、手違いにより壮吾はうっかり死んでしまったと明かされる。生き返る条件は、彼らの仕事である「魂の選別」の代行をすること。半ば強制的に仕事を手伝うことになった壮吾は、様々な事件に巻き込まれていく…。 新世代ホラーミステリーの旗手・阿泉来堂の新境地!
  • 逆光の女
    -
    ワイルドターキーの香る横浜の小さな酒場で重なり合った男と女の人生。慈しみ、惜しみなく奪い合う愛。そして訪れた別離。ひととき心から愛した雅子が殺された。マセラッティを駆り、凶暴なまでに真相を追い詰める風泰生。血肉を注ぐ情念。決して譲ることの出来ない男の美学。これぞハードボイルドの神髄!
  • 逆光のなかの女
    -
    1通の手紙が運ぶ恐怖の芽。愛のサスペンスーー「あなたは癌です。クリニックの検査表は偽りです」という手紙が届いた。1通は大学学部長に、1通は自動車会社社長に、もう1通が出版社重役に。同じころ、「メリークリスマス! クルシミナサイ」というカードが、若い女性編集者に届く。誰が、何のために? 小指の爪ほどの恐怖の芽が、根を張り枝を広げ、平穏な日常を侵してゆく……。社会の不正と闘う、愛と復讐のサスペンス。
  • ギャッパーたちの群像
    -
    1巻1,430円 (税込)
    人には誰しも、オモテとウラの顔がある。 敏腕外科医と評されながら実はヤクザの竜二。看護師として勤める大病院で理事長でもある紗津季。裁判官の傍ら人気漫画家の武田。実直な警察官ながら漫才で頭角を現す畑山。 ウラの顔を周囲に隠す4人だったが、ある事件に巻き込まれたことをきっかけにそれぞれの運命が交錯して……。 4人で合計8つの職業をもつ「ギャッパー」たちが大活躍する、痛快エンタメ小説! 【目次】 第一章 ギャッパーたち (一)畑山耕作 (二)天地紗津季 (三)武田賢治 (四)北島竜二 第二章 事件 (一)再会 (二)抗争 (三)内紛 (四)逮捕 (五)捜査開始…畑山と武田 (六)太刀恭治 (七)潜入 (八)解散 第三章 その後 (一)武田賢治 (二)畑山耕作 (三)北島竜二と天地紗津季 あとがき

    試し読み

    フォロー
  • ギャラリスト
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    芸術は、カネだ―― 旧態依然とした日本の美術界を、天才ファンドマネージャーが食い荒らす。 圧巻の芸術系経済小説! 日本画最後の巨匠・門馬岳雲の作品が、クリスティーズのオークションで売り飛ばされた。それも、日本では考えられない安値で。これを契機として暴落する日本の美術市場。仕掛け人は天才ファンドマネージャー・江波志帆。彼女の狙いはいったい……?グローバル化が押し寄せる美術市場で、画商たちの戦いが始まる!
  • ギャルの構造
    -
    なぜ「ギャル」の文化が、社会を支配し始めたのか? 今日の不可思議な現象を解明する、待望のギャル論! ――ギャルとは1980年代の日本に登場した、経済至上主義を原点とし、自己の容姿を武器に都市に跋扈する、非社会性と幼児性をあわせもった、蠱惑的な若い女性である。同時に、それに象徴される行動様式および時代思想である。「変体少女文字世代」が社会人に成長して「ギャル」になったとスッキリ解明。
  • ギャングエイジ
    -
    えっ、前の先生が失踪!? ――神無城小学校に赴任した新人教師・日野晃道(あきみち)。 彼が受け持つ三年生は、前年に学級崩壊を起こしていた。 最初は順調に思われた学級も、授業中に立ち歩く子や、お喋りをする子が徐々に出始めた。 親からは、新人の晃道で大丈夫なのかと苦情が寄せられ大ピンチ。 一方、前の先生について、児童の一人から意外なことを打ち明けられ……。
  • ギャングスタ
    4.0
    極悪高校として名高い明王工業。拳に物を言わせたら、規格外の強さを誇る四人が君臨していた。トップの座である「ギャングスタ」をもぎ取ろうと、新入生が動き始める。一人はナンパに明け暮れるイケ面の白石。もう一人は冷静さを失わないクリスチャンの赤星。対照的な二人は一対一の闘いで上級生を潰し、駒を進めていく。最後に勝つのは誰か!? 熱くて笑える青春ケンカ小説の傑作!

