教場の風

教場の風

2,200円 (税込)

11pt

3.8

中学受験も塾も、まったく未知の世界だった。
挑む子供たち、信じる教員たちの姿が心に残る。今野敏


「大切なのは『どこ』にではなく『どこか』に受かることだろう?」

二岡教場で中学受験組の担当だった曽谷は、生徒獲得至上主義の教場長の言葉に反感を覚えていた。
ある日、カンニング騒動に巻き込まれた曽谷は、グループでも屈指のエリート教場・北沢教場へと配置替えとなる。
指導のしがいがあると張り切る曽谷だったが、北沢教場には、最難関男子校を志望する宮井、気弱な性格ゆえに志望校に迷う松川、勝気な女子生徒戸畑など、気配り必須、寄り添い必須の悩める生徒が集まっていた。
「絶対合格」「より上の学校へ」を課せられた新人講師・曽谷は、彼らを合格させることができるのか。
加熱する中受を現役講師が描く、受験エンターテインメント。
第7回大藪春彦新人賞作家
鮮烈なるデビュー作

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    296ページ
  • 電子版発売日
    2024年12月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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教場の風 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    難解な表現もなく読みやすかった。最後に何か起こるわけではないけど、塾の先生もひたむきに生徒のことを思って仕事をしているんだなと思った。でも実際こんな先生ばかりではないけどね…。葉村は主人公の前の塾に行ったのかな?と思って読み進めてたけど全然違った笑 戸畑と宮井の合格発表まで書いて欲しかったなぁ

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    集団指導塾に講師として就職した曽谷。出来る生徒の自信のなさとか、日和る母親とか、辞めた出来る先生とか、悩みは尽きない。

    塾の先生を主人公にする珍しい小説。面白かった。国語を教える難しさをもっと教えて欲しかった。小学生にどうやって国語を教えるの?

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    小学生の塾の講師と、中学受験する子供達との話。主人公の成長物語かと思っていたら、新人ながら実力のある人で、それでもつまずいたり悩んだり、、、。絶対の正解などなくて、大切なのは選択する意思、というのは良くわかりました。栗沢兄弟のその後に触れてないので気になりました。

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    中学受験に挑む子どもたちの様子を、塾講師の視点から捉えている物語。「何を選ぶのが正解なのか誰にも分からない。大事なのは本人の意思」という言葉が心に残った。教育に関わる仕事をしているが、本当にその通りだと思う。その中で結果を出さないといけない大変な仕事だな、と思った。合格出来なかった知らせを聞いて、「

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    問題の意味とか考えたことない…
    この本の文章もゆっくり読まんと結構分からん
    でも無駄のない語りである
    小学生に勉強のやり方を教えるんだなあ
    勉強、苦手意識のあるままやってこなかったんだよなあ
    「やり方」ってものがあったんだろうなと、私の周りはやってなかったけどうちの地区から出て頭のいい地区に行った子

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語の主人公は、若手の塾講師・曽谷遼平。
    某大手進学塾「昴進学ゼミナール」に勤めてるが、入社2年目でいきなり大ピンチに。
    ある日、曽谷が受け持つクラスでカンニング騒動が起き、彼は責任を問われる形で「北沢教場」という、トップクラスの生徒が集まるエリート校舎に異動させられる。
    そこは、とても優秀な生徒た

    0
    2025年07月20日

教場の風 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    徳間書店
  • ページ数
    296ページ
  • 電子版発売日
    2024年12月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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