    試し読み

    フォロー
  • ぎゃんぶるハンター
    -
    人生は、ギャンブルだ! 30歳を契機に出版社を辞めた男・辺見真人。ある日、ひょんなことから大金を拾い、美女までが濡れ手で泡のごとくころがりこんだ。自分の博才とツキを信じ、本場マカオのカジノへ……。異様な雰囲気の中で、カジノ始まって以来のバカラの大勝負に挑んだ一匹狼のスリル。情け無用・虚々実々の駆け引きの結果は?
  • 偽薬
    4.0
    人命か、企業論理か? 夢の特効薬は毒薬なのか? 新薬開発の裏に渦巻く野心と葛藤。医療・企業の権力闘争を描く長編。製薬業界の裏側を抉る! ――大協製薬が社運をかけて開発した、脳梗塞の画期的新薬「DKー777」は、すでに臨床試験に入っていた。だが治療中の患者が死亡し、開発本部の野口は、新薬の重大な欠陥を発見してしまう。折しも社内では、創業者派と天下り社員派の権力闘争が激化していた。綿密な取材で新薬開発の裏側を描く、医療・企業小説。
  • 義友 男の詩
    値引きあり
    -
    神侠会前会長の法要の仕切りを巡り、会長代行の松原と若頭の青田が衝突。松原を慕う事務局長の美山が仲立ちに入る。だが青田は自らの会長就任を睨み、会の仇敵と縁談話を進め、勢力を伸ばそうとしていた。美山は組織崩壊を防ぐため青田を殺そうとする……。世間に恐れられ、煙たがられるほどに強くなる極道の絆を描いた日本版ゴッドファーザー。
  • 餃子ライスにどしゃ降り
    -
    1巻275円 (税込)
    27歳の雑誌ライターの青年の、天気予報では言わなかった不意の雨が結んだ二つの出会いを、季節の移り変わりとともに描いた短編小説。 27歳の雑誌ライターの青年の、天気予報では言わなかった不意の雨が結んだ二つの出会いを、季節の移り変わりとともに描いた短編小説。雨のベンチの前に立つ男に誘われて、漫画の原作を書くことになるライターの青年は、その出会いをきっかけに二人の女性と出会い、一年前の夏の出来事を思い出す。いつも二人前の餃子を食べる馴染の店。そこには、もう一つの雨の中の出会いがあり、心に掛かる小さな謎があった。 雨が降る街の中で、人は繋がったり、離れたり、意外な行動を取ったり、仕事になったり、この短い物語の中だけでも、様々に交錯する。雨が記憶を呼び覚まし、雨が出会いを演出するけれど、それもまた人生の断片の一つでしかない。読み終わると、一口餃子が食べたくなる、雨が降っていれば、尚更。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『珈琲が呼ぶ』(光文社)、『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)などがある。
  • 暁天の星
    4.0
    坂本龍馬に愛され、認められた男・陸奥宗光――。明治新政府では県知事などを務めるも、政府転覆を企てたとして投獄されてしまった陸奥。そんな彼の才能に目を留め、花開かせたのは、時の総理大臣・伊藤博文だった。外務大臣として入閣した陸奥は、日本を欧米列強に伍する国家にすべく奔走し、不平等条約の改正に尽力する。そして、日本の尊厳をかけて強国に挑まんとする陸奥を支え続けたのは、妻の亮子だった。本書は、著者が最期に「これだけは書いておきたい」と願い、病と闘いながら綴った長編小説。残念ながら未完ではあるが、著者の歴史作家としての矜持を感じ取れる貴重な作品である。陸奥宗光のその後は、解説の細谷正充氏が、連載中の著者の想いは、長女の涼子氏が紹介。坂本龍馬の姉を描いた短篇「乙女がゆく」を特別収録。
  • 行列のできる不思議な洋食店 ~土曜の夜はバケモノだらけ~
    3.5
    ある土曜の夜のこと。  空腹を満たそうと自宅を出た女子大生の山嶺結は、自宅近くの商店街にひっそりと建つ洋風家庭料理店『すずらん』の前に立っていた。 木製の扉には「会員専用時間帯です」と書かれたサインプレートがかかっている。  うしろからやってきた他の客と話すうち、なし崩し的に彼女は店に足を踏み入れる。  そこで結が目にしたのは、バケモノ――いわゆる怪物、幻獣、妖精などと言われる存在で満席の店内だった……。  あなたも『すずらん』で、愉快なバケモノたちと一緒に、美味しい料理に舌鼓を打ってみるのはどうだろう。
  • 魚影の群れ
    4.5
    津軽海峡を舞台に、老練なマグロ釣りの孤絶の姿を描く表題作。四国に異常発生した鼠と人間との凄絶な闘いの記録「海の鼠」。名人気質の長良川の鵜匠の苦渋を描く「鵜」など動物を仲立ちとして自然と対峙する人びとの姿を精密に描いた傑作小説四篇を収録した作品集。
  • 魚影の群れ
    5.0
    1巻495円 (税込)
    漁師・房次郎は娘の登喜子に懇願され、彼女の恋人・俊一を不承不承船に乗せるが……。津軽海峡を舞台に、老練なマグロ釣りの孤絶の姿を描く表題作。四国の小島に異常発生した鼠と人間の凄絶な闘いの記録『海の鼠』。他に、美味ゆえに養殖される新種のカタツムリをめぐる滑稽な顛末『蝸牛』、名人気質の長良川の鵜匠の苦渋を綴る『鵜』など、動物を仲立ちとした傑作小説四編を収録。

    試し読み

    フォロー
  • 玉蘭
    3.7
    女の中で何が壊れ、何が生まれたのか 東京の生活に疲れ、仕事も恋人も捨てて上海留学した有子。ある日、大伯父の幽霊が突然現れ…。過去と現在が交錯する異色の恋愛小説。 解説・篠田節子 ※この電子書籍は2005年6月に文藝春秋より刊行された文庫本の新装版を底本としています。
  • 漁港の肉子ちゃん
    4.3
    北の港町。焼肉屋で働いている肉子ちゃんは、太っていてとても明るい。キクりんは、そんなお母さんが最近恥ずかしい。肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描いた、勇気をくれる傑作。
  • 魚葬
    4.0
    銀座の女子大生ホステスの杉村加代は、中堅製薬会社の社長秘書に転身した。だが、それは表向きで実は女を武器にした“特殊接待”が本業であった。ところがある日、ワンマン社長の竹越と秘書課長の中条の不審な行動に気づく……。人間関係の深層を抉る表題作をはじめ、キャッシュカードで、全財産を引き出された男が少女誘拐を計画する「神の怒色」。嫁と姑の憎悪を描いた「鬼子母の末裔」など森村傑作短編5編を収録。
  • 魚雷艇学生
    3.7
    予備学生として魚雷艇の訓練を受け、のちに特攻志願が許されて震洋艇乗務に転じ、第十八震洋特攻隊の指揮官として百八十余名の部下を引き連れ、奄美諸島加計呂麻島の基地に向かう。確実に死が予定されている特攻隊から奇跡の生還をとげた著者が、悪夢のような苛烈な体験をもとに、軍隊内部の極限状況を緊迫した筆に描く。野間文芸賞、川端康成文学賞を受賞した戦争文学の名作。
  • ぎょらん(新潮文庫)
    4.4
    人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。地方都市の葬儀会社に勤める元引きこもり青年・朱鷺は、ある理由から都市伝説めいたこの珠の真相を調べ続けていた。「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。文庫書き下ろし「赤はこれからも」収録。(解説・壇蜜)
  • ギリギリ
    3.7
    脚本家の卵である健児は、同窓会で夫と死別したばかりの瞳と再会し、彼女のマンションに居候する形で再婚。前夫の不倫相手や母親など、大切な人を失った彼らが織りなす奇妙な人間関係の行方は?
  • ギリシア人の愛と死
    -
    トロイア戦争とオデュッセウスの流浪の物語ーースパルタの女王とトロイアの王子の不倫の恋が、戦争の発端となった。憎悪、好色、策謀、友情、生の渇望と死への恐怖に満ちた10年戦争の果てに、トロイアは滅び、英雄たちは死に、オデュッセウスは故国まで20年もの流浪の旅を送る……。運命に操られ翻弄される人間の姿は、現代の人間ドラマそのものではないだろうか。
  • ギリシアの英雄たち
    5.0
    神託どおり実の父を殺し、実の母と婚姻をむすんだオイディプス王の、無惨な最期。夫の裏切りにわが子の命を賭けた、王女メディアの慟哭。『ギリシアの神々』につづいて、ギリシア悲劇の原典をやさしくひもとく、常識としての英雄伝。栄光の陰にうずまく呪いと裏切りの世界を甦えらせる人間劇場。
  • ギリシアの神々
    3.5
    ギリシア神話を知りたいあなたへ! ーー愛の物語・ギリシア神話を生き生きとやさしく書下ろす。絵画・彫刻・オペラなどの西洋芸術に接したり、外国人と会話を交わしたりする時に必要とされる「常識としてのギリシア神話」。若い世代のために、さまざまな愛の物語の宝庫としてその面白さをストレートに伝える必携の1冊。
  • 誾(ぎん)
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    大友宗麟の家臣、戸次道雪のひとり娘、立花誾千代(ぎんちよ)は、幼い頃から男勝りで武芸に秀でていた。父の跡を継いで女城主となり、目指すは最強の女武将だったが、高橋紹運の嫡男、統虎に懇願され、妻として生きる覚悟を決める。だが、立花家を継いだ統虎とは子を生さぬゆえ、不仲がささやかれていた。実は統虎は、愛しても無駄だと知りながら、それでも妻をひたむきに愛し、誾千代も必死にそれに応えようとしていたのだ――。
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)
    3.4
    極端に臆病な幼い有里の初恋の相手は、文房具屋で買った銀のステッキだった。アニメの魔法使いみたいに杖をひと振り、押入れの暗闇に銀の星がきらめき、無数の目玉が少女を秘密の快楽へ誘う。クラスメイトにステッキが汚され、有里が憎しみの化け物と化すまでは……。少女の孤独に巣くう怪物を描く表題作と、殺意と恋愛でつむぐ女子大生の物語「ひかりのあしおと」。衝撃の2編。
  • 銀色の絆
    3.8
    1巻1,699円 (税込)
    栄光を勝ち取るか、無残に打ちのめされるか、これはもう遊びではないのだ――。夫の浮気が原因で離婚、娘の小織とともに実家のある名古屋へと転居し、無気力な日々を送っていた藤里梨津子だったが、フィギュアスケートの名コーチに小織の才能を見出され、娘を支えることに生きがいを感じ始める。「藤里小織の最大の伸びしろは、あなたにあると思ってます」とのコーチの言葉に、娘のためにすべてを懸ける決意をする梨津子。スケートクラブ内の異様な慣習にとまどい、スケート費用の捻出に奔走し、さらには練習方針をめぐってコーチとの間で軋轢が生じるのも厭わず、娘のことだけを考えてクラブの移籍を強引に進める――そんな母の姿に葛藤を覚える小織ではあったが、試合での成績も次第に上がっていき、やがて……。母娘の挑戦は、実を結ぶのか?母と娘の絆をテーマにした、著者渾身の長編小説。『犯人に告ぐ』『クローズド・ノート』をしのぐ興奮と感動!

    試し読み

    フォロー
  • 銀色の牙
    -
    影の多い国際都市・香港――そこでは、国籍は何の保証にもならない。日本商社の駐在員・越見は、ある日、友人のジョニイ劉が、アパートで殺されているのを発見した。間もなく、ヨットの遭難で話題になった男たちが、つぎつぎに殺される。そして、阿片窟の常連、元日本軍参謀、暗い過去のある大貿易商、美貌の女画家などの、もつれた糸のような動きに巻き込まれた越見にも、黒い殺人者の手が伸びてきた……。サスペンスに富んだ巧緻な物語の中に、落し穴を持つ現代の人間関係をさぐった、この野心的な長篇は、行動派の作者が華麗な才質を注いだ本格小説である。
  • 銀色のステイヤー
    4.0
    非凡な力を秘めながらも気性難を抱える競走馬・シルバーファーンが、 騎手、馬主、調教師、調教助手、牧場スタッフ、取り巻く人々の運命を変えていく。 === 北海道・日高の競走馬生産牧場で、「幻の三冠馬」と呼ばれた父馬・シダロングランの血を引いて産まれたシルバーファーン。 牧場長の菊地俊二は、ファーンの身体能力に期待をかけつつも、性格の難しさに課題を感じていた。この馬が最も懐いている牧場従業員のアヤが問題児であることも、悩みの種である。 馬主となったのは、広瀬という競馬には詳しくない夫人。茨城県・美浦にある厩舎を擁する二本松調教師とともに牧場を見学に訪れ、ファーンの購入を決めた。不安を覚える調教助手の鉄子(本名:大橋姫菜)に、二本松は担当を任せることを告げる。 ファーンは、俊二の兄である菊地俊基騎手とのタッグで、手のかかるヤンチャ坊主ではあるものの順調に戦績を重ねていくが、あるレースで事故が起こり……。 手に汗握る競走展開、人と馬の絆。 わずか数分のレース時間には、全てが詰まっている。 「――それでいいよ。最高だ、お前。」 一頭の馬がこんなにも、人生を豊かにしてくれる。 『ともぐい』で第170回直木賞を受賞した著者による、感動の馬物語!
  • 銀色のボーイ
    -
    ●STORY:長女だけれど「妹」の中崎詩子は、チャランポランな「おにいちゃん」を甘やかす両親に不満を抱く17歳。現実を冷静に読み切る、ガンコでダサめな日々を送っている。そんな詩子が兄に拝みたおされて引き受けた冬休みのアルバイトは、有名アイドル事務所の雑用係。芸能界に無関心な詩子は、高い時給だけが目当てだったのだが。なぜか所属バンドのボーカリスト、萩原流音に気に入られて、マネージャー役を命じられてしまう。チャラいと小バカにしていた流音が、実はマジメで才能あふれるアーティストであると知って、詩子はカレに恋をする。タレントとスタッフの交際NGなのに、流音は平気で詩子に愛を告白!! この状況、マジでヤバいんじゃね!? ●作品MEMO:昭和63(1988)年1月新刊だが、書店売りは前年12月だった、花井愛子の講談社X文庫ティーンズハート第10作。新年からのオモシロ企画として、これまでのオマケあとがきに加えて“読者のおたより紹介”ページの見開き『花井愛子のかつをぶしクラブ』の展開をスタートさせている。一般的に出版界では「ふざけすぎ」とボツになるアイデアだが、当時の担当編集者が“遊び心”に理解があったため実現したもの。ティーンズハートのブーム、花井愛子のブレイク要因のひとつは、こうした型破りなスタイル、自由かつ新鮮なアプローチにあったと言える。令和電子版の“あとあとがき”も同じ方向性での書きおろし。新オマケも、ぜひぜひお楽しみに!! ●WELCOMEBACK:講談社X文庫ティーンズハート電子版では「WELCOMEBACK」をキーワードに昭和平成のヒット作品を順次収録、展開予定。その第1弾配信が、花井愛子の10作『1週間のオリーブ』『山田ババアに花束を』『またたびハウスSTORY』『ジュリエット宣言』『恋電話』『星の恋人たち』『10月のパイナップル』『恋曜日』『淡雪ロマンス』『銀色のボーイ』の同時配信。各作品への感想コメントや今後のラインアップ希望など大歓迎!! ぜひぜひお寄せください。  ●関連アイテム:『ときめきイチゴ時代〈ティーンズハートの1987-1997〉』『ムダな金はつかうな!』『ハナイ式ちょびっとダイエット〈50歳でもラクラクまにあう〉』
  • 銀色のマーメイド
    4.5
    あの「マカン・マラン」の原点がここに! 人気キャラ・シャールさん初登場作品です。 自分の泳ぎばかり考え、周囲に興味がなかった龍一。しかし主将で幼馴染みのタケルがいなくなったことで退部者が相次ぎ、水泳部は降格の危機を迎える。残ったのは「プール好き」のアニオタ&水中歩行要員のみ。部の存続のため部員集めに奔走する龍一は、市民プールで水中を滑降するように泳ぐ“人魚”を見つけた。それは同じクラスの謎めいた美少女・雪村襟香で……? 『快晴フライング』改題
  • 銀花の蔵(新潮文庫)
    4.2
    私は、この醤油蔵の当主になる! 大阪万博前夜。父の実家である奈良の由緒ある醤油蔵で暮らすことになった少女、銀花。蔵を切り盛りする祖母の多鶴子ら一家に馴染もうとするが、母の盗癖、祖母と父の不仲、自らの出生に関する真実に悩む。やがて成長し蔵を継ぐため奮闘する銀花は、一族の秘められた過去を知ることに――。家業に身を捧げ、新たな家族を築く女性の半生を力強く描く長編小説。(解説・大矢博子)
  • ギンカムロ
    3.9
    花火には、二つしかない。一瞬で消えるか、永遠に残るか。幼い頃、花火工場の爆発事故で両親を亡くした昇一は、高校を卒業後、一人東京で暮らしていた。ある日、祖父から電話があり、四年ぶりに帰郷する。そこには花火職人として修業中の風間絢がいた。十二年前に不幸な出来事が重なった。それぞれが様々な思いを抱え、苦しみ、悩み、葛藤していく。花火に託された思いとは――。希望と再生の物語。
  • 銀河食堂の夜
    値引きあり
    4.1
    ひとり静かに逝った老女は、愛した人を待ち続けた昭和の大スターだった(「初恋心中」)。 運に見放され、母親を手にかけてしまった息子の心に残る母の言葉(「無器用な男」)。 あの戦争で飛び立った青年が聴いた「最後の曲」に込められた想い(「ぴい」)。 ……謎めいたマスターが旨い酒と肴を出す飲み屋を舞台に繰り広げられる、不思議で切ない物語。
  • 銀河鉄道の彼方に
    4.0
    ジョバンニのお父さんは宇宙飛行士だ。「宇宙の果て」に関する秘密を明かした直後、いくつもの謎を残したまま、宇宙船から通信を絶って失踪してしまう。ある日、ジョバンニは目を覚ますと、なぜか古い鉄道の車中だった。そして父を追い求め、時空を超えて旅に出る――。宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を大胆に換骨奪胎した傑作! 時代のオピニオンリーダー高橋源一郎の新たな代表作。
  • 銀河鉄道の父
    4.4
    第158回直木賞受賞作、待望の文庫化! 『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など数多くの傑作を残してきた宮沢賢治。 清貧なイメージで知られる彼だが、その父・政次郎の目を通して語られる彼はひと味違う。 家業の質屋は継ぎたがらず、「本を買いたい」「製飴工場をつくってみたい」など理由をつけては、政次郎に金を無心する始末。 普通の父親なら、愛想を尽かしてしまうところ。 しかし、そんなドラ息子の賢治でも、政次郎は愛想を尽かさずに、ただ見守り続ける。 その裏には、厳しくも優しい“父の愛”があった。やがて、賢治は作家としての活動を始めていくことになるが――。 天才・宮沢賢治を、父の目線から描いた究極の一冊。
  • 【語注付】銀河鉄道の夜
    4.1
    【語注付】青や橙色に輝く星の野原を越え、白く光る銀河の岸をわたり、ジョバンニとカムパネルラを乗せた幻の列車は走る。不思議なかなしみの影をたたえた乗客たちは何者なのか? 列車はどこへ向かおうとするのか? 孤独な魂の旅を抒情豊かにつづる表題作ほか、「風の又三郎」「よだかの星」など、著者の代表的作品を6編収録する。
  • 銀河鉄道の夜
    3.8
    ――永久の未完成これ完成である――。自らの言葉を体現するかのように、賢治の死の直前まで変化発展し続けた、最大にして最高の傑作「銀河鉄道の夜」。そして、いのちを持つものすべての胸に響く名作「よだかの星」のほか、「ひかりの素足」「双子の星」「貝の火」などの代表作を収める。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 銀河で一番静かな革命
    値引きあり
    4.0
    外国に行ったことのない英会話講師のゆうき。長く新しい曲を作れていないミュージシャンの光太。父親のわからない子を産んだ自 分を責め続ける、ましろ。大事なことを決めるのはいつも自分以外。人生の終わりも、突然の「通達」で決められてしまった。でも最後 くらい「自分」を生きたい ――。単調な日々の景色が鮮烈に変わる、美しく切ない終末小説。
  • 銀河電燈譜
    4.3
    1巻1,281円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 銀河鉄道は何処へ走る。賢治と妹、死者の魂をのせて…妹としの魂の在り処を求め、夜汽車に乗り込んだ、賢治の心の旅を、降霊感覚で描く佳篇。
  • 銀河に口笛
    3.3
    昭和40年代。小学三年生の僕らは秘密結社ウルトラマリン隊を結成して、身の周りの事件に挑んでいた。そんなある日、不思議な力を持つ少年リンダが転校してきて――。懐かしくて温かい、少年たちの成長物語。
  • 銀河の図書室
    4.4
    1巻1,870円 (税込)
    「ほんとうの幸い」って、何だろう? 瑞々しく、愛おしく、胸に響く傑作青春小説! 県立野亜高校の図書室で活動する「イーハトー部」は、宮沢賢治を研究する弱小同好会だ。 部長だった風見先輩は、なぜ突然学校から消えてしまったのか。 高校生たちは、賢治が残した言葉や詩、そして未完の傑作『銀河鉄道の夜』をひもときながら、先輩の謎を追い、やがてそれぞれの「ほんとう」と直面する。 今を生きる高校生たちの青春と、宮沢賢治の言葉が深く共鳴する感動長編。
  • 銀河の森、オーロラの合唱
    4.0
    優しい愛があふれる天体系日常ミステリー 地球へとやってきた愛にあふれる宇宙人モーンガータと、北海道陸別町でともに暮らす少年少女が出会うちょっとだけ不思議な日常の謎。 オーロラの見える町、北海道陸別町へやってきた宇宙人アウロラ。 自らに向けられる愛情を「糧」に生きるモーンガータ星人は、同じ星の仲間だけでなく、地球人にも優しい。 そんなアウロラは事情を抱える子どもの母代わりとなっている。 日常で出会う謎を、科学の力と「愛」で解きながら成長していく子どもたちを描く青春小説。
  • 銀河のワールドカップ
    4.0
    1~2巻385~836円 (税込)
    花島勝は2ヶ月前から失業中。春、おだやかな昼下がり、不思議な三つ子がテニスをし、その脇では別の子供たちがミニサッカーを楽しんでいた。何気なくサッカーを見ていた花島だが、ひょんなことからその三つ子と試合に加わることに。しかし、子供の遊びだろうと高をくくっていたが、その三つ子のプレイは非常に高度なものだった。知らぬ間に真剣にボール蹴る花島。そう、彼は昔Jリーガーだったのだ。驚く子供たちは、花島に自分たちのコーチを依頼。彼は、子供たちと全国制覇を目指す決意をするが…。平成の「サッカー小僧小説」の決定版。
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に
    続巻入荷
    4.5
    1~4巻715~759円 (税込)
    南軽井沢の銀河ホテル。イギリス風の瀟洒な洋館の一角に、「手紙室」がある。室長の苅部文彦は、このホテルに居候する風変わりな男。彼の手紙ワークショップを受けると、なぜか心の奥のほんとうの気持ちが見えてくる。娘家族と最後の思い出作りにやってきた老婦人、秘密を抱えたまま仲良し三人組で卒業旅行にきた女子大生――銀河ホテルを訪れたお客さんが、好きな色のインクで、思い思いの言葉を綴る。手紙を書くことで己の人生を見つめ直し、人生と向き合う感動のシリーズ第1作!
  • 銀河を、木の葉のボートで
    値引きあり
    -
    1巻264円 (税込)
    自分ではどうにもならないできごとに見舞われたとき、ひとが見る景色はどう変わってゆくのか――。2001年の米国同時多発テロを機に、胸の中に芽生えた様々な想いを、ニューヨーク在住の著者が大切に綴った7つの物語。誰の身にも起こりうる人生の転機と、ささやかな奇跡を優しく掬いとった短編集。
  • 銀 行 員
    -
    堀友銀行得意先係の吉川は、隣りの丸和銀行窓口から現金を強奪し、それを新規開拓の口座として入金した。その異常行為を本人は全く記憶していなかった。……巨大企業による吸収合併の波にのみこまれる地方銀行。その中で神経を蝕まれていく行員の悲哀。――現代社会を懸命に生き抜く人間群を鋭く描き尽くす傑作集。
  • 銀行員の歩む「獣道」
    -
    1巻1,089円 (税込)
    「昭和」とは本当に“勢い”のある時代だったのか……。「どんな人でも暗い道よりも明るい道を歩きたい。だが、人として生きてゆくには誰も通ったことのない、暗くて、危険な獣道にも似た道を選んで進まざるを得ないこともある」(「まえがき」より)ままならないことも、理不尽なことも、「仕事」として生き抜いた男の自叙伝。今の時代「生きる」ことに迷うあなたに──。
  • 銀行 男たちのサバイバル
    4.0
    長引く不況下、不良債権処理は進まず、苦悩する銀行界。三洋銀行の同期3人は、重役のイスを目指しながら、日夜山積する問題に分刻みで追いまくられている。ある日、同期トップといわれていた支店長が過労で突然死した。相前後して、強力なライバル・富桑銀行との合併話が持ち上がる。推進派、反対派に分かれての、情報戦に裏工作、そして正面突破の奇策。逆転につぐ逆転の末、いったい誰が最後に勝ち組に残れるのか? 男たちの熾烈なサバイバルが始まった。
  • 銀行 男たちの挑戦
    -
    三洋銀行名古屋支店に銃弾が撃ち込まれたのに続いて、横浜支店長が撃たれた! 動揺が走る行内。対応に苦慮する総合企画部長は、頭取から、銀行生き残りを賭け他行との合併を極秘に計画するよう命ぜられた。だが頭取はもともと合併反対論者で、合併推進派を排斥して、いまの椅子に座ったのではなかったのか。そんななか虎視眈々と巻き返しをねらう元の首脳陣たち……。金融ビッグバン、不良債権と、激震下にある銀行に生きる同期三人の男たちの姿をビビッドに描く、シリーズ第2弾。
  • 銀行 男たちの報酬
    4.0
    週刊誌の特集記事に「危ない銀行」として、三洋銀行の名前が! しかも頭取の実名入り。激怒する頭取に、内密に事態の収拾を厳命された総合企画部長の長谷部は、大学時代の伝手を頼って、記事の差し止めに奮闘する。一方、同期の松岡は総務部長となり、悲願の取締役の座を手にした。そんな2人は頭取から、ライバル行・富桑銀行の精密な調査を命じられた。その意図は何か? 激動の銀行業界でなんとか勝ち組になるために、男たちは走りつづける。銀行シリーズの第3弾!
  • 銀行合併
    -
    合併のためなら、どんな手段を使ってもよいのか……。金融摩擦を避けるため、アメリカの銀行との合併を画策する大蔵省。女子行員を誘惑・利用する仕事屋。政財界にとり入る大物フィクサー。頭取の追放を企む若手専務。おぞましいほどに野望が交錯する。銀行内部に通ずる著者が、迫真の筆致で描く長篇問題小説。
  • 銀行ガール 人口六千人の田舎町で、毎日営業やってます
    -
    「こんな田舎から出ていって、いつか都会のモデルになる!」 そんな野望を持ちながら、神山銀行で営業として働く五十嵐吟子、24歳。だが、彼女の思いとは裏腹に今日もお客様から厄介な相談が舞い込む。戦前から続く雨漏り食堂の修繕費用融資から、リサイクルショップの立ち退き交渉、はては振り込め詐欺犯逮捕まで!? お客様がお困りとあらば義理人情と正義感にあふれる吟子はとにかく黙っていられない。スカッと爽快、地方銀行女子の奮闘ストーリー!
  • 銀行恐喝
    -
    北九州N県の地銀・西海(さいかい)銀行は、融資の停止などの業務の見直しを進めていた。そして頭取の久慈悟(くじさとる)は、取引先の怨みを買った。その一泊ゴルフは、闇の世界が仕掛けた罠だった。同伴ホステスのマリコと、裸で絡(から)んだ写真。久慈は嵌(は)められた。たった数葉の写真が、巨額の不正融資事件へとつながった。銀行と闇世界の拘(かかわ)り、銀行の旧弊な体質を、白日の下(もと)に晒した傑作。
  • 銀行疑獄
    -
    銀行が我が世の春を謳歌した時代は終わった。冬の時代を迎える各行は、地方自治体の指定金融機関の地位獲得を最後のターゲットとした。その指定は法律により一行と定められているため、銀行のメリットは計り知れない。自治体幹部への猛烈な裏工作、ライバル銀行との虚々実々の駆け引き――銀行間の暗闘を描く衝撃の企業小説!
  • 銀行狐
    3.3
    「正義? ある程度までいくと、政治力でねじ曲がるやつのことか?」 金と人情にまつわる傑作人間ドラマ五編。2004年講談社文庫刊『銀行狐』の新装版。 銀行には金と秘密と謎がある。いや時には、「狐」から頭取宛てに恐ろしい脅迫状が届いたり、金庫室から老婆の頭部が見つかることも――怨みを買うことは日常茶飯事、となれば犯人像もまた多岐にわたる。動機は金の怨みか、憎しみか、悲しみか。日常に亀裂が走り、平凡な人間に魔が差すときを描いたミステリー短編集全五編。
  • 銀行喰い
    -
    バブル景気の最中、30代の若さで建設コンサルタント会社を設立した鬼頭慶之介は、「不動産こそ、濡れ手で粟の商売」を信条に、地上げに野心を燃やす。暴力団、仕手集団など闇世界の人間との絆を深めながら、都市銀行のなかでももっとも利益追求に貪欲な御堂銀行をメインバンクにして、経済界に乗り込むが……。銀行と企業の暗部を描いた衝撃のドキュメント・ノベル。
  • 銀行告発 新装版
    4.0
    大日朝日(だいにちあさひ)銀行広報グループにかかった一本の電話。暴力団がからんだ不正融資の告発だった。電話を受けた峰岸貴之(みねぎしたかゆき)は、反社会的取引解消の特別任務を命ぜられた。合併再編によって生まれたメガバンクの派閥争いに振り回されながら、峰岸が「巨悪」に挑む! 実際に広報部員として不祥事に対応した著者が、正義感溢(あふ)れる中堅バンカーの奮闘を描いた意欲作!(『統治崩壊』改題)
  • 銀行支店長、泣く
    4.3
    創薬投資に絡んで発生した不審死事件。銀行支店長が謎に挑む! うなばら銀行浜田山支店の金庫室で、若手行員・神崎進介の自他殺不明死体が発見された。数々の不祥事から銀行を救ってきた貞務定男に、頭取の久木原から同支店の立て直し要請が下る。明らかになるのは、職場内パワハラや、神崎の不可解な言動。そこへ同行ファンドが手掛ける創薬ビジネスのキーマンである若手研究医と神崎との奇妙な関係が浮かび上がり…!? 【目次】 1章 転勤 2章 疑心 3章 研究者 4章 創薬 5章 暗雲  6章 懊悩 7章 進展 8章 殺人 9章 深い闇 10章 血の涙
  • 銀行消失
    -
    ポスト・バブル――。長期不況下、巨大化する不良債権に呻吟する金融業界。リストラの限界に挑む都銀にひろがる、救済合併や倒産整理の噂。今やそれが現実となった。神話を覆す「銀行倒産」を予見し、業界再編の極秘プランを描く、迫真の銀行小説。現役の銀行監査役の著者が、業界内部から描いた話題の長編。
  • 銀行消滅
    -
    「銀行冬の時代」を迎えた。東京に本店を持つ大友銀行、その頭取、大友尚久は、突然に大蔵官僚の意思決定として、金融再編成の話を聞かされた。具体的には、東京に地盤作りを目指す関西のライバル銀行への吸収合併を意味していた。その場では、何の条件も出さずに「了承」を装った大友であったが……!? 醜くも権謀術数の限りを尽くす、新銀行誕生の裏側を敢然と描破!
  • 銀行人事抗争
    -
    会長が倒れた! 派閥抗争の嵐が激化する! 実力会長発病の噂は疑心を呼び、男たちのサバイバル戦が始まる……。中堅都市銀行の実力会長の自宅に、銃弾が射ち込まれた。行内では、超ワンマン会長の老いを横目に見て、重役たちの派閥抗争が表面化した。行外勢力も加担して、経営破綻の不気味な足音が間近に迫る。メンツと建前に縛られ、いたずらに手をこまねく銀行と、そこに巣食う人々を活写した傑作。<『浮沈に賭ける』改題作品>
  • 銀行大統合 小説みずほFG
    3.5
    三行統合なら生き残れる! 第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の各トップは世界でも例のない大再編に向け猛スピードで走り出した。困難な調整や会談の内幕など、最後の決断までの日々を圧倒的な情報量とリアリティで描いた実名企業小説。その後の迷走と再生のドラマも収録した完全版。(講談社文庫)
  • 銀行淘汰
    -
    北海道拓殖銀行、山一證券の破綻を迎え、金融危機は極まった。これから銀行・証券界に淘汰の嵐が吹き荒れるのか……。和洋銀行合併を巡る、最大手の帝都銀行・荒牧頭取と友井銀行・大友会長の暗闘。それは巨大銀行のサバイバル・ゲームだ。現実の死闘をシミュレーションした、迫力満点、話題の書。バブル崩壊、金融危機の一歩先を読む本!<『第三の取締役』改題作品>
  • 銀行頭取(上)
    -
    1~2巻770円 (税込)
    巨大銀行のワンマン頭取が、老人ボケに! 次期頭取の椅子を狙い、幹部たちが動きだす。盗聴・誘惑・罠……泥沼化する権力争い。権力への執念は、人間をこうも変えるのか。望月竹盛は思い迷いながらも、すでに引き返せないところまで来ているのを感じた。「えい、行くのみだ!」――銀行内部に展開する権力の知られざる醜い実態=ドラマを描く長篇小説。<全2巻>
  • 銀行取付
    -
    稲荷銀行は規模は小さいが、その地方に競合する大手の支店がないため、経営基盤は安定していた。ところが突然、潰(つぶ)れるらしいという流言蜚語(ひご)が拡がった。群集心理による取付騒動は、収拾のつかない事態へ発展した。噂の発信源は? どんな意図が秘匿(ひとく)されていたのか?(表題作)。経済企業小説の傑作集。
  • 銀行籠城
    3.1
    うだるような猛暑の七月十五日午後三時、あさがお銀行中野支店で惨劇は起こった。閉店寸前の行内に押し入った男が、男性客と案内係を次々に射殺。人質にとった行員と客を全裸にし、籠城した。何ら具体的な要求をせず、阿鼻叫喚の行内で残虐な行為を繰り返す男。その真の目的とは何なのか? 現代社会の歪みを描ききったクライムノベルの最高傑作!
  • 銀狐は死なず
    -
    1巻1,870円 (税込)
    俺を嵌めたのは誰だ―― 血煙りと硝煙たちこめるクライムサスペンス開幕! 孤高の犯罪者《銀狐》最後の仕事を複雑に絡み合った糸が襲う 昔気質の犯罪者、通称『銀狐』。「殺さず・弱者からは奪わず」を貫いて仕事をしていたが、防犯技術の発展に対応できず、最後に大仕事をして引退すると決意。馴染みの情報屋から、あるヤクザが巨額の現金を移送するという情報を仕入れ、強襲の策を練る。作戦は成功したものの、現金輸送車の中は空だった。後日、銀狐によって警備員たちが殺害されて現金が奪われたという噂が流れ、情報屋も殺害されてしまっていた。現金を狙う複数の追っ手が迫るなか、無国籍少女の<野良>となりゆきでコンビを組み、自分を嵌めた者たちを探し出し、復讐を果たすことを誓う。
  • 銀婚式(新潮文庫)
    3.7
    証券会社のNY本部で多忙をきわめていた高澤は、妻との関係が壊れ離婚。会社も破綻する。再就職先で直面した、華やかなキャリアなど通用しない中堅損保の厳しい現実。再び転職した地方の無名大学で、都落ちの寂寥感に沈む高澤の前に現れたのは、学部長秘書の清楚な女性だった……。低迷する日本経済を背景に、もがきながら生きるビジネスマンの仕事と家族を鮮烈に描き、万感胸に迫る傑作。(解説・藤田香織)
  • 銀座化粧
    -
    1巻275円 (税込)
    二人の女性の持つ膨大な情報量がそのまま物語になる 銀座のガス燈通りにあるグリルで待ち合わせた二人の女性は、「鴛鴦(おしどり)道中」や「裏町人生」といった、演歌以前の昭和歌謡をレパートリーとするデュエット。これからホステスの仕事に出る美江子も、同級生の美容師にヘアメイクを施してもらった由加里も、2019年現在の流行の濃過ぎないメイク姿です。彼女たちは食事をしながら、「祇園小唄」「銀座化粧」などをレパートリーにしようかと打ち合わせをして別れます。同居している彼女らは、夜に四谷三丁目の集合住宅で、会話を再開。彼女たちの持つ膨大な情報量がそのまま物語になる構成を楽しんでください。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
  • 銀座琥珀屋雑貨店 神様と縁結び
    3.5
    時は大正。わけあって東京に逃げるように出てきた18歳の弓子(ゆみこ)は、自立した女性に憧れて張り切って仕事を探すも、門前払い続き。 そんな折、銀座の裏路地の小さな欧風雑貨店の求人を見つける。 ガラス小物などが所狭しと詰め込まれた、宝石箱のようなその店――琥珀屋雑貨店は、美しいが傲岸な店員・間 靖之(はざま・やすゆき)と、彼にかしずく店主の秋成伊三郎(あきなり・いさぶろう)という妙な男性2人が営んでいた。 商品に“縁結び”の力が宿るという不思議なこの店で働く中で、弓子は「縁」をめぐる不思議な事件に出会い、大切な想いを知っていくことに……。 孤独な神様と訳あり少女。一生ものの、運命の恋と縁の物語。 切なくも温かい、大正お仕事ファンタジー!
  • 銀座「四宝堂」文房具店
    4.2
    1~6巻770~803円 (税込)
    いつまでも涙が止まらない――。 銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。 店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯。硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。 両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。 困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。 いつまでも涙が止まらない、心あたたまる物語。
  • 銀座千と一の物語
    3.5
    銀座は、すべてを教えてくれる―― だれもが憧れる街、銀座。そこには恋も、挫折も、野心も、生きがいもある。 なにかを期待するから、この街に男も女も引き寄せられ、なにかが起きるから、人生は彩られていく。 銀座は、何気ない日常の中の特別な舞台――。 「銀座百点」で好評連載された33のショートストーリーに、撮り下ろしの写真を多数収録。 宝石箱のような一冊。
  • 銀座ナミダ通り(電子復刻版)
    -
    ホステス“三、七、十三”説を御存知か。ホステスになって三年なら結婚でやめていく。マダムに納まるのはだいたい七年目。十三年に及ぶホステスは、結婚運にもマダム運にも恵まれない、というのだ。銀座のクラブに勤める長沼陽子は、この説どおり、この道七年目にして、店を持たないかと誘われた。しかもナミダ通りの別名をもつ銀座の一等地・並木通りの新築ビルに、だ。女の手練手管の出世譚。

    試し読み

    フォロー
  • ぎんざより愛をこめて
    -
    1巻440円 (税込)
    中高生に大人気のテレビ番組『ぎんざ・NOW!』に突如登場してきた、美人で巨乳の高校一年生・鳩山由宇子。可愛いけど何か不思議。なんと由宇子は高校生のストリッパーだとか!?

    試し読み

    フォロー
  • 銀将の奇跡―覇王の譜2―(新潮文庫)
    4.4
    四冠を誇る絶対王者、北神仁。底辺から駆け上がった直江大はその牙城に挑む。剛力英明は旧友との新たな関係に踏み出し、トップ女流棋士の江籠紗香は奨励会で苦悩する。そのような中、“孤剣”の異名で知られる直江の師匠、師村柊一郎が棋風を変え、ファンをどよめかせた。師村もまた北神からタイトルを奪おうとしていた。文学賞二冠に輝く前作を凌駕する史上最強の将棋エンターテインメント。(解説・村上貴史)
  • ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話
    -
    1巻1,144円 (税込)
    子どもにも大人にも地球環境の大切さを改めて教えてくれる一冊。 「棲みにくくなったよ。人間は邪魔しないでおくれ」 カラスさんもカマキリさんも黒猫さんも、 生きものたちはどこか人間を嫌っているようです。 畑仕事をしながら、ぎんちゃんは一生懸命生きものたちと交流を深めていきます。 そして、仲良く共に生きていくために、 みんなで田舎の自然の中に夜逃げしますが……。

    試し読み

    フォロー
  • ぎんちゃんの生きとし生けるものとの対話―里山の生活編―
    -
    1巻1,144円 (税込)
    ぎんちゃんが、多くの人に知って欲しいと思っていることは…… 「生き物たちと共存できる人間の謙虚さ」なのかもしれません。(「はじめに」より) 里山の生き物たちは人間をどう思っているんだろう。 どうやったらうまく共存できるのかな? 生き物たちが嘆く棲み辛さと、人間の生き辛さ、 その想いを共有した先に地球の未来があるのではと考えたぎんちゃんは――。

    試し読み

    フォロー
  • 銀の朝、金の午後
    5.0
    浮気な夫と死別してお楽しみはこれからの初代・67歳、如才ない話術で世渡り上手の未亡人トヨノ・70歳、定年まで独身をつらぬいて働いてきた春子・65歳。ひとり暮らしの女たち三人が集まれば、噂話に花が咲く。老いらくの恋、他人の遺産の行方、健康のこと……。本音を出したり隠したり、好奇心旺盛な彼女たちの行くところ、話題と事件にはことかかず。コミカルで、ちょっぴり切ない女の友情物語。
  • 銀の匙
    5.0
    中勘助による自伝的小説。本棚の抽斗の小箱の中にあった銀の匙。それは少年の日の懐かしい思い出であった。伯母の愛情いっぱいに育てられた幸せな日々。移り変わる自然や動物、植物を少年は驚きの眼で観察する。しかし幼い頃から虚弱で知恵遅れ、人見知りで憂鬱な性格だったが、やがて小学校に入り、いやいやながら他の人たちとの関わるようになっていく。瑞々しい感性豊かな描写と味わい深い文章に夏目漱石も絶賛したと言われる。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 銀の匙
    4.0
    1巻484円 (税込)
    書斎の小箱に昔からある銀の匙。それは、臆病で病弱な「私」が口に薬を含むことができるよう、伯母が探してきてくれたものだった。成長していく「私」を透明感ある文章で綴った、大人のための永遠の文学。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 銀の庭
    -
    京都の名刹・聚閣寺の住職・栂春泉には、貞淑な妻と美しい2人の娘とがあった。ある年の5月、アカ新聞が誤解に満ちた筆で、春泉の私行を暴露した。寺の金を横領して、先斗町の女にバアを経営させているというのである。それは、燈全寺派法類間の政治的な争いの材料にされ、栂一家は蟻地獄に突き落とされた。事件の成り行きを通して、それは次第にあきらかになった。そして「法衣を着たけもの」の爪は、春泉の娘・圭子にも迫った。……慈悲の法燈の影にひそむ俗臭と本能とを執拗に追求し、そこに散る花びらの哀切な美しさを描いたこの連作は、水上文学を象徴する野心作である。
  • 銀の船と青い海
    4.5
    萩尾望都が奏でる麗しい童話二十七編。一九七〇~八〇年代の貴重なカラーイラストを八十ページにわたり五十点掲載。七〇年代に執筆した幻の二作品「少女ろまん」「さなぎ」も初収録。
  • 銀のみち一条(上)
    値引きあり
    4.3
    1~2巻515~737円 (税込)
    千二百年もの間、日本に銀をもたらし近代鉱業の中心となった生野銀山。その但馬の地に生まれつき、明治の時代を生きた三人の女がいた。東京帰りで名士の娘、咲耶子。町一番の美貌で芸妓の芳野。気立てがよく真っ直ぐな女中の志真。彼女たちの胸の中には、生涯忘れられない男として刻まれた、孤独な坑夫、雷太──。激動の変革期、恋と夢に魂を燃やした、名もなき人々の感動大河ロマン。
  • 銀の夢 オグリキャップに賭けた人々
    5.0
    一頭の馬に魅せられ、人生の夢を託した人々の熱い想いを綴る講談社ノンフィクション賞、JRA(日本中央競馬会)賞馬事文化賞受賞作品。名馬オグリキャップの生涯を著者自らの足で丹念にたどり、見つめ、語り合って綴る渾身のルポルタージュ。これほどまでに私たちの心を捉えた馬が今までいただろうか。
  • 銀の夜
    4.0
    女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューした3人の女性。30代半ばとなった現在、人生のピークは10代だったと懐かしむ毎日を送っている。夫に浮気されたり、自らの見果てぬ夢を娘に託したり……など、日常は冴えない。そんな毎日にひょんなことからあるミッションが舞い込み、3人はまた図らずも力を合わせることに……。人生と本当に向き合い始めた大人女性たちの「生きる手応えとは?」を描いた話題作。
  • 銀盤のトレース
    3.7
    1巻528円 (税込)
    名古屋でフィギュアスケートに打ち込む小6の竹中朱里。だが、レッスン費用がかさむスケートを辞めさせたい両親に「バッジテストで5級に受かるか、県大会で3位以内に入らない場合はクラブを辞める」という条件を出される。バッジテストに落ち、県大会でも大きなミスをし、絶体絶命の朱里に、スケート連盟からある提案がなされて……。氷上の妖精にあこがれ、熾烈な競争をくぐり抜けていく少女たちの日々を活写。緻密な取材に基づき、フィギュア王国・愛知県を舞台に描いた<リアルなフィギュアスケート小説>!
  • 銀盤のトレース age15 転機
    3.9
    中三の秋、竹中朱里は試合中のジャンプの失敗で足首を骨折。しかし数カ月のリハビリ期間に猛勉強し、フィギュア王国・名古屋でも屈指のスポーツ強豪進学校に合格した。学内のフィギュアスケート部でライバル達と切磋琢磨の日々を送るが、怪我で芽生えた恐怖心を拭うため、ある重大な決断をする――。競技と勉強の両立、家族やコーチ、仲間との関係などを活写した青春フィギュアスケート小説の傑作!

    試し読み

    フォロー
  • 銀盤のトレース age16 飛翔
    3.6
    高1の秋、中部ブロック大会で優勝した竹中朱里は2カ月後、全日本ジュニア選手権大会へと駒を進めていた。世界ジュニアの出場権がかかった試合当日、朱里は体調を崩し、スケート靴のトラブルにも見舞われ、絶体絶命のピンチに。ところが、演技中に朱里の取った行動は周囲をあっと驚かせる……。スケート少女の苦悩と成長を活写する人気シリーズ続編!

    試し読み

    フォロー
  • 銀盤のフラミンゴ
    -
    1巻880円 (税込)
    第17回ノベラボグランプリ最優秀賞受賞作品! 幼いころから続けてきたフィギアスケートで大きな壁にぶつかり、スケートを続けるか悩む少女ダーリーン。 そんな中、幼馴染のスコットから誘われ、スコットの姉のランディと3人でモンタナのイエローストーンにキャンプに行くことに。 アメリカの広大な自然を舞台に、繰り広げられるティーンエージャーの青春劇。 スケートを教えてくれたお母さんはこんなことを言っている……。 「スケートってね、小さな銀盤の箱庭で、ルールなんていう不自由さにもがきながら、必死に羽を広げて自由を表現するアートのようなものよ」
  • 銀縁眼鏡と鳥の涙
    無料あり
    4.0
    1巻0円 (税込)
    高校に入学して写真部に入った鳥山は、美人の栗田先輩に魅かれる。一方で、同じ中学だった充恵が、高校ではあんまり元気がないのも気にかかる。そして、中学時代は得意だったはずの写真が先輩たちからは「スナップだよね」と言われてしまい、いろいろ悶々とする高校生活を送る。そんなある日、栗田先輩がつまらないくらい地味な「写真の天才」浜崎先輩と付き合っていることを知り―?。青春小説の名手による、清々しくも濃密な短編小説。
  • 銀幕のメッセージ~女子大生 桜川東子の推理~
    3.0
    未解決事件を肴に盛り上がるバー〈森へ抜ける道〉。映画談義にも花が咲き、今宵も話は脱線しまくり。常連の山内、工藤、マスターの島、あわせてヤクドシトリオと、非凡な推理力を持つ東子らいつものメンバーに、「推理正解率100パーセント」を自称する映写技師の千木良悟も加わって、ダイイング・メッセージが関わる事件に挑む。驚愕の展開が待つシリーズ第7弾!
  • 欺(あざむ)きの訴(そ)~吟味方与力 望月城之進~
    4.0
    1~3巻660円 (税込)
    「殴ったことは間違いありませんが、殺しちゃいません」番頭殺しの疑いで捕らえられた政吉は、お白洲での吟味で、罪を真っ向から否認した。さらに、金貸しの藤兵衛夫婦を殺したことを訴えた。その騒動はすでに落着し、下手人は死罪に。だが、政吉の訴えは、真の下手人でなければ知りえないことだった。吟味方与力の望月城之進は、騒動の真相を探るため政吉を解き放った。
  • 銀木犀
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 銀木犀の繁の中には、ちょうど少年ひとりが身を屈めて休むことができる隠れ処があった…樹木に蔽われた古い庭に通う燈水のまえに現れた奇妙な少年は誰?降り続く雨の中、樹に沈みゆく燈水を描いた、文庫オリジナル作品。
  • 銀輪に花束を
    3.0
    1巻385円 (税込)
    ライディングはいくつもの対話で成り立っている……フリーホイールの金属音、コントロールレバーの操作感、景色や風切り音との対話。何よりも、自分との対話。そして自転車で出会う景色は、いつもどこか懐かしい。故郷の町で、旅先の自然の中で、巡り合う風景と小さな物語。人間に最も近い乗り物である自転車の上では、出会いも別れも、呼吸や鼓動と同じテンポで通り過ぎていく。早足で通り過ぎる時間の中から切り出された、いくつかの対話や物語を集めた、ショート・ストーリーの花束。その静かな片隅には、つねに一台の自転車がある。 ●斎藤純(さいとう・じゅん) 小説家。1957年、盛岡市生まれ。FM岩手在職中の1988年『テニス、そして殺人者のタンゴ』でデビュー。1994年『ル・ジタン』で第47回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2005年『銀輪の覇者』(早川ミステリ文庫)が「このミステリーがすごい!」のベスト5に選出される。岩手町立石神の丘美術館芸術監督、岩手県立図書館運営協議委員などをつとめている。
  • 銀齢の果て(新潮文庫)
    3.8
    増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いさせる「老人相互処刑制度(シルバー・バトル)」を開始した! 和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町には、もと自衛官、プロレスラー、好色な神父など「強敵」が犇めいている。刃物と弾丸が飛び交い、命乞いと殺し合いの饗宴が続く。長生きは悪なのか? 恐怖と哄笑のうちに現代の「禁断の問い」を投げかける、老人文学の金字塔! ※当電子版には文庫版掲載のカットは収録しておりません。ご了承ください。

最近チェックした作品からのおすすめ